JPH06157357A - 3−フルオロ芳香族化合物を製造する方法 - Google Patents
3−フルオロ芳香族化合物を製造する方法Info
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- JPH06157357A JPH06157357A JP4116030A JP11603092A JPH06157357A JP H06157357 A JPH06157357 A JP H06157357A JP 4116030 A JP4116030 A JP 4116030A JP 11603092 A JP11603092 A JP 11603092A JP H06157357 A JPH06157357 A JP H06157357A
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C303/00—Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
- C07C303/02—Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of sulfonic acids or halides thereof
- C07C303/22—Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of sulfonic acids or halides thereof from sulfonic acids, by reactions not involving the formation of sulfo or halosulfonyl groups; from sulfonic halides by reactions not involving the formation of halosulfonyl groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07B—GENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
- C07B39/00—Halogenation
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
- C07C17/093—Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
- C07C17/10—Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms
- C07C17/12—Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms in the ring of aromatic compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C255/00—Carboxylic acid nitriles
- C07C255/49—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
- C07C255/50—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton to carbon atoms of non-condensed six-membered aromatic rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/61—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
- C07C45/63—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by introduction of halogen; by substitution of halogen atoms by other halogen atoms
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- Furan Compounds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 芳香環中へ電子供与基の隣りにフルオロ置
