JPH0616294A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0616294A
JPH0616294A JP11375991A JP11375991A JPH0616294A JP H0616294 A JPH0616294 A JP H0616294A JP 11375991 A JP11375991 A JP 11375991A JP 11375991 A JP11375991 A JP 11375991A JP H0616294 A JPH0616294 A JP H0616294A
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JP
Japan
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recording
sheet
recording sheet
conveyance
recording medium
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JP11375991A
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Masatoshi Ichikatai
雅俊 一方井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録シートを巻き付けたシートロールの着脱,
交換作業及び記録シートのセットやジャム処理を容易化
する。 【構成】例えば、遅延センサー14が記録シート1のジャ
ムを検出すると、搬送モータ43を逆転駆動して第一搬送
ローラ7及び給送ローラ3a,3bを逆転駆動させ、同
時に巻き取り用モータ33を駆動させることで、シートロ
ール1aを回転駆動させて記録シート1を巻き取る。そ
して記録シート1の先端が解除センサ5a,5bを通過
する位置まで巻き戻すと、前記搬送モータ43及巻き取り
用モータ33を停止させて巻き戻し動作を終了する。この
時記録シート1は収納部2a,2b内に巻き戻されてい
るので、これらを装置外に引き出してジャム処理やシー
トロール1aの交換,補給作業を容易に行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ、複写機、
インクジェットプリンター等の、ロール状に巻き付けら
れた被記録媒体に画像情報に応じて像を形成する記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サイズの異なる記録シートをロー
ル状に巻き付けたシートロールより選択的に引き出され
た記録シートに記録情報に応じて記録を行う様々な記録
装置が開発され、実用化されている。その中で図17に示
すファクシミリ装置について説明する。50,51はロール
状に巻き付けられたシートロール50a,51aより引き出
されたサイズの異なる記録シート、52,53は上記記録シ
ート50,51をガイドするためのガイドローラ、54,55は
正逆回転可能な搬送ローラ、56はレジストローラ、57は
記録ヘッド、58はプラテンローラ、59は切断部である。
上記構成において記録動作が開始されると、シートロー
ル50a若しくは51aより選択的に引き出された記録シー
ト50若しくは51は、搬送ローラ54若しくは55、更にはレ
ジストローラ56を介して、記録ヘッド57及びプラテンロ
ーラ58を通過する際に所定画像が記録され、縦線Cの位
置で切断部59によって頁単位に切断される。次に次頁記
録がある場合には、上記搬送ローラ54若しくは55更には
レジストローラ56を逆転駆動させて図の縦線Bの位置ま
で記録シート50若しくは51の先端を戻し、再度記録を続
ける。次頁記録が無い場合は、上記同様搬送ローラ54若
しくは55、更にはレジストローラ56を逆転駆動させて、
記録シート50若しくは51の先端を縦線Aの位置(記録シ
ート50及び51の合流部)まで戻し、次の記録動作に備え
て記録シート50,51を選択可能な状態で待機させてい
る。
【0003】上記ファクシミリの場合、記録シート50,
51のサイズ切換えの頻度が高く、逆搬送動作を応用する
ことで動作させている。また記録シート50,51の着脱
は、解除機構をユーザーに動作させることで交換或いは
補給等をしている。更に複数の記録シート50,51を搭載
した場合も同様であり、記録シート補給或いは交換時に
記録シート先端の待機位置は縦線Aの位置となってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、記録シート50,51を切断部59から縦線Aに示す
搬送待機位置まで逆搬送させると、記録シート50,51が
搬送ローラ54,55とレジストローラ56間で逆搬送した量
だけ大きくたるみ、シートロール50a,51aの巻きずれ
や、斜行等が発生するおそれがあった。また、シートロ
ール50a,51aの補給は、搬送ローラに挟まれた状態で
行われる為、シートロールの着脱及び初期セットにおい
て手間を要し、ジャム(紙づまり)等のトラブル時は、
