JPH0643717U - 戻り止め装置 - Google Patents
戻り止め装置Info
- Publication number
- JPH0643717U JPH0643717U JP7913692U JP7913692U JPH0643717U JP H0643717 U JPH0643717 U JP H0643717U JP 7913692 U JP7913692 U JP 7913692U JP 7913692 U JP7913692 U JP 7913692U JP H0643717 U JPH0643717 U JP H0643717U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- guide pipe
- plug
- detent device
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/38—Detents
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トランスミッションのシフトロッド等を位置
決めする戻り止め装置の組付け性および信頼性の向上を
図る。 【構成】 プラグ1に一体化された合成樹脂製のガイド
パイプ2の内側にボール5と、そのボール5をガイドパ
イプ2の先端に向けて押圧するスプリング3とを組込
む。ガイドパイプ2の先端を設けた係止部11によって
ボール5の略半分が外部に露出する状態でボール5を抜
け止めして複数の部品をユニット化する。ミッションケ
ース等の取付け孔14にガイドパイプ2を挿入し、その
取付け孔14のねじ部15にプラグ1をねじ込んで締付
ける。
決めする戻り止め装置の組付け性および信頼性の向上を
図る。 【構成】 プラグ1に一体化された合成樹脂製のガイド
パイプ2の内側にボール5と、そのボール5をガイドパ
イプ2の先端に向けて押圧するスプリング3とを組込
む。ガイドパイプ2の先端を設けた係止部11によって
ボール5の略半分が外部に露出する状態でボール5を抜
け止めして複数の部品をユニット化する。ミッションケ
ース等の取付け孔14にガイドパイプ2を挿入し、その
取付け孔14のねじ部15にプラグ1をねじ込んで締付
ける。
Description
【0001】
この考案は、例えば自動車トランスミッションのシフトロッドのように、一時 的に或る位置に位置決めされる機械要素に適用される戻り止め装置、いわゆるデ ィテント装置に関するものである。
【0002】
自動車用トランスミッションのシフトロッドに適用される戻り止め装置として 、図4に示したものが従来から知られている。この戻り止め装置は、ミッション ケース20に設けた取付け孔21内にボール22とスプリング23とを組込み、 上記取付け孔21の外端寄りに設けたねじ部24にプラグ25をねじ込み、スプ リング23によって下向きに押圧されるボール22をシフトロッド26に形成し た複数の係合溝27の1つに係合させてシフトロッド26を位置決めしている。
【0003】
ところで、上述従来の戻り止め装置においては、ボール22、スプリング23 及びプラグ25の各部品を個別にミッションケース20の取付け孔21に挿入す る組立てであるため、組付けに手間がかかり、組立ての機械化が困難であるとい う不都合がある。
【0004】 また、ボール22やスプリング23を入れ忘れていても、プラグ25を締付け ると外部からはこれらの欠品を発見することができず、信頼性に問題がある。
【0005】 さらに、組付け時、ボール22等の部品をミッションケース20内に落下させ ることがあるが、このような場合は、ミッションを分解して落下した部品を取り 出さなければならない不便がある。
【0006】 また、シフトロッド26の移動に伴うボール22の動きにより、ボール22と 取付け孔21の内面との間で摩擦が生じるので、ミッションケース20がアルミ ニウム等の軽合金で形成されている場合は、上記取付け孔21の内面に摩耗が生 じる問題がある。このため、ボール22の代りに、図5に示すような特殊形状の 棒状ころ22’を用いて面圧を下げるなどの摩擦対策をとる必要がある。
【0007】 この考案は、これらの問題点を解決し、戻り止め装置の組付け性および信頼性 の向上を図り、ミッションケース等の取付け対象物の摩耗を防止することを技術 的課題としている。
【0008】
上記の課題を解決するために、この考案においては、外周にねじを有するプラ グの下端に射出成形された合成樹脂製のガイドパイプの上端を一体化し、そのガ イドパイプ内にボールと、そのボールをガイドパイプの下端に向けて押圧するス プリングとを組込み、ガイドパイプの下端にはボールの一部が外部に露出する状 態で抜け止めする係止部をガイドパイプの成形時に同時に形成した構成を採用し たのである。
【0009】 ここで、係止部は環状のものであってもよく、あるいは複数の弾性片から成る ものであってもよい。
【0010】
上記構成の戻り止め装置は、ミッションケース等の取付け対象物に設けた取付 け孔にガイドパイプを挿入し、取付け孔のねじ部にプラグをねじ係合して締付け 、ボールの露出部をシフトロッド等の戻り止めを施すべき機械要素の係合溝に係 合させてその機械要素を戻り止めする。
【0011】
以下、この考案の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。
【0012】 図1に示す実施例の戻り止め装置は、プラグ1、ガイドパイプ2、スプリング 3、ボールシート4およびボール5から成る。
