JPH06157723A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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JPH06157723A
JPH06157723A JP34138592A JP34138592A JPH06157723A JP H06157723 A JPH06157723 A JP H06157723A JP 34138592 A JP34138592 A JP 34138592A JP 34138592 A JP34138592 A JP 34138592A JP H06157723 A JPH06157723 A JP H06157723A
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利夫 塩原
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浩二 二ッ森
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一弘 新井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 エポキシ樹脂及び硬化剤を含有するエポキシ
樹脂組成物において、上記硬化剤の一部又は全部として
一般式(1)で表わされるシリコーン変性酸無水物の1
種又は2種以上を使用することを特徴とするエポキシ樹
脂組成物。 【効果】 本発明のエポキシ樹脂組成物は、曲げ強度、
曲げ弾性率等の機械的強度を低下させることなく、しか
も低膨張係数で低応力性に優れており、耐クラック性が
良好である。このシリコーン変性酸無水物は概して室温
で液状で低粘度であるため、エポキシ樹脂組成物を高粘
度化させることはなく、極めて良好な流動性を与える。
更に、シリコーン化合物を単独で添加するのと異なり、
シリコーンが分子骨格の中に取り込まれているため、硬
化物表面へのブリードはなく、外観良好で金型汚れなど
の成形作業性にも優れている。 (但し、式中Rは下記式(2) で示される基を示す。Rは水素原子、置換もしくは非
置換の一価炭化水素基、水酸基、アルコキシ基、アルケ
ニルオキシ基より選択される同一又は異種の基を示す。
a,bは、0<a<3,0<b<2.5,0<a+b≦
3を満足する正数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス転移温度が大き
く低下することもなく、良好な耐熱性を有すると共に、
機械的特性も良好で、耐クラック性に優れた硬化物を与
えるエポキシ樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】エポキ
シ樹脂とその硬化剤とを含むエポキシ樹脂組成物は、一
般に他の熱硬化性樹脂に比べて成形性、接着性、電気特
性、機械的特性、耐湿性等に優れているため、各種成形
材料、粉体塗装材料、電気絶縁材料などとして広く利用
され、特に最近においては半導体の封止材として使用さ
れている。
【0003】この場合、エポキシ樹脂の硬化剤として
は、アミン類及びポリアミド類、酸及び酸無水物類、フ
ェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、イミダゾー
ル化合物などが用いられているが、中でも酸無水物系硬
化剤は、電気絶縁用を中心として広く用いられ、エポキ
シ樹脂の硬化剤としては、アミン系、ポリアミド系に次
いで重要な位置を占めているといえる。また、半導体封
止用エポキシ樹脂組成物の硬化剤としては、耐湿性、耐
熱性、電気特性、機械的特性、作業性など、総合的に優
れたフェノール樹脂が多用されているが、エポキシ樹脂
組成物に室温で流動性が要求されるような場合、例えば
キャスティングやポッテングによるCOB,TAB,フ
リップチップ等の半導体素子の封止、或いは接着剤やコ
ーティング剤としての用途には、アミン系、フェノール