切断部59が記録部よりシートロール収納部と反対側にあ
る為、途中で切断等の除去作業ができず、使用者にまか
せているのが現状で、再スタートまで上記記録シートの
着脱時を含め、多くの時間を要していた。特に記録シー
トのサイズが大きいほど幅及び重量が加わり、補給時の
取扱性,作業性が低下し、ジャム処理が困難となった
り、巻きずれ,斜行等が発生して装置の性能や画像にま
で影響するおそれがあった。本発明の目的は、上記従来
技術の課題を解決し、記録シートのサイズに関係無く、
シートロールの着脱,交換、記録シートのセットやジャ
ム処理を容易化した記録装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ロール
状に巻き付けられた被記録媒体を引き出し可能に収納す
る収納部と、記録情報に応じて前記被記録媒体に像を形
成するための記録手段と、前記被記録媒体を記録手段に
搬送するための搬送手段と、前記被記録媒体の残量,搬
送位置を検出するための検出手段と、前記検出手段によ
る検出結果に応じて搬送手段の動作を制御する制御手段
とを有し、前記制御手段は被記録媒体の終了,搬送不良
を検出すると、前記被記録媒体を着脱可能な位置まで記
録搬送方向に対して逆方向に搬送するように搬送動作を
制御し、前記収納部は装置外に引き出し可能となること
を特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、検出手段により被記録媒体
の終了,搬送不良を検出すると、被記録媒体を着脱可能
な位置まで記録搬送方向に対して逆方向に搬送する。そ
して、被記録媒体を収納する収納部を装置外に引き出し
て被記録媒体を交換,補給することができる。
【0007】
【実施例】次に本発明を適用した記録装置の一実施例に
ついて図面を参照して説明する。本実施例は、シリアル
方式を用いて、記録ヘッドに形成した複数のインク吐出
口から記録情報に応じてインク滴を噴出させ、インク滴
を記録シートに付着させてドットパターンを形成してい
く、インクジェット記録装置について記す。図1は記録
装置の概略構成を示す断面説明図、図2はシートロール
収納部を引き出した状態を示す説明図、図3は記録手段
を示す斜視説明図、図4はカッターの斜視説明図、図5
はその断面説明図、図6は巻き戻し部の断面説明図、図
7は記録シートの残量検出部の説明図、図8はシートロ
ールの残量検出部を示す説明図、図9は制御手段を示す
ブロック図、図10はジャム処理動作を示すフローチャー
ト、
【0008】先ずインクジェット記録装置の概略構成に
ついて図1を参照して説明する。図1において、1は被
記録媒体である記録シートであって、この記録シート1
をロール状に巻き付けたシートロール1aが落とし込み
式の収納部2a,2b上下二段に収納されており、上記
収納部2a,2bは装置外に引き出し可能に装着されて
いる。上記収納部2a,2b内には、前記シートロール
1aより引き出された記録シート1を給送するための給
送ローラ3a,3b、記録シート1の残量を検出する残
量検出センサ4a,4b、収納部2a,2b内の給送ロ
ーラ3a,3bより装置本体側の第一搬送ローラ7迄
の、記録シート1の搬送位置を検出するための解除セン
サ5a,5bが夫々設けられている。上記収納部2a,
2bの両側面には、アキュライドレール6a,6bが設
けられており、収納部2a,2bはこのアキュライドレ
ール6a,6bに沿って移動可能に取り付けられてい
る。7は、記録シート1を記録手段に搬送するための搬
送手段を構成する一対の第一搬送ローラであって、記録
シート1をレジストローラ8まで搬送している。上記レ
ジストローラ8は、あるタイミングで記録シート1を送
り出し、高精度ローラ9の先端が僅か挟まれた状態で停
止する。10は記録終了後の記録シート1が所定量搬送さ
れると頁単位に切断するためのカッターである。11は記
録シート1を吸着固定するための吸着板であって、エア
ー吸引や静電吸着が用いられる。この吸着板10は前記レ
ジストローラ8と高精度ローラ9との間に配置され、後
述の記録ヘッドに対向して設けられている。12は画像情
報に応じて記録シート1にインク滴を吐出して像を記録
する記録手段である記録ヘッド、13は上記記録ヘッド12
にインクチューブ13aを介してインクを供給する供給系
である。上記記録ヘッド12は、記録信号に応じてエネル
ギーを印加することにより、インク吐出口からインクを
吐出するものである。本実施例では特にインクジェット
記録方式の中でもインクを吐出させるために利用するエ
ネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電
気熱変換体やレーザー光等)を備え、この熱エネルギー
によってインクの状態変化を生起させるものを用いてい
る。この方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達
成できるからである。14は記録シート1の搬送状態を検
出する遅延センサー、15は前記第一搬送ローラ7と共に
記録シート1の搬送手段を構成する第二搬送ローラ、16
