JP5899488B2 - 電気機器制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器の運転開始時刻又は運転終了時刻を制御する機器制御装置及び機器制御方法に関するものである。
従来、一日のうちで電力会社の電力供給装置の負荷が低い時間帯を提示して各需要家にこの時間帯での電力の使用を促す電力負荷平準化システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記の電力負荷平準化システムでは、一日のうちで電力供給装置の負荷が低い時間帯(電力使用推奨時間)を各需要家に提示してこの時間帯での電力の使用を促すことで、電力需要のボトム電力を増加させることができることが記載されている。また、これに伴ってピーク電力も削減することが期待でき、電力供給装置の負荷が全体的に平準化されることが記載されている。
また、負荷が平準化することで電力会社にとっては電力需要にあわせて電力供給装置の発電量を制御するコストの削減に繋がるため、電力使用推奨時間を提示するだけでなくその時間の電気料金の割引等を行えば、需要家である電力使用者は意図してその時間に安い電力を使用することが期待でき、さらに効果的に電力需要の平準化を図れることができると記載されている。
一例として、家庭においては1日の電力需要を平準化するために深夜電力契約や時間帯別電灯契約を使ってお湯を沸かす電気温水器やヒートポンプ給湯器がすでに普及している。前日の深夜(例えば午後11時〜午前7時のあいだ)の電気料金の安い電力を使って沸かしたお湯を貯湯タンクに貯めておき、このお湯を日中や朝、夜の食事やシャワー、入浴に使うことで、お湯を沸かすための電力需要を前日の深夜の時間帯にシフトさせている。
これら深夜電力対応の電気温水器やヒートポンプ給湯器は、その機器内に時計手段を持ち、予め電力会社との契約で設定された時刻となったときに沸き上げ運転を開始している。つまり、予め設定された運転開始時刻(または運転終了時刻)で予約運転を毎日行っている。
今後は太陽光発電装置や風力発電装置といった自然エネルギー発生装置が普及することが考えられるが、これらの自然エネルギー発生装置は気候や時刻によって発電量が大きく変化することが予想される。
そうなると、電力需要を制御する技術が今後ますます重要になる。電力需要を平準化し、それに応じて発電量を制御する従来のシステムだけでなく、変動する発電量に応じて電力需要を制御する新たなシステムが必要となると考えられる。
例えば、電力会社は変動する発電量に応じて電気料金を変動させ、発電量が多いときは電気料金を安くし、発電量が少ないときは電気料金を高くすれば、変動する発電量に応じて電力需要を制御することができる。
特開2007−124793号公報
ところで、太陽光発電装置や風力発電装置の普及が進んでいる地域ではリアルタイムプライシング制度を取り入れている国がある。これは、深夜電力契約が毎日午後11時〜午前7時の決まった時間帯に電気料金を安くするのに対して、リアルタイムプライシングは太陽光発電装置や風力発電装置の発電量などに応じてリアルタイムに電力料金が変動するもので、同じ時間帯であっても日によって電気料金が変動する。
例えば、1時間毎に電気料金を高くしたり安くしたりするような電気料金情報(時間帯と電気料金とを記入した表)を電力会社から需要家に配布する。電気料金情報の配布の頻度は、例えば翌日の電気料金情報を今日に配布する。あるいは、今日午後の電気料金情報を今日の午前中に配布する。この電気料金情報を参照して使用者は電気機器を運転させる。
しかしながら、上記の特許文献1にはこのリアルタイムプライシングが考慮されていないので、電気料金情報や電力会社から提供される電気料金メニューによって家電機器を電気料金の安い時間帯を選択して運転するようにした場合、ユーザの利便性を損なう可能性がある。
例えば、特許文献1のように電気料金の安い時間帯に電気機器を運転することで電気料金を安くすることができる。これをリアルタイムプライシングのような頻繁に変動する電気料金情報に適応させると、電気料金の安い時間帯が変動するたびに電気機器の運転時間が変わる。その結果、ユーザが最初に設定した運転開始時刻と、実際に電気機器の運転が開始される運転開始時刻とが異なる場合がある。
