JPH06162303A - 硬貨払出装置 - Google Patents
硬貨払出装置Info
- Publication number
- JPH06162303A JPH06162303A JP4316986A JP31698692A JPH06162303A JP H06162303 A JPH06162303 A JP H06162303A JP 4316986 A JP4316986 A JP 4316986A JP 31698692 A JP31698692 A JP 31698692A JP H06162303 A JPH06162303 A JP H06162303A
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- Japan
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- coin
- payout
- coins
- opening
- dispensing device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カセットチューブを取り外した状態でも硬貨
が抜け落ちることがなく、カセットチューブの着脱作業
を効率的に行なえる硬貨払出装置を実現すること。 【構成】 装置本体に着脱可能に取り付けられ、硬貨５
が整列積みされているカセットチューブ１３において、
硬貨５が排出される硬貨払出口４１の前方には、その開
口部を塞ぐ位置に、コイルバネ１２により付勢されるコ
インストッパ１１を有している。このため、装置本体か
らカセットチューブ１３を取り外した場合には、硬貨払
出口４１より硬貨５が抜け落ちることがなく、また、硬
貨５の払出時には、コインストッパ１１が払出硬貨に押
されて硬貨払出口４１を開放するので、払出動作の妨げ
とはならない。
が抜け落ちることがなく、カセットチューブの着脱作業
を効率的に行なえる硬貨払出装置を実現すること。 【構成】 装置本体に着脱可能に取り付けられ、硬貨５
が整列積みされているカセットチューブ１３において、
硬貨５が排出される硬貨払出口４１の前方には、その開
口部を塞ぐ位置に、コイルバネ１２により付勢されるコ
インストッパ１１を有している。このため、装置本体か
らカセットチューブ１３を取り外した場合には、硬貨払
出口４１より硬貨５が抜け落ちることがなく、また、硬
貨５の払出時には、コインストッパ１１が払出硬貨に押
されて硬貨払出口４１を開放するので、払出動作の妨げ
とはならない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、両替機や釣銭払出機な
どに利用される硬貨払出装置の構成に関し、特に、装置
本体から硬貨筒部を取り外したときの硬貨抜け落ち防止
機構に関するものである。
どに利用される硬貨払出装置の構成に関し、特に、装置
本体から硬貨筒部を取り外したときの硬貨抜け落ち防止
機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４（ａ）〜（ｄ）に、一般的な硬貨払
出装置を示してある。硬貨払出装置は、外部入力による
硬貨払出指令を受けて、硬貨の収納部であるカセットチ
ューブ（硬貨筒部）１３から硬貨払出指令に基づく所定
枚数の硬貨を装置下部の硬貨出金口１に払出すものであ
る。この硬貨払出装置において、カセットチューブ１３
は装置本体に対して着脱自在に取り付けられており、カ
セットチューブ１３と一体的に形成されているフック３
１を撓ませて、装置上部から離脱させることにより、取
り外しおよび取り付けができるようになっている。図５
に、装置本体から取り外したカセットチューブ１３を示
してある。カセットチューブ１３は方柱状で、上方側の
チューブ３と下方部の硬貨受け部４とから概略構成さ
れ、固定ねじ３９により連結されている。チューブ３は
各金種に対応可能なように、最大径の硬貨の直径に合わ
せて形成されており、一方、硬貨受け部４は収納される
硬貨の形状に応じた寸法となっている。硬貨受け部４の
下方側には、硬貨の払い出し時に、カセットチューブ１
３の下方位置に設けられている払出動作部により押し出
された硬貨を払い出す硬貨払出口４１が形成されてい
る。また、カセットチューブ１３の正面側は透明のフロ
ントカバー２となっているので、内部の硬貨残量を容易
に確認できる。
出装置を示してある。硬貨払出装置は、外部入力による
硬貨払出指令を受けて、硬貨の収納部であるカセットチ
ューブ（硬貨筒部）１３から硬貨払出指令に基づく所定
枚数の硬貨を装置下部の硬貨出金口１に払出すものであ
