JPH06160057A - 電子部品のリード形状検査装置 - Google Patents

電子部品のリード形状検査装置

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JPH06160057A
JPH06160057A JP33790192A JP33790192A JPH06160057A JP H06160057 A JPH06160057 A JP H06160057A JP 33790192 A JP33790192 A JP 33790192A JP 33790192 A JP33790192 A JP 33790192A JP H06160057 A JPH06160057 A JP H06160057A
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良一 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品のリード形状を比較的に簡単に測定
するとともに、装置のコストの低減を図る。 【構成】 IC1のリード配列部を垂直に透過した光
を、偏光面が互いに平行な偏光板32,37等を介し
て、CCDカメラ50の第1撮像領域50aに導く。一
方、前記リード配列部を斜めに透過した光を、偏光板3
2,37に対して直交した偏光面をもつ偏光板41,4
4等を介して、CCDカメラ50の第2撮像領域50b
に導く。CCDカメラ50で撮像された、リード配列部
を垂直方向から見た画像に基づいて、測定部53がリー
ドピッチ等を計測する。一方、前記リードピッチと、リ
ード配列部を斜め方向から見た画像に基づいて得られた
リードピッチとを比較するとにより、測定部54がリー
ド浮きを計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品のリードピッ
チ、リード曲がり、平坦度等のリード形状を検査するた
めの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、フラットパッケージ形のIC
(集積回路)等の電子部品をプリント配線基板に実装す
る際、電子部品のリードに曲がりや浮き等が生じている
と、プリント配線基板の端子部に対して接続不良を生じ
るので、予め電子部品のリード形状が許容範囲に入って
いるかどうかを検査するための装置が用いられている。
【0003】この種のリード形状検査装置に採用される
検査手法としては、大きくわけて、透過法と投影法とが
ある。以下、各手法について簡単に説明する。
【0004】<透過法>図10を参照する。図中、符号
1は検査対象であるフラットパッケージ形のICであ
り、パッケージ本体1aの両側部から各々多数のリード
2が導出されている。IC1は検査ステージ3上に載置
される。IC1のパッケージ本体1aの下面と検査ステ
ージ3との間の間隙に、光源4から略水平に光を照射
し、各リード2の間隙を通過した光を反射ミラー5およ
び光学系6を介してCCD(charge coupled device)カ
メラ7に導く。そして、CCDカメラ7によって撮像さ
れたIC1のリード配列部の画像に基づき、リードピッ
チやリードの浮き等を測定する。
【0005】<投影法>図11を参照する。透光性の検
査ステージ8上に検査対象であるIC1を載置しする。
この検査ステージ8の下面には、投影用のスクリーン9
が敷設されている。そして、図示しない光源および光学
系を用いて、検査ステージ8の上方から平行光線を照射
して、IC1のリード2の投影像をスクリーン9に映し
出し、この投影像を光学系6を介してCCDカメラ7で
撮像することにより、リードピッチやリード曲がりを測
定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。
【0007】最近では、電子部品の小型化により、パッ
ケージ本体1aと検査ステージ3との間隔(スタンドオ
フ)が極めて小さくなっているので、上述した透過法に
よれば、充分な透過光が得られず、IC1のリード配列
部の撮像が困難であるという問題点がある。また、この
手法によれば、対向配置された二つのリード配列部が重
なった状態で撮像されるので、この点からもリード形状
の測定の困難性がある。一方、上述の投影法によれば、
スクリーン9による光量の減衰を伴うので、光量の大き
な光源を用いる必要があり、それだけ装置のコストアッ
