JPH06155633A - タイヤ用ビードリングの成形装置 - Google Patents

タイヤ用ビードリングの成形装置

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JPH06155633A
JPH06155633A JP4338099A JP33809992A JPH06155633A JP H06155633 A JPH06155633 A JP H06155633A JP 4338099 A JP4338099 A JP 4338099A JP 33809992 A JP33809992 A JP 33809992A JP H06155633 A JPH06155633 A JP H06155633A
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moving
ring
main shaft
axial direction
slider
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Toru Sakuma
亨 佐久間
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周長の若干異なるビードリングBを成形す
るとき、その切り換え作業を容易にかつ短時間で行う。 【構成】 周長の若干異なるビードリングBを成形す
るときには、ストッパー体58の主軸12に対する軸方向の
取り付け位置を変更して、移動セグメント30の半径方向
外端限(成形溝55の半径方向位置)を変化させるだけで
よく、このため、作業が簡単になるとともに、成形装置
の停止時間も殆ど必要としなくなる。しかも、周長を変
更するための別部材は不用であるため、その保管場所も
不用となって省スペースを図ることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤを螺旋状に巻
回してタイヤ用ビードリングを成形する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤ用ビードリング(ワイヤ)
の成形装置としては、例えば特公平1ー30573号公報に記
載されているようなものが知られている。このものは、
ヘッドストック外軸、ヘッドストック内軸およびテール
ストック軸にそれぞれ取付けられたヘッドストックフォ
ーマ、インナフォーマおよびアウタフォーマからなり、
ビードリング素線巻き付け用の角溝の溝底を上記インナ
フォーマのフェースリング外周面により、また、上記角
溝の両溝壁を上記ヘッドストックフォーマのフェースリ
ングの端縁部およびアウタフォーマのフェースリングの
端縁部によってそれぞれ形成するようにしたビードリン
グの成形装置であって、上記ヘッドストックフォーマを
ヘッドストック外軸に固定された円板と該円板の外周付
近にスペーサを介して着脱自在に取り付けられたフェー
スリングとにより、また、上記インナフォーマをヘッド
ストック内軸にその直径方向に沿って互いに反対方向に
摺動可能に取付けられた半円板とその外周面に着脱自在
に取付けられた半円弧形のフェースリングとにより、ま
た、上記アウタフォーマをテールストック軸に固定され
た円板と該円板の外周付近に着脱自在に取り付けられた
フェースリングとによりそれぞれ形成し、かつ、ヘッド
ストックフォーマの半径方向外方に成形済みビードリン
グ分離用のブッシュバーを設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタイヤ用ビードリング(ワイヤ)の成形装置
において、周長が若干異なるビードリングを成形する場
合には、ボルトを緩めてヘッドストックフォーマおよび
アウタフォーマのフェースリングをそれぞれ取り外すと
ともに、所定直径のフェースリングを選択し、その後、
これらフェースリングをボルトにより再びヘッドストッ
クフォーマおよびアウタフォーマに取り付けなければな
らなかった。このため、作業が面倒になるとともに、こ
のような交換作業中、成形装置の作動を長時間停止しな
ければならず、作業能率が低くなるという問題点があっ
た。また、異なる周長サイズ毎にフェースリングを準備
しなければならないため、フェースリングが多種類必要
となり、広い保管場所を確保しなければならないという
問題点もあった。
【0004】この発明は、周長の若干異なるビードリン
グを成形するとき、その切り換え作業を容易かつ短時間
で行うことができるタイヤ用ビードリングの成形装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、軸線
回りに回転することができる主軸と、該主軸に固定され
