JP3151040B2 - 戻り止め装置 - Google Patents

戻り止め装置

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JP3151040B2 JP07666292A JP7666292A JP3151040B2 JP 3151040 B2 JP3151040 B2 JP 3151040B2 JP 07666292 A JP07666292 A JP 07666292A JP 7666292 A JP7666292 A JP 7666292A JP 3151040 B2 JP3151040 B2 JP 3151040B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/38Detents

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車用トラ
ンスミッションのシフトロッドのように、一時的に或る
位置に位置決めされる機械要素に適用される戻り止め装
置、いわゆるディテント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用トランスミッションのシフトロ
ッドに適用される戻り止め装置は、図2に示すように、
トランスミッションのケース1に設けた取付け穴2内に
ボール3とスプリング4を挿入し、上記ボール3を取付
け穴2の内端から部分的に露出せしめ、その露出部分を
シフトロッド5の係合溝6に落し込み、また、上記取付
け穴2の外端寄りに設けたねじ部7にボルト8をねじ込
んで、上記スプリング4を介してボール3をシフトロッ
ド5の方向に付勢するようにしている。
【0003】上記構成の戻り止め装置は、シフトロッド
5の移動に伴いボール3が押上げられてスプリング4を
圧縮し、そのボール3が隣接する係合溝6に落ち込むと
再びスプリング4が伸張してそのボール3を押圧する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例のものは、ボール3、スプリング4及びボルト8
の各部品を個別にミッションケース1の取付け穴2内に
挿入して組立てるようになっているので、次のような問
題がある。
【0005】即ち、ボール3やスプリング4を入れ忘れ
ていても、ボルト8を締付けてしまうと外部からはこれ
らの欠品を発見することができない。また、組立時ボー
ル3等の部品をミッションケース1内に落下させること
があるが、このような場合は、ミッションを分解して落
下した部品を取出さなければならない不便がある。
【0006】また、シフトロッド5の移動に伴うボール
3の動きにより、ボール3と取付け穴2の内面との間で
摩擦が生じるので、ミッションケース1がアルミニウム
等の軽金属で形成されている場合は、上記取付け穴2の
内面に摩擦を生じる問題がある。このため、ボール3の
代わりに、図3に示すように特殊形状の棒状ころ3′を
用いて面圧を下げるなどの摩擦対策が必要となる。
【0007】そこで、この発明はこれらの問題点を解決
した戻り止め装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明はボルトの脚部下端に、これとは別体の
チューブの上端を一体化し、上記チューブの内部穴の奥
にスプリング、下端の開放端にボールをそれぞれ挿入
し、上記ボールを部分的に外部に露出させた状態でチュ
ーブの内部穴に保持するボール保持手段を該チューブに
設け、上記スプリングにより上記ボールを直接的又はボ
ールシートを介して間接的に外向きに付勢してなり、
記ボルトとチューブを取付け穴に挿通し、該ボルトを最
大限までねじ込んだとき、上記ボールが一定量だけ取付
け対象から露出するようにした構成としたものである。
【0009】なお、上記チューブにその内部穴と連通し
たオイルホールを設けた構成をとることもできる。
【0010】
【作用】上記構成の戻り止め装置は、ミッションケース
等の取付け対象に設けた取付け穴にチューブとボルトを
挿入し、ボルトをその取付け穴に最大限までねじ込み、
チューブの内部穴の先端から露出したボールを取付け穴
の反対側から一定量露出させ、シフトロッド等戻り止め
を施すべき機械要素の係合溝に嵌合させる。上記機械要
素が移動するとボールがスプリングを圧縮して移動し、
次の係合溝に移る。
【0011】
【実施例】図1に示す実施例の戻り止め装置は、ボルト
10、チューブ11、コイルスプリング12、ボールシ
ート13及びボール14により構成される。
【0012】ボルト10はその頭部15にレンチ孔16
が設けられ、またその脚部17の外周面に取付けねじ1
8が形成される。脚部17の下端面中央に加締め用の突
起19が設けられる。
【0013】チューブ11は金属製であり、例えば深絞
り加工により形成される。このチューブ11の上端に内
向きの鍔21が形成され、その鍔21の内径に前記ボル
ト10の突起19を挿入し、その突起19を加締めるこ
とにより、チューブ11をボルト10の下端に同軸状態
に一体化される。
【0014】上記チューブ11の内部穴22の奥所にコ