プを招くという問題点がある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、電子部品のリード形状を比較的簡単に
測定することができる電子部品のリード形状検査装置を
提供することを目的としている。また、本発明の他の目
的は、電子部品のリード形状検査装置のコストの低減を
図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、電子部品のリード形状を
検査するための装置であって、電子部品のリード配列部
を照明する照明手段と、前記リード配列部を垂直に透過
した光を受光して、前記リード配列部を撮像する第1撮
像手段と、前記リード配列部を斜めに透過した光を受光
して、前記リード配列部を撮像する第2撮像手段と、前
記第1撮像手段によって得られたリード配列部の撮像画
像に基づいて、リードピッチおよび/またはリード曲が
りを測定する第1測定手段と、前記第1撮像手段によっ
て得られたリード配列部の撮像画像を参照し、前記第2
撮像手段によって得られたリード配列部の撮像画像に基
づいて、リードの浮きを測定する第2測定手段と、を備
えたものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、電子部品のリー
ド形状を検査するための装置であって、電子部品のリー
ド配列部を照明する照明手段と、前記リード配列部を撮
像する単一の撮像手段と、前記電子部品のリード配列部
を垂直に透過した光を、前記撮像手段の二分された撮像
領域の一方側(第1撮像領域)に垂直に入射させる第1
光学手段と、前記電子部品のリード配列部を斜めに透過
した光を、前記撮像手段の二分された撮像領域の他方側
(第2撮像領域)に斜めに入射させる第2光学手段と、
前記撮像手段の第1撮像領域によって得られたリード配
列部の撮像画像に基づいて、リードピッチおよび/また
はリード曲がりを測定する第1測定手段と、前記撮像手
段の第1撮像領域によって得られたリード配列部の撮像
画像を参照し、前記撮像手段の第2撮像領域によって得
られたリード配列部の撮像画像に基づいて、リードの浮
きを測定する第2測定手段と、を備えたものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の電子部品のリード形状検査装置において、前記第1光
学手段は、電子部品のリード配列部を垂直に透過した光
の内、特定成分の光を選択的に通過させる二つの第1光
学的選択要素を備え、一方の光学的選択要素は第1光学
手段の光軸上に配置されており、他方の光学的選択要素
は前記撮像手段の第1撮像領域を覆うように配置されて
おり、前記第2光学手段は、電子部品のリード配列部を
斜めに透過した光の内、前記第1光学的選択要素とは異
なる成分を選択的に通過させる二つの第2光学的選択要
素を備え、一方の光学的選択要素は第2光学手段の光軸
上に配置されており、他方の光学的選択要素は前記撮像
手段の第2撮像領域を覆うように配置されているもので
ある。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の電子部品のリード形状検査装置において、前記第2光
学手段は、前記撮像手段の第2撮像領域に斜めから入射
するリード配列部の像を、前記第2撮像領域の全体で結
像させるように収差補正された結像レンズを含むもので
ある。
【0013】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
請求項1に記載の発明によれば、電子部品のリード配列
部を垂直に透過した光が第1撮像手段に入射して、リー
ド配列部が撮像される。第1測定手段は、このリード配
列部の撮像画像に基づいて、リードピッチおよび/また
はリード曲がりを測定する。一方、電子部品のリード配
列部を斜めに透過した光が第2撮像手段に入射すること
により、同じリード配列部が斜めから撮像される。仮
に、リード配列部の中の何れかのリードが浮いていた場
合、撮像画像中の当該リードと隣接するリードとの間隔
(リードピッチ)が、当該リードの浮き量に応じて変化
する。そこで、第2測定手段は、第1撮像手段で得られ
たリード配列部の撮像画像を参照して、第2撮像手段で
得られたリード配列部の撮像画像に基づいて、リードの
浮きを測定する。ここで、第1撮像手段で得られたリー
ド配列部の撮像画像を参照するのは、第2撮像手段で得
られた撮像画像中のリードピッチの変化が、リード曲が
りによるものであるか、リードの浮きによるものである
