JPH0633535A - Ssgカーテンウォールにおける層間変位対応型面材外れ止め兼受支構造 - Google Patents

Ssgカーテンウォールにおける層間変位対応型面材外れ止め兼受支構造

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JPH0633535A
JPH0633535A JP4207006A JP20700692A JPH0633535A JP H0633535 A JPH0633535 A JP H0633535A JP 4207006 A JP4207006 A JP 4207006A JP 20700692 A JP20700692 A JP 20700692A JP H0633535 A JPH0633535 A JP H0633535A
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JP4207006A
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Inventor
Isao Kojima
功 小島
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Shin Nikkei Co Ltd
Original Assignee
Shin Nikkei Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0633535A publication Critical patent/JPH0633535A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/54Fixing of glass panes or like plates
    • E06B3/5427Fixing of glass panes or like plates the panes mounted flush with the surrounding frame or with the surrounding panes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 SSGカーテンウォールのガラス外れ止め兼
受支構造を層間変位に対応できるようにする。 【構成】 上下隣接するガラスの相対する端面が傾斜拡
開面に形成され、受支板の室外側端に外れ止めフランジ
部を、室内側端から支持棒を突出したガラス外れ止め兼
受支材が、そのフランジ部を上記拡開面に当接し、受支
板で上位ガラスを受支した状態で、各ガラスの上下、左
右間隙の交差部に位置され、層間変位発生時のガラス回
転に伴う上記支持棒の移動軌道に対応する案内溝を有す
る案内部材が建物がわに固定され、該案内溝に上記支持
棒を摺動自在に支持した、SSGカーテンウォールにお
ける層間変位対応型ガラス外れ止め兼受支構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ガラス等の面材本体
の側端部室内側面に係止部材を接着剤により接着してな
る係止部材つき面材を建物外側面に該係止部材を介して
取付けたSSGカーテンウォールにおける、地震等によ
る層間変位に対応して面材を保護するための層間変位対
応型面材外れ止め兼受支構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、さきに、SSGカーテンウ
ォールにおける係止部材つきガラスの外れ止め兼受支構
造として、上下、左右に隣接する多数ガラスの上下相対
する端面及び左右相対する端面の各両端部を、室外側へ
拡開する傾斜拡開面にそれぞれ形成し、一方ガラス外れ
止め兼受支材は、上下外れ止めフランジ部を有する受支
板と、これと直交する左右外れ止めフランジ部を有する
保持板とからなる十字形に形成され、このガラス外れ止
め兼受支材を、上記多数ガラスの上下隣接間隙と左右隣
接間隙との交差部に位置させて、その上下外れ止めフラ
ンジ部を上下隣接ガラスの傾斜拡開面に、左右外れ止め
フランジ部を左右隣接ガラスの傾斜拡開面にそれぞれ当
接すると共に、上記受支板で上位ガラスの下端を受支さ
