JPH0615767U - 弁付塗布具 - Google Patents
弁付塗布具Info
- Publication number
- JPH0615767U JPH0615767U JP7442192U JP7442192U JPH0615767U JP H0615767 U JPH0615767 U JP H0615767U JP 7442192 U JP7442192 U JP 7442192U JP 7442192 U JP7442192 U JP 7442192U JP H0615767 U JPH0615767 U JP H0615767U
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- Japan
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- valve
- applicator
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】塗布液の流出量の調節を容易にでき、且つ、塗
布液の流出応答性の悪化や流出量の低下を防止する弁付
塗布具を提供する。 【構成】 撹拌体(3)を放置した塗布液室(2)を内
部に有する可撓性材よりなる本体(1)と、該本体先部
に固着した先体(5)と、弾撥体(7)により前方に付
勢し先体内面とで弁機構を構成するとともにその先端を
先体(5)先端より突出させた塗布体(6)とよりなる
弁付塗布具にあって、前記弁機構は、先体(5)の先部
内面に形成した座部(5b)と、塗布体(6)の先部に
形成した弁部(6a)とで構成し、この弁機構の後方
に、前記先体(5)の座部(5b)の後方に連設した直
線状内孔部(5f)と、前記塗布体(6)の弁部(6
a)の後方に連設した直線状円筒部(6d)とにより直
管状の微小間隙部(9)を形成してなり、ここで、前記
直線状内孔部(5f)の後端と前記直線状円筒部(6
d)の先端との距離が前記塗布体(6)の前記先体
(5)先端よりの突出長さと略等しい。
布液の流出応答性の悪化や流出量の低下を防止する弁付
塗布具を提供する。 【構成】 撹拌体(3)を放置した塗布液室(2)を内
部に有する可撓性材よりなる本体(1)と、該本体先部
に固着した先体(5)と、弾撥体(7)により前方に付
勢し先体内面とで弁機構を構成するとともにその先端を
先体(5)先端より突出させた塗布体(6)とよりなる
弁付塗布具にあって、前記弁機構は、先体(5)の先部
内面に形成した座部(5b)と、塗布体(6)の先部に
形成した弁部(6a)とで構成し、この弁機構の後方
に、前記先体(5)の座部(5b)の後方に連設した直
線状内孔部(5f)と、前記塗布体(6)の弁部(6
a)の後方に連設した直線状円筒部(6d)とにより直
管状の微小間隙部(9)を形成してなり、ここで、前記
直線状内孔部(5f)の後端と前記直線状円筒部(6
d)の先端との距離が前記塗布体(6)の前記先体
(5)先端よりの突出長さと略等しい。
Description
【0001】
本考案は、修正液、インキ、化粧液などの塗布液を収容した弁付塗布具に関す る。特に、修正液のように多量の固化成分を、揮発性の高い溶剤に分散した塗布 液を収容したものに好適である。
【0002】
従来、弁付塗布具として、本体を可撓性材より形成し、使用時、先体先端より 突出する塗布体(合成樹脂製であって、中間部より後方部において弾性を有する スパイラル状部を有している)の先端を塗布面に押圧して塗布体と先体内面とで 構成した弁機構を開放し、この状態で可撓性材よりなる本体を押圧することによ り先体先端開口より流出する塗布液の流出量を調節するようにしたものが知られ ている。
【0003】
上記弁付塗布具は、塗布液の流出量の調節が塗布面に対する塗布体先端の押圧 加減および本体の押圧加減によるものであったため、外温が上昇すると塗布液室 内が加圧状態となって開弁時多量の塗布液が瞬時に流出したり、使用時において も体温が伝わるため塗布液を適量流出させるための本体の押圧調節が困難である といった問題点が残されていた。こういった問題点を解消するためには、先体先 端開口の開口量を微小にすればよいと考えられるが、開口量を微小にすると塗布 液を流出させるために多大な本体押圧力を必要とするばかりでなく、押圧時の塗 布液の流出応答性が悪くなったり、流出不足によりカスレなどの現象が発生する という問題があった。