系に比べて低粘度になり得る酸無水物系硬化剤が好適で
ある。
【0004】しかしながら、一般に従来のエポキシ樹脂
組成物は硬化時に生ずる内部応力のためクラックが入
り、そのため成形、塗装面やコーティング面の外観が損
なわれたり、半導体等の素子や装置に欠陥を生じさせる
ものが多い。
【0005】従来、このようなクラックの問題点を解決
するため、エポキシ樹脂組成物にシリコーン類を添加す
ることにより、内部応力の低減を計る方法が種々提案さ
れている。
【0006】しかし、非反応性のシリコーン類、例えば
有機官能基を持たないジメチルシリコーンオイルやフェ
ニルメチルシリコーンオイルをエポキシ樹脂組成物中に
直接添加する場合には、硬化性エポキシ樹脂とシリコー
ン類とは一般的に相溶性が低いため、エポキシ樹脂硬化
物中へのミクロ分散が困難になり、表面へのブリードを
招き、硬化物の外観不良となることがあり、また半導体
封止成形時にはバリ発生など、作業性を悪くすることも
あった。
【0007】このため、このような不都合なく耐クラッ
ク性を改善することが望まれており、酸無水物硬化タイ
プのエポキシ樹脂組成物についても同様の要求を満足さ
せる必要があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
ブリード等のおそれがなく、またガラス転移温度が大き
く低下することもなく、良好な耐熱性を有し、機械的特
性も良好である上、優れた耐クラック性を有する硬化物
を与えるエポキシ樹脂組成物を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記目的を達成すべく鋭意検討を行った結果、エポキシ
樹脂の硬化剤として下記一般式(1)で表わされるシリ
コーン変性酸無水物を使用することが有効であることを
知見した。
【0010】
【化2】
【0011】即ち、上記式(1)のシリコーン変性酸無
水物は、例えばアルケニル基含有酸無水物と≡SiH基
を含有するオルガノポリシロキサンを付加反応すること
によって得ることができるが、このようにして得られる
シリコーン変性酸無水物は、アルケニル基と≡SiH基
との付加反応によって酸無水物と結合していない遊離の
シリコーンを殆んど含まないものであり、このためシリ
コーンのブリード等のおそれが少ない上、≡SiH基含
有オルガノポリシロキサンとして直鎖状及び環状のいず
れのものも使用でき、しかもこれらオルガノポリシロキ
サンは概して低粘度液状であり、これらオルガノポリシ
ロキサンを適宜選定することにより、要求に応じたシリ
コーン変性酸無水物を得ることができると共に、これら
シリコーン変性酸無水物をエポキシ樹脂の硬化剤として
用いることにより、上述のようにブリード等の不都合な
くエポキシ樹脂硬化物の低応力化が達成でき、しかもこ
の場合この硬化物はガラス転移温度の低下もなく、曲げ
強度を低下させずに曲げ弾性率を減少させることもで
き、低膨張係数である上、成形時の変形量も少ないもの
であることを知見した。
【0012】また、式(1)のシリコーン変性酸無水物
を透明性エポキシ樹脂の硬化剤として用い、光透過性エ
ポキシ樹脂組成物を形成した場合、光透過率に優れた硬
化物を与えることを知見した。
【0013】即ち、最近においては、各種表示光源や数
字表示素子、光センサーとして光半導体装置が、性能、
耐久性に優れ、消費電力が少ないなどの利点から、広く
用いられるようになっている。このような光半導体装置
は、半導体素子を湿気、熱、振動、衝撃などの外的環境
から保護するために、一般に酸無水物硬化エポキシ樹脂
による封止が行われているが、一般に用いられているエ
ポキシ樹脂による封止では、硬化時及び冷却時に生じる
内部応力により発光素子の輝度(発光効率)が通電によ
り著しく低下していくという問題があった。この場合、
内部応力の低減法として、上述したようにシリコーン類
をエポキシ樹脂組成物に直接添加する方法が知られてい
るが、エポキシ樹脂硬化体とシリコーン類の相溶性を溶
