JPH0616052Y2 - 板材支持枠 - Google Patents

板材支持枠

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JPH0616052Y2
JPH0616052Y2 JP8607588U JP8607588U JPH0616052Y2 JP H0616052 Y2 JPH0616052 Y2 JP H0616052Y2 JP 8607588 U JP8607588 U JP 8607588U JP 8607588 U JP8607588 U JP 8607588U JP H0616052 Y2 JPH0616052 Y2 JP H0616052Y2
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JP
Japan
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plate
frame
plate glass
pedestal
glass
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JP8607588U
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JPH029296U (ja
Inventor
秀明 菊池
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昭和鋼機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、窓枠等の板材支持枠に関するものである。
[従来の技術] 一般に、従来の窓枠は、第9図に示すように、左右に対
向して配置された複数の縦枠1,2と、上下に対向して配
置された上枠3および下枠4と、下枠4に配置され、板
ガラス(板材)5が載置されるガラス受台(板材受台)
6とを備えている。第10図に示すように、縦枠1は外
枠となるものであり、外側の端部には縦枠2側に向かっ
て開放された取付溝1aが形成されている。また、縦枠2
の外側の端面中央部には、外側へ向かって突出する係止
部2aが形成されており、この係止部2aによって縦枠2に
略T字状をなす押縁7が係脱自在に取り付けられてい
る。この押縁7と縦枠2とにより、縦枠2の前側に取付
溝2b,2cが形成されている。さらに、第11図に示すよ
うに、上枠3、下枠4にもされぞれ取付溝3a,4aが形成
されており、取付溝4aにはガラス受台6が配置されてい
る。
なお、板ガラス5の全周縁部と各取付溝1a,2b,3a,3bの
側壁との間にシール部材8,9がそれぞれ介装されてお
り、これによって窓の内外の気密性および水密性が保持
されている。
上記構成の窓枠に板ガラス5をセットする場合には、予
め押縁7を取り外しておく。次に、板ガラス5をその右
端部が係止部2aに突き当たらない程度にその定位置から
右方へずらす。その状態で板ガラス5の上端部を取付溝
3aに挿入する。次に、板ガラス5の下端部を取付溝4aの
上方に位置させる。そして、板ガラス5を下方に移動さ
せ、ガラス受台6に載置する。次に、板ガラス5を下枠
4に沿って縦枠1側へ移動させ、定位置に位置させる。
その後、押縁7を縦枠2に取り付け、シール材8,9を装
着する。
[考案が解決しようとする課題] 上記構成の支持枠においては、板ガラス5を定位置に位
置させる際に、板ガラス5をガラス受台6に載置した状
態で下枠4に沿って移動させる必要がある。ところが、
板ガラス5は、最近大型のものが用いられており、例え
ば厚さが10mmで、面積が3m2ものは75Kg程度の大重
量になる。このため、板ガラス5とガラス受台6との間
およびガラス受台6と横枠4との間の各摩擦抵抗が非常
に大きくなり、板ガラス5を横枠に沿って移動させるの
が困難になるという問題があった。
この考案は、上記課題を解決するためになされたもの
で、枠内に取り付けられる板ガラス等の板材を横枠に沿
って容易に移動させることができる板材支持枠を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記の目的を達成するために、板材受台に
下枠に転がり接触する転動体を回転自在に設けることに
より、板材受台を下枠に対してその延びる方向へ移動自
在としたものである。
[作用] 板材受台に板材を載置し、その板材を下枠にの延びる方
向へ押すと、転動体が転がり、転動体の転がりによって
板材受台が下枠に沿って移動する。そして、板材受台と
ともに板材が移動する。
[実施例] 以下、この考案の一実施例について第1図ないし第8図
を参照して説明する。
これらの図に示す実施例は、第4図および第5図に示す
ように、この考案を外壁Aに適用したものであり、この
外壁Aは、床スラブBにブラケットCを介して固定され
た上下方向に延びる複数の方立11と、方立11の外側
の側面にブラケット12(第6図参照)を介して固定さ
れた水平方向に延びる複数の横枠13と、水平方向にお
いて隣接する方立11,11および上下方向において隣接す
る2つの横枠(上枠および下枠)13,13によって区画さ
れる四角形の枠部分に配置された板ガラス(板材)14
とを備えている。
方立11は、第6図に示すように、断面長方形の中空角
柱状をなす方立本体111を備えている。この方立本体
111の外側を向く側面には、方立本体111に沿って
延びる断面略コ字状の補助体112がその開放部分を外
側に向けた状態で着脱自在に固定されている。この補助
体112の外側を向く面には、補助体112に沿って延
びる突条113が形成されている。この突条113の外
側の端部には、突条113に沿ってその上端面から下端
面まで延びる装着孔114が形成されている。この装着
孔114は、突条113の外側の壁部に形成された切欠
き115を介して外部に開放されている。
なお、方立本体111と補助体112との接触面間に
は、シール部材116が装着されている。また、補助体
