JPH061578Y2 - 可変幅吊具における爪アームのストッパ - Google Patents

可変幅吊具における爪アームのストッパ

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JPH061578Y2
JPH061578Y2 JP19340687U JP19340687U JPH061578Y2 JP H061578 Y2 JPH061578 Y2 JP H061578Y2 JP 19340687 U JP19340687 U JP 19340687U JP 19340687 U JP19340687 U JP 19340687U JP H061578 Y2 JPH061578 Y2 JP H061578Y2
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JP
Japan
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claw arm
locking
locking piece
locking portion
claw
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JP19340687U
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JPH0199876U (ja
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純一 中川
正則 羽根
重則 梶原
洋堂 梶原
知之 篠原
信雄 平井
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川崎製鉄株式会社
平井電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、可変幅吊具における爪アームのストッパの改
善に関する。
〔従来の技術〕 従来例を図面によって説明する。第6図〜第8図は吊具
の爪アームの間隔を順次開として行く状況を示し、それ
ぞれ、縮小した状態、中間状態および最大に伸長した状
態を示している(なお、繁雑を避けるため各図面は吊具
の右半分のみを示している)。
第6図に示すように吊具の爪アーム1の間隔が縮小した
状態では、第2の筒体4に設けたスプリングプランジャ
5が第1の筒体3外部上面に設けた係止部6と係止して
第1の筒体3の移動が防止されている。また、爪アーム
基部2の下面の係止部7と第1の筒体3の内部左方の係
止部8とは当接している。この状態から矢印の方向に爪
アーム1の間隔を開とする場合、爪アーム基部2は図示
されないアクチュエータにより駆動されるシリンダロッ
ド9によって延出され、第1の筒体3の内部右方に設け
た係止部10に爪アーム基部2の係止部7が当接するま
で開かれる(第7図)。この時、第1の筒体3の右方端
部に設けたスプリングプランジャ11は、爪アーム基部
2の上面に設けた係止部12でけられ係止部12はスプ
リングプランジャ11の右方に位置することとなる。
(第7図) さらに、矢印の方向に爪アーム1の間隔を開とする時、
スプリングプランジャ5と係止部6の係止状態が解放さ
れ、第2の筒体4の内側右方に設けた係止部13と第1
の筒体3の外側左方に設けた係止部14とが当接する位
置まで爪アーム1は開き、その位置で爪アーム1は最大
間隔にロックされる。(第8図) また、爪アーム1を閉じる場合は上述の操作と逆の操作
を行う。
なお、係止部7,10および13,14はそれぞれ筒体
3および爪アーム基部2の抜け防止機構である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述のような可変幅吊具において、第1の筒体3と爪ア
ーム基部2との係止構造は第7図および第8図に示すよ
うに、スプリングプランジャ11と係止部12によって
構成され、それらが係止している時は係止部12はスプ
リングプランジャ11の右方に位置するようになってい
る。
ところが、スプリングプランジャ11と係止部12の係
止力、特に、スプリングプランジャ11の押圧力の調整
が微妙であり、調整は難しいものとなっている。
すなわち、爪アーム1の間隔を閉として行く際に、爪ア
ーム基部2をシリンダロッド9によって左方向に引張っ
て行くと、通常では、スプリングプランジャ11と係止
部12は係止したまま第1の筒体3が第2の筒体4内に
収納されて行くが、このスプリングプランジャ11の押
