JPH0616001A - 車両用低騒音車輪装置 - Google Patents

車両用低騒音車輪装置

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JPH0616001A
JPH0616001A JP4173358A JP17335892A JPH0616001A JP H0616001 A JPH0616001 A JP H0616001A JP 4173358 A JP4173358 A JP 4173358A JP 17335892 A JP17335892 A JP 17335892A JP H0616001 A JPH0616001 A JP H0616001A
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JP
Japan
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wheel
noise
sound absorbing
absorbing material
vehicle
Prior art date
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JP4173358A
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English (en)
Inventor
Yasushi Fujita
育志 藤田
Shinichi Maruyama
新一 丸山
Keijiro Iwao
桂二郎 巖
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンから放出された騒音をロードホイー
ルにおいて効果的に低減できる車両用低騒音車輪装置を
提供すること。 【構成】 ホイールディスク部19及びホイールリム部
17から成り、ホイールリム部17外周にタイヤ21を
組み付け自動車のホイールハウス5内で車体側に支持さ
れるロードホイール15と、ホイールリム部17内周側
に位置しロードホイール15を制動するための制動機構
11とを有する車輪装置において、ホイールディスク部
19とホイールリム部17と制動機構11とによって囲
まれた環状空間部31の一部に、空胴共鳴を減衰するた
めの吸音材33を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両騒音の低減が可能
な車両用低騒音車輪装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に使用されている一般的な車輪構
造を図10に示す。図10は、車両前方から見た車軸位
置での正面断面図である。
【0003】フロントエンジンタイプの自動車では、車
両前部に載置されたエンジン1の側部にホイールハウス
5及びサイドメンバ7が位置し、ホイールハウス5内に
ロードホイールアッセンブリ3が配置されている。この
ホイールアッセンブリ3は、ホイールハブ13を有し、
このホイールハブ13は、例えば、図示しないナックル
スピンドルに回転自在に支持されている。前記ホイール
ハブ13には、ブレーキディスク25等の制動機構11
が設けられ、さらにロードホイール15がホイールディ
スク部19において取り付けられている。ロードホイー
ル15のホイールリム部17にはタイヤ21が装着され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなフロントエ
ンジンタイプの自動車にあっては、車両の前輪部から放
出される騒音が大きく、ロードホイール15のホイール
ディスク部19に形成された穴部27から放出される騒
音Xについても無視することができない。
【0005】一方、穴部27が無いタイプのロードホイ
ールの場合は、エンジン1から路面Rで反射した騒音Y
が、ホイールディスク部19とホイールリム部17と制
動機構11とに囲まれた環状空間部31に侵入して空胴
共鳴が発生しやすく、穴部27からの騒音放出はないも
のの、騒音低減を図ることはできないものである。
【0006】なお、ロードホイール15から放出される
騒音を低減する従来の低騒音車輪装置としては、自動二
輪車用のものとして実開昭62−43901号公報に記
載されたものがある。これは、主にロードホイール15
の振動に起因して発生する騒音の低減を目的としたもの
で、ホイール内部に吸音材を充填し、ホイールキャップ
によって吸音材の表面を被覆固定したものである。この
ような低騒音車輪装置によれば、吸音材によるある程度
の吸音効果とホイールキャップによる遮音効果とによ
り、騒音の低減が可能となる。
【0007】しかしながら、このような低騒音車輪装置
にあっては、吸音材が保温材としても機能するので、ホ