は印字後の記録シート表面を乾燥させるための乾燥機、
17は乾燥後の記録シート1を装置外の排出トレイ18に排
出する排出ローラである。記録シート1は上記第二搬送
ローラ15と排出ローラ17によって排出トレイ18上に搬送
される。
【0008】次に上記記録ヘッド12について図3を参照
して説明する。記録ヘッド12はキャリア19上に搭載され
ており、記録ヘッド用モータ20によって回転駆動される
プーリー21a,21b間に張設された駆動ベルト22が上記
キャリア19に連結することによって、ガイドシャフト23
に沿って矢印Cに示すように往復移動するものである。
上記供給系13は、供給用モータ24によって回転駆動され
るプーリー25a,25b間に張設された駆動ベルト26が連
結することによって、前記記録ヘッド12と同期してガイ
ドシャフト23上を走査させる。また上記記録ヘッド12
は、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの各色イン
クを吐出する記録ヘッド12a,12b,12c,12dを有し
ており、これらの記録ヘッドからインクを選択的に吐出
させてカラー記録を行うものである。上記記録ヘッド12
は、記録ヘッド用モータ20を駆動させて矢印c方向に走
査して記録シート1に対して幅12eの記録を1ライン毎
に行い、1ライン分の記録が終了する度に幅12e分だけ
高精度ローラ9及びレジストローラ8を駆動させて記録
シート1を矢印B方向に精密送りするものである。
【0008】次に図4及び図5は記録シート1を切断す
るためのカッター10の説明図である。カッター10は、固
定刃10aと移動刃10bを有しており、移動刃10bはカッ
ター駆動モータ27によって回転駆動されるプーリ28a,
28b間に張設された伝達ワイヤ29によって、固定刃10a
に付勢された状態で矢印D方向に往復移動可能に構成さ
れている。図5において、10cは記録シート1のカッタ
ー10に対する一対の侵入ガイドであり、10dは一対の中
継ぎガイドであり、これらは記録シート1の搬送路より
解除可能に取り付けられている。
【0009】次にシートロール1aより引き出された記
録シート1の巻き戻し部の構成について図6を参照して
説明する。図6において、シートロール1aは、芯材1
bに記録シート1を巻き付けたものであり、その芯材1
bに支持軸1cを差し込み固定している。上記支持軸1
cの両端部近傍には、収納部2a,2bに落とし込みし
やすいように差し込みガイド30が設けられており、この
差し込みガイド30間に設けた支持軸受31を介して支持さ
れている。また上記支持軸1cの両端部には、巻き取り
ギヤ32が取り付けられており、巻き取り用モータ33のモ
ータギヤ33aと噛合している。上記巻き取り用モータ33
の駆動力は、モータギヤ33a,巻き取りギヤ32を介して
駆動力をシートロール1aに伝達している。尚、上記巻
き取りギヤ32には内径部に、一方向クラッチが圧入され
ていて、引き出し方向にシートロール1aが空転するよ
うに構成されている。
【0010】次に上記シートロール1aの残量検出部の
構成について図7及び図8を参照して説明する。図7は
おいて、収納部2a,2b内には、シートロール1aの
表面に接触してコロ軸34aを中心に従動回転する接触コ
ロ34が設けられている。この接触コロ34は、シートロー
ル1aの巻径の変化に応じて揺動軸35を中心として矢印
Eに示すように揺動する遮蔽板36の一端36aに支持され
ている。また上記遮蔽板36の他端36bと収納部2a,2
b内に突設された固定片2c間は引張ばね37により連結
されており、遮蔽板36を時計回り方向に回転して接触コ
ロ34が常時シートロール1aに接触するように構成され
ている。また上記遮蔽板36の一端36bは、シートロール
1aの巻径が小さくなるにつれて時計回り方向に回転
し、残量検出センサー4a,4bを遮蔽するように構成
されている。また図8に示すようにシートロール1aに
は、残量が所定量に達すると帯状のライン1dが設けら
れており、残量検出センサー4a,4bは上記帯状ライ
ン1dを読み取って記録シート1の終了を検出する。
【0011】次に上述のように構成された記録装置の記
録動作について説明する。図1において、支持軸1cに
支持され回動自在なシートロール1aより引き出された
記録シート1は、給送ローラ3a,3bにより給送さ
れ、第一搬送ローラ7を経てレジストローラ8まで送ら
れ、更に高精度ローラ9まで送られて停止する。次に記
録シート1は吸着板11に吸着された状態で所定回数記録
ヘッド12による画像記録が行われ、所定寸法になると、
カッター10で切断された後、乾燥機16で乾燥された後、
排出ローラ17により排出トレイ18に排出される。尚、44
は記録シート1の排出状態を検出するための排出センサ
である。
【0012】切断後の記録シート1の先端部は、給送ロ
ーラ3a,3bと第一搬送ローラ7との間に位置する状
態で待機している。連続記録の場合は、カッター10近傍
に設けた待機センサー38で前の記録シート1が記録終了
までに第1搬送ローラ6,7を逆転させて記録シート先