換、基を高収率で導入する。 【構成】 1位に電子吸引基を有し、4位に電子供与基
を有する芳香族化合物を、フッ素および不活性ガスから
なりフッ素を50容量%まで含有するガスと反応させる
ことにより3−フルオロ芳香族化合物を製造する。 【効果】 フルオロ芳香族化合物は、たとえば農芸化学
薬品、医薬品および染料の製造における合成中間体とし
て有用である。
換、基を高収率で導入する。 【構成】 1位に電子吸引基を有し、4位に電子供与基
を有する芳香族化合物を、フッ素および不活性ガスから
なりフッ素を50容量%まで含有するガスと反応させる
ことにより3−フルオロ芳香族化合物を製造する。 【効果】 フルオロ芳香族化合物は、たとえば農芸化学
薬品、医薬品および染料の製造における合成中間体とし
て有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4−ハロ−芳香族化合
物を殊に3位において高収率でフッ素化する方法に関す
る。
物を殊に3位において高収率でフッ素化する方法に関す
る。
【0002】
【発明の構成】芳香族環中へ、電子供与基の隣にフルオ
ロ置換基を導入するのは困難であり、フッ素を用いる直
接フッ素方法は混合異性体を生じる、つまりフッ素化は
位置特異的であり、所望生成物の低い収率が得られる。
ロ置換基を導入するのは困難であり、フッ素を用いる直
接フッ素方法は混合異性体を生じる、つまりフッ素化は
位置特異的であり、所望生成物の低い収率が得られる。
【0003】ところで、フッ素置換基を芳香族環中で電
子供与基の実質的に隣りに導入することのできる方法を
見出した。
子供与基の実質的に隣りに導入することのできる方法を
見出した。
【0004】本発明によれば、1位に電子求引基を有
し、4位に電子供与基を有する芳香族化合物を、フッ素
と不活性ガスの混合物でフツ素を50容量%まで含有す
るガスと反応させることによって3−フルオロ芳香族化
合物を製造する方法が提供される。
し、4位に電子供与基を有する芳香族化合物を、フッ素
と不活性ガスの混合物でフツ素を50容量%まで含有す
るガスと反応させることによって3−フルオロ芳香族化
合物を製造する方法が提供される。
【0005】3−フルオロ芳香族化合物は式(1):
【0006】
【化2】
【0007】[式中Rは電子求引基であり、Xは電子供
与基であり、R1はフッ素化を妨げない置換基である
か、または隣接炭素原子に結合している2つのR1基は
これらの炭素原子と一緒に第2の環を形成し、nは0〜
3である]で示されるものであるのが望ましい。
与基であり、R1はフッ素化を妨げない置換基である
か、または隣接炭素原子に結合している2つのR1基は
これらの炭素原子と一緒に第2の環を形成し、nは0〜
3である]で示されるものであるのが望ましい。
【0008】Rによって表わされる電子求引基は、望ま
しくは−CY3,−SO2Y1,−COY2および−CNか
ら選択され、ここでYは−Fおよび−Clから選択さ
れ;Y1は−F,−Cl,−Br,−NH2,−NH(C
1〜C4−アルキル)およびN(C1〜C4−アルキル)2
から選択され;Y2は−H,−F,−Cl,−Br,−
C1〜C4−アルキル,−OHおよび−OC1〜C4−アル
キルから選択される。
しくは−CY3,−SO2Y1,−COY2および−CNか
ら選択され、ここでYは−Fおよび−Clから選択さ
れ;Y1は−F,−Cl,−Br,−NH2,−NH(C
1〜C4−アルキル)およびN(C1〜C4−アルキル)2
から選択され;Y2は−H,−F,−Cl,−Br,−
C1〜C4−アルキル,−OHおよび−OC1〜C4−アル
キルから選択される。
【0009】電子供与基は、電子を誘導作用またはメソ
メリー効果によるか、あるいは2つの効果の組合せによ
って供与することができる。
メリー効果によるか、あるいは2つの効果の組合せによ
って供与することができる。
【0010】Xにより表わされる電子供与基は望ましく
はハロゲン、より望ましくは−Fまたは−Clである。
はハロゲン、より望ましくは−Fまたは−Clである。
【0011】R1によって表わされる基またはn>1で
ある場合の複数の基は、独立にフッ素化反応を妨げな
い、RおよびXにつき上述した任意の基であってもよ
く、望ましくはC1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルコ
