JPH0615597A

JPH0615597A - 切断装置

Info

Publication number: JPH0615597A
Application number: JP1193593A
Authority: JP
Inventors: Peter Hueser; ペーター・ヒューザー; Juergen Peter; ユルゲン・ペーター; Karl-Heinz Schlottke; カール−ハインツ・シュロットケ
Original assignee: ECH Will GmbH and Co
Current assignee: ECH Will GmbH and Co
Priority date: 1992-01-28
Filing date: 1993-01-27
Publication date: 1994-01-25
Also published as: EP0553656A1; DE4202186A1

Abstract

(57)【要約】【目的】シートを分断域に通すシート案内手段と、材
料シート及び材料シートの供給方向と直交する回転軸を
中心に回転する、少なくとも１個の軸方向に延長して回
転するカッタを備えたカッタ支持体と、本質的に前記回
転カッタの方向でシートと直交し且つ前記分断域中で裁
断のために前記回転カッタと共に作用する定置カッタと
を有する定置カッタ支持体とから成る移動する材料シー
トを横に分断するための切断装置である。【構成】カッタ２２の少なくとも１個をカッタ保持体
１８に取り付け、このカッタ保持体を交換可能にカッタ
支持体１４のうちの１個に挿入してある。【効果】カッタ交換のためにかかる切断装置の静止時
間が極めて短くなり、装置の生産性の向上を果たす。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、シートを分断域に通
すシート案内手段と、材料シート及び材料シートの供給
方向と直交する回転軸を中心に回転する、少なくとも１
個の軸方向に延長して回転するカッタを備えたカッタ支
持体と、本質的に前記回転カッタの方向でシートと直交
し且つ前記分断域中で裁断のために前記回転カッタと共
に作用する定置カッタとを有する定置カッタ支持体とか
ら成る、移動する材料シートを横に分断するための切断
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の切断装置は移動している材料シ
ートにこのシートの供給方向に対して横方向に切込み入
れるのに役立つ。シート中に１個または多数の切込みが
でき、或いはシートに横方向の穴ができる。材料シート
はそのような装置で連続シート片に切断することができ
る。それは紙、プラスチック、金属箔、織物等の材料か
ら成るシートである。

【０００３】カッタは切断時の強い応力のために激しく
消耗する。これは特に切断毎に多数の回転カッタの一つ
に当たる１個の定置カッタに付いて当てはまる。従って
切断の一定の質を保証するためには、磨耗したカッタを
新品と交換する必要がある。

【０００４】回転式カッタドラムのカッタの交換を容易
にするために、中心で作動させる締めつけ装置を用いて
すべてのカッタをドラム上に固定することが知られてい
る。締めつけ装置の解放によってカッタドラムのすべて
のカッタが同時に解放され、交換される（DE33 03 628
C2) 。定置式カッタの場合のカッタ交換のために類似の
ことが行われる。その場合カッタ交換のために必要な取
り付け作業を機械の中で実施する必要があり、その間生
産が中断する。必要なカッタ交換のために機械が長時間
静止し、機械の利便性と生産性が制限される。特に定置
式カッタの交換が重要である。この定置式カッタの消耗
は特に大きいので、回転式カッタより頻繁に交換しなけ
ればならない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、始
めに記載した様式の切断装置を改良して、特にカッタ交
換を容易且つ促進する装置の開発にある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この課題は、カッターの
少なくとも１個をカッタ保持体に取り付け、このカッタ
保持体を交換可能にカッタ支持体のうちの１個に挿入す
ることで解決される。この構成によって、磨耗したカッ
タをその保持体毎支持体から外すことができ、容易に機
械の外側に用意してあった他のカッタ支持体をその代わ
りに使用することができる。このようにしてカッタ交換
に必要な機械の静止時間は短くてすみ、機械の生産性を
高める。

【０００７】これ以外の構成を２項以下の請求項に記載
する。請求項２と３に記載の構成はカッタ支持体中のカ
ッタ保持体収容部で、この保持体収容部はカッタ保持体
の早く且つ順調な交換と位置決めを可能にする。請求項
４の構成はカッタ保持体のカッタ保持体収容部からの出
し入れを容易にする。請求項５〜８の構成はカッタ保持
体を確実にカッタ保持体収容部中に固定し且つカッタ保
持体の急速且つ順調な交換を可能にする締めつけ手段で
ある。請求項９は機械の外側のカッタ保持体中のカッタ
の交換をするための装置である。この装置によって機械
の状態が模型化され、その結果カッタがあたかも直接機
械中にあるかのようにカッタ保持体中に位置決めされ且
つ整向することができる。こうして、準備されたカッタ
保持体をそれ以上の取り付け作業なしにカッタ支持体中
に挿入することができる。請求項１０と１１はカッタ自
体の構成である。