せた状態で、該ガラス外れ止め兼受支材をボルトにより
建物外側部に固定した構成のものを提案した(特願平4
−23302)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、さきのSSG
カーテンウォールのガラス外れ止め兼受支構造では、地
震等により建物に層間変位が発生すると各ガラスが該ガ
ラス面上で小角度回転することとなるが、上記ガラス外
れ止め兼受支材がボルトにより建物外側部に固定されて
いるため、上記ガラスの回転に順応できずにガラス外れ
止めフランジ部からガラス拡開面を離脱させたり、遂に
は損傷、破壊を招く等の欠点があった。本願発明は、層
間変位に対応できるSSGカーテンウォールにおける面
材外れ止め兼受支構造を得ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決の手段とし
て、本願第1発明は、建物外側面に形成された面材支持
枠の室外側面に、複数枚の係止枠材つき面材が、互に上
下及び左右に間隙をあけて隣接した状態で、取付けられ
たSSG式カーテンウォールにおいて、上記上下隣接す
る面材の相対する上下端面の少くとも両端部分が、該相
対する上下端面間における室外側部分の間隔が室内側端
部の間隔よりも広くなるような拡開面に形成され、上記
上下隣接する面材の上記拡開面間隔に対応する幅の上下
外れ止めフランジ部を受支板本体の室外側先端に有する
と共に上記受支板本体から室内方向に支持棒を突出して
なる面材外れ止め兼受支材がその外れ止めフランジ部を
左右両側に位置する上下隣接面材の拡開面にそれぞれ当
接すると共に受支板本体で左右両側に位置する上位面材
をそれぞれ受支する状態で、上記各面材の上下間隙と左
右間隙との交差部分に位置され、上記面材外れ止め兼受
支材の室内側に、層間変位発生時の面材の回転に伴う上
記面材外れ止め兼受支材の支持棒の移動軌道に対応する
案内溝を有する案内部材が上記面材支持枠に固定され、
該案内部材が、その案内溝に上記支持棒端部を該案内溝
に沿って移動自在に係合させた状態で、上記面材外れ止
め兼受支材を支持している、SSGカーテンウォールに
おける層間変位対応型面材外れ止め兼受支構造を提案
し、
【0005】また、本願第2発明は、建物外側面に形成
された面材支持枠の室外側面に、複数枚の係止枠材つき
面材が、互に上下及び左右に間隙をあけて隣接した状態
で、取付けられたSSG式カーテンウォールにおいて、
上記上下及び左右に隣接する面材の相対する上下及び左
右各端面の少くとも各両端部分が、該相対する上下及び
左右端面間における室外側部分の間隔が室内側端部の間
隔よりも広くなるような拡開面にそれぞれ形成され、上
記上下隣接する面材の上記拡開面間隔に対応する幅の上
下外れ止めフランジ部を室外側先端に有する受支板と、
上記左右隣接する面材の上記拡開面間隔に対応する幅の
左右外れ止めフランジ部を室外側先端に有する保持板と
で十字形に形成されると共に、上記十字形の交点から室
内方向に支持棒を突出してなる面材外れ止め兼受支材
が、上記各面材間の上下間隙と左右間隙との交差部にお
いて、その上下外れ止めフランジ部を左右両側に位置す
る上下隣接面材の拡開面に、左右外れ止めフランジ部を
左右隣接面材の拡開面にそれぞれ当接すると共に受支板
で左右両側に位置する上位の面材をそれぞれ受支する状
態に位置され、上記面材外れ止め兼受支材の室内側に、
層間変位発生時の面材の回転に伴う上記面材外れ止め兼
受支材の支持棒の移動軌道に対応する案内溝を有する案
内部材が上記面材支持枠に固定され、該案内部材が、そ
の案内溝に上記支持棒端部を該案内溝に沿って移動自在
に係合させた状態で、上記面材外れ止め兼受支材を支持
している、SSGカーテンウォールにおける層間変位対
応型面材外れ止め兼受支構造を提案し、
【0006】さらに、本願第3発明は、建物外側面に形
成された面材支持枠の室外側面に、複数枚の係止枠材つ
き面材が、互に上下及び左右に間隙をあけて隣接した状
態で、取付けられたSSG式カーテンウォールにおい
て、上記上下及び左右に隣接する面材の相対する上下及
び左右各端面の少くとも各両端部分が、該相対する上下
及び左右端面間における室外側部分の間隔が室内側端部