キシ、NH2、NH(C1〜C6−アルキル)、N(C1〜
C6−アルキル)2、SHおよびSC1〜C6−アルキルか
ら選択される。RおよびR1によって表わされる任意の
基は、それ自体方法の間にフッ素を受けることができ
る。
ある場合の複数の基は、独立にフッ素化反応を妨げな
い、RおよびXにつき上述した任意の基であってもよ
く、望ましくはC1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルコ
キシ、NH2、NH(C1〜C6−アルキル)、N(C1〜
C6−アルキル)2、SHおよびSC1〜C6−アルキルか
ら選択される。RおよびR1によって表わされる任意の
基は、それ自体方法の間にフッ素を受けることができ
る。
【0012】ベンゼン環の5位および6位にある2つの
R1基は、結合して第2の環を形成し、これはベンゼン
環に縮合した5員または6員の炭素環または複素環であ
ってもよい。かかる2つのR1基がこのように結合して
いる化合物の例は式(1)で示される化合物のナフタレ
ン、キノリン、ベンゾピラン、ベンゾチオフエン、ベン
ゾフラン、ベンゾピロールおよびベンゾピロリジン類似
体である。
R1基は、結合して第2の環を形成し、これはベンゼン
環に縮合した5員または6員の炭素環または複素環であ
ってもよい。かかる2つのR1基がこのように結合して
いる化合物の例は式(1)で示される化合物のナフタレ
ン、キノリン、ベンゾピラン、ベンゾチオフエン、ベン
ゾフラン、ベンゾピロールおよびベンゾピロリジン類似
体である。
【0013】nが0〜2、殊に0または1であるのが望
ましい。
ましい。
【0014】式(1)で示される望ましい化合物は、式
(2)
(2)
【0015】
【化3】
【0016】[式中R,X,R1およびnは上記のもの
を表わす]で示される化合物から誘導することができ
る。
を表わす]で示される化合物から誘導することができ
る。
【0017】方法は望ましくは、式(2)で示される化
合物をそのまままたは適当な反応媒体中で、上述したガ
ス混合物と反応させることによて実施される。不活性ガ
ス中のフッ素の濃度は、望ましくは1%〜50%(容
量)、より望ましくは2%〜30%、殊に望ましくは5
%〜15%である。フッ素ガスは窒素のような不活性ガ
スで希釈するのが望ましい。
合物をそのまままたは適当な反応媒体中で、上述したガ
ス混合物と反応させることによて実施される。不活性ガ
ス中のフッ素の濃度は、望ましくは1%〜50%(容
量)、より望ましくは2%〜30%、殊に望ましくは5
%〜15%である。フッ素ガスは窒素のような不活性ガ
スで希釈するのが望ましい。
【0018】適当な反応媒体は、式(2)で示される芳
香族化合物またはフッ素ガスと反応しない任意の液体で
ある。望ましい反応媒体は、ペルハロアルカン、たとえ
ば四塩化炭素および1,1,2−トリクロロ−1,2,
2,−トリフルオロエタンまたはペルハロ酢酸、たとえ
ばトリフルオロ酢酸またはトリクロロ酢酸またはアセト
ニトリルまたはそれらの混合物のような液体である。反
応媒体は望ましくはアセトニトリルまたはトリフルオロ
酢酸である。
香族化合物またはフッ素ガスと反応しない任意の液体で
ある。望ましい反応媒体は、ペルハロアルカン、たとえ
ば四塩化炭素および1,1,2−トリクロロ−1,2,
2,−トリフルオロエタンまたはペルハロ酢酸、たとえ
ばトリフルオロ酢酸またはトリクロロ酢酸またはアセト
ニトリルまたはそれらの混合物のような液体である。反
応媒体は望ましくはアセトニトリルまたはトリフルオロ
酢酸である。
【0019】方法は、−40℃〜25℃、望ましくは−
30℃〜15℃の温度で実施することができる。方法
は、アセトニトリルのような液体中では−35℃〜−5
℃の温度、より望ましくは−30℃〜15℃の温度で実
施するのが望ましい。方法は、トリフルオロ酢酸のよう
な液体中では−5℃〜25℃の温度、より望ましくは0
℃〜20℃の温度、殊に望ましくは5℃〜15℃の温度
で実施するのが望ましい。アセトニトリル中での反応
は、アセトニトリルとフッ素の反応を最小にするため、
トリフルオロ酢酸中の反応よりも低い温度である。フッ
素対式(2)で示される芳香族化合物の比は広い範囲内
で変化しうるが、フッ素対式(2)で示される芳香族化
合物のモル比は、所望生成物の良好な収率を助長しかつ
過フッ素化副生成物を阻止するために、1:1〜2:1
であるのが望ましい。