【0013】 プラグ1は外周にねじ6を有し、頭部7にはレンチ孔8が設けられている。ま た、プラグ1の下端面中央に加締め用の突起9が設けられている。
【0014】 ガイドパイプ2は合成樹脂から成り、射出成形により形成されている。このガ イドパイプ2の上端には、内向きのフランジ10が形成されている。また、ガイ ドパイプ2の下端には環状の係止部11が設けられている。
【0015】 プラグ1とガイドパイプ2は、図2に示すように、突起9をフランジ10の内 径に挿入し、その突起9の先端の加締めによって一体化される。
【0016】 実施例では、プラグ1を金属製としているが、そのプラグ1を合成樹脂製とし てもよい。プラグ1を合成樹脂とする場合は、プラグ1とガイドパイプ2を射出 成形により同時に成形してもよい。
【0017】 スプリング3、ボールシート4およびボール5は、ガイドパイプ2の下端の開 口から内部に順に挿入される。ボール5の球径は、環状係止部11の内径より大 きく、その係止部11の弾性変形を利用してガイドパイプ2の内側に圧入される 。
【0018】 図3に示すように、係止部11を複数の弾性片で形成すると、係止部11が弾 性変形し易く、ボール5の圧入を容易とすることができる。
【0019】 ボール5はスプリング3の弾力によって下向きに押圧され、係止部11に対す る当接によって半分弱の部分がガイドパイプ2の先端から外部に露出する状態で 抜け止めされる。
【0020】 上記のボールシート4には、ボール5を受けるテーパ状の凹部12が設けられ ている。このボールシート4は合成樹脂等の潤滑性のある部材で形成され、ある いはフッ素コーティング等が施され、ボール5の転動を円滑にしている。ただし 、ボールシート4を省略し、スプリング3をボール5に直接押し当てるようにし てもよい。
【0021】 上記の構成から成る戻り止め装置は、ミッションケース13の取付け孔14に ガイドパイプ2を挿入し、取付け孔14のねじ部15にプラグ1をねじ係合して 締付け、ボール5の露出部をシフトロッド16に形成した複数の係合溝17の1 つに係合させてシフトロッド16を位置決めする。
【0022】 この状態でシフトロッド16を軸方向に移動させると、係合溝17の傾斜した 側面によってボール5が押し上げられ、隣接する係合溝17がボール5と対向す ると、スプリング3の弾力によりボール5が係合溝17に係合してシフトロッド 16の自由な移動を規制する。
【0023】 上記ガイドパイプ2の内側にはミッションオイルが溜ることがある。もし、オ イルが溜ると、寒冷地や寒冷時においてそのオイルの粘度が上がり、ボール5の 自由な動きを妨げる結果、シフト操作が重くなる可能性がある。このような可能 性を無くすため、図1に示すように、ガイドパイプ2にオイルホール18を設け ておくのがよい。そのオイルホール18の形成によってオイルが自由に出入りす るので、ガイドパイプ2の内部にオイルが充満したり、滞留したりすることを防 止することができる。
【0024】
以上のように、この考案に係る戻り止め装置においては、プラグの下端に一体 化したガイドパイプ内にスプリングおよびボールを組込んでユニット化したこと により、取付け孔のねじ部にプラグをねじ込む簡単な作業によって組付けを行な うことができ、組付け性の向上を図ることができると共に、組付け時における部 品の欠品や落下等の問題がなくなり、信頼性の向上も図ることができる。
【0025】 また、ガイドパイプを金属製とすると、そのガイドパイプ内にスプリングおよ びボールを組込んだのち、ガイドパイプの先端を加締めてボールを抜け止めする 必要があるが、ガイドパイプを合成樹脂製とし、そのガイドパイプの成形と同時 に係止部を成形し、その係止部の弾性変形によってボールの組込みを可能とした ので、上記のような加締め作業が不要になり、コストの低減を図ることができる 。
【0026】 さらに、ボールがミッションケース等の取付け対象物に直接接触することがな いので、その取付け対象物の摩耗を防ぐことができる。
【0027】 また、係止部を複数の弾性片で形成することにより、ボールの組込みを容易と することができる。
【図1】この考案に係る戻り止め装置の断面図
【図2】同上のプラグとガイドパイプの結合前の状態を
示す断面図
示す断面図
【図3】同上のガイドパイプの他の例を示す一部分の斜
視図
視図
【図4】従来の戻り止め装置を示す断面図
【図5】取付け孔の摩耗対策の一例を示す断面図
1 プラグ 2 ガイドパイプ 3 スプリング 5 ボール 6 ねじ 11 係止部
Claims (2)
- 【請求項1】 外周にねじを有するプラグの下端に射出
成形された合成樹脂製のガイドパイプの上端を一体化
し、そのガイドパイプ内にボールと、そのボールをガイ
ドパイプの下端に向けて押圧するスプリングとを組込
み、ガイドパイプの下端にはボールの一部が外部に露出
する状態で抜け止めする係止部をガイドパイプの成形時
に同時に形成した戻り止め装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の戻り止め装置におい