の間隔よりも広くなるような拡開面にそれぞれ形成さ
れ、上記上下隣接する面材の上記拡開面間隔に対応する
幅の上下外れ止めフランジ部を室外側先端に有する受支
板と、上記左右隣接する面材の上記拡開面間隔に対応す
る幅の左右外れ止めフランジ部を室外側先端に有する保
持板とで十字形に形成されると共に、上記十字形の交点
から室内方向に支持棒を突出してなる面材外れ止め兼受
支材が、上記各面材間の上下間隙と左右間隙との交差部
において、その上下外れ止めフランジ部を左右両側に位
置する上下隣接面材の拡開面に、左右外れ止めフランジ
部を左右隣接面材の拡開面にそれぞれ当接すると共に受
支板で左右両側に位置する上位の面材をそれぞれ受支す
る状態に位置され、上記面材外れ止め兼受支材の室内側
に、層間変位発生時の面材の回転に伴う上記面材外れ止
め兼受支材の支持棒の初期移動軌道に対応する初期案内
溝及びそれに連続する傾斜立上り案内溝を有する案内部
材が上記面材支持枠に固定され、該案内部材が、その案
内溝に上記支持棒端部を該案内溝に沿って移動自在に係
合させた状態で、上記面材外れ止め兼受支材を支持して
いる、SSGカーテンウォールにおける層間変位対応型
面材外れ止め兼受支構造を提案する。
【0007】本願発明における「拡開面」には、室内側
端部から開先状に傾斜して広がる傾斜拡開面、室内側端
部から段階的に広がる段階的拡開面、その他種々の拡開
面が含まれる。
【0008】また、「面材」には、ガラスはもとより、
石材、コンクリート、セラミック材、木材、金属、合成
樹脂、それらの複合材等種々の材料からなるものが含ま
れる。以下図面を参照して本願発明の実施例について説
明する。
【0009】
【実施例】図1において、建物の外側面に多数本の方立
(1)…を所要左右間隔をあけて垂直に固定し、これら
隣り合う方立(1)(1)、…間に多数本の無目(2)
…を所定上下間隔をあけて水平に連結し、これら方立
(1)…及び無目(2)…により矩形支持枠を格子状に
連設するガラス支持体を構成し、各支持枠に係止枠材つ
きガラス(3)…を互に上下、左右に間隙をあけて隣接
状態に取付けると共に、各ガラス(3)…の上下隣接間
隙と左右隣接間隙との交差位置(P)…にガラス外れ止
め兼受支材(4)…をそれぞれ取付けて該交差位置の左
右両側に位置する上下隣接ガラス(3)(3)、…の層
間変位に対応する外れ止めと、上位ガラス(3)、…の
受支を行っている。
【0010】まず、上記カーテンウォール支持体を構成
する無目(2)…は、図2に示すように横断面におい
て、中空本体(8)の室外側面上部及び下部にカギ形の
係止突条(10)、(10)を突設したもので、これら
無目(2)…の各両端部を各方立(1)…の室外側部を
はさんだ状態で、通常連結手段により方立に連結してあ
る。
【0011】上記係止枠材つきガラス(3)…は、本例
ではガラス本体(11)の四周室内側面に横断面コ字状
の係止枠材(12)…を接着剤(13)…により接着し
たもので、このような係止枠材つきガラス(3)…の各
ガラス本体(11)における上下隣接ガラスとの上下隣
接端面に、本例ではその両端部分に、図2のように相対
する上下端面間における室外側部分の間隔が室内側端部
の間隔よりも開先状に傾斜して広がるような上下傾斜拡
開面(14)(14)、(14)(14)を図4のよう
に形成してある。
【0012】このような係止枠材つきガラス(3)…を
それぞれ上記各支持枠の室外側面にあて、その上下の係
止枠材(12)、(12)を無目(2)の係止突条(1
0)、(10)に係合させて係止する。
【0013】上記ガラス(3)…の層間変位対応型のガ
ラス外れ止め兼受支構造は次のようである。まず上記ガ
ラス外れ止め兼受支材(4)…は、図3に示すように上
記ガラスの左右隣接間隙から左右の上下隣接間隙へ若干
食いこむ長さのもので、平板状の受支板(15)の室外
側先端に、上記相対する傾斜拡開面(14)(14)、
(14)(14)間のほぼ中間部の間隔に対応する幅の
横断面魚尾状の上下外れ止めフランジ部(16)を突設
すると共に、受支板(15)の室内側端部中央位置から
支持棒(17)を室内方向へ向けて突設し、該支持棒
(17)の先端部にフランジ(18)、その先にコロ