圧力が弱ければ、最初に係止部12がスプリングプラン
ジャ11を飛越して左方向に引張られるため、第1の筒
体3の右端部が爪アーム1の右側に突出したまま残るこ
ととなるので危険であり、また逆に、スプリングプラン
ジャ11の押圧力が強過ぎると、爪アーム基部2を第1
の筒体3内に収納する際、シリンダロッド9を駆動する
アクチュエータに過大な負荷を与える原因となってい
た。
本考案は上述の問題点を解決するために提案されたもの
であり、可変幅吊具における爪アームのストッパを改善
して、吊具の幅の調節を円滑化したストッパを提供する
ことを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述の問題点を解決するもので、両爪アーム基
部を、左右対称に爪アーム基部と同心異径の複数の筒体
で順次外嵌して複数の筒体内に収納しておき、爪アーム
を開脚する時は、爪アーム基部、爪アーム基部に外嵌す
る第1の筒体、第1の筒体に外嵌する第2の筒体等の順
序で順次に延出し、爪アームを閉脚する時は開脚時とは
逆の順序で爪アーム基部が最後に収納されるように構成
された可変幅吊具における爪アームのストッパに適用さ
れ、次の技術手段を採った。すなわち、 爪アーム基部上面に設けた第1の係止部と、 第1の筒体の上面端部に垂直に穿設された孔部に垂設
され爪アームを第1の筒体から最大限延出したとき下端
部が第1の係止部と係止する下部への抜け防止具を備え
上下に移動自在な第1の係止片と、 長手方向を筒体と平行にかつ筒体と平行して移動可能
に第1の係止片の上端部に当接するよう配設されるとと
もに一部に第1の係止片の上端部と係止し第1の係止片
を上方に移動可能とし第1の係止片と前記第1の係止部
との係止を解除する第2の係止部を備えかつ前記吊具の
中央方向に付勢される第2の係止片と、 第2の筒体端面上部に配設され第2の係止片の一端に
係止当接し第2の係止片を押圧した時第2の係止片の第
2の係止部と第1の係止片の上端部との係止を可能とす
る第3の係止部と、 から構成した。
〔作用〕
本考案は上述のように構成したので、吊具幅の幅調節を
円滑に行うことができる。
〔実施例〕
第1図〜第5図は本考案の一実施例の説明図であり、第
1図〜第3図は吊具の爪アームの間隔を順次開として行
く状況を示し、それぞれ、縮小した状態、中間状態およ
び最大に伸長した状態を示している(なお、繁雑を避け
るため各図面は吊具の右半分のみを示している)。第4
図は第2図のA部の拡大図、第5図は第3図のB部の拡
大図である。
本考案は従来例の第6図〜第8図に示すスプリングプラ
ンジャ11と係止部12の係止構造を改善したものであ
る。従って、この部分以外は第1図〜第3図はそれぞれ
第6図〜第8図と同じである。
第4図および第5図に示すように、本考案では、第1の
係止片を球体18とロックピン17で構成し、また第2
の係止片は一部に球体18と係止できるよう半円筒型凹
部で形成した第2の係止部19を設けたプランジャ20
で構成した。その他、プランジャ20を吊具の中央方向
に付勢するバネ21を設けた。
第1図および第4図に示すように、吊具の爪アーム1が
閉状態では、第2の筒体4の第3の係止部16はプラン
ジャ20と当接し、バネ21を押圧している。そのた
め、プランジャ20の第2の係止部19は球体18の上
部に位置しておりロックピン17及球体18の上部に空
間が存在する状態にある。またロックピン17は抜け防
止具を備え上下の移動が可能に構成されており、自重及
球体18の重さによって先端部が若干下部に飛出た状態
にある。
第2図に示すように爪アーム1を矢印の方向に開とし、
爪アーム基部2が第1の筒体3内で最大限開とした時、
係止部7と第1の筒体3の係止部10が係止した後(こ
の時ロックピン17は第1の係止部の上部に位置してい
る)、更に爪アーム1を開として行くと、第1の筒体3
が矢印の方向に移動する。この時、第2の筒体4の第3
の係止部16はプランジャ20から離れるのでバネ21
の作用によりプランジャ20は左方向に突出し、そのた
め、プランジャ20の第2の係止部19は左方向に移動
しプランジャ20は球体18とロックピン17を上下に
移動不可能とするのでロックピン17と第1の係止部1
5と係止され、第1の筒体3と爪アーム基部2はロック
される。(第3図および第5図) 爪アーム1を閉とする時は、上述と逆に操作を行うが、
第2の筒体4の中に第1の筒体3を収納し(第2図)、
第2の筒体4の第3の係止部16がプランジャ20と当
