JP3312755B2 - 駐車設備 - Google Patents

駐車設備

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JP3312755B2
JP3312755B2 JP32584492A JP32584492A JP3312755B2 JP 3312755 B2 JP3312755 B2 JP 3312755B2 JP 32584492 A JP32584492 A JP 32584492A JP 32584492 A JP32584492 A JP 32584492A JP 3312755 B2 JP3312755 B2 JP 3312755B2
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俊浩 宮迫
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発券された駐車券等の
紛失を防止して駐車車両を管理する駐車設備に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動駐車場においては、
駐車場に入庫した時刻を記録した駐車券を発行し、出庫
時に、この駐車券に記録された入庫時刻から駐車時間を
計算して駐車料金を算出する場合が多い。しかしなが
ら、このような駐車券を用いた方法においては、駐車券
を紛失したり、あるいは駐車券が不正に使用される等の
弊害があり、駐車車両を適正に管理できない状況も起こ
り得る。例えば、立体収容可能な車両台数分のパレット
を設けてなる立体駐車設備の場合、駐車券には駐車車両
を収容したパレットに対応したパレット番号が、入庫日
時と共に駐車券(記録媒体)に記録されて発券される。
そして、出庫時には、この記録内容が読み取られ、これ
によりパレット番号に対応したパレットが出庫口に搬送
されると共に、入出庫日時を基に駐車料金を算出した
り、領収書を発行する等の精算処理が行われる。ところ
で、このような立体駐車場において、駐車券を紛失する
と、料金算出/精算処理を行うことができないばかり
か、駐車車両を収容したパレットを特定できなくなるこ
とも有り得る。このような場合には、パレットを一台ず
つ出庫口に搬送して該当車両を探さなければならず、こ
うした「迷子車両」を探す作業は多くの時間を要するた
め、入出庫の作業効率を下げる結果となる。
【0003】そこで、近年では、こうした弊害を解決す
るため、駐車券を発行しないで駐車車両を管理する様々
なシステムが開発されている。以下に、その具体例を挙
げて説明する。 車両を撮像してナンバープレートの車両番号を抽出す
るシステム。 このシステムでは、所定位置に設けられたセンサによっ
て車両の到来が検出されると、ビデオカメラが作動し、
車両全体を撮影して、撮像データを発生する。この撮像
データには、所定の画像処理が施され、これにより車両
ナンバープレートの車両番号が抽出される。すなわち、
上述した画像処理では、まず、平均化処理によって撮像
データからノイズ成分が除去される。そして、平均化さ
れた撮像データに二値化処理を施す。この二値化処理で
は、ナンバープレートの車両番号が記された部分の画素
と、それ以外の部分を構成する画素とを濃淡に応じて判
別(二値化)し、この結果、撮像データから車両番号部
分に相当する画素領域が抽出され、車両番号が認識され
る。
【0004】車両の入庫時には、このようにして抽出さ
れた車両番号を基に入庫データが生成される。この入庫
データとは、車両番号と、該車両番号を読み取った入庫
日時から形成されるデータである。一方、出庫の際に
は、出庫しようとする車両の車両番号が読み取られる
と、車両番号に併せて、この車両番号が読み取られた日
時が出庫時間として出庫データに形成される。その後、
この出庫データにおける車両番号を検索キーとして、対
応する入庫データを検索する。この検索の結果、入庫デ
ータと出庫データとの車両番号が一致した場合は、入庫
日時と、出庫日時とに応じた駐車時間から駐車料金を算
出後、精算処理が行われるようになっている。