30℃〜15℃の温度で実施することができる。方法
は、アセトニトリルのような液体中では−35℃〜−5
℃の温度、より望ましくは−30℃〜15℃の温度で実
施するのが望ましい。方法は、トリフルオロ酢酸のよう
な液体中では−5℃〜25℃の温度、より望ましくは0
℃〜20℃の温度、殊に望ましくは5℃〜15℃の温度
で実施するのが望ましい。アセトニトリル中での反応
は、アセトニトリルとフッ素の反応を最小にするため、
トリフルオロ酢酸中の反応よりも低い温度である。フッ
素対式(2)で示される芳香族化合物の比は広い範囲内
で変化しうるが、フッ素対式(2)で示される芳香族化
合物のモル比は、所望生成物の良好な収率を助長しかつ
過フッ素化副生成物を阻止するために、1:1〜2:1
であるのが望ましい。
【0020】フッ素化反応が実質的に完結した場合、生
成物は任意の便利な方法で単離することができる。たと
えば反応混合物は、残存フッ素を除去するために窒素で
パージし、反応媒体は蒸留により除去することができ
る。
成物は任意の便利な方法で単離することができる。たと
えば反応混合物は、残存フッ素を除去するために窒素で
パージし、反応媒体は蒸留により除去することができ
る。
【0021】残留生成物は、大気圧または減圧下での蒸
留のような便利な手段によるかまたは生成物が固体であ
る場合には適当な溶剤からの再結晶によって精製するこ
とができる。
留のような便利な手段によるかまたは生成物が固体であ
る場合には適当な溶剤からの再結晶によって精製するこ
とができる。
【0022】式(1)で示される3−フルオロ芳香族化
合物は、たとえば農芸化学薬品、医薬品および染料の製
造における合成中間体として有用である。
合物は、たとえば農芸化学薬品、医薬品および染料の製
造における合成中間体として有用である。
【0023】本方法は他のルートによっては達成が困難
である置換パターンを有するフルオロ芳香族化合物への
便利な合成ルートを提供する。
である置換パターンを有するフルオロ芳香族化合物への
便利な合成ルートを提供する。
【0024】さらに、Xがハロゲンである式(1)で示
される3−フルオロ芳香族化合物は公知方法を使用して
基Rを除去することにより、1−フルオロ−2−ハロ−
芳香族化合物に容易に変えることができる。
される3−フルオロ芳香族化合物は公知方法を使用して
基Rを除去することにより、1−フルオロ−2−ハロ−
芳香族化合物に容易に変えることができる。
【0025】本発明を次の実施例により説明する。
【0026】
【実施例】例1 アセトニトリル(15cc)中の4−フルオロベンゼン
スルホニルクロリド(0.015モル)の溶液を、窒素
気流下に−30℃に冷却した。窒素中のフッ素(0.0
3モル)の10容量%の混合物を、−30℃の冷却溶液
に通した。すべてのフッ素が添付されたとき、反応混合
物を窒素気流下に外界温度に昇温させた。反応混合物
を、標準として基準試料を用い19FNMRおよび質量
分光測定によって分析した。分析から、4−フルオロベ
ンゼンスルホニルクロリドの95%がフッ素化生成物に
変換し、これは3,4−ジフルオロベンゼンスルホニル
クロリドであった(100%)。
スルホニルクロリド(0.015モル)の溶液を、窒素
気流下に−30℃に冷却した。窒素中のフッ素(0.0
3モル)の10容量%の混合物を、−30℃の冷却溶液
に通した。すべてのフッ素が添付されたとき、反応混合
物を窒素気流下に外界温度に昇温させた。反応混合物
を、標準として基準試料を用い19FNMRおよび質量
分光測定によって分析した。分析から、4−フルオロベ
ンゼンスルホニルクロリドの95%がフッ素化生成物に
変換し、これは3,4−ジフルオロベンゼンスルホニル
クロリドであった(100%)。
【0027】例2 例1の方法を、4−フルオロベンゼンスルホニルクロリ
ドの代りに4−フルオロベンゾイルクロリド(0.01
5モル)を使用し、フッ素0.03モルの代りに0.0
15モルを使用した点を除いて実施した。4−フルオロ
ベンゾイルクロリドの50%が、3,4−ジフルオロベ
ンゾイルクロリド(>95%)からなるフッ素化生成物
に変換した。
ドの代りに4−フルオロベンゾイルクロリド(0.01
5モル)を使用し、フッ素0.03モルの代りに0.0
15モルを使用した点を除いて実施した。4−フルオロ
ベンゾイルクロリドの50%が、3,4−ジフルオロベ
ンゾイルクロリド(>95%)からなるフッ素化生成物
に変換した。
