JPH06159352A - ローラコンベア用ベアリング - Google Patents

ローラコンベア用ベアリング

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JPH06159352A
JPH06159352A JP30862092A JP30862092A JPH06159352A JP H06159352 A JPH06159352 A JP H06159352A JP 30862092 A JP30862092 A JP 30862092A JP 30862092 A JP30862092 A JP 30862092A JP H06159352 A JPH06159352 A JP H06159352A
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Koichi Tanaka
耕一 田中
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Chubu Bearing KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状のローラの係合部に嵌入するローラコン
ベア用ベアリングは、係合部に製作公差があるため、嵌
合されたときの締め付け圧力にばらつきが大きく、ベア
リング内の転動体の回転が不円滑になる問題や、筒状の
ローラに振れが発生するなどの問題があった。本発明は
かかる課題を解決するものである。 【構成】 ローラコンベア用ベアリングA1 の合成樹脂
製の外輪5の外周面に先端が鋭利な角度に形成された複
数の突起22を配列して設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンベア用ローラの両
端部の内周面に嵌着される小型のローラベアリングに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、比較的に軽量の被搬送物を搬送
するときなどに使用される小型のローラコンベア用ベア
リングAの縦断面図であり、合成樹脂製の内輪1及び外
輪2とによりベアリングケース3が形成され、ベアリン
グケース3内に転動体4が回転可能に収容される。外輪
2は外側外輪5と内側外輪6とにより構成され、外側外
輪5は筒状の周壁7の内周面の一端(図5において左
端)に内側に突出する環状壁8が設けられ、他端に嵌合
内周面9が設けられ、嵌合内周面9に環状溝10が設け
られる。
【0003】内側外輪6は、嵌合内周面9に嵌挿される
嵌合周壁11の一側(図5において右側)に環状の垂直
壁12が設けられ、嵌合周壁11の外周面には環状突起
13が設けられ、内側外輪6の嵌合周壁11を嵌合内周
面9に嵌入したときに、環状突起13が環状溝10に係
入し、内側外輪6が外側外輪5に嵌着されて一体的な外
輪2となり、外輪2の内部に形成された収容室に、複数
個の転動体4を回転可能に支承するリテーナ14とシー
ル部材15が収容される。
【0004】外側外輪5の周壁7の外周面には、右端部
に突出するストッパ用突起16が周設される。筒状のロ
ーラRの両端部には、内側に巻き込み加工された係合部
17が設けられ、それぞれの係合部17にローラコンベ
ア用ベアリングAが挿入され、その挿入深さはストッパ
用突起16によって規制される。
【0005】平行に相対するコンベアフレーム17(図
5ではその一方のみを示す)に貫設される固定軸Sに内
輪1が嵌着される。内輪1の外周面の左端部には、外方
に突出する鍔部18が周設され、この鍔部18は環状壁
8と転動体4との間に挿入され、筒状のローラRと共に
回転する外輪2に発生するスラスト荷重を受ける。ロー
ラコンベア用ベアリングのなかには、この内輪1を省略
して転動体4を直接に固定軸Sに回動可能に嵌着する型
式のものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】筒状のローラRは、外
径寸法D1 が26mm、肉厚寸法tが1.2mm 程度の薄肉の
パイプ材より、プレス加工により係合部17を形成する
が、外径寸法D1 には0〜0.1 mmの製作公差があ
り、係合部17の内径寸法D2 は、加工上のばらつきと
外径寸法D1 の製作公差とを考慮にいれて、0.4〜0.5
mmの公差が必要である(図4参照)。
【0007】従って、筒状のローラRの係合部17とロ
ーラコンベア用ベアリングAの外輪2との嵌合度には、
可なりの巾のばらつきを生じる。嵌合が緩い場合には、
筒状のローラRとローラコンベア用ベアリングAとの間
にスリップを生じる虞があるので、嵌合をきつくして無
理に圧入する傾向があり、圧入嵌合された筒状のローラ
R及び外輪2に大きな歪みを生じる。
【0008】又、係合部17の内径の真円度誤差に起因
して、この大きな歪みに局部的な歪みが追加される。こ
のために、外輪2の周壁7が圧縮変形されて転動体4の
回転が不円滑になる問題や、ローラRの外周面が歪みに
より回転振れを生じるなどの問題があった。本発明はか
かる課題を解決することを目的としており、係合部17
の内径の製作寸法誤差や形状誤差を吸収して最適な嵌合
状態を保持するすることができるローラコンベア用ベア
リングを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のローラコンベア用ベアリングは、外周面が
筒状のコンベア用ローラの端部に嵌着され、内部にロー
ラ収容室が形成される合成樹脂材より成る外輪と、上記
ローラ収容室の内部に回転可能に収容され軸の周囲を転
動する複数の転動体とを備えたローラコンベア用ベアリ
ングにおいて、上記外輪の外周面に、先端が鋭角に形成
された複数の突起を配列して設けた。
【0010】
【作用】筒状のローラの係合部にローラコンベア用ベア
リングを嵌入するとき、外輪の外周面に設けられた複数
の突起が係合部の内面に当たり、鋭角に形成された突起
の先端が係合部により削りとられる。従って、各突起の
削りとられた面をつないだ曲面が外輪の嵌合面のアウト
ラインとなり、このアウトラインの形状並びに寸法は係
合部の内面形状及び寸法とほぼ一致するので、嵌合後の
