JPH06157387A - メタノール/tert−ブチルアルコール再循環流から汚染性ペルオキシド類を接触的に除去する方法 - Google Patents

メタノール/tert−ブチルアルコール再循環流から汚染性ペルオキシド類を接触的に除去する方法

Info

Publication number
JPH06157387A
JPH06157387A JP5184702A JP18470293A JPH06157387A JP H06157387 A JPH06157387 A JP H06157387A JP 5184702 A JP5184702 A JP 5184702A JP 18470293 A JP18470293 A JP 18470293A JP H06157387 A JPH06157387 A JP H06157387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tert
methanol
peroxides
butyl alcohol
butyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5184702A
Other languages
English (en)
Inventor
John Ronald Sanderson
ジョン・ロナルド・サンダーソン
John F Knifton
ジョン・フレデリック・ナイフトン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Huntsman Corp
Original Assignee
Texaco Chemical Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Texaco Chemical Co filed Critical Texaco Chemical Co
Publication of JPH06157387A publication Critical patent/JPH06157387A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C41/00Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
    • C07C41/01Preparation of ethers
    • C07C41/09Preparation of ethers by dehydration of compounds containing hydroxy groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/74Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation
    • C07C29/88Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by treatment giving rise to a chemical modification of at least one compound
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C41/00Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
    • C07C41/01Preparation of ethers
    • C07C41/34Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C41/44Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatments giving rise to a chemical modification
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ペルオキシド類によって汚染されたメタノー
ル/tert−ブチルアルコール再循環流を、温度50〜2
50℃でペルオキシド分解触媒と接触させることを含む
方法であって、該触媒がチタニアに担持された遷移金属
であることを特徴とする方法。 【効果】 再循環流中に含まれる副生ペルオキシド類を
ほぼ完全に分解でき、該分解反応によって、再循環流中
のMTBE含有量が増加する。したがって、ペルオキシ
ド類の蓄積なしに、再循環流をMTBEの合成に利用で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペルオキシド類で汚染
されたメタノール/tert−ブチルアルコール(MeOH
/TBA)を接触的に精製する方法に関する。より詳細
には、本発明は、メタノールと、モリブデン触媒によっ
てプロピレンをtert−ブチルヒドロペルオキシドと反応
させて合成されたtert−ブチルアルコールとからメチル
−tert−ブチルエーテル(MTBE)を合成するときに
形成されたMeOH/TBA再循環流を精製する方法に