特許文献1では、最初に設定された運転開始時刻又は運転終了時刻を変更することについては考慮されていない。そのため、最初に設定された運転開始時刻が変更された場合、ユーザは、運転開始時刻が変更されたことを知ることができず、いつ電気機器の運転が開始されるのかを把握することができなくなるおそれがある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、ユーザの利便性を向上させることができる機器制御装置及び機器制御方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る機器制御装置は、一の電気機器が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転開始時刻又は運転終了時刻を示すタイムシフト時刻を演算するタイムシフト時刻演算部と、前記タイムシフト時刻演算部によって演算された前記タイムシフト時刻を変更するか否かを判断する変更判断部と、前記タイムシフト時刻を変更された時にその旨をユーザに報知する報知部とを備え、前記変更判断部は、前記タイムシフト時刻演算部によって演算された前記タイムシフト時刻に基づいて特定される前記一の電気機器の運転開始時刻から運転終了時刻までの運転予定期間内に他の電気機器の運転が予定された場合、前記他の電気機器のタイムシフト時刻を変更することなく、前記一の電気機器の前記タイムシフト時刻を再度演算すると判断し、前記タイムシフト時刻演算部は、前記変更判断部による判断結果にしたがい、前記一の電気機器の前記タイムシフト時刻を再度演算する
この構成によれば、タイムシフト時刻演算部は、電気機器が運転された場合に課金される電気代が所定料金以下となる運転開始時刻又は運転終了時刻を示すタイムシフト時刻を演算する。変更判断部は、タイムシフト時刻演算部によって演算された前記タイムシフト時刻を変更するか否かを判断する。報知部は、変更判断部によって前記タイムシフト時刻を変更すると判断された場合、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することをユーザに報知する。
したがって、前記タイムシフト時刻に基づいて特定される前記電気機器の運転開始時刻から運転終了時刻までの運転予定期間内に他の電気機器の運転が予定された場合、前記タイムシフト時刻を再度演算するので、ユーザの利便性を向上させる。
また、上記の機器制御装置において、前記変更判断部は、前記タイムシフト時刻演算部によって演算された前記タイムシフト時刻を再度演算するか否かを判断し、前記タイムシフト時刻演算部は、前記変更判断部によって前記タイムシフト時刻を再度演算すると判断された場合、前記タイムシフト時刻を再度演算し、前記報知部は、前記タイムシフト時刻演算部によって再度演算された前記タイムシフト時刻が、前記タイムシフト時刻演算部によって最初に演算された前記タイムシフト時刻と異なる場合、前記最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することをユーザに報知することが好ましい。
この構成によれば、変更判断部によって、タイムシフト時刻演算部によって演算されたタイムシフト時刻を再度演算するか否かが判断される。変更判断部によってタイムシフト時刻を再度演算すると判断された場合、タイムシフト時刻演算部によって、タイムシフト時刻が再度演算される。タイムシフト時刻演算部によって再度演算されたタイムシフト時刻が、タイムシフト時刻演算部によって最初に演算されたタイムシフト時刻と異なる場合、報知部によって、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することがユーザに報知される。
したがって、再度演算されたタイムシフト時刻が、最初に演算されたタイムシフト時刻と異なる場合、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することがユーザに報知されるので、ユーザは最初に演算されたタイムシフト時刻が変更されることを認識することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、上記の機器制御装置において、時間毎に変化する電力料金を示す電力料金情報を取得する電力料金情報取得部をさらに備え、前記変更判断部は、前記電力料金情報取得部によって取得される前記電力料金情報が変化した場合、前記タイムシフト時刻を再度演算すると判断することが好ましい。
この構成によれば、時間毎に変化する電力料金を示す電力料金情報が変化した場合、タイムシフト時刻が再度演算されるので、現在の電力料金に応じたタイムシフト時刻を決定することができる。
また、上記の機器制御装置において、前記報知部は、前記再度演算されたタイムシフト時刻に基づいて特定される前記電気機器の運転開始時刻の直前に、前記電気機器の運転を開始することをユーザに報知することが好ましい。
