JPH06160734A - 側視型内視鏡 - Google Patents

側視型内視鏡

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JPH06160734A
JPH06160734A JP4305727A JP30572792A JPH06160734A JP H06160734 A JPH06160734 A JP H06160734A JP 4305727 A JP4305727 A JP 4305727A JP 30572792 A JP30572792 A JP 30572792A JP H06160734 A JPH06160734 A JP H06160734A
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JP
Japan
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endoscope
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direct
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Pending
Application number
JP4305727A
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English (en)
Inventor
Atsushi Uchiumi
厚 内海
Hideki Nakahara
秀起 中原
Tamishige Watabe
民重 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血管等の生体細管内の特殊雰囲気下において
も細管内壁部が容易に観察でき、かつ、細径化可能な側
視型内視鏡を提供すること。 【構成】 内視鏡の側視構造部Sをバルーン6で覆設し
てなり、拡張させたバルーン6内部から被観察物を観察
する構成とした側視型内視鏡Aであって、望ましくは、
該側視構造Sが、直視型内視鏡の対物部5の前面に傾斜
ミラー10を備える側視アダプタを取着し、直視スコー
プの対物レンズ8と傾斜ミラー10とを対向させて形成
されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血管等の生体細管内を
観察する内視鏡に関し、詳しく述べると血管等の生体細
管内の特殊雰囲気においても細管内壁部が容易に観察で
きる側視型内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】医療等において、血管や胆管等の生体細
管内壁部を側視型内視鏡で観察することが広くなされて
いる。例えば血管内の観察に用いられる側視型内視鏡
は、図6の模式断面図に示すように、内視鏡Aの対物部
5近傍にバルーン6を設け、血管B内で該バルーン6を
拡張させて止血し、視野を確保して直視スコープ8と傾
斜ミラー10とで構成される側視構造部Sによって、血
管内壁bの被観察部Xを観察する構成を有するものであ
る。
【0003】ところが、上記観察は生体の特殊雰囲気下
で行われるので、側視構造部Sに血液等の生体液が浸入
することが避けられず、直視スコープ8や傾斜ミラー1
0に血栓や生体液等が付着して観察が困難になるという
問題があった。また、この血栓や生体液等の付着を抑止
するために、生理食塩水等を該側視構造部Sに供給する
洗浄機能を内視鏡Aに付加すると、内視鏡Aの外径が太
くなり、細管への挿入が困難になるという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を解消し、血管等の生体細管内の特殊雰囲気下にお
いても細管内壁部が容易に観察でき、かつ、細径化可能
な側視型内視鏡を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来の内
視鏡で止血用に用いられているバルーンに着目して検討
した結果、内視鏡の側視構造部をバルーンで覆い、バル
ーン内部から被観察物を観察する構成とすることによ
り、上記目的が達成できることを見出し本発明を完成し
た。即ち、本発明の内視鏡は、内視鏡の側視構造部をバ
ルーンで覆設してなり、拡張させたバルーン内部から被
観察物を観察する構成としたことを特徴とするもので、
望ましくは、該側視構造が、直視型内視鏡の対物部前面
に傾斜ミラーを備える側視アダプタを取着し、直視スコ
ープと傾斜ミラーとを対向させて形成されるものであ
る。
【0006】
【作用】上記構成によれば、内視鏡の側視構造部をバル
ーンで覆い、バルーン内部から被観察部を観察するよう