端部を待機位置まで戻し待機させる。また、1枚だけ記
録する場合は、巻き取り用モータ33及び図示しない第一
搬送モータを逆転させることで、カッター10から待機位
置まで巻き戻して待機させている。
【0013】次に上記記録装置の制御手段を示すブロッ
ク図について図9を参照して説明する。制御部39は、記
録装置全体の制御を行うCPU39aと、図10に示すフロ
ーチャートに示す制御内容及び各種データ等を格納した
ROM39bと、上記CPU39aのワークエリアとして使
用されると共に、記録枚数等の各種データの一時保存を
行うRAM39c等を有する。40は上記制御部39との間で
信号を入出力行うためのインターフェースであり、この
インターフェース40には、残量検出センサ4a,4b、
解除センサ5a,5b、遅延センサー14,待機センサー
38より検出信号が入力し、また記録ヘッドドライバ41、
モータドライバ42に対して制御信号が出力される。
【0014】次に、図10乃至図12に示すフローチャート
を参照してジャム処理及び収納部の引き出し動作につい
て説明する。 〔第1実施例〕図10はジャム発生から記録シートの巻き
戻し動作を示す。ステップS1において、装置内の遅延
センサー14が記録シート1の搬送に遅延が生じたことを
検出する(NOの場合)と、ステップS2〜ステップS
3に移行し全ての記録搬送動作が停止して、搬送手段以
外の機構、例えば記録ヘッド12等はホームポジションに
復帰する。また記録シート1の搬送が正常に行われてい
る場合には、上記遅延センサー14は遅延を検出せず(Y
ES)、ステップS4に移行して通常の記録シーケンス
にしたがって記録搬送動作が行われる。次にステップS
5に移行して搬送モータ43を逆転駆動し、更に巻き取り
用モータ33をONすることにより、第一搬送ローラ7
a,7bと、給送ローラ3a,3bが逆転するのと同時
に、シートロール1aが回転駆動して記録シート1が巻
き戻される。そしてステップS6〜ステップS8に移行
して記録シート1の先端が解除センサ5a,5bを通過
する位置まで巻き戻すと、前記搬送モータ43及び巻き取
り用モータ33をOFFして巻き戻し動作を終了する。こ
の時記録シート1は収納部2a,2b内に巻き戻されて
いるので、図2に示すように収納部2a,2bを装置外
に引き出してジャム処理を行うことができる。また同時
にシートロール1aの交換及び補給を行うことができ
る。
【0015】上記構成によれば、記録シート1を記録搬
送方向に対して逆方向に搬送して、収納部2a,2bを
装置外に引き出し可能な位置まで巻き戻すことで、記録
シート1のジャム処理を容易にし、またシートロール1
aの交換及び装填作業を容易にし、更には逆搬送でのシ
ートロール1aの巻きくずれを防止することで斜行を防
止する等の効果を有するものである。
【0016】〔第2実施例〕図11はジャム発生−記録シ
ート切断−記録シート巻き戻しの一連の動作を示すもの
である。ステップS11において、装置内の遅延センサー
14が記録シート1の搬送に遅延が生じたことを検出する
(NOの場合)と、ステップS12〜ステップS13に移行
し全ての記録搬送動作が停止して、搬送手段以外の機
構、例えば記録ヘッド12等はホームポジションに復帰す
る。また記録シート1の搬送が正常に行われている場合
には、上記遅延センサー14は遅延を検出せず(YE
S)、ステップS14に移行して通常の記録シーケンスに
したがって記録搬送動作が行われる。次にステップS15
に移行してカッター駆動モータ27を駆動させカッター10
を作動させて記録シート1を切断した後、ステップS16
に移行して搬送モータ43を逆転駆動し、更に巻き取り用
モータ33をONすることにより、第一搬送ローラ7a,
7bと、給送ローラ3a,3bが逆転するのと同時に、
シートロール1aが回転駆動して記録シート1が巻き戻
される。そしてステップS17〜ステップS19に移行して
記録シート1の先端が解除センサ5a,5bを通過する
位置まで巻き戻すと、前記搬送モータ43及び巻き取り用
モータ33をOFFして巻き戻し動作を終了する。
【0017】〔第3実施例〕図12は前記第2実施例の動
作に加えて記録シートの遅延が検出されてからカッター
による切断前に巻き戻し動作を加えたものである。即
ち、ジャム発生−記録シート巻き戻し−記録シート切断
−記録シート巻き戻しの一連の動作を示すものである。
ステップS21において、装置内の遅延センサー14が記録
シート1の搬送に遅延が生じたことを検出する(NOの
場合)と、ステップS22〜ステップS23に移行し全ての
記録搬送動作が停止して、搬送手段以外の機構、例えば
記録ヘッド12等はホームポジションに復帰する。また記
録シート1の搬送が正常に行われている場合には、上記
遅延センサー14は遅延を検出せず(YES)、ステップ
S24に移行して通常の記録シーケンスにしたがって記録
搬送動作が行われる。次にステップS25に移行して搬送
モータ43を逆転駆動し、更に巻き取り用モータ33をON
することにより、第一搬送ローラ7a,7bと、給送ロ
ーラ3a,3bが逆転するのと同時に、シートロール1
