JPH06162027A - 駐車設備 - Google Patents

駐車設備

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JPH06162027A
JPH06162027A JP31380592A JP31380592A JPH06162027A JP H06162027 A JPH06162027 A JP H06162027A JP 31380592 A JP31380592 A JP 31380592A JP 31380592 A JP31380592 A JP 31380592A JP H06162027 A JPH06162027 A JP H06162027A
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正寛 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両に対応した識別子が他の車両の識別子と
重複することがなく、円滑に入出庫処理ができる駐車設
備を提供する。 【構成】 免許証番号LNを車両に対応する識別子とし
た。この免許証3の表面を読み取り免許証番号LNを出
力する画像処理装置2を設けた。また、免許証番号LN
を基にして入庫日時または出庫日時、および入庫棚に対
応した番号などから入出庫情報を生成し、記憶する制御
部10を設けた。これにより、識別子によって対応する
車両を確実に判別することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駐車券等を発券せずに
駐車車両を管理することができる駐車設備に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動駐車場においては、
駐車場に入庫した時刻を記録した駐車券を発行し、出庫
時に、この駐車券に記録された入庫時刻から駐車時間を
計算して駐車料金を算出する場合が多い。しかしなが
ら、このような駐車券を用いた方法においては、駐車券
を紛失したり、あるいは駐車券が不正に使用される等の
弊害があり、駐車車両を適正に管理できない状況も起こ
り得る。例えば、立体収容可能な車両台数分のパレット
を設けてなる立体駐車設備の場合、駐車券には駐車車両
を収容したパレットに対応したパレット番号が、入庫日
時と共に駐車券(記録媒体)に記録されて発券される。
そして、出庫時には、この記録内容が読み取られ、これ
によりパレット番号に対応したパレットが出庫口に搬送
されると共に、入出庫日時を基に駐車料金を算出した
り、領収書を発行する等の精算処理が行われる。ところ
で、このような立体駐車場において、駐車券を紛失する
と、料金算出/精算処理を行うことができないばかり
か、駐車車両を収容したパレットを特定できなくなるこ
とも有り得る。このような場合には、パレットを一台ず
つ出庫口に搬送して該当車両を探さなければならず、こ
うした「迷子車両」を探す作業は多くの時間を要するた
め、入出庫の作業効率を下げる結果となる。
【0003】そこで、近年では、こうした弊害を解決す
るため、駐車券を発行しないで駐車車両を管理する様々
なシステムが開発されている。以下に、その具体例を挙
げて説明する。 車両を撮像してナンバープレートの車両番号を抽出す
るシステム。このシステムでは、所定位置に設けられた
センサによって車両の到来が検出されると、ビデオカメ
ラが作動し、車両全体を撮影して、撮像データを発生す
る。この撮像データには、所定の画像処理が施され、こ
れにより車両ナンバープレートの車両番号が抽出され
る。すなわち、上述した画像処理では、まず、平均化処
理によって撮像データからノイズ成分が除去される。そ
して、平均化された撮像データに二値化処理を施す。こ
の二値化処理では、ナンバープレートの車両番号が記さ
れた部分の画素と、それ以外の部分を構成する画素とを
濃淡に応じて判別(二値化)し、この結果、撮像データ
から車両番号部分に相当する画素領域が抽出され、車両
番号が認識される。
【0004】車両の入庫時には、このようにして抽出さ
れた車両番号を基に入庫データが生成される。この入庫
データとは、車両番号と、該車両番号を読み取った入庫
日時から形成されるデータである。一方、出庫の際に
は、出庫しようとする車両の車両番号が読み取られる
と、車両番号に併せて、この車両番号が読み取られた日