【０００８】この発明は回転カッタと定置カッタを有す
る切断装置中のカッタの交換を急速且つ順調にする前提
条件を作るものである。特に定置カッタの交換には、カ
ッタが機械の外部の可動のカッタ保持体、カッタカセッ
ト中に取り付けられて且つ正確な位置に整向されること
が有利に作用する。このようにして常に使用準備された
カッタ保持体を用意することができ、同時に次のカッタ
保持体が機械の中に組み込まれる。カッタ交換に要する
機械静止時間はごく短い。切断装置の生産性は高く、追
加のカッタ保持体にかかる技術上の手間とカッタの偏心
位置決め及び整向を補償する。更に別の利点は、たとえ
ば帯鋼製の磨耗しにくく従って廉価なカッタを使用でき
ることとこれらのカッタを定置カッタとしても利用する
ことができる点にある。

【０００９】この発明による機械の構造のために起こり
うる頻繁なカッタ交換は重大なことではなく、生産性と
費用の利点の方が遙に大きい。

【００１０】

【実施例】図をもとに更にこの発明について詳記する。
図１と２はこの発明による切断装置の垂直断面図と概略
正面図である。両図の同じ部分には同じ符号をつけてあ
る。図示の装置は材料シート１の横孔穿孔に使用され
る。材料シートは分断・穿孔区域３を矢印２の方向に移
動させられる。材料シート１の供給のために供給装置を
設けてある。この装置について図１にはベルト部４と６
のみを示してある。この種の供給装置は公知であるから
ここにはこれ以上図示し説明する必要はない。

【００１１】切断装置は軸７を中心に矢印８の方向に回
転する円筒状のカッタ支持体９を有する。このカッタ支
持体は軸に平行して周縁部に一様に配分配設された多数
のカッタ１１を有する。カッタ１１のカッタ刃１２は軸
に平行に或いは周方向にねじることができ、分断条件を
改善する。円筒状のカッタ支持体９は両側端面で機枠１
３の中に支承されている。この種の円筒状のカッタ支持
体は公知であるから詳細な説明はしない。

【００１２】回転カッタ支持体９と向き合って移動材料
シート１の下側に定置カッタ支持体１４を設けてあり、
このカッタ支持体は図２に示すように機枠１３の中に両
側で定着されている。定置カッタ支持体１４は材料シー
ト１に対して横方向になる、基準面１７を有するカッタ
収容保持部１６を有する。この基準面に基準面１７に対
する停止面１９を有するカッタ保持体１８が接してい
る。締めつけ手段２１によってカッタ保持体１８に定置
カッタ２２を固定してあり、このカッタはシートに穿孔
すべきところまで材料シート１と直交している。定置カ
ッタ２２は分断・穿孔区域３内で順に断片まで回転する
カッタ１１と共に作用する。

【００１３】カッタ保持体１８は保持装置として長手方
向に延在するＴ字形溝２３を有する。この溝に締めつけ
頭部２６を有する引張棒２４が係合する。各引張棒は締
めつけ頭部２６と反対側の端部に連接棒２７を備える。
連接棒は偏心軸２９の偏心ボルト２８と共に作用して、
締めつけ頭部２６を有する引張棒２４を締めつけ位置か
ら交換位置及びその逆へ運ぶ。締めつけ頭部２６を有す
る引張棒２４を多数設けて、カッタ保持部１８をカッタ
支持体１４上に定着すると、それらの引張棒は全部唯一
の共通の偏心軸２９によってこの方向に移動させること
ができる。偏心軸２９は軸３１を中心に回転する。偏心
軸２９を回転させるには偏心軸をレバー３２にねじれな
いように結合する。レバー３２はたとえばピストン・シ
リンダ・ユニットのような駆動装置によって偏心軸２９
の回転軸３１を中心に回動可能である。