解性パラメータから考えると、一般的に前者は約11で
あるのに対して後者は約8であるため相溶性は良くな
い。従って、該手法を採用した場合には、硬化時にエポ
キシ樹脂中でシリコーン化合物がミクロ相分離を起こ
し、いわゆる海島構造をとるため、硬化体に低応力性を
付与することができるが、一方でこのような非相溶系は
硬化体に濁りを生じ、透明性を著しく損なうため、光半
導体封止用としては好適ではない。
【0014】これに対し、上記式(1)のシリコーン変
性酸無水物を用いる場合には、上述したように低応力化
が達成し得る上、透明性エポキシ樹脂との相溶性が良好
であるため、その硬化物が優れた透明性を有すると共
に、その透明性を維持し得ることを知見したものであ
る。
【0015】従って、本発明は、エポキシ樹脂と硬化剤
とを含むエポキシ樹脂組成物において、硬化剤の一部又
は全部として上記式(1)のシリコーン変性酸無水物の
1種又は2種以上を使用したことを特徴とするエポキシ
樹脂組成物を提供する。
【0016】以下、本発明について更に詳しく説明す
る。本発明のエポキシ樹脂組成物において、エポキシ樹
脂としては1分子中に2個以上のエポキシ基を有するも
のであればいずれのものでもよく、分子構造、分子量な
どに特に制限はなく、従来から知られている種々のもの
を使用することができる。例えば、エピクロルヒドリン
とビスフェノールをはじめとする各種ノボラック樹脂か
ら合成されるエポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂あるい
は塩素や臭素原子等のハロゲン原子を導入したエポキシ
樹脂等を挙げることができる。これらの中では置換及び
非置換のノボラック型エポキシ樹脂並びにビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂が好ましく用いられる。
【0017】この場合、エポキシ樹脂組成物を光透過性
とするためには、透明性エポキシ樹脂が使用される。こ
こで、透明性エポキシ樹脂とは、ミクロゲルのような異
物による濁りや著しい着色により使用する波長領域の光
透過が阻害されることのないエポキシ樹脂であり、具体
的には厚み1mm相当で、600nmの波長に対して分
光光度計における光透過率が80〜100%の場合をい
う。このような透明性エポキシ樹脂としてはビスフェノ
ール型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂が特に透明性
に優れており、エポキシ当量100〜1000で、室温
で液体状態のもの(粘度25℃で300ポイズ以下)及
び固体状態のもの(軟化点120℃以下)が好適であ
る。
【0018】なお、本発明においては、必要によりモノ
エポキシ化合物を配合することができる。このモノエポ
キシ化合物としてはスチレンオキシド、シクロヘキセン
オキシド、プロピレンオキシド、メチルグリシジルエー
テル、エチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジル
エーテル、アリルグリシジルエーテル、オクチレンオキ
シド、ドデセンオキシドなどが例示される。
【0019】本発明のエポキシ樹脂組成物、硬化剤とし
て下記式(1)で示されるものを使用する。
【0020】
【化3】
【0021】ここで、非置換の一価炭化水素基としては
炭素数1〜10、特に1〜7のもの、例えばメチル基、
エチル基、フェニル基、ベンジル基などが挙げられ、置
換一価炭化水素基としては炭素数1〜10、特に1〜6
のクロロプロピル基、クロロメチル基、グリシジルプロ
ピル基などが挙げられ、アルコキシ基としては炭素数1
〜6、特に1〜2のメトキシ基、エトキシ基などが挙げ
られ、アルケニルオキシ基としては炭素数2〜8、特に
2〜4のイソプロペニルオキシ基、イソブテニルオキシ
基などが挙げられる。
【0022】特に、上記一般式(1)の化合物として
は、下記式(3),(4)で示される化合物が挙げられ
る。
【0023】