関する。本発明によって、ペルオキシド類によって汚染
されたMeOH/TBAは、かなり選択的に汚染性ペル
オキシド類を分解するために、酸化チタン(チタニア)
に担持された遷移金属と接触させられる。
【0002】
【従来の技術】MTBEは、tert−ブチルアルコールを
メタノールとの触媒反応によって合成することができ
る。通常、過剰のメタノールが用いられる。
【0003】tert−ブチルアルコールはイソブタンから
合成できる。イソブタンは、主としてtert−ブチルヒド
ロペルオキシドである酸素を含有する反応生成物を生成
するように、酸素と反応させることができる。tert−ブ
チルヒドロペルオキシドは、分解して(通通は触媒の存
在下に)tert−ブチルアルコールを形成できる。しか
し、該tert−ブチルアルコールは、tert−ブチルヒドロ
ペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、アリル
−tert−ブチルペルオキシドおよびイソプロピルヒドロ
ペルオキシドのような他の酸化された副生物で汚染さ
れ、それらは蒸留によっては容易に除去できない。この
方法によって合成されたtert−ブチルアルコールは、本
発明の供給原料として用いることができる。
【0004】モリブデン触媒によって、プロピレンをte
rt−ブチルヒドロペルオキシドと反応させることによっ
て、tert−ブチルアルコールを合成することができる。
たとえば、Kollarが開示したタイプの方法(米国特許第
3,351,635号明細書)によって、tert−ブチル
ヒドロペルオキシドをプロピレンと反応させて、未反応
プロピレン、プロピレンオキシド、tert−ブチルアルコ
ール、および残存量の、ジ−tert−ブチルペルオキシ
ド、tert−ブチルヒドロペルオキシドおよびアリル−te
rt−ブチルペルオキシドのような、反応混合物から回収
されるtert−ブチルアルコール中に溶解したまま残る酸
素化不純物を含む反応生成物を与える。この方法で合成
されたtert−ブチルアルコールもまた、本発明の方法の
供給原料として用いることができる。
【0005】このように、過剰のメタノールがこの汚染
されたtert−ブチルアルコールと混合されて形成された
反応媒体中には、汚染性ペルオキシド類が存在する。M
TBEを形成するように、この汚染されたtert−ブチル
アルコールを過剰のメタノールと触媒反応させて形成さ
れたMTBE反応生成物中にも、該汚染性ペルオキシド
類は残存するであろう。この方法による連続法でMTB
Eを合成したとき、MTBE反応生成物は、蒸留によっ
て、反応の間に形成された実質的にすべてのMTBEを
含有する留分と、水、メタノールおよびtert−ブチルア
ルコールを含む別の留分とに分けられる。この別の留分
は、脱水された後に、再循環画分として用いるのに適し
ている。
【0006】米国特許第4,822,921号明細書に
は、tert−ブチルアルコールとメタノールを、その上に
含浸させたリン酸を有するチタニアのような不活性担体
を含む触媒の存在下に反応させる、MTBEを製造する
方法が開示されている。
【0007】米国特許第4,827,048号明細書
は、tert−ブチルアルコールとメタノールを、チタニア
のような不活性担体上の、12−タングストリン酸また
は12−モリブドリン酸のようなヘテロポリ酸を含む触
媒の存在下に反応させる、MTBEを製造する方法を開
示している。
【0008】Sanderson らの米国特許第4,547,5
98号明細書は、有機ヒドロペルオキシドをアルコール
に分解するのに、担持されないホウ酸コバルトおよび酸
化チタンに担持されたホウ酸コバルトの使用を開示して
いる。たとえば、Coile の米国特許第4,059,59
8号明細書に見られるように、酸化銅助触媒を含有す0
不均一系酸化コバルト触媒を用いて、tert−ブチルアル
コールから残存するヒドロペルオキシド汚染物を除くこ
とも提案されている。Allison らは米国特許第3,50
5,360号明細書において、IV−A族、V−A族また
はVI−A族金属の金属または化合物をベースにする触媒
を用いて、アルケニルヒドロペルオキシドが接触分解で
きるという、より一般的な考えを有している。
【0009】西独公開特許第3,248,465号公報
には、イソブタンを無触媒で空気酸化して、約48〜9
0%の転換率で、対応するヒドロペルオキシドとし、つ
いでそれを、パラジウム、白金、銅、レニウム、ルテニ
ウムまたはニッケルの担持された触媒の存在下に、水素
化条件で接触分解してtert−ブチルアルコールを生成す
ることを開示している。触媒としてリチウムスピネル上
の1.3%のパラジウムを用いて得られた分解生成物
は、かなりの量のアセトン、水およびメタノールを含有
している。
【0010】イソブタンの無触媒酸化で形成される、te
rt−ブチルヒドロペルオキシドとtert−ブチルアルコー
ルの混合物のような、ペルオキシド類を分解するための
方法が、Taylorらの米国特許第4,551,553号明
細書に開示されており、そこでは分解には、ヒドロペル
