JPH06153394A - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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JPH06153394A
JPH06153394A JP4297229A JP29722992A JPH06153394A JP H06153394 A JPH06153394 A JP H06153394A JP 4297229 A JP4297229 A JP 4297229A JP 29722992 A JP29722992 A JP 29722992A JP H06153394 A JPH06153394 A JP H06153394A
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JP
Japan
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time
discount
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JP4297229A
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English (en)
Inventor
Fumioki Ishino
文興 石野
Yasuhiro Ikenobou
泰裕 池防
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転期間を自由に設定できかつ割引時間帯に
確実に運転されることを可能とする。 【構成】 設定部4において、運転の開始時刻または終
了時刻が入力されれば、運転期間算出部5がその入力時
刻と演算部2で演算された総運転時間とに基づいて運転
期間を算出する。補正部6では、運転期間算出部5で算
出された運転期間が、記憶部7に記憶された割引時間帯
からはずれた場合は、その運転期間を、割引時間帯内に
入るように補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器に関し、詳し
くは、電力料金の割引時間帯において任意の期間中予約
運転する電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭を対象とする電力料金制
度として、電気温水器などの夜間蓄熱型電気機器を負荷
機器の対象とする割安な深夜電力料金制度があった。
【0003】近年、このような深夜電力料金制度が新し
く改定され、一般家庭の電灯回線にも適用範囲が拡大さ
れた時間帯別電力料金制度が施行されている。この時間
帯別電力料金制度は、夜間(午後11時〜午前7時:地
域により異なる)の電力料金を割安にする一方、昼間
(前記の時間帯以外)の電力料金を割高にした制度であ
る。
【0004】このような時間帯別電力料金制度を利用し
た電気機器としては、特開平4−112201号公報
(以下第1従来例という)および特開平4−10999
5号公報(以下第2従来例という)に開示されたものが
ある。
【0005】前記第1従来例は、時間帯別電力料金制度
の割安な時間帯(以下割引時間帯という)での電気機器
の運転比率が高まるように通電制御を行なうものであ
る。また、前記第2従来例は、使用者が任意に運転終了
時刻を設定し、その運転終了時刻までに割引時間帯があ
る場合は、運転の主要部分を割引時間帯で実行させるよ
うにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記第1従来
例においては、電気機器の運転期間を任意に設定できな
いので、短時間で運転が終了する電気機器を割引時間帯
で運転させるためには、使用者が、割引時間帯になるま
で待って運転を開始させなければならず、不便であっ
た。また、前記第2従来例においては、運転終了時刻の
みを任意に設定できるが、使用者が誤って運転終了時刻
を割引時間帯外に設定した場合は、そのまま割引時間帯
外で運転されるという問題があった。
【0007】本発明は、このような実情に鑑み考え出さ
れたものであり、運転期間を自由に設定できかつ割引時
間帯に確実に運転され得る電気機器を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、任意の運転期間中運転する電気機器であって、記憶
