JPH06154546A - 生物脱臭装置 - Google Patents
生物脱臭装置Info
- Publication number
- JPH06154546A JPH06154546A JP4329862A JP32986292A JPH06154546A JP H06154546 A JPH06154546 A JP H06154546A JP 4329862 A JP4329862 A JP 4329862A JP 32986292 A JP32986292 A JP 32986292A JP H06154546 A JPH06154546 A JP H06154546A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- packed beds
- treatment chamber
- odorous
- malodorous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 処理室内に設けた複数の充填層に植菌した微
生物の馴養を促進する。 【構成】 処理室内１に一端から他端に向かって所定の
間隔を保って複数設けた充填層４Ａ，４Ｂの上記間隔５
に、前記微生物馴養のための悪臭ガスの分注管８を設け
る。
生物の馴養を促進する。 【構成】 処理室内１に一端から他端に向かって所定の
間隔を保って複数設けた充填層４Ａ，４Ｂの上記間隔５
に、前記微生物馴養のための悪臭ガスの分注管８を設け
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、し尿処理場、下水処
理場、その他各種工業の廃水処理場で発生するアンモニ
ア、硫化水素、メチルメルカプタン、硫化メチル、二硫
化メチル等の悪臭成分を含む悪臭ガスを脱臭する生物脱
臭方法に関する。
理場、その他各種工業の廃水処理場で発生するアンモニ
ア、硫化水素、メチルメルカプタン、硫化メチル、二硫
化メチル等の悪臭成分を含む悪臭ガスを脱臭する生物脱
臭方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】本出願人は、一端に悪臭ガスの給気管、
他端に処理ガスの排気管を備えた処理室の内部に、上記
悪臭ガスの悪臭成分を分解する微生物を坦持した充填層
を、一端から他端に向かって所定の間隔を保って複数設
けた縦型の生物脱臭装置を特願平３−８９３８２号で、
同じく横型の生物脱臭装置を特願平３−１６０９００号
で提案した。上記従来の生物脱臭装置は、当初に活性汚
泥の稀釈水、活性汚泥処理水、河川水などを各充填層に
散布することで水中の硝化菌、硫黄菌等の微生物を充填
層に植菌し、処理室の一端の給気管から室内に悪臭ガス
を吹き込み、この悪臭ガスにより植菌した微生物を増殖
させ、微生物の馴養を待って本格的な脱臭運転を開始す
る。
他端に処理ガスの排気管を備えた処理室の内部に、上記
悪臭ガスの悪臭成分を分解する微生物を坦持した充填層
を、一端から他端に向かって所定の間隔を保って複数設
けた縦型の生物脱臭装置を特願平３−８９３８２号で、
同じく横型の生物脱臭装置を特願平３−１６０９００号
で提案した。上記従来の生物脱臭装置は、当初に活性汚
泥の稀釈水、活性汚泥処理水、河川水などを各充填層に
散布することで水中の硝化菌、硫黄菌等の微生物を充填
層に植菌し、処理室の一端の給気管から室内に悪臭ガス
を吹き込み、この悪臭ガスにより植菌した微生物を増殖
させ、微生物の馴養を待って本格的な脱臭運転を開始す
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】充填層に植菌した微生
物を馴養するため処理室の一端の給気管から室内に悪臭
ガスを吹き込むと、悪臭成分の大部分は室内の一端側の
充填層に植菌した微生物で分解脱臭され、この充填層の
微生物は馴養されるが、室内の他端側の充填層の微生物
には悪臭成分が届かず、馴養されにくい。このため室内
の一端側と、他端側の充填層の全部の微生物を馴養し、
悪臭成分の濃度や負荷の変動がいかに大きくても悪臭成
分をリークさせないで分解脱臭できるようになるまでは
長い時間（通常１〜２カ月）を要する。
物を馴養するため処理室の一端の給気管から室内に悪臭
ガスを吹き込むと、悪臭成分の大部分は室内の一端側の
充填層に植菌した微生物で分解脱臭され、この充填層の