(19)を互に小間隔をあけて取付けてあり、一方、上
記外れ止め兼受支材(4)の室内側の位置に、案内溝を
有する扁平箱形案内ケース(30)をネジ(31)…に
より上記左右隣り合う無目(2)(2)の端部室外側面
に固定してあり、その案内溝(32)は、上記案内ケー
ス(30)の室外側板(30’)に、図5に示すように
層間変位発生時のガラス(3)…の左右回転に伴う上記
ガラス外れ止め兼受支材の支持棒(17)の左右移動軌
道に対応して、ニュートラル位置(N)から左右へ上向
きに緩傾斜(一例として4〜5度)で延長する溝に形成
されている。
【0014】このようなガラス外れ止め兼受支材(4)
を、上記交差位置(P)において、該受支板(15)の
長手両端部分を左右両側に位置する上下隣接ガラス
(3)(3)、(3)(3)の間に位置させ、そして受
支板(15)上に上位のガラス(3)、(3)の下端を
セッティングブロック(20)を介して受支させると共
に、外れ止めフランジ部(16)を左右両側に位置する
上下隣接ガラス(3)(3)、(3)(3)の相対する
拡開面(14)(14)、(14)(14)にそれぞれ
当接させてガラスを外れ止め可能に保持させた状態で、
上記支持棒(17)を上記案内溝(32)内に摺動自在
に挿入すると共に上記フランジ(18)とコロ(19)
との間で側板(30’)を摺動自在に挾持させ、それに
より外れ止め兼受支材(4)を移動自在の片持ち状態に
支持している。
【0015】本例では、上記外れ止め兼受支材(4)の
フランジ部(16)から受支板(15)の一部にかけて
シリコンゴム等のタイトカバー(21)(ドライシーリ
ング)をかぶせてある。場合によっては、上記タイトカ
バー(21)を除き、上記フランジ部(16)を直接ガ
ラス本体の拡開面(14)、(14)に当接した後該フ
ランジ部(16)の室外側にシール材(ウェットシーリ
ング)を充填することもよい。(22)…は上記ガラス
(3)…の上下、左右隣接間隙に充填したシール材であ
る。
【0016】今、図1に矢印で示すようにガラス(3)
の上辺部及び下辺部に地震等による層間変位が発生し、
それに伴い上記ガラス(3)が反時計方向へ小角度回転
したとき、それに順応して各交差位置(P)…にあるガ
ラス外れ止め兼受支材(4)も支持棒(17)を介して
案内溝(32)に沿って直ちに移動し、それによりフラ
ンジ部(16)…でガラス(3)の拡開面(14)…を
外れ止め状態に保持しつづける。
【0017】図6〜10の他の層間変位対応型ガラス外
れ止め兼受支構造は、外れ止め兼受支材(4a)が、図
8に示すように上下外れ止めフランジ部(16a)を有
する受支板(15a)と、左右外れ止めフランジ部(2
4a)を有する保持板(23a)とで十字形に形成さ
れ、また係止部材つきガラス(3a)…の各ガラス本体
(11a)には、図9に示すように上下端面両側部の傾
斜拡開面(14a)…に加えて、左右端面両端部にも傾
斜拡開面(26a)…を設け、さらに案内ケース(30
a)に、層間変位発生時にガラス外れ止め兼受支材(4
a)の支持棒(17a)の初期段階における左右移動軌
道に対応する緩傾斜(一例として4〜5度)で延長する
初期案内溝(32a)と、該案内溝(32a)の両端か
ら連続して延長する急傾斜(一例として30〜40度)
の立上り案内溝(33a)、(33a)とからなる案内
溝を形成し、このようなガラス外れ止め兼受支材(4
a)を、上記各交差位置(Pa)において、その受支板
(15a)を左右両側に位置する上下隣接ガラス(3
a)(3a)、(3a)(3a)の間に、保持板(23
a)を左右隣接ガラス(3a)(3a)、(3a)(3
a)の間にそれぞれ位置させ、そして受支板(15a)
上に上位ガラスを受支させ、保持板(23a)で左右ガ
ラスをセッティングブロック(27a)、(27a)を
介して所定間隔に保持すると共に、上下外れ止めフラン
ジ部(16a)を上下隣接ガラスの相対する拡開面(1
4a)(14a)、(14a)(14a)に、左右外れ
止めフランジ部(24a)を左右隣接ガラスの相対する
拡開面(26a)(26a)、(26a)(26a)に
それぞれ当接させた状態で、支持棒(17a)を案内ケ
ース(30a)に保持させ、他の構造は図1〜5と実質
的に同一である。
