JP2001114214A - 紙おむつの真空パック方法 - Google Patents

紙おむつの真空パック方法

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JP2001114214A
JP2001114214A JP28873399A JP28873399A JP2001114214A JP 2001114214 A JP2001114214 A JP 2001114214A JP 28873399 A JP28873399 A JP 28873399A JP 28873399 A JP28873399 A JP 28873399A JP 2001114214 A JP2001114214 A JP 2001114214A
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air
vacuum
pipe
opening
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Akira Nakanishi
明 中西
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SAN ROLL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵩張りをなくしてごみ袋の数量を少なくする
とともに、ごみの回収量を低減し、家庭内あるいはごみ
の収集場所に保管されたごみ袋からの異臭や菌の発生を
防止し、清潔かつ衛生的で、介護者の負担を軽くして安
心して介護できるようにし、これからの高齢社会および
環境汚染の問題に貢献できる紙おむつの真空パック方法
を提供する。 【解決手段】 非通気性の材料からなる袋H内に使用後
の紙おむつSを収納し、前記袋H内の空気を排出して真
空状態とした後、真空状態となった袋Hを密閉する紙お
むつSの真空パック方法であって、前記袋Hの内側に
は、袋Hの開口部1付近から中央部に向かってほぼ筒状
の脱気パイプPが装着または挿入され、この脱気パイプ
Pの一端はフィルタ2に覆われた空気導入口3に、他端
は前記袋Hの外側へと通じる空気排出口4とされるとと
もに、脱気パイプPの中央部には、フィルタ6に覆われ
た孔5が設けられており、袋H内の空気の排出は、前記
脱気パイプPを介して行われ、真空状態となった袋Hの
開口部1付近を脱気パイプPとともに溶着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用後の紙おむつ
を真空パックする紙おむつの真空パック方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、一般家庭あるいは病院におい
て、幼児、身体障害者、病気や事故などによる介護が必
要な成人および高齢者などの使用後の紙おむつは、従
来、そのままごみ袋に捨てられている。そして、この紙
おむつには、汚物を吸収する分厚い吸収体が設けられて
おり、しかも、使用後の紙おむつの体積は、使用前に比
して約2倍位に膨れるのが通常である。
【0003】また、通常規定されたごみの収集日は週2
回程度であり、ごみの収集日まで(3.5日間)に溜ま
る紙おむつの量は、成人および高齢者の場合、紙おむつ
を一人当たり1日に5〜6回取り換えるため、20袋以
上となる。これは、ごみ袋で2.5袋程度となる。
【0004】さらに、家庭内において、紙おむつが収納
されたごみ袋をごみの収集日まで保管すると、放置され
たごみ袋から異臭や菌が発生しやすく、介護者などは、
紙おむつが収納されたごみ袋の保管場所に苦慮している
のが現状である。特に、国は在宅介護を奨励しているた
め、今後家庭内での紙おむつの処理は大きな問題にな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、前記
紙おむつは、分厚い吸収体に加え、使用後の紙おむつの
厚さは使用前に比して約2倍程度に膨らみ、特に成人お
よび高齢者の場合、1日に取り換える紙おむつの量が多
いため、ごみの収集日までに溜まる使用後の紙おむつを
保管するスペースを広く設ける必要があった。また、使
用後の紙おむつの量が多くなることに伴って、ごみ袋の
数量も多くなり、ひいてはごみの回収量も増大するとい
う問題が生じた。
【0006】また、家庭内において、紙おむつが収納さ
れたごみ袋をごみの収集日まで保管した場合およびごみ
の収集場所に放置した場合、ごみ袋から異臭や菌が発生
しやすく、不潔で不衛生である。このように、使用後の
紙おむつの処理は、在宅介護されている方には大きな問
題であり、これからの高齢社会および環境汚染の新たな
