JPH06160146A - 熱式空気流量計 - Google Patents

熱式空気流量計

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Publication number
JPH06160146A
JPH06160146A JP4316794A JP31679492A JPH06160146A JP H06160146 A JPH06160146 A JP H06160146A JP 4316794 A JP4316794 A JP 4316794A JP 31679492 A JP31679492 A JP 31679492A JP H06160146 A JPH06160146 A JP H06160146A
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JP
Japan
Prior art keywords
air flow
flow meter
air passage
thermal
heating resistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP4316794A
Other languages
English (en)
Inventor
Izumi Watanabe
渡辺  泉
Minoru Takahashi
実 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Priority to JP4316794A priority Critical patent/JPH06160146A/ja
Publication of JPH06160146A publication Critical patent/JPH06160146A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は樹脂ボディの共用化による製品
の標準化と開発期間の短縮化、及びリサイクル性を向上
させた熱式空気流量計を提供することにある。 【構成】吸入空気流8の通路を構成する樹脂ボディを樹
脂ボディ本体1と樹脂ボディ入口部5及び樹脂製ブッシ
ュ9で構成し、その空気流量を測定する発熱抵抗体3、
そのときの周囲温度を測定し補正する温度補償用抵抗体
4、それらを駆動する駆動回路を含むモジュールケース
2からなる熱式空気流量計。 【効果】目的と同じであるため省略する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱式空気流量計に係り、
特に内燃機関の吸入空気流量を検出する熱式空気流量計
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱式空気流量計は特開平1−28021
8 号に記載のように、吸入空気通路を構成するボディは
一体成形されたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、熱式
空気流量計を取り付ける上下流の相手側の取付形状が異
なる毎に、新たなボディを作り直す必要があり開発工数
が大であった。また、整流格子を付ける場合、通路構造
が複雑なために一体成形が困難であり、金属性又はプラ
スチック性の整流格子を別途製作し、後付けしなければ
ならなかった。そのため作業性も悪く、さらに製品廃棄
時は材質の異なるボディと整流格子とを解体し、分別し
なければならず製品のリサイクル性が悪かった。
【0004】本発明の目的は、樹脂ボディの共用化によ
る開発期間の短縮化と、製品リサイクル時の作業性を改
善することができる熱式空気流量計を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ボディの吸入空気通路の入口部とモジュールケース
を取り付けるボディ本体とを別体で構成し、接着または
溶着により一体化する構造とした。また、別体で構成し
たボディの入口部内に整流格子を一体化する構造とし
た。さらにフランジのブッシュまたはモジュールケース
を取り付けるナット状のブッシュを、耐クリープ性のあ
る樹脂材で形成した。
【0006】
【作用】熱式空気流量計を取り付ける相手側の構造が機
種によって異なっても、吸入空気通路を構成する樹脂ボ
ディの入口部のみを製作すればよく、ボディ本体は共用
化ができるため、製品の標準化ができ、開発工数の短縮
化が図れる。また整流格子も樹脂化し前記樹脂ボディ入
口部と一体成形することにより、製品リサイクル時の解
体時間の短縮,部品分別のしやすさを向上できる。同様
の理由により、ブッシュを樹脂化することにより、より
一層の製品リサイクル時の解体時間の短縮,部品分別の
しやすさを向上できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図3によ
り説明する。図1は吸入空気流量の測定に用いる本発明
