JPH08197423A - 研削加工方法および装置 - Google Patents

研削加工方法および装置

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JPH08197423A
JPH08197423A JP7011954A JP1195495A JPH08197423A JP H08197423 A JPH08197423 A JP H08197423A JP 7011954 A JP7011954 A JP 7011954A JP 1195495 A JP1195495 A JP 1195495A JP H08197423 A JPH08197423 A JP H08197423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding wheel
grinding
work
processing
electrode
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7011954A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Saeki
優 佐伯
Koji Ishizaki
幸治 石崎
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP7011954A priority Critical patent/JPH08197423A/ja
Publication of JPH08197423A publication Critical patent/JPH08197423A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 研削砥石の加工面よりも小さな外径のワーク
を加工する場合、研削砥石の加工面の偏磨耗を抑制す
る。また、研削砥石の磨耗を促進したり、加工時間を長
くすることなく安定した加工を続けて行う。 【構成】 ワーク1はワークチャック2に保持され、ス
ピンドル3により回転軸Aを中心として回転駆動自在
に、かつステージ12により水平方向へ往復動自在に構
成されている。カップ型の研削砥石4はスピンドル6に
より回転軸Bを中心に回転駆動自在に保持され、ステー
ジ14上を垂直方向へ移動自在に構成されている。
(−)電極7はステージ14に固定され、研削砥石4の
加工面5に対して対向配設されている。(+)電極8は
その先端が回転する研削砥石4の台金部4aに接触する
ように取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファインセラミックス
等の高硬度な硬脆材料を平面研削加工する研削加工方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高硬度な硬脆材料を平面研削加工
する研削加工装置として、例えば特開平6−17916
8号公報記載の発明がある。上記発明は、図5の概略構
成図に示すように、電解インプロセスドレッシング法を
適用するための(+)電極17が研削砥石18の台金部
に接続され、(−)電極19が研削砥石18の加工面へ
対向配設されている。
【0003】以上の構成からなる装置は、ワーク20と
研削砥石18とをそれぞれ回転させ、研削砥石18の加
工面を矢印X方向に移動してワーク20に当接させて研
削加工を行うものである。また、研削加工の際には研削
砥石18の加工面と(−)電極19との間に弱電性クー
ラントを供給しつつ各電極17,19に電源装置21よ
り電圧を印加する。
【0004】上記構成によれば、研削砥石18の加工面
が加工中に均一に電解ドレッシングされて研削加工が行
われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来技
術には以下のような欠点があった。図6a,bおよび図
7a,bを用いて説明する。図6a,bは加工前の側面
図および研削砥石とワークの説明図、図7a,bは加工
後の側面図および研削砥石とワークの説明図である。従
来技術の加工装置において、ワーク20の外径が研削砥
石18の加工面23の幅よりも小さい場合、加工面23
の中輪帯のみが加工に寄与するために中輪帯が集中的に
磨耗する。そのため、弱電性クーラントがワーク20と
研削砥石18の加工面23との間へ正常に供給されず、
やがて安定した加工を行うことが出来なくなる。
【0006】上記欠点を回避する手段として以下のよう
な様々な方法が行われている。図8a,bは側面図およ
び研削砥石とワークの説明図である。図8a,bに示す
のは、ワーク20の外周にヤトイ24を取り付け、ワー
ク20の外径を見かけ上大きくして加工する方法であ
る。また、図9a,bは側面図および研削砥石とワーク
の説明図である。図9a,bに示すのは、研削砥石18