手段、時刻入力手段、運転期間算出手段および運転期間
シフト手段を含む。
【0009】記憶手段は、電力料金の割引時間帯を記憶
する。時刻入力手段は、運転の開始時刻または終了時刻
を入力する。運転期間算出手段は、前記時刻入力手段に
て入力された時刻に基づいて運転期間を算出する。
【0010】運転期間シフト手段は、前記運転期間算出
手段で算出された運転期間が前記記憶手段に記憶された
割引時間帯をはずれた場合に、その運転期間を割引時間
帯内へシフトさせる。
【0011】請求項2に記載の本発明は、任意の運転期
間中運転する電気機器であって、記憶手段、時刻入力手
段、運転期間算出手段および情報出力手段を含む。
【0012】記憶手段は、電力料金の割引時間帯を記憶
する。時刻入力手段は、運転の開始時刻または終了時刻
を入力する。運転期間算出手段は、前記時刻入力手段に
て入力された時刻に基づいて運転期間を算出する。
【0013】情報出力手段は、前記運転期間算出手段で
算出された運転期間が前記記憶手段に記憶された割引時
間帯をはずれた場合に、運転期間が割引時間帯をはずれ
ていることを表わす情報を出力する。
【0014】請求項3に記載の本発明は、任意の運転期
間中運転する電気機器であって、記憶手段、運転指定手
段および運転期間設定手段を含む。
【0015】記憶手段は、電力料金の割引時間帯を記憶
する。運転指定手段は、前記割引時間帯での運転を指定
する。
【0016】運転期間設定手段は、前記運転指定手段に
て割引時間帯での運転が指定された場合は、運転期間を
前記記憶手段に記憶された割引時間帯内に設定する。
【0017】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、時刻入力手
段によって運転の開始時刻または終了時刻が入力される
と、運転期間算出手段が、入力された開始時刻または終
了時刻に基づいてその電気機器の運転について予め定め
られた運転時間から運転期間(運転開始から運転終了ま
での時間)を算出する。そして、運転期間算出手段で算
出された運転期間が、記憶手段に記憶された割引時間帯
をはずれた場合には、運転期間シフト手段が、その運転
期間を割引時間帯内へシフトさせる。つまり、時刻入力
手段により開始時間または終了時間を入力すると、運転
期間は必ず割引時間帯内に設定され、電気機器はこのよ
うに設定された運転期間中運転する。
【0018】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の電気機器と同様に算出された運転期間が割引
時間帯をはずれた場合に、情報出力手段がその運転期間
が割引時間帯をはずれたことを表わす音または画像など
の情報を出力するため、使用者は、時刻入力手段により
入力した時刻に基づく運転期間が割引時間帯内にあるか
否かを認識することが可能となる。
【0019】請求項3に記載の本発明によれば、運転指
定手段により割引時間帯での運転が指定されると、運転
期間設定手段により、その運転期間が、記憶手段に記憶
された割引時間帯内に設定されるので、使用者が運転の
開始時刻または終了時刻を入力しなくても、電気機器は
割引時間帯内で運転される。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。 第1実施例 まず、本発明の第1実施例について説明する。図1は、
第1実施例による電気機器の構成を示すブロック図であ
る。
【0021】運転条件入力部1は、電気機器の運転モー
ドおよび運転シーケンスなどの運転条件を入力するため
のものであり、この運転条件入力部1から入力された運
転条件の情報は、演算部2と、後述する制御部10とへ
与えられる。演算部2は、与えられた運転条件の情報に
基づいて、その運転条件での運転の開始から終了までの
総運転時間を演算し、その演算結果の情報を算出部5へ
与える。
【0022】夜間コース入力部3は、時間帯別電力料金
精度を利用する場合ににおいて電力料金の割引時間帯
(たとえば、午後11時〜午前7時:電力会社により異
なる)での運転をさせる際に操作される入力部であり、
その運転に関する運転期間の設定モード(自動設定モー
ド,開始時刻入力モード,終了時刻入力モード)を選択
する夜間コース選択スイッチを含む。この夜間コース入
力部3で選択された設定モードの情報は設定部4へ与え
られる。また、設定部4には、補正結果報知部8から運