【0028】例3 例2の方法を、4−フルオロベンゼンスルホニルクロリ
ドの代りに4−フルオロベンゾトリフロリド0.015
%モルを使用した点を除いて実施した。4−フルオロベ
ンゾトリフロリドの65%が、3,4−ジフルオロベン
ゾトリフロリド(>95%)からなるフッ素化生成物に
変換した。
ドの代りに4−フルオロベンゾトリフロリド0.015
%モルを使用した点を除いて実施した。4−フルオロベ
ンゾトリフロリドの65%が、3,4−ジフルオロベン
ゾトリフロリド(>95%)からなるフッ素化生成物に
変換した。
【0029】例4 例1の方法を、4−フルオロベンゼンスルホニルクロリ
ドの代りに4−フルオロベンゾトリフロリド0.015
モルを使用した点を除いて実施した。4−フルオロベン
ゾトリフロリドの90%が、3,4−ジフルオロベンゾ
トリフロリド(>90%)からなるフッ素化生成物に変
換した。
ドの代りに4−フルオロベンゾトリフロリド0.015
モルを使用した点を除いて実施した。4−フルオロベン
ゾトリフロリドの90%が、3,4−ジフルオロベンゾ
トリフロリド(>90%)からなるフッ素化生成物に変
換した。
【0030】例5 例1の方法を、4−フルオロベンゼンスルホニルクロリ
ドの代りに4−フルオロベンゾトリクロリド0.015
モルを使用して点を除いて実施した。4−フルオロベン
ゾトリクロリドの90%が、3,4−ジフルオロベンゾ
トリフリド(>90%)および少量のトリフルオロメチ
ル基を有する化合物からなるフッ素化生成物に変換し
た。
ドの代りに4−フルオロベンゾトリクロリド0.015
モルを使用して点を除いて実施した。4−フルオロベン
ゾトリクロリドの90%が、3,4−ジフルオロベンゾ
トリフリド(>90%)および少量のトリフルオロメチ
ル基を有する化合物からなるフッ素化生成物に変換し
た。
【0031】例6 例2の方法を、4−フルオロベンゼンスルホニルクロリ
ドの代りに4−フルオロアセトフエノン0.015モル
を使用した点を除いて実施した。4−フルオロアセトフ
エノンの70%が、3,4−ジフルオロアセトフエノン
(>85%)およびトリフルオロメチル基を有する少量
の化合物からなるフッ素化生成物に変換した。
ドの代りに4−フルオロアセトフエノン0.015モル
を使用した点を除いて実施した。4−フルオロアセトフ
エノンの70%が、3,4−ジフルオロアセトフエノン
(>85%)およびトリフルオロメチル基を有する少量
の化合物からなるフッ素化生成物に変換した。
【0032】例7 例2の方法を、4−フルオロベンゼンスルホニルクロリ
ドの代りに4−フルオロベンゾニトリル0.015モル
を使用した点を除いて実施した。4−フルオロベンゾニ
トリルの70%が、3,4−ジフルオロベンゾニトリル
(>90%)およびトリフルオロメチル基を有する少量
の化合物からなるフッ素化生成物に変換した。
ドの代りに4−フルオロベンゾニトリル0.015モル
を使用した点を除いて実施した。4−フルオロベンゾニ
トリルの70%が、3,4−ジフルオロベンゾニトリル
(>90%)およびトリフルオロメチル基を有する少量
の化合物からなるフッ素化生成物に変換した。
【0033】例8 トリフルオロ酢酸(15部)中の4−フルオロ安息香酸
(0.015モル)の溶液を、窒素気流下に15℃に冷
却した。フッ素(0.03モル)および窒素の10容量
%混合物を15℃で溶液に通した。
(0.015モル)の溶液を、窒素気流下に15℃に冷
却した。フッ素(0.03モル)および窒素の10容量
%混合物を15℃で溶液に通した。
【0034】すべてのフッ素が添加されたとき、反応混
合物を窒素気流下に外界温度に昇温させた。4−フルオ
ロ安息香酸の90%が、フッ素化生成物に変換したが、
これは3,4−ジフルオロ安息香酸(100%)であっ
た。
合物を窒素気流下に外界温度に昇温させた。4−フルオ
ロ安息香酸の90%が、フッ素化生成物に変換したが、
これは3,4−ジフルオロ安息香酸(100%)であっ
た。
【0035】例9 例1の方法を、フッ素0.03モルの代りに0.015
%モルを使用した点を除いて実施した。4−フロオロベ
ンゼンスルホニルクロリドの50%がフッ素化生成物に
変換したが、これは3,4−ジフルオロベンゼンスルホ
ニルクロリド(100%)であった。
%モルを使用した点を除いて実施した。4−フロオロベ
ンゼンスルホニルクロリドの50%がフッ素化生成物に
変換したが、これは3,4−ジフルオロベンゼンスルホ