る。この硬貨払出装置において、カセットチューブ１３
は装置本体に対して着脱自在に取り付けられており、カ
セットチューブ１３と一体的に形成されているフック３
１を撓ませて、装置上部から離脱させることにより、取
り外しおよび取り付けができるようになっている。図５
に、装置本体から取り外したカセットチューブ１３を示
してある。カセットチューブ１３は方柱状で、上方側の
チューブ３と下方部の硬貨受け部４とから概略構成さ
れ、固定ねじ３９により連結されている。チューブ３は
各金種に対応可能なように、最大径の硬貨の直径に合わ
せて形成されており、一方、硬貨受け部４は収納される
硬貨の形状に応じた寸法となっている。硬貨受け部４の
下方側には、硬貨の払い出し時に、カセットチューブ１
３の下方位置に設けられている払出動作部により押し出
された硬貨を払い出す硬貨払出口４１が形成されてい
る。また、カセットチューブ１３の正面側は透明のフロ
ントカバー２となっているので、内部の硬貨残量を容易
に確認できる。
【０００３】つぎに、図６および図７を参照して硬貨の
払出動作について説明する。硬貨払出装置において、カ
セットチューブ１３の下方位置には、モータ８，ギヤボ
ックス９，駆動カム７および払出板６などから構成され
る払出動作部が設置されており、カセットチューブ１３
が装置本体の所定位置に取り付けられると、硬貨受け部
４の底面に形成されている切欠き溝４２と払出板６とが
係合して、硬貨５の払い出しが行なわれる。すなわち、
払出板６はモータ８の駆動により、硬貨受け部４の裏面
側から前方側の硬貨払出口４１の方向へ往復運動するた
め、硬貨受け部４に水平に整列積されている硬貨５のう
ちの最下部の硬貨５が硬貨払出口４１から押し出され
る。押し出された硬貨５は、シュート１０を通じて装置
下部の硬貨出金口１に導かれ、硬貨出金口１の外部に設
けられている硬貨受け皿に払い出される。ここで、硬貨
受け部４の硬貨払出口４１は、収納される硬貨５の形状
に応じて設定されており、その開口寸法は硬貨１枚分の
厚みより若干広く、且つ、２枚分の厚みよりも狭く形成
されているので、硬貨５は１枚ずつ払い出される。
払出動作について説明する。硬貨払出装置において、カ
セットチューブ１３の下方位置には、モータ８，ギヤボ
ックス９，駆動カム７および払出板６などから構成され
る払出動作部が設置されており、カセットチューブ１３
が装置本体の所定位置に取り付けられると、硬貨受け部
４の底面に形成されている切欠き溝４２と払出板６とが
係合して、硬貨５の払い出しが行なわれる。すなわち、
払出板６はモータ８の駆動により、硬貨受け部４の裏面
側から前方側の硬貨払出口４１の方向へ往復運動するた
め、硬貨受け部４に水平に整列積されている硬貨５のう
ちの最下部の硬貨５が硬貨払出口４１から押し出され
る。押し出された硬貨５は、シュート１０を通じて装置
下部の硬貨出金口１に導かれ、硬貨出金口１の外部に設
けられている硬貨受け皿に払い出される。ここで、硬貨
受け部４の硬貨払出口４１は、収納される硬貨５の形状
に応じて設定されており、その開口寸法は硬貨１枚分の
厚みより若干広く、且つ、２枚分の厚みよりも狭く形成
されているので、硬貨５は１枚ずつ払い出される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の硬貨払出装置においては、装置本体からカセットチ
ューブ１３を取り外すと、硬貨受け部４の硬貨払出口４
１が開放状態となるため、振動が加わった場合や誤って
硬貨払出口４１を下方に向けた場合などに硬貨５が抜け
落ちてしまうという問題がある。このため、硬貨５の補
充時などにカセットチューブ１３の取り外しおよび取付
けを行なう場合には、硬貨５の抜け落ちを防止するため
に、硬貨払出口４１を片手で押さえる必要があり、もう
一方の手でフック３１の操作などを行なわなければなら
ないので、作業が行い難く、効率的でない。
成の硬貨払出装置においては、装置本体からカセットチ
ューブ１３を取り外すと、硬貨受け部４の硬貨払出口４
１が開放状態となるため、振動が加わった場合や誤って
硬貨払出口４１を下方に向けた場合などに硬貨５が抜け
落ちてしまうという問題がある。このため、硬貨５の補
充時などにカセットチューブ１３の取り外しおよび取付
けを行なう場合には、硬貨５の抜け落ちを防止するため
に、硬貨払出口４１を片手で押さえる必要があり、もう
一方の手でフック３１の操作などを行なわなければなら
ないので、作業が行い難く、効率的でない。
【０００５】そこで、本発明においては、以上の問題点
に鑑みて、カセットチューブを取り外した状態でも硬貨
が抜け落ちることがなく、カセットチューブの着脱作業