【0018】本構造によれば、層間変位発生に伴いガラ
ス(3a)が小角度回転したとき、それに順応して外れ
止め兼受支材(4a)…が、その支持棒(17a)を介
して初期案内溝(32a)に沿って初期段階の移動を行
い、ついで立上り案内溝(33a)において、支持棒
(17a)に摩擦による制動作用を受け、それにより以
後の移動を抑制され、それと同時に立上り案内溝に沿っ
て上昇し、該上昇により上位のガラス(3a)を押し上
げて左右隣り合うガラス同志を離間させて衝突を阻止す
る。
【0019】さらに他の層間変位対応型ガラス外れ止め
兼受支構造として、ガラス外れ止め兼受支材として図8
の十字形のものを使用し、案内ケースとして図5の緩傾
斜案内溝のみを有するものを備え、他の構造は図6〜1
0と実質的に同一の構成のものが提供される。
【0020】
【発明の効果】本願第1及び第2発明のSSGカーテン
ウォールにおける層間変位対応型面材外れ止め兼受支構
造によれば、地震等により建物に層間変位が発生し、面
材が小角度回転したとき、該面材の回転に順応して面材
外れ止め兼受支材が支持棒を介して案内溝に沿って移動
することができ、それにより面材が回転しても、面材外
れ止めフランジ部の面材拡開面との係止を保って面材の
外れ止めを維持することができると共に、面材外れ止め
兼受支材及び面材の損傷、破壊を防止することができる
のである。
【0021】本願第3発明のSSGカーテンウォールに
おける層間変位対応型面材外れ止め兼受支構造によれ
ば、上記第1及び第2発明の効果に加え、大型地震等に
より面材外れ止め兼受支材が支持棒を介して初期案内溝
を通過してさらに移動しようとする場合、傾斜立上り案
内溝により該外れ止め兼受支材に制動作用を加えてそれ
以上の移動を抑制すると同時に、該外れ止め兼受支材を
上昇させて上位の面材を押し上げ、それにより左右隣り
合う面材同志の衝突を防止することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンウォールの一部の正面図である。
【図2】図1におけるII−II線拡大断面図である。
【図3】ガラス外れ止め兼受支材の拡大斜面図である。
【図4】ガラス本体の斜面図である。
【図5】案内ケースの拡大正面図である。
【図6】他のガラス外れ止め兼受支構造を設けたカーテ
ンウォールの一部の正面図である。
【図7】図6のVII−VII線拡大断面図である。
【図8】十字形ガラス外れ止め兼受支材の拡大斜面図で
ある。
【図9】ガラス本体の斜面図である。
【図10】案内ケースの拡大正面図である。
【符号の説明】
1、1a 方立 2、2a 無目 3、3a 係止枠材つきガラス 4、4a ガラス外れ止め兼受支材 14、14a 上下傾斜拡開面 15、15a 受支板 16、16a 上下外れ止めフランジ部 17、17a 支持棒 23a 保持板 24a 左右外れ止めフランジ部 30、30a 案内ケース 32 緩傾斜案内溝 32a 初期案内溝 33a 急傾斜立上り案内溝 P、Pa 交差位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物外側面に形成された面材支持枠の室
    外側面に、複数枚の係止枠材つき面材が、互に上下及び
    左右に間隙をあけて隣接した状態で、取付けられたSS
    G式カーテンウォールにおいて、 上記上下隣接する面材の相対する上下端面の少くとも両
    端部分が、該相対する上下端面間における室外側部分の
    間隔が室内側端部の間隔よりも広くなるような拡開面に
    形成され、 上記上下隣接する面材の上記拡開面間隔に対応する幅の
    上下外れ止めフランジ部を受支板本体の室外側先端に有
    すると共に上記受支板本体から室内方向に支持棒を突出
    してなる面材外れ止め兼受支材がその外れ止めフランジ
    部を左右両側に位置する上下隣接面材の拡開面にそれぞ
    れ当接すると共に受支板本体で左右両側に位置する上位
    面材をそれぞれ受支する状態で、上記各面材の上下間隙
    と左右間隙との交差部分に位置され、 上記面材外れ止め兼受支材の室内側に、層間変位発生時
    の面材の回転に伴う上記面材外れ止め兼受支材の支持棒
