JP2000043818A - 紙おむつ用真空パック装置 - Google Patents

紙おむつ用真空パック装置

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JP2000043818A
JP2000043818A JP10209858A JP20985898A JP2000043818A JP 2000043818 A JP2000043818 A JP 2000043818A JP 10209858 A JP10209858 A JP 10209858A JP 20985898 A JP20985898 A JP 20985898A JP 2000043818 A JP2000043818 A JP 2000043818A
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disposable diaper
deaeration
pressing plate
pipe
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JP10209858A
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Akira Nakanishi
明 中西
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SAN ROLL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵩張りをなくしてごみ袋の数量を少なくし、
異臭や菌の発生を防止し、清潔かつ衛生的で、高齢化社
会および環境汚染の問題に貢献する。 【解決手段】 脱気パイプ53のフィルム56を真空パ
ック器1の吸気用ノズル22に挿入し、脱気パイプ53
を、紙おむつ52が収納された非通気性,かつ,熱溶着
可能な材料からなる袋51内に収納し、脱気パイプ53
の脱気孔55を、紙おむつ52の前端部の近傍,あるい
は紙おむつ52の中央部より後方に位置させ、真空パッ
ク器1の押圧板9を固定台4に当接し、袋51の開口端
部およびフィルム56の一端部を挟持して袋51を密閉
し、吸気用モータ13を駆動し、袋51内の空気を脱気
して真空状態にし、紙おむつ52を圧縮し、上,下の溶
着体18,47の圧接により袋51の開口端部およびフ
ィルム56の一端部を溶着するように構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙おむつを真空パ
ックする紙おむつ用真空パック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭あるいは病院において、幼児,
身体障害者,病気や事故等による介護が必要な成人およ
び老人の使用後の紙おむつは、そのままごみ袋に捨てて
いる。この紙おむつには汚物を吸収する分厚い吸収体が
設けられており、しかも、使用後の紙おむつの嵩さは使
用前に比して約2倍位に膨れて嵩高くなっている。ま
た、通常規定されたごみの収集日は週2回程度であり、
ごみの収集日まで(3.5日間)に溜まる紙おむつの量
は、成人および老人の場合、紙おむつを一人当たり1日
に5〜6回取り換えるため、30袋以上溜まる。これは
ごみ袋で2個半位になる。さらに、家庭内において、紙
おむつが収納されたごみ袋をごみの収集日まで保管する
と、放置されたごみ袋から異臭や菌が発生しやすく、介
護されている人は紙おむつが収納されたごみ袋の保管場
所に苦慮しているのが現状である。特に、国は在宅介護
を奨励しているため、今後家庭内での紙おむつの処理は
大きな問題になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように前記紙
おむつは、分厚い吸収体に加え、使用後の紙おむつの厚
さは使用前に比して約2倍位に膨れて嵩張り易くなって
おり、特に成人および老人の場合、1日に取り換える紙
おむつの量が多いため、ごみの収集日までに溜まるごみ
袋の数量が非常に多くなり、ごみの回収量も増大すると
いう問題がある。また、家庭内において、紙おむつが収
納されたごみ袋をごみの収集日まで保管した場合および
ごみの収集場所に放置した場合、いずれの場合も、ごみ
袋から異臭や菌が発生しやすく、不潔で不衛生であり、
使用後の紙おむつの処理は、在宅介護されている方には
大きな問題であり、これからの高齢化社会および環境汚
染の新たな課題とも言える。