を効率的に行なえる硬貨払出装置を実現することにあ
る。
に鑑みて、カセットチューブを取り外した状態でも硬貨
が抜け落ちることがなく、カセットチューブの着脱作業
を効率的に行なえる硬貨払出装置を実現することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る硬貨払出装置、すなわち、装置本体に
着脱可能に取り付けられた硬貨筒部内に、水平に整列積
されている硬貨を押し出して、硬貨筒部の下方側に形成
されている硬貨払出口より払出す硬貨払出装置において
は、硬貨筒部の下方部に、硬貨払出口を閉塞可能に配設
され、硬貨の払出時には硬貨の押し出し力により変位し
て硬貨払出口を開放する硬貨落下防止部を備えているこ
とを特徴とする。ここで、硬貨落下防止部は、硬貨払出
口を閉塞する方向へバネ付勢されたシャッタであること
が好ましく、さらに、シャッタは、硬貨筒部の側面に沿
って形成された収納部に納められたバネにより付勢され
ていることが好ましい。
に、本発明に係る硬貨払出装置、すなわち、装置本体に
着脱可能に取り付けられた硬貨筒部内に、水平に整列積
されている硬貨を押し出して、硬貨筒部の下方側に形成
されている硬貨払出口より払出す硬貨払出装置において
は、硬貨筒部の下方部に、硬貨払出口を閉塞可能に配設
され、硬貨の払出時には硬貨の押し出し力により変位し
て硬貨払出口を開放する硬貨落下防止部を備えているこ
とを特徴とする。ここで、硬貨落下防止部は、硬貨払出
口を閉塞する方向へバネ付勢されたシャッタであること
が好ましく、さらに、シャッタは、硬貨筒部の側面に沿
って形成された収納部に納められたバネにより付勢され
ていることが好ましい。
【０００７】
【作用】斯かる手段を講じた本発明に係る硬貨払出装置
においては、硬貨筒部の下方部に、硬貨払出口を閉塞可
能に配設され、硬貨の払出時には硬貨の押し出し力によ
り変位して硬貨払出口を開放する硬貨落下防止部を有し
ているため、装置本体から硬貨筒部を取り外した場合に
は、硬貨払出口が硬貨落下防止部により閉塞された状態
にあるので、硬貨が抜け落ちることがない。従って、硬
貨を補充する場合などの硬貨筒部着脱時に、従来の硬貨
筒部のように硬貨払出口を押さえる必要がなく、両手で
硬貨筒部の取り付けおよび取外しができるので、着脱作
業が容易となる。しかも、硬貨落下防止部は硬貨の払出
動作に応じて変位するため、硬貨筒部が装置本体に装着
されて硬貨払出動作が行なわれる時には、硬貨落下防止
部は払出硬貨に倣って変位し、硬貨払出口を開放するの
で、硬貨払出動作の妨げにはならない。
においては、硬貨筒部の下方部に、硬貨払出口を閉塞可
能に配設され、硬貨の払出時には硬貨の押し出し力によ
り変位して硬貨払出口を開放する硬貨落下防止部を有し
ているため、装置本体から硬貨筒部を取り外した場合に
は、硬貨払出口が硬貨落下防止部により閉塞された状態
にあるので、硬貨が抜け落ちることがない。従って、硬
貨を補充する場合などの硬貨筒部着脱時に、従来の硬貨
筒部のように硬貨払出口を押さえる必要がなく、両手で
硬貨筒部の取り付けおよび取外しができるので、着脱作
業が容易となる。しかも、硬貨落下防止部は硬貨の払出
動作に応じて変位するため、硬貨筒部が装置本体に装着
されて硬貨払出動作が行なわれる時には、硬貨落下防止
部は払出硬貨に倣って変位し、硬貨払出口を開放するの
で、硬貨払出動作の妨げにはならない。
【０００８】ここで、硬貨落下防止部が硬貨払出口を閉
塞する方向へバネ付勢されたシャッタであり、このシャ
ッタを付勢するバネが硬貨筒部の側面に沿って形成され
た収納部に納められている場合には、硬貨の払出時に、
バネはシャッタに加わる押し出し力によって収納部に規
定される硬貨筒部の側面に沿う垂直方向に撓み、硬貨筒
部の側方側へは広がらないので、他の機構部との干渉が
なく、装置設計が容易である。
塞する方向へバネ付勢されたシャッタであり、このシャ
ッタを付勢するバネが硬貨筒部の側面に沿って形成され
た収納部に納められている場合には、硬貨の払出時に、
バネはシャッタに加わる押し出し力によって収納部に規
定される硬貨筒部の側面に沿う垂直方向に撓み、硬貨筒
部の側方側へは広がらないので、他の機構部との干渉が
なく、装置設計が容易である。
【０００９】
【実施例】以下に、図１ないし図３を参照して、本発明
の一実施例について説明する。図１は、本発明の実施例
に係る硬貨払出装置の要部を示す正面図であり、図２お
よび図３は同硬貨払出装置の硬貨払出動作を説明する断
面図である。なお、本実施例の硬貨払出装置の全体構成
は、図４に示す従来の硬貨払出装置と略同様であるの
