JPH06155768A - カラー印字装置 - Google Patents

カラー印字装置

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JPH06155768A
JPH06155768A JP31024392A JP31024392A JPH06155768A JP H06155768 A JPH06155768 A JP H06155768A JP 31024392 A JP31024392 A JP 31024392A JP 31024392 A JP31024392 A JP 31024392A JP H06155768 A JPH06155768 A JP H06155768A
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JP
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ink
printing
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matrix
gradation
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JP31024392A
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Hiroshi Nakano
宏 中野
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性が高く、小型で、解像度が高く、階調
の表現できる印字装置を提供する。 【構成】 カラー印字装置は、印字用紙に300DPI
の解像度でシアン、マジェンタ、イエローのブラックの
インクを印字後、600DPIの解像度でホワイトイン
クを印字用紙に重ねうちする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階調表現ができるカラ
ー印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オンデマンド型インクジェットプリンタ
の基本構造は、図8に示すような平面的な圧力室200
をもち、圧力室200壁面に圧電素子202を積層した
構造を有する。ヘッド204内にはインクが満たされて
おり、圧電素子202の上面と下面間に電圧を印加する
と、圧電素子202は、上下方向に伸びる。それに伴い
圧力室壁面は内側にたわみ、圧力室200の内圧が上が
って、ノズル206からインクが射出され印字用紙20
8上にドットが記録される。この方法では、ゾルダン型
を初めとする他のインパルス型インクジェットやバブル
ジェットと同様に、通常の液体ポンプが持っている逆止
弁が全くないにもかかわらず、インクは紙に向かって流
れ続ける。これはインク射出後、圧電素子202が元に
戻るにつれて印字用紙に対向したインクの面の後退した
ノズルメニスカスが、ノズル206の毛細管力によって
初期状態に戻り、再び圧電素子202を駆動する事でイ
ンクの射出が行われるためである。
【0003】次に、オンデマンド型インクジェットプリ
ンタの階調表現方法として種々の方法が考案されている
ので説明する。
【0004】先ず初めに、一般的な階調表現をする方法
である密度制御について図9を参照して説明する。
【0005】密度制御とは、単位面積あたりの記録ドッ
ト数を変えて、見かけ上の濃度を変化させる方法であ
る。この時、密度制御を行う単位ブロックを大きくとる
ほど、多くの階調を表現する事ができるが、その大きさ
は人間の目による平滑化が期待できる程度に制限する必
要がある。図9に示すようにドットの配列を4×4とし
た場合は、16階調の階調表示が可能であり、例えば、
ドット配列210の場合は2階調であり、ドット配列2
12の場合は14階調である。
【0006】次にドット径変調法について説明する。
【0007】ドット径変調法は、ドット径を変化するこ
とにより単位面積あたりのドット記録面積を変化させ
て、見かけ上の濃度を変化させることにより階調を表示
する方法である。ドット径を変化させる方法としては、
圧電素子に加える電圧を変化させるか、電圧の印加波形
を変化させる方法が取られている。
【0008】最後に、濃淡インク法について説明する。
【0009】濃淡インク法は、色再現領域を広げるため
に1つの原色を染料濃度の異なる複数のインクから構成
する方法である。すなわち、再現領域を 1.ハイライ
ト部(低濃度部) 2.ミドル部(中濃度部) 3.ダ
ーク部(高濃度部)と分けて、それぞれに対して1低濃
度インク、2中濃度インク、3高濃度インクを設定し、
入力信号に応じてインクを使い分けることにより階調を
表示する方法である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