転の開始時刻または終了時刻の補正結果を報知するため
の情報が与えられるとともに時計部9から時刻情報が与
えられる。
【0023】設定部4は、運転の開始時刻または終了時
刻を入力するための予約スイッチおよび時刻入力スイッ
チと、入力された時刻、それを補正した時刻および種々
のメッセージを表示する表示部とを含む。この設定部4
では、入力された開始時刻または終了時刻の情報と、前
記自動設定モードが選択されたことを表わす情報とを運
転期間算出部5へ与えるとともに前述のような表示情報
を表示する。
【0024】運転期間算出部5では、設定部4から開始
時刻の情報が与えられた場合は、その情報と、演算部2
から与えられた総運転時間の情報とに基づいて終了時刻
を算出し、一方、設定部4から終了時刻の情報が与えら
れた場合は、その情報と、演算部2から与えられた総運
転時間の情報とに基づいて開始時刻を算出する。また、
設定部4から自動設定モードの選択情報が与えられた場
合は、その電気機器について運転が割引時間帯内で開始
し、かつ終了するように予め定められた運転期間を算出
する。
【0025】このような演算により、運転期間算出部5
では、運転の開始時刻と終了時刻とにて表される運転期
間の情報を有することになる。運転期間算出部5から補
正部6へは、運転の開始時刻および終了時刻の情報が与
えられる。
【0026】記憶部7は、電力料金の割引時間帯の情報
を記憶しており、その割引時間帯の記憶情報は補正部6
へ与えられる。この他にも、補正部6には時計部9から
時刻情報が与えられる。補正部6では、運転期間算出部
5から与えられた運転の開始時刻および終了時刻の情報
と記憶部7から与えられた割引時間帯の情報とを比較
し、その開始時刻および終了時刻を割引時間帯内へシフ
トさせる補正を行なう。
【0027】補正部6は、運転の開始時刻および終了時
刻の補正を行なった場合はその補正結果を制御部10へ
与え、一方、その補正を行なわない場合は、運転期間算
出部5から与えられた開始時刻および終了時刻をそのま
ま制御部10へ与える。この他にも、補正部6は、その
補正結果を補正結果報知部8へ与える。補正結果報知部
8では、与えられた補正結果を表示情報に変換し設定部
4へ与える。
【0028】制御部10には、前述したような運転条件
の情報と、運転の開始時刻および終了時刻の情報との他
に時計部9から時刻情報が与えられる。制御部10は、
時刻情報が運転開始時刻になると動作を開始し、電気機
器の駆動部11へ制御信号を与えて、運転条件入力部か
ら与えられた運転条件での運転を開始させ、時刻情報が
運転終了時刻になるとその運転を終了させる。
【0029】駆動部11は、電力線12から電力を受
け、制御部10からの制御信号に応じた動作を行ない、
これにより電気機器が運転される。
【0030】次に、このような構成の電気機器の予約運
転を行なうための操作部の構成を説明する。この操作部
は、夜間コース入力部3および設定部4を含むものであ
る。図2は、操作部の構成を示す平面図である。
【0031】操作部は、夜間コース選択スイッチ21、
予約スイッチ22、時刻入力スイッチ23,24、予約
開始スイッチ25および表示器26を含む。夜間コース
選択スイッチ21は、割引時間帯の運転期間の設定モー
ドを選択するスイッチであり、これを1回押す毎に、運
転期間を自動設定するための自動設定モードと、運転期
間の開始時刻を入力するための開始時刻入力モードと、
運転期間の終了時刻を入力するための終了時刻入力モー
ドとが順次切換わり、現在選択されている設定モードが
表示器26の特定領域に表示される。予約スイッチ22
は、割引時間帯以外での予約運転を設定するためのスイ
ッチである。
【0032】時刻入力スイッチ23,24は、運転の開
始時刻または終了時刻を入力するためのスイッチであ
り、これらを操作すると時刻が表示器26に表示され
る。予約開始スイッチ25は、予約運転を開始させるた
めのスイッチであり、これを押すと割引時間帯内での予
約運転または割引時間帯以外での予約運転が開始され
る。表示器26には、前記設定モードおよび入力された
予約時刻の他にも、補正された開始時刻または終了時刻
および図中に示されるような、開始時刻または終了時刻
を補正することを表わすメッセージが表示される。
【0033】図3は、補正部6において行なわれる開始
時刻および終了時刻の補正方法を示す説明図であり、図
3(a)〜(h)のそれぞれには補正前の運転期間と補
