JP3140834U - ドレンパイプヒーター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本考案のドレンパイプヒーターは、上部をドレンパイプ1に嵌合される一体成型により中央を円環状に膨出させたヒーター収容部2を有するアルミニウム製のヒーター筒3と、該ヒーター筒3の下部に連結されたトラップ部となるプラスチック製のU字管4と、該U字管4の他端に接続された立方体のプラスチック製のトラップ枡5とから構成され、自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター6がヒーター収容部2からU字管4、トラップ枡5を経て排水管7へ配線され、アルミ製の閉塞板を加温してヒーター筒3及びドレンパイプ1の内壁の氷結を防止すると共に、トラップ部となるU字管4及びトラップ枡5の凍結を防止するものである。
【選択図】図1
Description
この公知技術では、排水管に接続される接続ソケットを両端に嵌めた内筒に、自己制御型発熱体を巻き、外套をこれらに被せ、接続ソケットと外套を固定して構成された電力自己制御融雪ダクトである。
また、耐火性のある発熱体内蔵のダクトが付いたルーフドレインが知られている(特許文献2を参照)。
この公知技術は、上端にバルブソケットを付けた内管の外側に発熱体を巻いてこれを中間管の中に入れ、更に繊維強化モルタル管で覆い、上部にルーフドレイン、下部に繊維強化モルタル塩化ビニール継手を接続して構成された凍結防止耐火ルーフドレインである。
これらいずれの考案も発熱体の外側に外套や繊維強化モルタル管を被せるタイプであり、組立や施工が面倒であった。
そこで、本考案出願人は、組立や施工を簡単に行うことができるドレンパイプヒーターを開発した。
この考案のドレンパイプヒーターは、一体成型により中央を円環状に膨出させたヒーター収容部を形成し、上端内側にはネジ切り部を設けたヒーター筒と、前記ヒーター収容部内の外気側に耐熱断熱材を施し、該耐熱断熱材の内側に螺旋状に巻回して収納した自己温度制御型ヒーターと、該自己温度制御型ヒーターを保持するように前記ヒーター収容部の内側開口を塞ぎ、前記ヒーター筒内に挿入嵌合された閉塞板からなるものである(特許文献3を参照)。
しかし、上記本考案出願人のドレンパイプヒーターでも、極寒冷地において日中でも外気温がマイナス20度にもなる場合には、ドレンパイプの凍結を生じる恐れがあった。
さらに、前記ヒーター収容部からU字管、トラップ枡を経て排水管へ配線される自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーターを備えるものである。
さらに、前記ヒーター収容部からU字管、トラップ枡を経て排水管へ配線される自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーターを備えるので、ヒーター筒及びドレンパイプ内を加温して氷結を防止すると共に、トラップ部となるU字管及びトラップ枡の凍結を防止する効果がある。
本考案のドレンパイプヒーターは、図1に示すように、上部をドレンパイプ1に嵌合される一体成型により中央を円環状に膨出させたヒーター収容部2を有するアルミニウム製のヒーター筒3と、該ヒーター筒3の下部に連結されたトラップ部となるプラスチック製のU字管4と、該U字管4の他端に接続された立方体のプラスチック製のトラップ枡5とから構成される。
なお、6は自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター、7は排水管である。
なお、前記閉塞板の上下端は、シーリングを施し、ドレンパイプを流下する雨水や融雪水が前記ヒーター収容部2に浸透しないようにされている。
前記自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター6は、前記ヒーター収容部2からU字管4、トラップ枡5を経て排水管7へ配線され、外気温の低下により自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター6が温度上昇し、アルミ製の閉塞板を加温してヒーター筒3及びドレンパイプ1の内壁の氷結を防止すると共に、トラップ部となるU字管4及びトラップ枡5の凍結を防止するものである。
ビル等の高層建築物の屋上や屋根からの雨水を排出するドレンパイプの排水口にヒーター筒3を利用して本考案のドレンパイプヒーターを接続する。
そして、図示しない建築物のコンセントに電気コードを差し込み、自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター6を作動可能にする。その際、自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター6は、外気温が高い場合は低温となっており、ヒーター筒3のアルミケースに収納されている。
外気温が低下すると、自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター6は温度上昇し、ヒーター収容部2の外気側に遮熱材を施しているので、ヒーター筒3のヒーター収容部2内の空間を効率よく暖めると同時に、内側のアルミ製の閉塞板を加熱するので、前記閉塞板に暖められた暖気がヒーター筒3を上昇する。
このようにして、ドレンパイプ内の空気はヒーター筒3で暖められて上昇し、ドレンパイプ中を上昇して氷結を防止し、屋上や屋根のドレン排水口から排気され、ドレン排水口も氷結するのを防止する。
