JPH06158141A - サブランス先端金具弛み防止方法 - Google Patents

サブランス先端金具弛み防止方法

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JPH06158141A
JPH06158141A JP31687492A JP31687492A JPH06158141A JP H06158141 A JPH06158141 A JP H06158141A JP 31687492 A JP31687492 A JP 31687492A JP 31687492 A JP31687492 A JP 31687492A JP H06158141 A JPH06158141 A JP H06158141A
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JP
Japan
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tip
sublance
sub
lance
metal
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Withdrawn
Application number
JP31687492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Miyamoto
健次 宮本
Isamu Konagayoshi
勇 小永吉
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶鋼中に浸漬して成分および温度を測定する
ためのプローブを保持するサブランスにおける先端金具
弛み防止方法に関する。 【構成】 製鋼溶鋼中サブランス本体先端部プローブに
内包され、かつプローブホルダーに嵌着されてサブラン
スと、プローブホルダーを固定して一体接続するための
サブランス先端金具において、該サブランス先端面と先
端金具の側面とで形成する隅角部を切削加工によって突
き合わせ溶接のための突起部を形成して、この突起部で
全周溶接することによって固着力を増大せしめたことを
特徴とするサブランス先端金具弛み防止方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶鋼中に浸漬して、成分
および温度を測定するためのプローブを保持するサブラ
ンスにおける先端金具弛み防止方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】溶鋼中の成分および温度を転炉操業中
に、オンラインで計測することは転炉の操業において重
要である。このため、サブランスはかなり初期から使用
されて来たが、転炉の高熱環境においてはその保守にか
なりの労力を要していた。特に、溶鋼中に浸漬するため
にサブランスの接続部から溶鋼が侵入して、地金差しが
発生してトラブルの原因となることが多かった。この点
について、従来から、サブランス本体先端部と先端金具
との接続方法として、ネジ止めおよび隅肉溶接による接
続がほとんどであった。
【0003】さらに、先端金具の弛み防止としては、ネ
ジ込み後接触面での隅肉4等配又は隅肉全周溶接して、
さらに溶接後全周の加工によって弛みを防止していた。
しかし、材料の溶接性の低さから、溶接部の弛みを生じ
地金差しが発生し、その結果装着不良となるケースガ多
かった。また溶接時の母材表面には耐熱性を付与するた
めにCrメッキが施されているが、このCrメッキの剥
離を生じ、耐熱性の低下をきたし、地金付着の発生がお
こり易くなっていた。このような地金差しの発生がある
とその部位に凹凸部が発生することになりプローブの密
着度が低下して、そのことによって地金差しがさらに助
長されることになっていた。この従来のトラブルの原因
としてはサブランス先端金具の弛みが発生することによ
って、地金差しを助長しすることが大半をしめていた。
しかし従来ではこの点に関する検討がなされて来たが、
十分なる対策、改善の効果は上がっていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点を解決するために、溶接部のCrメッキの損傷部を
プローブの内側に存在せしめ、直接的な溶鋼との接触を
防止して、かつ全周溶接することで地金による熱的損傷
を防ぎ先端金具の弛みを防止することを目的としてい
る。さらに例え地金差し、地金付着が発生しても付着地
金の除去が容易となり、先端金具自体の損傷も最小限と
することが可能なるサブランス先端金具弛み防止方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に対し
てなされたもので、その要旨とするところは、製鋼用サ
ブランス本体先端部でプローブに内包され、かつプロー
ブホルダーに嵌着されてサブランスと、プローブホルダ
ーを固定して一体接続するためのサブランス先端金具に
おいて、該サブランス先端面と該先端金具の側面とで形
成する隅角部を切削加工によって突き合わせ溶接のため
の突起部を形成して、該突起部を全周溶接することによ
って固着力を増大せしめたことを特徴とするサブランス
先端金具弛み防止方法である。
【0006】すなわち、本発明ではネジ込み後本体先端
面に設けた突起部で全周溶接することによって、溶接部
のCrメッキは損傷されるが、損傷部はプローブに内包
され溶鋼との接触をなくしている。このため本体先端面
とプローブとの接触面のCrメッキは、何ら損傷を受け
ず耐熱性が保持される。また、本体先端部と先端金具は
しっかりと固定され、ホルダー取り替えでパイレンを使
用しても弛みは発生しなくなり、弛みの発生がない。こ
のことで先端部への地金付着、地金差しが激減し、吊り
替えの減少とホルダーの使用減少に効果を発揮する。以
下に本発明のサブランス先端金具の弛防止方法につい
て、実施例にもとずき図を参照してさらに詳しく説明す
る。
【0007】