の加工面23の幅をワーク20の外径以下にして加工す
る方法である。
【0007】しかしながら、図8a,bに示すヤトイ2
4を取り付けて加工する方法においては、加工面積が大
きくなってしまい、特に高硬度な材料を加工する場合、
加工時間が長くかかる欠点がある。また、図9a,bに
示す研削砥石18の加工面23の幅をワーク20の外径
以下にして加工する方法においては、加工面23の幅が
小さくなるので研削砥石18の高さ方向の磨耗が早くな
り、ワーク20の研削仕上げ高さの精度が悪化する。特
に、高硬度な材料を加工する場合に悪化しやすい。
【0008】請求項1および2の目的は、研削砥石の加
工面よりも小さな外径のワークを加工する場合、研削砥
石の加工面の偏磨耗を抑制するとともに、研削砥石の磨
耗を促進したり、加工時間を長くすることなく安定した
加工を行うことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、回転
駆動するカップ型の研削砥石を電解インプロセスドレッ
シング法によりドレッシングしつつ、該研削砥石を回転
駆動するワークに当接して平面研削加工するにあたり、
前記研削砥石の切り込み方向と垂直かつ研削砥石の加工
面の幅でワークを移動させつつ加工することを特徴とす
る研削加工方法である。
【0010】請求項2の発明は、回転自在にワークを保
持するワークホルダと、回転駆動するカップ型の研削砥
石と、該研削砥石を電解インプロセスドレッシング法に
よりドレッシングする手段とを具備してワークの平面を
研削する装置において、加工の際に前記研削砥石の切り
込み方向と垂直かつ研削砥石の加工面の幅でワークを移
動させる手段をワークホルダに設けたことを特徴とする
研削加工装置である。
【0011】
【作用】請求項1の作用は、カップ型研削砥石を電解ド
レッシングしつつワークに当接させて行う平面研削加工
の際、ワークが研削砥石の加工面の幅で移動することに
より、研削砥石の加工面が均等に磨耗する。
【0012】請求項2の作用は、カップ型研削砥石を電
解ドレッシングしつつワークに当接させて行う平面研削
加工の際、ワークを研削砥石の加工面の幅で移動させる
ことにより、研削砥石の加工面全体がワークの除去加工
に対して均等に作用する。
【0013】
【実施例1】図1および図2は本実施例で用いる装置を
示し、図1は概略構成図、図2はカップ型の研削砥石と
ワークとの位置関係の説明図である。ワーク1はワーク
チャック2に保持されており、図示省略した駆動装置に
よって回転可能なスピンドル3により回転軸Aを中心と
して回転駆動自在に構成されている。カップ型の研削砥
石4は図示省略した駆動装置によって回転可能なスピン
ドル6により回転軸Bを中心に回転駆動自在に保持さ
れ、図示省略した駆動装置によってステージ14上を垂
直方向(図1中、矢印Y方向)へ移動自在に構成されて
いる。
【0014】研削砥石(♯4000)4は導電性を有し
ており、その加工面5はダイヤモンド粉末等の砥粒と
銅,スズおよび鉄等の金属粉末とを特殊配合し、熱処理
した焼結合金により形成されている。7は電解インプロ
セスドレッシング法を行うための(−)電極であり、こ
の(−)電極7は銅あるいはカーボングラファイトで形
成されてステージ14に固定され、研削砥石4の加工面
5に対して対向設置されている。8は(+)電極で、こ
の(+)電極8はその先端が回転する研削砥石4の台金
部4aに接触するように取り付けられており、研削砥石
4の加工面5と電気的に接続している。
【0015】9は電源装置で、この電源装置9によって
各電極7,8へ直流パルス電流を供給することにより電
解インプロセスドレッシング可能に構成されている。ワ
ーク1を回転保持するスピンドル3は図示省略した駆動
装置によって加工中にステージ12上を研削砥石4の切
り込みに対して垂直な水平方向(図1中、矢印X方向)
へ研削砥石4の加工面5の幅bで往復動可能なように構
成されている。(−)電極7の近傍には(−)電極7と
研削砥石4の加工面5との間に弱電性クーラント10を
供給するノズル11が設置されている。13は設備の基
台である。
【0016】以上の構成から成る装置を用いての加工方
法は、まずノズル11により弱電性クーラント10を
(−)電極7と研削砥石4の加工面5との間に供給しつ
つ研削砥石4を回転する。次に、電源装置9により
(+)電極8と(−)電極7へ直流パルス電流を供給す
ることで電解ドレッシングが行われる。続いて、研削砥
石4が下降(図1中、Y方向)して回転するワーク1に
当接する。この時、ワーク1は研削砥石4の加工面5の
幅bで往復動しており、その状態で平面研削加工が行わ
れる。
【0017】本実施例においては、平面研削加工時にワ
ーク1が研削砥石4の加工面5の幅bで往復動すること
によって、微小径のワーク1を加工する場合でも研削砥