接し、バネ21を押圧した時、第4図に示す状態とな
る。すなわち、球体18とプランジャ20の第2の係止
部19との間には、球体18とロックピン17を上部に
移動可能とする空間が存在することとなる。従って、さ
らに爪アーム1を閉として行くと、第1の係止部15は
左方向に移動するので、球体18とロックピン17は上
部に持上げられてロックピン17は第1の係止部15か
ら外れ、爪アーム基部2はそのままシリンダロッド(図
示していない)によって第1の筒体3内に収納すること
ができる。
本考案では、第1の係止片を球体18とロックピン17
の2部品で構成したが、一体に形成してもよい。
また、本考案では、可変幅吊具の片側のビームを第1お
よび第2の2個の筒体で構成しているが、筒体の数は任
意である。
〔考案の効果〕
本考案は、可変幅吊具の爪アームのストッパを改善し、
吊具幅の幅調節の円滑化を図ったため吊作業を安全且つ
効率的に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例の説明図であり、第
1図〜第3図は吊具幅を閉状態から開状態にする時の経
過を示す。第4図は第2図のA部の拡大図、第5図は第
3図のB部の拡大図、第6図〜第8図は従来例の吊具幅
を閉状態から開状態にする時の経過説明図である。 1…爪アーム、2…爪アーム基部 3…第1の筒体、4…第2の筒体 5…スプリングプランジャ 6,7,8…係止部、9…シリンダロッド 10…係止部 11…スプリングプランジャ 12,13,14…係止部 15……第1の係止部、16…第3の係止部 17…ロックピン、18…球体 19…第2の係止部、20…第2の係止片 21…バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 梶原 重則 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社東京本社内 (72)考案者 梶原 洋堂 岡山県倉敷市玉島阿賀崎2586―5 (72)考案者 篠原 知之 岡山県吉備郡真備町辻田186―11 (72)考案者 平井 信雄 岡山県倉敷市神田3丁目15番2号 平井電 機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−80375(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両爪アーム基部を、左右対称に該爪アーム
    基部と同心異径の複数の筒体で順次外嵌して該複数の筒
    体内に収納しておき、爪アームを開脚する時は、前記爪
    アーム基部、前記爪アーム基部に外嵌する第1の筒体、
    該第1の筒体に外嵌する第2の筒体等の順序で順次に延
    出し、爪アームを閉脚する時は前記開脚時とは逆の順序
    で前記爪アーム基部が最後に収納されるように構成され
    た可変幅吊具における爪アームのストッパにおいて、 爪アーム基部上面に設けた第1の係止部と、前記第1の
    筒体の上面端部に垂直に穿設された孔部に垂設され爪ア
    ームを前記第1の筒体から最大限延出したとき下端部が
    前記第1の係止部と係止する下部への抜け防止具を備え
    上下に移動自在な第1の係止片と、長手方向を筒体と平
    行にかつ筒体と平行して移動可能に該第1の係止片の上
    端部に当接するよう配設されるとともに一部に該第1の
    係止片の上端部と係止し該第1の係止片を上方に移動可
    能とし該第1の係止片と前記第1の係止部との係止を解
    除する第2の係止部を備えかつ前記吊具の中央方向に付
    勢される第2の係止片と、前記第2の筒体端面上部に配
    設され前記第2の係止片の一端に係止当接し前記第2の
    係止片を押圧した時前記第2の係止片の第2の係止部と
    前記第1の係止片の上端部との係止を可能とする第3の
    係止部とからなることを特徴とする可変幅吊具における
    爪アームのストッパ。
JP19340687U 1987-12-22 1987-12-22 可変幅吊具における爪アームのストッパ Expired - Lifetime JPH061578Y2 (ja)

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JPH0199876U JPH0199876U (ja) 1989-07-04
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