この構成によれば、再度演算されたタイムシフト時刻に基づいて特定される電気機器の運転開始時刻の直前に、電気機器の運転を開始することがユーザに報知されるので、ユーザは、電気機器の運転開始時刻の直前に、最初に演算されたタイムシフト時刻が変更されることを認識することができる。
また、上記の機器制御装置において、前記報知部は、前記再度演算されたタイムシフト時刻に基づいて特定される前記電気機器の運転終了時刻の直前に、前記電気機器の運転を終了することをユーザに報知することが好ましい。
この構成によれば、再度演算されたタイムシフト時刻に基づいて特定される電気機器の運転終了時刻の直前に、電気機器の運転を終了することがユーザに報知されるので、ユー
ザは、電気機器の運転終了時刻の直前に、最初に演算されたタイムシフト時刻が変更されることを認識することができる。
また、上記の機器制御装置において、前記報知部は、前記電気機器の運転を終了した後に、前記再度演算されたタイムシフト時刻をユーザに報知することが好ましい。
この構成によれば、電気機器の運転を終了した後に、再度演算されたタイムシフト時刻がユーザに報知されるので、ユーザは、電気機器の運転を終了した後に、再度演算されたタイムシフト時刻を認識することができる。
本発明によれば、最初に演算されたタイムシフト時刻が変更された場合、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することがユーザに報知されるので、ユーザは最初に演算されたタイムシフト時刻が変更されることを認識することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る機器制御システムの全体構成を示す図 本発明の実施の形態1に係る機器制御システムの構成を示すブロック図 本実施の形態1における家電機器の動作について説明するための第1のフローチャート 本実施の形態1における家電機器の動作について説明するための第2のフローチャート 本実施の形態1における機器制御装置の動作について説明するための第1のフローチャート 本実施の形態1における機器制御装置の動作について説明するための第2のフローチャート 本発明の実施の形態1におけるタイムシフト時刻を説明するための模式図 本実施の形態1におけるタイムシフト時刻の再演算について説明するための模式図 本発明の実施の形態2に係る機器制御システムの構成を示すブロック図 本実施の形態2における機器制御装置の動作について説明するための第1のフローチャート 本実施の形態2における機器制御装置の動作について説明するための第2のフローチャート 本実施の形態2におけるタイムシフト時刻の再演算前の運転予定期間について説明するための模式図 本実施の形態2におけるタイムシフト時刻の再演算後の運転予定期間について説明するための模式図
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る機器制御システムの全体構成を示す図である。図1に示す機器制御システム100は、機器制御装置10及び家電機器20,30,40を備える。
家電機器20,30,40は、例えば、洗濯乾燥機、炊飯器、電気給湯機、食器洗浄機、衣類乾燥機、エアコン、電磁調理器(IH)、及び生ゴミ処理機などである。
機器制御装置10と家電機器20,30,40とは、無線又は有線のホームネットワークにより情報を相互に送受信可能に接続されている。なお、図1では、3つの家電機器20,30,40が機器制御装置10に接続されているが、本発明は特にこれに限定されず、2つ以下、又は4つ以上の家電機器が機器制御装置10に接続されていてもよい。
また、機器制御装置10は、宅内ではなく、宅外に設けられていてもよく、その場合、家電機器20,30,40とは、インターネットなどの外部ネットワークを介して接続される。さらに、機器制御装置10を設けることなく、家電機器20,30,40のうちの1つが、機器制御装置10の機能を有してもよい。
図2は、本発明の実施の形態1に係る機器制御システムの構成を示すブロック図である。なお、家電機器20,30,40は、同じ構成であるので、図2では、家電機器20のみを図示する。
機器制御装置10は、受信部11、電力料金情報取得部12、電力料金情報記憶部13、タイムシフト時刻演算部14、タイムシフト時刻記憶部15、送信部16、再演算判断部17及び報知部18を備える。