時が出庫時間として出庫データに形成される。その後、
この出庫データにおける車両番号を検索キーとして、対
応する入庫データを検索する。この検索の結果、入庫デ
ータと出庫データとの車両番号が一致した場合は、入庫
日時と、出庫日時とに応じた駐車時間から駐車料金を算
出後、精算処理が行われるようになっている。
【0005】車両のイグニッションキー(キー)を撮
像してキー形状を抽出するシステム。この場合は、上述
した車両のナンバープレートから車両番号を抽出するの
に対して、車両のキーの形状を抽出し、これを識別子と
する点が異なっている。すなわち、入庫時において、上
述した例と同様、ビデオカメラにより、当該キーを撮像
し、撮像データを生成する。このキー撮像データは、キ
ーの形状を表す情報を保持しつつ、上記の車両番号に代
わって入庫データおよび出庫データの検索キーとして用
いられるように、所定のデータフォーマットによる簡略
化されたキーデータに変換される。したがって、入庫時
には、上述したキーデータおよび入庫日時が生成され、
車両の出庫時には、キーデータおよび出庫日時が生成さ
れ、これらに基づいて、駐車車両が管理される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のシステムにおいて、車両番号を識別子とする場合、
ナンバープレートが汚れている時には、その車両番号を
確実に認識できないことも起こり得る。また、車両前部
に取り付けられるナンバープレートは、その取り付け位
置が法律上明確に規定されていないため、車両によって
はこの前部プレートが取り付けられていないものもあ
り、こうした車両では車両番号を認識することができな
いという欠点がある。一方、キー形状を識別子として用
いる場合には、キーの外形(輪郭)から特徴を抽出し
て、その形状を認識している。このため、キーの形状が
内溝式のものであると、従来の形状認識方法ではその形
状を完全に認識することが困難になる。加えて、同一形
状のキーが複数存在する可能性があるため、必ずしも車
両とキー形状との識別子との対応が1対1にならないこ
とも有り得る。
【0007】以上を換言すれば、従来の駐車場では、駐
車車両を識別する識別子が確実に判別できなかったり、
識別子同士が重複してしまうなどの問題があり、このた
め、車両を確実に判別して円滑に駐車車両を管理する駐
車設備が望まれている。
【0008】本発明は、このような背景の下になされた
もので、車両に対応した識別子が他の車両に対応した識
別子と重複することがなく、かつ、当該識別子によって
対応する車両を確実に判別することが可能であり、円滑
に入出庫を実行することができる駐車設備を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にあっては、図
1に示すように、駐車場内へ車両を入庫する場合あるい
は駐車場外へ当該車両を出庫する場合に、それぞれ前記
車両を運転する者の免許証を読み取ると共に、当該免許
証固有の内容を抽出し、入庫車両を識別する第1の識別
データあるいは出庫車両を識別する第2の識別データを
各々発生する読み取り手段aと、前記第1の識別データ
に入庫日時と前記入庫車両の収容先を表わす収容データ
とを付与して入庫情報を発生する入庫情報発生手段b
と、前記第2の識別データに出庫日時を付与して出庫情
報を発生する出庫情報発生手段cと、前記入庫情報およ
び前記出庫情報とを記憶手段eに登録すると共に、前記
出庫情報と前記入庫情報とに応じて前記車両の入出庫を
管理する入出庫管理手段fとを備え、前記入出庫管理手
段fは、入庫時に前記収容データを発生し、一方、出庫
時に前記第2の識別データに一致する前記第1の識別デ
ータを検索し、検索された第1の識別データに含まれる
前記収容データに従って収容されている車両を出庫させ
ることを特徴としている。また、請求項2記載の発明に
よれば、前記読み取り手段aは、免許証固有の内容とし
て免許証番号を抽出することを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成によれば、駐車場内へ車両を入庫する
場合、読み取り手段aは車両を運転する者の免許証固有
の内容を抽出し、これを第1の識別データとして出力す
る。入庫情報発生手段bは、この第1の識別データに入
庫日時と入庫車両の収容先を表わす収容データとを付与