aが回転駆動して記録シート1が巻き戻される。そして
ステップS26〜ステップS28に移行して記録シート1の
先端が解除センサ5a,5bを通過する位置まで巻き戻
すと、前記搬送モータ43及び巻き取り用モータ33をOF
Fして巻き戻し動作を停止する。次いでステップS29に
移行してカッター駆動モータ27を駆動させカッター10を
作動させて記録シート1を切断した後、ステップS30に
移行して搬送モータ43を逆転駆動し、更に巻き取り用モ
ータ33をONすることにより、第一搬送ローラ7a,7
bと、給送ローラ3a,3bが逆転するのと同時に、シ
ートロール1aが回転駆動して記録シート1が巻き戻さ
れる。そしてステップS31〜ステップS33に移行して記
録シート1の先端が解除センサ5a,5bを通過する位
置まで巻き戻すと、前記搬送モータ43及び巻き取り用モ
ータ33をOFFして巻き戻し動作を終了する。
【0018】尚、第1実施例と同様の構成で記録シート
の遅延が検出され全ての記録搬送動作が停止した後、カ
ッターで記録シートを切断し、ジャムを生じた記録シー
トを引きずり出してジャム処理することも可能である。
また前記実施例にかかる記録装置と同様の構成でカッタ
ーを乾燥機の後に配置することも可能である。更に切断
手段としても一般的な、回転式のロータリー状の刃を用
いたものや、ギロチン形式の切断方式が用いることがで
きる。
【0019】また前記実施例におけるシートロール収納
部の他の実施例について図13乃至図16を参照して説明す
る。図13及び図14に示すように全体構成は前記実施例と
同様であるが、カッター10を乾燥機16の後に配置し、ま
たシートロール1aの収納部2a,2bを図15及び図16
に示すように構成したものである。即ち図15において、
シートロール1aの収納状態では、記録シート1は矢印
F方向に搬送される。また、図16に示すように収納部2
a,2bが矢印G方向に引き出されると、巻き取りギヤ
32と巻き戻しギヤ45との噛合が解除され、更に巻き取り
ギヤ32は装置本体に固定されたラック46と噛合して収納
部2a,2bを引き出す分だけシートロール1aを反時
計回り方向に回転させ、第一搬送ローラ6,7にあった
記録シート先端部が、収納部2a,2bの引き出し後に
は給送ローラ3a,3b側に巻き戻されている。又、装
置への装填時は、巻き取りギヤ32の内部に圧入されてい
る一方向クラッチで空転するように構成されている。本
実施例によっても、前記実施例と同様な効果を得ること
ができる。
【0020】また前述した実施例では記録手段としてイ
ンクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じて電
気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体による膜沸騰を
越える加熱によって生ずる気泡の成長により、インクを
吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更に好
ましい。その代表的な構成や原理については、例えば米
国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書に開
示されている基本的な原理を用いて行うものが好まし
い。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュアス
型の何れにも適用可能であるが、特にオンデマンド型の
場合には、液体(インク)が保持されているシートや液
路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報
に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える
少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電
気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの
熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号
に一対一で対応した液体内の気泡を形成出来るので有効
である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介し
て液体を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。
この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の
成長収縮が行われるので、特に優れた液体の吐出が達成
出来、より好ましい。
【0021】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第 4463359号明細書、同第 4345262号明細書に記載
されているようなものが適している。尚、前記熱作用面
の温度上昇率に関する発明の米国特許第 4313124号明細
書に記載されている条件を採用すると、更に優れた記録
を行うことが出来る。