受信部11は、家電機器20によって送信された種々のデータ、情報及び信号を受信する。受信部11は、家電機器20によって送信されたタイムシフト時刻演算開始信号を受信する。タイムシフト時刻演算開始信号は、タイムシフト時刻の演算の開始を指示するための信号であり、家電機器20を識別するための識別情報、家電機器20が運転に要する期間を示す運転期間情報及び家電機器20が運転に要する電力を示す電力情報を含む。
電力料金情報取得部12は、時間毎に変化する電力料金を示す電力料金情報を取得する。電力料金情報は、例えば電力会社から提供される。電力料金情報取得部12は、例えば前日に当日の電力料金情報を取得し、内部のメモリに記憶する。電力料金情報は、24時間分の1kWh当たりの電力料金の変動を表す。電力料金はたとえば1時間毎に、時間に応じて変動している。これは、家電機器のある家庭に太陽電池及び燃料電池等の電力供給源が設置されることや、蓄電池が設置されることで家庭への電気の供給体制が大きく変わることからリアルタイムに電気代が変動するリアルタイムプライシングが反映されたものである。
リアルタイムプライシングとは、一般に、事前に電力会社から通知される電力料金情報を示す。また、リアルタイムプライシングとは、電力会社からの電力料金情報だけでなく、それに加えて家庭内の電力供給源及び蓄電池等の機器運用情報、買電力料金情報及び売電力料金情報の過去の実績から作成される電力料金情報を示す場合もある。
以上のように、電力料金情報は、電力会社からの電力料金情報だけでなく、機器運用情報、買電力料金情報及び売電力料金情報の過去の実績から作成される、ある家庭だけで適応される電力料金情報であってもよい。要は、時間に依存して変動する電力料金がわかればよいのであって、その情報の入手方法は問わない。
上記のように、電力料金情報は、電力需要予測に基づいて、単位時間ごとに細かく料金を変動させていくリアルタイムプライシングが採用されている。電力需要の変動要因としては、季節、曜日、気象状況(気温、相対湿度及び天候等)、大口需要家の操業計画、社会的因子(スポーツイベント等)、及び景気の動向などがあるが、中でも気象状況とは密
接な関係がある。例えば、気温が1度変化した場合の影響は、夏の電力需要で3%、冬の電力需要で1.5%と想定されている。
また、近年では、太陽光発電装置の設置が励行されており、太陽光発電で得た電力を社会全体で使用するという方向に進んでいる。太陽光発電による発電量は日照時間と著しい相関関係を有しており、気温変動以上に日照時間が大きな影響を与える。
例えば、予想していたよりも気温が高く、蒸し暑くなっているが、太陽が雲にさえぎられて十分な日照時間が得られない場合には、電力需要は増大するが、太陽光発電装置からは十分な電力供給が得られない。こういった点から、天気予報の精度がそのまま電力需要予測に影響するようなってくる。しかしながら、地域的な温度及び日照時間などを正確に予測することは困難であるのが現状である。
予想外の電力需要変動が生じることは現時点では避けようがないため、電力需要の変動に伴ってある程度の単位時間ごと(例えば3時間刻み)に電力料金を変動させるリアルタイムプライシングが必須となり、そのために家電機器の稼働時間をシフトさせる(いわゆるタイムシフト)ことが家電機器の基本機能として求められつつある。
電力料金情報記憶部13は、電力料金情報取得部12によって取得された電力料金情報を記憶する。なお、本実施の形態では、電力料金情報記憶部13は、電力料金情報取得部12によって取得された電力料金情報を記憶しているが、本発明は特にこれに限定されず、ユーザによって入力された電力料金情報を記憶してもよい。
タイムシフト時刻演算部14は、家電機器20が運転された場合に課金される電気代が所定料金以下となる運転開始時刻をタイムシフト時刻として演算する。タイムシフト時刻演算部14は、受信部11によって受信された運転期間情報及び電力情報と、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報とに基づいて、家電機器20が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転開始時刻を演算する。なお、タイムシフト時刻演算部14は、運転開始時刻のみを演算するのではなく、運転終了時刻のみを演算してもよく、また、運転開始時刻及び運転終了時刻の両方を演算してもよい。
タイムシフト時刻記憶部15は、タイムシフト時刻演算部14によって演算されたタイムシフト時刻、当該タイムシフト時刻を演算する際に用いた運転期間情報、及び当該タイムシフト時刻を演算する際に用いた電力情報を、受信部11によって受信された識別情報に対応付けて記憶する。タイムシフト時刻記憶部15は、家電機器毎にタイムシフト時刻、運転期間情報及び電力情報を記憶する。