ニルクロリド(100%)であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 63/06 9356−4H 69/76 Z 9279−4H 69/84 9279−4H 69/92 9279−4H 229/56 8930−4H 255/50 9357−4H 255/53 9357−4H 255/56 9357−4H 309/86 7419−4H 309/87 7419−4H 309/88 7419−4H 309/89 7419−4H 311/16 7419−4H C07D 215/48 307/79 311/74 7252−4C 333/54 (72)発明者 リチャード デイッキンソン チェイムバ ーズ イギリス国 ダラム ホワイトスモックス アイクリーグリーン 5 (72)発明者 マイケル ハロルド ロック イギリス国 バーミンガム ボーンヴィル メアリーヴェイル ロード 133
Claims (6)
- 【請求項1】 1位に電子求引基を有し、4位に電子供
与基を有する芳香族化合物を、フッ素および不活性ガス
の混合物からなりフッ素を50容量%まで含有するガス
と反応させることにより、3−フルオロ芳香族化合物を
製造する方法。 - 【請求項2】 3−フルオロ芳香族化合物が式(I): 【化1】 [式中Rは電子求引基であり;Xは電子供与基であり;
R1はフッ素化を妨げない置換基であるか、または隣接
炭素原子に結合している2つのR1基はこれらの炭素原
子と一緒に第2の環を形成し;nは0〜3である]で示
されるものである、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 式(1)で示される化合物においてRが
−CY3,−SO2Y1,−COY2または−CNであり、
Yは−Fまたは−Clであり、Y1は−F,−Cl,−
Br,−NH2,−NH(C1〜C4−アルキル)または
−N(C1〜C4−アルキル)2であり、Y2は−H,−
F,−Cl,−Br,−C1〜C4−アルキル,−OHま
たはOC1〜C4−アルキルであり、Xがハロゲンであ
り、R1が−CY3,−SO2Y1,−COY2,−CN,
C1〜C6−アルキル,C1〜C6−アルコキシ,−N
H2,−NH(C1〜C6−アルキル),N(C1〜C6−
アルキル)2,SHまたはSC1〜C6−アルキル(ここ
でY,Y1およびY2は上記のものを表わす)であるかま
たは隣接炭素原子に結合している2つのR1基はこれら
炭素原子と一緒に第2の環を形成し;nが0〜3であ
る、請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 Rが−SO2Cl,−COCl,−C
N,−CF3,−CCl3,−COCH3または−COO
Hであり;Xが−Fまたは−Clであり;R1が−C
Y3,−SO2Y1,−COY2,−CN,C1〜C6−アル
キル,C1〜C6−アルコキシ,NH2,NH(C1〜C6
−アルキル),N(C1〜C6−アルキル)2,SHまた
はSC1〜C6−アルキルであり、Yは−Fまたは−Cl
であり、Y1が−F,−Cl,−Br,−NH2,−NH
(C1〜C4−アルキル)またはN(C1〜C4−アルキ
ル)2,であり、Y2が−H,−F,−Cl,−Br,−
C1〜C4−アルキル,−OHまたは−OC1〜C4−アル
キルであるか、または隣接炭素原子に結合している2つ
のR1基はこれら炭素原子と一緒に第2の環を形成し;
nは0〜2である、請求項2または3記載の方法。 - 【請求項5】 方法を−40℃〜25℃の温度で実施す
る、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項6】 フッ素対芳香族化合物のモル比が1:1
〜2:1である、請求項1から5までのいずれか1項記
載の方法。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4116030A Pending JPH06157357A (ja) | 1991-05-10 | 1992-05-08 | 3−フルオロ芳香族化合物を製造する方法 |
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---|---|
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