で、同一部分には同一参照符号を付して、その説明を省
略する。
の一実施例について説明する。図１は、本発明の実施例
に係る硬貨払出装置の要部を示す正面図であり、図２お
よび図３は同硬貨払出装置の硬貨払出動作を説明する断
面図である。なお、本実施例の硬貨払出装置の全体構成
は、図４に示す従来の硬貨払出装置と略同様であるの
で、同一部分には同一参照符号を付して、その説明を省
略する。
【００１０】これらの図において、本例の硬貨払出装置
は、硬貨受け部４の硬貨払出口４１の前方に、硬貨払出
口４１の開口部を塞ぐように配置されたコインストッパ
（硬貨落下防止部）１１を有していることを特徴とす
る。このコインストッパ１１は、断面がＬ字状を呈する
部材からなり、硬貨払出口４１の開口部を塞ぐ面に対し
て直角に曲がる面にはコイルバネ１２が固着されてい
る。そして、これらコインストッパ１１およびコイルバ
ネ１２は、チューブ３と硬貨受け部４とで構成され、カ
セットチューブ１３の側面に沿う角穴部（収納部）１４
に配設されている。
は、硬貨受け部４の硬貨払出口４１の前方に、硬貨払出
口４１の開口部を塞ぐように配置されたコインストッパ
（硬貨落下防止部）１１を有していることを特徴とす
る。このコインストッパ１１は、断面がＬ字状を呈する
部材からなり、硬貨払出口４１の開口部を塞ぐ面に対し
て直角に曲がる面にはコイルバネ１２が固着されてい
る。そして、これらコインストッパ１１およびコイルバ
ネ１２は、チューブ３と硬貨受け部４とで構成され、カ
セットチューブ１３の側面に沿う角穴部（収納部）１４
に配設されている。
【００１１】この角穴部１４は、チューブ３と硬貨受け
部４とを連結する際に、双方の位置合わせを容易に行な
うために設けられている硬貨受け部４の張出部４ａと、
チューブ３の下方部に延設された前垂れ部３ａとが係合
することにより生じるスペースである。
部４とを連結する際に、双方の位置合わせを容易に行な
うために設けられている硬貨受け部４の張出部４ａと、
チューブ３の下方部に延設された前垂れ部３ａとが係合
することにより生じるスペースである。
【００１２】このような構成の硬貨払出装置において
は、図２に示すように、装置本体からカセットチューブ
（硬貨筒部）１３を取り外した状態では、コインストッ
パ１１がコイルバネ１２によって付勢され、硬貨払出口
４１の開口部を塞ぐため、硬貨５が抜け落ちることはな
い。また、図３に示すように、カセットチューブ１３が
装置本体の所定位置に装着された状態で、払出板６が駆
動して硬貨受け部４の最下部の硬貨５を押し出すと、払
出硬貨の端部とコインストッパ１１先端のテーパ面１１
ａとが当接して、これを押し上げる形となる。ここで、
コイルバネ１２のバネ圧は払出板６の押し出し力に比し
て弱く設定されているため、コイルバネ１２は払出硬貨
による押し上げ力を受けて角穴部１４により規定される
垂直方向に撓み、コインストッパ１１が払出硬貨に倣っ
て傾くので、硬貨払出口４１の開口部が開放される。こ
のため、硬貨５は硬貨払出口４１より押し出されてシュ
ート１０および硬貨出金口１を経て払い出される。そし
て、硬貨５の払出動作の後には、コインストッパ１１は
コイルバネ１２により付勢されて再び硬貨払出口４１の
開口部を塞ぐ形態を復帰する。
は、図２に示すように、装置本体からカセットチューブ
（硬貨筒部）１３を取り外した状態では、コインストッ
パ１１がコイルバネ１２によって付勢され、硬貨払出口
４１の開口部を塞ぐため、硬貨５が抜け落ちることはな
い。また、図３に示すように、カセットチューブ１３が
装置本体の所定位置に装着された状態で、払出板６が駆
動して硬貨受け部４の最下部の硬貨５を押し出すと、払
出硬貨の端部とコインストッパ１１先端のテーパ面１１
ａとが当接して、これを押し上げる形となる。ここで、
コイルバネ１２のバネ圧は払出板６の押し出し力に比し
て弱く設定されているため、コイルバネ１２は払出硬貨
による押し上げ力を受けて角穴部１４により規定される
垂直方向に撓み、コインストッパ１１が払出硬貨に倣っ
て傾くので、硬貨払出口４１の開口部が開放される。こ
のため、硬貨５は硬貨払出口４１より押し出されてシュ
ート１０および硬貨出金口１を経て払い出される。そし
て、硬貨５の払出動作の後には、コインストッパ１１は
コイルバネ１２により付勢されて再び硬貨払出口４１の
開口部を塞ぐ形態を復帰する。
【００１３】以上のとおり、本例の硬貨払出装置におい
ては、硬貨５の収納部であるカセットチューブ１３の硬
貨払出口４１の開口部に、コイル１２により付勢された
コインストッパ１１を備えているため、硬貨払出口４１
の開口部はコインストッパ１１により塞がれるので、硬