イールからの放熱が制限されてしまう。このため、ホイ
ールの両側面を開放できる自動二輪車への適用は可能で
あるが、一方の側面しか開放できない自動車用のロード
ホイールにはエンジンルーム内の放熱性の点から不向き
である。
【0008】また、このような吸音材の構成では、騒音
自体を操作するものではないので、エンジン騒音の音圧
及び周波数は吸音材に達するまで変わらず、吸音効率は
吸音材の性能のみによって決まってしまう。このため、
エンジン騒音の音響エネルギを効果的に吸収することが
できない。
【0009】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、特
にエンジンから放出された騒音をロードホイールにおい
て効果的に低減できる車両用低騒音車輪装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1の車両用低騒音車輪装置は、ホ
イールディスク部及びホイールリム部から成り、ホイー
ルリム部外周にタイヤを組み付け自動車のホイールハウ
ス内で車体側に支持されたロードホイールと、前記ホイ
ールリム部内周側に位置し前記ロードホイールを制動す
るための制動機構とを有し、前記ホイールディスク部と
前記ホイールリム部と前記制動機構とによって囲まれた
環状空間部の一部に、空胴共鳴を減衰するための吸音材
を設けた構成としてある。
【0011】また、請求項2の車両用低騒音車輪装置
は、請求項1の車両用低騒音車輪装置であって、前記環
状空間部を囲む前記ロードホイールの部分に、前記吸音
材を設けたことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項3の車両用低騒音車輪装置
は、請求項1記載の車両用低騒音車輪装置であって、前
記環状空間部を囲む前記制動機構の部分に、前記吸音材
を設けたことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項4の車両用低騒音車輪装置
は、請求項1記載の車両用低騒音車輪装置であって、前
記環状空間部を囲む前記制動機構の非回転部に、前記吸
音材を設けたことを特徴とするものである。
【0014】また、請求項5の車両用低騒音車輪装置
は、請求項1記載の車両用低騒音車輪装置であって、前
記環状空間部を囲む部分に非回転部材を設け、この非回
転部材に前記吸音材を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0015】
【作用】請求項1の車両用低騒音車輪装置によれば、エ
ンジンから放出された騒音は路面で反射する等してロー
ドホイールの内部に入射する。入射した騒音は、ロード
ホイールの内部空間のうち、ホイールディスク部とホイ
ールリム部と制動機構とによって囲まれた環状空間部で
共鳴し、共鳴周波数で空気の振動速度が増幅され、吸音
材が共鳴周波数での騒音エネルギを主に環状空間部の外
周部で効果的に減衰する。
【0016】請求項2の車両用低騒音車輪装置によれ
ば、ロードホイールに入射して共鳴した騒音の騒音エネ
ルギは、ロードホイールの部分に設けられた吸音材が効
果的に減衰する。
【0017】請求項3の車両用低騒音車輪装置によれ
ば、ロードホイールに入射して共した騒音の騒音エネル
ギは、制動機構の部分に設けられた吸音材が効果的に減
衰する。
【0018】請求項4の車両用低騒音車輪装置によれ
ば、ロードホイールに入射して共鳴した騒音の騒音エネ
ルギは、制動機構の非回転部に設けられた吸音材が効果
的に減衰する。
【0019】請求項5の車両用低騒音車輪装置によれ
ば、ロードホイールに入射して共鳴した騒音の騒音エネ
ルギは、非回転部材に設けられた吸音材が効果的に減衰
する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて
説明する。
【0021】図1は本発明の第1実施例による車両用低
騒音車輪装置の車軸位置における全体断面図、図2は図
1の要部断面図であり、従来と同一の部分には同一の符
号が付してある。
【0022】フロントエンジンタイプの自動車の車両前
部にはエンジン1が載置され、エンジン1の側部にホイ
ールハウス5及びサイドメンバ7が位置し、ホイールハ
ウス5内にはロードホイールアッセンブリ3が配置され
ている。このホイールアッセンブリ3はホイールハブ1
3を有し、このホイールハブ13は、例えば図示しない
ナックルスピンドルに回転自在に支持されている。ホイ
ールハブ13には、ブレーキディスク25等の制動機構
11が設けられている。
【0023】ロードホイール15の一側面にはホイール
ディスク部19が、外周にはホイールリム部17がそれ
ぞれ形成され、ホイールリム部17の外周にはタイヤ2