石4の加工面5全体がワーク1と均一に接触しながら加
工が行われる。
【0018】本実施例によれば、カップ型の研削砥石の
加工面の幅がワークの外径よりも大きい場合でも、研削
砥石の加工面の全面が均等に作用するため加工面の磨耗
が均一となり、安定した加工を続けることが出来る。
【0019】
【実施例2】図3および図4は本実施例で用いる装置を
示し、図3は概略構成図、図4はカップ型の研削砥石と
ワークとの位置関係の説明図である。本実施例は、前記
実施例1におけるステージ12を廃止して基台13にス
ピンドル3を固定するとともに、ワーク1をスピンドル
3の回転軸Aに対して偏心した位置にチャックしたもの
であり、他の構成は同一な構成部分から成るもので、同
一構成部分には同一番号を付してその説明を省略する。
【0020】ワーク1は、ワークチャック16上にスピ
ンドル3の回転軸Aに対して偏心した位置に保持されて
いる。その偏心量は研削砥石4の加工面5の幅bの1/
2である。従って、スピンドル3によりワークチャック
16を回転させた際、ワーク1は研削砥石4の加工面5
の幅bを直径とする円周上で円運動するように構成され
ている。
【0021】上記構成から成る装置を用いての加工方法
は、まずノズル11により弱電性クーラント10を
(−)電極7と研削砥石4の加工面5との間に供給しつ
つ研削砥石4を回転する。次に、電源装置9により
(+)電極8と(−)電極7へ直流パルス電流を供給す
ることで電解ドレッシングが行われる。続いて、研削砥
石4が下降(図2中、Y方向)し、回転するワーク1に
当接する。この時、ワーク1は研削砥石4の加工面5の
幅bを直径とした円周上を円運動しており、その状態で
平面研削加工が行われる。
【0022】本実施例によれば、平面研削加工時にワー
クが研削砥石の加工面の幅bを直径とした円周上を円運
動をすることにより、微小径のワークを加工する場合で
も研削砥石の加工面全体が均一にワークへ接触しながら
加工が行われる。また、本実施例では前記実施例1のよ
うにワークを往復動させるための専用の加工軸を必要と
しない。因って、前記実施例1と比べてさらに簡易な構
成で同様な効果を得ることが出来る。
【0023】
【発明の効果】請求項1および2の効果は、研削砥石の
加工面よりも小さな外径のワークを加工する場合、研削
砥石の加工面の偏磨耗を抑制するとともに、研削砥石の
磨耗を促進したり、加工時間を長くすることなく安定し
た加工を続けて行える
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す概略構成図である。
【図2】実施例1を示す説明図である。
【図3】実施例2を示す概略構成図である。
【図4】実施例2を示す説明図である。
【図5】従来例を示す概略構成図である。
【図6】従来例を示し、aは側面図、bは説明図であ
る。
【図7】従来例を示し、aは側面図、bは説明図であ
る。
【図8】従来例を示し、aは側面図、bは説明図であ
る。
【図9】従来例を示し、aは側面図、bは説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ワーク 2,16 ワークチャック 3,6 スピンドル 4 研削砥石 5 加工面 7 (−)電極 8 (+)電極 9 電源装置 10 弱電性クーラント 11 ノズル 12,14 ステージ 13 基台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動するカップ型の研削砥石を電解
    インプロセスドレッシング法によりドレッシングしつ
    つ、該研削砥石を回転駆動するワークに当接して平面研
    削加工するにあたり、前記研削砥石の切り込み方向と垂
    直かつ研削砥石の加工面の幅でワークを移動させつつ加
    工することを特徴とする研削加工方法。
  2. 【請求項2】 回転自在にワークを保持するワークホル
    ダと、回転駆動するカップ型の研削砥石と、該研削砥石
    を電解インプロセスドレッシング法によりドレッシング
    する手段とを具備してワークを平面研削する装置におい
    て、加工の際に前記研削砥石の切り込み方向と垂直かつ
    研削砥石の加工面の幅でワークを移動させる手段をワー
    クホルダに設けたことを特徴とする研削加工装置。
JP7011954A 1995-01-27 1995-01-27 研削加工方法および装置 Withdrawn JPH08197423A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106239742A (zh) * 2016-09-29 2016-12-21 漳州市天趣数控设备有限公司 一种陶瓷车雕机

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020402