【0022】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第 4558333号明細書、同第 4459600号明細書を
用いた構成も本発明に含まれるものである。また複数の
電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換
体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公
報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対
応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づ
いた構成としても本発明の効果は有効である。即ち、記
録ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明に
よれば記録を確実に効率良く行うことが出来るようにな
るからである。
【0023】更に、記録装置が記録出来る記録媒体の最
大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドに対しても本発明は有効に適用出来る。そのような
記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
て、その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個
の記録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。
【0024】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的
にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録
ヘッドを用いても良い。また本発明の記録装置の構成と
して設けられる、記録ヘッドの回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明をの効果を一層安定出来
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或いは吸引手段、電気熱変換タイプ或い
はこれとは別の加熱素子或いはこれらの組合せによる予
備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0025】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、本実施例に示した異なる色
の複色カラー、または混色によるフルカラー等の記録色
や濃度を異にする複数のインクに対応して複数個数設け
られるものの他、例えば黒色等の主流色のみの記録モー
ドを有し、単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものであっても良い。
【0026】更に加えて、前述した実施例に於いてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を30
℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘
性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化
のエネルギーとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録シートに到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーに
よって初めて液化する性質のインクを使用する場合も適
用可能である。このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報或いは特開昭60− 71260号公報に記載され
るような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固
形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対
向するような形態としても良い。上述した各インクに対
して最も有効なものは、前述した膜沸騰方式を実行する
ものである。
【0027】更に、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末として用いられるものの他、リーダ等と組み合わ
せた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ
装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、検出手段により被
記録媒体の終了,搬送不良を検出すると、被記録媒体を
着脱可能な位置まで記録搬送方向に対して逆方向に搬送
し、収納手段を装置外に引き出して被記録媒体を交換,
補給することによって、被記録媒体のジャム処理を容易
にし、またシートロールの交換及び装填作業を容易に