にしたので、生体細管内において内視鏡の観察部へ血液
等が浸入することが無くなる。したがって、内視鏡の側
視構造部を洗浄する機構が不要になり、内視鏡を細径化
することが可能となる。また、上記内視鏡の被観察部へ
の血液等の浸入が防止されるとともに、バルーンが被観
察部に圧接してこれを固定できるようになるので、血液
など生体液が凝固や付着する障害がない状態で、被観察
部を詳細に観察できるようになる。したがって、血管等
の生体細管内の特殊雰囲気下で細管内壁部が容易に、か
つ、詳細に観察でき、さらに細径化が可能な側視型内視
鏡が得られるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す図面に基づき詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施例による内視鏡
の構成を示す斜視図であって、同図において、Aは内視
鏡で、側視構造部Sをバルーン6で覆設してなるもので
ある。この側視構造部Sは、内視鏡Aの対物部5に形成
され、図2で示すように、拡張させたバルーン6内部か
ら側方(矢印方向)の観察が行えるようになっている。
【0008】上記側視構造部Sは、図1に示すように、
一般的な直視型内視鏡Aの対物部5に切欠部を形成し、
直視スコープ7の対物レンズ8前方に、適当な傾斜角度
を持たせたミラー10を設けることによって形成されて
いる。
【0009】上記側視構造部Sを覆うバルーン6は、こ
の内部から被観察物の観察を可能とするように、少なく
とも拡張したときに被観察物が観察できる程度の透明性
を有することが必要である。このようなバルーンとして
は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ
リエチレン、EEAコポリマー等のポリオレフィン、ポ
リウレタン、ナイロン6、ナイロン12等のポリアミド
等のポリマーやラテックス等のゴム等の材料で、用途に
応じて所望の大きさ、硬さ、膜厚等に作製される。な
お、本発明においては、上記材料のうち特に成膜性、透
明性、機械的強度に優れるPETの使用が好ましい。な
お、上記バルーン6は、必要に応じて内視鏡Aの手元部
(図示せず)からバルーンルーメン17に空気等の気体
を供給し、該ルーメンの外膜の一部を切欠いた側孔から
側視構造部S内に上記気体を導入して拡張できるように
なっている。
【0010】この実施例では、上記直視スコープ7とし
て、対物レンズ8に並設される3000画素を有するイ
メージガイド(図示せず)と、この外周に同心状に設け
られる外径100μmのライトガイド14と、これらを
内部に収容するポリイミド製保護チューブ16より構成
された外径0.6mmを有するものを使用した。
【0011】また、内視鏡Aは、上記側視構造部Sを形
成した直視スコープ7を、先端部を閉止した外径0.2
mmのバルーンルーメン17および外径0.5mmのガイド
ワイヤー用ワーキングチャンネル18とともに外被チュ
ーブ15に収容して、外径1.5mmを有するものであ
る。
【0012】上記構成の内視鏡Aを動物の血管内に挿入
し、図2に示すように、観察を必要とする場所において
バルーンを拡張させて血管内壁を観察したところ、細管
B内の被観察部Xへの血液等の浸入が防止されるととも
に、バルーン6が被観察部Xに圧接してこれを固定でき
るようになって、鮮明な血管内壁面の映像が得られ、詳
細に観察することができた。また、この内視鏡Aの構成
によれば、バルーン内部から被観察部Xを観察するの
で、側視構造部に血液等の浸入は皆無であった。
【0013】図3は、直視型内視鏡に側視構造部Sを形
成する他の例を示す分解斜視図である。同図において、
上記図1と相違するところは、直視型内視鏡Aの直視ス
コープ7前面に、傾斜ミラー10を備える側視アダプタ
20を、該直視スコープ7の対物レンズ8と傾斜ミラー
10とを対向させるように取着(矢印方向へ挿入して固
定)して側視構造部Sを形成していることである。
【0014】上記側視アダプタ20としては、外径0.
65mmのSUS製チューブの略中央部を、底部を残して
切欠して形成される斜面部11に、アルミ蒸着ミラー1
0を取り付けてなるものを使用した。
【0015】図4は、直視型内視鏡に側視構造部Sを形
成するその他の例を示す分解斜視図である。同図におい
て、上記図3と相違するところは、側視アダプタ20に
かえて端面にガイドワイヤー用ワーキングチャンネル1
8用の孔を開口し、かつ、傾斜ミラー10を備える側視
アダプタ21を用い、直視型内視鏡Aの対物部5前面
に、直視スコープの対物レンズ8に傾斜ミラー10を対
向させるように取着(矢印方向へ挿入して固定)して側
視構造部Sを形成したこと、また、該側視アダプタ21
