JPH0354750B2 - - Google Patents

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JPH0354750B2
JPH0354750B2 JP60157585A JP15758585A JPH0354750B2 JP H0354750 B2 JPH0354750 B2 JP H0354750B2 JP 60157585 A JP60157585 A JP 60157585A JP 15758585 A JP15758585 A JP 15758585A JP H0354750 B2 JPH0354750 B2 JP H0354750B2
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JP
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foam
downpipe
waterproof layer
gutter
layer
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JP60157585A
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/20Controlling water pollution; Waste water treatment

Landscapes

  • Thermal Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、耐寒性に優れた竪樋に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、竪樋はポリ塩化ビニル樹脂、アルミニウ
ム、銅、鉄などから筒状に形成されてたものであ
つてが、北海道などの寒冷地においては、これら
の竪樋を家屋の外に設けると、冬季において、竪
樋の中に流れ込む雨水が凍結して膨張し、竪樋を
破壊するという問題があつた。これを防止しよう
と竪樋の外周に断熱材を巻くことも行われたが、
厳寒の日にはこれも効果がなく、やはり凍結破壊
してしまつていた。したがつて、寒冷地において
は、竪樋を家屋の外に設けないのが一般的であつ
た。
この問題を解決する方法としては、実公昭54−
9614号公報に記載されているように、竪樋に凍結
防止用ヒーターを取付けたり、実開昭57−110232
号公報に記載されているように、凍結防止用ヒー
ターの他に更に竪樋の外周に発泡合成樹脂外管を
積層したものが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来の竪樋は、凍結防止用ヒータ
―を使用するために、このヒーターを効率的に取
り付ける構造上の工夫が必要となつて構造が複雑
になり、また、電熱費が嵩み、更に、停電が発生
した場合には凍結防止用ヒーターが働かず、竪樋
が凍結破壊されてしまうという問題を有してい
た。
この発明は上記した従来の竪樋の問題を解決
し、構造が簡単で、凍結破壊の心配のない竪樋を
提供することを目的としてなされたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明は、その
構成を、竪樋本体内に、弾性を有し内周面に防水
層が設けられた筒状の発泡体が挿入されてなる竪
樋とした。
〔作用〕 筒状の発泡体の内周面の防水層に沿つて雨水は
流れる。冬季においても、竪樋本体内に筒状の発
泡体が挿入されているので、竪樋内を流れる雨水
が、その発泡体内の空気によつて断熱保温される
ことにより、凍結しにくい。もしも、竪樋内で雨
水が凍結して体積膨張しても、この体積膨張を弾
性を有する発泡体が吸収し、竪樋本体を破壊する
ことがない。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は、この発明の竪樋の一実施例を示す断
面図である。
1は竪樋であり、竪樋本体2内に、弾性を有す
る筒状の発泡体3が挿入されている。筒状の発泡
体3の内周面には防水層4が設けられている。
竪樋本体2は、通常竪樋として使用されるもの
であり、例えば、硬質ポリ塩化ビニル樹脂、アル
ミニウム、銅、鉄などから筒状に形成されたもの
である。
筒状の発泡体3は、雨水が竪樋1内で凍結して
膨張した時にこれを吸収できるような弾性を有す
るものになつている。。水が凍結して氷になると
約9%の体積膨張をするので、発泡体3として
は、発泡体層31と防水層4とが、10%以上圧縮
されて体積収縮するものが好ましい。特に、竪樋
1内に雨水が封じ込められて凍結する場合を考慮
すると、竪樋の軸方向に対して垂直方向(厚み方
向)に5%以上圧縮可能なものが好ましい。そし
て、発泡体3は、雨水の凍結、融解の繰り返しに
耐えられるように、圧縮永久ひずみ(JIS K
6767)が30%以下のものが好ましい。
また、発泡体層31としては、雨水の凍結を防
止するためには、保温性の高いものがよく、合成
樹脂からなる場合は、見掛け密度が0.01〜0.6
g/cm3の範囲のものが好ましい。発泡体層31の
気泡構造としては、連続気泡よりは独立気泡の方
が、保温性に優れること、及び防水層4が破損し
た場合にも雨水が発泡体層31内部に浸透しない
ので好ましい。
防水層4は、発泡体層31の内側に形成され、
竪樋1内を雨水が流れる時に発泡体層31内に雨
水が浸透しないような膜層となつている。防水層
31の厚みとしては、竪樋1内を雨水と一緒にご
み等も流れるので強度上100μm以上あるものが
好ましい。
また、筒状の発泡体1の外周面に防水層と同様
な表面層が設けられているのが好ましい。
筒状の発泡体3の肉厚としては、上記凍結膨張
の吸収および保温性を考慮すると、2mm〜25mmの
範囲のものが好ましい。
この筒状の発泡体を形成するには、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリウレタン、ゴムなどの合成樹
脂を、押出発泡成形により、筒状に成形して、弾