オキシドに可溶なクロムまたはルテニウム化合物からな
る触媒系が、触媒として機能している。
【0011】Sanderson らはまた、ニッケル、銅、クロ
ミアおよび鉄の混合物からなる触媒(米国特許第4,7
04,482号明細書);鉄、銅、クロミアおよびコバ
ルトの混合物からなる触媒(米国特許第4,705,9
03号明細書);ニッケル、銅、クロムおよびバリウム
の混合物からなる触媒(米国特許第4,873,380
号明細書);または周期律表のVI−B族もしくはVII 族
から選ばれる金属からなる触媒(米国特許第4,74
2,179号明細書)を用いて、残存量のtert−ブチル
ヒドロペルオキシドおよびジ−tert−ブチルペルオキシ
ドで汚染されたtert−ブチルアルコールを精製する接触
的方法を開示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明によって、Me
OH/TBAがMTBE反応生成物から再循環のために
回収される際に、汚染されたtert−ブチルアルコールに
伴って反応媒体中に導入された汚染性ペルオキシド類
が、MeOH/TBA再循環流に濃縮されることが見出
された。その結果、再循環流は、ジ−tert−ブチルペル
オキシド、tert−ブチルヒドロペルオキシドおよびアリ
ル−tert−ブチルペルオキシドのような少量のペルオキ
シド類で汚染される。本発明の目的は、反応媒体中への
これらの蓄積を防止するために、これらのペルオキシド
類を除去することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ジ−tert−ブ
チルペルオキシド、tert−ブチルヒドロペルオキシドお
よびアリル−tert−ブチルペルオキシドのような残存量
の汚染性ペルオキシド類を除去する方法であって、そこ
で汚染性ペルオキシド類を実質的に完全に分解させるた
めに、ペルオキシド類で汚染されたMeOH/TBAを
酸化チタン(チタニア)に担持された遷移金属と接触さ
せる方法に関する。
【0014】より詳細には、本発明は、ペルオキシド類
で汚染されたMeOH/TBA流を、MTBEを形成す
るためのメタノールとtert−ブチルアルコールとの連続
反応に、該流を循環流として用いるのに先立って連続的
に処理する方法であって、そこでペルオキシドで汚染さ
れたMeOH/TBAを、汚染性ペルオキシド類を実質
的に完全に分解させるために、酸化チタン(チタニア)
に担持された遷移金属触媒と接触させる方法に関する。
【0015】さらに詳細には、本発明は連続法に関し、
そこで(a)ペルオキシド類で汚染されたtert−ブチル
アルコールを連続的に過剰のメタノールと混合して反応
媒体を形成し;(b)そこで該反応媒体を、エーテル化
触媒を含有する反応帯域に連続的に供給して、該反応媒
体中の一部のメタノールとtert−ブチルアルコールをM
TBEと水に連続的に転換し;(c)そこでMTBE反
応生成物をMTBE留分ならびに水、未反応メタノー
ル、未反応tert−ブチルアルコールおよび汚染性ペルオ
キシド類を含む第2の留分に連続的に分離し;(d)そ
こで第2の留分を連続的に脱水してMeOH/TBA再
循環画分を形成し;(e)そこで該MeOH/TBA再
循環画分(ペルオキシド類によって汚染されている)
を、実質的に選択的に汚染性ペルオキシド類を分解する
ために、酸化チタン(チタニア)に担持された遷移金属
触媒と連続的に接触させ;そして(f)そこでこのよう
に処理されたMeOH/TBA再循環画分を、新鮮なメ
タノールおよび新鮮なtert−ブチルアルコールと連続的
に混合して、反応媒体の一部を形成する。
【0016】本発明の結果として、ペルオキシド類で汚
染されたMeOH/TBA再循環流が、本発明のチタニ
ア担持遷移金属触媒と接触させられて、該ペルオキシド
類が分解してtert−ブチルアルコール(主生成物)を生
成し、少量のアセトンおよびメタノールをも生成する。
再循環流はすでにtert−ブチルアルコールとメタノール
を含有しているので、いくらかの追加のMTBEが生成
することになる。少量のイソブチレンもまた、再循環流
中に存在するtert−ブチルアルコールの脱水素によって
生成する。
【0017】反応は粉末状の触媒を用いて、オートクレ
ーブ中でバッチ式でも実施できるが、ペルオキシド類で
汚染されたMeOH/TBA再循環流を、ペレット化さ
れた本発明の触媒の固定床を含有する反応器に連続的に
通すことに基づく、連続式で実施することが好ましい。
反応は、50〜250℃の温度および0.1〜13.9
MPa(0〜2,000psig)の圧力で、好適に実施されよ
う。反応は好ましくは、80〜200℃の範囲の温度
と、0.8〜5.6MPa(100〜800psig)の圧力で
実施される。反応をバッチ式で実施するとき、接触時間
は0.5〜4時間が好適であろう。反応を連続式で実施
するとき、ペルオキシド類で汚染されたMeOH/TB
A再循環画分を、触媒容積あたり、時間あたり再循環流
0.5〜5容積の流体空間速度で通さなければならな
い。
【0018】特定の触媒に対して用いられる条件の特定
