JPH06158092A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPH06158092A
JPH06158092A JP34121792A JP34121792A JPH06158092A JP H06158092 A JPH06158092 A JP H06158092A JP 34121792 A JP34121792 A JP 34121792A JP 34121792 A JP34121792 A JP 34121792A JP H06158092 A JPH06158092 A JP H06158092A
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JP
Japan
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polysaccharide
glucan
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detergent
weight
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JP34121792A
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English (en)
Inventor
Norihito Sakai
井 紀 人 酒
Tomohide Yamagami
上 知 秀 山
Minako Akashi
石 美 奈 子 明
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/20Organic compounds containing oxygen
    • C11D3/22Carbohydrates or derivatives thereof
    • C11D3/221Mono, di- or trisaccharides or derivatives thereof

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、β−1,3−グルカンを主鎖とす
る多糖及び界面活性剤を含んでなる洗浄剤において、洗
浄剤の相溶性を著しく上昇させることを目的とする。 【構成】 オーレオバシディウム属に属する微生物によ
り生産されるβ−1,3−グルカンを主鎖とする多糖及
び界面活性剤を含んでなる洗浄剤にHLB値が7.8〜
10.8であるであるノニオン界面活性剤、特にポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテルを添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーレオバシディウム
属に属する微生物により生産されるβ−1,3−グルカ
ンを主鎖とする多糖及び界面活性剤を含んでなる洗浄剤
において相溶性が格段上昇した洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】オーレオバシディウム属に属する微生物
により生産されるβ−1,3−グルカンを主鎖とする多
糖は、単独で優れた洗浄効果を示し、また界面活性剤と
併用して用いた場合には、洗浄力が一段と向上すること
が確認されており、広い範囲の素材及び汚れに対して優
れた洗浄効果を有する生分解性の天然系洗浄剤として注
目されている。かかる多糖について本出願人は特許出願
を行った。(特願平4−159578号公報) また、かかる多糖と酸及び/またはキレート剤からなる
洗浄剤は、金属素地の侵食を防止し、かつ金属表面に防
錆効果を与えるなどの効果を示し、金属表面洗浄剤とし
て優れていることも判明している。(特願平4−218
613号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オーレ
オバシディウム属に属する微生物により生産されるβ−
1,3−グルカンを主鎖とする多糖は、ある種の界面活
性剤又は高濃度の界面活性剤と混合した場合、長期間に
わたって放置した時は、かかる多糖の析出又は洗浄剤の
ゲル化等が生じることが判明した。そのため、オーレオ
バシディウム属に属するβ−1,3−グルカンを主鎖と
する多糖を含有する洗剤製品を生産する際に、かかる多
糖の析出又は洗浄剤のゲル化の発生を抑制し、また、長
期保存においても安定性を保持することは、洗剤製品の
品質保証の面からも必要となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかるに本発明者等はか
かる課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、オーレオ
バシディウム(Aureobasidium)属に属する微生物によ
り生産されるβ−1,3−グルカンを主鎖とする多糖
(以下、β−1,3−グルカンを主鎖とする多糖と略記
する)及び界面活性剤を含んでなる洗浄剤にHLB値が
7.8〜10.8であるノニオン界面活性剤を添加した
洗浄剤組成物が目的に合致することを見出し本発明を完
成するに至った。即ち、HLB値が7.8〜10.8で
あるノニオン界面活性剤を相溶化剤として用いることに
より、β−1,3−グルカンを主鎖とする多糖を沈殿さ
せる原因となる洗浄剤に使用されている界面活性剤の油