性を有する発泡体を形成し、その内周面および外
周面に表皮層を形成するようにすればよい。そう
すると、内周面の表皮層が防水層4になる。
また、発泡体層31の内周面に別途防水層3を
押出被覆するなどして形成してもよい。
次ぎに、竪樋を作製し、凍結破壊実験をおこな
つた結果について説明する。
実施例 1 低密度ポリエチレンを主原料とし、押出機に供
給し、押出機の途中から発泡剤としてジクロルテ
トラフルオルエタンを注入して、押出機から筒状
に押出し、内側から内表面を空気により冷却しな
がら押出発泡して、筒状の発泡体を製造した。
筒状の発泡体は、独立気泡構造であり、内径が
58mmで肉厚が12mmであり、内周面に防水層として
の表皮層が200μm形成され、外周面に表皮層が
100μm形成されていた。そして、発泡体の厚み
方向の圧縮は75%以上可能であり、圧縮永久ひず
みは6%であり、発泡体層の見掛け密度は0.05
g/cm3であつた。
この筒状の発泡体を、外径が90mmで肉厚1.1mm
の硬質ポリ塩化ビニル樹脂製の竪樋本体2内に挿
入して竪樋1とした。
実施例 2 実施例1の筒状の発泡体を、外径が90mmで肉厚
1.0mmのアルミニウム製の竪樋本体2内に挿入し
て竪樋1とした。
一方、比較例1として、実施例1で用いた竪樋
本体のみを竪樋として用意し、比較例2として、
実施例2で用いた竪樋本体のみを竪樋として用意
し、比較例3として、外径60mmで肉厚1.1mmの硬
質塩化ビニル樹脂製の竪樋を用意し、比較例4と
して、外径60mmで肉厚1.0mmのアルミニウム製の
竪樋を用意した。
そして、これらの竪樋の長さ1mのものを、第
2図に示すように、水の入つた容器5に入れ、−
50℃で2時間放置して、竪樋の下部20cm程を凍結
させた。次ぎに、竪樋の中央部の外側に断熱材と
してポリエチレン発泡体(見掛け密度0.04)の幅
40cmで厚み約3mmのものを約8周(厚み約24mm)
巻き付け、竪樋内を満水にして、−50℃の冷凍室
の中に17時間放置した。
その結果、竪樋内の水は、凍結が上部から始ま
り、最後に断熱材の部分が凍結することになり、
断熱材部分の凍結による体積膨張の逃げ場がなく
なり、比較例1および比較例3の硬質塩化ビニル
樹脂製の竪樋はバラバラに破裂し、比較例2およ
び比較例4のアルミニウム製の竪樋は、断熱材を
巻いた部分が破裂した。しかし、実施例1および
実施例2の竪樋は、外周面の異常がみられなかつ
た。また、実施例1および実施例2の竪樋につい
て、内部の氷を解かしてみたが、内周面にも異常
はみられなかつた。
そこで、更に、実施例1および実施例2の竪樋
について、上記凍結、融解の繰り返し実験を30回
おこなつたが、外周面の異常はみられず、筒状の
発泡体の内周面に若干の窪みが見られる程度で、
使用上の影響のあるものではなかつた。
次ぎに、北海道札幌市において、家屋に実施例
1、実施例2の竪樋と、比較例3、比較例4の竪
樋を設置したところ、60年の冬季において、実施
例1および実施例2の竪樋には異常がみられなか
つたが、比較例3および比較例4の竪樋は凍結に
より破裂がみられた。
なお、上記実施例では、低密度ポリエチレンの
発泡体層の内周面に同じポリエチレンの防水層を
設けたが、防水層は別途、防水性能に優れた他の
樹脂層としてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の竪樋は、弾性を有し
内周面に防水層が設けられ筒状の発泡体が、竪樋
本体内に挿入されてなるので、防水層によつて竪
樋内部を雨水が良好に流れ、発泡体によるその断
熱保温能力により竪樋内を流れる雨水の凍結を緩
和するとともに、発泡体の弾性能力により凍結さ
れた雨水の体積膨張を吸収して竪樋本体が破壊さ
れることがない。
したがつて、この発明の竪樋は、北海道などの
寒冷地において好適に使用できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の竪樋の一実施例を示す断面
図、第2図はこの発明の竪樋の凍結実験を説明す
る断面図である。 1……竪樋、2……竪樋本体、3……筒状の発
泡体、31……発泡体層、4……防水層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 竪樋本体内に、弾性を有し内周面に防水層が
    設けられた筒状の発泡体が挿入されてなる竪樋。 2 発泡体が防水層側からその厚み方向に対して
    5%以上圧縮可能なものである特許請求の範囲第
    1項記載の竪樋。 3 発泡体が防水層側からその厚み方向に対して
    圧縮永久ひずみが30%以下のものである特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の竪樋。 4 発泡体が独立気泡構造のものである特許請求
    の範囲第1項、第2項又は第3項記載の竪樋。 5 発泡体の厚みが2mm〜25mmの範囲であり、防
    水層の厚みが100μm以上であり、保護層の厚み
    が200μm以上である特許請求の範囲第1項、第
    2項、第3項又は第4項記載の竪樋。
JP60157585A 1985-07-16 1985-07-16 竪樋 Granted JPS6217258A (ja)

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JP60157585A JPS6217258A (ja) 1985-07-16 1985-07-16 竪樋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63284353A (ja) * 1987-05-18 1988-11-21 積水化学工業株式会社 雨樋装置
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JPS6217258A (ja) 1987-01-26

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