正後の運転期間について示してある。
【0034】図3(a)〜(h)のそれぞれの横軸は時
刻を表わしており、図中における横長のブロックは、設
定された運転期間を表わしている。また、運転期間にお
ける太線は、開始時刻または終了時刻を示している。
【0035】なお、図3においては、割引時間帯を午後
11時〜午前7時と仮定し、電気機器の総運転時間を2
時間と仮定してある。
【0036】図3(a),(e)は、割引時間帯内で運
転が開始,終了するように設定部4において開始時刻ま
たは終了時刻が入力された場合を示している。図3
(a)は、開始時刻を午前3時に設定した場合であり、
終了時刻は、総運転時間が2時間であるため午前5時と
なる。この場合は、割引時間帯内で運転が開始,終了す
るため、設定時刻を補正する必要はない。これと同様
に、図3(e)は、終了時刻を午前4時に設定した場合
であり、この場合も設定時刻の補正の必要はない。
【0037】図3(b),(c)は、設定部4で入力さ
れた開始時刻に基づく運転期間が割引時間帯外となった
場合である。図3(b)は、開始時刻が割引時間帯の開
始時刻である午後11時よりも早い時刻である午後7時
に設定された場合であり、この場合は、開始時刻の午後
7時を割引時間帯の開始時刻である午後11時になるよ
うに補正する。図3(c)は、開始時刻が午前6時で割
引時間帯内に設定されているが、終了時刻が割引時間帯
外になる場合であり、この場合は、終了時刻が、割引時
間帯の終了時刻である午前7時になるように開始時刻を
午前5時に補正する。図3(d)は、開始時刻が割引時
間帯の終了時刻である午前7時よりも後に設定された場
合であり、この場合も、終了時刻が割引時間帯の終了時
刻になるように開始時刻を午前5時に補正する。
【0038】図3(f),(g),(h)は、設定部4
で入力された終了時刻に基づく運転期間が割引時間帯外
となった場合である。図3(f)は、終了時刻が割引時
間帯の終了時刻である午前7時よりも後の午前10時に
設定された場合であり、この場合は、終了時刻を割引時
間帯の終了時刻である午前7時に補正する。図3(g)
は、終了時刻が午前0時で、割引時間帯内に設定されて
いるが開始時刻が割引時間帯外の午後10時になる場合
であり、この場合は、開始時刻が割引時間帯の開始時刻
である午後11時になるように終了時刻を午前1時に補
正する。図3(h)は、終了時刻が割引時間帯の開始時
刻である午後11時よりも前の時刻である午後9時に設
定された場合であり、この場合は、開始時刻が割引時間
帯の開始時刻である午後11時となるように終了時刻を
午前1時に補正する。
【0039】次に、割引時間帯での電気機器の予約運転
時の動作について説明する。図4は、第1実施例による
電気機器の予約運転時の動作を示すフローチャートであ
る。
【0040】まず、ステップS1で夜間コース入力部3
により割引時間帯での運転を行なうための設定モードが
選択される。ステップS2で、運転条件入力部1により
運転条件の入力がなされ、ステップS3で、演算部2
が、入力された運転条件に基づいて総運転時間を算出す
る。
【0041】次に、ステップS4で、設定部4が運転の
開始時刻が入力されたか否かを判別する。ステップS4
にて開始時刻が入力されたと判別された場合は、ステッ
プS5で、開始時刻を設定する。ステップS6では、運
転期間算出部5がステップS5で設定された開始時刻
と、ステップS3で算出された総運転時間とに基づいて
運転の終了時刻を算出する。
【0042】次に、ステップS7で、補正部6が運転期
間(開始時刻〜終了時刻)が割引時間帯内にあるか否か
を判別する。ステップS7にて運転期間が割引時間帯内
にないと判別された場合は、ステップS8で、運転期間
を割引時間帯内に補正(図3(b),(c),(d)参
照)し、ステップS15へ進む。一方、ステップS7に
て運転期間が割引時間帯内にあると判別された場合は、
運転期間を補正せずにそのままステップS15へ進む。
【0043】また、ステップS4にて開始時刻が入力さ
れていないと判別された場合は、ステップS9で、運転
の終了時刻が入力されたか否かを判別する。ステップS
9にて終了時刻が入力されたと判別された場合は、ステ
ップS10で、終了時刻を設定する。ステップS11で
は、運転期間算出部5が、ステップS10で設定された
終了時刻と、ステップS3で算出された総運転時間とに
基づいて運転の開始時刻を算出する。