溶性部分を水溶性に改変でき、そのため、β−1,3−
グルカンを主鎖とする多糖自身の析出を防止し、β−
1,3−グルカンを主鎖とする多糖と洗浄剤に用いられ
ている高濃度の界面活性剤との相溶安定性を格段向上さ
せ、更に、洗浄力も維持または向上させることに成功し
たのである。以下、本発明について詳述する。
【0005】本発明の洗浄剤組成物は、β−1,3−グ
ルカンを主鎖とする多糖と界面活性剤を含んでなる洗浄
剤にHLB値が7.8〜10.8であるノニオン界面活
性剤を添加したものである。ここで用いられる多糖を生
産するオーレオバシディウム属に属する微生物とは工業
技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第12989
号(FERM P−12989)で寄託されているオー
レオバシディウム sp.K−1が挙げられる。
【0006】β−1,3−グルカンを主鎖とする多糖は
上記の如きオーレオバシディウム属に属する微生物によ
り生産されるものであればとくに限定されないが、主に
化1で示される構造単位と化2で示される構造単位とか
らなるものであり(1分子中の双方の合計は1000〜
2000である)主鎖のグルコースにβ−1,6結合し
たグルコースの分岐をもち、かつイオウ含有基を有する
分岐β−1,3−グルカンである。更に詳しくは主鎖の
グルコース4個あたり3個がβ−1,6結合したグルコ
ースの分岐をもち多糖重量当たりイオウを0.01〜
1.0重量%結合したβ−1,3グルカンが主である。
本発明におけるイオウ含有基とはスルホ酢酸基、スルホ
ン酸基、ポリスルホン酸基、システイン、シスチン、メ
チオニン等を示す。かかる多糖の化学的、物理的性質及
び構造の解析法においては科学と工業64(3),13
1〜135(1990)及びAgric.Biol.C
hem.,47(6)1167〜1172(1983)
に詳細しているとおりである。
【0007】
【化1】 [但し、Glcはグルコース、Aはスルホ酢酸基、スル
ホン酸基、ポリスルホン酸基、システイン又はメチオニ
ンなどのイオウ含有基を表す。]
【0008】
【化2】 [但し、Glcはグルコースを表す。]
【0009】β−1,3−グルカンを主鎖とする多糖
は、つぎのようにして得ることができる。即ち、オーレ
オバシディウム属に属する微生物を、炭素源としてシュ
クロース、グルコースまたはフラクトース、窒素源とし
て硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム等の無機化合物、あるいは酵母エキス、ペプトン等の
有機天然窒素源、その他生育に必要な微量因子として硫
酸マグネシウム、硫酸鉄等の無機イオウ源、更に必要に
応じてマグネシウム、鉄等の金属イオンやアスコルビン
酸、パントテン酸等のビタミン類を添加し、10℃〜6
0℃、好ましくは25℃〜35℃にて1日〜10日間、
好ましくは2日〜6日間通気培養することによりβ−
1,3グルカンを主鎖とする多糖を含有する培養液を得
る。又上記方法で得られた菌体を集菌した後洗浄して調
製した洗浄菌体を用い、これを炭素源と接触させること
によっても当該多糖を得ることができる。
【0010】本発明の洗浄剤組成物として、培養液のま
まβ−1,3−グルカンを主鎖とする多糖を用いること
も可能であるが、分離して用いてもよい。培養液からの
当該多糖の分離は、遠心分離沈降法あるいはセライト等
の担体を用いた濾過法によって菌体を除去し、得られた
清澄液にメタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール等の溶媒、あるいは銅、アルミニウム等の金属イオ
ンを適量添加して沈殿せしめドラムドライヤー等乾燥装
置を用いて乾燥し、ハンマーミル、ボールミル等で粉砕
し、粉末体を得ることにより行うことができる。かかる
多糖を洗浄剤組成物として用いる際には5重量%以下、
好ましくは0.1〜1.0重量%の水溶液として用いら
れ、使用濃度が5重量%を越えるものは高粘性で流動性
がなくなり好ましくない。
【0011】本発明において、洗浄剤として使用される
界面活性剤とは特に限定されず、陽イオン活性剤、陰イ
オン活性剤、非イオン活性剤及び両性イオン活性剤いず
れをも用いうる。陽イオン活性剤としては、例えば、第
四級アンモニウム塩、アルキルアミン塩;陰イオン活性
剤としては、例えば、アルキル硫酸エステル塩、アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン
酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルジアリル
エーテルスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ナフタレン
スルホン酸ホルマリン縮合物、芳香族スルホン酸ホルマ
リン縮合物。ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、アルキルアリルエーテル硫酸エステル塩、カルボン
酸型高分子活性剤;非イオン活性剤としては、例えば、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(但し、
HLB値が10.8を越えるもの)、特殊非イオン活性
剤、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、ポ
リエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンアルキルアミン;両性界面活性剤としては、例え
ば、アルキルベタイン、アミンオキサイド、イミダゾリ
ニウムベタインが挙げられる。β−1,3−グルカンを
主鎖とする多糖1重量部に対する界面活性剤の配合量
は、3〜40重量部であり、好ましくは10〜30重量
部である。
【0012】本発明において相溶化剤とは、HLB値が
7.8〜10.8であるノニオン界面活性剤である。H
LB値が規定範囲外である場合は、本発明のごとき優れ
た効果は発揮できず、また、ノニオン界面活性剤以外で
は相溶化剤としての働きをもたない。具体的には、例え
ば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン
セチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシ
エチレン高級アルコールエーテル等が挙げられる。かか
るノニオン界面活性剤の配合量は、β−1,3−グルカ
ンを主鎖とする多糖に対して1〜20重量部、好ましく
は2〜10重量部である。配合量が1重量部未満では相
溶安定性が充分得られず、20重量部を越える場合は粘
度変化が大きく、また洗浄効果の低下を招くこととな
る。
【0013】本発明における洗浄剤組成物を製造するに
当たっては、各成分を同時に混合しても良いが、より顕
著に安定性を発揮させるためには、まず、β−1,3−
グルカンを主鎖とする多糖を5重量%以下の水溶液に調
製し、かかる水溶液に規定量のノニオン界面活性剤を添
加して、温度50〜80℃程度で適度に撹拌混合する。
その後、洗浄剤として使用される界面活性剤を徐々に添
加していき、均一に混合する。かかる混合温度は界面活
性剤の種類によって異なり、一概には言えないが40〜
60℃程度が適当である。本発明の洗浄剤組成物を、洗
浄に用いる際の洗浄剤組成物のpHはとくに限定はされ
ないが、低刺激性及び被洗物に対する侵食の無い点で中
性が好ましい。洗浄液における洗浄剤組成物の濃度は
0.05〜2%、好ましくは0.2〜0.4%である洗
浄液の温度は、とくに限定されない。本発明の洗浄剤組
成物は、あらゆる素材のあらゆる汚れの洗浄に有効であ
る。例えば、金属、ガラス、布、皮膚、プラスチック及
び木材などの油汚れ、蛋白汚れ及びインク汚れなどが挙
げられる。
【0014】
【作用】本発明は、β−1,3−グルカンを主鎖とする
多糖及び界面活性剤を含んでなる洗浄剤において、HL
B値が7.8〜10.8であるノニオン界面活性剤を添
加することにより、洗浄剤組成物の相溶性が著しく上昇
することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明について実施例を挙げ更に詳述
する。 (多糖の製造)オーレオバシディウム属に属する微生物
(FERM P−12989)をツァペック培地(シュ
クロース3%、硝酸ナトリウム0.2%、リン酸カリウ
ム0.1%、塩化カリウム0.05%、硫酸マグネシウ
ム・7水和物0.05%、硫酸鉄・7水和物0.001
%)で27℃、48時間振盪培養したものを種菌とし7
0lジャーファーメンターにより27℃、撹拌数300
rpm、通気量50l/minで96時間培養した。培
養終了後、濾過により菌体を除去して得られた濾液に
1.2倍体積量のイソプロピルアルコールを激しく撹拌
しながら徐々に添加した。析出してきた多糖繊維を回収
後、かかる多糖繊維をアセトン槽において浸漬、洗浄、
脱水して回収した。ついで該繊維を70℃で乾燥し、フ
ェザーミルで粉砕した。
【0016】この多糖を常法により(科学と工業、64
(3)、131〜135(1990)及びAglic,Bio
l.Chem.,47(6)1167〜1172(198
3)参照)分析したところ、その構造は化3で表される
構造単位及び化4で表される構造単位からなることがわ
かった。イオウ含有量は多糖全体に対して0.05重量
%であり、1分子中の双方の構造単位数の合計は約15
00であった。
【0017】
【化3】 [但し、Glcはグルコースを表す。]
【0018】
【化4】 [但し、Glcはグルコースを表す。]
【0019】実施例1 上記で得られた多糖の0.5重量%水溶液100mlに
5重量部のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(HLB値10.8)を添加し、温度60℃で均一に混
合した。ついで、かかる溶液に温度60℃で50%の下
記で示す洗剤100重量部を徐々に添加し均一に撹拌し
て洗浄剤組成物を得た。かかる洗浄剤組成物について、
相溶性及び洗浄効果をテストした。結果はまとめて表1
に示す。 (指標洗剤) アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム 13重量部 脂肪酸アルカノールアミド 8重量部 エタノール 5重量部 尿素 5重量部 蒸留水 69重量部
【0020】実施例2 上記で得られた多糖の0.5重量%水溶液100mlに
5重量部のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(HLB値8.9)を添加し、温度60℃で均一に混合
した。ついで、かかる溶液に温度60℃で50%の下記
で示す洗剤100重量部を徐々に添加し均一に撹拌して