そこで、弁機構の後方に微小間隙よりなる塗布液の流出量 調整部を設けることが考えられるが、弁機構の後方とは言え微小間隙では、塗布 液の乾燥固化もそれだけ生じやすい。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、撹拌体を放置した塗布液室を内部に有する可撓性材よりなる本体と 、該本体先部に固着した先体と、弾撥体により前方に付勢し先体内面とで弁機構 を構成するとともにその先端を先体先端より突出させた塗布体とよりなる弁付塗 布具にあって、前記弁機構は、先体の先部内面に形成した座部と、塗布体の先部 に形成した弁部とで構成し、この弁機構の後方に、前記先体の座部の後方に連設 した直線状内孔部と、前記塗布体の弁部の後方に連設した直線状円筒部とにより 直管状の微小間隙部を形成してなる弁付塗布具を要旨とする。
【0005】
以下に本考案を添付図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。 参照符号1は可撓性材からなる本体であって、この本体1は開口部1aと内部 に修正液、インキ、化粧液などを収納する塗布液室2を有しており、この塗布液 室2内には球体などの撹拌体3を移動自在に放置している。
【0006】 4は前記本体1の開口部1aに止着した筒体であって、該筒体4は、後述する 弾撥体7の後方受部と鍔部4aを有し、該鍔部4aの前端は、螺合、圧入、接着 等の適宜手段により本体1の先部に固定される後述する先体5の内面段部5aに より押圧され、鍔部4aの後端は、本体1の開口部1aの前端により押圧され、 これら前後方向の鍔部4aの挟圧によって、本体1と先体5との固定部分からの 塗布液の漏れを防止している。尚、該筒体4は、一体で形成しても、二部品で構 成するようにしてもよい。また、前記撹拌体3は該筒体4の後端開口部に座承さ れる大きさとなっている。
【0007】 6は先部に錐状の弁部6aを、その弁部6aの後方に直線状円筒部6bを連設 し、略中間部に鍔部6cと、後方に筒部6dを形成した塗布体であって、先体5 内に配置されている。この塗布体6は、その鍔部6cと前記筒体4との間に介装 したコイルスプリング等の弾撥体7により、前方に付勢されている。更に、塗布 体6は、その弁部6aを先体5の内面先部に形成した錐状の座部5b(弁部6a と座部5bとが適宜当接して弁機構を構成)に圧接し、先端を先体5の先端開口 5dより突出している。また、筒部6bを前記筒体4の開口部4bに遊挿してい る。
【0008】 8は前記塗布体6の筒部6bと筒体4の開口部4bとの間隙で形成した塗布液 の流通路である。第4図に示す如く、本例において、この流通路8の形状は環状 としたが、塗布体6の筒部6bに長手方向の溝を形成するようにしたり、筒体4 の開口部4bの内面に長手方向の溝を形成するようにするなど、流通路の形態は 種々変更可能なものである。更に、流通路8の位置についても、本例においては 本体1の開口部1a前端部近傍としたが、使用する塗布液の物性等に合わせて、 本例より塗布液室2側に位置させたり、先体5側に位置させたりすることもでき る。
【0009】 また、流通路8を筒体4と、移動自在に筒体4の開口部4bに遊挿した塗布体 6の筒部6bとにより構成しているのは、流通路8内に塗布液が固着することを 防止するための配慮であり、塗布液室2内に収納される塗布液の種類によっては 、筒体4の開口部4bを縮径することにより流通路8を形成するようにしてもよ い。
【0010】 9は先体5の座部5bの後方に連設した直線状内孔部5fと塗布体6の弁部6 aの後方に連設した直線状円筒部6dとの微小な間隙として形成され、且つ、前 記弁機構と連続する直管状の微小間隙部9である。ここで、図示のものは、前記 直線状内孔部5fの後端と直線状円筒部6dの前端との距離(M)が前記塗布体 6の先端の突出長さ(N)と略等しい長さとなっている(図2参照)が、適宜で あってよい。即ち、あまりに長すぎず、また、先体5の直線状内孔部5fに続く 後部の部分が充分な量の塗布液を溜める部分となっておればよい。
【0011】 10は前記塗布体6の鍔部6cと、この鍔部6cと対峙する先体5の中間部内 面5gとの間隙で形成した間隙部である。この間隙部10と前記直管状の微小間 隙部9との間の先体5内には小室5cが形成されており、間隙部10及び前記直 管状の微小間隙部9は小室5cと連通するようなっている。
【0012】 11はキャップであって、11aはキャップ開口部内面に形成したリブであり 、先体5の後部外面に形成したリブ5e及び本体1の後部外面に形成したリブ1 bと嵌合止着し得るものである。
