JPH06161154A - 静電荷現像用カラートナー製造方法 - Google Patents

静電荷現像用カラートナー製造方法

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JPH06161154A
JPH06161154A JP4333654A JP33365492A JPH06161154A JP H06161154 A JPH06161154 A JP H06161154A JP 4333654 A JP4333654 A JP 4333654A JP 33365492 A JP33365492 A JP 33365492A JP H06161154 A JPH06161154 A JP H06161154A
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JP
Japan
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parts
toner
color
color toner
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP4333654A
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English (en)
Inventor
Yoshibumi Ishikawa
義文 石川
Koichiro Miyajima
浩一郎 宮嶋
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】静電荷現像用カラートナーにおいて,色再現
性,光透過性に優れたものを提供することである。 【構成】静電荷現像用カラートナーの製造において、水
不溶性染料および/または顔料である水分散色材をフラ
ッシング法により樹脂中に分散させることを特徴とする
静電荷現像用カラートナーの製造方法。 【効果】本発明により、カラートナー製造時における着
色剤の新規な分散方法を見出し、分散性が大変すぐれて
いることに起因する色再現性、光透過性にすぐれたカラ
ートナーを提供できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電荷現像用カラート
ナーの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、分光された光で露光して原稿の静
電荷像を形成せしめ、これを3色のカラートナー(もし
くは黒を含め4色)で現像、色重ねをしてフルカラー画
像を得るフルカラー複写の方法が実用化された。これを
利用した複写機の開発が盛んになってきている。そし
て、これに用いるカラートナーとしてバインダーである
樹脂に各色の色材を分散せしめてなる、イエロー,マゼ
ンタ,シアン等のカラートナーが製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラートナーに
おいては、染料および/または顔料である色材の分散不
良により以下に示すような問題点が指摘されてきた。 光透過性が不足するために、多色重ね刷りをした場
合色再現性が困難となったり、オーバー・ヘッド・プロ
ジェクター(OHP)用シートへのコピー物の良好な透
過画像が得られない。 色材が充分に発色しないため、濃度の薄い貧弱な画
像しか得ることができない。 鉄粉,フェライト,ガラスビーズ等からなるキャリ
アと、トナーとの混合物を現像剤として用いる2成分現
像法においては、色材によるキャリア表面の汚染によ
り、摩擦帯電性の劣化等が起き、画像上のカブリ増加、
カラーバランスの変化が起こる。 本発明者は、係る問題点を解決するため鋭意努力した結
果、カラートナー製造時における色材の新しい分散方法
を見出し、本発明に至ったもので、本発明は、前記の従
来の欠点を改良し、色再現性,光透過性に優れたカラー
トナーを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】静電荷現像用カラートナ
ーの製造において、水不溶性染料および/または顔料で
ある水分散色材をフラッシング法により樹脂中に分散さ
せることを特徴とする静電荷現像用カラートナーの製造
方法である。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いることができる色材としては、水不溶性である染料
および/または顔料であれば、特に制限はない。例え
ば、アゾ系,フタロシアニン系,アンスラキノン系,チ
オインジゴ系,ペリノン系,ペリレン系,キナクリドン
系,ジオキサジン系,キノフタロン系,イソインドリノ
ン系,ベンズイミダゾロン系,ローダミン系などから選
ばれる染料、顔料を挙げることができる。これら色材
は、任意の水分含有量のものでよく、特に水分量に制限
はない。
【0006】フラッシングに用いる樹脂としては、公知
のものを含め広く使用することができるが、透明性を鑑
みた場合、無色透明なものが好ましい。例えば、ポリス
チレン,スチレン−アクリル酸エステル共重合体,スチ
レン−ブタジエン共重合体,塩化樹脂,スチレン−酢酸
ビニル共重合体,ロジン変性マレイン酸樹脂,フェノー
ル樹脂,エポキシ樹脂,ポリエステル樹脂,低分子量ポ
リエチレン,低分子量ポリプロピレン,アイオノマー樹
脂,ポリウレタン樹脂,シリコーン樹脂,ロジン・エス