半径方向に延びるスライドベースと、スライドベースに
半径方向に移動可能に支持されるとともに、周方向に互
いに離れ、一端部外周に周方向に延びるとともに一端面
において開放した断面略矩形の切り欠きが形成された複
数の移動セグメントと、スライドベースより軸方向他側
の主軸に支持され軸方向に移動可能なスライダと、スラ
イダと移動セグメントを連結する複数のリンクと、前記
スライダを主軸に沿って軸方向一側に移動させることに
より移動セグメントを同期して半径方向外側に移動させ
る移動手段と、スライドベースより軸方向一側の主軸に
支持され軸方向に移動可能で半径方向に延びる移動リン
グと、移動リングに駆動力を付与して該移動リングを最
も軸方向他側に移動させることにより、該移動リングの
他端面と前記切り欠きとでビードリング成形用の成形溝
を形成する駆動手段と、主軸に軸方向の取り付け位置を
変更可能に取り付けられ、スライダが当接したとき該ス
ライダの軸方向一側への移動を規制して移動セグメント
の半径方向外端限を規定するストッパー体と、を備える
ことにより達成することができる。
【0006】
【作用】所定径のビードリングを成形する場合には、ま
ず、移動手段によってスライダを主軸に沿って軸方向一
側に移動させ、このスライダの移動をリンクを介して移
動セグメントに伝達する。これにより、複数の移動セグ
メントは半径方向外側に同期して移動する。そして、前
記スライダがストッパー体に当接すると、該スライダは
軸方向一側への移動が規制され、これにより、移動セグ
メントの半径方向外端限が規定される。一方、移動リン
グは駆動手段からの駆動力を受けることで、主軸に沿っ
て軸方向他側に移動し、前記移動セグメントに接近す
る。そして、この移動リングが最も軸方向他側まで移動
すると、該移動リングの他端面は、各移動セグメントの
一端部外周に形成された切り欠きの一側壁を構成するた
め、この移動リングと前記切り欠きとでビードリング成
形用の成形溝が形成される。次に、主軸、スライドベー
ス、移動セグメント、スライダ、リンク、移動手段、移
動リング、駆動手段、ストッパー体を一体的に回転させ
ながら、前記成形溝にワイヤを供給し、該成形溝内にお
いてワイヤを螺旋状に巻回してビードリングを成形す
る。次に、周長の若干異なるビードリングを成形すると
きには、ストッパー体の主軸に対する軸方向の取り付け
位置を変更、例えばビードリングの周長を若干長くする
ときには、ストッパー体の取り付け位置を軸方向一側に
若干移動し、逆に、ビードリングの周長を若干短くする
ときには、ストッパー体の取り付け位置を軸方向他側に
若干移動する。この結果、移動セグメントの半径方向外
端限が変更され、成形溝の半径方向位置が若干ずれるの
である。このように周長の若干異なるビードリングを成
形するときには、ストッパー体の主軸に対する軸方向の
取り付け位置を周長の変化に伴って変更するだけでよい
ので、作業が簡単になるとともに、成形装置の停止時間
も殆ど必要とせず、作業能率が向上する。しかも、周長
を変更するための別部材は不用であり、そのための保管
場所も不用となって省スペースを図ることもできる。
【0007】また、請求項2に記載のように構成すれ
ば、厚さの異なるスペーサを交換するだけでストッパー
体の軸方向取り付け位置を変更することができ、作業能
率がさらに向上する。さらに、請求項3に記載のように
構成すれば、ワイヤの巻き付け開始時に、該ワイヤを成
形装置に係止させる特別な手段が不用となって装置が簡
単かつ安価となる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1、2において、11はワイヤWを螺旋状に
巻回してタイヤ用ビードリングBを成形するビードリン
グ成形装置であり、この成形装置11は水平な主軸12を有
し、この主軸12は図示していないモータにより軸線回り
に回転される。この主軸12は一側から他側に向かって順
次大径部13、中径部14、小径部15を有し、中径部14と小
径部15との境界にはストッパー部としての段差面16が形
成されている。前記主軸12の中径部14外周にはスライド
ベース19が固定され、このスライドベース19は半径方向
に延び、全体として略円板状を呈している。このスライ
ドベース19の他端面には半径方向に延びる複数本のガイ
ドレール20が敷設され、これらのガイドレール20は周方
向に等距離離れて配置されている。23は周方向に等距離
離れて配置され弧状をした複数のセグメント本体であ
り、これらセグメント本体23には前記ガイドレール20に
摺動可能に係合するスライドベアリング24がそれぞれ取
り付けられている。この結果、これらセグメント本体23
はスライドベース19にガイドレール20、スライドベアリ
