JPH06153584A - モーター制御機構 - Google Patents

モーター制御機構

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JPH06153584A
JPH06153584A JP4312932A JP31293292A JPH06153584A JP H06153584 A JPH06153584 A JP H06153584A JP 4312932 A JP4312932 A JP 4312932A JP 31293292 A JP31293292 A JP 31293292A JP H06153584 A JPH06153584 A JP H06153584A
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Kazuyuki Nonomura
々 村 和 幸 野
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Funai Electric Co Ltd
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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 交流モーターの回転をベルトを介してプーリ
ー軸に伝達し駆動する装置の異常時の制御機構について
提供する。 【構成】 モーター1の回転をベルト3を介してプーリ
ー軸21に伝達し、該プーリー軸21により駆動する装
置において、モーター1の電流値とプーリー2の回転数
を検出してマイクロコンピューター8で処理し、モータ
ー1に加える電圧をコントロールして一時的にトルクを
大きくし、また、モーター1のロック及びベルト3の切
断を検出して異常表示10,11する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製パン機、等の家電製品
のモータートルクコントロール及び異常表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の家電製品で例えば製パン機等では
ACモーターの回転はベルトでプーリーに伝達され、プ
ーリー軸に撹拌羽根が装着され、スイッチでACモータ
ーの電源を入り切りするだけで、保護装置としては温度
ヒューズが取り付けられている位であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、モーターの
トルクが大きすぎると、ベルトの張力等が問題となり、
ベルトが切れたり、また逆にトルクが小さすぎると、モ
ーターがロックして過電流が流れて発熱し温度ヒューズ
が切れたりする欠点があった。本発明は上述した事情に
鑑みてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、モーターの回
転を伝達手段によって駆動軸に伝達し、該駆動軸を経て
機器の所定の部分を駆動する機構であって、モーターの
電流値を検出する手段と、駆動軸の回転を検出する手段
と、モーターに異常電流を検出、又は駆動軸の回転数が
正常値以下となるのを検出した場合、モーター電流信号
又は駆動軸回転信号から回転制御信号を発生する手段
と、該回転制御信号の入力に応じ切換信号を出力する回
転制御回路と、該回転制御回路からの切換信号により、
モーターへの入力電圧、又はモーターの起動コンデンサ
容量を変更する切換回路とを具備したことを特徴とする
ものである。
【0005】又、上記のモーター制御機構において、モ
ーターの電圧又はモーターの起動コンデンサの容量を検
出する手段と、該電圧又は容量検出手段によって検出さ
れた値が規定値以上であり、駆動軸回転信号値が0で電
流信号値が異常な場合にモーターロック異常報知する手
段と、前記電圧又は容量検出手段によって検出された値
が規定値以上であり、駆動軸回転信号値が0で電流信号
値が正常な場合に駆動伝達異常を報知する手段とを具備
したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】モーターの電流値が異常(規定値より異常に高
い)に上昇するかプーリー回転数が正常値以下の場合は
電圧制御回路が作動してモーター電圧を一時的に上昇さ
せる。
【0007】モーター電圧が規定以上の限界値まで上昇
しても電流値が異常またはプーリー回転数が正常値以下
の場合は異常表示をする。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロッ
ク図、図2は本発明の一実施例を示すフローチャート、
図3は本発明の一実施例を示す回路図、図4〜6は本発
明の一実施例を示すプーリーの面に取り付けられた反射
物またはフエライトの形状及び位置を示す図である。
【0009】図において、1はACモーター、2は被動
側のプーリー、3はベルト、4は駆動側のプーリー、6
は切換回路、6aはリレーIC、7はモーター電圧制御
回路、8はマイクロコンピューター、12はCT(カレ
ント トランス)である。図1において、ACモーター
1の回転はプーリー4と2に掛け渡されたベルト3を介
して軸21を所定の回転数で回転させる。例えばプーリ
ー軸21に製パン機の撹拌翼が取り付けてある場合は容
器内のパン生地をこねる動作をする。22は回転検出セ
ンサーでプーリーに反射物をつけてホトセンサーで検出
するか、またはプーリーにフエライトをつけて磁電変換
素子、ホールICで回転検出する。検出後アンプしA/
D変換してマイクロコンユーター8に入力する。図3の
回路においては回転検出センサーとしてホール素子22
aを用いた場合を図示している。
【0010】回転検出センサー22で検出するためプー
リー2に取り付ける反射物または、フエライトは簡単に
すると、図5のように1個で足りるが、図4に示すよう
に半円周状に取り付けるとデューティー比50%の方形
波を得ることができ、また、図6のように順次角θを大
きくすることによりそれぞれ回転数の検出が容易にな
る。
【0011】一方、ACモーター1の電流をカレントト
ランス12(図3)等を介して検出し、回路12aを通
り、A/D変換回路15に入力し、A/D変換してマイ
クロコンピューター8に入力する。同様に電圧を検出し
て回路13aを通りA/D変換回路15に入力し、A/
D変換しマイクロコンピューター8に入力する。プーリ
ー軸21のトルクが異常の大きくなった場合は電流値が
異常に大となり、回転数も低下するので、その値をマイ
クロコンピューター8で判断し、電源側の切換回路6
(図1)を作動させて電圧を+αし、所定の電圧まで電
圧を上昇させ、プーリー軸21のトルクに応じてACモ
ーターのトルクを上昇させる。図3に示す回路図では切
換回路6aとしてリレーICを使用し、例えば100V
が120Vに昇圧される場合を示している。
【0012】しかし、図1に示すようにマイクロコンピ
ュータ8からの制御信号をモーター電圧制御回路7に入