【化4】 (但し、式中RはR1又はR2を示すが、Rのうちの少な
くとも1つはR1である。nは0≦n≦100、より好
ましくは8≦n≦68を満足する整数である。)
【0024】なお、上記式(3)の化合物としては、下
記式(3’)のものが好ましい。
【0025】
【化5】 (式中、xは0以上の整数、yは0以上の整数で、x+
y=nである。)
【0026】
【化6】 (但し、式中RはR1又はR2を示し、k,mは1≦k≦
8、0≦m≦7を満足する整数である。)
【0027】上記式(1)のシリコーン変性酸無水物
は、下記式(6)のアルケニル基含有酸無水物と下記式
(5)で表わされる有機ケイ素化合物との付加体であ
り、この場合この有機ケイ素化合物はその≡SiH基が
上記酸無水物のアルケニル基に付加したものである。
【0028】
【化7】 (R2,a,bは上記と同様の意味を示す。)
【0029】
【化8】 なお、上記式(2)の有機ケイ素化合物としては、下記
に示すものが例示されるが、無論これらの化合物に限定
されるものではない(Meはメチル基を示す)。
【0030】
【化9】
【0031】なお、上述したアルケニル基含有酸無水物
と有機ケイ素化合物とを付加反応させるに際しては、従
来公知の付加触媒、例えば塩化白金酸のような白金系触
媒を使用することができる。また、溶媒としては、ベン
ゼン、トルエン、メチルイソブチルケトン等の不活性溶
媒を用いることが好ましい。反応温度は特に制限されな
いが、60〜120℃とすることが好ましく、反応時間
は通常30分〜10時間である。更に、アルケニル基含
有酸無水物と有機ケイ素化合物とは、アルケニル基の当
量をA、有機ケイ素化合物中の≡SiH基の当量をBと
した場合、0.1≦B/A≦2の割合で反応させること
が好ましい。更に望ましくは0.8≦B/A≦1.2で
ある。0.1未満では未反応で残存するアルケニル基含
有酸無水物が多いため、反応後除去するのに多大な労力
を必要とし、一方2を越える場合には、未反応の有機ケ
イ素化合物を除去できない場合が生じる。
【0032】本発明は、このように硬化剤として式
(1)で表わされるシリコーン変性酸無水物の1種又は
2種以上を使用するものであるが、必要により他の硬化
剤と併用することもできる。他の硬化剤としては、従来
公知の酸無水物系硬化剤、フェノールノボラック硬化
剤、アミン系硬化剤などが挙げられる。酸無水物系硬化
剤としてはテトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無
水フタル酸、トリメリット酸無水物等が例示され、フェ
ノールノボラック硬化剤としては例えばフェノールノボ
ラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、フェノールア
ラルキル樹脂などの1分子中に2個以上の水酸基を有す
るものが挙げられ、アミン系硬化剤としてはジアミノジ
フェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、メタフ
ェニレンジアミン等が挙げられるが、これらの中で、酸
無水物系硬化剤が上記式(1)のシリコーン変性酸無水
物との相溶性が良好で、安定した特性を持ち、作業性も
良好であるため、併用するのに好適である。特に、光透
過性エポキシ樹脂組成物の調製に際し、他の硬化剤を併
用する場合には、この酸無水物系硬化剤を使用すること
が好適である。なおこの場合、この他の酸無水物として
は分子量140〜200程度のものが好ましく用いら
れ、例えばヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無
水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチル
テトラヒドロ無水フタル酸などの無色ないし淡黄色のも
のが挙げられる。
【0033】本発明において、硬化剤の配合量は、エポ
キシ樹脂100重量部に対して式(1)のシリコーン変
性酸無水物を好ましくは20〜500重量部、より好ま