【0005】車両のイグニッションキー(キー)を撮
像してキー形状を抽出するシステム。 この場合は、上述した車両のナンバープレートから車両
番号を抽出するのに対して、車両のキーの形状を抽出
し、これを識別子とする点が異なっている。すなわち、
入庫時において、上述した例と同様、ビデオカメラによ
り、当該キーを撮像し、撮像データを生成する。このキ
ー撮像データは、キーの形状を表す情報を保持しつつ、
上記の車両番号に代わって入庫データおよび出庫データ
の検索キーとして用いられるように、所定のデータフォ
ーマットによる簡略化されたキーデータに変換される。
したがって、入庫時には、上述したキーデータおよび入
庫日時が生成され、車両の出庫時には、キーデータおよ
び出庫日時が生成され、これらに基づいて、駐車車両が
管理される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のシステムにおいて、車両番号を識別子とする場合、
ナンバープレートが汚れている時には、その車両番号を
確実に認識できないことも起こり得る。また、車両前部
に取り付けられるナンバープレートは、その取り付け位
置が法律上明確に規定されていないため、車両によって
はこの前部プレートが取り付けられていないものもあ
り、こうした車両では車両番号を認識することができな
いという欠点がある。一方、キー形状を識別子として用
いる場合には、キーの外形(輪郭)から特徴を抽出し
て、その形状を認識している。このため、キーの形状が
内溝式のものであると、従来の形状認識方法ではその形
状を完全に認識することが困難になる。加えて、同一形
状のキーが複数存在する可能性があるため、必ずしも車
両とキー形状との識別子との対応が1対1にならないこ
とも有り得る。
【0007】以上を換言すれば、従来の駐車場では、駐
車車両を識別する識別子が確実に判別できなかったり、
識別子同士が重複してしまうなどの問題があり、このた
め、車両を確実に判別して円滑に駐車車両を管理する駐
車設備が望まれている。
【0008】本発明は、このような背景の下になされた
もので、車両に対応した識別子が他の車両に対応した識
別子と重複することがなく、かつ、当該識別子によって
対応する車両を確実に判別し、円滑に入出庫を実行する
ことができる駐車設備を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、駐車場内へ車両を入庫する場合、当該
車両固有の情報であるシリアル番号を第1の識別データ
として生成して車両のキーに識別証として取り付ける
ともに、前記第1の識別データを記載した駐車券を発券
する第1の識別データ出力手段と、駐車場内から前記車
両を出庫する場合、前記駐車券あるいは識別証を読み取
ることにより前記シリアル番号を抽出して出庫車両を識
別する第2の識別データを発生する第2の識別データ出
力手段と、前記第1の識別データに入庫日時と前記入庫
車両の収容先を表わす収容データとを付与して入庫情報
を発生する入庫情報発生手段と、前記第2の識別データ
に出庫日時を付与して出庫情報を発生する出庫情報発生
手段と、前記入庫情報および前記出庫情報とを記憶手段
に登録すると共に、前記出庫情報と前記出庫情報とに応
じて前記車両の入出庫を管理する入出庫管理手段とを備
え、前記入出庫管理手段は、入庫時に前記収容データを
発生し、一方、出庫時に前記第2の識別データに一致す
る前記第1の識別データを検索し、検索された第1の識
別データに含まれる前記収容データに従って収容されて
いる車両を出庫させるという手段を採用する。
【0010】
【作用】上記構成によれば、駐車場内へ車両を入庫する
場合、第1の識別データ出力手段は識別カードを発券す
ると共に、車両固有の情報を生成し、これを第1の識別
データとして出力する。入庫情報発生手段は、この第1
の識別データに入庫日時と入庫車両の収容先を表わす収
容データとを付与した入庫情報を発生する。この収容デ
ータは入出庫管理手段により生成され、該管理手段は入
庫情報を記憶手段に登録して入庫車両を管理する。一
方、駐車場外へ車両を出庫する場合、第2の識別データ
