JPH06161584A - 戻り止め装置 - Google Patents

戻り止め装置

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Publication number
JPH06161584A
JPH06161584A JP30677992A JP30677992A JPH06161584A JP H06161584 A JPH06161584 A JP H06161584A JP 30677992 A JP30677992 A JP 30677992A JP 30677992 A JP30677992 A JP 30677992A JP H06161584 A JPH06161584 A JP H06161584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide pipe
ball
plug
shift rod
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP30677992A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Harimoto
一由 針本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP30677992A priority Critical patent/JPH06161584A/ja
Publication of JPH06161584A publication Critical patent/JPH06161584A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/38Detents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランスミッションのシフトロッド等を位置
決めする戻り止め装置の組付け性および信頼性の向上を
図り、かつ製作時の不良率の低減を図る。 【構成】 プラグ1の下端に設けた接続軸5にガイドパ
イプ6の上端部をスライド自在に挿入する。ガイドパイ
プ6の内側にボール7と、そのボール7をガイドパイプ
6の先端に向けて押圧するスプリング9とを組込む。ガ
イドパイプ6の先端部にはボールの一部が外部に露出す
る状態で抜け止めする係止部10を設ける。ガイドパイ
プ6の軸方向への移動によりボール7の先端位置を調整
し、その調整後に加締めにより手段を介してガイドパイ
プ6を接続軸5に固定し、複数の部品をユニット化す
る。ミッションケース14の取付け孔15にガイドパイ
プ6を挿入し、その取付け孔15のねじ部16にプラグ
1をねじ込んで締め付けシフトロッド17の係合溝18
にボール7を係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車トラン
スミッションのシフトロッドのように、一時的に或る位
置に位置決めされる機械要素に適用される戻り止め装
置、いわゆるディテント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用トランスミッションのシフトロ
ッドに適用される戻り止め装置として、図3に示したも
のが従来から知られている。この戻り止め装置は、ミッ
ションケース20に設けた取付け孔21内にボール22
とスプリング23とを組込み、上記取付け孔21の外端
寄りに設けたねじ部24にプラグ25をねじ込み、スプ
リング23によって下向きに押圧されるボール22をシ
フトロッド26に形成した複数の係合溝27の1つに係
合させてシフトロッド26を位置決めしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述従来の
戻り止め装置においては、ボール22、スプリング23
及びプラグ25の各部品を個別にミッションケース20
の取付け孔21に挿入する組立てであるため、組付けに
手間がかかり、組立ての機械化が困難であるという不都
合がある。
【0004】また、ボール22やスプリング23を入れ
忘れていても、プラグ25を締付けると外部からはこれ
らの欠品を発見することができず、信頼性に問題があ
る。
【0005】さらに、組付け時、ボール22等の部品を
ミッションケース20内に落下させることがあるが、こ
のような場合は、ミッションを分解して落下した部品を
取り出さなければならない不便がある。
【0006】また、シフトロッド26の移動に伴うボー
ル22の動きにより、ボール22と取付け孔21の内面
との間で摩擦が生じるので、ミッションケース20がア
ルミニウム等の軽合金で形成されている場合は、上記取
付け孔21の内面に摩耗が生じる問題がある。このた
め、ボール22の代りに、図4に示すような特殊形状の
棒状ころ22’を用いて面圧を下げるなどの摩擦対策を
とる必要がある。
【0007】この発明は、これらの問題点を解決し、戻
り止め装置の組付け性および信頼性の向上を図り、ミッ
ションケース等の取付け対象物の摩耗を防止することを
技術的課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、外周にねじを有するプラグ
と、そのプラグに対して軸方向に位置調整自在に接続さ
れ、位置調整状態においてプラグと一体化されるガイド
パイプとを有し、そのガイドパイプの内側にボールと、
そのボールをガイドパイプの先端に向けて押圧するスプ
リングとを組込み、ガイドパイプの先端にはボールの一
部が外部に露出する状態で抜け止めする係止部を設けた
構成を採用したのである。
【0009】
【作用】上記構成の戻り止め装置は、ミッションケース
等の取付け対象物に設けた取付け孔にガイドパイプを挿
入し、取付け孔のねじ部にプラグをねじ係合して締付
け、ボールの露出部をシフトロッド等の戻り止めを施す
べき機械要素の係合溝に係合させてその機械要素を戻り
止めする。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1および図2に
基づいて説明する。
【0011】図1に示すように、プラグ1は外周にねじ
2を有し、頭部3にはレンチ孔4が設けられている。ま
た、プラグ1の下端面には接続軸5が設けられ、その接
続軸5にガイドパイプ6の上端部がスライド自在に挿入
されている。
【0012】ガイドパイプ6は金属から成り、その内部
には、ボール7、ボールシート8およびスプリング9が