しくは40〜200重量部配合するとよい。
【0034】硬化剤としての酸無水物の配合量が上記範
囲からはずれた場合には十分な硬化反応が進行せず、耐
熱性、機械的強度、電気特性、耐湿性などが低下してエ
ポキシ樹脂硬化体としての特性のバランスが崩れる場合
が生じる。
【0035】なお、一般式(1)を混合物で使用する場
合の混合比は任意である。また、シリコーン変性酸無水
物と併用する他の酸無水物の配合量は、シリコーン変性
酸無水物100重量部に対して500重量部以下が好ま
しく、500重量部を越えると硬化体の低応力性が十分
に発揮されない可能性がある。
【0036】本発明のエポキシ樹脂組成物には、硬化促
進剤を配合することができる。硬化促進剤としては一般
的にエポキシ樹脂の硬化に用いられているものが好まし
く、3級アミン類、イミダゾール類、有機りん化合物類
が挙げられる。具体的にはN,N’−ジメチルベンジル
アミン、1−メチル−2−エチルイミダゾール、トリシ
クロヘキシルホスフィンなどが硬化体の着色が少なく、
好適である。配合量としては、エポキシ樹脂と硬化剤と
の合計量100重量部に対して好ましくは0.01〜1
0重量部、より好ましくは0.1〜5重量部が適当であ
る。上記の範囲の配合量からはずれると、硬化不良を生
じたり、あるいは高粘度化して作業性が悪化したり、保
存安定性が低下するなどの不都合が生じる場合がある。
【0037】更に、本発明のエポキシ樹脂組成物には、
無機質充填剤を配合することができる。無機質充填剤と
しては、例えば結晶性シリカ、非結晶性シリカ等の天然
シリカ、合成高純度シリカ、合成球状シリカ、タルク、
マイカ、窒化ケイ素、ボロンナイトライド、アルミナな
どから選ばれる1種又は2種以上を使用することができ
る。その配合量は適宜選定されるが、半導体封止用とし
てはエポキシ樹脂と硬化剤との総量100重量部に対し
50〜1000重量部、特に250〜750重量部とす
るのが通常である。
【0038】本発明の組成物は、更に必要によりその目
的、用途などに応じ、各種の添加剤を配合することがで
きる。例えば、ワックス類、ステアリン酸などの脂肪酸
及びその金属塩などの離型剤、カーボンブラックなどの
顔料、染料、難燃化剤、カップリング剤、変色防止剤、
可視光カット剤、その他の添加剤を配合することは差し
支えない。
【0039】本発明の組成物は、上述した成分の所定量
を均一に撹拌、混合し、予め70〜90℃に加熱してあ
るニーダー、ロール、エクストルーダーなどで混合、冷
却し、粉砕するなどの方法で得ることができる。なお、
成分の配合順次には特に制限はない。この場合、本発明
の組成物を光透過性とする際は、高透明性を発揮させる
ために、エポキシ樹脂組成物の一部又は全部が固形であ
るときは必要とする全成分又はその一部と予め加熱溶融
してから混合することが効果的であり、あるいは溶媒中
に溶解してから均一に混合し、次いで溶剤をストリップ
する方法も採用し得る。
【0040】本発明のエポキシ樹脂組成物は、成形材
料、粉体塗装材料として好適に使用し得る他に、IC,
LSI,トランジスタ,サイリスタ,ダイオード等の半
導体装置の封止用、プリント回路板の製造などにも有効
に使用できる。
【0041】なお、半導体装置の封止を行う場合は従来
より採用されている成形法、例えばトランスファ成形、
インジェクション成形、ポッティング成形、キャスティ
ング成形などを採用して行うことができる。
【0042】なお、本発明組成物を光透過性エポキシ樹
脂組成物として調製することにより、光半導体の封止用
として好適に使用でき、室温で液状ならばポッティング
法、キャスティング法などの成形方法、室温で固形なら
ばトランスファ成形、インジェクション成形を採用する
ことができる。
【0043】この場合、成形温度は80〜180℃、ポ
ストキュアーは100〜180℃で2〜16時間行うこ
とが好ましい。
【0044】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂組成物は、シリコ