かを区別することが必要だからである。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、電子部品
のリード配列部を垂直に透過した光が第1光学手段によ
って、単一の撮像手段の第1撮像領域に導かれて、前記
リード配列部を垂直方向から見た撮像画像が得られる。
一方、電子部品のリード配列部を斜めに透過した光が第
2光学手段によって、同じ撮像手段の第2撮像領域に導
かれて、前記リード配列部を斜め方向から見た撮像画像
が得られる。請求項1に記載の発明と同様に、これらの
撮像画像に基づいて、第1測定手段によってリードピッ
チおよび/またはリード曲がりを測定され、第2測定手
段によってリード浮きが測定される。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、第1光学
手段に備えられた第1光学的選択要素と、第2光学手段
に備えられた第2光学的選択要素とは、それぞれ異なる
光成分を選択的に通過させるので、第1光学手段で導か
れた光は、第2撮像領域に入射することなく、第1撮像
領域にのみに入射する。同様に、電子部品のリード配列
部を斜めに透過した光は、撮像手段の第2撮像領域にの
み入射する。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、電子部品
のリード配列部を斜めに透過した光は、撮像手段の第2
撮像領域に斜め方向から入射する。すなわち、光軸に対
して第2撮像領域(結像面)が垂直でないので、通常の
結像レンズであれば、リード配列部の端部でボケが生じ
る。そこで、第2光学手段に含まれる収差補正された結
像レンズを介して結像させることよって、リード配列部
の全体が第2撮像領域で結像するようにしている。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。
【0018】<第1実施例>図1は、本発明に係る電子
部品のリード形状検査装置の一実施例の概略構成を示し
た図である。図中、符号1は、検査対象である例えば、
フラットパッケージ形のICであり、パッケージ本体1
aの対向する側辺から多数のリード2が導出されてい
る。IC1は、透明な検査ステージ10上に載置されて
いる。検査ステージ10の上方には、光源11と、この
光源11から照射された光を散乱させる散乱板12とが
配置されている。光源11および散乱板12は、本発明
における照明手段に相当している。
【0019】検査ステージ10の下方には、IC1のリ
ード配列部を垂直に透過した光を、光学系21aを介し
て入射する第1撮像手段としてのCCDカメラ22aが
設けられている。CCDカメラ22aから出力されたリ
ード配列部の撮像画像は、2値化回路23aで2値画像
に変換された後、画像メモリ24aに格納される。リー
ドピッチ/曲がり測定部25は、画像メモリ24aに格
納された2値画像に基づき、後述するようにして、各リ
ード2の間隔(リードピッチ)やリード曲がりを測定す
る。測定結果は、CRTや液晶表示器、あるいはプリン
タ等で構成される出力装置27に与えられる。
【0020】また、検査ステージ10の下方には、IC
1の同じリード配列部を斜めに透過した光を、光学系2
1bを介して入射する第2撮像手段としてのCCDカメ
ラ22bが設けられている。光学系21aの光軸に対す
る光学系21bの光軸の傾き角度θは、IC1のリード
ピッチや、リード浮きの測定精度に関連して適宜に設定
されるが、通常、30〜60度の範囲内に設定される。
リードピッチの小さなIC1の場合、前記傾き角度θを
余り大きくとると、CCDカメラ22bで撮像されるリ
ード配列部が横方向に繋がってしまうので、リード浮き
の測定ができなくなる。逆に、傾き角度θが小さ過ぎる
と、リード浮きの測定精度が低下する。CCDカメラ2
2bから出力されたリード配列部の撮像画像は、2値化
回路23bで2値画像に変換された後、画像メモリ24
bに格納される。リード浮き測定部26は、画像メモリ
24aに格納された2値画像を参照して、画像メモリ2
4bに格納された2値画像に基づき、各リードの浮き量
を測定する。その測定結果は、出力装置27に与えられ
る。
【0021】次に、上述した構成を備えた検査装置の動
作を説明する。 (A)リードピッチおよびリード曲がりの測定 図2を参照する。同図は、CCDカメラ22aで撮像さ
れ、画像メモリ24aに格納されたリード配列部の2値
画像、すなわち、リード配列部を垂直方向から見た2値