の相関性は、当業者は比較によって容易に決定できる。
たとえば、ペルオキシド類で汚染されたMeOH/TB
A再循環画分は、接触処理の前に分析して、ペルオキシ
ド類の汚染量を測定しておくべきである。ついで接触処
理の後に、反応生成物はペルオキシド類の含有量を測定
できる。もしペルオキシド類の還元が不十分であれば、
反応条件が十分に厳しくはなく、たとえば、反応温度か
接触時間、またはその両方を増加させねばならない。も
し、一方、アセトンやギ酸メチルのような副生物による
汚染量が著しく増えているならば、反応条件を改善しな
ければならない(たとえば、接触時間か反応温度、また
はその両方を減少させる)。
【0019】まったく予期しない、驚くべきことは、ペ
ルオキシド類で汚染されたMeOH/TBA流の処理に
よって生成した、より顕著な反応生成物のひとつがMT
BEであるという、発明者らの発見である。すなわち、
MeOH/TBA反応流の量と質の両方が、本発明の方
法の条件によって高められる。
【0020】イソブチレンもまた生成するが、これはイ
ソブチレンが再循環されたときにメタノールと反応し
て、MTBEを生成する傾向があるので、不利益ではな
い。
【0021】このようにして、本発明の方法は、汚染量
のペルオキシド類を含有するMeOH/TBA流が、ペ
ルオキシド類の分解のために接触処理されて、その結
果、それらが実質的に完全に除去され、少なくとも一部
はMTBEに転換されるというものである。これは、他
の望ましくない汚染物の量の著しい増加なしに達成され
る。それゆえ、正味の効果は、汚染性ペルオキシド類の
実質的に完全な除去による、またMTBEの生成によ
る、処理されたMeOH/TBA再循環流の質の向上で
ある。この向上は、部分的には、MeOH/TBA再循
環流が、メタノールと反応して追加量のMTBEを生成
できるtert−ブチルアルコールを含有しているからであ
る。
【0022】本発明の方法は、好ましくは連続的方法で
実施される。本発明の実施のための好ましい連続法は、
次の段階を含む。
【0023】(a)ペルオキシド類で汚染されたtert−
ブチルアルコールを、実質的にペルオキシド類を含まな
い再循環MeOH/TBAを包含する過剰のメタノール
と連続的に混合して反応媒体を形成する段階;
【0024】(b)該反応媒体を、エーテル化触媒の触
媒床を含有する反応帯域に連続的に供給して、該反応媒
体中の一部のメタノールとtert−ブチルアルコールをM
TBEと水に転換して、メタノール、イソブチレン、未
反応tert−ブチルアルコール、水、MTBEおよび汚染
性ペルオキシド類を含むMTBEエーテル化反応生成物
を形成する段階;
【0025】(c)該MTBEエーテル化反応生成物
を、第1のMTBE回収蒸留帯域に連続的に供給し、そ
こでイソブチレン、メタノールおよびMTBEを含む第
1の軽質留分、ならびにメタノール、tert−ブチルアル
コール、水および汚染性ペルオキシド類を含む第2の重
質留分に分離する段階;
【0026】(d)第2の重質留分を連続的に脱水し
て、MeOH/TBA再循環画分(ペルオキシド類で汚
染されている)を形成する段階;
【0027】(e)該MeOH/TBA再循環画分を、
汚染性ペルオキシド類を実質的に選択的に分解するため
に、ペルオキシド分解反応条件で、ペルオキシド類分解
帯域に連続的に供給する段階;および
【0028】(f)このように処理されたMeOH/T
BA再循環画分を、新鮮なメタノールおよび新鮮なtert
−ブチルアルコールと連続的に混合して、反応媒体の一
部を形成する段階。
【0029】本発明の実施に用いられるtert−ブチルア
ルコール供給原料は、ペルオキシド類で汚染されたtert
−ブチルアルコールであり、またはプロピレンオキシド
とtert−ブチルアルコールを生成するプロピレンのtert
−ブチルヒドロペルキシドとのモリブデン触媒による反
応で製造された、反応生成物の蒸留によって得られた留
分のような、供給流である。代表的には、tert−ブチル
アルコールは、0.1〜5重量%のジ−tert−ブチルペ
ルオキシド、0.0〜1重量%のtert−ブチルヒドロペ
ルオキシドおよび0.05〜2.5重量%のアリル−te
rt−ブチルペルオキシドを包含する、残存量の汚染性ペ
ルオキシド類で汚染されている。
【0030】新鮮なメタノール供給原料は、工業グレー
ドのメタノールでもよい。
【0031】tert−ブチルアルコール供給原料と新鮮な
メタノール供給原料を、ここに記載するタイプの、実質
的にペルオキシド類を含まないMeOH/TBA再循環
流と混合する。
【0032】本発明の触媒混合物は、チタニアに担持さ
れた、III −B族、IV−B族、V−B族、VI−B族、VI
I −B族、VIII−B族およびI−B族の金属の1種また
はそれ以上のような遷移金属触媒である。より好ましく
は、該触媒は、85〜99.9重量%のチタニアと、1
5〜0.1重量%の遷移金属触媒から本質的になる。チ
タニア担持触媒の好ましい群は、Mossの米国特許第3,
151,112号明細書に開示されている種類の触媒で
あり、それは本質的に、銅、ニッケル、コバルト、クロ