に上記側視構造部Sを覆うバルーン6を覆設しているこ
とである。
【0016】上記側視アダプタ21としては、端面に外
径0.5mmのガイドワイヤー用ワーキングチャンネル1
8用の孔を開口した外径1.6mmのSUS製キャップ状
物の略中央部の一部を切欠して形成される斜面部11
に、アルミ蒸着ミラー10を取り付けてなるものを使用
した。
【0017】上記側視アダプタ20または21を取着す
る構成によれば、側視アダプタを直視型内視鏡の所定の
位置に取り付けるだけで、簡単に直視型内視鏡Aに側視
構造部Sが形成できるようになり好ましい。
【0018】図5は、他の実施例を示す内視鏡の構成を
示す斜視図であって、前記図1と相違するところは、内
視鏡Aに側視構造部Sを形成した直視スコープ7とは別
に直視スコープ19を併設していることである。この直
視スコープ19としては、上記側視構造部を形成した直
視スコープと同様の構成のものが好適に使用でき、これ
を該側視構造部Sを形成した直視スコープ7と、先端部
を閉止したバルーンルーメン17と、ガイドワイヤー用
ワーキングチャンネル18とともに外被チューブ15内
に収容してえられる。上記構成によれば、一つの内視鏡
で、生体細管内の前方と側方とを同時に観察できるよう
になり便利である。
【0019】なお、本発明では、バルーン6は内視鏡の
対物部全体を覆うように設けてもよい。また、側視構造
部Sは、プリズムをイメージガイドの先端部に装着して
形成してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の側視型内
視鏡は、内視鏡の側視構造部をバルーンで覆い、バルー
ン内部から被観察部を観察するようにしたので、生体細
管内において内視鏡の被観察部へ血液等が浸入すること
が無くなる。したがって、内視鏡の側視構造部を洗浄す
る機構が不要になり、内視鏡を細径化するすることが可
能となる。また、上記内視鏡の被観察部への血液等の浸
入が防止されるとともに、バルーンが被観察部に圧接し
てこれを固定できるようになるので、血液など生体液が
凝固や付着する障害がない状態で、被観察部を詳細に観
察できるようになる。したがって、本発明によって、血
管等の生体細管内の特殊雰囲気下で細管内壁部が容易
に、かつ、詳細に観察でき、さらに細径化が可能な側視
型内視鏡が提供できる。さらに、本発明の側視型内視鏡
は、生体細管内以外の特殊雰囲気下で使用することもで
き、また、各種センサへの応用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による側視型内視鏡の対物部
構成を示す斜視図である。
【図2】側視型内視鏡の動作を示す模式断面図である。
【図3】アダプタ取り付けによって、側視構造部を形成
する一例を示す分解斜視図である。
【図4】アダプタ取り付けによって、側視構造部を形成
する他の例を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例による側視型内視鏡の対物
部構成を示す斜視図である。
【図6】従来の側視型内視鏡の対物部構成を示す模式断
面図である。
【符号の説明】
A 内視鏡 S 側視構造部 5 対物部 6 バルーン 8 対物レンズ 10 傾斜ミラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の側視構造部をバルーンで覆設し
    てなり、拡張させたバルーン内部から被観察物を観察す
    る構成としたことを特徴とする側視型内視鏡。
  2. 【請求項2】 側視構造部が、直視型内視鏡の対物部前
    面に傾斜ミラーを備える側視アダプタを取着し、直視ス
    コープの対物レンズと傾斜ミラーとを対向させて形成さ
    れるものである請求項1記載の側視型内視鏡。
JP4305727A 1992-11-16 1992-11-16 側視型内視鏡 Pending JPH06160734A (ja)

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JP4305727A JPH06160734A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 側視型内視鏡

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JP4305727A JPH06160734A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 側視型内視鏡

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