微生物は馴養されるが、室内の他端側の充填層の微生物
には悪臭成分が届かず、馴養されにくい。このため室内
の一端側と、他端側の充填層の全部の微生物を馴養し、
悪臭成分の濃度や負荷の変動がいかに大きくても悪臭成
分をリークさせないで分解脱臭できるようになるまでは
長い時間（通常１〜２カ月）を要する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、処理室
内の全部の充填層に植菌した微生物の馴養を促進するこ
とを目的に開発されたのであって、処理室内に一端から
他端に向かって所定の間隔を保って複数設けた充填層の
上記間隔に、前記微生物馴養のための悪臭ガスの分注管
手段を設けたことを特徴とする。
内の全部の充填層に植菌した微生物の馴養を促進するこ
とを目的に開発されたのであって、処理室内に一端から
他端に向かって所定の間隔を保って複数設けた充填層の
上記間隔に、前記微生物馴養のための悪臭ガスの分注管
手段を設けたことを特徴とする。
【０００５】
【実施例】図示の各実施例において、１は処理室、２は
処理室内の一端に悪臭ガスを吹き込む給気管、３は処理
室内の他端から処理ガスを取出す排気管を示す。処理室
の内部には一端から他端に向かって複数（図示の実施例
では２つ）の充填層４Ａ，４Ｂが間隔５を保って設けて
あると共に、各充填層に上から散水するための散水装置
６Ａ，６Ｂが設けてある。各充填層４Ａ，４Ｂは硝化
菌、硫黄菌等の微生物が付着し易いピート繊維等で構成
してある。
処理室内の一端に悪臭ガスを吹き込む給気管、３は処理
室内の他端から処理ガスを取出す排気管を示す。処理室
の内部には一端から他端に向かって複数（図示の実施例
では２つ）の充填層４Ａ，４Ｂが間隔５を保って設けて
あると共に、各充填層に上から散水するための散水装置
６Ａ，６Ｂが設けてある。各充填層４Ａ，４Ｂは硝化
菌、硫黄菌等の微生物が付着し易いピート繊維等で構成
してある。
【０００６】図１の実施例は処理室１が上下方向に長い
縦形であって、給気管２は処理室の内部に下端から悪臭
ガスを吹き込み、悪臭ガスは室内を上向流し、下段の充
填層４Ａ、次に上段の充填層４Ｂを通過する際に充填層
に付着する馴養された微生物で悪臭成分を生分解処理さ
れ、悪臭の処理ガスになって処理室の上端の排気管３は
放出される。
縦形であって、給気管２は処理室の内部に下端から悪臭
ガスを吹き込み、悪臭ガスは室内を上向流し、下段の充
填層４Ａ、次に上段の充填層４Ｂを通過する際に充填層
に付着する馴養された微生物で悪臭成分を生分解処理さ
れ、悪臭の処理ガスになって処理室の上端の排気管３は
放出される。
【０００７】図２の実施例は処理室１が横長な横形であ
って、給気管２は処理室の内部に左端から悪臭ガスを吹
き込み、悪臭ガスは室内を右に流れ、充填層４Ａ，４Ｂ
を通過する際に充填層に付着する馴養された微生物で悪
臭成分を生分解処理され、悪臭の処理ガスになって処理
室の右端の排気管３から放出される。尚、各散水装置６
Ａ，６Ｂが設けられた各充填層４Ａ，４Ｂの上方の空間
は、区劃壁７により間隔５と仕切られている。
って、給気管２は処理室の内部に左端から悪臭ガスを吹
き込み、悪臭ガスは室内を右に流れ、充填層４Ａ，４Ｂ
を通過する際に充填層に付着する馴養された微生物で悪
臭成分を生分解処理され、悪臭の処理ガスになって処理
室の右端の排気管３から放出される。尚、各散水装置６
Ａ，６Ｂが設けられた各充填層４Ａ，４Ｂの上方の空間
は、区劃壁７により間隔５と仕切られている。
【０００８】上記各実施例を運転する当初、散水装置６
Ａ，６Ｂから充填層４Ａ，４Ｂに活性汚泥の稀釈水、活
性汚泥処理水、河川水などを散布し、水中の硝化菌、硫
黄菌等の微生物を充填層に植菌する。それから、給気管
２と、給気管２から分岐し、充填層４Ａと４Ｂの間隔５
に通じる分注管８で悪臭ガスを処理室内に吹き込み、各
充填層４Ａ，４Ｂに植菌した微生物を馴養する。つま
り、従来の装置では給気管２から処理室内に吹き込む悪
臭ガスだけで充填層４Ａ，４Ｂの微生物を馴養するた
め、処理室の他端側の充填層４Ｂの微生物は馴養されに
くゝ、悪臭成分の濃度が高い悪臭ガスが吹き込んだとき
は脱臭処理されない悪臭成分を含むガスが排気管３から
放出された。しかし、この装置では充填層４Ａに植菌さ
れた微生物は給気管２から吹き込む悪臭ガス（矢印Ａ）
で、充填層４Ｂに植菌された微生物は分注管８から間隔