【００１４】カッタ保持部１８を交換するには偏心軸２
９をレバー３２と駆動装置３３とによって図１に示した
その締めつけ位置から回転軸３１を中心に、引張棒２４
の締めつけ頭部２６がカッタ保持部１８を解放するまで
回す。カッタ保持部１８はここで機枠１３中に設けた開
口部３４から横へ取り出してカッタ保持収容部１６かさ
外され、機械の外側に用意されたカッタ保持部と交換さ
れる。カッタ保持部１８の交換後、引張棒２４は駆動装
置３３の作動によってレバー３２と偏心軸２９とを介し
て再び締めつけられ、その結果カッタ保持体は予定の位
置で基準面１７に正確な位置で定着される。カッタの交
換はこの発明に従って消耗したカッタ２２を有するカッ
タ保持部１８と新しいカッタのついたカッタ保持部との
交換によって容易に実施される。この交換は明らかに短
時間で実施可能で、機械の長時間の静止は必要でない。

【００１５】カッタ保持部１８の交換が容易に行えるよ
うに、新しいカッタを予めカッタ保持部に入れ、整向し
て、カッタ保持部の交換後分断に最善の位置を切断装置
中に有するようにする必要がある。

【００１６】この装置は、第一の基準面３６と同じよう
に第二の定置式カッタ支持体３４から成る。カッタ保持
部１８は図１の関連説明と同様の構成の締めつけ装置に
よってその停止面１９で基準面３６の方へ引かれ、そこ
に定着される。締めつけ装置については図３に引張棒３
７の一部のみと締めつけ頭部３８を示してある。

【００１７】カッタ２２の交換には使い切ったカッタの
除去の後新しいカッタをカッタ保持部１８と締めつけ要
素２１との間にねじ３９の引き締めによって緩く固定さ
れる。カッタ支持体３４の向かい側に調節可能な停止部
材４１を配設してある。この停止部材によって切断装置
の回転カッタ１１の切断位置が仮設定される。そのため
にこの停止部材４１は切断装置のカッタ１１の切断位置
に対応する位置に運ばれる。第二の定置式カッタ支持体
３４はカッタ２２と向き合う締めつけ要素２１の側面
に、ばね４３とラム４４とを介して締めつけ要素２１の
方へ押しつけられる１個または数個のスライダ４２を支
持している。締めつけ要素２１はカッタ２２の方へ向か
ってそれぞれ１個の停止部材４６を有する。停止部材は
背面からカッタ２２の方へ向かってそれぞれ１個の停止
部材４６を有し、この停止部材は背面からカッタ２２に
当接し、カッタ２２を整向停止部材４１に押しつける。
整向のためにはスライダ４２を、カッタ２２が停止部材
４１及び４６によって定まる位置に達するまで整向停止
部材４１の方へずらす。次にねじ３９が引き締められ、
カッタが定着される。これでカッタ保持体１８は機械中
での使用のために準備されることになる。機械の操作は
その間中断する必要がない。

【００１８】

【発明の効果】この発明の構成により、切断装置の静止
時間は極めて短くなり、生産性の向上を果たす。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の切断装置の垂直断面概略図である。

【図２】この発明の切断装置の正面概略図である。

【図３】この発明のカッタ交換・整向装置の断面図であ
る。

【符号の説明】

１材料シート２供給装置３分断域４ベルト部６ベルト部７軸８矢印９カッタ支持体１１カッタ１２カッタ刃１３機枠１４カッタ支持体１６カッタ保持収容部１７基準面１８カッタ保持体１９停止面２１締めつけ要素２２定置式カッタ２３Ｔ字形溝２４引張棒２６締めつけ頭部２７連接棒２８偏心ボルト２９偏心軸３１回転軸３２レバー３３ピストン・シリンダ・ユニット３４開口部３６基準面３７引張棒３８締めつけ頭部３９ねじ４１停止部材４２スライダ４３ばね４４ばね

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者カール−ハインツ・シュロットケドイツ連邦共和国、タンクシュテット、ドルフシュトラーセ、46