課題とも言える。
【0007】本発明は上述の事柄に留意してなされたも
ので、その目的は、嵩張りをなくしてごみ袋の数量を少
なくするとともに、ごみの回収量を低減し、家庭内ある
いはごみの収集場所に保管されたごみ袋からの異臭や菌
の発生を防止し、清潔かつ衛生的で、介護者の負担を軽
くして安心して介護できるようにし、これからの高齢社
会および環境汚染の問題に貢献できる紙おむつの真空パ
ック方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の紙おむつの真空パック方法は、非通気性の
材料からなる袋内に使用後の紙おむつを収納し、前記袋
内の空気を排出して真空状態とした後、真空状態となっ
た袋を密閉する紙おむつの真空パック方法であって、前
記袋の内側には、袋の開口部付近から中央部に向かって
ほぼ筒状の脱気パイプが装着または挿入され、この脱気
パイプの一端はフィルタに覆われた空気導入口に、他端
は前記袋の外側へと通じる空気排出口とされるととも
に、脱気パイプの中央部には、フィルタに覆われた孔が
設けられており、袋内の空気の排出は、前記脱気パイプ
を介して行われ、真空状態となった袋の開口部付近を脱
気パイプとともに溶着する(請求項1)。
【0009】また、密閉可能なチャンバーと、このチャ
ンバー内の空気を排気する排気手段と、前記袋の開口部
付近を熱溶着する溶着手段とを有する装置によって、前
記袋を真空パックするとしてもよい(請求項2)。
【0010】上記の構成により、嵩張りをなくしてごみ
袋の数量を少なくするとともに、ごみの回収量を低減
し、家庭内あるいはごみの収集場所に保管されたごみ袋
からの異臭や菌の発生を防止し、清潔かつ衛生的で、介
護者の負担を軽くして安心して介護できるようにし、こ
れからの高齢社会および環境汚染の問題に貢献できる紙
おむつの真空パック方法を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図を参
照しながら説明する。図1および図2は、本発明の第一
実施例に係る紙おむつの真空パック方法を実施するため
の袋Hと装置Dの構成を概略的に示す縦断面図および要
部拡大斜視図である。本発明の紙おむつ用真空パック方
法は、新規なノズル(ストロー)吸引方式を用いた衛生
密閉処理法であり、より詳しくは、使用済の紙おむつS
を袋Hに収納し、装置Dによって袋Hを真空パックする
ためのものである。
【0012】前記袋Hは、たとえば薄い樹脂材料にアル
ミをラミネートした非通気性で熱溶着可能な材料からな
っており、匂いや空気を通さないものである。この袋H
の内壁には、その開口部1から底側に向かってほぼ円筒
形状の脱気パイプPが装着または挿入される。なお、前
記脱気パイプPは、たとえば衛生的に密閉することが可
能な樹脂製のストローからなり、脱気パイプPを袋H内
に装着する場合には、たとえば接着剤や接着テープなど
で固定すればよい。
【0013】前記脱気パイプPの前記底側に位置する一
端は、フィルタ2に覆われた空気導入口3となってお
り、開口部1側に位置する他端は袋Hの外部に通じる空
気排出口4となっている。また、脱気パイプPの中央部
には、小さな孔5が複数設けられており、フィルタ6に
よって全ての孔5、5…が覆われている。なお、前記フ
ィルタ2およびフィルタ6は、空気を通し、汚物を通さ
ない構造となっている。
【0014】前記装置Dは、上部に開閉自在な蓋体7’
を有する密閉可能なチャンバー7と、このチャンバー7
内を排気して真空状態とするための排気手段8と、前記
袋Hの開口部1付近を熱溶着する溶着手段9とを有して
いる。
【0015】前記チャンバー7は、凹入部10と、この
凹入部10の内側に設けられるヒータ部11とを有して
おり、前記ヒータ部11は、セラミックなどからなる電
動式のヒータ12と、このヒータ12を上下移動させる
ための移動機構13と、前記ヒータ12の上方に設けら
れ、中央に隙間を有するカバー(図示せず)とからな
る。なお、前記ヒータ12は、前記移動機構13によっ
て保持されており、通電されることによって温度が上昇
する構成となっている。
【0016】蓋体7’の下面には、平面視がほぼ長方形
状のシール部材15が設けられており、チャンバー7に
は、蓋体7’を閉じたときに、前記シール部材15と当
接する位置に設けられたシール部材16が設けられてい
る。そして、二つのシール部材15、16を当接させる
ことで、チャンバー7は密閉されることになる。
【0017】前記排気手段8は、チャンバー7内に設け
られた排気口17と、この排気口17にホース18を介
して連通するポンプ19および吸気用モータ20とから
なり、図示しない制御回路によって制御される前記吸気