【0004】本発明は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的は、嵩張りをなくしてごみ袋の数量を
少なくするとともに、ごみの回収量を低減し、家庭内あ
るいはごみの収集場所に保管されたごみ袋からの異臭や
菌の発生を防止し、清潔かつ衛生的で、在宅介護されて
いる方の負担を軽くし安心して介護できるようにし、こ
れからの高齢化社会および環境汚染の問題に貢献できる
紙おむつ用真空パック装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の紙おむつ用真空パック装
置は、脱気パイプのフィルムを真空パック器の吸気用ノ
ズルに挿入し、一端部にフィルタが設けられた脱気パイ
プを、紙おむつが収納された非通気性,かつ,熱溶着可
能な袋内に収納し、脱気パイプの脱気孔を、紙おむつの
前端部の近傍,あるいは紙おむつの中央部より後方に位
置させ、真空パック器の押圧板を固定台に当接し、袋の
開口端部およびフィルムの一端部を挟持して袋を密閉
し、吸気用モータを駆動し、袋内の空気を脱気して真空
状態にし、紙おむつを圧縮し、上,下の溶着体の圧接に
より袋の開口端部およびフィルムの一端部を溶着するよ
うに構成したものである。
【0006】また、本発明の請求項2に記載の紙おむつ
用真空パック装置は、一端部にフィルタが設けられた脱
気パイプのフィルムを、真空パック器の出状態の位置に
位置する吸気用ノズルに挿入して吸気用ノズルの端面に
脱気パイプの端面を当接し、非通気性,かつ,熱溶着可
能な袋の開口端を真空パック器の位置決め体に当接し、
脱気パイプを,紙おむつが収納された袋内に収納し、脱
気パイプの脱気孔を紙おむつの前端部の近傍に位置さ
せ,かつ,脱気パイプの他端部を紙おむつの中央部より
後方に位置させ、ロック機構により押圧板を固定台に当
接状態にロックし、押圧板および固定台にそれぞれ設け
られた両押圧部材により袋の開口端部およびフィルムの
一端部を挟持して袋を密閉し、吸気用モータを駆動し、
袋内の空気を脱気して真空状態にし、紙おむつを圧縮
し、制御部により吸気用ノズルを後方に移動して没状態
にし、脱気パイプの端面から吸気用ノズルの端面を離脱
し、上,下の溶着体の圧接により、袋の開口端部および
フィルムの一端部を溶着するように構成したものであ
る。
【0007】したがって、袋内の空気を脱気して真空状
態にすることにより、紙おむつを1/4程度に小さく圧
縮することができ、上,下の溶着体の圧接により、袋の
開口端部および脱気パイプのフィルムの一端部を溶着し
て真空パックするようにしたため、紙おむつと脱気パイ
プとが一体になった状態で廃棄することができ、紙おむ
つの嵩張りをなくしてごみ袋の数量を少なくすることが
できるとともに、ごみの回収量を低減することができ、
家庭内あるいはごみの収集場所に保管されたごみ袋から
の異臭や菌の発生を防止することができ、清潔かつ衛生
的で、在宅介護されている方の負担を軽くし安心して介
護できるようにし、これからの高齢化社会および環境汚
染の問題に貢献することができる。また、脱気パイプの
一端部に設けられたフィルタにより、紙おむつの汚物が
真空パック器内に吸い込まれることはなく、真空パック
器内は常に清潔かつ衛生的である。しかも、この発明の
問題点は、脱気パイプに汚物が付着したときであるが、
紙おむつと脱気パイプとが一体になった状態で廃棄する
ことで解決できるため、清潔かつ衛生的に介護すること
ができる。
【0008】さらに、本発明の請求項3記載の紙おむつ
用真空パック装置は、請求項1または2に記載の装置に
おいて、真空パック器に、紙おむつが収納された袋を載
置する載置台を設けたものである。したがって、載置台
に紙おむつが収納された袋を載置した状態で、袋の開口
端を固定台と押圧板の間に位置決めすることができるた
め、紙おむつの真空パックが容易になる。
【0009】また、本発明の請求項4記載の紙おむつ用
真空パック装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の装
置において、他端部に脱気孔が形成され,この他端部の
周面に複数個の突起部が設けられた脱気パイプを使用し
たものである。したがって、袋内の空気を脱気する際、
突起部により袋の脱気パイプへの吸着を防止することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の1形態につき、図1ないし
図4を参照して説明する。それらの図において、1は底
板2と,底板2に下面開口部が装着された筐体3とから
なる真空パック器、4は筐体3の後側に設けられた固定