テル,ロジン等を挙げることができる。フラッシングが
80〜100℃の加熱下で行われる場合においては、常
温固体の熱可塑性樹脂単独でよい。また、フラッシング
が常温で行われる場合においては、樹脂を有機溶剤に溶
解したワニスを用いる。
【0007】本発明では、水系に分散している色材にワ
ニスもしくは樹脂を、ニーダー,スーパーミキサーなど
の混合・分散機を用い、必要において加熱し、剪断力を
かけながらフラッシングを行う。色材が樹脂に移行され
分離された大部分の水は、デカンテーションにより系外
に除去される。残された微少の水分は主に、加熱減圧に
より除去され、水を実質的に含まない樹脂中に色材が分
散されたものが得られる。さらに、樹脂中に分散してい
る色材をさらに二本または、三本ロールなど混練機によ
り混練(場合により加熱する)し、さらに分散が良好な
所望のチップを得ることができる。なお、チップ作成時
においては、樹脂に対して色材は10〜60重量%、好
ましくは20〜50%重量である。また、この際色再現
上問題の生じないような分散助剤としての各種誘導体な
らびに、荷電制御剤として用いられる染料を同時に添加
してもかまわない。
【0008】この様にして得られたチップを、トナーの
バインダーである樹脂および必要ならばその他の添加物
を加え、2軸押出機などにより希釈・溶融混練する。次
いでハンマーミル,ジェットミル等の粉砕機、ならびに
分級機にて所定の分級物を得る。また、分級後必要に応
じて流動性向上剤、クリーニング助剤などとしてTiO
2 ,Al2 3 ,SiO2 等の金属酸化物ならびに、ス
テアリン酸亜鉛に代表される高級脂肪酸の金属塩、フッ
素系高分子量体の微粉末などを添加しカラートナーを得
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を、実施例に基づきさらに詳細
に説明する。 実施例1 不飽和ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 100部 色材 (リオノール・イエロー1307−P 含水物 顔料成分37.5% 東洋インキ製造(株)製) 100部 まず、上記原料をニーダーにて100℃に加熱しながら
約30分混合し、フラッシングさせる。さらに混練物を
加熱型3本ロールにて5回パスさせ、顔料高濃度チップ
(A1)を得る。 不飽和ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 100部 チップ(A1) 12部 電荷調整剤 4部 次いで、上記組成物を、2軸押出機で溶融混練し、冷却
後ハンマーミルにて粗粉砕し、次いで衝突式微粉砕機で
微粉砕し、分級して平均粒径8μmのトナーを得た。得
られたトナーをフェライト100部に対し6部加え、ボ
ールミル混合機で混合し現像剤を得た。この現像剤を用
い、市販フルカラー複写機により紙ならびにOHPシー
トによる複写画像を得た。そして画像濃度ならびにOH
P画像の透過率を調べたところ、以下の表1のとおりで
あった。
【0010】比較例1 実施例1による水系分散顔料であるリオノール・イエロ
ー1307−Pのかわりに、乾燥粉体顔料であるリオノ
ール・イエロー1307を用い、 不飽和ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 100部 色材 (リオノール・イエロー1307 東洋インキ製造(株)製) 37.5部 以下実施例1と同様に操作し顔料高濃度チップ(A2)を得る。 不飽和ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 100部 チップ(A2) 12部 電荷調整剤 4部 次いで、上記組成物を、2軸押出機で溶融混練し、冷却
後ハンマーミルにて粗粉砕し、次いで衝突式微粉砕機で
微粉砕し、分級して平均粒径8μmのトナーを得た。得
られたトナーをフェライト100部に対し6部加え、ボ
ールミル混合機で混合し現像剤を得た。この現像剤を用
い、市販フルカラー複写機により紙ならびにOHPシー
トによる複写画像を得た。そして画像濃度ならびにOH
P画像の透過率を調べたところ、以下の表1のとおりで
あった。
【0011】
【表1】
【0012】この結果をみると、本発明により得られた
カラートナーは透過率が高いにもかかわらず画像濃度が
高いことがわかる。これは、顔料がよく微分散されてい
ることをあらわしている。
【0013】実施例2 不飽和ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 100部 色材 (リオノール・ブルーSM−P 含水物 顔料成分45.2% 東洋イ ンキ製造(株)製) 100部 上記処方で実施例1と同様に、ニーダーにてフラッシン
グさせ、さらに3本ロールにて混練し、顔料高濃度チッ
プ(B1)を得た。 不飽和ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 100部 チップ(B1) 5部 電荷調整剤 4部 次いで、上記組成物を、2軸押出機で溶融混練し、冷却
後ハンマーミルにて粗粉砕し、次いで衝突式微粉砕機で
微粉砕し、分級して平均粒径8μmのトナーを得た。
【0014】比較例2 実施例2による水系分散顔料であるリオノール・ブルー
SM−Pのかわりに、乾燥粉体顔料リオノール・ブルー