ム、アルミニウム、鉄、カルシウム、マグネシウムおよ
びマンガンからなる群よりなる。該触媒は好ましくは本
質的に、水素還元が可能な遷移金属と、酸化クロム、酸
化モリブデンまたは酸化マンガンのような、通常は還元
できない遷移金属酸化物との混合物である。好ましい触
媒の例は、Mossの米国特許第3,151,112号明細
書に開示されているタイプのニッケル−銅−クロミア触
媒であり、チタニアに担持されている60〜85重量%
のニッケルと14〜37重量%の銅が、1〜5重量%の
クロミアを伴った混合物から本質的になる。他の好適な
触媒の例は、Sanderson らの米国特許第4,705,9
03号明細書に記載されているタイプの触媒で、酸素を
抜いた基準で、20〜80重量%の鉄、5〜40重量%
の銅、0.1〜10重量%のクロムおよび0.01〜5
重量%のコバルトから本質的になる。
【0033】添付する図面によって、本発明をさらに詳
細に記載する。この図面は、慣習的な部品を省略した概
要のフローシートで、MeOH/TBA再循環流の精製
に本発明を用いる一般的な順序を示す。
【0034】図面において、便宜上、熱交換器、還流冷
却器、リボイラー、バルブ、ポンプ、センサーおよび流
動調節器のような通常の部品は省略している。
【0035】本発明の好ましい実施態様では、ペルオキ
シド類で汚染された、適当な源(図示していない)から
のtert−ブチルアルコールを、供給管路100によって
接合部104に供給し、そこで過剰モルの、実質的にペ
ルオキシド類を含まないメタノール(たとえば、1モル
のtert−ブチルアルコールあたり2〜5モルのメタノー
ル)と混合する。そのメタノールは、接合部144から
供給管路102によって導入され、管路150から接合
部144に供給された新鮮なメタノールと、すでに述べ
られた方法で得られ、管路142によって接合部144
に供給される再循環MeOH/TBAに含まれるメタノ
ールからなる。
【0036】接合部104において、ペルオキシド類で
汚染されたtert−ブチルアルコール100を過剰のメタ
ノール102と混合して形成される反応媒体は、供給管
路106によって、好適な触媒(図示しない)の触媒床
を含有するMTBE反応帯域に送られる。
【0037】反応媒体106は、好適な供給速度、たと
えば触媒の容積あたり、時間あたりの反応媒体の流体空
間速度0.5〜5容積で、反応帯域110に供給され
る。反応は50〜250℃の温度と0.1〜13.9MP
a(0〜2,000psig)の圧力、そしてより好ましくは
80〜200℃の範囲の温度と0.8〜5.6MPa(10
0〜800psig)の圧力で実施される。その結果、かな
りの部分(たとえば0.5〜3重量%)のtert−ブチル
アルコールがメタノールと反応してMTBEを生成する
であろう。結果として得られたMTBE反応生成物は、
MTBE反応帯域110から管路112によって排出さ
れ、適切な構造の蒸留帯域へと導かれる。
【0038】例示された実施態様によれば、蒸留帯域
は、直列で操作される蒸留塔120および130を含
む。すなわち、MTBE反応生成物112は第1蒸留塔
120に供給され、そこで、反応帯域110で生成した
MTBEの実質的にすべてと、少量のメタノールやtert
−ブチルアルコールのような他の成分とを含む軽質留分
に分離される。重質留分は蒸留塔120により供給管路
124によって排出され、第2蒸留塔130へと導か
れ、そこで、重質留分124は、より軽質のMeOH/
TBA再循環流134およびより重質の水留分132に
分離され、そのことによって、反応で生じた水は系から
排出される。
【0039】汚染されたtert−ブチルアルコール供給原
料100とともに系に導入された、tert−ブチルヒドロ
ペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、アリル
−tert−ブチルペルオキドおよびイソプロピルヒドロペ
ルオキシドのような不純物ペルオキシド類は、著しい変
化なしにMTBE反応帯域110、第1蒸留塔120お
よび第2蒸留塔130を通り、MeOH/TBA再循環
留分134中に濃縮される。すなわち、代表的には、M
eOH/TBA再循環留分134は、メタノール45〜
55重量%、tert−ブチルアルコール30〜40重量
%、水5〜15重量%、メチル−tert−ブチルエーテル
0〜5重量%ならびに不純物ペルオキシド類0.1〜5
重量%、たとえばジ−tert−ブチルペルオキシド0.1
〜5重量%、tert−ブチルヒドロペルオキシド0.0〜
1重量%およびアリル−tert−ブチルペルオキシドのよ
うな不純物ペルオキシド類を、少量の他の不純物ペルオ
キシド類ならびにギ酸メチルおよびアセトンのような他
の酸素含有不純物とともに含有している。
【0040】本発明によって、ペルオキシド類で汚染さ
れたMeOH/TBA流134は、ペレット化された触
媒の固定床を含有するペルオキシド分解帯域に供給され
る。この触媒は、ペレット化された、たとえばチタニア
に担持された、下記の組成を有する鉄−銅−クロミア触
媒のようなチタニア担持遷移金属触媒である:鉄=0.