画像を示している。測定部25は、この2値画像上に、
リードピッチおよびリード曲がりを測定するための水平
な2本の測定ラインM1 ,M2 を自動設定する。例え
ば、測定ラインM1 は、リード2の先端からの距離が、
リード2の先端からパッケージ本体1aの端縁までの距
離Lの10%になるように設定される。また、測定ライ
ンM2 は、リード2の先端からの距離が、リード2の先
端からパッケージ本体1aの端縁までの距離Lの90%
になるように設定される。
【0022】リードピッチP1 〜P6 は、測定ラインM
1 に沿って計測される。具体的には、測定ラインM1
横切る各リード2の中心点間に存在する画素数を計数
し、その計数値に予め知られた画素間ピッチを乗算する
ことによって各リードピッチP1 〜P6 を計測すること
ができる。また、各リード2の曲がり量は、測定ライン
2 が横切る各リード2の中心位置と、測定ラインM2
が横切る各リード2の中心位置との差分を求めることに
よって計測することができる。
【0023】なお、上述したリードピッチおよびリード
曲がりの測定手法は、一例であって、本発明はこれに限
定されない。例えば、上述の実施例では、測定ラインM
1 ,M2 を自動設定したが、これは、画像メモリ24a
の内容をCRTに映し出し、オペレータが手動操作によ
って測定ラインを設定するようにしてもよい。また、実
施例では、リードピッチおよびリード曲がりを測定した
が、何れか一方を測定するものであってもよい。
【0024】(B)リード浮きの測定 図3を参照する。同図は、CCDカメラ22bで撮像さ
れ、画像メモリ24bに格納されたリード配列部の2値
画像、すなわち、リード配列部を斜め方向から見た2値
画像を示している。測定部26は、この2値画像上に、
リード浮きを測定するための水平な測定ラインM1 ’を
自動設定する。測定ラインM1 ’は、図2に示したリー
ドピッチ測定用ラインM1 と同じ位置になるように設定
される。そして、上述したと同様にして、リード配列部
を斜め方向から見た2値画像について、各リードピッチ
1 ’〜P6 ’を計測する。
【0025】仮に、IC1の各リード2に浮きが発生し
ていない場合、リード配列部を垂直方向から見た2値画
像に基づいて得られたリードピッチP1 〜P6 と、リー
ド配列部を斜め方向から見た2値画像に基づいて得られ
たリードピッチP1 ’〜P6’とは、光学系21bの傾
き角度θに応じた一定の比率を保つが、何れかのリード
が浮いていると、そのリードと隣接リードとの間隔(ピ
ッチ)は、リードの浮き量に応じて変化する。以下、図
4および図5を参照して説明する。
【0026】仮に、全てのリード2についてリード浮き
が生じてないとすると、リード配列部を垂直方向から見
たリードピッチPと、リード配列部を斜め方向から見た
リードピッチP’との間には、P’=P×cos θの関係
が成り立つ。しかし、何れかのリード(図4ではリード
5 )にリード浮きが生じていると、上記の関係が成立
せず、当該リードと隣接リード間のリードピッチ(図4
では、P4 ’およびP5 ’)が、リード浮き量に応じて
変化する。そこで、リード浮き測定部26は、画像メモ
リ24aに格納されたリード配列部を垂直方向から見た
2値画像を参照して、画像メモリ24bに格納されたリ
ード配列部を斜め方向から見た2値画像から得られたリ
ードピッチP’の変化量に基づき、リードの浮き量を測
定する。以下、図5を参照して具体的に説明する。
【0027】いま、リード25 の浮き量をCとすると、
リード配列部を斜め方向から見た場合、前記浮き量C
は、ピッチずれ量dとなって観測される。ここで、浮き
量Cとピッチずれ量dとは、次式(1)の関係をもつ。 C=d/sin θ ・・・・(1) また、ピッチずれ量dは、次式(2)で表される。 d=P4 ”−P4 ’・・・・(2) ここで、P4 ”は、リード25 に浮きが生じていない場
合に、リード配列部を斜め方向から見た場合に計測され
るピッチであるから、次式(3)で表される。 P4 ”=P4 ×cos θ・・・・(3) したがって、式(3)を式(2)に代入することによ
り、ピッチずれ量dを求めることができ、これを式
(1)に代入することより、リード25 の浮き量Cを求
めることができる。
【0028】なお、本実施例では、リード浮き測定部2
6が、画像メモリ24aに格納された2値画像を取り込
み、リード配列部を垂直方向から見た場合のリードピッ
チPを求め、このリードピッチPと、リード配列部を斜