U字管4へ流下した融雪水は、トラップ部となっている低い部分に溜められるが、U字管4には自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター6が入っているので、滞留水は凍結することはない。
このようにして、U字管4中の滞留水により塞がれ、極低温の外気が直接ドレンパイプ1内へ侵入するのを防止する効果がある。
また、トラップ枡5の喫水線上にU字管4の出口が接続されるので、滞留水が詰まることなく円滑にトラップ枡5から排水管7へ排出される。
図2に示すように、本考案のドレンパイプヒーターは、上部をドレンパイプ1に嵌合され、ヒーター収容部2内の外気側に遮熱材を施し、該遮熱材の内側に螺旋状に巻回した自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター6を収納し、さらに該自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター6を保持するように前記ヒーター収容部2の内側開口を塞ぐように挿入嵌合されたアルミ製の閉塞板とからなるヒーター筒3と、該ヒーター筒3の下部に連結されたトラップ部となるプラスチック製のU字管4と、該U字管4の他端に接続された立方体のプラスチック製のトラップ枡5とから構成される。
前記自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター6は、外気温の低下により自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター6が作動し、アルミ製の閉塞板を加温してヒーター筒3及びドレンパイプ1の内壁の氷結を防止するものである。
なお、前記自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター6は、ヒーター収容部2からU字管4、トラップ枡5を経て排水管7への配線が省略されている。
2 ヒーター収容部
3 ヒーター筒
4 U字管
5 トラップ枡
6 自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーター
7 排水管
Claims (2)
- 上部をドレンパイプに嵌合され、一体成型により中央を円環状に膨出させたヒーター収容部を有するアルミニウム製のヒーター筒と、該ヒーター筒の下部に連結されたトラップ部となるプラスチック製のU字管と、該U字管の他端に接続された立方体のプラスチック製のトラップ枡とから構成されることを特徴とするドレンパイプヒーター。
- 前記ヒーター収容部からU字管、トラップ枡を経て排水管へ配線される自己温度制御型ヒーター又は紐ヒーターを備えることを特徴とする請求項1記載のドレンパイプヒーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000454U JP3140834U (ja) | 2008-01-31 | 2008-01-31 | ドレンパイプヒーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008000454U JP3140834U (ja) | 2008-01-31 | 2008-01-31 | ドレンパイプヒーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3140834U true JP3140834U (ja) | 2008-04-10 |
Family
ID=43290931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008000454U Expired - Lifetime JP3140834U (ja) | 2008-01-31 | 2008-01-31 | ドレンパイプヒーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3140834U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104563409A (zh) * | 2014-12-20 | 2015-04-29 | 重庆万马屯新型建材有限公司 | 金属屋面排水管 |
JP2015137817A (ja) * | 2014-01-23 | 2015-07-30 | 株式会社ノーリツ | 熱源機 |
WO2020171159A1 (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-27 | 株式会社モレーンコーポレーション | ヒーターユニット、排水管、および排水システム |
-
2008
- 2008-01-31 JP JP2008000454U patent/JP3140834U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2015137817A (ja) * | 2014-01-23 | 2015-07-30 | 株式会社ノーリツ | 熱源機 |
CN104563409A (zh) * | 2014-12-20 | 2015-04-29 | 重庆万马屯新型建材有限公司 | 金属屋面排水管 |
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