オンデマンド型インクジェットプリンタの階調表現方法
には、それぞれ解決できない以下の問題点がある。
【0011】密度制御法は、密度制御を行う単位ブロッ
クを大きくとれば、多くの階調を表現する事ができる
が、それにより解像度が大幅に下がるという欠点があ
る。例えば、300DPIの2値プリンタでの階調表現
をする場合に、64階調を得るためには、ディザ法を用
いた場合、8x8のマトリクスを使用しなければならな
い。従って、8x8のドットで1画素を表現するのであ
るから、300DPIのプリンタは37.5DPIの実
力しか発揮できない事になり、解像度は大幅に下がって
しまう。
【0012】ここで、解像度を上げるには、300DP
Iの印字ヘッドを600DPI等に変更することが考え
られる。しかし、600DPIで、300DPIと同じ
圧電素子の駆動周波数で同じ速度で印字用紙に印字しよ
うとすると、単位面積あたりのドット数は、4倍になる
ので圧電素子の数は4倍必要となる。その結果、非常に
大きな印字ヘッドになってしまう。
【0013】次に、ドット径変調法では、吐出される液
滴径に応じて吐出速度が変化する問題がある。この為に
インクの最大ドットと最小ドットの間に着弾位置ずれが
生じ、ドット構造を乱しきれいに階調表示を行うことが
困難となる。着弾位置ずれを制御する方法として、吐出
のタイミングを液滴径に応じて微小に変える方法がある
が、ドットの吐出速度のばらつきのほうが大きく制御は
困難となる。また、ドット径を変更する方法として、圧
電素子の駆動電圧を変更する方法があるが、駆動電圧を
変更するには、複雑な電気回路が必要となり、制御も難
しくなる。
【0014】更に、ドット径変調法では、ハイライト部
にはドット径を小さくしなければならないが、微小ドッ
トを安定して得る事は困難である。例えば、300DP
Iのインクジェットヘッドで安定して吐出されるドット
径は、50ミクロン〜110ミクロンであるが、これ以
下のドット径は、わずかなインクの粘度や表面張力の違
いによって、吐出速度が大きく変化したり、最悪の場
合、吐出されなかったりする。
【0015】また、濃淡インク法では、各色に濃淡イン
ク用の印字ヘッドが必要となり印字ヘッドが大きくな
り、装置全体も大型化するという欠点がある。
【0016】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、信頼性が高く、小型で、解像度
が高く、階調の表現できる印字装置を提供する事を目的
としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1に記載の本発明のカラー印字装置は、印字用
紙に原色のインクを吐出する原色インク吐出装置と、印
字用紙に白色のインクを吐出する原色インク吐出装置の
解像度より高い解像度の白色インク吐出装置と、原色の
インク吐出装置から印字用紙に吐出された原色のインク
の上層に重ねて白色のインク吐出装置から白色インクを
吐出するように制御する制御手段とを備えている。
【0018】請求項2に記載の本発明のカラー印字装置
は、カラー印字装置の印字ヘッド上で、印字用紙に印字
する印字方向の最後端に白色インク吐出装置を備えてい
る。
【0019】
【作用】上記の構成を有する請求項1に係わるカラー印
字装置では、原色インク吐出装置は印字用紙に原色のイ
ンクを吐出し、白色インク印字装置は、原色インクより
解像度の高いホワイトインクを印字用紙に重ねて吐出す
る。
【0020】上記の構成を有する請求項2に係わるカラ
ー印字装置では、カラー印字装置の印字ヘッド上で、印
字用紙に印字する印字方向の最後端に備えられた白色イ
ンク吐出装置が白色インクを最後に吐出する。
【0021】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図1〜7
を参照して説明する。
【0022】先ず、オンデマンド型インクジェットプリ
ンタの構造を図1を参照して説明する。
【0023】本実施例のインクジェットプリンタの図示
しないフレーム上には、プラテン14が設けられてい
る。プラテン14の正面に対向する位置には、ガイド軸
42が2本並行に設けられ、ガイド軸42上には、キャ
リッジ40がプラテン14に対向してに摺動可能に支持
されている。キャリッジ40上には、インクジェットヘ
ッド12が載置されている。
【0024】このインクジェットヘッド12を搭載した
キャリジ40は、キャリジモータ(図示せず)にタイミ
ングベルト(図示せず)を介して接続されている。
【0025】また、インクジェットヘッド12の上流側
で、且つインクジェットプリンタの前面下方部分には、
印字用紙16を集積する給紙カセット44が配設されて
いる。そして、給紙カセット44とプラテン14の間に