ング24を介して半径方向に移動可能に支持されているこ
とになる。各セグメント本体23の一端部外周には、周方
向に延びる同軸の第1、第2弧状体26、27がねじ28、29
によってそれぞれ固定され、この第2弧状体27の直径は
第1弧状体26の直径より大径で、しかも、その垂直な一
端面27aは第1弧状体26の一端面26bより他側に位置し
ている。前述したセグメント本体23、スライドベアリン
グ24、第1、第2弧状体26、27は全体として複数の移動
セグメント30を構成する。そして、これら移動セグメン
ト30の一端部外周には、前記第1弧状体26の外周面26a
(底壁となる)および第2弧状体27の一端面27a(他側
壁となる)により周方向に延びる断面略矩形の切り欠き
31が画成され、これらの切り欠き31は移動セグメント30
の一端面においても開放している。
【0009】スライドベース19より軸方向他側の主軸12
(中径部14)の外側には略円筒状のスライダ34が嵌合支
持され、このスライダ34は主軸12の軸方向に移動するこ
とができる。このスライダ34の一端部外周には周方向に
離れた複数のブラケット35が固定され、一方、前記移動
セグメント30の他端面にはブラケット36がそれぞれ固定
されている。37はスライダ34と移動セグメント30を連結
する複数のリンクであり、これらのリンク37の半径方向
外端はピン38を介してブラケット36に、また、半径方向
内端はピン39を介してブラケット35に回動可能に連結さ
れている。42はスライダ34の内周に形成された円周溝状
のシリンダ室であり、このシリンダ室42内には主軸12の
中径部14の外周に固定されたピストン43が摺動可能に収
納されている。そして、このピストン43により前記シリ
ンダ室42は一側室42aと他側室42bとに区画され、前記
一側室42aにはスライダ34に形成された一側通路44が、
また、他側室42bにはスライダ34に形成された他側通路
45が連通している。そして、これら一側通路44または他
側通路45を通じて圧力流体が一側室42aまたは他側室42
bに供給されると、スライダ34は主軸12の軸線に沿って
軸方向に移動する。ここで、スライダ34が一側に移動し
た場合には、リンク37が立ち上がるよう揺動するため、
移動セグメント30は同期して半径方向外側に移動し、一
方、スライダ34が他側に移動した場合には、リンク37が
倒れるよう揺動するため、移動セグメント30は同期して
半径方向内側に移動する。前述したシリンダ室42、ピス
トン43、一側、他側通路44、45は全体として、スライダ
34を主軸12に沿って軸方向一側に移動させることによ
り、移動セグメント30を同期して半径方向外側に移動さ
せる移動手段46を構成する。
【0010】前記スライドベース19より軸方向一側に位
置する主軸12の大径部13の外側には移動リング49が嵌合
支持され、この移動リング49は主軸12の軸方向に移動す
ることができる。また、この移動リング49は半径方向に
延び全体として略円板状を呈している。この移動リング
49の内周には円周溝状をしたシリンダ室50が形成され、
このシリンダ室50内には主軸12の大径部13の外周に固定
されたピストン51が摺動可能に収納されている。そし
て、このピストン51により前記シリンダ室50は一側室50
aと他側室50bとに区画され、前記一側室50aには移動
リング49に形成された一側通路52が、また、他側室50b
には移動リング49に形成された他側通路53が連通してい
る。そして、一側通路52を通じて一側室50aに圧力流体
が供給された場合には、移動リング49は主軸12の軸線に
沿って軸方向他側に移動し、一方、他側通路53を通じて
他側室50bに圧力流体が供給された場合には、移動リン
グ49は主軸12の軸線に沿って軸方向一側に移動する。前
述したシリンダ室50、ピストン51、一側、他側通路52、
53は全体として、移動リング49に駆動力を付与して該移
動リング49を主軸12の軸線に沿って軸方向に移動させる
駆動手段54を構成する。そして、この駆動手段54によっ
て移動リング49が最も軸方向他側に移動したとき、該移
動リング49の垂直な他端面49a(一側壁となる)と前記
切り欠き31とで周方向に延びる断面矩形をしたビードリ
ングB成形用の成形溝55が形成される。
【0011】図1、2、3において、58はストッパー体
であり、このストッパー体58は主軸12の小径部15の外側
に嵌合された略円板状の底壁58aと、底壁58aの半径方
向外端から一側に向かって延びる円筒状の周壁58bと、
周壁58bの一端から半径方向内側に向かって延びるリン
グ状のフランジ58cとからなり、このフランジ58cには
半周離れた位置に一対の弧状溝59が形成されている。一
方、前記スライダ34の他端部には半周離れた位置に一対