した入庫情報を発生する。この収容データは入出庫管理
手段fにより生成され、該管理手段fは入庫情報を記憶
手段eに登録して入庫車両を管理する。一方、駐車場外
へ車両を出庫する場合、読み取り手段aは車両を運転す
る者の免許証固有の内容を抽出し、これを第2の識別デ
ータとして出力する。出庫情報発生手段cがこの第2の
識別データに出庫日時を付与した出庫情報を発生する。
入出庫管理手段fは、第2の識別データと一致する第1
の識別データを検索し、検索された第1の識別データに
含まれる収容データに従って収容されている車両を出庫
させる。したがって、車両を運転する者が所持する免許
証の固有の内容によって入出庫が管理されるから、駐車
車両に対応する識別子が確実に判別でき、しかもこの識
別子同士が重複することがないので、円滑な入出庫を実
現することが可能になる。
【0011】
【実施例】
§1.実施例の構成 以下、図面を参照して、本発明の一実施例について説明
する。 (1)全体構成 図2は本発明の一実施例による駐車設備の概略構成を示
すブロック図である。この図に示す駐車設備が従来のも
のと異なる点は、駐車車両を識別する識別子に運転免許
証3を用いたことにある。以下では、こうした駐車設備
1の構成について順次説明する。まず、画像処理装置2
には、読み取り部4において免許証3の表面の全景を撮
像するように配備されたビデオカメラ(図示略)が設け
られている。このビデオカメラから出力されるビデオ信
号は、A/D変換された後、撮像データとなり、画像処
理が施される。なお、この画像処理の内容については、
後に詳述する。5はコネクタであり、画像処理によって
生成される識別信号S1を出力する。この識別信号S1
は、後述する画像処理によって免許証3から読み取られ
た免許証番号に対応する信号である。
【0012】10は、制御部であり、この駐車設備1全
体を制御する。この制御部10には、予め定められた順
序に従って各制御段階を逐次指示する指示信号S2を出
力するシーケンサ11が設けられている。また、この制
御部10内には駐車車両の入出庫情報が記憶されてお
り、必要に応じて操作盤13からの操作により、この入
出庫情報をディスプレイ(CRT)に表示したり、プリ
ンタ30より駐車状況一覧などの帳票を出力するように
構成されている。20は、駐車設備制御装置であり、指
示信号S2を受信すると、その指示内容に応じた駐車設
備の駆動制御を行う。例えば、立体駐車場であれば、駐
車車両を収容したパレットを所定の位置に移動させる等
の駆動制御を行う。
【0013】次に、図3を参照し、この駐車設備1を構
成する各部について説明する。 (2)画像処理装置2の構成 次に、図3を参照し、画像処理について説明する。この
図において、31は画像メモリであり、A/D変換処理
が行われた撮像データを一時記憶する作業用記憶領域で
ある。なお、この画像メモリ31には、免許証の表面一
枚分に相当する撮像データが記憶される。また、画像処
理装置2には、図示せぬCPU,ROMおよびRAM等
から構成されるイメージプロセッサが設けられており、
上述した免許証の撮像データを順次読み出し、所定の画
像処理を行う。ここで、「所定の画像処理」とは、周知
の技術により、例えば、撮像データを平均化してノイズ
成分を除去する平均化処理を施した後に得られる画像デ
ータを、画素の濃淡によって解析する二値化処理を行っ
て、運転免許証3に記された免許証番号LNを認識する
処理のことである。このようにして免許証番号LNが抽
出されると、この番号LNに対応した数値データから構
成される識別信号S1が当該画像処理装置2より出力さ
れる。また、操作盤6(図2参照)には各種操作ボタン
が設けられており、例えば、一台の車両に対して複数の
免許証3を対応付けする場合に操作する同乗者登録ボタ
ン等が設けられている。すなわち、この同乗者登録ボタ
ンは、駐車車両1台に対して複数の免許証番号LNを対
応付ける時に操作されるものであり、例えば、入庫時と
出庫時とで運転者が入れ替る場合などに用いられる。
【0014】(3)制御部10の構成 制御部10には、車両の入出庫時に画像処理装置2によ
って読み取られた免許証番号LNから、入庫データを生
成する入庫情報作成装置14と、出庫データを生成する
出庫情報作成装置15が設けられている。また、制御部
10は、上記装置14,15にそれぞれ入/出庫日時を
供給する計時装置17を備えると共に、上述した入/出