出力手段は識別カードを読み込んで車両固有の情報を抽
出し、これを第2の識別データとして出力する。出庫情
報発生手段がこの第2の識別データに出庫日時を付与し
た出庫情報を発生する。入出庫管理手段は、第2の識別
データと一致する第1の識別データを検索し、検索され
た第1の識別データに含まれる収容データに従って収容
されている車両を出庫させる。したがって、車両固有の
情報によって入出庫が管理されるから、駐車車両に対応
する識別子が確実に判別でき、しかもこの識別子同士が
重複することがないので、円滑な入出庫を実現すること
が可能になる。
【0011】
【実施例】
§1.実施例の構成 以下、図面を参照して、本発明の一実施例について説明
する。 (1)全体構成 図1は本発明の一実施例による駐車設備の概略構成を示
すブロック図である。この図に示す駐車設備が従来のも
のと異なる点は、駐車車両に対応づけられたシリアル番
号SNが記載された識別証Aおよび駐車券Bを、駐車車
両を識別する識別子として併用することにある。以下で
は、こうした駐車設備1の構成について順次説明する。
3に示す識別処理装置には、駐車車両のキー2を挿入す
るキー挿入口4が設けられている。この識別処理装置3
には、また、キー挿入口4において、キー2に識別証A
を取り付け可能に配備された識別証取り付け部5が設け
られている。6は発券口であり、ここから駐車券Bが発
券される。7はコネクタであり、この識別処理装置3に
よって生成されるシリアル番号SNに対応する識別信号
1を出力する。また、操作盤8には、例えば、識別証
Aまたは駐車券Bの読み取りを指示する読み取りボタン
等の各種操作ボタンが設けられている。9は読み取り部
であり、ここに載置された識別証Aまたは駐車券Bに記
載された内容を読み取る。
【0012】10は、制御部であり、この駐車設備1全
体を制御する。この制御部10には、予め定められた順
序に従って各制御段階を逐次指示する指示信号S2を出
力するシーケンサ11が設けられている。また、この制
御部10内には駐車車両の入出庫情報が記憶されてお
り、必要に応じて操作盤(図示略)からの操作により、
この入出庫情報をディスプレイ(図示略)に表示した
り、プリンタ(図示略)より駐車状況一覧などの帳票を
出力するように構成されている。20は、駐車設備制御
装置であり、指示信号S2を受信すると、その指示内容
に応じた駐車設備の駆動制御を行う。例えば、立体駐車
場であれば、駐車車両を収容したパレットを所定の位置
に移動させる等の駆動制御を行う。
【0013】次に、図2を参照し、この駐車設備1を構
成する各部について説明する。 (2)識別処理装置3の構成 図2において、識別処理装置3には、キー2に対応した
該キー2固有のシリアル番号SNを生成する番号発生装
置3aが設けられている。ここで、メモリ31は、キー
2に対して割り当てられた該キー2固有のシリアル番号
SNを一時記憶する作業用記憶領域である。なお、この
メモリ31には、車両1台分に相当するシリアル番号S
Nが記憶される。また、識別処理装置3には、図示せぬ
CPU,ROMおよびRAM等が設けられており、上述
したシリアル番号SNを順次読み出し、所定の発券処理
を行う。すなわち、識別証取り付け部5において、シリ
アル番号SNを印字した識別証Aを出力し、キー挿入口
4に差し込まれたキー2に対して該識別証Aを取り付け
る。ここで言う識別証Aの取り付けとは、例えば、シリ
アル番号SNが印字された粘性シールをキー2表面に張
り付ける等の処理を指す。この番号発生装置3aにおい
て、シリアル番号SNが生成されると、この番号SNに
対応した数値データから構成される識別信号S1が当該
番号発生装置3aより出力される。また、3bは発券装
置であり、シリアル番号SNを記載した駐車券Bを発券
するために設けられている。さらに、3cは読取装置で
あり、出庫時に識別証Aまたは駐車券Bが読み取り部9
に載置されると、これに記載されているシリアル番号S
Nを読み出し、この番号SNに対応した数値データから
構成される識別信号S3を出力し、データから構成され
る識別信号S3を出力する。