SMを用い、 不飽和ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 100部 色材 (リオノール・ブルーSM 東洋インキ製造(株)製) 45.2部 以下実施例2と同様に操作し顔料高濃度チップ(B2)を得る。 不飽和ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 100部 チップ(B2) 5部 電荷調整剤 4部 次いで、上記組成物を、2軸押出機で溶融混練し、冷却
後ハンマーミルにて粗粉砕し、次いで衝突式微粉砕機で
微粉砕し、分級して平均粒径8μmのトナーを得た。得
られたトナーをフェライト100部に対し6部加え、ボ
ールミル混合機で混合し現像剤を得た。この現像剤を用
い、市販フルカラー複写機により紙ならびにOHPシー
トによる複写画像を得た。そして画像濃度ならびにOH
P画像の透過率を調べたところ、以下の表2のとおりで
あった。
【0015】
【表2】
【0016】この結果をみると、本発明により得られた
カラートナーは透過率が高いにもかかわらず画像濃度が
高いことがわかる。これは、顔料がよく微分散されてい
ることをあらわしている。
【0017】実施例3 不飽和ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 100部 色材 (リオノール・レッド6B4206−P 含水物 顔料成分26.6% 東洋インキ製造(株)製) 100部 上記処方で実施例1と同様に、ニーダーにてフラッシン
グさせ、さらに3本ロールにて混練し、顔料高濃度チッ
プ(C1)を得た。 不飽和ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 100部 チップ(C1) 15部 電荷調整剤 4部 次いで、上記組成物を、2軸押出機で溶融混練し、冷却
後ハンマーミルにて粗粉砕し、次いで衝突式微粉砕機で
微粉砕し、分級して平均粒径8μmのトナーを得た。
【0018】比較例3 実施例3による水系分散顔料であるリオノール・レッド
6B4206−Pのかわりに、乾燥粉体顔料リオノール
・レッド6B4206を用い、 不飽和ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 100部 色材 (リオノール・レッド6B4206 東洋インキ製造(株)製) 26.6部 以下実施例3と同様に操作し顔料高濃度チップ(C2)
を得る。 不飽和ポリエステル樹脂(軟化温度80℃) 100部 チップ(C2) 15部 電荷調整剤 4部 次いで、上記組成物を、2軸押出機で溶融混練し、冷却
後ハンマーミルにて粗粉砕し、次いで衝突式微粉砕機で
微粉砕し、分級して平均粒径8μmのトナーを得た。得
られたトナーをフェライト100部に対し6部加え、ボ
ールミル混合機で混合し現像剤を得た。この現像剤を用
い、市販フルカラー複写機により紙ならびにOHPシー
トによる複写画像を得た。そして画像濃度ならびにOH
P画像の透過率を調べたところ、以下の表3のとおりで
あった。
【0019】
【表3】
【0020】尚、本発明では含水色材を使用するため、
トナーにはタブーとされる残留水分が問題となる。しか
し、フラッシング時充分に水分をとばすため、ほぼ水分
は残っていない。表4は、乾燥粉体の顔料を使用したト
ナーとの水分量の比較である。
【0021】
【表4】
【0022】
【発明の効果】本発明により、カラートナー製造時にお
ける着色剤の新規な分散方法を見出し、分散性が大変す
ぐれていることに起因する色再現性、光透過性にすぐれ
たカラートナーを提供できた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電荷現像用カラートナーの製造におい
    て、水不溶性染料および/または顔料である水分散色材
    をフラッシング法により樹脂中に分散させることを特徴
    とする静電荷現像用カラートナーの製造方法。
JP4333654A 1992-11-19 1992-11-19 静電荷現像用カラートナー製造方法 Pending JPH06161154A (ja)

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JP4333654A JPH06161154A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 静電荷現像用カラートナー製造方法

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ID=18268481

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JP (1) JPH06161154A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000013064A1 (fr) 1998-09-01 2000-03-09 Kao Corporation Procede de production de toner
EP1975730A1 (en) 2003-11-07 2008-10-01 Canon Kabushiki Kaisha Yellow toner, image forming apparatus and a method for producing a toner

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