貨５の補充時やメンテナンス時などに装置本体からカセ
ットチューブ１３を取り外した場合でも、硬貨５が抜け
落ちることがなく、カセットチューブ１３の着脱作業を
容易に行なうことができる。また、硬貨５の払出時に
は、払出板６の払出動作（払出硬貨の移動）に倣ってコ
インストッパ１１が変位して硬貨払出口４１を開放する
ので、払出動作の妨げとなることはない。
ては、硬貨５の収納部であるカセットチューブ１３の硬
貨払出口４１の開口部に、コイル１２により付勢された
コインストッパ１１を備えているため、硬貨払出口４１
の開口部はコインストッパ１１により塞がれるので、硬
貨５の補充時やメンテナンス時などに装置本体からカセ
ットチューブ１３を取り外した場合でも、硬貨５が抜け
落ちることがなく、カセットチューブ１３の着脱作業を
容易に行なうことができる。また、硬貨５の払出時に
は、払出板６の払出動作（払出硬貨の移動）に倣ってコ
インストッパ１１が変位して硬貨払出口４１を開放する
ので、払出動作の妨げとなることはない。
【００１４】また、このコインストッパ１１、およびコ
インストッパ１１を付勢させるコイルバネ１２は、チュ
ーブ３と硬貨受け部４とで構成される角穴部１４に配設
されているため、これらを保持するための保持手段は不
要であり、また、カセットチューブ１３外部に突出する
こともないので、装置本体の側を大幅に改造する必要が
なく、現行の硬貨払出装置にも対応可能である。
インストッパ１１を付勢させるコイルバネ１２は、チュ
ーブ３と硬貨受け部４とで構成される角穴部１４に配設
されているため、これらを保持するための保持手段は不
要であり、また、カセットチューブ１３外部に突出する
こともないので、装置本体の側を大幅に改造する必要が
なく、現行の硬貨払出装置にも対応可能である。
【００１５】なお、硬貨落下防止部の機構としては、本
例に限るものではなく、たとえば、コインストッパ１１
とコイルバネ１２とを可撓性の部材を用いて一体的に形
成した形態のものであっても良い。
例に限るものではなく、たとえば、コインストッパ１１
とコイルバネ１２とを可撓性の部材を用いて一体的に形
成した形態のものであっても良い。
【００１６】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る硬
貨払出装置においては、硬貨筒部の下方部に、硬貨払出
口を閉塞可能に配設され、硬貨の払出時には硬貨の押し
出し力により変位して硬貨払出口を開放する硬貨落下防
止部を有しているため、装置本体から硬貨筒部を取り外
した場合にも、硬貨払出口より硬貨が抜け落ちることが
ないので、硬貨補充時などの硬貨筒部の着脱作業が容易
となる。しかも、硬貨落下防止部は硬貨の払出動作に応
じて変位して硬貨払出口を開放するので、硬貨払出動作
の妨げにはならない。
貨払出装置においては、硬貨筒部の下方部に、硬貨払出
口を閉塞可能に配設され、硬貨の払出時には硬貨の押し
出し力により変位して硬貨払出口を開放する硬貨落下防
止部を有しているため、装置本体から硬貨筒部を取り外
した場合にも、硬貨払出口より硬貨が抜け落ちることが
ないので、硬貨補充時などの硬貨筒部の着脱作業が容易
となる。しかも、硬貨落下防止部は硬貨の払出動作に応
じて変位して硬貨払出口を開放するので、硬貨払出動作
の妨げにはならない。
【００１７】ここで、硬貨落下防止部が硬貨払出口を閉
塞する方向へバネ付勢されたシャッタであり、このシャ
ッタを付勢するバネが硬貨筒部の側面に沿って形成され
た収納部に納められている場合には、硬貨の払出時に、
バネはシャッタに加わる押し出し力によって収納部に規
定される硬貨筒部の側面に沿う垂直方向に撓み、硬貨筒
部の側方側へは広がらないので、他の機構部との干渉が
なく、装置設計が容易である。
塞する方向へバネ付勢されたシャッタであり、このシャ
ッタを付勢するバネが硬貨筒部の側面に沿って形成され
た収納部に納められている場合には、硬貨の払出時に、
バネはシャッタに加わる押し出し力によって収納部に規
定される硬貨筒部の側面に沿う垂直方向に撓み、硬貨筒
部の側方側へは広がらないので、他の機構部との干渉が
なく、装置設計が容易である。
【図１】本発明の実施例に係る硬貨払出装置の要部を示
す正面図である。
す正面図である。
【図２】同硬貨払出装置の硬貨払出動作を説明する断面
図である。
図である。
【図３】同硬貨払出装置の硬貨払出動作を説明する断面
図である。
図である。
【図４】（ａ）は一般的な硬貨払出装置を示す正面図、
（ｂ）はその上面図、（ｃ）はその左側面図、（ｄ）は
その右側面図である。
（ｂ）はその上面図、（ｃ）はその左側面図、（ｄ）は