庫データを記憶する記憶装置16が設けられている。
【0015】なお、入庫情報作成装置14は、前述した
駐車設備制御装置20と連携して最適な入庫パレット
(入庫棚)を選定する機能を持つ。該装置14から出力
される入庫データは、上述した識別信号S1により規定
される免許証番号LNと、入庫日時と、入庫パレットを
表すデータとから形成されることになる。一方、出庫情
報作成装置15は、この入庫データに対応する出庫デー
タを発生する。したがって、この制御部10は、入庫デ
ータから派生させた指示信号S2を装置20に供給し、
該装置20に最適な入庫動作を指示する。一方、出庫時
には出庫データから派生させた指示信号S2を装置20
に与え、出庫動作させる。
【0016】§2.実施例の動作 以下、図4および図5を参照し、この一実施例による駐
車設備1の動作を説明する。 A.入庫処理 利用者が処理開始ボタン(図示略)を操作し、読み取り
部4に免許証3を載置すると、画像処理装置2のCPU
は、図4に示す入庫ルーチンを実行する。まず、ステッ
プS301に進み、読み取り部4の所定の位置に正しく
免許証3が載置されたか否かを判断する。ここで、この
判断結果が「Yes」となった場合は、次のステップS
302に進む。一方、例えば、免許証3の裏表が逆にセ
ットされる等、免許証3が正しく載置されない場合に
は、判断結果が「No」となり、この入庫ルーチンの処
理を終了し、装置2は待機状態となる。次に、ステップ
S302に進んで、画像処理装置2による免許証3の撮
像処理が行われた後、この撮像処理が正常に行われたか
否かを判断する(ステップS303)。このステップS
303において、撮像処理が正常に行われず、この判断
結果が「No」となって場合は、再びステップS302
の処理へ進み、免許証3の読み取りが繰り返される。一
方、撮像(読み取り)が正常になされ、ステップS30
3の判断結果が「Yes」となった場合は、次のステッ
プS304に進んで、1車両に対して免許証3を複数枚
対応させる場合など、免許証3の追加登録の必要がある
か否かを判断する。ここで、操作盤6の同乗者登録ボタ
ンが操作された場合は、このステップS304の判断結
果が「Yes」となって、利用者により次の免許証3が
読み取り部4に載置されたことを検出して(ステップS
305)、再度ステップS302の処理へ進む。
【0017】一方、上記ステップS302、S303か
らなる免許証3の登録処理が終了した場合は、このステ
ップS304の判断結果が「No」となる。そして、画
像処理装置2の画像メモリ31に蓄積された撮像データ
に平均化処理(ステップS307)および二値化処理
(ステップS308)等が施された後、次のステップS
309に進んで、画像データから免許証番号LNが抽出
される。そして、ステップS310に進み、計時装置1
7より取得した日時を入庫日時とし、これにステップS
309において検出された免許証番号LNおよび、当該
車両が収容されるパレット(入庫棚)に割り振られたシ
リアル番号を基に入庫データが生成され、記憶装置16
にファイル登録される。
【0018】この時、例えば、当該車両が駐車する入庫
棚の割当てには、現在空きとなっている入庫棚のうち、
入庫口に一番近い棚が割り当てられる最適入庫棚の選定
が行われる。こうして、選定された入庫棚に対応するシ
リアル番号が指示信号S2となって、制御部10より出
力される。そして、駐車設備制御装置20は指示信号S
2を受信すると、その指示内容に応じたシリアル番号の
入庫棚を入庫口に搬送する制御が行なわれる。
【0019】B.出庫処理 次に、読み取り部4に免許証3が載置されて、出庫処理
の指示がなされると、CPUは図5に示す出庫ルーチン
を実行する。まず、ステップS401に進み、免許証3
の読み取り(撮像)が正しく行われたか否かを判断す
る。ここで、免許証3が適正な位置に載置されない場合
には、この判断結果が「No」となり、この出庫ルーチ
ンの処理を終了し、装置2は待機状態となる。一方、読
み取りが正しく行われた場合には、この判断結果が「Y
es」となり、次のステップS402に進む。そして、
前述した入庫ルーチンにおけるステップS307〜S3
09と同様、撮像データに対して所定の画像処理を施し
て、免許証番号LNを抽出する。
【0020】次に、ステップS403に進み、計時装置
17より取得した日時を出庫日時とし、これにステップ
