JPH06157082A - ガラス接合におけるギャップ形成方法 - Google Patents

ガラス接合におけるギャップ形成方法

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Publication number
JPH06157082A
JPH06157082A JP33110192A JP33110192A JPH06157082A JP H06157082 A JPH06157082 A JP H06157082A JP 33110192 A JP33110192 A JP 33110192A JP 33110192 A JP33110192 A JP 33110192A JP H06157082 A JPH06157082 A JP H06157082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
filler
gap
bonding
low
Prior art date
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Pending
Application number
JP33110192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ito
勇治 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ishizuka Glass Co Ltd filed Critical Ishizuka Glass Co Ltd
Priority to JP33110192A priority Critical patent/JPH06157082A/ja
Publication of JPH06157082A publication Critical patent/JPH06157082A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C29/00Joining metals with the aid of glass
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C8/00Enamels; Glazes; Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions
    • C03C8/24Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions, i.e. for use as seals between dissimilar materials, e.g. glass and metal; Glass solders

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、基板の接合における基板の間のギ
ャップの精度を制御よくすることができるようにすると
ともに、接合方法がガラス接合であって、スペーサーが
耐熱性且つ密閉性に優れたものであり、ガラス接合可能
な耐熱性を有する材料であればどのような材料でも使用
することができるものである。また、スクリーン印刷に
よって塗布でき、且つスペーサーの形状が球状のため、
スペーサー同志が重なることがなく、作業が簡単で生産
性が高く、更に精度よくギャップを成形することができ
る。その上、比較的大きなギャップにも対応することが
できるようにすることを目的とするものである。 【構成】 ガラス接合において、ギャップ形成のための
フィラーが、球形状であり、該フィラーの膨脹係数と低
融点ガラスの膨脹係数の差が±10×10-7/℃以内で
且つ該フィラーの軟化点が低融点ガラスよりも高いこと
を特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板の材質によらず、
この基板を2枚互いにガラス接合によって接合する時の
ギャップを均一に制御しつつ形成させる方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】基板の接合において、ギャップを制御す
ることは、重要である。例えば、液晶セルなどの分野で
は、接合基板間の厚みは光学特性に大きな影響を与える
ばかりでなく、厚みが一定でないと、不均一な表示とな
ってしまい、見苦しい表示となってしまう。また、静電
容量型圧力センサーの分野においては、一般に狭いほど
測定感度があがるので、求める厚みを制御することが必
要となっている。従来、基板の接合の間隔を均一に制御
するために使用されるギャップの材質としては、 無アルカリガラスのモノフィラメントを切断したも
のをギャップスペーサーとするもの。 ガラス繊維をスペーサーとするもの。 有機材質を使用したもの。 等があった。
【0003】しかし、においては、ロッド状であるた
めに、スペーサーが重なったり、また圧力がかかると割
れてしまうなど厚みの制御が難しく、また、大きな厚み
を必要としたときに、ロッドの直径を大きくしていくと
スペーサーとしての分布の数量が減って強度が弱くなる
などの問題があった。においては、比較的やわらかい
繊維であるために、スクリーン印刷を行うのが困難であ
り、噴霧することによって塗布せざるをえなかった。そ
のため、互いの繊維同志が重なってしまうことになり、
厚みの制御が難しく精度が低いのが欠点であった。ま
た、においては熱膨脹係数がアルミナとは異なるため
に、アルミナ基板のギャップ形成には不適当であった。
その上、有機材質のため、耐熱性がどうしても無機材料
に比べ低いので、高温設定の雰囲気が必要な場合は使用
できなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、基板の接合
における基板の間のギャップの精度を制御よくすること
ができるようにするとともに、接合方法がガラス接合で
あって、スペーサーが耐熱性且つ密閉性に優れたもので
あるので、ガラス接合可能な耐熱性を有する材料であれ
ばどのような基板でも使用することができるものであ
る。また、スクリーン印刷によって塗布でき、且つスペ
ーサーの形状が球状のため、スペーサー同志が重なるこ
とがなく、作業が簡単で生産性が高く、更に精度よくギ
ャップを成形することができる。その上、比較的大きな
ギャップにも対応することができるものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、2枚の基板の
相互間を低融点ガラスで接合する方法において、ギャッ
プ形成のためのフィラーが、球形状であり、該フィラー
の膨脹係数と低融点ガラスの膨脹係数の差が±10×1
-7/℃以内で且つ該フィラーの軟化点が低融点ガラス
よりも高いことを特徴とするものである。これを満たす
ものであれば、フィラーの材質はなんでもよいが、特に
フィラーがアルミナ、ジルコニア、シリカ、ムライト、
ガラス、結晶化ガラスからなる群より選ばれた1種又は