25%、クロミア=0.06%、銅=0.01%。ペル
オキシド類で汚染されたMeOH/TBA再循環留分1
34は、たとえば、触媒容積あたり、時間あたりのMe
OH/TBA再循環留分の流体空間速度0.5〜5容積
で、適切な反応条件で、ペレット化された、チタニアに
担持された触媒と接触させられる。反応は50〜250
℃の温度と0.1〜13.9MPa(0〜2,000psig)
の圧力で、より好ましくは80〜200℃の範囲の温度
と0.8〜5.6MPa(100〜800psig)の圧力で実
施してよい。その結果として、ペルオキシド分解帯域1
40に供給されたペルオキシド類は、tert−ブチルアル
コールおよび水のような分解生成物に実質的に完全に分
解する。アセトン、ギ酸メチルおよびイソブチレンのよ
うな少量の他の汚染物も生成するであろう。ペルオキシ
ド分解帯域140で生成した少なくとも一部のtert−ブ
チルアルコールおよびイソブチレンは、該MeOH/T
BA再循環流の中に存在するメタノールと反応して、M
TBEを生成するであろう。
【0041】その結果、ペルオキシド分解帯域142か
ら排出されるMeOH/TBA再循環画分は、メタノー
ル45〜55重量%、tert−ブチルアルコール30〜4
0重量%、水5〜15重量%、MTBE0〜5重量%な
らびにギ酸メチルおよびアセトンのような他の酸素含有
不純物を含む。該MeOH/TBA再循環画分142は
接合部144に供給され、そこで新鮮なメタノール15
0と混合されてメタノール含有混合物を形成し、接合部
144から供給管路102によって接合部104へと導
かれる。
【0042】
【発明の効果】本発明によって、メタノールとtert−ブ
チルアルコールからMTBEを合成する際に副生するM
eOH/TBA再循環流中に含まれるペルオキシド類
を、実質的に完全に分解することが可能である。そのう
え、この分解反応によって若干のMTBEを生成するの
で、該再循環流中のMTBE含有量が高められる。した
がって、本発明によって処理された再循環流は、実質的
にペルオキシド類を含有せず、MTBEの合成に再利用
することができる。
【0043】
【実施例】次の非限定的な実施例によって、本発明をさ
らに詳細に説明する。
【0044】A.反応器 反応器は、電気で加熱された13mm×740mm(0.5
1インチ×29インチ)のステンレス鋼製の管を用い
た。圧力はSkinner Uni-FlowバルブおよびFoxboro 調節
器で調節された。流体供給物はRuska 二軸駆動ポンプで
送られた。Skinner 、Uni-flow、Foxboro およびRuska
は商品名であって、登録されているか、いないかもしれ
ない。
【0045】B.供給物 供給物は水10重量%、メタノール51重量%、tert−
ブチルアルコール35重量%、MTBE1.0重量%お
よびジ−tert−ブチルペルオキシド2.5重量%の混合
物であった。
【0046】C.触媒の調製(1) 鉄(III)アセチルアセトナテート(5g)、クロム(III)
アセチルアセトナート(5g)および銅(II)アセチルア
セトナート(5g)を、アセトン500mlに溶解し、3mm
(1/8インチ)チタニアペレット500g を加えた。
これをときどき撹拌しながら1時間放置し、ついでロー
タリーエバポレーターでアセトンを除去した。ついで、
ペレットを空気中で400℃において一夜か焼し、引続
いて200℃で3時間、水素で還元した。 組成:鉄=0.25%、クロム=0.06%、銅=0.
01%
【0047】D.触媒の調製(2) コバルト(III)アセチルアセトナート(5g)とマンガン
(III)アセチルアセトナート(5g)を、アセトン500
mlに溶解し、3mm(1/8インチ)のチタニアペレット
500g を加えた。ペレットを、ときどき撹拌しながら
1時間放置し、ついでロータリーエバポレーターでアセ
トンを除去した。ついでペレットを空気中で400℃に
おいて一夜か焼し、引続いて200℃で3時間、水素で
還元した。 組成:コバルト=0.16%、マンガン=0.05%
【0048】E.分解 ジ−tert−ブチルペルオキシドの接触分解のデータは、
圧力3.5MPa(500psig)、供給速度100〜400
ml/h、温度範囲120〜180℃、運転時間の長さ4時
間および触媒の容積(ml)あたり、時間あたりの供給空
間速度1〜4mlを包含する反応条件のもとに、反応器中
で複数の実験で発生した。データを以下の表に示す。実
験24〜35は、比較のために用意した比較例である。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】
【0055】
【表7】
【0056】
【表8】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による再循環流精製のフローシートであ
る。
【符号の説明】
100 tert−ブチルアルコール供給管路 102 再循環管路 104 接合部 106 反応媒体管路 110 MTBE反応帯域 112 MTBE反応生成物管路 120 第1蒸留塔 122 軽質留分管路 124 重質留分管路 130 第2蒸留塔 132 水排出管路 134 メタノール/tert−ブチルアルコール再循環流
管路 140 ペルオキシド分解帯域 142 再循環メタノール/tert−ブチルアルコール管
路 144 接合部 150 新メタノール供給管路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 残存量のペルオキシド類によって汚染さ
    れたメタノール/tert−ブチルアルコール再循環流を処
    理する、該汚染メタノール/tert−ブチルアルコール
    を、温度50〜250℃において、該汚染性ペルオキシ
    ド類を実質的に分解するのに十分な時間、ペルオキシド
    分解触媒と接触させることを含む方法であって、該触媒
    がチタニアに担持された遷移金属であることを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】 次の段階を含むメチル−tert−ブチルエ
    ーテルの製造方法。 (a)ペルオキシド類で汚染されたtert−ブチルアルコ
    ール供給原料を、ペルオキシド類を含まないメタノール
    供給原料と混合して反応媒体を形成する段階; (b)該反応媒体をエーテル化触媒床を含有するエーテ
    ル化反応帯域に供給し、該tert−ブチルアルコールと該
    メタノールとの一部をメチル−tert−ブチルエーテルに
    転換して、メチル−tert−ブチルエーテル反応生成物を
    形成する段階; (c)該メチル−tert−ブチルエーテル反応生成物を蒸
    留帯域に供給して、そこでそれをメチル−tert−ブチル
    エーテル留分、ペルオキシド類を含有するメタノール/
    tert−ブチルアルコール再循環留分および水留分に分離
    する段階; (d)上記のペルオキシド類を含有するメタノール/te
    rt−ブチルアルコール再循環留分を、請求項1に記載の
    ペルオキシド分解触媒床を含有するペルオキシド類分解
    帯域に、該ペルオキシド類を実質的に完全に分解させる
    ためのたがいに関連する反応条件で供給し、それによっ
    て実質的にペルオキシド類を含まないメタノール/tert
    −ブチルアルコール再循環留分を形成する段階;および (e)上記の実質的にペルオキシド類を含まないメタノ
    ール/tert−ブチルアルコール再循環留分を、上記のエ
