JPH061550U - 竪樋の凍結防止構造 - Google Patents

竪樋の凍結防止構造

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JPH061550U
JPH061550U JP4127192U JP4127192U JPH061550U JP H061550 U JPH061550 U JP H061550U JP 4127192 U JP4127192 U JP 4127192U JP 4127192 U JP4127192 U JP 4127192U JP H061550 U JPH061550 U JP H061550U
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JP
Japan
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vertical gutter
gutter
thermopipe
exhaust port
freezing
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Pending
Application number
JP4127192U
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English (en)
Inventor
範男 丹野
臣久 鶴野
泰夫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで竪樋の凍結による破損を防止する
ことができる竪樋の凍結防止構造を提供する。 【構成】 暖房器具3の排気口31の近傍に一端を取り
付けたサーモパイプ1を竪樋4の内部に挿通させ、前記
排気口31よりも上方に配設させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、竪樋の凍結防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に竪樋は、ポリ塩化ビニル樹脂や、アルミニウム、銅、鉄などで筒状に形 成されている。ところが、北海道などの寒冷地においては、これらの竪樋を家屋 の外に設けると、冬期において、竪樋の中に流れ込む雨水が凍結して膨張し、竪 樋を破損するという問題があった。これを防止しようと竪樋の外周に断熱材を巻 くことも行なわれているが、厳寒時にはこれも効果がなく、やはり凍結破壊して しまっていた。従って、寒冷地においては、竪樋を家屋の外に設けないのが一般 的であった。
【0003】 この問題を解決する構造としては、特開昭62−17257号公報に記載され ているように、竪樋の壁に厚み方向に圧縮可能な発泡体層を設けたものや、実公 昭54−44819号公報に記載されているように、竪樋の内部に凍結防止用の ヒーターを挿通させたものが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の構造にあっては、竪樋内で雨水が凍結して膨張した場合 に発泡体層が圧縮することで竪樋の破損は防止できるものの、竪樋内で雨水が凍 結するのを防止できないので、春先には雪解け水が軒樋から溢れて地面に落下す るという問題があった。また、後者の構造にあっては、竪樋の凍結を防止できる ので、冬期においても軒樋から流れ込んだ雨水を排水管に排水することができる し、また、春先おいては、雪解け水を排水することもできるものの、ヒーターを 使用するために電熱費が嵩むという問題があった。
【0005】 本考案は、上記のような問題に着目し、低コストで竪樋の凍結による破損を防 止することができる竪樋の凍結防止構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の竪樋の凍結防止構造では、暖房器具の排 気口の近傍に一端を取り付けたサーモパイプが竪樋の内部に挿通し、前記排気口 よりも上方に配設されている。
【0007】
【作用】
本考案の竪樋の凍結防止構造では、暖房器具を使用する寒い日においては、暖 房器具が排気口から排出する排気熱によってサーモパイプが発熱し、竪樋の内部 が加熱される。サーモパイプは、内部の温媒が加熱されて上昇し、自然体流を生 じることにより全体が発熱を生じるので、竪樋は、サーモパイプが配設されてい る部分のほぼ全長にわたって加熱される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1〜図3に基づいて詳述する。図1は実施例の竪樋 の凍結防止構造を示す全体図、図2は図1の要部IIを示す断面図、図3は図1の 要部III を示す断面図である。
【0009】 図中1はサーモパイプで、このサーモパイプ1は、建物の外壁2を貫通して屋 外に突出している暖房器具3の排気口31の先端に一端が巻き付けられて接着剤 aにより固定されており、竪樋4に形成された小孔41から竪樋4の内部に挿通 され、前記排気口31よりも上方に配設されている。
【0010】 また、このサーモパイプ1は、前記竪樋4の上端に接続されたエルボ5と、そ の先に接続された這樋6ならびにエルボ5と、軒樋8の落し口81に固定された 自在ドレイン7にも挿通され、他端が、軒樋8の落し口81の縁部に接着剤aに より固定されている。
【0011】 なお、図示は省略しているが、竪樋4の下端は、排水管を通して下水管に接続 されている。また、暖房器具3は、ガスストーブであってもよいし、石油ストー ブであってもよく、特に限定されない。
【0012】 次に、本実施例の作用を説明する。 暖房器具3を使用する寒い日においては、暖房器具3が排気口31から排出す る排気熱によってサーモパイプ1が発熱する。サーモパイプ1は、内部の温媒が 加熱されて上昇し、自然体流を生じることにより全体が発熱を生じるので、竪樋 4と、エルボ5、這樋6、自在ドレイン7の内部が全て加熱される。従って、こ れらの凍結を防止できるので、冬期においても軒樋8から流れ込んだ雨水を排水 管に排水することができるし、また、春先おいては、雪解け水を排水することも できる。
【0013】 このように、本実施例の凍結防止構造にあっては、暖房器具3の排気熱を竪樋 4など各種雨樋部品の内部加熱に利用しているので、低コストで竪樋4など各種 雨樋部品の凍結による破損を防止することができる。
【0014】 以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更 等があっても本考案に含まれる。例えば、サーモパイプは、竪樋の内面に沿って 螺旋状に設けることにより凍結防止効果をさらに高めることができる。また、サ ーモパイプの端部は、暖房器具の排気が直接当たるように排気口の内部に固定さ せてもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の竪樋の凍結防止構造にあっては、暖房器具の排 気熱を竪樋の内部加熱に利用しているので、低コストで竪樋の凍結による破損を 防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の竪樋の凍結防止構造を示す全体図で
ある。
【図2】図1の要部IIを示す断面図である。
【図3】図1の要部III を示す断面図である。
【符号の説明】
1 サーモパイプ 3 暖房器具 31 排気口 4 竪樋

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暖房器具の排気口の近傍に一端を取り付
    けたサーモパイプが竪樋の内部に挿通し、前記排気口よ
    りも上方に配設されていることを特徴とする竪樋の凍結
    防止構造。
JP4127192U 1992-06-16 1992-06-16 竪樋の凍結防止構造 Pending JPH061550U (ja)

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JPH061550U true JPH061550U (ja) 1994-01-14

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5442081U (ja) * 1977-08-30 1979-03-20
JPS60144920U (ja) * 1984-03-08 1985-09-26 本田技研工業株式会社 フイルタ−装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5442081U (ja) * 1977-08-30 1979-03-20
JPS5739046Y2 (ja) * 1977-08-30 1982-08-27
JPS60144920U (ja) * 1984-03-08 1985-09-26 本田技研工業株式会社 フイルタ−装置

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