【0014】(3)制御部10の構成 制御部10には、車両の入出庫時に識別処理装置3から
供給される識別信号S1に応じて、入庫データを生成す
る入庫情報作成装置14と、出庫データを生成する出庫
情報作成装置15とが設けられている。また、制御部1
0は、上記装置14,15にそれぞれ入/出庫日時を供
給する計時装置17を備えると共に、上述した入/出庫
データを記憶する記憶装置16が設けられている。
【0015】なお、入庫情報作成装置14は、前述した
駐車設備制御装置20と連携して最適な入庫パレット
(入庫棚)を選定する機能を持つ。該装置14から出力
される入庫データは、上述した識別信号S1により規定
されるシリアル番号SNと、入庫日時と、入庫パレット
を表すデータとから形成されることになる。一方、出庫
情報作成装置15は、この入庫データに対応する出庫デ
ータを発生する。したがって、この制御部10は、入庫
データから派生させた指示信号S2を装置20に供給
し、該装置20に最適な入庫動作を指示する。一方、出
庫時には出庫データから派生させた指示信号S2を装置
20に与え、出庫動作させる。
【0016】§2.実施例の動作 以下、図3および図4を参照し、この一実施例による駐
車設備1の動作を説明する。 A.入庫処理 利用者が操作盤8内の処理開始ボタン(図示略)を操作
し、キー2をキー挿入口4(図1参照)に差し込むと、
識別処理装置3に搭載されるCPUは、図3に示す入庫
ルーチンを実行する。まず、ステップS301に進み、
キー挿入口4の所定の位置に正しくキー2が差し込まれ
たか否かを判断する。ここで、この判断結果が「Ye
s」となった場合は、次のステップS302に進む。一
方、例えば、キー挿入口4にキー2が逆向きに挿入され
る等、キー2が正しく差し込まれない場合には、判断結
果が「No」となり、この入庫ルーチンの処理を終了
し、装置3は待機状態となる。
【0017】次に、ステップS302に進んで、シリア
ル番号SNが生成されると、番号発生装置3aにおい
て、例えば、シリアル番号SNがバーコードに変換され
る。そして、計時装置17より取得した日時を入庫日時
とし、これにバーコード変換後のシリアル番号SNおよ
び、当該車両が収容されるパレット(入庫棚)に割り振
られたパレット番号PNを基に識別証Aが印字され、印
字済みの該識別証Aが識別証取り付け部5へ搬送され
る。そして、キー挿入口4に差し込まれたキー2に対し
て識別証取り付け部5による識別証Aの取り付け処理が
行われる。次に、ステップS303に進み、ステップS
302において識別証Aに印字された番号と同じシリア
ル番号SNが、駐車券Bに印字される。そして、駐車券
Bを発券機3bの発券口6より出力する。ここで、識別
証Aおよび駐車券Bに印字されるシリアル番号SNは、
キー差し込み口4に差し込まれるキー2に対して、連続
した番号が付番される。そして、ステップS304に進
み、ステップS302において生成されたシリアル番号
SNが識別信号S1となって識別処理装置3(番号発生
装置3a)より出力される。
【0018】次に、ステップS305に進むと、制御部
10に搭載されるCPUは、識別処理装置3から供給さ
れる識別信号S1に応じて入庫作業情報を作成する。す
なわち、上述した入庫日時と、シリアル番号SNおよ
び、当該車両が収容されるパレット(入庫棚)に割り振
られたパレット番号PNを基に入庫データを生成して記
憶装置16にファイル登録する。この時、例えば、当該
車両が駐車する入庫棚の割当てには、現在空きとなって
いる入庫棚のうち、入庫口に一番近い棚が割り当てられ
る最適入庫棚の選定が行われる。こうして、選定された
入庫棚に対応するパレット番号PNが指示信号S2とな
って、制御部10より出力される。そして、駐車設備制
御装置20は指示信号S2を受信すると、その指示内容
に応じたパレット番号PNの入庫棚を入庫口に搬送する
制御が行なわれる。
【0019】B.出庫処理 次に、読み取り部9(図1参照)に、識別証Aあるいは
駐車券Bが載置されて、出庫処理の指示がなされると、
識別証処理装置3側のCPUは、図4に示す出庫ルーチ
ンを実行する。まず、ステップS401に進み、識別証