の一実施例を示す熱式空気流量計の断面図である。吸入
空気流量を感知する発熱抵抗体3は、アルミナボビンに
白金線を巻線し表面をガラス材によってコーティングす
る。この発熱抵抗体3を駆動回路を含むモールドケース
2にインサートされた支持ピンに溶接する。吸入空気温
度を感知する温度補正用抵抗体4も、前記発熱抵抗体3
と同一構造である。このような構造の発熱抵抗体3,温
度補正用抵抗体4が溶接されたモールドケース2は、吸
入空気流8を流すメイン通路6とバイパス通路7から構
成される樹脂ボディ1に装着され、ねじ等によって固定
される。また、発熱抵抗体3と温度補正用抵抗体4はバ
イパス通路7内に設置される。バイパス通路7内に設置
された発熱抵抗体3に一定温度に加熱するための電流が
印加される。この加熱温度は、吸入空気流量8の量に関
係なく発熱抵抗体3と空気の温度差が、一定温度に保た
れるよう空気温度を温度補正用抵抗体4で補正してい
る。従って高流量がバイパス通路7内を流れた時は高い
電流を、低流量がバイパス通路7内を流れたときは低い
電流を発熱抵抗体3に流して一定温度を保つものであ
る。発熱抵抗体3を流れる電流と空気流量間には、単調
増加関数の関係があり、これにより空気流量を検出する
ものである。
【0008】本発明は、この熱線式空気流量計におい
て、吸入空気通路を構成する樹脂ボディをボディ入口部
5とボディ本体1とに分けて構成することに関する。
【0009】すなわち、図1の断面図(a)及び断面図
(b)に示すように、吸入空気通路を構成するボディを
ボディ入口部5とボディ本体1とに分け、それぞれを別
体で構成することによりボディ本体1の共用化を図るこ
とが可能となる。図1断面図(a)はダクトに挿入する
構造のものであり、いわゆるインラインタイプと呼ばれ
る熱式空気流量計、図1断面図(b)はエアクリーナに
直付けする構造のものであり、いわゆるフランジタイプ
と呼ばれる熱式空気流量計を示したものである。材質は
リサイクルが可能な熱可塑性樹脂で射出成形時の寸法安
定性に優れ、かつ120℃以上の耐熱性のあるポリブチ
レンテレフタレート−ガラス繊維30%の樹脂を用いた
が、その他の材料、たとえばポリエチレンテレフタレー
トやポリフェニレンサルファイド等の熱可塑性樹脂にガ
ラス繊維を配合したものであっても問題はない。このよ
うに別体成形されたものであれば、熱式空気流量計を取
り付ける上流の相手側形状が異なる場合でも、新たに製
作する部品はボディ入口部5のみで済む。そのため製品
の標準化と開発工数の削減が可能である。図3はさらに
その構造を発展させた応用例であり、下流側のボディ出
口部11も別体で構成したものである。ボディ出口部1
1の構造は、図1に示したフラットなタイプと図3に示
したダクトストッパー12付のもの等がある。この場合
も、新たに製作する部品はボディ入口部5及びボディ出
口部11のみで済む。そのため前記と同様に製品の標準
化と開発工数の削減が可能である。これらの構造はいず
れも接着材による接続が可能であるが、熱可塑性樹脂で
あるため超音波溶着のようなドライプロセスによっても
接続できるという利点があり、製造工数の削減も図れ
る。
【0010】また、ボディ入口部5を別体で構成すれ
ば、入口部形状は比較的単純な構造であるため、図2に
示すように整流格子10を一体成形で製作することも可
能である。この場合、ボディ全体をリサイクル可能な樹
脂で構成することができるため、製品リサイクル時の解
体,分別の作業性を改善できる。
【0011】本発明のその他の実施例を、図1断面図
(b)により説明する。断面図(b)のようなフランジ
タイプの熱式空気流量計の場合、相手側のエアクリーナ
に接続するために、ボルト等により締め付け固定する必
要がある。このような締め付け荷重のかかる部分には、
一般に黄銅のような金属のブッシュ9をインサートする
ことがなされている。モジュールケース2を取り付ける
ためのナット状のブッシュ9においても同様である。こ
れらのインサートされた金属のブッシュ9はリサイクル
時の解体作業の工数を増加させている。しかしブッシュ
9を入れない構造では、一般に樹脂は荷重によってクリ
ープするため実用的でない。そこで耐クリープ性に優れ
たリサイクル可能な熱可塑性樹脂をブッシュ9として用
いる構造を考案した。すなわちボディ本体の樹脂材は前
述のようなリイサイクルが可能な熱可塑性樹脂で、射出
成形時の寸法安定性に優れ、かつ120℃以上の耐熱性
のあるポリブチレンテレフタレート−ガラス繊維30%
の樹脂、あるいはその他の材料、たとえばポリエチレン
テレフタレートやポリフェニレンサルファイド等の熱可
塑性樹脂にガラス繊維を配合したものを用い、ブッシュ
9には射出成形性や寸法安定性は劣るが耐クリープ性に
優れた材料、例えば不飽和ポリエステル樹脂にガラスを
配合した強化プラスチックあるいはポリカーボネート等
を用いた。このような組合せであれば、ボディ全体をリ
サイクル可能な樹脂で構成することができるため、製品