台であり、固定台4の上面の後部中央に収納台5が設け
られ、収納台5の前面に位置決め体6が形成され、固定
台4の前面の下端部に載置台7が前方に延設され、底板
2に設けられた複数個の足ゴム8により真空パック器1
が支持されている。9は両側板10の基部が回転自在に
支持された押圧板であり、固定台4に開閉自在に設けら
れ、押圧板9の後部中央の切欠部11が収納台5に位置
し、開放時、図1の鎖線に示すように、押圧板9が固定
台4の上面に対して垂直方向に位置し、閉塞時、図1の
実線に示すように、押圧板9が水平方向に位置して固定
台4の上面を覆い、押圧板9と収納台5の上面が同一面
になる。
【0011】前記底板2には、後部中央部にポンプ12
と一体型の吸気用モータ13が設けられ、前部中央部に
制御回路が収納された制御部14が設けられている。
【0012】前記固定台4には、固定台4の前部に前縁
に沿って2つの溝15,16が前後に並設され、後側の
溝16に、柔軟性,かつ,復元性を有するスポンジから
なる長尺の下押圧部材17が装着され、前側の溝15に
下押圧部材17と同じ幅のシールヒータからなる下溶着
体18が設けられている。19は固定台4の側部に位置
した溶着用ソレノイドであり、押圧板9の下面に装着さ
れ、ソレノイド19のプランジャ20がばね21により
出方向に付勢されている。
【0013】前記収納台5には、吸気用ノズル22が収
納台5の前面の位置決め体6を貫通してガイド23に沿
って前後動自在に設けられ、この吸気用ノズル22は、
中央部がガイド23を介して断面コ字形状の支持板24
の軸25に天秤状に支持されている。26は吸気用ノズ
ル22の側方に設けられたノズル用ソレノイドであり、
ソレノイド26のプランジャ27の先端部に可動板28
が固着され、この可動板28に吸気用ノズル22の後端
が固着され、吸気用ノズル22の後端部に挿通されたば
ね29の一端がガイド23の基部に係止し、他端が可動
板28に固着され、吸気用ノズル22が出方向に付勢さ
れている。30は一端がガイド23の後部に貫設された
ホースであり、他端がポンプ12に接続され、モータ1
3およびポンプ12を駆動してホース30,吸気用ノズ
ル22の後部の吸気孔22a,吸気用ノズル22を介し
て吸気される。なお、吸気用ノズル22の前端部にはフ
ィルタ31が設けられている。そして、収納台5の上面
には制御回路始動用スイッチ32,電源スイッチ33が
前後に配設されるとともに、その側方に電源表示ランプ
34,脱気状態表示ランプ35,シール状態表示ランプ
36が左右方向に並設され、収納台5の下面には各スイ
ッチ32,33および各ランプ34,35,36のリー
ド線,基板等が収納された配線箱37が設けられてい
る。
【0014】前記押圧板9には、両側板10の先端部に
下方向に係止杆38が突出して形成され、この係止杆3
8がロック機構(図示せず)により固定台4の前部の両
側に形成された係止孔39に係脱自在に係止する。40
は両側板10の基部に支持された支持杆であり、両端部
に支持レバー41の基部が固着されるとともに、レバー
42を介して溶着用ソレノイド19のプランジャ20の
先端部に連結されている。43は両支持レバー41の先
端部を貫通したロッド、44は押圧板9の先端部の両側
に設けられた移動用突設体であり、突設体44のガイド
孔45にロッド43が挿通され、ロッド43の下端部に
断面コ字形状の長尺の支持体46が固着され、この支持
体46に上溶着体47が設けられ、支持体46と両支持
レバー41の先端部の間にばね48が設けられ、ばね4
8によりロッド43が下方向に付勢され、上溶着体47
が固定台4の下溶着体18の上方に位置している。そし
て、上溶着体47の後方に形成された溝49に、下押圧
部材17と同材質の長尺の上押圧部材50が設けられ、
この上押圧部材50は下押圧部材17の上方に位置して
いる。
【0015】51は使用後の紙おむつ52が収納された
袋であり、例えば薄い樹脂材料にアルミをラミネートし
た非通気性,かつ,熱溶着可能な材料からなり、匂いや
空気を通さなくなっている。53はナイロンからなる脱
気パイプであり、一端部にフィルタ54が設けられ、フ
ィルタ54より他端側の周面に複数個の脱気孔55が形
成され、一端部の周面に溶着可能な材質からなる筒状の
フィルム56の一側が固着され,脱気パイプ53の他端
部が閉塞されている。
【0016】つぎに、紙おむつ52を真空パックする手
順について図1ないし図5を参照して説明する。まず、
真空パック器1の電源スイッチ33をオンして通電状態