【0013】 以上において、流通路8や間隙部10も適度の調節量で塗布液の流出量を調節 するものであって良い。
【0014】 使用時、本体1を下向きにして上下に振り、塗布液室2内の塗布液を撹拌体3 により撹拌した後、先体5先端より突出する塗布体6の先端を塗布面に当接させ 、弾撥体7の弾撥力に抗して押圧すると弁機構(弁部6aと座部5bとの適宜な 当接によって構成される)が開放する。そして本体1を押圧すると、塗布液室2 内の塗布液は流通路8、弾撥体7の位置する先体5内を通り、間隙部10より小 室5c内に供給される。弁機構を開放した状態でも、前記直線状内孔部5fと直 線状円筒部6dとは重なりあっている部分があるため、上記小室5c内に供給さ れた塗布液は、流出量が調節され、座部と弁部との間に形成した空間部に適量流 出する。よって、塗布液はダイレクトに弁付塗布具外部に流出することがなく、 使用者の調節通り流出する。また、長期間放置した後でも、直管状の微小間隙部 9には後部の塗布液を溜める部分からの塗布液が連続しているので、該微小間隙 部9における乾燥固化は抑制され、しかも、直管状であるため、仮に、乾燥固化 しても後部に排出容易である。
【0015】
本考案に係る弁付塗布具は以上説明したような構成としたので、塗布液が直接 先体の先端開口より流出せず、直管状の微小間隙部により調節されつつ先体の先 端開口に流出するので、開弁時本体の押圧により塗布液の流出量の調節を容易に でき、且つ、乾燥固化を充分に抑制できることとも相俟って塗布液の流出応答性 の悪化や流出量の低下を防止することができる。
【図1】 本考案の一実施例の縦断面図
【図2】 図1の要部拡大図
【図3】 図1のI−I線断面図
【図4】 図1のII−II線断面図
1 本体 2 塗布液室 3 撹拌体 5 先体 5b 座部 5c 小室 5g 中間部内面 6 塗布体 6a 弁部 6c 鍔部 7 弾撥体 9 直管状の微小間隙部 10 間隙部
Claims (1)
- 【請求項1】 撹拌体(3)を放置した塗布液室(2)
を内部に有する可撓性材よりなる本体(1)と、該本体
先部に固着した先体(5)と、弾撥体(7)により前方
に付勢し先体内面とで弁機構を構成するとともにその先
端を先体(5)先端より突出させた塗布体(6)とより
なる弁付塗布具にあって、前記弁機構は、先体(5)の
先部内面に形成した座部(5b)と、塗布体(6)の先
部に形成した弁部(6a)とで構成し、この弁機構の後
方に、前記先体(5)の座部(5b)の後方に連設した
直線状内孔部(5f)と、前記塗布体(6)の弁部(6
a)の後方に連設した直線状円筒部(6d)とにより直
管状の微小間隙部(9)を形成してなる弁付塗布具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7442192U JPH0615767U (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 弁付塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7442192U JPH0615767U (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 弁付塗布具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615767U true JPH0615767U (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=13546722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7442192U Pending JPH0615767U (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 弁付塗布具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615767U (ja) |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP7442192U patent/JPH0615767U/ja active Pending
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