Aあるいは駐車券Bの読み取りが正しく行われたか否か
を判断する。(以下、駐車券Bに基づく出庫を想定し、
説明を進める。)ここで、駐車券Bが適正な位置に載置
されない場合には、この判断結果が「No」となり、こ
の出庫ルーチンの処理を終了し、装置3は待機状態とな
る。一方、読み取りが正しく行われた場合には、この判
断結果が「Yes」となり、次のステップS402へ進
んで、シリアル番号SNが認識される。そして、シリア
ル番号SNが識別信号S3となって、識別処理装置3
(読み取り装置3c)より出力される。
【0020】次に、ステップS403に進むと、制御部
10側のCPUは、計時装置17より取得した日時を出
庫日時とし、これにステップS402において検出され
たシリアル番号SNおよび、当該車両が収容されている
パレット(入庫棚)に割り振られたパレット番号PNを
基に出庫データが生成される。そして、このシリアル番
号SNを検索キーとして、記憶装置16に登録されてい
る入庫データを検索する(ステップS404)。次に、
ステップS405に進んで、入庫データに該当するシリ
アル番号SNが存在した場合は、入庫日時および出庫日
時を基に、所定の料金算出方法によって駐車料金を計算
し、これを表示器に表示する(ステップS406)。
【0021】次に、ステップS407に進むと釣銭の払
い戻しや領収書を発行する等の精算処理が行われるとと
もに、パレット(入庫棚)に付されたパレット番号PN
を指示信号S2として駐車設備制御装置20へ送信す
る。これによって、駐車設備制御装置20は、その指示
内容に応じたパレット番号PNの入庫棚を出庫口に搬送
する制御が行なわれる。そして、当該パレットに収容さ
れた車両が出庫される。なお、ステップS405におい
て、該当するパレット番号PNが存在しない場合は、当
該駐車場にはシリアル番号SNに対応する車両が駐車し
ていないとして、この出庫ルーチンの処理を終了する。
【0022】以上説明したように、この実施例によれ
ば、キー2にシリアル番号SNを印字した識別証Aを取
り付けると共に、該シリアル番号SNの連番を印字した
駐車券Bを発券し、これらを識別子として駐車車両を管
理するようにしたので、識別子を確実に判別でき、しか
も識別子同士が重複することがない駐車設備、換言すれ
ば極めて円滑な入出庫を実現できる駐車設備となる。す
なわち、キー2は利用者が駐車中も必ず携帯する物であ
り、かつ、識別証Aおよび駐車券Bに記載されるシリア
ル番号SNはキー2毎に連番を付番することとしたの
で、他の利用者と重複することがなく、車両と利用者と
の関係を基本的に1対1に対応付けることができる。加
えて、駐車券Bを紛失した場合であっても、駐車中にキ
ー2を紛失する例は稀である。したがって、従来の駐車
券紛失ほど頻繁に起こらず、仮に駐車券Bを紛失した場
合であっても、識別証Aがバックアップとして発行され
ているので、従来のような駐車券紛失による弊害を防ぐ
ことが可能になり、これは、入出庫作業を円滑に行うの
に非常に効果的である。
【0023】また、上述した実施例においては、例え
ば、入庫データなど検索キーが数値情報となるため、従
来のように画像データを検索する際の処理時間に比べ
て、極めて大幅に検索時間を短縮することが可能にな
る。また、シリアル番号SNおよび入庫日時等を入庫デ
ータに予め入力するなどして、駐車場の予約業務に応用
することも可能である。この場合、例えば、予約情報と
して入力された入庫データは、実際の入庫の際に正しい
入庫日時に書き換えられることにより、上述した通常の
入出庫管理装置の動作に復帰すればよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、駐車場内へ車両を入庫する場合、読み取り手段が第
1の識別データを発生し、入庫情報発生手段がこの第1
の識別データに入庫日時と入庫車両の収容先を表わす収
容データとを付与した入庫情報を発生する。この収容デ
ータは入出庫管理手段により生成され、該管理手段は入
庫情報を記憶手段に登録して入庫車両を管理する。一
方、駐車場外へ車両を出庫する場合、読み取り手段が第