の弧状突起60が形成されている。また、前記ストッパー
体58の底壁58aと段差面16との間には小径部15の外側に
嵌合されたリング状のスペーサ61が挟持されている。そ
して、前記ストッパー体58は、スペーサ61を小径部15の
外側に嵌合した後、弧状溝59と弧状突起60との周方向位
置を合致させた状態で、主軸12の外側に嵌合し、その
後、軸方向一側に向かってフランジ58cが弧状突起60よ
り一側に位置し、かつ、スペーサ61が底壁58aと段差面
16とにより挟持されるまで移動させ、次に、該ストッパ
ー体58を90度回転させるとともに、該底壁58aにねじ込
まれたボルト62の半径方向内端部を小径部15の外周に形
成された軸方向に延びる穴63内に挿入することで主軸12
に取り付ける。この状態でスライダ34が軸方向一側に移
動すると、弧状突起60がフランジ58cの他端面に当接す
るが、このとき、スライダ34はこのストッパー体58によ
って軸方向一側への移動が規制されるため、移動セグメ
ント30の半径方向外端限が規定される。ここで、前記ス
トッパー体58はボルト62を緩めれば簡単に主軸12から取
り外すことができるため、スペーサ61を異なった厚さの
ものに容易に交換することができる。そして、このよう
にしてスペーサ61の厚さを変化させると、ストッパー体
58の主軸12に対する軸方向取り付け位置が変更され、こ
れにより、移動セグメント30の半径方向外端限が変更さ
れる。
【0012】次に、この発明の一実施例の作用について
説明する。所定径のビードリングBを成形する場合に
は、まず、ワイヤWの始端部を所定位置に位置させる。
次に、一側通路44を通じてシリンダ室42の一側室42aに
圧力流体を供給し、スライダ34を主軸12に沿って軸方向
一側に移動させる。このスライダ34の移動はリンク37を
介して移動セグメント30に伝達され、これにより、複数
の移動セグメント30は半径方向外側に同期して移動す
る。そして、前記スライダ34の弧状突起60がストッパー
体58のフランジ58cに当接すると、該スライダ34は軸方
向一側への移動が規制され、これにより、移動セグメン
ト34の半径方向外端限が規定される。このとき、前記ワ
イヤWに移動セグメント30の一端面、詳しくは第1弧状
体26の垂直な一端面26bが接触する。次に、他側通路53
を通じてシリンダ室50の他側室50bに圧力流体を供給
し、移動リング49を主軸12に沿って軸方向他側に移動さ
せ、前記移動セグメント30に接近させる。そして、前記
移動リング49が最も軸方向他側まで移動すると、該移動
リング49の半径方向外端部の他端面49aと第1弧状体26
の一端面26bとの間に前記ワイヤWの始端部が挟持され
てクランプされる。これにより、ワイヤWを巻き付け開
始時の成形装置11に係止させる特別な手段が不用とな
り、成形装置11が構造簡単かつ安価となる。このとき、
移動リング49の他端面49aが前記切り欠き31の一側壁を
構成するため、この移動リング49の他端面49aと前記切
り欠き31の底壁(第1弧状体26の外周面26a)、他側壁
(第2弧状体27の一端面27a)とでビードリング成形用
の成形溝55が形成される。次に、主軸12、スライドベー
ス19、移動セグメント30、スライダ34、リンク37、移動
手段46、移動リング49、駆動手段54、ストッパー体58を
一体的に回転させながら、前記成形溝55にワイヤWを供
給する。この結果、成形溝55内においてワイヤWが螺旋
状に密に巻回されビードリングBが成形される。
【0013】次に、周長の若干異なるビードリングBを
成形するときには、ストッパー体58の主軸12に対する軸
方向の取り付け位置を変更、例えばビードリングBの周
長を若干長くするときには、ストッパー体58の取り付け
位置を軸方向一側に若干移動し、逆に、ビードリングB
の周長を若干短くするときには、ストッパー体58の取り
付け位置を軸方向他側に若干移動する。ここで、このよ
うなストッパー体58の取り付け位置の変更は以下のよう
にして行う。まず、ボルト62を緩めた後、ストッパー体
58を90度回転させ、弧状溝59と弧状突起60との周方向位
置を合致させる。次に、ストッパー体58、スペーサ61を
軸方向他側に移動させて主軸12から抜き出す。次に、前
記スペーサ61とは厚さの異なった所定厚さのスペーサ61
を選択し主軸12の外側に嵌合する。次に、ストッパー体
58を弧状溝59と弧状突起60との周方向位置を合致させた
状態で、主軸12の外側に嵌合した後、軸方向他側から一
側に向かってフランジ58cが弧状突起60より一側に位置
し、かつ、スペーサ61が底壁58aと段差面16とにより挟
持されるまで移動させる。次に、ストッパー体58を90度