用モータ20を駆動することで、チャンバー7内の空気
を吸気する構成となっている。
【0018】前記溶着手段9は、前記蓋体7’の下面に
設けられた押圧部材21と、前記チャンバー7内に設け
られたヒータ部11とからなる。なお、前記押圧部材2
1は、たとえば柔軟性および復元性を有する熱に強いス
ポンジからなる長尺の部材である。
【0019】次に、紙おむつSを真空パックする手順に
ついて図3を用いて説明する。まず、図3(A)に示す
ように、袋H内へ、紙おむつSおよび脱気パイプPをこ
の順に挿入し、図3(B)に示すような収納状態にす
る。なお、前記脱気パイプPが予め袋H内に装着されて
いる場合には、袋H内へ紙おむつSのみを挿入する。ま
た、脱気パイプPの空気排出口4の位置は、袋Hの開口
部1よりも袋Hの外側へ突出していてもよいし、開口部
1よりも袋Hの少し内側でもよく、さらに、開口部1と
ほぼ同じ位置であってもよい。
【0020】そして、図3(C)に示すように、上記の
ような収納状態にある袋Hを、装置Dのチャンバー7内
に挿入し、開口部1が前記溶着手段8の設けられている
位置よりも奥側に位置するようにした状態で、蓋体7’
を閉じ、シール部材15、16によって開口部1付近を
密閉する。このとき、袋Hからチャンバー7への空気の
通り道は、脱気パイプPのみとなる。以上の手順を踏ま
えれば、装置Dのスイッチ(図示せず)をオンにする操
作を行うだけで、紙おむつSを内部に収納した袋Hを真
空パックすることができる状態とすることができる。
【0021】袋Hを上記の状態とした後、装置Dのスイ
ッチをオンにすると、電源表示ランプ(図示せず)が点
灯し、袋H内の空気の排出が始まる。このとき、排気手
段8によってチャンバー7内の空気を排出することによ
り、チャンバー7内は負圧になり、前記蓋体7’を閉じ
る方向の力が加わるようになるため、特に前記装置Dの
蓋体7’を閉鎖状態にロックするための手段を設けなく
とも、蓋体7’が開くことはない。もちろん、そのよう
なロック手段を設けてもよい。
【0022】このように袋H内の排気が終われば、自動
的に、溶着手段9によって袋Hの開口部1の溶着が開始
される。すなわち、袋H内の所定の排気が終わるととも
に、下に降りていたヒータ12が移動機構13によって
上に持ち上げられ、袋Hの開口部1付近を脱気パイプP
とともに溶着するように構成されている。なお、前記ヒ
ータ12は電源をオンした時点から温められており、前
記溶着がすぐに開始できるようになっている。また、上
述の溶着が行われている間は、前記排出手段8による排
気は続けられており、溶着の終了とともに、排気も自動
的に終了するように制御されている。このため、紙おむ
つSを真空パックするために介護者などがすることは、
使用後の紙おむつSを袋H内に入れ、袋Hを装置Dにセ
ットするだけでよい。上述のように溶着および排気が終
了すると、点灯していた電源表示ランプが消え、使用者
に袋Hの真空パック処理が終了したことを知らせる構成
となっている。
【0023】なお、上記の装置Dの操作において、溶着
が終了したときに、前記ヒータ12の昇温が、停止され
るようにしてもよいし、持続されるようにしてもよく、
また、停止するか持続するかを選択できるようにしても
よい。
【0024】以上の操作を行って、袋H内の空気を脱気
し袋Hを真空パックすることにより、図3(D)に示す
ように、紙おむつSを小さく圧縮することができ、紙お
むつSの嵩張りをなくした状態で廃棄することが可能と
なる。また、袋Hからの異臭や菌の発生を防止すること
も可能となる。
【0025】また、脱気パイプPの空気導入口3に設け
られたフィルタ2および中央部に設けられたフィルタ6
により、紙おむつSの汚物が装置D内に吸い込まれるこ
とがなく、装置D内は常に清潔かつ衛生的である。しか
も、脱気パイプPに汚物が付着しても、紙おむつSと脱
気パイプPとが一体になった状態で廃棄することができ
るため、袋Hの扱いに際しても、常に清潔かつ衛生的に
行うことができる。
【0026】さらに、前記脱気パイプPには、複数の孔
5、5…が設けられていることから、袋Hの脱気の際
に、脱気パイプPが紙おむつSを吸着し、紙おむつSに
よって前記孔5が数カ所詰まったとしても、他の孔5か
ら袋H内の空気を排出することができ、常にスムーズな
真空処理を行うことが可能である。
【0027】図4は、前記袋Hおよび脱気パイプPの変
形例を概略的に示すための斜視図である。22は、前記
フィルタ6と同一材料からなる平面視がほぼ長方形状の
フィルタであり、袋Hの内壁にその三辺が接着剤などに
より(あるいは熱溶着などでもよい)固着され、フィル
タ22と袋Hとによって、空間23が形成されている。