筒状のローラ及びローラコンベア用ベアリングには殆ど
歪み変形はなく、ほぼ一定した嵌合圧力を保持した嵌合
状態に保持される。
【0011】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。なお、従来例と同一の部品には同一符号を付し、
従来と異なる技術内容のみについて説明する。図1は本
発明の第1実施例を示すローラコンベ用ベアリングA1
の縦断面図であり、図2は図1のX矢視図である。外側
外輪5は合成樹脂材から成り、外側外輪5の外周面の形
状は、左端の小径部20から挿入案内テーパ部21を経
由して円柱面状の外周面5aに接続し、外周面5aは右
端のストッパ用突起16に接続する。
【0012】外周面5aの表面には、外側外輪5の軸方
向に平行な突起22が外周面の円周方向に多数配列して
突設される。突起22の断面形状は、先端が鋭角に形成
された山形形状に形成され、この突起22は、外側外輪
5が型成形されるときに同時に形成される。その他の技
術的事項,及び内輪1を省略した型式のコンベア用ベア
リングもあることは、従来例と同様である。
【0013】以上のように構成された本発明の第1実施
例の作用を説明する。筒状のローラRの係合部17にロ
ーラコンア用ベアリングA1 を嵌入すると、外側外輪5
の外周面5aに設けられた複数の突起22が係合部17
の内面に当たる。突起22は、先端は鋭角に形成されて
いるので(図2参照)、係合部17に当たる部分が削り
とられ、台形状になる。
【0014】従って、係合部17に当接して削りとられ
た各突起22の先端面をつないだ曲面が、外側外輪5の
嵌合面のアウトラインとなり、このアウトラインの形状
並びに寸法は係合部17の内面形状及び寸法とほぼ一致
するので、圧入嵌合された筒状のローラRにもローラコ
ンベア用ベアリングA1 にも無理な変形は生じない。そ
して、台形状に修正された多数の突起22の先端面が係
合部17の内面にほぼ一定した嵌合圧力で接触し、係合
部17を保持する。
【0015】ローラコンベア用ベアリングA1 には無理
な変形が生じないので、転動体4は外輪2及び内輪1の
圧縮圧を受けることなく円滑に固定軸Sの周囲を転動す
る。又、筒状のローラRにも無理な変形が生じないの
で、回転時に振れを生じることはない。
【0016】図3は、本発明の第2実施例を示すローラ
コンベア用ベアリングA2 の縦断面図であり、外側外輪
5の外周面5aの約右半分にストッパ用突起16に向か
って小径となるテーパ形状部5bが形成され、端部に係
合部17が形成された筒状のローラRに代えて、端部に
向かって小径となるテーパ形状の係合部23が形成され
た筒状のローラR′が使用される。このテーパ形状の係
合部23は、ローラコンベア用ベアリングA2 を嵌入し
た後に絞り加工により形成される。その他の技術的事項
に関しては第1実施例と同様である。
【0017】第2実施例のローラコンベア用ベアリング
2 は、テーパ形状の係合部23が未加工のローラR′
の端部に嵌入する段階では、外周面上の突起22の先端
のみが削りとられ、テーパ形状部5b上の突起22は殆
ど削りとられない。次に、テーパ形状の係合部23を形
成するときに、テーパ形状に変形する係合部23の圧力
を受けたテーパ形状部5b上の突起22の先端が微細な
破片となって脱落し、各突起22の先端面の形状,寸法
がテーパ形状の係合部23と一致する。
【0018】そして、筒状のローラR′及びローラコン
ベア用ベアリングA2 に無理な変形が生じないことはこ
とは第1実施例と同様である。この第2実施例では、テ
ーパ形状の係合部23にスラスト荷重がかかった場合に
は、テーパ形状の係合部23が突起22とストッパ用突
起16によって挟持される。ローラコンベア上に載置さ
れ搬送される被搬送物は軽量であり、ローラR′の重量
も軽いので、ローラコンベア運転中に突起22が荷重を
受けてつぶれることはない。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、ローラコンベア用ベアリングの外周面に設けられた
複数の突起の先端が、嵌合する筒状のローラの係合部の
形状,寸法に合致するように変形し、ローラの係合部の
寸法誤差や形状誤差を吸収するので、筒状のローラやロ
ーラコンベア用ベアリングに過大な変形を生じる従来の
課題が解消した。従って、転動体は円滑に回転し、筒状
のローラには振れを生じる問題は発生しなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のローラコンベア用ベアリングA1
が筒状のローラーに嵌入された状態を示す縦断面図であ
る。
【図2】ローラコンベア用ベアリングA1 の図1に示す
X矢視図である。
【図3】本発明の第2実施例のローラコンベア用ベアリ
ングA2 の縦断面図である。
【図4】筒状のローラの端部を示す要部縦断面図であ
る。
【図5】従来のローラコンベア用ベアリングAの縦断面
図である。
【符号の説明】
A,A1 ,A2 ローラコンベア用ベアリング R,R′ 筒状のローラ S 固定軸 1 内輪 2 外輪 4 転動体 5 外側外輪 5a 外周面 5b テーパ形状部 6 内側外輪 14 リテーナ 16 ストッパ用突起 17,23 係合部 22, 突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面が筒状のコンベア用ローラの端部
    に嵌着され、内部にローラ収容室が形成される合成樹脂
    材より成る外輪と、上記ローラ収容室の内部に回転可能
    に収容され軸の周囲を転動する複数の転動体とを備えた
    ローラコンベア用ベアリングにおいて、 上記外輪の外周面に、先端が鋭角に形成された複数の突
    起を配列して設けたことを特徴とするローラコンベア用
    ベアリング。
JP30862092A 1992-11-18 1992-11-18 ローラコンベア用ベアリング Expired - Fee Related JP3250752B2 (ja)

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