1が装着されている。ホイールディスク部19には円周
方向略等間隔に6個の穴部27が形成され、ホイールデ
ィスク部19は制御機構11を介してナット23によっ
てホイールハブ13に取付けられている。
【0024】本実施例における制動機構11はディスク
ブレーキタイプのもので、ロードホイール15、タイヤ
21、ホイールハブ13等と共に回転するブレーキディ
スク25と、非回転状態が維持されるキャリパ29とか
らなり、キャリパ29内には、図示しないブレーキパッ
ドとブレーキパッドをブレーキディスク25に押圧する
シリンダ機構とが内蔵されている。キャリパ29内のシ
リンダに油圧が加わると、回転するブレーキディスク2
5にブレーキパッドが押圧され、ロードホイール15及
びタイヤ21の回転が抑制される。
【0025】ロードホイール15の内部空間のうち、ホ
イールディスク部19の内側面とホイールリム部17の
内周面と制動機構11とに囲まれた部分には環状空間部
31が形成され、この環状空間部31を囲むロードホイ
ール15の部分としてホイールディスク部19及びホイ
ールリム部17の一部には吸音材33が設けられてい
る。すなわち、環状空間部31の一部に、空胴共鳴を減
衰するための吸音材33を設けた構成となっている。
【0026】次に、このように構成された本実施例の車
両用低騒音車輪装置の作用について説明する。
【0027】エンジン1から放出された騒音Yは、路面
Rに反射してロードホイール15内部に入射する。これ
によって、環状空間部31で空胴共鳴が起こり、これを
吸音材33が効果的に減衰するのである。従って、騒音
自体を操作することとなり、大きな騒音低減を図ること
ができる。
【0028】ここで、空胴共鳴を減衰することで騒音低
減を図る効果は、以下の実験に基づいている。
【0029】まず、従来のロードホイール15の近接音
について騒音レベルを実験的に測定すると、周波数が約
500Hz〜800Hz付近で騒音レベルが高くなっている
ことが確認された。このような現象が現れる原因を明ら
かにするために、ロードホイール15内の各部の音圧を
測定すると、制動機構11とホイールディスク部19と
ホイールリム部17とに囲まれた環状空間部31におい
て、図5中の実線に示すように、騒音レベルが600Hz
付近でピークとなるという結果を得た。これは、ロード
ホイール15内の環状空間部31の騒音レベルを、周波
数ごとに1/3オクターブバンドフィルタで測定したも
のである。
【0030】また、この600Hzにおける環状空間部3
1の振動状態を求めると、図3に示すように、上部と下
部とが逆相となる空胴共鳴のモードM1 ,M2 が成立し
ていることが確認された。ここで、モードM1 ,M2
は、環状空間部31の一部を切断して筒状に伸ばしたと
仮定した場合の共鳴モードを模式的に表したものであ
る。さらに、この環状空間部31では、図4に示すよう
に、振動速度が最大となる部分がI ,IIのように分布
し、環状空間部31の上下外周部分で振動速度が大きく
なっていることが実験的に確認された。
【0031】これにより、600Hz付近での騒音レベル
が高くなっているのは、エンジン1からの騒音がロード
ホイール15の環状空間部31で共鳴していることに起
因することがわかった。また、共鳴周波数は、ロードホ
イール15の形状に固有な音響特性によって決まり、ロ
ードホイール15の大きさに応じて500Hz〜800Hz
の間の値となることが確認された。
【0032】このように共振周波数における空気の振動
速度は、環状空間部31で増幅され、図4に示すよう
に、環状空間部31の外周部分で特に振動速度が大きく
なっている。ここで、一般に吸音効率は空気の振動速度
が大きいほど良くなることから、環状空間部31を囲む
ホイールディスク部19及びホイールリム部17の一部
に設けられた吸音材33によって、主に環状空間部31
の外周部で騒音エネルギを効果的に減衰することができ
る。
【0033】次に、本実施例を適用した場合の具体的な
効果を図5中に破線で示す。図5は、前記従来の場合と
同様に本実施例を適用したロードホイール15内の環状
空間部31の騒音レベルを、周波数ごとに1/3オクタ
ーブバンドフィルタで測定したものである。この図から
明らかなように、本実施例によれば、周波数600Hz付
近の騒音レベルを効果的に低下させることができ、エン
ジン騒音を低減することができる。また、吸音材33を
ロードホイール15内に充填していないので、穴部27
を含め、ロードホイール15からの放熱を充分に確保す
ることができ、ロードホイール15の耐久性を向上させ
ることができる。
【0034】また、ロードホイール15に吸音材33を
設けたので、車両本体側の構成を特に変更することなく
騒音を低減することができ、汎用性に富む。
