JPH06155125A - カムシャフト加工機の位相位置決め方法 - Google Patents

カムシャフト加工機の位相位置決め方法

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Publication number
JPH06155125A
JPH06155125A JP30350492A JP30350492A JPH06155125A JP H06155125 A JPH06155125 A JP H06155125A JP 30350492 A JP30350492 A JP 30350492A JP 30350492 A JP30350492 A JP 30350492A JP H06155125 A JPH06155125 A JP H06155125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
work
phase positioning
work machine
cam shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP30350492A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroichi Yoshida
博一 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH06155125A publication Critical patent/JPH06155125A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相位置決め装置を使用せずにワークの位相
位置決めを可能にする。 【構成】 カムシャフト加工機に搬入されたワーク4の
カム部4bを位相センサ10により検出し、得られた信
号より上記カムシャフト加工機を制御するNC装置でワ
ーク4の位相を演算して座標を自動設定するようにした
もので、位相位置決め装置を使用せずにワーク4の位相
位置決めが行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカムシャフト加工機で
加工するワークの位相位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来エンジンなどに使用するカムシャフ
トをカムシャフト加工機で加工する場合、ワークの位相
位置決めした後チャックによりワーク両端をクランプし
てワークの加工を行っている。またワークの位相位置決
め方法としては、加工機に搬入されたワークの回転を停
止させた状態でチャックを回転させて、チャックより突
設した位相ピンをワークのピン孔へ嵌入することにより
ワークの位相位置決めを行う方法が一般に採用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記方法では加
工を開始する前にワークにピン孔を開けておかなければ
ならないため、加工機で荒加工した後ワークにピン孔を
開ける場合適用できない不具合がある。また位相位置決
めをする際ワークが回転しないようにワークをクランプ
するクランプ装置が必要となるなど構成が複雑である不
具合もあった。この発明はかかる従来の不具合を改善す
るためになされたもので、位相位置決め装置を必要とせ
ずにワークの位置決めを可能にしたカムシャフト加工機
の位相位置決め方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、カムシャフト加工機に搬入されたワーク
のカム部を位相センサにより検出し、得られた信号より
上記カムシャフト加工機を制御するNC装置でワークの
位相を演算して座標を自動設定するようにしたものであ
る。
【0005】
【作 用】上記構成により、ワーク搬入後の位相位置
決め操作が不要となる。
【0006】
【実 施 例】この発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1はカムシャフト加工機にワークを装着した
状態を示すもので、この図で1はカムシャフト加工機の
ワークヘッドで、対向する方向に突設された主軸2にチ
ャック3が取付けられており、これらチャック3間にワ
ーク4の両端がクランプされている。また5はワーク4
の軸線方向及びこれと直交する方向に移動自在な刃物台
で、ワーク4を切削する工具6が取付けられている。
【0007】一方図中7はワーク4のジャーナル部4a
を支持することにより、加工中ワーク4が変形するのを
防止する複数のレストで、このレスト7の1個に、ブラ
ケット8を介して位相センサ10はが取付けられてい
る。この位相センサ10は近接センサなどより形成され
ていて、図2に示すようにワーク4のカム部4bの1個
に近接するよう設けられており、カム部4bのもっとも
突出したトップ部4cを検出して位相信号を、カムシャ
フト加工機を制御するNC装置(図示せず)を送って次
のようにワーク4の位相位置決めを行うようになってい
る。
【0008】いま位相位置決めが全くされない状態でカ
ムシャフト加工機へ搬入されたワーク4は、主軸2に設
けられたチャック3により両端がクランプされる。そし
てこの状態で主軸2が回転されると、ワーク4の回転に
伴い位相センサ10がカム部4bのトップ部4cを検出
し、位相信号をNC装置へ送る。NC装置は位相センサ
10より送られてきた位相信号を基に位相を演算して座
標を自動的に設定し、加工を開始するもので、予めワー
ク4の位相位置決めをせずにワーク4の加工が行えるよ
うになる。
【0009】なお上記実施例では1個の位相センサ10
でワーク4の位相を検出するようにしたが、図3の
(イ)に示すように2個の位相センサ10a,10bを
設けて、これら位相センサ10a,10bより出力され
る図3の(ロ)に示す信号を基に位相を検出することに
より、検出精度はさらに向上する。
【0010】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、位相セ
ンサによりワークのカム部を検出し、得られた信号より
NC装置がワークの位相を演算して座標を自動設定する
ようにしたことから、ワーク搬入後に行っていた位相位
置決めが不要になると共に、位相位置決めのためにワー
クの回転を停止させるクランプ装置も不要となる。また
ワークやチャックに位相装置決めのためのピン孔や位相
ピンが不要となるため、ピン孔や位相ピンの破損がなく
なり、これによって加工機の稼働率が上がるため生産性
も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を実施するカムシャフト加工機の
正面図である。
【図2】この発明方法に用いる位相センサの配置説明図
である。
【図3】(イ)及び(ロ)は位相センサの他の実施例を
示す説明図である。
【符号の説明】
4…ワーク、4b…カム部、10…位相センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムシャフト加工機に搬入されたワーク
    4のカム4bを位相センサ10により検出し、得られた
    信号より上記カムシャフト加工機を制御するNC装置で
    ワーク4の位相を演算して座標を自動設定することを特
    徴とするカムシャフト加工機の位相位置決め方法。
JP30350492A 1992-11-13 1992-11-13 カムシャフト加工機の位相位置決め方法 Pending JPH06155125A (ja)

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JPH06155125A true JPH06155125A (ja) 1994-06-03

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105750602A (zh) * 2016-05-05 2016-07-13 泉州鲤城福辉汽车配件有限公司 一种制动器凸轮轴数控铣床机械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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