その右側面図である。
【図５】（ａ）は図４に示す硬貨払出装置のカセットチ
ューブを示す正面図、（ｂ）はその右側面図である。
ューブを示す正面図、（ｂ）はその右側面図である。
【図６】図４に示す硬貨払出装置の硬貨払出動作を説明
する説明図である。
する説明図である。
【図７】図４に示す硬貨払出装置の硬貨払出動作を説明
する説明図である。
する説明図である。
１・・・硬貨出金口 ２・・・フロントカバー ３・・・チューブ ４・・・硬貨受け部 ５・・・硬貨 ６・・・払出板 ７・・・駆動カム ８・・・モータ ９・・・ギヤボックス １０・・・シュート １１・・・コインストッパ（硬貨落下防止部） １２・・・コイルバネ １３・・・カセットチューブ（硬貨筒部） １４・・・角穴部 ３１・・・フック ３９・・・固定ねじ ４１・・・硬貨払出口 ４２・・・切欠き溝
Claims (3)
- 【請求項１】 装置本体に着脱可能に取り付けられた硬
貨筒部内に、水平に整列積されている硬貨を押し出し
て、前記硬貨筒部の下方側に形成されている硬貨払出口
より払出す硬貨払出装置において、 前記硬貨筒部の下方部には、前記硬貨払出口を閉塞可能
に配設され、硬貨の払出時には当該硬貨の押し出し力に
より変位して前記硬貨払出口を開放する硬貨落下防止部
を備えていることを特徴とする硬貨払出装置。 - 【請求項２】 請求項１において、前記硬貨落下防止部
は、前記硬貨払出口を閉塞する方向へバネ付勢されたシ
ャッタであることを特徴とする硬貨払出装置。 - 【請求項３】 請求項２において、前記シャッタは、前
記硬貨筒部の側面に沿って形成された収納部に納められ
たバネにより付勢されていることを特徴とする硬貨払出
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31698692A JP3218752B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 硬貨払出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31698692A JP3218752B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 硬貨払出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06162303A true JPH06162303A (ja) | 1994-06-10 |
| JP3218752B2 JP3218752B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=18083148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31698692A Expired - Fee Related JP3218752B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 硬貨払出装置 |
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|---|---|
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US6837783B2 (en) * | 2001-05-04 | 2005-01-04 | Mars Incorporated | Coin stores and coin dispensers |
Families Citing this family (1)
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-
1992
- 1992-11-26 JP JP31698692A patent/JP3218752B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6144072A (en) * | 1994-11-02 | 2000-11-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor device formed on insulating layer and method of manufacturing the same |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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