【0044】次にステップS12で、補正部6が、運転
期間が割引時間帯内にあるか否かを判別する。ステップ
S12にて運転期間が割引時間帯内にないと判別された
場合は、ステップS13で、運転期間を割引時間帯内に
補正(図3(f),(g),(h)参照)し、ステップ
S15へ進む。一方、ステップS12にて運転期間が割
引時間帯内にあると判別された場合は、運転期間を補正
せずにそのままステップS15へ進む。
【0045】また、ステップS9にて運転の終了時刻が
入力されていないと判別された場合は、ステップS14
で、設定部4が運転の開始時刻および終了時刻を割引時
間帯内において自動設定し、ステップS15へ進む。こ
の自動設定の内容は、次のようになっている。たとえ
ば、食器洗い機および食器乾燥機などの開始時刻を選択
したい電気機器については、運転期間が割引時間帯内に
入るように予め定められた開始時刻を設定する。一方、
たとえば、洗濯機、衣類乾燥機および炊飯器などの終了
時刻を選択したい電気機器については、運転期間が割引
時間帯内に入るように予め定められた終了時刻を設定す
る。
【0046】以上のように運転期間が設定されると、ス
テップS15で、設定部4において予約開始スイッチ2
5がオンされ、割引時間帯内での予約運転が開始され
る。その後、ステップS16で、制御部10は、運転開
始時刻になるまで待ち、運転開始時刻になったと判別さ
れた場合に、ステップS17で、運転を開始させる。そ
して、ステップS18で、制御部10は、終了時刻にな
るまで待ち、終了時刻になったと判別された場合に、ス
テップS19で運転を終了させて処理を終了する。 第2実施例 次に、本発明の第2実施例について説明する。図5は、
第2実施例による電気機器の構成を示すブロック図であ
り、図5において図1と一致するものには、同番号を付
し、その説明を省略する。図5の電気機器の基本的な構
成は、図1の電気機器と同様であり、以下、その相違点
について説明する。
【0047】補正部6および補正結果報知部8がなく、
運転期間算出部5の出力が直接的に制御部10へ与えら
れる。また、演算部2の出力が設定部4にも与えられ、
記憶部7は設定部4に接続される。
【0048】このような構成の電気機器において、設定
部4は、運転の開始時刻または終了時刻が入力された場
合、それらの時刻と、演算部2から与えられる総運転時
間とに基づいて終了時刻または開始時刻を求め、これに
より運転期間の情報を得る。そして、その運転期間が記
憶部7に記憶された割引時間帯内に入っていない場合
は、入力された開始時刻または終了時刻による運転が割
引時間帯内で行なえないことを報知し、開始時刻または
終了時刻の再度の入力を促す。つまり、運転期間が割引
時間帯内にない場合は、開始時刻または終了時刻の設定
ができないようになっている。
【0049】図6は、第2実施例による電気機器の操作
部の構成を示す平面図であり、この操作部の構成は、図
2に示される操作部の構成と同一である。
【0050】前述のように、入力された時刻に基づいて
得られる運転期間が割引時間帯内にない場合は、たとえ
ば表示器26に、図中に示すようなメッセージが表示さ
れ、表示されている時刻が点滅させられる。
【0051】次に、第2実施例による電気機器の割引時
間帯での予約運転時の動作について説明する。図7は、
第2実施例による電気機器の予約運転時の動作を示すフ
ローチャートである。
【0052】まず、ステップS21で、夜間コース入力
部3により割引時間帯での運転を行なうための設定モー
ドが選択される。ステップS22で、運転条件入力部1
により運転条件の入力がなされ、ステップS23で、演
算部2が、入力された運転条件に基づいて総運転時間を
算出する。
【0053】次に、ステップS24で、設定部4が、運
転の開始時刻が入力されたか否かを判別する。ステップ
S24にて開始時刻が入力されたと判別された場合は、
ステップS25で、開始時刻を設定する。
【0054】次に、ステップS26で、設定部4が、設
定された開始時刻が割引時間帯にあるか否かを判別す
る。ステップS26にて開始時刻が割引時間帯にあると
判別された場合は、ステップS27へ進み、一方、ステ
ップS26にて開始時刻が割引時間帯にないと判別され
た場合は、ステップS29へ進む。
【0055】ステップS27では、設定部4が、ステッ
プS25で設定された開始時刻と、ステップS23で算