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】シートを分断域に通すシート案内手段
と、材料シート及び材料シートの供給方向と直交する回
転軸を中心に回転する、少なくとも１個の軸方向に延長
して回転するカッタを備えたカッタ支持体と、本質的に
前記回転カッタの方向でシートと直交し且つ前記分断域
中で裁断のために前記回転カッタと共に作用する定置カ
ッタとを有する定置カッタ支持体とから成る、移動する
材料シートを横に分断するための切断装置において、カ
ッター（２２）の少なくとも１個をカッタ保持体（１
８）に取り付け、このカッタ保持体を交換可能にカッタ
支持体（１４）のうちの１個に挿入してあることを特徴
とする切断装置。
【請求項２】カッタ支持体（１４）のうちの少なくと
も１個が少なくとも１個のカッタ保持収容部（１６）
と、このカッタ保持収容部中にカッタ保持体（１８）を
取り外し可能に定着するための締めつけ要素（２４、３
１、３３）とを有することを特徴とする請求項１の切断
装置。
【請求項３】各カッタ保持収容部（１６）が基準面
（１７）を、カッタ保持体（１８）が前記基準面と対応
する、カッタ保持体（１８）の位置決めのための停止面
（１９）をカッタ保持収容部中に有することを特徴とす
る請求項１または２の切断装置。
【請求項４】各カッタ保持収容部（１６）が材料シー
ト（１）と直交してそのときどきのカッタ保持体（１
８）を側方に摺動するための案内（１７）を有し、前記
案内の領域で機枠（１３）中で側方にカッタ保持体（１
８）をカッタ保持収容部（１６）から出し入れするため
の捕捉口（３４）を設けたことを特徴とする請求項１〜
３のいずれか一の切断装置。
【請求項５】締めつけ手段（２４、３１、３３）とし
て対応するカッタ保持体（１８）の保持装置（２３）に
係合する締めつけ頭部（２６）を有する少なくとも１本
の引張棒（２４）とこの引張棒の締めつけ・取り外しの
ための作動手段（３１、３３）を設けたことを特徴とす
る請求項２〜４のいずれか一の切断装置。
【請求項６】保持装置（２３）としてカッタ保持体
（１８）中に切込みに本質的に平行な少なくとも１個の
締めつけ面を有する溝を設け、引張棒（２４）の締めつ
け頭部（２６）はカッタ保持体（１８）がカッタ保持収
容部（１６）に入るとき前記溝に係合し、引張棒は締め
つけ頭部を定着するとき締めつけ面に向けて固定し、こ
れによってカッタ保持体（１８）をカッタ保持収容部
（１６）中の基準面（１７）の方へ引張り且つそこに正
確な位置に固定することを特徴とする請求項５の切断装
置。
【請求項７】各引張棒（２４）が締めつけ頭部（２
６）と反対向きの端部ですべての引張棒に共通の１本の
偏心軸（２９）の偏心ピン（２８）に回転可能に支承さ
れており、偏心軸は回転駆動装置（３２、３３）によっ
てカッタ保持体（１８）を引張棒の締めつけ頭部により
カッタ保持収容部（１６）中に定着させる締めつけ位置
から偏心ピンが締めつけ頭部を介してカッタ保持体を解
放する交換位置に戻って回転するように構成したことを
特徴とする請求項５または６の切断装置。
【請求項８】回転駆動装置としてピストン・シリンダ
・ユニット（３３）を設けてあり、このピストン・シリ
ンダ・ユニットが偏心軸（２９）に固定結合された回動
レバー（３２）に作用するように構成したことを特徴と
する請求項７の切断装置。
【請求項９】材料シート案内（４、６）の外側にカッ
タ保持収容部とこの収容部中にカッタ保持体（１８）を
定着するための締めつけ手段（３７、３８）を有する第
二の定置カッタ支持体（３４）を設け、この第二のカッ
タ支持体のカッタ保持収容部の構造と寸法を第一のカッ
タ保持体（１４）それに模してあり、第二の定置カッタ
保持体（３４）に回転カッタ（１１）の模型化のための
ストッパ（４１）を付設してあり、第二のカッタ支持体
が第二のカッタ支持体のカッタ保持収容部に定着したカ
ッタ保持体中にカッタ（２２）の位置決めと整向のため
の調節手段（４２、４６）を有することを特徴とする請
求項１〜８のいずれか一の切断装置。
【請求項１０】定置カッタ（２２）を帯鋼で形成した
ことを特徴とする請求項１〜９のいずれか一の切断装
置。
【請求項１１】定置カッタ（２２）が材料シート
（１）中に穴をあけるための断続刃を有することを特徴
とする請求項１〜１０のいずれか一の切断装置。