そして、この空間23には、フィルタ22の開口部1に
近い辺に設けられた開口部22’から、前記脱気パイプ
Pを挿入可能となっている。なお、フィルタ22を有す
る袋Hに挿入する脱気パイプPは、前記フィルタ2およ
び6を有さないものとしてもよい。
【0028】上記の構成からなるフィルタ22を有する
袋Hを用いれば、脱気パイプPを袋Hに簡単に装着する
ことが可能となる。
【0029】袋Hを、図3、4に示すように、その両端
が内側に折り入れられた形状とした場合には、袋Hの開
口部1を広げるという作業が簡単になり、ひいては使用
後の紙おむつSを袋Hに入れる作業が簡単になる。
【0030】図5(A)および(B)は、前記脱気パイ
プPの他の変形例を概略的に示すための斜視図および縦
断面図である。図5に示す脱気パイプPの構成および効
果は、図2に示した脱気パイプPのものとほとんど同じ
であるが、相違点は、前記フィルタ6が全体に渡って脱
気パイプPの外周に接着されるのではなく、両端に貼り
しろ6’、6’が形成されており、貼りしろ6’、6’
を接着または熱溶着することによって、フィルタ6が脱
気パイプPに固定され、さらに、脱気パイプPの袋Hへ
の装着は、前記貼りしろ6’を袋Hに対して接着または
熱溶着することによって行われる点である。このよう
に、貼りしろ6’を利用することにより、脱気パイプP
に対するフィルタ6の固定と、袋Hに対する脱気パイプ
Pの固定を簡単に行うことができる。
【0031】図6および図7は、本発明の第二実施例に
係る紙おむつの真空パック方法を実施するための袋Hと
装置D2 の構成を概略的に示す斜視図および要部拡大縦
断面図である。なお、上記第一実施例に示したものと同
一構造の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略す
る。第二実施例の紙おむつの真空パック方法を実施する
ための袋Hと装置D2 の構成および効果は、上記第一実
施例のものとほとんど同じあるが、相違点は、装置D
が、紙おむつSを収納した袋Hを保管するための保管部
24をチャンバー7の下方に有する装置D2 となってい
る点である。
【0032】装置D2 は保管部24を内部に有すること
から、複数の使用済の紙おむつS、S…を袋H内に溜め
た状態で保管部24内に保管し、所定分量の紙おむつS
を内部に収納させてから袋Hを真空パックすることがで
きるため、複数の紙おむつS、S…を一度に真空パック
処理することが可能となり、コストを下げることができ
る。また、紙おむつSを真空パック処理しない状態で袋
H内に保管していると、匂いなどが外部に漏れる恐れが
あるが、前記保管部24の前部に設けた開閉自在の蓋2
5とこの蓋25の周辺部25’とで袋Hの開口部1を挟
持した状態で、袋Hを保管部24内に保管すれば、袋H
に収納された使用済の紙おむつSからの匂いなどが外部
へ漏れることを防止することができる。
【0033】なお、装置D2 における溶着手段8は、前
記チャンバー7の外部に設けられている。また、14
は、中央に隙間14’を有するカバーであり、26は、
上記第一実施例において説明したスイッチ、27は、電
源表示ランプである。
【0034】また、上記第一実施例において、袋Hの開
口部1を密閉可能に閉じることができるような止め部材
(図示せず)によって袋Hを閉じるようにすれば、上記
装置D2 と同様の効果を得ることができる。
【0035】上記の構成からなる装置DおよびD2
は、中央に隙間14’を有するカバー14を設けてある
ことから、隙間14’に袋Hを当接させることで、隙間
14’の下方にあるヒータ12によって袋Hを溶着する
ことができるとともに、その隙間14’を適宜の大きさ
とし、使用者の指などが隙間14’から入らないように
形成されている。また、ヒータ12は、溶着手段8によ
る袋Hの溶着時のみ隙間14’付近に移動し、前記溶着
時以外は隙間14’の下方に位置するように構成されて
いる。上記のような構成にしたことから、使用者がヒー
タ12に触れることを確実に防止することができ、使用
者は安全に装置DおよびD2 を使用することができる。
【0036】また、上記の構成からなる装置DおよびD
2 では、ヒータ12は電源をオンした時点から温めら
れ、袋Hの脱気が終了した時点で、充分に温度が高くな
っているように構成されている。このように、ヒータ1
2の温度を時間的に設定していることから、袋Hの真空
パック処理を時間的な無駄無く、スムーズに行うことが
できる。なお、上記ヒータ12の昇温時の温度設定は、
袋Hを形成するのに用いられた材料の種類などに応じて
適宜変更できるようにしてもよい。
【0037】さらに、上記の構成からなる装置Dおよび