出された総運転時間とに基づいて運転の終了時刻を算出
する。
【0056】次に、ステップS28では、算出された終
了時刻が割引時間帯にあるか否かを判別する。ステップ
S28にて終了時刻が割引時間帯にあると判別された場
合は、ステップS37へ進み、一方、ステップS28に
て終了時刻が割引時間帯内にないと判別された場合は、
ステップS29へ進む。
【0057】ステップS29では、設定部4が、入力さ
れた開始時刻に基づく運転期間が割引時間帯外にあるこ
とを、たとえば、図6に示すように報知し、ステップS
25へ戻る。また、ステップS24にて開始時刻が入力
されていないと判別された場合は、ステップS30で、
運転の終了時刻が入力されたか否かを判別する。ステッ
プS30にて終了時刻が入力されたと判別された場合
は、ステップS31で、設定部4が、運転終了時刻を設
定する。
【0058】次に、ステップS32で、設定部4が、設
定された終了時刻が割引時間帯にあるか否かを判別す
る。ステップS32にて終了時刻が割引時間帯にあると
判別された場合は、ステップS33へ進み、一方ステッ
プS32にて終了時刻が割引時間帯内にないと判別され
た場合は、ステップS35へ進む。
【0059】ステップS33では、設定部4が、ステッ
プS31で設定された終了時刻と、ステップS23で算
出された総運転時間とに基づいて運転の開始時刻を算出
する。
【0060】次に、ステップS34では、算出された開
始時刻が割引時間帯内にあるか否かを判別する。ステッ
プS34にて開始時刻が割引時間帯内にあると判別され
た場合は、ステップS37へ進み、一方、ステップS3
4にて開始時刻が割引時間帯内にないと判別された場合
は、ステップS35へ進む。
【0061】ステップS35では、設定部4が、入力さ
れた終了時刻に基づく運転期間が割引時間帯外にあるこ
とをたとえば、図6に示すように報知し、ステップS3
1へ戻る。
【0062】また、ステップS30にて運転の終了時刻
が入力されていないと判別された場合は、ステップS3
6で、設定部4が、運転の開始時刻および終了時刻を割
引時間帯内へ自動設定し、ステップS37へ進む。この
自動設定の内容は、前述した図4のステップS14での
内容と同一である。
【0063】以上のような処理により運転期間が最終的
に設定されると、ステップS37で、設定部4におい
て、予約開始スイッチ25がオンされ、割引時間帯内で
の予約運転が開始される。その後、ステップS38で、
制御部10は、運転開始時刻になるまで待ち、運転開始
時刻になったと判別された場合に、ステップS39で運
転を開始させる。そして、ステップS40で、制御部1
0は、終了時刻になるまで待ち、終了時刻になったと判
別された場合に、ステップS40で、運転を終了させ、
処理を終了する。 第3実施例 次に、本発明の第3実施例について説明する。図8は、
第3実施例による電気機器の構成を示すブロック図であ
り、図8において、図5と一致するものには、同番号を
付し、その説明を省略する。図8の電気機器の基本的な
構成は図5の電気機器と同様であり、以下、その相違点
について説明する。
【0064】記憶部7は、その記憶内容を変更可能であ
るEEPROMで構成されている。この記憶部7には、
記憶部7に記憶された割引時間帯の情報を変更するため
の時間帯変更部から割引時間帯の情報を変更するための
信号が与えられる。また、割引時間帯判別部14には、
電力線12から割引時間帯用の電力メータと、通常の電
力メータとの動作を切換えるための切換信号が与えら
れ、時計部9から時刻情報が与えられる。
【0065】一般的に、時間帯別電力料金制度を利用す
る家庭には、通常の電力メータと割引時間帯用の電力メ
ータとの2種類の電力メータが備えられており、これら
の電力メータには、電力線12から使用する電力メータ
を切換えるための切換信号が与えられる。割引時間帯判
別部14は、前記切換信号を受けた時刻を記憶すること
により、割引時間帯を自動的に判別する。割引時間帯判
別部14が判別した割引時間帯の情報は記憶部7へ与え
られる。記憶部7は、割引時間帯判別部14から割引時
間帯の情報が与えられた場合、その割引時間帯の記憶内
容を、割引時間帯判別部14から与えられた情報に書換
える。また、設定部4では、表示器26に、記憶部7に
記憶された割引時間帯の情報を表示するようになってい
る。
【0066】このような構成の電気機器においては、記