め方向から見た場合のリードピッチP’とを比較するこ
とに基づいて、リードの浮きを計測するように構成した
が、リード配列部を垂直方向から見た場合のリードピッ
チPを、リードピッチ/曲がり測定部25から直接取り
込むように構成してもよい。本発明は、このような構成
も含む。
【0029】<第2実施例>上述した第1実施例では、
IC1のリード配列部を垂直に透過した光を受光するC
CDカメラ22aと、同じリード配列部を斜めに透過し
た光を受光するCCDカメラ22bとを個別に設置した
が、本実施例では上記二つの透過光を単一の撮像手段と
してのCCDカメラ50で受光している。以下、図6を
参照して説明する。なお、図6において、図1に示した
符号と同一の符号で示した構成部分は、第1実施例と同
様の構成であるので、ここでの説明は省略する。
【0030】IC1のリード配列部を垂直に透過した光
は、反射ミラー31、偏光板32、結像レンズ33、反
射ミラー34,35、平行平面板36、および偏光板3
7を介して、CCDカメラ50の二分された撮像領域の
内の一方の第1撮像領域50aに入射する。ここで、偏
光板32,37は、各々の偏光面が互いに平行になるよ
うに配置されている。また、平行平面板36は、これを
回転させることにより、CCDカメラ50上の撮像画像
の位置を微調整するためのものである。上述した光学要
素31〜37は本発明における第1光学手段に相当し、
偏光板32,37は本発明における第1光学的選択要素
に相当している。
【0031】一方、IC1のリード配列部を斜めに透過
した光は、偏光板41、収差補正結像レンズ42、反射
ミラー43、および偏光板44を介して、CCDカメラ
50の二分された撮像領域の内の他方の第2撮像領域5
0bに入射する。ここで、偏光板41,44は、各々の
偏光面が互いに平行で、かつ、前記偏光板32,37の
偏光面とは直交するように配置されている。また、収差
補正結像レンズ42は、CCDカメラ50の第2撮像領
域50bに斜めに入射するリード配列部の各部の画像
が、第2撮像領域50b面で結像するように収差補正さ
れた結像レンズである。このような収差補正結像レンズ
42を用いることにより、リード配列部を斜め方向から
見た画像が焦点ボケを起こすことなく、第2撮像領域5
0bで鮮明に撮像されるので、リード浮き測定の精度を
向上することができる。上述した光学要素41〜44は
本発明における第2光学手段に相当し、偏光板41,4
4は本発明における第2光学的選択要素に相当してい
る。
【0032】上述したように、リード配列部を垂直に透
過した光は、互いに偏光面が平行な偏光板32,37を
介して、CCDカメラ50の第1撮像領域50aに入射
し、一方、リード配列部を斜めに透過した光は、互いに
偏光面が平行で、かつ、前記偏光板32,37の偏光面
とは直交する偏光面をもった偏光板41,44を介し
て、CCDカメラ50の第2撮像領域50bに入射する
ので、リード配列部を垂直方向から見た撮像画像と、斜
め方向から見た撮像画像とが、CCDカメラ50の撮像
領域で重なることがなく、二つの撮像画像を確実に区分
けすることができる。なお、本実施例で偏光板を用いて
二つの撮像画像を区分けしているが、本発明における第
1,第2光学的選択要素はこれに限定されず、偏光板3
2,37に替えて例えば赤色光を透過させるフィルタを
設け、偏光板41,44に替えて例えば緑色光を透過さ
せるフィルタを設けても、二つの撮像画像を区分けする
ことができる。
【0033】上記のようにしてCCDカメラ50で撮像
された各画像は、2値化回路51で2値化された後、画
像メモリ52に格納される。図7は、画像メモリ52に
格納された2値画像であり、上側が第1撮像領域50a
で撮像されたリード配列部を垂直方向から見た2値画像
52aであり、下側が第2撮像領域50bで撮像された
リード配列部を斜め方向から見た2値画像52bであ
る。
【0034】リードピッチ/曲がり測定部53は、リー
ド配列部を垂直方向から見た2値画像52aに基づき、
リードピッチおよび/またはリード曲がりを計測する。
計測手法は、第1実施例の場合と同様であるので、ここ
での説明は省略する。一方、リード浮き測定部54は、
リード配列部を垂直方向から見た2値画像52aを参照
し、リード配列部を斜め方向から見た2値画像52bに
基づいて、各リードの浮き量を計測する。本実施例で
は、リード配列部を斜めに透過した光が、CCDカメラ
50に斜めに入射するので、リード浮き量の算出手法