５に吹き込む悪臭ガス（矢印Ｂ）で、夫々馴養される。
従って、全部の充填層の微生物の馴養は促進する。
Ａ，６Ｂから充填層４Ａ，４Ｂに活性汚泥の稀釈水、活
性汚泥処理水、河川水などを散布し、水中の硝化菌、硫
黄菌等の微生物を充填層に植菌する。それから、給気管
２と、給気管２から分岐し、充填層４Ａと４Ｂの間隔５
に通じる分注管８で悪臭ガスを処理室内に吹き込み、各
充填層４Ａ，４Ｂに植菌した微生物を馴養する。つま
り、従来の装置では給気管２から処理室内に吹き込む悪
臭ガスだけで充填層４Ａ，４Ｂの微生物を馴養するた
め、処理室の他端側の充填層４Ｂの微生物は馴養されに
くゝ、悪臭成分の濃度が高い悪臭ガスが吹き込んだとき
は脱臭処理されない悪臭成分を含むガスが排気管３から
放出された。しかし、この装置では充填層４Ａに植菌さ
れた微生物は給気管２から吹き込む悪臭ガス（矢印Ａ）
で、充填層４Ｂに植菌された微生物は分注管８から間隔
５に吹き込む悪臭ガス（矢印Ｂ）で、夫々馴養される。
従って、全部の充填層の微生物の馴養は促進する。
【０００９】そして、各充填層４Ａ，４Ｂの微生物が馴
養し、ガスの入口と出口の悪臭成分の濃度を調べ、悪臭
成分の除去率などが所定値になったら、分注管８からの
悪臭ガスの吹き込みを停め、給気管２からのみ悪臭ガス
を吹き込み、本格的な脱臭運転に移る。尚、脱臭運転の
際は、散水装置６Ａ，６Ｂで各充填層４Ａ，４Ｂに連続
的、又は間欠的に洗浄水を散布し、充填層中に生成する
硫酸イオンを水受け９に洗い出し、ドレン１０から排水
して硫酸イオンが微生物の生物反応を阻害するのを防
ぐ。
養し、ガスの入口と出口の悪臭成分の濃度を調べ、悪臭
成分の除去率などが所定値になったら、分注管８からの
悪臭ガスの吹き込みを停め、給気管２からのみ悪臭ガス
を吹き込み、本格的な脱臭運転に移る。尚、脱臭運転の
際は、散水装置６Ａ，６Ｂで各充填層４Ａ，４Ｂに連続
的、又は間欠的に洗浄水を散布し、充填層中に生成する
硫酸イオンを水受け９に洗い出し、ドレン１０から排水
して硫酸イオンが微生物の生物反応を阻害するのを防
ぐ。
【００１０】分注管を備えていない従来装置と、分注管
を備えた図１の実施装置とによって、１日に３時間しか
運転されず、悪臭ガスをその時間にしか発生しない汚泥
処理施設が発生する悪臭ガスを処理した結果を表１，２
に示す。
を備えた図１の実施装置とによって、１日に３時間しか
運転されず、悪臭ガスをその時間にしか発生しない汚泥
処理施設が発生する悪臭ガスを処理した結果を表１，２
に示す。
【表１】
【表２】
【００１１】図１の縦形の装置では悪臭ガスを処理室内
に下端から給気し、室内を上向流させる場合を説明した
が、悪臭ガスを処理室内に上端から給気し、室内を下向
流させてもよい。又、図示の各実施例では処理室内に２
つの充填層を間隔を保って設けたが、３つ、又はそれ以
上の充填層を間隔を保って設け、その各間隔に分注手段
で悪臭ガスを吹き込むようにしてもよい。
に下端から給気し、室内を上向流させる場合を説明した
が、悪臭ガスを処理室内に上端から給気し、室内を下向
流させてもよい。又、図示の各実施例では処理室内に２
つの充填層を間隔を保って設けたが、３つ、又はそれ以
上の充填層を間隔を保って設け、その各間隔に分注手段
で悪臭ガスを吹き込むようにしてもよい。
【００１２】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれば
処理室内の複数の充填層の微生物を給気管と、分注管と
から供給する悪臭ガスで馴養するため、充填層の全体の
馴養所要時間は著しく短縮すると共に、馴養時後は悪臭
成分の濃度が変動しても未処理の悪臭成分を放出するこ
とがない。
処理室内の複数の充填層の微生物を給気管と、分注管と
から供給する悪臭ガスで馴養するため、充填層の全体の
馴養所要時間は著しく短縮すると共に、馴養時後は悪臭
成分の濃度が変動しても未処理の悪臭成分を放出するこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の生物脱臭装置の１実施例の断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の生物脱臭装置の他の１実施例の断面図
である。
である。