は、給紙カセット44から印字用紙16をおくる給紙ロ
ーラ46と、印字用紙16を案内するガイド板47と、
下方送りローラ62及び、下送りローラ62に対向する
プレッシャーローラ64が設けられている。
【0026】プラテン14の上方には、印字用紙16を
排出するための、上方送りローラ66と、上方送りロー
ラに対向して回転するプレッシャーローラ68及び、印
字用紙16を案内するガイド板67が配設され、インク
ジェットプリンタ本体の上部には、印字された印字用紙
16を保持する排紙トレイ69が配設されている。
【0027】次に、本実施例のインクジェットプリンタ
の電気的構成を図2を参照して説明する。ここで、以下
「イエロー」を「Y」、「マジェンタ」を「M」、「シ
アン」を「C]、「ブラック」を「BK」、「ホワイ
ト」を「W」と略記する。
【0028】R,G,Bの画像信号をY,M,Cの信号
に変換する補色変換部50には、変換されたY,M,C
の信号を64階調で表現されているY’,M’,C’デ
ータに変換する第1次濃度変換部52が接続されてい
る。この第1次濃度変換部52には、Y’,M’,C’
データを16階調で表現されているY”、M”、C”に
変換する第2次濃度変換部54が接続されている。この
第2次濃度変換部54は、ディザマトリクス56及びW
マトリクス部64に接続されている。ここで、ディザマ
トリクス56は下色除去部58に接続され、Wマトリク
ス部64には、ROM100が接続されている。前記下
色除去部58及びWマトリクス部64は、メモリヘッド
ドライバ60が接続され、メモリヘッドドライバ60
は、タイミング発生器72と記録ヘッド62に接続され
ている。タイミング発生器72には、クロック発生器7
0が接続されている。また、クロック発生器70は、メ
カ駆動部74に接続され、メカ駆動部74は記録ヘッド
62に接続されている。
【0029】次に本実施例のインクジェットプリンタの
インクジェットヘッド12の構造について図3を参照し
て説明する。
【0030】本実施例のインクジェットプリンタのイン
クジェットヘッド12は、平面的な圧力室18を持ち、
圧力室18の壁面18aには、圧電素子20を固着した
構造を有する。インクジェットヘッド12内にはインク
19が満たされており、圧電素子20の上面と下面間に
電圧を印加すると、圧電素子20は、上下方向に伸びる
構造となっている。圧力室18の壁面18aは、圧電素
子20の伸びに従って内側にたわむ構造となっており、
圧力室18の内圧を上げることができる。圧力室18の
右端部には、インクを吐出するオリフィス22が複数設
けられている。
【0031】次に、インクジェットヘッド12のオリフ
ィス22の配置を図4を用いて説明する。
【0032】本実施例の場合は、Y、M、C、BKの解
像度が300DPIで、Wの解像度は、600DPIの
インクジェットヘッドとする。
【0033】インクジェットヘッド12のインク吐出装
置の大まかな配置順序は、印字用紙16の搬送方向下流
からY吐出装置30、M吐出装置32、C吐出装置3
4、BK吐出装置36、W吐出装置(38a、38b)
の順で並んでいる。
【0034】Y、M、C、BKのオリフィス22間の寸
法位置関係は、印字用紙搬送方向では、1/300イン
チで、印字用紙搬送方向と垂直方向では8/300イン
チである。オリフィス22の数は、Y、M、C共に各1
6個づつで、BKは48個づつ並んでいる。BKのオリ
フィス22の数が、他の色と較べて多いのは、モノクロ
印字は使用頻度が多いので、カラー印字に較べてスピー
ドを上げるためである。
【0035】Wの隣接するオリフィス22間の寸法位置
関係はそれぞれ印字用紙搬送方向は、1/600インチ
で、印字用紙搬送方向と垂直方向には8/300インチ
である。Wのオリフィス22の数は32個が2組(38
a,38b)あり、Y、M、Cのオリフィス22の数の
4倍である。これは、ホワイトの解像度が600DPI
で、他の色の解像度(300DPI)の2倍である為、
オリフイス数は、解像度の二乗、つまり4倍となる。
【0036】次に、本実施例のインクジェットプリンタ
の動作について説明する。
【0037】本実施例のインクジェットプリンタが印字
動作を開始すると、給紙カセット44から給紙ローラ4
6の回動により印字用紙16が給紙動作が開始され、複
数の下方送りローラ62とプレッシャローラ64により
プラテン14に給紙される。
【0038】次に、インクジェットヘッド12を搭載し
たキャリジ40は、2本のガイド軸42に支持されキャ
リジモータ(図示せず)の駆動によってタイミングベル
ト(図示せず)を介してプラテン14に沿って往復移動
を行う。このとき、キャリッジ40に載置されたインク
ジェットヘッド12上のY、M,C,BK,Wの各オリ
フィス22から印字用紙16にインクを順に吐出するこ
とによって、印字用紙16上にイメージが印字される。