【0035】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0036】本実施例は、図6に示すように、吸音材3
3をロードホイール15の環状空間部31を囲む部分と
してホイールディスク部19側に設けたもので、他の構
成は第1実施例とほぼ同一である。
【0037】本実施例によれば、第1実施例と同様に空
胴共鳴をおこす周波数600Hz付近の騒音レベルを効果
的に低下させることができる。また、吸音材33を比較
的厚く設けると共に穴部27を閉鎖することができるの
で、騒音エネルギの吸収量が増大すると共に穴部27か
ら放出される騒音を遮音することができ、エンジン騒音
の低減をより確実に行うことができる。
【0038】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0039】本実施例は、図7に示すように、吸音材3
3をロードホイール15の環状空間部31を囲む部分と
して穴部27に充填したもので、他の構成は第1実施例
とほぼ同一である。
【0040】本実施例によれば、第1実施例と同様の効
果に加えて、特にロードホイール15の放熱性を良好に
維持したまま空胴共鳴を減衰させると共に、穴部27か
らの騒音を確実に遮音し、騒音低減を更に高めることが
できる。
【0041】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。
【0042】本実施例は、吸音材をドラムブレーキに設
けたものである。図8に示すように、ドラムブレーキタ
イプの制動機構11のうち環状空間部31を囲む部分と
して、制動機構11の非回転部であり、ドラム、シュー
等が収容された容器35に吸音材33を設けたもので、
他の構成は第1実施例とほぼ同一としてある。
【0043】本実施例によれば、第1実施例と同様の効
果に加えて、非回転状態が維持される容器35に吸音材
33を設けたので、吸音材33の支持を簡単かつ確実に
行うことができると共に、支持の耐久性も向上させるこ
とができる。また、ロードホイール15の交換に際し、
ロードホイール15に吸音材33を設けることなくエン
ジン騒音の低減効果を得ることができるので、経済的で
便利である。
【0044】なお、本実施例では制動機構11の非回転
部に吸音材33を設けたが、本発明はこれに限るもので
はなく、制動機構11の回転部に吸音材33を設けても
良い。このような場合にも、第1実施例と同様の効果に
加えて、ロードホイール15の交換に際し、ロードホイ
ール15に吸音材33を設けることなくエンジン騒音の
低減が可能であるという効果を得ることができる。
【0045】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。
【0046】本実施例は、図9に示すように回転するブ
レーキディスク25を非接触状態で取り囲む非回転部材
としてのカバー部材37を、ホイールハブ13から車両
の上下方向の2方向に延設し、カバー部材37の表面の
うち環状空間部31を囲む部分に吸音材33を設けたも
ので、他の構成は第1実施例とほぼ同一である。
【0047】本実施例によれば、第4実施例と同様の効
果に加えて、制動機構11とは別の部材であるカバー部
材37に吸音材33を設けたので、吸音材33の交換に
際しても、ロードホイール15や制動機構11に影響を
与えることなく、簡単に行うことができる。また、環状
空間部31のうち車両上下方向に吸音材33を設けたの
で、特に上下に励起される共鳴モードを効果的に抑制す
ることができる。
【0048】なお、ロードホイール15の内部に入射し
たエンジン騒音は、ある特定周波数では上述したように
環状空間部31にて空胴共鳴を起こすが、他の特定周波
数においては、ロードホイール15の内部全体で空胴共
鳴を起こす場合がある。本発明によれば、エンジンの運
転状態が変わり、前記他の特定周波数が支配的になった
場合でも、ロードホイール15の内部全体で起こる空胴
共鳴を効果的に減衰して騒音の低減を図ることができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の車
両用低騒音車輪装置によれば、ロードホイールの放熱性
を損なうことなく、エンジンから放出された騒音をロー
ドホイール内で効果的に低減することができる。
【0050】また、請求項2の車両用低騒音車輪装置に
よれば、前記請求項1の効果に加えて、ロードホイール
に吸音材を設けたので、車両本体側の構成を特に変更す
る必要がなく、汎用性に富む。
【0051】また、請求項3の車両用低騒音車輪装置に
よれば、前記請求項1の効果に加えて、制動機構の部分
に吸音材を設けたので、ロードホイールの交換に際して
ロードホイールに吸音材を設ける必要がなく、経済的で
便利である。