ーン変性酸無水物を必須成分として含有させることによ
り、曲げ強度、曲げ弾性率等の機械的強度を低下させる
ことなく、しかも低膨張係数でガラス転移温度を低下さ
せることがないため低応力性に優れており、耐クラック
性が良好である。また、このシリコーン変性酸無水物は
概して室温で液状で低粘度であるため、エポキシ樹脂組
成物を高粘度化させることはなく、極めて良好な流動性
を与える。そして、このエポキシ樹脂組成物は、エポキ
シ樹脂の選択により液体状態又は固体状態のいずれの形
態もとることが可能であり、用途が広い。更に、シリコ
ーン化合物を単独で添加するのと異なり、シリコーンが
分子骨格の中に取り込まれているため、硬化物表面への
ブリードはなく、外観良好で金型汚れなどの成形作業性
にも優れている。
【0045】また、本発明の組成物を光透過性とした光
透過性エポキシ樹脂組成物は、前記のようなシリコーン
変性酸無水物を酸無水物硬化剤の必須成分として含有
し、相溶性が良好であるため、硬化体は透明性に優れ、
光半導体装置は硬化体が機械的強度を維持しつつ低弾性
化されて低応力性に優れたものとなる。また、上述した
ようにこのシリコーン変性酸無水物は概して室温で液体
状態であるため、上記エポキシ樹脂組成物は、透明性エ
ポキシ樹脂の選択により液体状態又は固体状態のいずれ
の形態も取ることが可能で、キャスティング、ポッティ
ング又はトランスファ成形などといった種々の封止方法
を行うことができる。
【0046】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。まず、実施例の説明に先立ち、シリコーン
変性酸無水物の製造例を示す。
【0047】〔製造例1〕リフラックスコンデンサー、
温度計、撹拌機及び滴下ロートを具備した内容積2リッ
トルの四口フラスコを反応装置として使用し、四口フラ
スコ内に下記式(I)で表わされる酸無水物100gと
溶剤としてトルエン448gを入れ、共沸脱水した後、
塩化白金酸系触媒(信越化学PL−50T)0.1gを
加え、撹拌機で撹拌しながら112℃の温度で滴下ロー
トにて下記平均組成式(II)で表わされる有機ケイ素
化合物123.4gを30分間滴下し、更に同温度で5
時間撹拌を継続した。こうして得られた生成物から未反
応の酸無水物及び溶剤を減圧下で溜去して、目的とする
シリコーン変性酸無水物192gを得た。このシリコー
ン変性酸無水物の外観は淡黄色透明の液体であった。I
R分析、NMR分析、GPC分析及び元素分析の結果よ
り、このシリコーン変性酸無水物は下記構造式(II
I)を有しているものであることが認められた。
【0048】
【化10】
【0049】〔製造例2〕製造例1と同様な手法によ
り、下記式(I)で表わされる酸無水物100gと下記
平均組成式(IV)で表わされる有機ケイ素化合物15
9.0gより、淡黄色透明の液状物質142gを得た。
製造例1と同様の分析により、このシリコーン変性酸無
水物は下記構造式(V)を有しているものであることが
認められた。
【0050】
【化11】
【0051】〔製造例3〕製造例1と同様な手法によ
り、下記式(I)で表わされる酸無水物100gと下記
平均組成式(VI)で表わされる有機ケイ素化合物7
0.0gより、淡黄色透明の液状物質56gを得た。製
造例1と同様の分析により、このシリコーン変性酸無水
物は下記構造式(VII)を有していることが認められ
た。
【0052】
【化12】
【0053】〔製造例4〕製造例1と同様な手法によ
り、下記式(I)で表わされる酸無水物48gと下記平
均組成式(VIII)で表わされる有機ケイ素化合物5
6.5gより、淡黄色透明の液状物質63.8gを得
た。製造例1と同様の分析により、このシリコーン変性
酸無水物は下記構造式(IX)を有していることが認め
られた。
【0054】
【化13】
【0055】〔製造例5〕製造例1と同様な手法によ
り、下記式(I)で表わされる酸無水物50gと下記平
均組成式(X)で表わされる有機ケイ素化合物67.8