印字終了後、印字用紙16は複数の上方送りローラ66
とプレッシャローラ68により排紙トレイ69に排出さ
れる。尚、上下送りローラ62,66及びプレッシャロ
ーラ64,68は、紙送りモータ(図示せず)により駆
動される。
【0039】次に、本実施例のインクジェットプリンタ
のインク吐出動作の具体例について説明する。
【0040】R,G,Bの画像信号を補色変換部50で
補色変換して,Y,M,Cの信号に変換する。その後、
第一次濃度変換部52において対数変換して、64段階
のしきい値で区切られ、濃度信号はY’,M’,C’に
変換される。
【0041】次に、64階調で表現されているY’,
M’,C’データは、第2次濃度変換部54で16階調
に変換され、Y”、M”、C”となる。変換方法は0〜
64の整数値で表されていたY’、M’、C’の階調値
は、0、4、8、12、・・・60、64の16個の値
に階調値を丸めこまれる。丸め込む方法は、繰上げ方法
で行われる。例えば、図5のCで説明すると、C’の6
4階調の階調値は5/64で、濃度変換されたC”にお
ける16階調の階調値では8/64に繰上げられる。こ
の時の繰上げ誤差、”3”をC1として記憶しておく。
同様にY、Mの繰上げ誤差をY1、M1、とする。この
繰上げ誤差は0〜3の値をとる。また、Y’、M’、
C’の0、4、8、・・64に丸め込まれた階調値は、
4で割られ、0〜16の整数値の16階調Y”、M”、
C”に変換される。
【0042】図5に示すように、Y”、M”、C”は、
最小ドット径が1/300インチの4x4の16階調用
のディザマトリクス80、82、84に展開される。デ
ィザマトリクスに展開方法は、ROM100内に登録さ
れている。また、マトリクス上でY、M、Cが重なった
部分を下色除去部58で下色除去され、BKに置き換え
られる。その結果Y”、M”、C”は、Y’”,
M’”,C’”,BK’”,に分解され、メモリヘッド
ドライバ60へ送られる。
【0043】次に、繰上げ誤差Y1、M1、C1に従っ
て、Wマトリクス部64でWのマトリクスを決定する。
Wのマトリクス86は、図5が示すように最小ドット径
が1/600インチで8x8のマトリクスである。Wの
マトリクス86の決定方法は、C1の値が3であれば、
C”のディザマトリクス80のCの部分に600DPI
のWのドットを3つ打つということである。同様にM1
の値が1であれば、M”のディザマトリクス82のMの
部分に600DPIのWのドットを1つ打つということ
である。
【0044】次に、マトリクス内でWのドットを打つ位
置は、Y、M、Cが、単独で存在するドット点を優先し
て打つ。次にY、M、Cが単独で存在するドット点が無
い場合は、2色が重なっている部分にWのドットを打
つ。例えば、Yと、Mが重なっている部分にWのドット
を2点打ったとすると、Y”とM”のディザマトリクス
のドット部分にそれぞれ600DPIのWドットを2点
打ったことになる。この様にして、Wのマトリクス86
は決定され、W’”のデータとしてメモリヘッドドライ
バ60に送られる。
【0045】この様にWのドットをY、M、C上に重ね
て打つことにより、Y、M、Cが表現できる階調数の4
倍を表現することが出来る。
【0046】一方、同期信号に基づいてクロック発生器
70は、所定のクロック信号を発生する。メカ駆動部7
4はクロック信号に基づいて記録ヘッド62を移動させ
る。タイミング発生器72はクロック信号に基づいて、
Y’”,M’”,C’”,BK’”,W’”を制御する
ためのタイミングパルスを発生し、これをメモリヘッド
ドライバ60に送る。メモリヘッドドライバ60はタイ
ミングパルスに従って、圧電素子20に高電圧を印加
し、インクが吐出される。タイミングパルスは、Y、
M、C、BK、Wの順序で用紙に吐出するようにタイミ
ングを調節してある。
【0047】次にモノクロ印字の場合について述べる。
【0048】モノクロ印字の場合はカラー印字に較べる
と動作が簡単となる。カラー印字と同様に、まず64階
調にデータを分解した後、それを16階調に変換し、繰
上げ誤差B1を得る。その後、300DPIの解像度の
4x4のディザマトリクスに従い、BKを決定する。次
に、繰上げ誤差B1に従い、上述したカラーのWマトリ
クス部64の方法と同様にWの印字位置を決定する。こ
の場合、どこのマトリクス上も色は1色しかのっていな
いので印字位置決めは簡単である。
【0049】また、モノクロ印字の別の方法を図6を参
照して説明する。まず、600DPIの解像度で64階
調のディザマトリクス110に展開する。この8x8の
マトリクスを4x4のマトリクス112(300DP
I)に区切り直し、新しく区切り直したマトリクス11
2の1ドット内に1つでもBKのドットがあれば、その
マトリクスはBKにする。300DPIに変換されれ
ば、BKで印字できる。その後、600DPIのWで、