組込まれ、そのスプリング9の弾力によりボール7はガ
イドパイプ6の先端に向けて押圧されている。
【0013】ガイドパイプ6の先端には加締めによる手
段を介して内方向に向く係止部10が設けられ、その係
止部10に対する当接によってボール7は略半部が外部
に露出する状態で抜け止めされている。
【0014】上記ガイドパイプ6は、その内部にボール
7、ボールシート8およびスプリング9が組込まれた状
態においてプラグ1の接続軸5に挿入される。その挿入
状態においてガイドパイプ6の軸方向のスライドによ
り、頭部3の下面とボール7の先端までの寸法L1 、又
は頭部3の下面とガイドパイプ先端までの寸法L2 が予
め規定された寸法と一致するよう寸法調整され、その寸
法調整状態において接続軸5と一体化される。
【0015】接続軸5とガイドパイプ6の一体化に際し
て、ここでは、図2(イ)、(ロ)で示すように、ガイ
ドパイプ6を加締めて内径方向に突出する突出部11を
形成し、この突出部11を接続軸5に設けた溝12に係
合させる加締め方法を採用しているが、圧入による方法
や接着あるいは溶接による方法を採用する事ができる。
【0016】なお、加締めによる方法においては、ガイ
ドパイプ6の全周を加締めてもよく、周方向の数個所を
部分的に加締めてもよい。
【0017】上記のボールシート8には、ボール7を受
けるテーパ状の凹部13が設けられている。このボール
シート8は合成樹脂等の潤滑性のある部材で形成され、
あるいはフッ素コーティング等が施され、ボール7の転
動を円滑にしている。ただし、ボール7自体が十分潤滑
性がある場合は、ボールシート8を省略し、スプリング
9をボール7に直接押し当てるようにしてもよい。
【0018】上記の構成から成る戻り止め装置は、ミッ
ションケース14の取付け孔15にガイドパイプ6を挿
入し、取付け孔15のねじ部16にプラグ1をねじ係合
して締付け、ボール7の露出部をシフトロッド17に形
成した複数の係合溝18の1つに係合させてシフトロッ
ド17を位置決めする。
【0019】この状態でシフトロッド17を軸方向に移
動させると、係合溝18の傾斜した側面によってボール
7が押し上げられ、隣接する係合溝18がボール7と対
向すると、スプリング9の弾力によりボール7が係合溝
18に係合してシフトロッド17の自由な移動を規制す
る。
【0020】上記ガイドパイプ6の内側にはミッション
オイルが溜ることがある。もし、オイルが溜ると、寒冷
地や寒冷時においてそのオイルの粘度が上がり、ボール
7の自由な動きを妨げる結果、シフト操作が重くなる可
能性がある。このような可能性を無くすため、図1に示
すように、ガイドパイプ6にオイルホール19を設けて
おくのがよい。そのオイルホール19の形成によってオ
イルが自由に出入りするので、ガイドパイプ6の内部に
オイルが充満したり、滞留したりすることを防止するこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る戻り止め
装置においては、プラグの下端に一体化したガイドパイ
プ内にスプリングおよびボールを組込んでユニット化し
たことにより、取付け孔のねじ部にプラグをねじ込む簡
単な作業によって組付けを行なうことができ、組付け性
の向上を図ることができると共に、組付け時における部
品の欠品や落下等の問題がなくなり、信頼性の向上も図
ることができる。
【0022】また、ボールがミッションケース等の取付
け対象物に直接接触することがないので、その取付け対
象物の摩耗を防ぐことができる。
【0023】さらに、ガイドパイプの軸方向の移動によ
ってボールの先端位置を調整し、その調整状態でガイド
パイプとプラグとを一体化するため、きわめて寸法精度
の高い戻り止め装置を得ることができると共に、ガイド
パイプは、プラグと一体化する前の単体状態でボール抜
け止め用の係止部を加締め加工することができるので、
不良率の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る戻り止め装置の断面図
【図2】(イ)は同上のプラグとガイドパイプとを加締
める前の状態を示す断面図、(ロ)は加締め後の状態を
示す断面図
【図3】従来の戻り止め装置を示す断面図
【図4】取付け孔の摩耗対策の一例を示す断面図
【符号の説明】
1 プラグ 2 ねじ 6 ガイドパイプ 7 ボール 9 スプリング 10 係止部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周にねじを有するプラグと、そのプラ
    グに対して軸方向に位置調整自在に接続され、位置調整
    状態においてプラグと一体化されるガイドパイプとを有
    し、そのガイドパイプの内側にボールと、そのボールを
    ガイドパイプの先端に向けて押圧するスプリングとを組
    込み、ガイドパイプの先端にはボールの一部が外部に露
    出する状態で抜け止めする係止部を設けた戻り止め装
    置。
JP30677992A 1992-11-17 1992-11-17 戻り止め装置 Pending JPH06161584A (ja)

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JP30677992A JPH06161584A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 戻り止め装置

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JP30677992A JPH06161584A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 戻り止め装置

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JPH06161584A true JPH06161584A (ja) 1994-06-07

Family

ID=17961166

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JP30677992A Pending JPH06161584A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 戻り止め装置

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