    の移動軌道に対応する案内溝を有する案内部材が上記面
    材支持枠に固定され、該案内部材が、その案内溝に上記
    支持棒端部を該案内溝に沿って移動自在に係合させた状
    態で、上記面材外れ止め兼受支材を支持している、SS
    Gカーテンウォールにおける層間変位対応型面材外れ止
    め兼受支構造。
  2. 【請求項2】 建物外側面に形成された面材支持枠の室
    外側面に、複数枚の係止枠材つき面材が、互に上下及び
    左右に間隙をあけて隣接した状態で、取付けられたSS
    G式カーテンウォールにおいて、 上記上下及び左右に隣接する面材の相対する上下及び左
    右各端面の少くとも各両端部分が、該相対する上下及び
    左右端面間における室外側部分の間隔が室内側端部の間
    隔よりも広くなるような拡開面にそれぞれ形成され、 上記上下隣接する面材の上記拡開面間隔に対応する幅の
    上下外れ止めフランジ部を室外側先端に有する受支板
    と、上記左右隣接する面材の上記拡開面間隔に対応する
    幅の左右外れ止めフランジ部を室外側先端に有する保持
    板とで十字形に形成されると共に、上記十字形の交点か
    ら室内方向に支持棒を突出してなる面材外れ止め兼受支
    材が、上記各面材間の上下間隙と左右間隙との交差部に
    おいて、その上下外れ止めフランジ部を左右両側に位置
    する上下隣接面材の拡開面に、左右外れ止めフランジ部
    を左右隣接面材の拡開面にそれぞれ当接すると共に受支
    板で左右両側に位置する上位の面材をそれぞれ受支する
    状態に位置され、 上記面材外れ止め兼受支材の室内側に、層間変位発生時
    の面材の回転に伴う上記面材外れ止め兼受支材の支持棒
    の移動軌道に対応する案内溝を有する案内部材が上記面
    材支持枠に固定され、該案内部材が、その案内溝に上記
    支持棒端部を該案内溝に沿って移動自在に係合させた状
    態で、上記面材外れ止め兼受支材を支持している、SS
    Gカーテンウォールにおける層間変位対応型面材外れ止
    め兼受支構造。
  3. 【請求項3】 建物外側面に形成された面材支持枠の室
    外側面に、複数枚の係止枠材つき面材が、互に上下及び
    左右に間隙をあけて隣接した状態で、取付けられたSS
    G式カーテンウォールにおいて、 上記上下及び左右に隣接する面材の相対する上下及び左
    右各端面の少くとも各両端部分が、該相対する上下及び
    左右端面間における室外側部分の間隔が室内側端部の間
    隔よりも広くなるような拡開面にそれぞれ形成され、 上記上下隣接する面材の上記拡開面間隔に対応する幅の
    上下外れ止めフランジ部を室外側先端に有する受支材
    と、上記左右隣接する面材の上記拡開面間隔に対応する
    幅の左右外れ止めフランジ部を室外側先端に有する保持
    板とで十字形に形成されると共に、上記十字形の交点か
    ら室内方向に支持棒を突出してなる面材外れ止め兼受支
    材が、上記各面材間の上下間隙と左右間隙との交差部に
    おいて、その上下外れ止めフランジ部を左右両側に位置
    する上下隣接面材の拡開面に、左右外れ止めフランジ部
    を左右隣接面材の拡開面にそれぞれ当接すると共に受支
    板で左右両側に位置する上位の面材をそれぞれ受支する
    状態に位置され、 上記面材外れ止め兼受支材の室内側に、層間変位発生時
    の面材の回転に伴う上記面材外れ止め兼受支材の支持棒
    の初期移動軌道に対応する初期案内溝及びそれに連続す
    る傾斜立上り案内溝を有する案内部材が上記面材支持枠
    に固定され、該案内部材が、その案内溝に上記支持棒端
    部を該案内溝に沿って移動自在に係合させた状態で、上
    記面材外れ止め兼受支材を支持している、SSGカーテ
    ンウォールにおける層間変位対応型面材外れ止め兼受支
    構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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