    ーテル化反応帯域に供給する段階。
JP5184702A 1992-07-28 1993-07-27 メタノール/tert−ブチルアルコール再循環流から汚染性ペルオキシド類を接触的に除去する方法 Pending JPH06157387A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/920,742 US5185480A (en) 1992-07-28 1992-07-28 Catalytic removal of peroxide contaminants from a methanol-tertiary butyl alcohol recycle stream
US920742 1992-07-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06157387A true JPH06157387A (ja) 1994-06-03

Family

ID=25444306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5184702A Pending JPH06157387A (ja) 1992-07-28 1993-07-27 メタノール/tert−ブチルアルコール再循環流から汚染性ペルオキシド類を接触的に除去する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5185480A (ja)
EP (1) EP0581530B1 (ja)
JP (1) JPH06157387A (ja)
CA (1) CA2087236A1 (ja)
DE (1) DE69306491T2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5399794A (en) * 1993-11-12 1995-03-21 Texaco Chemical Inc. Use of supported palladium/gold catalysts in the preparation of tertiary butyl alcohol from tertiary butyl hydroperoxide
US5414163A (en) * 1993-11-12 1995-05-09 Texaco Chemical Inc. Use of titania or zirconia in the preparation of tertiary butyl alcohol from tertiary butyl hydroperoxide
CA2143508A1 (en) * 1994-02-28 1995-08-29 Rei-Yu J. Hwan Energy conservation during plural stage distillation
US5424458A (en) * 1994-03-08 1995-06-13 Arco Chemical Technology, L.P. Integrated production of propylene oxide and methyl T-butyl ether
US5436376A (en) 1994-08-11 1995-07-25 Texaco Chemical Inc. Production of tertiary butyl alcohol
US5436375A (en) * 1994-08-26 1995-07-25 Texaco Chemical Inc. Reaction of isobutane with oxygen
EP0761300A3 (en) * 1995-08-18 1997-05-02 Texaco Development Corp Control of the feed in the production of methyl tert-butyl ether
US5939592A (en) * 1996-10-07 1999-08-17 Huntsman Specialty Chemicals Corp. Methods for decomposing esters and purifying alcohols
US6133484A (en) * 1996-10-07 2000-10-17 Huntsman Ici Chemical Llc Methods for decomposing esters and purifying alcohols
US6037516A (en) * 1997-11-20 2000-03-14 Huntsman Ici Chemicals Llc Method for removal of oxygenate impurities from organic chemical streams
US6023001A (en) * 1998-03-18 2000-02-08 Huntsman Ici Chemicals Llc Peroxide production
US6169215B1 (en) * 1999-03-25 2001-01-02 Mobil Oil Corporation Production of phenol
US6518474B1 (en) 1999-10-29 2003-02-11 Huntsman International Llc Process for producing isobutylene from tertiary butyl alcohol
US7556793B2 (en) * 2005-06-06 2009-07-07 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Rutile titania catalyst carrier
US7993514B2 (en) * 2008-01-28 2011-08-09 Uop Llc Removal of peroxide impurities from naphtha stream
CN111097510A (zh) * 2018-10-29 2020-05-05 中国石油化工股份有限公司 一种tba精制催化剂及其制备方法和应用
CN111097509A (zh) * 2018-10-29 2020-05-05 中国石油化工股份有限公司 一种用于叔丁醇精制的催化剂及其制备方法
CN111097495A (zh) * 2018-10-29 2020-05-05 中国石油化工股份有限公司 一种叔丁醇精制催化剂及其制备方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0215588A3 (en) * 1985-09-16 1988-03-16 Texaco Development Corporation Removal of residual peroxide from tertiary butyl alcohol
US4704482A (en) * 1986-06-27 1987-11-03 Texaco Inc. Catalytic purification of tertiary butyl alcohol
US4742179A (en) * 1986-11-03 1988-05-03 Texaco Inc. Catalytic removal of peroxide contaminants from tertiary butyl alcohol