憶部7に記憶された割引時間帯の情報が変更可能になっ
ており、その変更が必要な場合、前記割引時間帯の情報
は、使用者が時間帯変更部13を用いて変更するかまた
は割引時間帯判別部14により自動的に変更される。こ
のように記憶部7に記憶された割引時間帯の情報が変更
できると、引越しなどで電気機器を他の地域に移動させ
た場合でも、電気機器は、その地域の割引時間帯に応じ
た運転が行なえる。
【0067】次に、第3実施例による電気機器の設定部
4において表示される割引時間帯の情報の表示例につい
て説明する。図9は、第3実施例による電気機器の操作
部の構成を示す平面図であり、この操作部の構成は、図
2に示される操作部の構成と同一である。記憶部7に記
憶された割引時間帯の情報は、表示器26に、図中に示
すようなメッセージが表示される。このように割引時間
帯の情報が表示されると、使用者は、運転の開始時刻ま
たは終了時刻を入力する場合に、このように表示された
割引時間帯の情報を参照しながら時刻を入力することが
できるので、割引時間帯内の時刻が入力しやすくなる。 第4実施例 次に、本発明の第4実施例について説明する。図10
は、第4実施例による電気機器の構成を示すブロック図
であり、図10において図5と一致するものには同番号
を付し、その説明を省略する。図10の電気機器の基本
的な構成は、図5の電気機器と同様であり、以下、その
相違点について説明する。
【0068】電力線12にはその電気機器の当月の現時
刻までの累積電力消費量を算出する累積電力算出部15
が接続される。累積電力算出部15は、算出した累積電
力の情報をリアルタイムで夜間電力使用率算出部16へ
与える。夜間電力使用率算出部16には、前記累積電力
の情報の他に記憶部7から割引時間帯の情報が与えられ
る。この夜間電力使用率算出部16では、与えられた累
積電力の情報と割引時間帯の情報とに基づいて、その割
引時間帯での電力の使用率を算出し、その算出結果を記
憶部7および設定部4へ与える。記憶部7では与えられ
た割引時間帯での電力使用率の情報を記憶する。設定部
4では、与えられた割引時間帯での電力使用率をその操
作部の特定箇所、たとえば、前述したような表示部26
などに表示する。
【0069】一般的に、割引時間帯での電力使用率が低
い場合は、電力料金が通常の電力料金よりも高くなる。
これは、時間帯別電力料金制度を利用する場合には、そ
の利用のために電力料金とは別に基本料金が必要であ
り、その基本料金を償却するためには割引時間帯での電
力使用率が所定の比率以上(たとえば約33%以上)で
なければならないためである。
【0070】前述のような構成の第4実施例による電気
機器では、設定部4において割引時間帯での電力使用率
が表示されるので、使用者は、その表示を見ることによ
り割引時間帯での電力を優先的に使用し、割引時間帯で
の割安な電力料金を効率的に利用することが可能とな
る。
【0071】なお、本実施例においては、第1実施例に
おいて割引時間帯外に運転期間が設定されたことを報知
する場合に表示情報によりその報知を行なったが、これ
に限らず、報知音を出力することによりその報知を行な
ってもよい。また、第1実施例および第2実施例におい
て夜間コース選択スイッチで自動モードが選択された場
合は、予め定められた開始時刻または終了時刻で運転期
間が設定されるが、これに限らず、使用者が一度設定し
た割引時間帯内での運転開始時刻または終了時刻を所定
の記憶手段に記憶しておき、その記憶した開始時刻また
は終了時刻と同じ時刻で運転が開始または終了するよう
に運転期間を自動的に設定するようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、時刻
入力手段により運転期間を自由に設定できる。また、時
刻入力手段により入力された開始時刻または終了時刻に
基づく運転の期間が割引時間帯をはずれた場合に、運転
期間シフト手段によりその運転期間が割引時間帯内へシ
フトされるので、割引時間帯内に確実に運転できる。
【0073】請求項2に記載の本発明によれば、時刻入
力手段により、運転期間を自由に設定できる。また、時
刻入力手段により入力された開始時刻または終了時刻に
基づく運転の期間が割引時間帯をはずれた場合に、運転
期間が割引時間帯をはずれていることを表わす情報が情
報出力手段から出力されるので、使用者は、割引時間帯
をはずれていることを認識でき、時刻入力手段による時