112の水平方向を向く両側部には、押縁117,117がそ
れぞれ装着されており、押縁117の外側を向く端部に
は、パッキン118が装着されている。
上記装着孔114には、上下方向に互いに離間して配置
された複数の変位部材15が回動自在に装着されてい
る。この変位部材15は、上下方向の長さが10〜20
cm程度の短いものであり、連結部材151と支持部材1
52とから構成されている。連結部材151は板状をな
すもので、その内側の端部は装着孔114に上下方向に
おける位置を固定した状態で回動自在に挿入されてい
る。連結部材151の外側の端部は、切欠き115から
突出して外方へ延びており、そこには装着孔114と平
行に延びる連結孔151aが形成されている。この連結孔15
1aは、上端が開口するとともに、下端が閉じており、外
側の壁部に切欠き151bが形成されることにより、外側の
側部が外部に開放されている。一方、支持部材152は
断面略T字状をなすものであり、基部152aと、基部152a
の外側の端部から互いに逆向きにそれぞれ水平方向(横
桟13の延びる方向)へ延びる2つの係合腕部(突出
部)152bとから構成されている。基部152aの内側の端部
は、連結孔151aに回動自在に挿入されている。したがっ
て、支持部材152は、連結部材151が回動した際に
その回動角度と同一角度だけ連結部材151の回動方向
と逆方向へ回動することにより、平行移動し得るように
なっている。
また、横枠13は、補助体112を横断して延びてお
り、第8図に示すように、断面長方形の角筒状をなす枠
本体部131を備えている。この枠本体部131は、そ
の内側の側面を方立本体111の外側を向く側面に接触
させた状態でブラケット12を介して方立本体111に
固定されている。また、枠本体部131の外側を向く側
面の上下方向の中央部には、枠本体部131に沿って水
平方向へ延びる保持板部132が形成されている。この
保持部材132の外側の端部には、保持板部132から
上下方向へそれぞれ突出し、かつ保持板部132に沿っ
て延びる係止板部133,134がそれぞれ形成されている。
そして、枠本体部131、保持板部132および係止板
部133によって上部が開放された上取付溝135が形
成されるとともに、枠本体部131、保持板部132お
よび係止板部134によって下取付溝136が形成され
ている。
なお、枠本体部131の上下の縁部には、パッキン13
7,138がそれぞれ装着されている。
上取付溝135には、ガラス受台(板材受台)16が配
置されている。この受台16は、板ガラス14が載置さ
れるものであって、第1図ないし第3図に示すように、
保持板部132に沿って配置された断面長方形の角筒状
をなす受台本体161を有している。この受台本体16
1と保持板部132との間には、保持板部13上を転が
るコロ(転動体)162が配置されている。この転動体
162は、板状をなすリテーナ163によって回転自在
に保持されており、このリテーナ163によって受台本
体161保持されている。したがって、受台16は、保
持板部132に移動自在に保持されることになる。な
お、受台本体161の両端部には、リテーナ163が受
台本体161から抜け出るのを防止するためのストッパ
164,164がそれぞれ固定されている。また、受台本体1
61の上面には、凹部165が形成されている。この凹
部165には、硬質ゴム等の緩衝材からなるライナー1
66が嵌め込まれており、このライナー166上に板ガ
ラス14を載置するようになっている。
なお、受台16は、板ガラス14の両端部を支持するよ
う、横枠13の方立11に隣接した箇所に配置されてい
る。
また、上記板ガラス14の内側を向く面の左右の縁部に
は、第6図に示すように、シリコンシーリング等からな
る弾性を有するシーリング材17が固着されている。こ
のシーリング材17には、板ガラス14の縁部に沿って
延びる係合部材18が固着されている。この係合部材1
8は、補助部材112とほぼ同一の長さに設定されてお
り、その水平方向を向く側部には、上端から下端まで延
びる係合凹部181が形成されている。この係合凹部1
81には、板ガラス14を方立11および横枠13間に
取り付けた際に支持部材152の係合腕部152bが嵌まり
込むようになっている。
なお、係合凹部181の底部には、支持部材152と係
合部材18との緩衝作用をなす弾性材からなる緩衝部材
19が装着されている。
また、板ガラス14と係合部材18との間でシーリング
材17の内側には、シーリング材17ほど強力ではない
が接着力を有するシーリングバッカー20が介装されて
いる。このシーリングバッカー20は、シーリング材1
7によって板ガラス14と係合部材18とを固着する際
に、両者の間隔を一定に保持するために用いられるもの
であって、板ガラス14の全周に亙って固着されてい
る。そして、第8図に示すように、シールバッカー20
の板ガラス14の上下の縁部に沿って固着された部分に
よってシール受け材21が固着されている。このシール
受け材21および係合部材18と、板ガラス14との間
には、止水シール22が板ガラス14の全周に亙って固
着されている。また、板ガラス14の外側を向く面に
は、その全周に亙ってウエザーシール23が固着されて
いる。
そして、板ガラス14は、下端部が受台16に載置され
るとともに、上端部が上保持空間135に挿入され、さ
らに係合部材18の係合凹部181に支持部材152の
係合腕部152bが挿入されることにより、方立11および
横枠13に取り付けられている。取付状態においては、
係合部材18がパッキン118に接触し、上下のシール
受け材21,21がパッキン137,138にそれぞれ接触してお
り、これによって内外の気密性および水密性が保持され
ている。また、水平方向に隣接する板ガラス14,14間に
は、ウエザーシール24が固着されている。
上記構成の外壁Aにおいて、板ガラス14を隣接する2
つの方立11,11および2つの横枠13,13によって形成され
る枠部分に取り付ける場合には、第7図に示すように、