リサイクル時の解体,分別の作業を大巾に短縮できる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、空気通路構造からなる
ボデイの共用化が図れるため、製品の標準化と開発工数
の短縮化が図れると共に、製品リサイクル時の解体時間
の短縮,部品分別のしやすさを向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す熱式空気流量計の断面
図。
【図2】本発明の一実施例を示す樹脂ボディ上流部構
造。
【図3】本発明の応用例を示す樹脂ボディ構造。
【符号の説明】
1…ボディ本体、2…モジュールケース、3…発熱抵抗
体、4…温度補償用抵抗体、5…ボディ入口部、6…メ
イン通路、7…バイパス通路、8…吸入空気流、9…ブ
ッシュ、10…整流格子、11…ボデイ出口部、12…
ダクトストッパー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 実 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気通路中に設置された発熱抵抗体と吸入
    空気通路を形成するボディ及び前記発熱抵抗体を一定温
    度に加熱し、空気流量に対応した出力信号に変換する駆
    動回路から成る熱式空気流量計において、前記ボディを
    リサイクル可能な樹脂材料で構成し、かつ前記ボディの
    吸入空気通路の入口部と駆動回路を取り付けるボディ本
    体とを別体で構成し、接着または溶着により一体化した
    構造を特徴とする熱式空気流量計。
  2. 【請求項2】請求項1において、別体で構成した吸入空
    気通路の入口部内に整流格子を一体化して構成したこと
    を特徴とする熱式空気流量計。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、吸入空気通路
    の入口部及び出口部のどちらか一方あるいは両方を別体
    で構成し、接着または溶着により一体化した構造を特徴
    とする熱式空気流量計。
  4. 【請求項4】空気通路中に設置された発熱抵抗体と吸入
    空気通路を形成するボディ及び前記発熱抵抗体を一定温
    度に加熱し、空気流量に対応した出力信号に変換する駆
    動回路から成る熱式空気流量計において、前記ボディを
    リサイクル可能な樹脂材料で構成し、且つフランジのブ
    ッシュまたはモジュールケースを取り付けるナット状の
    ブッシュを、耐クリープ性のある樹脂材で形成しインサ
    ートした構造を特徴とする熱式空気流量計。
  5. 【請求項5】請求項4において、フランジのブッシュま
    たはモジュールケースを取り付けるナットは、ポリカー
    ボネート樹脂あるいは不飽和ポリエステルから成るガラ
    ス繊維入り強化プラスチックであることを特徴とする熱
    式空気流量計。
JP4316794A 1992-11-26 1992-11-26 熱式空気流量計 Pending JPH06160146A (ja)

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JP4316794A JPH06160146A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 熱式空気流量計

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JPH06160146A true JPH06160146A (ja) 1994-06-07

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ID=18081005

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JP4316794A Pending JPH06160146A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 熱式空気流量計

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010175531A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Hokkai Bane Kk 風速計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010175531A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Hokkai Bane Kk 風速計

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