力し、これから出力された切換信号により多段の切換回
路6を作動させてACモーター1への入力電圧を所定の
値まで昇圧させることができる。図2に示すフローチャ
ートは上記の場合を示している。上記のようにモーター
電圧を所定の値まで上昇させた場合、ACモーター1が
ロックしたり、ベルト3切れが起きた場合には異常表示
10,11をする。ただし、異常表示信号により電圧制
御回路7を作動させ切換回路6をOFFすることにより
モーターを停止させても良い。ただし、図3に示す回路
図には停止回路は図示していない。図1に示すようにモ
ーター電圧制御回路7と切換回路6の使用によりモータ
ーを停止できる。
【0013】次に、ROMに書き込まれているプログラ
ムを図2のフローチャートに基づいて説明する。まず、
ステップS1でACモーター1の電流値が異常である
か、または、プーリー2の回転数が正常値以下かを判断
し、YESであればステップS2でACモーター1の電
圧を+α昇圧し、NOであればステップS1に戻る。次
にステップS3でモーター電圧がMAXか否かを判断
し、YESであればステップS4でプーリー2の回転数
が0か否かを判断し、NOであればステップS1に戻
る。
【0014】ステップS4でプーリー2の回転数が0で
あれば、YESの矢印の如くステップS5でACモータ
ー1の電流値異常を判断し、NO(プーリー2が回転し
ている)であればステップS1に戻る。ステップS5で
電流値が規定以上に異常に高い場合はYESでモーター
ロックの異常表示をし、電流値が異常に高くない場合は
NOでベルト切れの異常表示をする。
【0015】図7,図8に他の実施例を示す。図7はブ
ロック図であり、図8はそのフローチャートである。図
7で1はACモーター、8はマイクロコンピュータ、1
2はCT(カレントトランス)、15はA/D変換回路
であり、回路12aを介してA/D変換回路15に入力
する。回転検出センサーとしてホール素子22aを用い
た場合を示し、その検出出力は回路22bを介してA/
D変換回路15に入力する。32はリレー回路であり、
マイクロコンピュータ8のポートの出力信号により回路
32cを介してリレー回路32をONし、ACモーター
1のコンデンサ容量を増加させることができる。
【0016】次に、ROM等に書き込まれているプログ
ラムを図8のフローチャートに基づいて説明する。ステ
ップS81でACモーター1の電流値が異常であるか、
またはプーリー2の回転数が正常値以下かを判断し、Y
ESであればステップS82でACモーター1のコンデ
ンサ容量を+α増加させる(この例では8μFに2μF
を増加させ10μFとしている。図7では容量増加1段
を図示してあるが、実際はn段である)。NOであれば
ステップS81に戻る。
【0017】次にステップS83でコンデンサー容量が
MAXか否かを判断し、YESであればステップS84
で、プーリー2の回転数が0か否かを判断し、NOであ
ればステップS81に戻る。ステップS84でプーリー
2の回転数が0であれば、ステップS85でACモータ
ー1の電流値異常を判断し、NOであればステップS8
1に戻る。ステップS85で電流値が規定以上に異常に
高い場合はYESでモーターロックし、その異常表示を
し、電流値が異常に高くない場合はベルト切れとして、
その異常表示とする。尚、第1,第2実施例である図に
示すように異常表示が出た場合、モーターOFFとして
も良い。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によれば、下
記のような効果を奏する。モーターに加える電圧をコン
トロールすることにより、モーターのトルクが小さい場
合でも一時的にトルクを大きくすることができる。
【0019】又、プーリーの回転数とモーターの電流を
検出することにより、モーターのトルクが大きすぎる場
合のベルト切れ、及びトルクが小さい場合のモーターロ
ックを検出し、モーターの過熱を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の一実施例を示すプーリーの面に取り付
けられた反射物またはフエライトの形状及び位置を示す
図である。
【図5】本発明の一実施例を示すプーリーの面に取り付
けられた反射物またはフエライトの形状及び位置を示す
図である。
【図6】本発明の一実施例を示すプーリーの面に取り付
けられた反射物またはフエライトの形状及び位置を示す
図である。
【図7】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図8】図7のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ACモーター 2,4 プーリー 3 ベルト 6,6a 切換回路 7 モーター電圧制御回路 8 マイクロコンピューター 10,11 異常表示 12 CT 21 プーリー軸 22 回転検出センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターの回転を伝達手段によって駆動
    軸に伝達し、該駆動軸を経て機器の所定の部分を駆動す
    る機構であって、モーターの電流値を検出する手段と、
    駆動軸の回転を検出する手段と、モーターに異常電流を
    検出、又は駆動軸の回転数が正常値以下となるのを検出
    した場合、モーター電流信号又は駆動軸回転信号から回
    転制御信号を発生する手段と、該回転制御信号の入力に
    応じ切換信号を出力する回転制御回路と、該回転制御回
    路からの切換信号により、モーターへの入力電圧、又は
    モーターの起動コンデンサ容量を変更する切換回路とを
    具備したことを特徴とするモーター制御機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモーター制御機構におい
    て、 モーターの電圧又はモーターの起動コンデンサの容量を
    検出する手段と、該電圧又は容量検出手段によって検出
    された値が規定値以上であり、駆動軸回転信号値が0で
    電流信号値が異常な場合にモーターロック異常報知する
    手段と、前記電圧又は容量検出手段によって検出された
    値が規定値以上であり、駆動軸回転信号値が0で電流信
    号値が正常な場合に駆動伝達異常を報知する手段とを具
    備したことを特徴とするモーター制御機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008503811A (ja) * 2004-06-22 2008-02-07 ボッシュ レックスロート アクチエンゲゼルシャフト インテリジェント駆動装置
CN111549456A (zh) * 2019-02-12 2020-08-18 重机株式会社 缝纫机的控制方法以及缝纫机的控制装置

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