回転させた後、ボルト62をねじ込んでその半径方向内端
部を穴63内に挿入し、該ストッパー体58を主軸12に取り
付ける。ここで、このようなストッパー体58の主軸12に
対する軸方向取り付け位置の変更は、スペーサ61を厚さ
の異なるものに交換するだけでよいため、作業能率が向
上する。しかも、このスペーサ61の交換作業は前述のよ
うにワンタッチで行うことができ、作業が極めて簡単と
なる。このようにしてストッパー体58の取り付け位置が
変更されると、移動セグメント30の半径方向外端限が変
更され、成形溝55の半径方向位置が若干ずれて成形され
るビードリングBの周長が変化するのである。このよう
に周長の若干異なるビードリングBを成形するときに
は、ストッパー体58の主軸12に対する軸方向の取り付け
位置を周長の変化に伴って変更するだけでよいので、作
業が簡単になるとともに、成形装置の停止時間も殆ど必
要とせず、作業能率が向上する。しかも、周長を変更す
るための別部材は不用であり、そのための保管場所も不
用となって省スペースを図ることもできる。
【0014】なお、前述の実施例においては、スペーサ
61を交換することでストッパー体58の軸方向取り付け位
置を変更するようにしたが、この発明においては、スト
ッパー体58を主軸12にねじ込まれたナットによって挟持
するとともに、これらナットのねじ込み位置を変化させ
ることでストッパー体58の軸方向取り付け位置を変更す
るようにしてもよい。また、前述の実施例においては、
段差面16をストッパー部としたが、この発明では、主軸
にねじ込まれたナット、主軸に打ち込まれたピン等をス
トッパー部としてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、周長の若干異なるビードリングを成形するとき、そ
の切り換え作業を容易にかつ短時間で行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す正面断面図で、上半
分が巻回状態、下半分が待機状態を示している。
【図2】移動セグメント、移動リングの拡大正面断面図
である。
【図3】図1のIーI矢視断面図である。
【符号の説明】
11…成形装置 12…主軸 16…ストッパー部 19…スライドベース 30…移動セグメント 31…切り欠き 34…スライダ 37…リンク 46…移動手段 49…移動リング 54…駆動手段 55…成形溝 W…ワイヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線回りに回転することができる主軸と、
    該主軸に固定され半径方向に延びるスライドベースと、
    スライドベースに半径方向に移動可能に支持されるとと
    もに、周方向に互いに離れ、一端部外周に周方向に延び
    るとともに一端面において開放した断面略矩形の切り欠
    きが形成された複数の移動セグメントと、スライドベー
    スより軸方向他側の主軸に支持され軸方向に移動可能な
    スライダと、スライダと移動セグメントを連結する複数
    のリンクと、前記スライダを主軸に沿って軸方向一側に
    移動させることにより移動セグメントを同期して半径方
    向外側に移動させる移動手段と、スライドベースより軸
    方向一側の主軸に支持され軸方向に移動可能で半径方向
    に延びる移動リングと、移動リングに駆動力を付与して
    該移動リングを最も軸方向他側に移動させることによ
    り、該移動リングの他端面と前記切り欠きとでビードリ
    ング成形用の成形溝を形成する駆動手段と、主軸に軸方
    向の取り付け位置を変更可能に取り付けられ、スライダ
    が当接したとき該スライダの軸方向一側への移動を規制
    して移動セグメントの半径方向外端限を規定するストッ
    パー体と、を備えたことを特徴とするタイヤ用ビードリ
    ングの成形装置。
  2. 【請求項2】前記ストッパー体の取り付け位置の変更
    は、該ストッパー体と主軸のストッパー部との間に介装
    されたスペーサの厚さを変化させることにより行うよう
    にした請求項1記載のタイヤ用ビードリングの成形装
    置。
  3. 【請求項3】前記移動リングを最も軸方向他側に移動さ
    せたとき、該移動リングの他端面と移動セグメントの一
    端面との間に、ビードリングを構成するワイヤの始端を
    挟持するようにした請求項1記載のタイヤ用ビードリン
    グの成形装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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