【0052】また、請求項4の車両用低騒音車輪装置に
よれば、前記請求項1及び3の効果に加えて、非回転部
分に吸音材を設けたので、吸音材の支持を簡単かつ確実
に行うことができると共に、支持の耐久性を向上させる
ことができる。
【0053】また、請求項5の車両用低騒音車輪装置に
よれば、前記請求項1,3及び5の効果に加えて、非回
転部材に吸音材を設けたので、吸音材の交換を簡単かつ
確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による車両用低騒音車輪装
置の車軸位置における全体断面図である。
【図2】(a)は図1の要部断面図であり、(b)は
(a)のA−A断面図である。
【図3】本実施例を適用したロードホイール内の空胴共
鳴の模式図である。
【図4】本実施例を適用したロードホイール内の環状空
間部において振動の強い部分の分布を表した図3のE−
E断面図である。
【図5】本実施例を適用したロードホイールの周波数ご
との騒音レベルの分布と、従来のロードホイールの周波
数ごとの騒音レベルの分布とを表した図である。
【図6】(a)は本発明の第2実施例による車両用低騒
音車輪装置の要部断面図であり、(b)は(a)のB−
B断面図である。
【図7】(a)は本発明の第3実施例による車両用低騒
音車輪装置の要部断面図であり、(b)は(a)のC−
C断面図である。
【図8】本発明の第4実施例による車両用低騒音車輪装
置の要部断面図である。
【図9】(a)は本発明の第5実施例による車両用低騒
音車輪装置の要部断面図であり、(b)は(a)の要部
のD方向からの矢視図である。
【図10】従来の自動車の車輪構造を車両前方から見た
車軸位置での断面図である。
【符号の説明】
11 制動機構 15 ロードホイール 17 ホイールリム部 19 ホイールディスク部 31 環状空間部 33 吸音材 35 容器(制動機構の非回転部) 37 カバー部材(非回転部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールディスク部及びホイールリム部
    から成り、ホイールリム部外周にタイヤを組み付け自動
    車のホイールハウス内で車体側に支持されるロードホイ
    ールと、前記ホイールリム部内周側に位置し前記ロード
    ホイールを制動するための制動機構とを有し、前記ホイ
    ールディスク部と前記ホイールリム部と前記制動機構と
    によって囲まれた環状空間部の一部に、空胴共鳴を減衰
    するための吸音材を設けたことを特徴とする車両用低騒
    音車輪装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用低騒音車輪装置で
    あって、前記環状空間部を囲む前記ロードホイールの部
    分に、前記吸音材を設けたことを特徴とする車両用低騒
    音車輪装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用低騒音車輪装置で
    あって、前記環状空間部を囲む前記制動機構の部分に、
    前記吸音材を設けたことを特徴とする車両用低騒音車輪
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両用低騒音車輪装置で
    あって、前記環状空間部を囲む前記制動機構の非回転部
    に、前記吸音材を設けたことを特徴とする車両用低騒音
    車輪装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の車両用低騒音車輪装置で
    あって、前記環状空間部を囲む部分に非回転部材を設
    け、この非回転部材に前記吸音材を設けたことを特徴と
    する車両用低騒音車輪装置。
JP4173358A 1992-06-30 1992-06-30 車両用低騒音車輪装置 Pending JPH0616001A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113931951A (zh) * 2020-07-14 2022-01-14 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于机动车辆制动系统的制动盘
DE102020133938A1 (de) 2020-12-17 2022-06-23 Mann+Hummel Gmbh Schalldämpfungsanordnung für eine Scheibenbremsanordnung und Scheibenbremsanordnung

Cited By (3)

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