JPH06155296A - 電解インプロセスドレッシング研削方法および装置 - Google Patents

電解インプロセスドレッシング研削方法および装置

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JPH06155296A
JPH06155296A JP32999192A JP32999192A JPH06155296A JP H06155296 A JPH06155296 A JP H06155296A JP 32999192 A JP32999192 A JP 32999192A JP 32999192 A JP32999192 A JP 32999192A JP H06155296 A JPH06155296 A JP H06155296A
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Masaru Saeki
優 佐伯
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電性砥石に対して効率的にかつ安定して電
解ドレッシングを行い、精度の高い研削加工を連続して
行う 【構成】 導電性砥石13を回動し、弱電性クーラント
19をドレス電極12と導電性砥石13の加工面14と
の間の隙間lに供給しながら、電源装置17により導電
性砥石13の加工面14と導電性砥石13の対向面に位
置するドレス電極12のセグメント15との間に選択的
に電圧を印加する。そして、ワークチャック10を回動
させ、導電性砥石13の加工面14をワーク11に対し
て切り込むことによって、ワーク11の球面創成加工を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス、セラミックス
等の高脆材料を電解インプロセスドレッシング研削方法
により研削加工する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学素材の球面創成加工に対して
電解インプロセスドレッシング研削方法を適用した例と
して、特開平3−43145号公報に記載された技術が
知られている。この方法で用いる研削装置の主要部は、
図3に示すようなもので、電源装置1の (+)極は、ブラ
シ2を介して導電性砥石3の外周部に電気的に接続さ
れ、 (-)極は、研削仕上げ面の曲率RAと近似形状に形
成され、スパークアウト工程において導電性砥石3の加
工面4との間に僅かな隙間lを維持するようにワークチ
ャック5外周に配設されるドレス電極6に電気的に接続
されている。ここで、スパークアウト工程とは、ワーク
の送り込みによりワークの研削(切り込み)が終了した
位置で、切り込みがかからない状態でワークを1回転以
上させ、ワークの弾性変形等による形状誤差を少なく
し、また表面あらさを良くするために行うフリーカッテ
ィング工程をいう。一方、導電性砥石3の加工面4とド
レス電極6との間の隙間lの近傍には、図示を省略した
クーラント供給装置により弱電性クーラント7を供給す
るノズル8が配設されている。
【0003】このような構成の研削装置により加工する
には、ワークチャック5と導電性砥石3とをそれぞれ回
動し、加工面4をワーク9に当接して研削加工を行う。
この際、弱電性クーラント7を供給しながら、ドレス電
極6とブラシ2との間に電源装置1によって電圧を印加
する。これにより、加工面4が、加工中に常時電解ドレ
ッシングされ、常に安定した加工が行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
解インプロセスドレッシング研削加工においては、ワー
クチャック5の外周全体にリング状のドレス電極6を設
けたり、あるいはワークチャック5自体がドレス電極で
あった。したがって、導電性砥石3においてドレッシン
グに寄与していない部分にも電流が流れてしまい、導電
性砥石3の被ドレス面にドレス電流を集中させることが
困難であり、安定したドレッシングができず、精度の高
い加工を続けることはできなかった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、ドレス電極をワークチャックの外周に配
置しながら、ドレス電極として必要な部分のみに電圧を
印加することにより、導電性砥石に対して効率的にかつ
安定して電解ドレッシングを行い、精度の高い研削加工
を連続して行うことができる電解インプロセスドレッシ
ング研削方法および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電解インプロセスドレッシング研削方法
によりワークを研削加工するにあたり、ワークチャック
外周部に電極を設け、その電極における導電性砥石との
対向面のみを (-)極として用いることとした。ここに、
セグメントの金属よりも弱電性クーラントの導電性が低
いので、 (-)極と接続されたセグメントを除く他のセグ
メントでは、電解ドレッシングは行われない。
【0007】また、電解インプロセスドレッシング研削
方法によりワークを研削加工する電解インプロセスドレ
ッシング研削装置において、お互いに電気的に絶縁され
た複数のセグメントからなる電極と、導電性砥石との間
でこのセグメントに対して選択的に電圧を印加する手段
とを備えることとした。
【0008】
【作用】上記構成の本発明によれば、ワークチャックの
外周に設けた電極のうち、導電性砥石と対向する位置に
あるセグメントのみに、導電性砥石との間で電圧が印加
される。したがって、電解ドレッシングに寄与する部分
のみを選択して電流を流すことができるので、ドレス電
流を集中させることができ、効率的にかつ安定して電解
ドレッシングを行うことができる。
【0009】
【実施例1】本実施例の研削装置は、図1に示すような
もので、金属製(工具鋼)のワークチャック10の先端
部には、ワーク11を収納する穴が穿設されており、ワ
ーク9の裏面が接着剤(ピッチ)によって貼付けられて
いる(ワークの周側面と穴内周面とを貼合わせてもよ
い)。ドレス電極12は、加工曲率RAと近似形状に形
成され、ワークチャック10の外周部に、加工中のスパ
ークアウト工程において、、ドレス電極12と導電性砥