2種以上からなるものであれば、より好ましい。更にフ
ィラーのガラスに対する混合量は0.5〜8重量%であ
ることが望まれる。これは、0.5重量%より少ないと
基板面積に対して、ばらばらに分散してフィラーが存在
してしまうこととなり、ギャップを形成する上での効果
が低く、逆に8重量%より多いとペーストが増粘してし
まい作業性が悪くなるためである。
【0006】それぞれの基板の片側面にペーストととも
に、スクリーン印刷によって、フィラーを塗布し、2枚
の基板を封着し、外部から熱を加えることによって基板
間を融着させるものである。この時のフィラーは低融点
ガラスの熱膨脹係数に近くなければならない。数値的に
は、±10×10-7/℃以内にする必要があり、差がこ
れ以上大きいと、封着後にガラスにクラックが入ること
があり、当然ながらギャップ維持に影響を与える要因と
なる。また、フィラーの球径は60μm以下が好まし
い。これは、60μmより球径が大きいとスクリーン印
刷したときにスクリーンの目詰まりを引き起こしてしま
い、作業性が悪くなるためである。当然、球径分布が広
いものは平均粒径がギャップの目安にならないのでフィ
ラーは球径の分布が狭いものを使用する必要がある。
【0007】
【実施例】本発明を図面によって説明する。図1は、本
発明のガラス接合の工程を表すものであり、図中1は、
基板で、2はフィラー、3がペーストである。まず
(a)工程において基板1’上にペースト3とともにフ
ィラー2がスクリーン印刷により塗布される。本実施例
では、基板1’面にのみスクリーン印刷が施されている
が、場合によっては基板1、1’の両方の接合面にスク
リーン印刷により塗布されることもある。ここで球形状
であるフィラーは、ほぼ均一に塗布されることとなる。
続いて(b)工程において基板1と基板1’間が封着さ
れ、目的のギャップが形成されることとなる。次に、本
発明を実施例に従って、更に詳しく説明する。基板は、
96%アルミナ基板の1インチ四方のものを用いて、ス
クリーンは100メッシュのもので、1回印刷した。印
刷した基板は600℃×30分でプリメルトした。封着
条件は、600℃×15分、荷重230gで行った。ま
た、ペーストは、ガラスとビヒクルの比を1.8対1の
割合で混合したものを用いた。上記に従って表1のよう
な条件で作成し、同時に封着後のギャップの厚みも表1
に示した。
【0008】
【表1】
【0009】表1に示されるように10%添加品はペー
スト粘度が増大し、同一条件でのスクリーン印刷は困難
であった。また、目標とするギャップ40μmに対し、
平均粒径29±3μmのフィラーを使用した実施例2〜
4は、ギャップ35〜44μmを得ることができた。目
標とするギャップ60μmに対しては、平均粒径42±
3μmのフィラーを使用した実施例6において、ギャッ
プ63μmを得た。これらの結果より、適切な平均粒径
のフィラーを用いれば、目標とするギャップを±5μm
の精度でつくることができた。また、フィラーの選択の
目安としては目標とするギャップ×0.75の平均粒径
のフィラーを選択すればよいことがわかった。。実施例
7においては、実施例1〜6とは使用したフィラーの粒
度分布が異なり、ギャップ30μmを目標としたが、こ
のフィラーは粒度の分布が非常に広いために平均粒径が
小さいにもかかわらず、実施例3と同様なギャップにな
り、目的のギャップは得られなかった。このように、粒
度分布が非常に広いフィラーもあり、平均粒径を目安と
してスペーサーに使用する場合には、注意が必要であ
る。本発明に基づく実施例はすべて、精度よいガラス接
合した基板が得られた結果となった。
【0010】
【発明の効果】本発明は、接合における基板の間のギャ
ップの精度を制御よくすることができるようにするとと
もに、接合方法がガラス接合で、スペーサーが耐熱性且
つ密閉性に優れたものであり、ガラス接合可能な耐熱性
を有する材料であればどのような材料でも使用すること
ができるものである。また、後工程に高温設定がある時
にも問題なく生産することができる。特にフィラーとし
てアルミナ、ジルコニア、シリカ、ムライト、ガラス、
結晶化ガラスから選べば耐熱性、密閉性に優れているの
で、より作業性が上がる。フィラーが球形状であること
により粒度分布がよく、スクリーン印刷によって塗布で
き、スペーサー同志が重なることがなく、作業が簡単で
ある。その上、精度をよくギャップを形成することがで
きるだけでなく、フィラーの粒径の選択により比較的大
きなギャップにも対応することができるものである。よ
って本発明は、従来の問題点を解消したガラス接合にお
けるギャップ形成方法として、産業の発展に寄与すると
ころは極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガラス接合工程の概略図である。
【符号の説明】
1 基板 2 フィラー 3 ペースト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス接合において、ギャップ形成のた
    めのフィラーが、球形状であり、該フィラーの膨脹係数
    と低融点ガラスの膨脹係数の差が±10×10-7/℃以
    内で且つ該フィラーの軟化点が低融点ガラスよりも高い
    ことを特徴とするガラス接合におけるギャップ形成方
    法。
  2. 【請求項2】 フィラーが高融点粉末であるアルミナ、
    ジルコニア、シリカ、ムライト、ガラス、結晶化ガラス
    からなる群より選ばれた1種又は2種以上からなること
    を特徴とする請求項1記載のガラス接合におけるギャッ
    プ形成方法。
  3. 【請求項3】 フィラーのガラスに対する混合量が0.
    5〜8重量%であることを特徴とする請求項1または2
    記載のガラス接合におけるギャップ形成方法。
JP33110192A 1992-11-17 1992-11-17 ガラス接合におけるギャップ形成方法 Pending JPH06157082A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010039289A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Toshiba Corp 携帯型電子機器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5372645A (en) * 1976-12-09 1978-06-28 Seiko Epson Corp Liquid crystal color displayer
JPS55100239A (en) * 1979-01-23 1980-07-31 Asahi Glass Co Ltd Seal bonding glass composition
JPH01197721A (ja) * 1988-02-01 1989-08-09 Toray Ind Inc 複合粒子

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