イルスプリング12が挿入され、更にその内部穴22に
ボールシート13及びボール14を順に組入れ、チュー
ブ11の下端に設けた加締め部23によりボール14の
抜け止めを図っている。
【0015】上記のボール14は、ボールシート13を
介してコイルスプリング12のばね力により付勢され、
通常は半分弱の部分が内部穴22から外部へ露出してい
る。
【0016】上記のボールシート13には、その先端面
にボール14を受けるテーパ状の凹所24が形成され
る。このボールシート13は合成樹脂等の潤滑性ある部
材で形成され、或いはフッ素コーティング等が施され、
ボール14の転動を円滑にしている。但し、ボール14
自体が十分潤滑性がある場合はボールシート13を省略
し、コイルスプリング12を直接ボール14に押し当て
るようにしてもよい。
【0017】なお、チューブ11は通常鉄系の材質であ
るので、ボール14との接触に伴う内部穴18の内周面
の摩耗はほとんど問題とならないが、摩耗対策が必要で
ある場合はチューブ11に熱処理を施すとよい。
【0018】実施例の戻り止め装置は以上のごときもの
であり、トランスミッションのケース25の取付け穴2
6にチューブ11及びボルト10を挿入し、その取付け
穴26のねじ部27にボルト10の取付けねじ18を
付け穴26の段部に当たるまで最大限にねじ込む。ボー
ル14はケース25の反対面に一定量だけ露出し、シフ
トロッド28の係合溝29に嵌合する。
【0019】この状態でシフトロッド28がその軸方向
に移動すると、その係合溝29の壁でボール14を押上
げ、コイルスプリング12を圧縮させる。ボール14が
次の係合溝29に落ち込むとコイルスプリング12が伸
長し、ボール14をその係合溝29に押圧する。従っ
て、シフトロッド28は自由な移動が規制され、一定の
状態に位置決めされる。
【0020】上記チューブ11の内部穴22にはミッシ
ョンオイルが溜まることがある。もし、オイルが溜まる
と、寒冷地や寒冷時において、そのオイルの粘度が上が
り、ボール14の自由な動きを妨げる結果、シフト操作
が重くなる可能性がある。このような可能性と無くする
ために、図1に一点鎖線で示すように、チューブ11に
その内部穴22と連通したオイルホール30を設ける。
そうすると、オイルが自由に出入りするので、チューブ
11の内部穴22に充満したり滞溜したりすることを防
止することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明の戻り止め装置
は、ボルトの脚部に一体化したチューブの内部穴にスプ
リング及びボール等の部品を組込んで一体化したことに
より、組立時における部品の欠品や部品の落下等の問題
がなく、しかもボルトを取付け穴にねじ込むだけでよい
ので、迅速に組立てることができる。また、ボルトの脚
部を長く形成し、その脚部に設けたボルト穴に各部品を
挿入する構造の場合は、そのボルト穴の穴あけ加工が必
要であるが、この発明の場合は、チューブを加締め等に
より一体化したものであるから、前記のごとき穴あけ加
工が不要となる。また、チューブはねじ切り加工の必要
がないので、薄肉化が可能であり、軽量化、低コスト化
を図ることができる。
【0022】更に、ボールが直接ミッションケース等の
取付け対象物に接触することがないのでその取付け対象
物の摩耗を防ぐことができ、また、ボルトを最大限まで
ねじ込むだけでボールの露出量が一定となるので組付け
作業が容易にできる。
【0023】なお、オイルホールを設けたものは、オイ
ルがボルト穴内に充満することを防止できるので、シフ
トロッド等の機械要素の移動の円滑を妨げることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】従来例の断面図
【図3】参考例の断面図
【符号の説明】
10 ボルト 11 チューブ 12 コイルスプリング 13 ボールシート 14 ボール 15 頭部 16 レンチ孔 17 脚部 18 取付けねじ 19 突起 21 鍔 22 内部穴 23 加締め部 24 凹所 25 ケース 26 取付け穴 27 ねじ部 28 シフトロッド 29 係合溝 30 オイルホール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトの脚部下端に、これとは別体の
    ューブの上端を一体化し、上記チューブの内部穴の奥に
    スプリング、下端の開放端にボールをそれぞれ挿入し、
    上記ボールを部分的に外部に露出させた状態でチューブ
    の内部穴に保持するボール保持手段を該チューブに設
    け、上記スプリングにより上記ボールを直接的又はボー
    ルシートを介して間接的に外向きに付勢してなり、上記
    ボルトとチューブを取付け穴に挿通し、該ボルトを最大
    限までねじ込んだとき、上記ボールが一定量だけ取付け
    対象から露出するようにした戻り止め装置。
  2. 【請求項2】 上記チューブにその内部穴と連通したオ
    イルホールを設けてなる請求項1記載の戻り止め装置。
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