洗浄剤組成物を得た。かかる洗浄剤組成物について、相
溶性及び洗浄効果をテストした。結果はまとめて表1に
示す。 (指標洗剤) アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム 17重量部 脂肪酸アルカノールアミド 6重量部 アルキルアミンオキシド 3重量部 エタノール 5重量部 尿素 5重量部 蒸留水 64重量部
【0021】実施例3 実施例1において、ノニオン界面活性剤をポリオキシエ
チレンラウリルエーテル(HLB値10.5)とした以
外は同例に従って実験を行った。結果はまとめて表1に
示す。 実施例4 実施例2において、ノニオン界面活性剤をポリオキシエ
チレンオレイルエーテル(HLB値10.0)とした以
外は同例に従って実験を行った。結果はまとめて表1に
示す。
【0022】比較例1 実施例1において、ノニオン界面活性剤をポリオキシエ
チレンオキチルフェニルエーテル(HLB値17.9)
とした以外は同例に従って実験を行った。結果はまとめ
て表1に示す。 比較例2 実施例1においてポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテルを用いずに洗浄剤組成物を製造した。 比較例3 実施例1においてポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル及びβ−1,3−グルカンを主鎖とする多糖を用
いずに洗浄剤を製造した。
【0023】相溶性 洗浄剤組成物を室温で3日間静置保存して状態を観察し
た。洗浄効果 JIS K3362−1990の方法にしたがって、以
下に示す組成の油垢浴及び使用水を用いて、それぞれの
試験片について洗浄効果を試験した。 (油垢浴)牛脂 10g 大豆油 10g モノオレイン 0.25g オイルレッド 0.1g クロロホルム 60ml (使用水) 塩化カルシウム(2水塩) 59mg 塩化マグネシウム(6水塩) 27.2mg 蒸留水 1リットル (試験片) ガラス (試験方法)
【0024】まず、汚垢浴に試験片を漬け、室温にて2
時間放置した。次に、洗浄剤にかかる試験片を漬けて2
5℃で3分間撹拌下洗浄した。ついで試験片を取り出し
て洗浄液と同量の使用水にて1分間撹拌下に洗浄後、1
晩室温にて風乾した。このようにして洗浄した試験片の
表面の汚垢をクロロホルム40mlで溶出後、該溶液に
ついて分光光度計にて560nmにおける吸光度を測定
した。除去率は以下の式によって計算した。 (1−B/A)×100=汚れ除去率(%) A:汚垢風乾工程後の試験片上に付着した汚垢をクロロ
ホルム40mlにより溶出した溶液の560nmにおけ
る吸光度 B:洗浄、すすぎ工程後の試験片に付着した汚垢をクロ
ロホルム40mlにより溶出した溶液の560nmにお
ける吸光度
【0025】
【表1】相溶性 洗浄効果(%) 実施例1 完全相溶 67 実施例2 完全相溶 62 実施例3 完全相溶 65 実施例4 完全相溶 64 比較例1 白色沈殿 12 比較例2 白色沈殿 15比較例3 ── 15
【0026】
【発明の効果】本発明は、β−1,3−グルカンを主鎖
とする多糖及び界面活性剤を含んでなる洗浄剤におい
て、HLB値が7.8〜10.8であるノニオン界面活
性剤、特にポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
を添加することにより、洗浄剤組成物の相溶性が著しく
上昇することができ、更に洗浄力も維持または向上する
ので洗浄剤の使用価値を一段と高める。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーレオバシディウム属に属する微生物
    により生産されるβ−1,3−グルカンを主鎖とする多
    糖及び界面活性剤を含んでなる洗浄剤にHLB値が7.
    8〜10.8であるノニオン界面活性剤を添加すること
    を特徴とする洗浄剤組成物
  2. 【請求項2】ノニオン界面活性剤がポリオキシエチレン
    ノニルフェニルエーテルである請求項1記載の洗浄剤組
    成物
  3. 【請求項3】 前記多糖が主鎖のグルコースにβ−1,
    6結合したグルコースの分岐をもつβ−1,3−グルカ
    ンからなる請求項1記載の洗浄剤組成物
  4. 【請求項4】 前記多糖が主鎖のグルコース4個あたり
    3個のβ−1,6結合したグルコースの分岐をもつβ−
    1,3−グルカンからなる請求項1記載の洗浄剤組成物
  5. 【請求項5】 前記多糖が主鎖のグルコース4個あたり
    3個のβ−1,6結合したグルコースの分岐をもち、か
    つイオウ含有基を有するβ−1,3−グルカンからなる
    請求項1記載の洗浄剤組成物
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11335696A (ja) * 1998-05-28 1999-12-07 Fuso Chemical Co Ltd 除菌洗浄剤
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KR20040001113A (ko) * 2002-06-27 2004-01-07 주식회사 더멋진 바이오텍 베타글루칸을 함유하는 공기연행제

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