US4705903A (en) * 1986-11-20 1987-11-10 Texaco Inc. Catalytic decomposition of impurities in tertiary butyl alcohol
US4873380A (en) * 1987-01-20 1989-10-10 Texaco Inc. Catalyst for removing peroxide contaminants from tertiary butyl alcohol
US4912267A (en) * 1987-09-08 1990-03-27 Texaco Inc. Catalytic conversion of tertiary butyl hydroperoxide to tertiary butyl alcohol
US5124492A (en) * 1991-02-12 1992-06-23 Uop Process for decomposing peroxide impurities in a tertiary butyl alcohol feedstock using an iron (II) compound
US5162592A (en) * 1991-11-25 1992-11-10 Texaco Chemical Company One-step synthesis of methyl t-butyl ether from t-butanol using multimetal-modified zeolite catalysts
US5159122A (en) * 1992-02-10 1992-10-27 Texaco Chemical Company Catalytic decomposition of peroxide impurities in a methyl tertiary butyl ether recycle stream

Also Published As

Publication number Publication date
US5185480A (en) 1993-02-09
EP0581530B1 (en) 1996-12-11
DE69306491T2 (de) 1997-04-03
CA2087236A1 (en) 1994-01-29
EP0581530A1 (en) 1994-02-02
DE69306491D1 (de) 1997-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06157387A (ja) メタノール/tert−ブチルアルコール再循環流から汚染性ペルオキシド類を接触的に除去する方法
KR100583020B1 (ko) 에틸 아세테이트의 제조방법
KR101218414B1 (ko) 비닐 아세테이트 및 에틸 아세테이트의 공동 생산
FI86840C (fi) Foerbaettrad aldehydhydrogeneringskatalysator samt -foerfarande
EP1180092B1 (en) Method for producing vinyl acetate monomer from ethane or ethylene oxidation
US4705903A (en) Catalytic decomposition of impurities in tertiary butyl alcohol
US5354917A (en) Use of supported rhodium catalysts in the preparation of tertiary butyl alcohol from tertiary butyl hydroperoxide
US6166263A (en) Processes for the manufacture of acrolein
EP0155002B1 (en) Hydroformylation of 3-methyl-3-buten-1-ol and use of such hydroformylation products
US5345009A (en) Conjoint production of ditertiary butyl peroxide and tertiary butyl alcohol from tertiary butyl hydroperoxide
US6187963B1 (en) Processes for the manufacture of acrolein derivatives
EP0599883B1 (en) Continuous process for the preparation of 2-ethyl-2-(hydroxymethyl)hexanal and 2-butyl-2-ethyl-1,3-propanediol
CA1138898A (en) Phenylethyl alcohol preparation with mixed feeds
US5235118A (en) Continuous process for the preparation of 2-ethyl-2-(hydroxymethyl)hexanal and 2-butyl-2-ethyl-1, 3-propanediol
JPH05255135A (ja) イソブチレンの製法
US5177267A (en) Continuous process for the recovery of 2 ethylhexanal and a tertiary amine from a mixture comprising 2-ethyl-2-(hydroxymethyl) hexanal, 2-ethylhexanal, tertiary amine and water
US5741952A (en) Catalytic decomposition of peroxides to purify a methyl tertiary butyl ether recycle stream
JPH07196552A (ja) チタニアまたはジルコニアを用いるtert−ブチルヒドロペルオキシドからtert−ブチルアルコールの製造方法
EP0653409B1 (en) Preparation of tertiary butyl alcohol by catalytic decomposition of tertiary butyl hydroperoxide
JP2744087B2 (ja) 第3級ブチルアルコールから過酸化物不純物を除去するための触媒
US5364988A (en) Use of supported chromium catalyst in the preparation of tertiary butyl alcohol from tertiary butyl hydroperoxide
JPH07196556A (ja) 担持されたパラジウム触媒を用いるtert−ブチルヒドロペルオキシドからtert−ブチルアルコールの製造方法
US5354925A (en) Use of supported lead oxide catalyst in the preparation of tertiary butyl alcohol from tertiary butyl hydroperoxide
US9517995B2 (en) Method for producing isomeric hexanoic acids from the subsidiary flows arising during the production of pentanals
JPH0859528A (ja) tert−ブチルアルコールの製造方法