【実施例】図1にサブランスの全体概略図を示す。サブ
ランス本体2は通常3重管の構造となっており、内筒3
には補償導線1が通っていてサブランスホルダーを介し
て各種センサーの情報を温度変換器に導通している。内
筒3の外側には、中筒4がありこれにはサブランスの冷
却水を通しサブランスをその熱的損傷から防護してい
る。その最外側にサブランスを構成し上昇下降のための
巻き上げ装置の駆動力および旋回の作動を行うための銅
もしくはステンレス鋼の管からなる外筒5からなってい
る。また耐熱性を付与するためにサブランス本体先端表
面はCrメッキが施されている。
【0008】さらにサブランスには自転装置6が本体上
部にあり、自在に回転できるようになっている。本発明
に係る先端金具7は本体先端部にネジ止め部11で固着
されており、これはサブランスホルダー8に接続してい
る、またその外側はプローブ9によって包囲されて使用
時は溶鋼中に浸漬されサンプリングおよびその他計測に
供される。本来プローブの部分は測定時には、高温の溶
鋼中に浸漬され殆どの場合は一度の使用で熱的損傷を受
けるため、測定の都度交換されるものである。一方、ホ
ルダーはプローブの内部にあって高温の溶鋼には直接接
触することはないよう設計されているが、しかし実際の
作業においては溶鋼の地金差しが発生する頻度は大とな
るとトラブルの原因となるため交換されることになる。
【0009】通常では、サブランスの使用回数は測温と
成分のサンプリングでは1チャージ当たり2〜3回、さ
らに転炉の溶鋼中の表面位置測定では1日あたり3回使
用されている。この様な高頻度の使用において、地金差
しの発生も増加してくることになり、操業上サブランス
のメンテナンスにかなりの労力を払っている。図2は従
来法のサブランス先端金具の弛み防止方法を示す図であ
る。図2の先端金具7は中筒4の内面にネジ止め部11
によって挿着され、他端はプローブの方向に突き出た管
状で、プローブとの結合および支持のための持具を形成
するものである。従来法ではサブランス先端面との結合
は隅肉溶接部10でなされていた、すなわち溶接は4等
配または隅肉全周溶接であった。このため前述の問題点
である、溶接接合性の低さおよびCrメッキの剥離によ
って地金差しが助長され弛みの原因となっていた。本発
明は前記従来技術の改善としてなされたものである。図
3は本発明の実施例の一例を示す図である。
【0010】図3において、サブランス先端金具7はサ
ブランス先端面材質との溶接性が改良されるように、例
えば普通鋼もしくは一部の耐熱鋼が使用される。本発明
では先端金具7は本体2にメジ止め部11によって挿着
され、そのネジ止め部11下部の先端面との結合部分を
研削加工によって本体先端に突起部14を設け、かつ先
端金具と突き合わせ溶接が可能となるように切り込み部
15を形成する。その突き合わせ部を溶接により接合し
て溶接ビード13によって接合をなす。先端金具の弛み
は本体先端に接触隙間12を発生してここから地金の侵
入が始まる。
【0011】本発明では、先端金具と本体先端面に設け
た突起部を全周突き合わせ溶接したことによって、溶接
部のCrメッキは損傷されるが、その損傷部をプローブ
の内側に存在せしめようになすことによって溶鋼との直
接的接触をなくし、かつ全周溶接することで地金除去、
ホルダー替え時の衝撃および繰り返し熱的損傷を受けて
も先端金具の弛みは発生しない。このことによって、地
金差しおよび地金付着の頻度が激減し、もし地金差し、
地金付着が発生したとしてもより軽微となりかつ除去も
容易となることが判明した。以上に説明したごとく、本
発明は従来のサブランス先端金具部の地金差しを防止し
て、そのトラブルを減少せしめ、設備の休止による生産
障害を無くし転炉の操業効率を向上するものである。
【0012】
【発明の効果】本発明はサブランス先端金具の弛みを防
止して、サブランス内部の水漏れを減少し増業トラブル
を激減せしめ、かつホルダーの寿命を延長して、交換の
頻度を減らし、サブランスの吊り替えコストの低減と生
産性の向上をはかることを可能とする工業的意義は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサブランスの装置全体の概略図であ
る。
【図2】従来技術の先端金具部の拡大図である。
【図3】本発明の先端金具部の拡大図である。
【符号の説明】
1…補償導線 2…サブランス本体 3…内筒 4…中筒 5…外筒 6…自転装置 7…先端金具 8…ホルダー 9…プローブ 10…隅肉溶接部 11…ネジ止め部 12…隙間部 13…全周溶接ビード部 14…突起部 15…切り込み部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製鋼用サブランス本体先端部でプローブ
    に内包され、かつプローブホルダーに嵌着されてサブラ
    ンスと、プローブホルダーを固定して一体接続するため
    のサブランス先端金具において、該サブランス先端面と
    該先端金具の側面とで形成する隅角部を切削加工によっ
    て突き合わせ溶接のための突起部を形成して、該突起部
    を全周溶接することによって固着力を増大せしめたこと
    を特徴とするサブランス先端金具弛み防止方法。
JP31687492A 1992-11-26 1992-11-26 サブランス先端金具弛み防止方法 Withdrawn JPH06158141A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106191469A (zh) * 2016-08-30 2016-12-07 中冶华天南京工程技术有限公司 一种氧化镁喷枪
CN115287393A (zh) * 2022-07-25 2022-11-04 中冶南方工程技术有限公司 一种副枪旋转升降装置

Cited By (3)

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