にすると、電源表示ランプ34が点灯する。そして、図
1に鎖線に示すように、押圧板9を固定台4に対して垂
直方向に位置させ、図3および図5(A)に示すよう
に、脱気パイプ53のフィルム56を、出状態の位置に
位置する吸気用ノズル22に挿入して吸気用ノズル22
の端面に脱気パイプ53の端面を当接する。なお、脱気
パイプ53のフィルム56を吸気用ノズル22に挿入し
づらい場合、支持板24に天秤状に支持された脱気パイ
プ53を上下動させて挿入する。つぎに、使用後の紙お
むつ52が収納された袋51の開口端を、吸気用ノズル
22を袋51内に挿入しながら収納台5の前面の位置決
め体6に当接し、吸気用ノズル22を袋51内に収納し
た状態で、脱気パイプ53の脱気孔55を紙おむつ52
の前端部の近傍に位置させ,かつ,脱気パイプ53の他
端部を紙おむつ52の中央部より後方に位置させる。こ
れは、袋51内の空気を脱気する際、脱気孔55に袋5
1が吸着しないようにするためである。
【0017】そして、図2に示すように、押圧板9の両
側板10の係止杆38を固定台4の係止孔39に係止さ
せる。この際、ロック機構により押圧板9が固定台4に
当接状態にロックされ、押圧板9が略水平方向に位置
し、両押圧部材17,50により袋51の開口端部およ
び脱気パイプ53のフィルム56の一端部が挟持され、
袋51が密閉された状態になる。
【0018】つぎに、制御回路始動用スイッチ32をオ
ンすると、脱気状態表示ランプ35が点灯し、制御部1
4のタイマ(図示せず)がオンするとともに、吸気用モ
ータ13およびポンプ12が駆動し、図5(B)に示す
ように、袋51内の空気が、吸気用ノズル22の吸気孔
22a,ホース30を介して所定時間脱気されて真空状
態になり、紙おむつ52が圧縮される。なお、脱気の
際、脱気パイプ53のフィルタ54および吸気用ノズル
22のフィルタ31により紙おむつ52の汚物が真空パ
ック器1内に吸い込まれることはない。続いて、シール
状態表示ランプ36が点灯し、ノズル用ソレノイド26
が通電され、ノズル用ソレノイド26のプランジャ27
が出方向に移動し、可動板28を介し吸気用ノズル22
が後方に移動して没状態になり、脱気パイプ53の端面
から吸気用ノズル22の端面が離脱し、脱気パイプ53
の端面と吸気用ノズル22の端面との間に間隙Sが形成
される。つぎに、溶着用ソレノイド19が通電され、溶
着用ソレノイド19のプランジャ20が出方向に移動
し、レバー42,支持杆40を介して支持レバー41と
同時に、ロッド43が下方に移動し、支持レバー41,
支持体46間のばね48が圧縮され、上溶着体47が前
記間隙Sに位置する脱気パイプ53のフィルム56を介
して下溶着体18に数秒間圧接され、図5(C)に示す
ように、袋51の開口端部および前記間隙Sに位置する
フィルム56が溶着されて真空パックされる。溶着終了
後、タイマがオフして吸気用モータ13およびポンプ1
2が停止し、脱気状態表示ランプ35が消灯するととも
に、溶着用ソレノイド19の通電が停止され、溶着用ソ
レノイド19のプランジャ20がばね21の放勢により
没方向に移動し、レバー42,支持杆40を介して支持
レバー41と同時に、ロッド43が上方に移動し、上溶
着体47がばね48の放勢により前記間隙Sに位置する
脱気パイプ53のフィルム56から離脱する。そして、
数秒間袋51を放置して自然冷却し、シール状態表示ラ
ンプ36が消灯する。この場合、溶着終了後にタイマに
より吸気用モータ13およびポンプ12を停止してい
る、すなわち真空状態からシール状態に移行した後も吸
気用モータ13およびポンプ12を駆動しているが、こ
れは袋51内の空気を所定時間脱気しても、溶着終了後
まで袋51内を真空状態に保持できないためである。
【0019】そして、押圧板9を若干下方に押圧し、押
圧板9の固定台4への当接状態のロックを解除し、図1
に示すように、押圧板9を垂直方向に位置させて開放状
態にすると、ノズル用ソレノイド26の通電が停止さ
れ、ばね29によりプランジャ27が没方向に移動し、
吸気用ノズル22が出状態の位置に復帰する。図1およ
び図5(C)に示すように、脱気パイプ53と一体にな
った真空状態の袋51を真空パック器1から取り出して
廃棄する。
【0020】このように、袋51内の空気を脱気して真
空状態にすることにより、紙おむつ52を小さく圧縮す
ることができ、上,下の溶着体47,18の圧接によ
り、袋51の開口端部および脱気パイプ53のフィルム
56の一端部を溶着して真空パックするようにしたた
め、紙おむつ52と脱気パイプ53とが一体になった状