8x8のマトリクス114に従いBKの上に重ね打ちす
る方法もある。その結果、64階調のディザマトリクス
110と同じ印字結果が得られる。
【0050】テキスト印字の場合を図7を参照して説明
する。テキスト印字の場合データを600DPIのドッ
トマップ116に展開し、それを上述したように300
DPIのドットマップ118に区切り直す。新しく区切
り直した300DPIのドットマップ内に1つでも60
0DPIのBKのドットがあれば、そのドットはBKに
し、300DPIのBKで印字する。その後、600D
PIの解像度のWで、600DPIのドットマップ12
0に従いBKの上に重ね打ちする。その結果、600D
PIの解像度の印字結果が得られる。
【0051】以上、上述したように本実施例のインクジ
ェットプリンタは、密度階調の新しい表現方法を可能と
することができる。C、M、Y、BKの解像度が、30
0DPIで、階調の密度制御を行う単位ブロックが4/
300インチ x 4/300インチならば、従来の階
調表現では4x4、つまり16階調しか表現できなかっ
た。しかし、ここに600DPIの解像度を持つWの印
字ヘッドを300DPIのC、M、Y、BKの印字ヘッ
ドに付加することにより、階調の密度制御を行う単位ブ
ロックが4/300インチ x 4/300インチで、
従来の階調表現の4倍の階調、つまり64階調を表現す
ることができる。また、オリフィス22の数の合計は、
C、M、Yをすべて600DPIにするよりもWの60
0DPIの印字ヘッドを300DPIのC、M、Yの印
字ヘッドに付加した方が合計のオリフィス22の数は5
8%の数ですむ。その結果印字ヘッドを小型化すること
ができる。
【0052】また、ドット径変調法では、微小インク径
を作成することは難しいため、ハイライト部の表現は苦
手となるが。本実施例のインクジェットプリンタは、ハ
イライト部はWインクを重ねるため確実にハイライト部
を表現できる。更に、実施例のインクジェットプリンタ
では、インクドット径を変化させることは無いため、イ
ンクドットの飛行は安定しており、用紙に記録される位
置のばらつきは少なく、階調表現を確実に信頼性高く表
現することができる。
【0053】また、テキスト印字に関しても600DP
Iの表現が少ないオリフィス数で実現することができ
る。
【0054】その他、本発明は本実施例に限定されるも
のではなく、その主旨を逸脱しない範囲においては、種
々の変更を加えることができ、また、プリンタのみなら
ずインクジェット式のコピー装置およびその他の印刷装
置等に応用可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のカラー印字装置は信頼性が高く、小型で、解像度
が高い階調を表現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のインクジェットプリンタの基本断面
図である。
【図2】本実施例のカラープリンタ装置の概略構成図で
ある。
【図3】本実施例のインクジェットヘッドの基本構造図
である。
【図4】本実施例のインクジェットヘッドのオリフィス
部の構成図である。
【図5】本実施例のカラープリンタの具体的なマトリク
ス展開図である。
【図6】本実施例のモノクロプリント時のマトリクス展
開方法の一例を示す図である。
【図7】本実施例のテキスト印字時のマトリクス展開方
法の一例を示す図である。
【図8】従来のインクジェットヘッドの基本構造図であ
る。
【図9】従来のドット密度制御法による濃淡表現例を示
す図である。
【符号の説明】
30 Y吐出装置 32 M吐出装置 34 C吐出装置 36 BK吐出装置 38 W吐出装置 72 タイミング発生器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字用紙にインクを吐出して印字するカ
    ラー印字装置において、 印字用紙に原色のインクを吐出する原色インク吐出装置
    と、 印字用紙に白色のインクを吐出する前記原色インク吐出
    装置の解像度より高い解像度の白色インク吐出装置と、 前記原色のインク吐出装置から印字用紙に吐出された原
    色のインクの上層に重ねて前記白色のインク吐出装置か
    ら白色インクを吐出するように制御する制御手段とを備
    えることを特徴とするカラー印字装置。
  2. 【請求項2】 カラー印字装置の印字ヘッド上で、印字
    用紙に印字する印字方向の最後端に白色インク吐出装置
    を設けることを特徴とする請求項1に記載のカラー印字
    装置
JP31024392A 1992-11-19 1992-11-19 カラー印字装置 Pending JPH06155768A (ja)

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