2の識別データを出力し、出庫情報発生手段がこの第2
の識別データに出庫日時を付与した出庫情報を発生す
る。入出庫管理手段は、第2の識別データと一致する第
1の識別データを検索し、検索された第1の識別データ
に含まれる収容データに従って収容されている車両を出
庫させるので、駐車車両に対応する識別子が確実に判別
でき、しかもこの識別子同士が重複することがないの
で、円滑な入出庫を実現することができる。また、第1
の識別データ出力手段は、車両固有の情報としてシリア
ル番号SNを記載した識別証Aを車両のキー2に取り付
けると共に、識別証Aに記載したものと同じ番号SNを
記載した駐車券Bを発券することとしたので、いずれか
一方を紛失した場合であっても円滑な入出庫処理を実現
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による駐車設備の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】同実施例による駐車設備1の各部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】同実施例における入庫ルーチンの動作を示すフ
ローチャトである。
【図4】同実施例における出庫ルーチンの動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1……駐車設備、 2……キー、 3……識別処理装置(第1の識別データ出力手段、第2
の識別データ出力手段)、 3a……番号発生装置(第2の識別データ出力手段)、 3b……発券装置(第1の識別データ出力手段)、 4……キー挿入口(第1の識別データ出力手段)、 5……識別証取付部(第2の識別データ出力手段)、 6……発券口(第1の識別データ出力手段)、 10……制御部(入庫情報発生手段、出庫情報発生手
段、入出庫管理手段)、 14……入庫情報作成装置(入庫情報発生手段)、 15……出庫情報作成装置(出庫情報発生手段)、 16……記憶装置(記憶手段)、 20……駐車設備制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮迫 俊浩 東京都墨田区江東橋二丁目3番10号 倉 持ビルディング第一 石川島システムテ クノロジー株式会社 江東事業所内 (56)参考文献 特開 平2−110800(JP,A) 特開 昭61−281400(JP,A) 特開 平2−186469(JP,A) 特開 昭57−204986(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車場内へ車両を入庫する場合、当該車
    両固有の情報であるシリアル番号を第1の識別データと
    して生成してキー挿入口に差し込まれた車両のキーに識
    別証として取り付けるとともに、前記第1の識別データ
    を記載した駐車券を発券する第1の識別データ出力手段
    と、 駐車場内から前記車両を出庫する場合、前記駐車券ある
    いは識別証を読み取ることにより前記シリアル番号を抽
    出して出庫車両を識別する第2の識別データを発生する
    第2の識別データ出力手段と、 前記第1の識別データに入庫日時と前記入庫車両の収容
    先を表わす収容データとを付与して入庫情報を発生する
    入庫情報発生手段と、 前記第2の識別データに出庫日時を付与して出庫情報を
    発生する出庫情報発生手段と、 前記入庫情報および前記出庫情報とを記憶手段に登録す
    ると共に、前記出庫情報と前記出庫情報とに応じて前記
    車両の入出庫を管理する入出庫管理手段とを備え、 前記入出庫管理手段は、入庫時に前記収容データを発生
    し、一方、出庫時に前記第2の識別データに一致する前
    記第1の識別データを検索し、検索された第1の識別デ
    ータに含まれる前記収容データに従って収容されている
    車両を出庫させることを特徴とする駐車設備。
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