態で廃棄することができ、紙おむつ52の嵩張りをなく
すことができ、袋51からの異臭や菌の発生を防止する
ことができる。また、脱気パイプ53の一端部に設けら
れたフィルタ54により、紙おむつ52の汚物が真空パ
ック器1内に吸い込まれることはなく、真空パック器1
内は常に清潔かつ衛生的である。しかも、脱気パイプ5
3に汚物が付着しても、紙おむつ52と脱気パイプ53
とが一体になった状態で廃棄することができるため、清
潔かつ衛生的である。
【0021】なお、前記形態の場合、溶着終了後にタイ
マにより吸気用モータ13およびポンプ12を停止して
いる、すなわち真空状態からシール状態に移行した後も
吸気用モータ13およびポンプ12を駆動しているが、
真空状態になった時点で、真空パック器1が袋51内の
空気を所定時間脱気して完全に真空状態に保持できるな
らば、この時点で、タイマにより吸気用モータ13およ
びポンプ12を停止するようにしてもよい。
【0022】また、載置台7を固定台6に延設するよう
にしたが、出入自在あるいは折り畳み式にしてもよい。
【0023】また、上溶着体47を自動で下動するよう
にしたが、手動で下動するようにしてもよい。
【0024】さらに、袋51はナイロンとポリエチレン
の合成樹脂製のものであってもよい。
【0025】また、図4に示す脱気パイプ53の代わり
に、図6に示す脱気パイプ57を用いてもよく、図4の
脱気パイプ53と異なる点は、脱気パイプ57の他端の
開口端に脱気孔55が形成され、この他端部の周面に複
数個の突起部58が設けられた点であり、この場合、袋
51内の空気を脱気する際、突起部58により袋51の
脱気パイプ53への吸着を防止することができ、袋51
内の空気を容易に脱気することができる。さらに、図4
に示す脱気パイプ53の脱気孔55,図6に示す脱気パ
イプ57の脱気孔55の周面に、紙あるいは不織布から
なるフィルタを貼り付けて覆うようにしてもよい。な
お、このフィルタの目の細かさは紙おむつ52の汚物を
通さない大きさとする。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紙おむつ
用真空パック装置は、非通気性,かつ,熱溶着可能な材
料からなる袋内の空気を脱気して真空状態にすることに
より、紙おむつを1/4程度に小さく圧縮することがで
き、上,下の溶着体の圧接により、袋の開口端部および
脱気パイプのフィルムの一端部を溶着して真空パックす
るようにしたため、紙おむつと脱気パイプとが一体にな
った状態で廃棄することができ、紙おむつの嵩張りをな
くしてごみ袋の数量を少なくすることができるととも
に、ごみの回収量を低減することができ、家庭内あるい
はごみの収集場所に保管されたごみ袋からの異臭や菌の
発生を防止することができ、清潔かつ衛生的で、在宅介
護されている方の負担を軽くし安心して介護できるよう
にし、これからの高齢化社会および環境汚染の問題に貢
献することができる。また、脱気パイプの一端部に設け
られたフィルタにより、紙おむつの汚物が真空パック器
内に吸い込まれることはなく、真空パック器内は常に清
潔かつ衛生的である。しかも、この発明の問題点は、脱
気パイプに汚物が付着したときであるが、紙おむつと脱
気パイプとが一体になった状態で廃棄することで解決で
きるため、清潔かつ衛生的に介護することができる。
【0027】また、本発明の紙おむつ用真空パック装置
は、真空パック器に、紙おむつが収納された袋を載置す
る載置台を設けたため、載置台に紙おむつが収納された
袋を載置した状態で、袋の開口端を固定台と押圧板の間
に位置決めすることができるため、紙おむつの真空パッ
クが容易になる。
【0028】さらに、本発明の紙おむつ用真空パック装
置は、脱気孔が形成された他端部の周面に複数個の突起
部を設けたため、袋内の空気を脱気する際、突起部によ
り袋の脱気パイプへの吸着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の斜視図である。
【図2】図1の紙おむつの真空パック状態の切断側面図
である。
【図3】図2の斜視図である。
【図4】(A)は図1の脱気パイプの斜視図、(B)は
(A)の切断平面図である。
【図5】(A),(B),(C)はそれぞれ紙おむつを
真空パックする順序を説明している図である。
【図6】図4の変形例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1…真空パック器、4…固定台、6…位置決め体、7…
載置台、9…押圧板、13…吸気用モータ、14…制御