連結部材151を一方向へ回動させ、支持部材152を
同方向へ移動させておく。この移動距離とほぼ同等の距
離だけ、板ガラス14をその水平方向における定位置に
対してずらす。そして、その状態を維持しつつ、第5図
に示すように、板ガラス14の上端部を下取付溝136
内に挿入する。このとき、支持部材152を移動させた
分だけ板ガラス14をずらしているので、板ガラス14
の両側に固着された係合部材18が支持部材151の係
合腕部152bに突き当たることはない。次に、板ガラス1
4の下端部を、係止板部133を越えて上取付溝135
の上方に位置させる。そして、板ガラス14を下方に移
動させ、受台16に載置する。次に、板ガラス14を第
7図の左方へ押し、受台16とともに定位置まで移動さ
せる。板ガラス14を定位置まで移動させた後、連結部
材151および支持部材152を定位置に戻し、係合腕
部152bを係合凹部181に挿入して係合させる。その
後、隣接する2つの板ガラス14,14間にウエザーシール
24を固着する。
このように、ガラス受台16に転動体162を回転自在
に設け、ガラス受台16を横枠(下枠)13に対して移
動自在としているから、板ガラス14をガラス受台16
に載置した状態で容易に移動させることができる。
また、この実施例においては、方立11に水平方向へ変
位可能な変位部材15を設け、この変位部材15に板ガ
ラス14を取り付けているから、第6図(B)に示すよう
に、地震等によって層間変位が生じ、方立11が水平方
向へ変位したととしても、板ガラス14が水平方向へ移
動するのを阻止することができる。
なお、上記の実施例においては、転動体162としてコ
ロを用いているが、球体を用いてもよい。また、この考
案は外壁Aの一部を構成する支持枠のみならず、窓枠等
にも適用することができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の板材支持枠によれば、
板材受台に下枠に転がり接触する転動体を回転自在に設
けることにより、板材受台を下枠に対してその延びる方
向へ移動自在としたものであるから、板材を板材受台に
載置した状態で下枠の延びる方向へ押すと、転動体が下
枠上を転がり、これによって板材受台が下枠に沿って移
動し、板材が板材受台とともに移動する。したがって、
板材を容易に移動させることができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図はこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図は板材受台を示す第8図のI−I矢視拡大断
面図、第2図は第1図のII−II矢視断面図。第3図は板
ガラス、板材受台および横枠を示す分解斜視図、第4図
は外壁を示す一部省略正面図、第5図はその一部省略側
面図、第6図(A)は第4図のVI−VI矢視拡大断面図、第
6図(B)は方立が変位した状態を示す第6図(A)と同様の
断面図、第7図は板ガラスの取付方法を示す第4図のVI
I−VII矢視拡大断面図、第8図は第4図のVIII−VIII矢
視拡大断面図、第9図ないし第11図は従来の板材支持
枠の一例を示すもので、第9図はその一部省略正面図、
第10図は第9図のX−X矢視拡大断面図、第11図は
第9図のXI−XI矢視拡大断面図である。 13……横枠(上下の枠)、14……板ガラス(板
材)、16……板材受台、162……転動体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に対向して配置された上枠および下枠
    と、これら上下の枠間に配設される板材と、前記下枠に
    載置され、上部に前記板材が載置される板材受台とを備
    えた板材支持枠において、前記板材受台に前記下枠に転
    がり接触する転動体を回転自在に設けることにより、前
    記板材受台を前記下枠に対してその延びる方向へ移動自
    在としたことを特徴とする板材支持枠。
JP8607588U 1988-06-29 1988-06-29 板材支持枠 Expired - Lifetime JPH0616052Y2 (ja)

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JP8607588U JPH0616052Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29 板材支持枠

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JP8607588U JPH0616052Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29 板材支持枠

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Publication Number Publication Date
JPH029296U JPH029296U (ja) 1990-01-22
JPH0616052Y2 true JPH0616052Y2 (ja) 1994-04-27

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ID=31310720

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JP8607588U Expired - Lifetime JPH0616052Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29 板材支持枠

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JPH029296U (ja) 1990-01-22

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