S402において検出された免許証番号LNおよび、当
該車両が収容されているパレット(入庫棚)に割り振ら
れたシリアル番号を基に出庫データが生成される。そし
て、この免許証番号LNを検索キーとして、記憶装置1
6に登録されている入庫データを検索する(ステップS
404)。次に、ステップS405に進んで、入庫デー
タに該当する免許証番号LNが存在した場合は、入庫日
時および出庫日時を基に、所定の料金算出方法によって
駐車料金を計算し、これを表示器に表示する(ステップ
S406)。
【0021】次に、ステップS407に進むと釣銭の払
い戻しや領収書を発行する等の精算処理が行われるとと
もに、パレット(入庫棚)に付されたシリアル番号を指
示信号S2として駐車設備制御装置20へ送信する。こ
れによって、駐車設備制御装置20は、その指示内容に
応じたシリアル番号の入庫棚を出庫口に搬送する制御が
行なわれる。そして、当該パレットに収容された車両が
出庫される。なお、ステップS405において、該当す
る免許証番号LNが存在しない場合は、当該駐車場には
免許証番号LNに対応する車両が駐車していないとし
て、この出庫ルーチンの処理を終了する。
【0022】以上説明したように、この実施例によれ
ば、運転免許証3を撮像して得た撮像データから免許証
番号LNを抽出し、これを識別子として駐車車両を管理
するようにしたので、識別子を確実に判別でき、しかも
識別子同士が重複することがない駐車設備、換言すれば
極めて円滑な入出庫を実現できる駐車設備となる。すな
わち、運転免許証3は利用者が必ず携帯する物であり、
かつ、この免許証3に記載される免許証番号LNは、個
人に対応した独自の番号が付されており、したがって他
の利用者と重複することがなく、車両と利用者との関係
を基本的に1対1に対応付けることができる。加えて、
通常、駐車券を紛失する件数に比べて、駐車中に免許証
を紛失する例は稀である。したがって、従来の駐車券の
紛失件数ほど頻繁に起こらず、従来のような駐車券紛失
による弊害を防ぐことが可能になり、これは、入出庫作
業を円滑に行うのに非常に効果的である。
【0023】また、免許証番号LNは、免許取得者に個
々に与えられた番号であるという性質上、駐車場の不正
利用や車両の盗難防止などの防犯効果も得ることができ
る。さらに、入庫の際に運転免許証3を確認するため、
無免許運転者および運転免許証不携帯者の駐車を防ぐこ
とができる。また、上述した実施例においては、例え
ば、入庫データなど検索キーが数値情報となるため、従
来のように画像データを検索する際の処理時間に比べ
て、極めて大幅に検索時間を短縮することが可能にな
る。さらに、免許証の表面はコーティングされているた
め、汚損しにくく、汚れによる免許証番号LN読み取り
失敗も防ぐことができる。
【0024】なお、上記実施例において、利用者のプラ
イバシーを保護するため、免許証に記録された写真、住
所、氏名、生年月日および本籍等の記載内容は読み取ら
ないようにし、入庫データとして扱う情報は、免許証番
号LNに限定することも容易に対処可能である。また、
本実施例においては、駐車場設備内での利用例を示した
が、これに限定されることなく、例えば、通信回線を介
して、駐車状況および免許証番号LN等の各種情報を警
察などに提供することも可能である。また、免許証番号
LNおよび入庫日時等を入庫データに予め入力するなど
して、駐車場の予約業務に応用することも可能である。
この場合、例えば、予約情報として入力された入庫デー
タは、実際の入庫の際に正しい入庫日時に書き換えられ
ることにより、上述した通常の入出庫管理装置の動作に
復帰すればよい。
【0025】§3.特許請求の範囲と実施例との対応 ここで、上記実施例と本発明の特許請求の範囲の各構成
要件との対応について以下に説明する。すなわち、実施
例におけるステップS301〜S309およびステップ
S401〜S402に説明される動作を行う画像処理装
置2が、特許請求の範囲における読み取り手段aに相当
する。また、実施例のステップS310に示すように、
記憶装置16に相当する記憶手段eに入庫作業情報を作
成する処理を行う入庫情報作成装置14が、入庫情報発
生手段bに相当する。また、実施例のステップS403
に示すように記憶手段eに出庫情報作成の処理を行う出
庫情報作成装置15が、出庫情報発生手段cに相当す