部、17,50…押圧部材、18,47…溶着体、22
…吸気用ノズル、51…袋、52…紙おむつ、53…脱
気パイプ、54…フィルタ、55…脱気孔、56…フィ
ルム、57…脱気パイプ、58…突起部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に設けられた吸気用モータと、前部
    に設けられた固定台と、前記固定台に接離自在に設けら
    れた押圧板と、前記固定台,前記押圧板間の位置に設け
    られた吸気用ノズルと、前記固定台の上面および前記押
    圧板の下面で,前記押圧部材の前方に設けられた溶着体
    とから構成された真空パック器と、 紙おむつが収納された非通気性材料,かつ,熱溶着可能
    な袋と、 一端部にフィルタが設けられ,前記フィルタより他端側
    に脱気孔が形成され,一端部の周面に筒状のフィルムの
    一側が固着された脱気パイプとを備え、 前記脱気パイプの前記フィルムを前記吸気用ノズルに挿
    入し、 前記脱気パイプを前記袋内に収納した状態で、前記脱気
    パイプの脱気孔を、前記紙おむつの前端部の近傍,ある
    いは前記紙おむつの中央部より後方に位置させ、 前記押圧板を前記固定台に当接し、前記袋の開口端部お
    よび前記フィルムの一端部を挟持して前記袋を密閉し、 前記吸気用モータを駆動し、前記袋内の空気を脱気して
    真空状態にし、前記紙おむつを圧縮し、 上,下の前記溶着体の圧接により前記袋の開口端部およ
    びフィルムの一端部を溶着するように構成したことを特
    徴とする紙おむつ用真空パック装置。
  2. 【請求項2】 内部に設けられた吸気用モータと、前部
    に設けられた固定台と、当該固定台の上面に突設された
    位置決め体と、前記固定台に接離自在に設けられた押圧
    板と、当該押圧板を前記固定台に当接状態にロックする
    ロック機構と、前記固定台,前記押圧板間の位置に移動
    自在に設けられ,出状態および没状態の位置に位置する
    吸気用ノズルと、当該吸気用ノズルの前後動を制御する
    制御部と、前記固定台の上面および前記押圧板の下面に
    装着され,柔軟性,かつ,復元性を有する押圧部材と、
    前記固定台の上面および前記押圧板の下面で,前記押圧
    部材の前方に設けられた溶着体とから構成された真空パ
    ック器と、 紙おむつが収納された非通気性材料,かつ,熱溶着可能
    な袋と、 一端部にフィルタが設けられ,前記フィルタより他端側
    の周面に複数個の脱気孔が形成され,一端部の周面に筒
    状のフィルムの一側が固着され,他端部が閉塞された脱
    気パイプとを備え、 前記脱気パイプの前記フィルムを、出状態の位置に位置
    する前記吸気用ノズルに挿入して前記吸気用ノズルの端
    面に前記脱気パイプの端面を当接し、 前記袋の開口端を前記位置決め体に当接し、前記脱気パ
    イプを前記袋内に収納した状態で、前記脱気パイプの脱
    気孔を前記紙おむつの前端部の近傍に位置させ,かつ,
    前記脱気パイプの他端部を前記紙おむつの中央部より後
    方に位置させ、前記ロック機構により前記押圧板を前記
    固定台に当接状態にロックし、 前記両押圧部材により前記袋の開口端部および前記フィ
    ルムの一端部を挟持して前記袋を密閉し、 前記吸気用モータを駆動し、前記袋内の空気を脱気して
    真空状態にし、前記紙おむつを圧縮し、 前記制御部により前記吸気用ノズルを後方に移動して没
    状態にし、前記脱気パイプの端面から前記吸気用ノズル
    の端面を離脱し、 上,下の前記溶着体の圧接により、前記袋の開口端部お
    よびフィルムの一端部を溶着するように構成したことを
    特徴とする紙おむつ用真空パック装置。
  3. 【請求項3】 前記真空パック器に設けられ,前記紙お
    むつが収納された前記袋を載置する載置台を備えたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の紙おむつ用真空
    パック装置。
  4. 【請求項4】 他端部に脱気孔が形成され,この他端部
    の周面に複数個の突起部が設けられた脱気パイプを使用
    したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    紙おむつ用真空パック装置。
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