１ 処理室 ２ 給気管 ３ 排気管 ４Ａ 充填層 ４Ｂ 充填層 ５ 間隔 ６Ａ 散水装置 ６Ｂ 散水装置 ８ 分注管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１２月２４日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】分注管を備えていない従来装置と、分注管
を備えた図１の実施装置とによって、１日に３時間しか
運転されず、悪臭ガスをその時間にしか発生しない汚泥
処理施設が発生する悪臭ガスを処理した結果を表１，２
に示す。
を備えた図１の実施装置とによって、１日に３時間しか
運転されず、悪臭ガスをその時間にしか発生しない汚泥
処理施設が発生する悪臭ガスを処理した結果を表１，２
に示す。
【表１】
【表２】
Claims (1)
- 【請求項１】 一端に悪臭ガスの給気管、他端に処理ガ
スの排気管を備えた処理室の内部に、上記悪臭ガスの悪
臭成分を分解する微生物を坦持した充填層を、一端から
他端に向かって所定の間隔を保って複数設けた生物脱臭
装置において、上記処理室内の充填層の間隔に、前記微
生物馴養のための悪臭ガスの分注管手段を設けたことを
特徴とする生物脱臭装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4329862A JPH06154546A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 生物脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4329862A JPH06154546A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 生物脱臭装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06154546A true JPH06154546A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18226073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4329862A Pending JPH06154546A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 生物脱臭装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06154546A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100436984B1 (ko) * | 2001-03-22 | 2004-06-26 | 정욱진 | 악취와 ｖｏｃ를 포함하는 폐가스를 처리하기 위한바이오필터 장치 |
| US20100261266A1 (en) * | 2007-12-28 | 2010-10-14 | Yasuhiko Nagamori | Biological desulfurization apparatus |
| JP2015116514A (ja) * | 2013-12-17 | 2015-06-25 | 荏原実業株式会社 | 生物学的脱硫装置及び生物学的脱硫方法 |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP4329862A patent/JPH06154546A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100436984B1 (ko) * | 2001-03-22 | 2004-06-26 | 정욱진 | 악취와 ｖｏｃ를 포함하는 폐가스를 처리하기 위한바이오필터 장치 |
| US20100261266A1 (en) * | 2007-12-28 | 2010-10-14 | Yasuhiko Nagamori | Biological desulfurization apparatus |
| JP2015116514A (ja) * | 2013-12-17 | 2015-06-25 | 荏原実業株式会社 | 生物学的脱硫装置及び生物学的脱硫方法 |
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