る。さらに、ステップS310およびステップS403
〜S407に示す入/出庫情報の作成作業を制御すると
共に、入出庫作業を指示する指示信号S2を出力する制
御部10が、入出庫管理手段fに相当する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、駐車場内へ車両を入庫する場合、読み取り手段が第
1の識別データを発生し、入庫情報発生手段がこの第1
の識別データに入庫日時と入庫車両の収容先を表わす収
容データとを付与した入庫情報を発生する。この収容デ
ータは入出庫管理手段により生成され、該管理手段は入
庫情報を記憶手段に登録して入庫車両を管理する。一
方、駐車場外へ車両を出庫する場合、読み取り手段が第
2の識別データを出力し、出庫情報発生手段がこの第2
の識別データに出庫日時を付与した出庫情報を発生す
る。入出庫管理手段は、第2の識別データと一致する第
1の識別データを検索し、検索された第1の識別データ
に含まれる収容データに従って収容されている車両を出
庫させるので、駐車車両に対応する識別子が確実に判別
でき、しかもこの識別子同士が重複することがないの
で、円滑な入出庫を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例による駐車設備の概略構成を
示すブロック図である。
【図3】同実施例による駐車設備1の各部の構成を示す
ブロック図である。
【図4】同実施例における入庫ルーチンの動作を示すフ
ローチャトである。
【図5】同実施例における出庫ルーチンの動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1……駐車設備、 2……画像処理装置(読み取り手段)、 10……制御部(入出庫管理手段)、 14……入庫情報作成装置(入庫情報発生手段)、 15……出庫情報作成装置(出庫情報発生手段)、 16……記憶装置(記憶手段)、 20……駐車設備制御装置、 30……プリンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 武男 東京都墨田区江東橋二丁目3番10号 倉持 ビルディング第一 石川島システムテクノ ロジー株式会社江東事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車場内へ車両を入庫する場合あるいは
    駐車場外へ当該車両を出庫する場合に、それぞれ前記車
    両を運転する者の免許証を読み取ると共に、当該免許証
    固有の内容を抽出し、入庫車両を識別する第1の識別デ
    ータあるいは出庫車両を識別する第2の識別データを各
    々発生する読み取り手段と、 前記第1の識別データに入庫日時と前記入庫車両の収容
    先を表わす収容データとを付与して入庫情報を発生する
    入庫情報発生手段と、 前記第2の識別データに出庫日時を付与して出庫情報を
    発生する出庫情報発生手段と、 前記入庫情報および前記出庫情報とを記憶手段に登録す
    ると共に、前記出庫情報と前記入庫情報とに応じて前記
    車両の入出庫を管理する入出庫管理手段とを備え、 前記入出庫管理手段は、入庫時に前記収容データを発生
    し、一方、出庫時に前記第2の識別データに一致する前
    記第1の識別データを検索し、検索された第1の識別デ
    ータに含まれる前記収容データに従って収容されている
    車両を出庫させることを特徴とする駐車設備。
  2. 【請求項2】 前記読み取り手段は、免許証固有の内容
    として免許証番号を抽出することを特徴とする請求項1
    記載の駐車設備。
JP31380592A 1992-11-24 1992-11-24 駐車設備 Expired - Fee Related JP3251074B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09274673A (ja) * 1996-04-03 1997-10-21 Tsubasa Syst Kk 駐車場管理システム
JP2005258842A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Amano Corp 駐車場管理システム

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