刻の再入力を行なうことができるので、割引時間帯内に
確実に運転できる。
【0074】請求項3に記載の本発明によれば、運転の
開始時刻または終了時刻を入力しなくても、運転指定手
段により、割引時間帯での運転を指定すれば、運転期間
設定手段により、割引時間帯に運転期間が設定されるの
で、割引時間帯内に確実に運転できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による電気機器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】第1実施例による操作部の構成を示す平面図で
ある。
【図3】補正部における開始時刻および終了時刻の補正
方法を示す説明図である。
【図4】第1実施例による電気機器の予約運転時の動作
を示すフローチャートである。
【図5】第2実施例による電気機器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】第2実施例による操作部の構成を示す平面図で
ある。
【図7】第2実施例による電気機器の予約運転時の動作
を示すフローチャートである。
【図8】第3実施例による電気機器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】第3実施例による操作部の構成を示す平面図で
ある。
【図10】第4実施例による電気機器の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
4 設定部 5 運転期間算出部 6 補正部 7 記憶部 10 制御部 26 表示器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の運転期間中運転する電気機器であ
    って、 電力料金の割引時間帯を記憶する記憶手段と、 運転の開始時刻または終了時刻を入力する時刻入力手段
    と、 前記時刻入力手段にて入力された時刻に基づいて運転期
    間を算出する運転期間算出手段と、 前記運転期間算出手段で算出された運転期間が前記記憶
    手段に記憶された割引時間帯をはずれた場合に、その運
    転期間を割引時間帯内へシフトさせる運転期間シフト手
    段とを備えた、電気機器。
  2. 【請求項2】 任意の運転期間中運転する電気機器であ
    って、 電力料金の割引時間帯を記憶する記憶手段と、 運転の開始時刻または終了時刻を入力する時刻入力手段
    と、 前記時刻入力手段にて入力された時刻に基づいて運転期
    間を算出する運転期間算出手段と、 前記運転期間算出手段で算出された運転期間が前記記憶
    手段に記憶された割引時間帯をはずれた場合に、運転期
    間が割引時間帯をはずれていることを表わす上方を出力
    する情報出力手段とを備えた、電気機器。
  3. 【請求項3】 任意の運転期間中運転する電気機器であ
    って、 電力料金の割引時間帯を記憶する記憶手段と、 前記割引時間帯での運転を指定する運転指定手段と、 前記運転指定手段にて割引時間帯での運転が指定された
    場合は、運転期間を前記記憶手段に記憶された割引時間
    帯内に設定する運転期間設定手段とを備えた、電気機
    器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178362A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 調理器具
JP2012090459A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Panasonic Corp 電気機器、電気機器制御方法、電気機器制御プログラム及び電気機器制御装置
JP2014020773A (ja) * 2012-07-24 2014-02-03 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器とその制御方法及び家電機器の電力制御システム
JP2014171653A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Mitsubishi Electric Corp ふとん乾燥機

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