2 では、ヒータ12を電動式にしているため、メンテ
ナンスが簡単になり、ひいてはコストダウンにつなが
る。
【0038】前記装置DおよびD2 は、上記の構成に限
るものではなく、袋H内の空気を前記脱気パイプPから
のみ吸い込むように構成してあるものであれば、チャン
バー方式のものでなくともよく、たとえばチューブによ
って、脱気パイプPを介して袋Hの脱気を行うようにし
ているものでもよい。また、袋Hの周囲から圧力をかけ
て、脱気パイプPからのみ空気を排出するような構造の
ものでもよい。また、袋Hのパッキングを、ヒータ12
などによる溶着に代えて、紐状のもので袋Hの開口部1
をくくるようにしてもよいし、袋Hの開口部1自体を直
接くくるような構成としてもよい。
【0039】上記二つの実施例において、袋Hに、たと
えば脱酸素剤を封入するようにしてもよい。
【0040】上記二つの実施例において、脱気パイプP
を、たとえば市販の樹脂製ストローを用いて形成するよ
うにすれば、コストを削減することができる。
【0041】上記の構成からなる紙おむつの真空パック
方法によれば、前記袋Hを真空パックした状態で廃棄で
きることから、袋Hから異臭などが漏れず、犬や猫など
が匂いなどを嗅ぎつけて、袋Hを破ったりすることを防
止することができ、衛生的である。また、廃棄物の回収
業者などは、使用済みの紙おむつSが廃棄されることに
よって生じる臭気や感染などの問題に苦慮しているが、
本発明の紙おむつの真空パック方法によれば、このよう
な問題をも解決することが可能である。
【0042】
【発明の効果】上記の構成からなる本発明によれば、嵩
張りをなくしてごみ袋の数量を少なくするとともに、ご
みの回収量を低減し、家庭内あるいはごみの収集場所に
保管されたごみ袋からの異臭や菌の発生を防止し、清潔
かつ衛生的で、介護者の負担を軽くして安心して介護で
きるようにし、これからの高齢社会および環境汚染の問
題に貢献できる紙おむつの真空パック方法を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る紙おむつの真空パッ
ク方法を実施するための袋および装置の構成を概略的に
示す縦断面図である。
【図2】(A)および(B)は、上記実施例におけるフ
ィルタ装着前および装着後の脱気パイプの構成を概略的
に示す斜視図である。
【図3】(A)および(B)は、上記実施例において、
紙おむつの収納前および収納後の袋の状態を概略的に示
す斜視図であり、(C)は、紙おむつを収納した袋を装
置によって脱気している状態を概略的に示す縦断面図で
あり、(D)は、脱気後の袋の構成を概略的に示す斜視
図である。
【図4】上記実施例における袋および脱気パイプの変形
例の構成を概略的に示す斜視図である。
【図5】(A)および(B)は、上記実施例における脱
気パイプPの他の変形例を概略的に示すための斜視図お
よび縦断面図である。
【図6】本発明の第二実施例に係る紙おむつの真空パッ
ク方法を実施するための袋および装置の構成を概略的に
示す斜視図である。
【図7】上記実施例における袋および装置の構成を概略
的に示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…開口部、2…フィルタ、3…空気導入口、4…空気
排出口、5…孔、6…フィルタ、H…袋、P…脱気パイ
プ、S…紙おむつ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非通気性の材料からなる袋内に使用後の
    紙おむつを収納し、前記袋内の空気を排出して真空状態
    とした後、真空状態となった袋を密閉する紙おむつの真
    空パック方法であって、前記袋の内側には、袋の開口部
    付近から中央部に向かってほぼ筒状の脱気パイプが装着
    または挿入され、この脱気パイプの一端はフィルタに覆
    われた空気導入口に、他端は前記袋の外側へと通じる空
    気排出口とされるとともに、脱気パイプの中央部には、
    フィルタに覆われた孔が設けられており、袋内の空気の
    排出は、前記脱気パイプを介して行われ、真空状態とな
    った袋の開口部付近を脱気パイプとともに溶着すること
    を特徴とする紙おむつの真空パック方法。
  2. 【請求項2】 密閉可能なチャンバーと、このチャンバ
    ー内の空気を排気する排気手段と、前記袋の開口部付近
    を熱溶着する溶着手段とを有する装置によって、前記袋
    を真空パックする請求項1に記載の紙おむつの真空パッ
    ク方法。
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