gより、淡黄色透明の半固形状物質50.8gを得た。
製造例1と同様の分析により、このシリコーン変性酸無
水物は下記構造式(XI)を有していることが認められ
た。
【0056】
【化14】
【0057】〔製造例6〕製造例1と同様な手法によ
り、下記式(I)で表わされる酸無水物90gと下記平
均組成式(XII)で表わされる有機ケイ素化合物5
1.5gより、淡黄色透明の液状物質84.7gを得
た。製造例1と同様の分析により、このシリコーン変性
酸無水物は下記構造式(XIII)を有していることが
認められた。
【0058】
【化15】
【0059】〔製造例7〕製造例1と同様な手法によ
り、下記式(I)で表わされる酸無水物54gと下記平
均組成式(XIV)で表わされる有機ケイ素化合物2
5.9gより、淡黄色透明の液状物質49gを得た。製
造例1と同様の分析により、このシリコーン変性酸無水
物は下記構造式(XV)を有していることが認められ
た。
【0060】
【化16】
【0061】〔製造例8〕製造例1と同様な手法によ
り、下記式(I)で表わされる酸無水物82gと下記平
均組成式(XVI)で表わされる有機ケイ素化合物1
5.3gより、淡黄色透明の液状物質51.8gを得
た。製造例1と同様の分析により、このシリコーン変性
酸無水物は下記構造式(XVII)を有していることが
認められた。
【0062】
【化17】
【0063】〔製造例9〕製造例1と同様の手法によ
り、下記式(I)で表わされる酸無水物64gと下記平
均組成式(XIX)で表わされる有機ケイ素化合物10
0.0gより、淡黄色透明の液状物質142gを得た。
製造例1と同様の分析により、このシリコーン変性酸無
水物は下記構造式(XX)を有していることが認められ
た。
【0064】
【化18】
【0065】〔製造例10〕製造例1と同様の手法によ
り、下記式(I)で表わされる酸無水物74gと下記平
均組成式(XXI)で表わされる有機ケイ素化合物8
0.0gより、淡黄色透明の液状物質129gを得た。
製造例1と同様の分析により、このシリコーン変性酸無
水物は下記構造式(XXII)を有していることが認め
られた。
【0066】
【化19】
【0067】〔実施例1〜15、比較例1〜2〕エポキ
シ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名
エピコート828,エポキシ当量190,25℃の粘度
135ポイズ,油化シェルエポキシ社製)及び脂環式エ
ポキシ樹脂(商品名アラルダイトCY179,エポキシ
当量137,25℃の粘度4ポイズ,チバガイギー社
製)、硬化剤として製造例で得られた各種シリコーン変
性酸無水物及びメチルヘキサヒドロ無水フタル酸(商品
名リカシッドMH−700,中和価685mgKOH/
g,25℃の粘度0.6ポイズ,新日本理化社製)、硬
化促進剤として1−メチル−2−エチルイミダゾール
(商品名キュアゾール1M2EZ,室温で低粘度液状,
四国化成工業社製)、黒色顔料としてカーボンブラック
(商品名デンカブラック,電気化学工業社製)、カップ
リング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン(商品名KBM403E,信越化学工業社製)、
無機質充填剤として平均粒径15μmの溶融シリカをそ
れぞれ使用し、表1,2に示すエポキシ樹脂組成物を製
造した。
【0068】次に、これらの組成物を硬化し、下記方法
によりガラス転移温度、機械的強度、ヒートサイクル不
良率を評価した。結果を表1,2に併記する。なお、硬
化は100℃,2時間、次いで150℃,4時間のステ
ップキュアとした。また、成形はキャスティングにより
行った。ガラス転移温度 5×5×15mmの試験片を作成し、ディラトメーター
により毎分5℃の速さで昇温させて測定した。機械的強度(曲げ強度及び曲げ弾性率) JIS−K6911に準じて10×4×100mmの抗
折棒を作成して測定した。ヒートサイクル不良率 図1のようにガラスエポキシ樹脂板1上に3×3×0.