石13の加工面14との隙間lが0.1〜0.3mmと
なるように配設されている。
【0010】ドレス電極12は、ワークチャック10の
円周に沿って図2に示すような小片状のセグメント15
を複数設けて構成され、隣合うセグメント15同士は電
気的に絶縁されている。つまり、各セグメント15は、
ワークチャック10の外周面に接着剤(非導電性のエポ
キシ系接着剤)により貼付けられおり、ワーク11側の
隣接したセグメント15間には、接着剤が充填され、絶
縁が確保されている。そして、導電性砥石13の加工面
14と対向するセグメント15のみが、ブラシ16を介
して電源装置17の (-)極に電気的に接続されるように
構成されている。
【0011】導電性砥石13の加工面14は、ダイヤモ
ンド粉末などの砥粒と、Cu,Sn,Fe等の金属粉末
を特殊配合し、熱処理した焼結合金により形成されてい
る。そして、導電性砥石13の外周部は、ブラシ18を
介して電源装置17の (+)極に電気的に接続されてい
る。一方、ドレス電極12と導電性砥石13の加工面1
4との間の隙間lの近傍には、図示を省略したクーラン
ト供給装置により、弱電性クーラント19を供給するノ
ズル20が配設されている。
【0012】このような構成の研削装置により加工を行
うには、導電性砥石13を回動し、弱電性クーラント1
9をドレス電極12と導電性砥石13の加工面14との
間の隙間lに供給しながら、電源装置17により導電性
砥石13の加工面14と導電性砥石13の対向面に位置
するドレス電極12のセグメント15との間に電圧を印
加する。そして、ワークチャック10を回動させ、導電
性砥石13の加工面14をワーク11に対して切り込む
ことによって、ワーク11の球面創成加工を行う。
【0013】本実施例によれば、常にスパークアウト工
程におけるドレス電極12と導電性砥石13の加工面1
4との間の隙間lが一定に保たれ、またワークチャック
10外周のドレス電極12のうち、導電性砥石13の加
工面14と対向する部分のセグメント15のみに導電性
砥石13との間で電圧が印加されるために、導電性砥石
13の加工面14に対して効率よく安定して電解ドレッ
シングが行え、精度の高い加工を連続して行うことがで
きる。
【0014】
【実施例2】本実施例においては、加工負荷にあわせ
て、電解ドレッシングに用いるドレス電極のセグメント
の数を選択しながら加工を行うことが実施例1と異な
る。図3は本実施例の研削装置を示すもので、実施例1
と同一部材については同一符号をもって示し、その説明
は省略する。
【0015】本実施例においては、ドレス電極12のセ
グメント15における端子部(ブラシ16との接触部)
が3種類の長さに設定されている。また、ブラシ16
は、ブラシ駆動装置21によって矢印X方向(セグメン
ト15の長さ方向)に移動できるようになっている。
【0016】本実施例による加工では、加工負荷が高い
場合(切込み速度が速い場合、ワーク11が大きい場合
など)は、ブラシ駆動装置21の駆動によりブラシ16
を全てのセグメント15の端子部に摺動する位置に配置
させ、逆に加工負荷が低い場合は、ブラシ16を端子部
の最も長いセグメント15のみと摺動する位置に配置す
る。これによって、負荷の高い加工を行う際には、常に
電解ドレッシングを行いながら加工が行われ、負荷の小
さい加工を行う際には、常時電解ドレッシングする場合
の3分の1の時間だけ電解ドレッシングが行われる。
【0017】加工においては、負荷が高いほど導電性砥
石13の摩耗が早く、電解ドレッシングの時間を長くし
て、導電性砥石13の目立てを速く行う必要があり、ま
た負荷が低い場合は、逆に目立ての速度は低速でかまわ
ない。
【0018】したがって、本実施例においては、前記実
施例1と同様の効果に加え、加工時の負荷に応じた速度
で電解ドレッシングが行えるため、高負荷時の導電性砥
石13の目つぶれ、低負荷時の導電性砥石13の電解に
よる必要以上の摩耗をなくすことができ、安定して高精
度な加工を連続して行える。また、セグメント15の端
子部の長さをさらに多数の長さに設定することで、より
一層精度よく加工負荷に応じた電解ドレッシングが行え
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電解イ
ンプロセスドレッシング研削方法を適用した光学素子の
球面創成加工等において、効率的に導電性砥石の電解ド
レッシングを行え、安定した球面創成加工(研削加工)
を続けられるので、精度の高い光学素子を安定して得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の研削装置を示すもので、
(a)は一部を破断した側面図、(b)は正面図であ
る。
【図2】同実施例1のセグメントを示すもので、(a)
は平面図、(b)は縦断面図である。
【図3】本発明の実施例2の研削装置を示すもので、
(a)は一部を破断した側面図、(b)は正面図であ
る。
【図4】従来の研削装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1,17 電源装置 3,13 導電性砥石 4,14 加工面 5,10 ワークチャック 6,12 ドレス電極 7,19 弱電性クーラント 9,11 ワーク 15 セグメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解インプロセスドレッシング研削方法
    によりワークを研削加工するにあたり、ワークチャック
    外周部に電極を設け、その電極における導電性砥石との
    対向面のみを (-)極として用いることを特徴とする電解
    インプロセスドレッシング研削方法。
  2. 【請求項2】 電解インプロセスドレッシング研削方法
    によりワークを研削加工する電解インプロセスドレッシ
    ング研削装置において、お互いに電気的に絶縁された複
    数のセグメントからなる電極と、導電性砥石との間でこ
    のセグメントに対して選択的に電圧を印加する手段とを
    備えたことを特徴とする電解インプロセスドレッシング
    研削装置。
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