し、更には逆搬送でのシートロールの巻きくずれを防止
することで斜行を防止する等の効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録装置の概略構成を示す断面説明図である。
【図2】シートロール収納部を引き出した状態を示す説
明図である。
【図3】記録手段を示す斜視説明図である。
【図4】カッターの斜視説明図である。
【図5】カッターの断面説明図である。
【図6】巻き戻し部の断面説明図である。
【図7】記録シートの残量検出部の説明図である。
【図8】シートロールの残量検出部を示す説明図であ
る。
【図9】制御手段を示すブロック図である。
【図10】第1実施例に係るジャム処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】第2実施例に係るジャム処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】第3実施例に係るジャム処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】記録装置の他例を示す断面説明図である。
【図14】シートロール収納部を引き出した状態を示す
説明図である。
【図15】シートロール収納部の他例を示す説明図であ
る。
【図16】シートロール収納部の他例を示す説明図であ
る。
【図17】従来のファクシミリ装置の説明図である。
【符号の説明】
1…記録シート 1a…シートロール 1b…芯材 1c…支持軸 1d…帯状ライン 2a,2b…収納部 3a,3b…給送ローラ 4a,4b…残量検出センサ 5a,5b…解除センサ 6a,6b…アキュライドレール 7…第一搬送ローラ 8…レジストローラ 9…高精度ローラ 10…カッター 10a…固定刃 10b…移動刃 10c…侵入ガイド 10d…中継ぎガイド 11…吸着板 12…記録ヘッド 13…供給系 13a…インクチューブ 14…遅延センサー 15…第二搬送ローラ 16…乾燥機 17…排出ローラ 18…排出トレイ 19…キャリア 20…記録ヘッド用モータ 21a,21b,25a,25b,28a,28b…プーリー 22,26…駆動ベルト 23…ガイドシャフト 24…供給用モータ 27…カッター駆動モータ 29…伝達ワイヤ 30…差し込みガイド 31…支持軸受 32…巻き取りギヤ 33…巻き取り用モータ 33a…モータギヤ 34…接触コロ 35…揺動軸 36…遮蔽板 37…引張バネ 38…待機センサー 39…制御部 39a…CPU 39b…ROM 39c…RAM 40…インターフェース 41…記録ヘッドドライバ 42…モータドライバ 43…搬送モータ 44…排出センサ 45…巻き戻しギヤ 46…ラック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻き付けられた被記録媒体を
    引き出し可能に収納する収納部と、 記録情報に応じて前記被記録媒体に像を形成するための
    記録手段と、 前記被記録媒体を記録手段に搬送するための搬送手段
    と、 前記被記録媒体の残量,搬送位置を検出するための検出
    手段と、 前記検出手段による検出結果に応じて搬送手段の動作を
    制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は被記録媒体の終了,搬送不良を検出する
    と、前記被記録媒体を着脱可能な位置まで記録搬送方向
    に対して逆方向に搬送するように搬送動作を制御し、前
    記収納部が装置外に引き出し可能となることを特徴とす
    る。
  2. 【請求項2】 前記収納手段には、複数のロール状被記
    録媒体が収納されている請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録装置は、記録手段が信号に応じ
    てインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方式
    である請求項1記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録装置は、記録手段が信号に応じ
    て電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体による熱エ
    ネルギーを利用してインクを吐出して記録を行うインク
    ジェット記録方式である請求項3記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録装置は、記録手段が信号に応じ
    て電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体による膜沸
    騰を越える加熱によって生ずる気泡の成長により、イン
    クを吐出口より吐出して記録を行うインクジェット記録
    方式である請求項4記載の記録装置。
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