4mmのシリコンチップ2を貼りつけた後、チクソトロ
ピー性を有するダム材3を塗布して熱硬化させた。この
場合、ダム材3としては上記組成物にさらにアエロジル
シリカ3重量部を添加したものを使用して、150℃で
1時間の条件で高さ1mmになるように熱硬化させた。
次いで、ダム材3により作られたキャビティー4へキャ
スティングにより実施例及び比較例の各組成物を充填硬
化させて試験片を得た。この試験片を30個用意し、−
50℃,30分/+150℃,30分の条件でヒートサ
イクル試験を行い、50サイクル後のパッケージクラッ
クの割合を不良率とした。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】以上の試験結果より、本発明のエポキシ樹
脂組成物(実施例1〜15)は、その硬化物がシリコー
ンの導入によりガラス転移温度の大きな低下もなく、耐
熱性の良好なものであった。また、機械的特性も良好
で、曲げ強度を低下させずに曲げ弾性率を減少させるこ
とができ、しかも低応力化によりヒートサイクルのパッ
ケージクラックを効果的に抑制することができ、硬化物
の低応力化を十分に達成することができた。それに対
し、比較例1,2のシリコーン変性酸無水物を含有しな
い組成物から得られる硬化物は硬くて脆いため、ヒート
サイクルによりパッケージクラックが著しく生じてい
た。
【0072】〔実施例16〜27、比較例3〜4〕透明
性エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹脂
(商品名エピコート828,エポキシ当量190,25
℃の粘度135ポイズ,油化シェルエポキシ社製)及び
脂環式エポキシ樹脂(商品名アラルダイトCY179,
エポキシ当量137,25℃の粘度4ポイズ,チバガイ
ギー社製)、酸無水物硬化剤として製造例で得られた各
種シリコーン変性酸無水物及びメチルヘキサヒドロ無水
フタル酸(商品名リカシッドMH−700,中和価68
5mgKOH/g,25℃の粘度0.6ポイズ,新日本
理化社製)、硬化促進剤として1−メチル−2−エチル
イミダゾール(商品名キュアゾール1M2EZ,室温で
低粘度液状,四国化成工業社製)、変色防止剤として還
元性有機りん化合物(商品名HCA,三光化学社製)、
カップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン(商品名KBM403E,信越化学工業社
製)をそれぞれ使用し、表3,4に示す光透過性エポキ
シ樹脂組成物を製造した。
【0073】次に、これらの組成物を実施例1と同様に
して硬化し、ガラス転移温度、機械的強度、ヒートサイ
クル不良率を評価すると共に、下記方法により光透過率
を測定した。結果を表3,4に併記する。光透過率 10×50×1mmの試験片を作成し、吸光光度計を用
いて、光路長1mmの光透過率を589nmの波長光で
測定した。
【0074】
【表3】
【0075】
【表4】
【0076】以上の試験結果より、本発明の光透過性エ
ポキシ樹脂組成物(実施例16〜27)は、その硬化体
がシリコーンの導入によりガラス転移温度を大きく低下
することもなく、高い光透過率を有するものであった。
また、機械的特性も良好で、曲げ強度を低下させずに曲
げ弾性率を減少させることができ、低応力化によりヒー
トサイクルのパッケージクラックを効果的に抑制するこ
とができた。それに対し、比較例3,4のシリコーン変
性酸無水物を含有しない組成物の硬化体は、硬くて脆い
ため、ヒートサイクルによりパッケージクラックが著し
く生じていた。従って、本発明の光透過性エポキシ樹脂
組成物は従来の課題となっていた硬化体の低応力化を十
分に達成することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒートサイクル不良率の測定に用いた試験片の
平面図である。
【図2】同試験片の断面図である。
【符号の説明】
1 ガラスエポキシ樹脂 2 シリコンチップ 3 ダム材 4 キャビティ
フロントページの続き (72)発明者 新井 一弘 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 井野 茂樹 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ樹脂及び硬化剤を含有するエポ
    キシ樹脂組成物において、上記硬化剤の一部又は全部と
    して下記一般式(1)で表わされるシリコーン変性酸無
    水物の1種又は2種以上を使用することを特徴とするエ
    ポキシ樹脂組成物。 【化1】
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011001424A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 電気機器用絶縁注型樹脂及びこれを用いた高電圧電気機器
JP2013018888A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Hitachi Chemical Co Ltd エポキシ樹脂硬化剤、エポキシ樹脂組成物及び光半導体装置
JP2016079129A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 日本化薬株式会社 カルボン酸無水物基含有環状シロキサン化合物、それを含有するエポキシ樹脂組成物とその硬化物
CN113321784A (zh) * 2021-05-18 2021-08-31 张家港衡业特种树脂有限公司 一种有机硅增韧环氧固化剂的制备方法

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