が、第1実施例の場合と異なる。以下、図8を参照し
て、本実施例のリード浮き量の算出手法を説明する。
【0035】仮に、リード浮きが生じてないとすると、
リード配列部を垂直に透過してCCDカメラ50に垂直
に入射して撮像されたリード配列部のリードピッチP
と、リード配列部を斜めに透過してCCDカメラ50に
斜めに入射して撮像されたリード配列部のリードピッチ
P’は同じ(P=P’)になる。しかし、何れかのリー
ド(図8ではリード25 )にリード浮きが生じている
と、上記の関係が成立せず、当該リードと隣接リード間
のリードピッチ(図8では、P4 ’およびP5 ’)が、
リード浮き量に応じて変化する。いま、リード25 の浮
き量をCとすると、リード配列部を斜め方向から見た場
合、前記浮き量Cは、ピッチずれ量Dとなって観測され
る。ここで、浮き量Cとピッチずれ量Dとは、次式
(4)の関係をもつ。 C=D/tan θ ・・・・(4) また、ピッチずれ量Dは、次式(5)で表される。 D=P4 ”−P4 ’・・・・(5) ここで、P4 ”は、リード25 に浮きが生じていない場
合に、リード配列部を斜め方向から見た場合に計測され
るピッチであり、つまり、リード配列部を上方から見た
場合に計測されるピッチP4 に等しい。したがって、式
(5)から、ピッチずれ量Dは、次式(6)で表され
る。 D=P4 −P4 ’ ・・・・(6) このようにして求められたピッチずれ量Dを式(4)に
代入することにより、リード25 の浮き量Cを容易に求
めることができる。
【0036】なお、上述した各実施例では、照明手段と
して、光源11と散乱板12を用いたは、本発明はこれ
に限らず、例えば、図9に示すように、光源11から照
射された光を、光学レンズ60によって平行光線に変換
し、この平行光線をハーフミラー61を介して反射ミラ
ー62に入射させることにより、IC1のリード配列部
を垂直に透過する光を得るとともに、前記ハーフミラー
61で反射された光がリード配列部を斜めに透過するよ
うに構成してもよい。また、リード配列部を垂直に照射
する光源と、リード配列部を斜めに照射する光源とを、
各々個別に設けるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を奏する。すなわち、請求項1
に記載の発明によれば、電子部品のリード配列部を垂直
に透過した光を第1撮像手段に導いて、リード配列部を
垂直方向から見た画像を得て、リードピッチおよび/ま
たはリード曲がりを測定し、また、リード配列部を斜め
に透過した光を第2撮像手段に導いて、リードピッチを
斜め方向から見た画像を得て、前記リード配列部を垂直
方向から見た画像を参照して、リード浮きを測定してい
るので、各撮像手段に入射する光は電子部品のスタンド
オフに影響されず、しかも、従来例で説明した投影法の
ようにスクリーンによる減衰もないので、リード配列部
の撮像画像が鮮明であり、リードピッチ、リード曲が
り、リード浮き等のリード形状を比較的簡単、かつ、正
確に測定することができる。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、リード配
列部を垂直方向から見た画像と、リード配列部を斜め方
向から見た画像とを、単一の撮像手段によって得ること
ができるので、この種の装置の構成が簡素化され、装置
のコストを低減することができる。
【0039】請求項3に記載の発明によれば、各々異な
る光成分を通過させる第1,第2光学的選択要素を使用
して、リード配列部を垂直に透過した光と、リード配列
部を斜めに透過した光とを分離して単一の撮像手段に入
射させているので、両撮像画像が重なることがなく、画
像処理によるリード形状検査を容易に行うことができ
る。
【0040】請求項4に記載の発明によれば、リード配
列部を斜めに透過した光を収差補正された結像レンズを
介して、単一の撮像手段の第2撮像領域に斜めから入射
させているので、焦点ボケのないリード配列部の画像を
得ることができ、リード形状検査の精度を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品のリード形状検査装置の
第1実施例の概略構成図である。
【図2】リード配列部を垂直方向から撮影して得られた
2値画像を示す図である。
【図3】リード配列部を斜め方向から撮影して得られた
2値画像を示す図である。
【図4】第1実施例におけるリード浮き測定の手法を説
明するための図である。