て、係止部を複数の弾性片で形成した戻り止め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7913692U JPH0643717U (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 戻り止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7913692U JPH0643717U (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 戻り止め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0643717U true JPH0643717U (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=13681543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7913692U Pending JPH0643717U (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 戻り止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643717U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009085270A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Aisin Ai Co Ltd | ロックボール |
JP2010513797A (ja) * | 2006-12-13 | 2010-04-30 | ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト | 自動車の切換変速機用の切換装置 |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP7913692U patent/JPH0643717U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010513797A (ja) * | 2006-12-13 | 2010-04-30 | ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト | 自動車の切換変速機用の切換装置 |
JP2009085270A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Aisin Ai Co Ltd | ロックボール |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4904107A (en) | Ball joint and its manufacturing method | |
US6666583B2 (en) | Bearing retention assembly having cam chamfered bearing race ring | |
US4878572A (en) | Roller bearing cage for clutch release bearing | |
CA1098460A (en) | Self-aligning clutch release bearing | |
EP1106847A2 (en) | Telescopic shaft | |
US9046176B2 (en) | Hydraulic auto-tensioner | |
US6379093B1 (en) | Captive fastener member and system for joining two work pieces | |
US6044945A (en) | Oneway clutch and outer race-retainer assembly for a oneway clutch | |
US6196727B1 (en) | Rolling bearing unit with track surface for ensuring proper positioning of lip seal during assembly | |
JP4697694B2 (ja) | 簡易締結装置 | |
US5722298A (en) | Arresting screw for vehicle transmissions | |
US4201110A (en) | Hub nut with washer | |
JPH0643717U (ja) | 戻り止め装置 | |
US6725819B2 (en) | Rocker lever ball socket retainer | |
CN111819367B (zh) | 改进的承窝组件及其制造方法 | |
JPH0643716U (ja) | 戻り止め装置 | |
US20030070898A1 (en) | 3-D misalignment isolator bearing | |
JPH06161584A (ja) | 戻り止め装置 | |
KR910002178B1 (ko) | 볼지지구조체의 제조법 | |
JPH05282060A (ja) | 戻り止め装置 | |
JP6752041B2 (ja) | ボールジョイント及びそのベアリングシート | |
JPH11230336A (ja) | 係止装置及びこれに用いる玉保持体 | |
JP7244464B2 (ja) | タイヤバルブ | |
JPS637470Y2 (ja) | ||
JP3151040B2 (ja) | 戻り止め装置 |