JPH046426Y2 - - Google Patents

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JPH046426Y2
JPH046426Y2 JP18026086U JP18026086U JPH046426Y2 JP H046426 Y2 JPH046426 Y2 JP H046426Y2 JP 18026086 U JP18026086 U JP 18026086U JP 18026086 U JP18026086 U JP 18026086U JP H046426 Y2 JPH046426 Y2 JP H046426Y2
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JP
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gutter
heating element
tube
antifreeze
drain gutter
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JP18026086U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、種々の排水樋、例えば各種建造物の
排水樋や雨樋、或いはトンネル内の排水樋、橋梁
の排水樋等の凍結を防止する凍結防止装置に関す
るものである。
<従来の技術> 従来、排水樋系統において、よく縦方向に布設
される密閉型(パイプ状等)の排水樋部分、特に
外気と触れる開口部は、凍結により損傷されるこ
とが多い。
この凍結現象を、本考案者等が詳細に検討した
ところ、次の如くであつた。
先ず、樋内を流れてきた排水は樋の開口部で冷
たい外気に触れ、この部分で凍結が開始される。
そして、この凍結は昼夜の気温変動等により次第
に成長し、遂には樋の開口部を塞ぐようになる。
このようにして、一旦樋の開口部が塞がれると、
排水は出口を失うため、樋内に溜り、次にこの貯
溜水が夜間の気温低下時等には凍結するようにな
る。この樋一杯に満たされた貯溜水が凍結する
と、凍結氷の体積膨張が起こり、この強力な膨張
圧により排水樋が破壊される。
このことから、樋の損傷を効果的に防止するに
は、樋の開口部が閉塞されないようにするこ
と、万一、開口部が閉塞されたときには、凍結
氷による体積膨張を吸収するようにすること、の
条件が満たされなければならない。
本考案は、このような着想に基づいてなされた
ものである。
<問題点を解決するための手段> かゝる本考案の特徴とする点は、弾性に富み且
つ可撓性のある材料からなる長尺なチユーブと、
該チユーブの長さ方向に挿入された線条又は帯状
の発熱体と、前記チユーブ中に充填された不凍液
とからなり、密閉型排水樋内の長さ方向に布設さ
れた排水樋の凍結防止装置にある。
<作用> 本装置では、発熱体の発熱作用により凍結その
ものが防止され、樋の開口部は常に開かれ、万
一、停電等により発熱体が不能となつて樋内で凍
結が起こつても、弾性のチユーブの変形により凍
結氷の体積膨張は吸収され、樋の損傷は未然に防
止される。又、装置全体も弾性と可撓性があるた
め、屈曲自在で、樋のいかなる形状にも対応して
挿入することができる。
<実施例> 第1図〜第2図は本考案の排水樋の凍結防止装
置の一実施例を示したものである。
本凍結防止装置1は、第1図に示すように、弾
性に富み且つ可撓性のある材料、例えばプラスチ
ツクやゴムチユーブ、更には適度の弾性を有する
フレキシブル金属管、その他の複合材料等で、好
ましくは熱伝導性の良好な材料からなる長尺なチ
ユーブ2と、このチユーブ2の長さ方向に挿入さ
れた帯状(線条等も可)の発熱体3と、上記チユ
ーブ2中に充填された、例えば−40℃程度でも凍
結することのない不凍液4とからなる。
そして、その使用に当たつては、例えば第2図
に示したトンネル内で縦方向に設置されたパイプ
状の密閉型排水樋5の場合、その上下方向に挿
入、布設する。この際、本凍結防止装置1は弾性
と可撓性のチユーブ2を用い、且つ発熱体3もゴ
ム、プラスチツクが主材料であるので、曲げが自
在であるため、装置全体としても可撓性があり、
屈曲した樋5の形状にも容易に対応して、挿入す
ることができる。
布設後は、発熱体3の電極3a,3aに適宜通
電して発熱させる。例えば、この発熱体3とし
て、ベースプラスチツクに導電性材料を混練して
形成した正の抵抗温度係数を持つ自己温度制御型
発熱体を用いた場合、周囲の温度条件に正比例し
て抵抗値が変化するため、周囲の温度が高くなる
と、自動的に発熱量が低下し、逆に周囲の温度が
低下すると、自動的に発熱量が増加する。このた
め、このエネルギー効率がよく、この発熱体と温
度調節装置とを併用すれば、大幅な省エネルギー
効果を得ることができる。尚、ここで、使用され
る自己温度制御型発熱体は不凍液と接触されるた
め、好ましくは、その表面に耐水性に富む材料、
例えばテフロン(商品名、デユポン社製)被覆等
の処理の施したものがよい。
この発熱体3の発熱作用により、樋5の開口部
5a(第1図中の下部)は凍結氷により閉塞され
ることはなく、常に開口が確保され、樋上方から
の水は排水される。
又、万が一、停電等により発熱体3が不能とな
つて、樋5内で凍結が起こつても、弾性と可撓性
に富むチユーブ2の変形によつて凍結時の体積膨
張を容易に吸収することができる。従つて、樋5
に強力な膨張圧が加わることがなく、破壊等は効
果的に防止される。
勿論、その後の停電解除により、発熱体3の発
熱が開始されれば、凍結氷により変形されていた
チユーブ2はその弾性により、原形に復元され
る。更に、この場合、チユーブ2内には凍結温度
の低い不凍液4が充填されているため、チユーブ
2の復元速度が速く、又チユーブ2の長期的な形
状、寸法の安定性を図ることができる。
尚、上記実施例ではトンネル内の縦方向の排水
樋についてあつたが、本考案はこれに限らず、横
方向でも、又その他の種々の排水樋にも対応でき
ること、勿論である。
<考案の効果> 以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、装置全体が可撓性で樋の形状にも対応して挿
入、布設することができ、常態では、発熱体の発
熱作用により凍結が防止され、万一、停電等によ
り発熱体が不能となつて凍結が起こつても、装置
自体の弾性と可撓性により凍結時の体積膨張を吸
収して、樋の損傷を未然に防止することができる
優れた排水樋の凍結防止装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る排水樋の凍結防止装置の
一実施例を示した断面図、第2図は本凍結防止装
置をトンネルの排水樋中に挿入、布設した状態を
示した概略説明図である。 図中、1……凍結防止装置、2……チユーブ、
3……発熱体、4……不凍液、5……排水樋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 弾性に富み且つ可撓性のある材料からなる長
    尺なチユーブと、該チユーブの長さ方向に挿入
    された線条又は帯状の発熱体と、前記チユーブ
    中に充填された不凍液とからなり、密閉型排水
    樋内の長さ方向に布設されたことを特徴とする
    排水樋の凍結防止装置。 (2) 前記発熱体が正の抵抗温度係数を持つ自己温
    度制御型発熱体であることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の排水樋の凍結防
    止装置。
JP18026086U 1986-11-22 1986-11-22 Expired JPH046426Y2 (ja)

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JP18026086U JPH046426Y2 (ja) 1986-11-22 1986-11-22

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JPS6385734U JPS6385734U (ja) 1988-06-04
JPH046426Y2 true JPH046426Y2 (ja) 1992-02-21

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