【図5】第1実施例におけるリード浮き測定の手法を説
明するための図である。
【図6】第2実施例の概略構成図である。
【図7】第2実施例装置で撮像されたリード配列部の2
値画像を示す図である。
【図8】第2実施例装置のリード浮き測定の手法を説明
するための図である。
【図9】リード配列部の照明手段の変形例を示す図であ
る。
【図10】従来のリード形状検査装置の概略構成を示す
図である。
【図11】従来の他のリード形状検査装置の概略構成を
示す図である。
【符号の説明】
1…IC(電子部品) 2…リード 11…光源 12…散乱板 22a…CCDカメラ(第1撮像手段) 22b…CCDカメラ(第2撮像手段) 23a,23b…2値化回路 24a,24b…画像メモリ 25…リードピッチ/曲がり測定部(第1測定手段) 26…リード浮き測定部(第2測定手段) 32,37…偏光板(第1光学的選択要素) 41,44…偏光板(第2光学的選択要素) 42…収差補正結像レンズ 50…CCDカメラ(単一の撮像手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品のリード形状を検査するための
    装置であって、 電子部品のリード配列部を照明する照明手段と、 前記リード配列部を垂直に透過した光を受光して、前記
    リード配列部を撮像する第1撮像手段と、 前記リード配列部を斜めに透過した光を受光して、前記
    リード配列部を撮像する第2撮像手段と、 前記第1撮像手段によって得られたリード配列部の撮像
    画像に基づいて、リードピッチおよび/またはリード曲
    がりを測定する第1測定手段と、 前記第1撮像手段によって得られたリード配列部の撮像
    画像を参照し、前記第2撮像手段によって得られたリー
    ド配列部の撮像画像に基づいて、リードの浮きを測定す
    る第2測定手段と、 を備えたことを特徴とする電子部品のリード形状検査装
    置。
  2. 【請求項2】 電子部品のリード形状を検査するための
    装置であって、 電子部品のリード配列部を照明する照明手段と、 前記リード配列部を撮像する単一の撮像手段と、 前記電子部品のリード配列部を垂直に透過した光を、前
    記撮像手段の二分された撮像領域の一方側(第1撮像領
    域)に垂直に入射させる第1光学手段と、 前記電子部品のリード配列部を斜めに透過した光を、前
    記撮像手段の二分された撮像領域の他方側(第2撮像領
    域)に斜めに入射させる第2光学手段と、 前記撮像手段の第1撮像領域によって得られたリード配
    列部の撮像画像に基づいて、リードピッチおよび/また
    はリード曲がりを測定する第1測定手段と、 前記撮像手段の第1撮像領域によって得られたリード配
    列部の撮像画像を参照し、前記撮像手段の第2撮像領域
    によって得られたリード配列部の撮像画像に基づいて、
    リードの浮きを測定する第2測定手段と、 を備えたことを特徴とする電子部品のリード形状検査装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電子部品のリード形状
    検査装置において、 前記第1光学手段は、電子部品のリード配列部を垂直に
    透過した光の内、特定成分の光を選択的に通過させる二
    つの第1光学的選択要素を備え、一方の光学的選択要素
    は第1光学手段の光軸上に配置されており、他方の光学
    的選択要素は前記撮像手段の第1撮像領域を覆うように
    配置されており、 前記第2光学手段は、電子部品のリード配列部を斜めに
    透過した光の内、前記第1光学的選択要素とは異なる成
    分を選択的に通過させる二つの第2光学的選択要素を備
    え、一方の光学的選択要素は第2光学手段の光軸上に配
    置されており、他方の光学的選択要素は前記撮像手段の
    第2撮像領域を覆うように配置されている電子部品のリ
    ード形状検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の電子部品のリード形状
    検査装置において、 前記第2光学手段は、前記撮像手段の第2撮像領域に斜
    めから入射するリード配列部の像を、前記第2撮像領域
    で結像させるように収差補正された結像レンズを含む電
    子部品のリード形状検査装置。
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