送信部16は、種々のデータ、情報及び信号を家電機器20へ送信する。送信部16は、タイムシフト時刻演算部14によって演算されたタイムシフト時刻を家電機器20へ送信する。なお、送信したタイムシフト時刻が家電機器20において修正された場合、受信部11は、修正後のタイムシフト時刻を含む確定信号を受信し、修正後のタイムシフト時刻をタイムシフト時刻記憶部15に記憶する。
再演算判断部17は、タイムシフト時刻演算部14によって演算されたタイムシフト時刻を変更するか否かを判断する。より具体的には、再演算判断部17は、タイムシフト時刻演算部14によって演算されたタイムシフト時刻を再度演算するか否かを判断する。再演算判断部17は、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報を監視し、電力料金情報が更新されたか否かを判断する。再演算判断部17は、電力料金情報が更新されたと判断した場合、タイムシフト時刻演算部14に対し、タイムシフト時刻を再演算するよう指示する。なお、本実施の形態における再演算判断部17は、変更判断部の一例に
相当する。
タイムシフト時刻演算部14は、再演算判断部17によってタイムシフト時刻を再度演算すると判断された場合、タイムシフト時刻を再度演算する。このとき、タイムシフト時刻演算部14は、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている運転期間情報及び電力情報と、電力料金情報記憶部13に記憶されている更新された電力料金情報とに基づいて、家電機器20が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転開始時刻を演算する。
報知部18は、再演算判断部17によって前記タイムシフト時刻を変更すると判断された場合、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することをユーザに報知する。報知部18は、タイムシフト時刻演算部14によって再度演算されたタイムシフト時刻が、タイムシフト時刻演算部14によって最初に演算されたタイムシフト時刻と異なる場合、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することをユーザに報知する。タイムシフト時刻演算部14は、タイムシフト時刻演算部14によって再度演算されたタイムシフト時刻と、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている最初に演算されたタイムシフト時刻とが同じであるか否かを判断する。タイムシフト時刻演算部14によって再度演算されたタイムシフト時刻と、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている最初に演算されたタイムシフト時刻とが異なると判断された場合、報知部18は、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することを表す報知信号を送信部16へ出力する。送信部16は、報知部18によって作成された報知信号を家電機器20へ送信する。
なお、ユーザに報知するタイミングとしては、以下の6つのパターンが考えられる。
第1の報知タイミングは、変更後の運転開始時刻の直前である。なお、変更後の運転開始時刻の直前とは、変更後の運転開始時刻の例えば1〜15分前であることが好ましい。報知部18は、タイマを内蔵しており、現在時刻が変更後の運転開始時刻の直前になると、報知信号を送信部16へ出力する。
第2の報知タイミングは、変更後の運転開始時刻である。報知部18は、現在時刻が変更後の運転開始時刻になると、報知信号を送信部16へ出力する。
第3の報知タイミングは、変更後の運転終了時刻の直前である。なお、変更後の運転終了時刻の直前とは、変更後の運転終了時刻の例えば1〜15分前であることが好ましい。報知部18は、現在時刻が変更後の運転終了時刻の直前になると、報知信号を送信部16へ出力する。
第4の報知タイミングは、変更後の運転終了時刻である。報知部18は、現在時刻が変更後の運転終了時刻になると、報知信号を送信部16へ出力する。
第5の報知タイミングは、変更前(最初)の運転開始時刻である。報知部18は、現在時刻が変更前の運転開始時刻になると、報知信号を送信部16へ出力する。
第6の報知タイミングは、運転開始時刻(タイムシフト時刻)の変更時点である。報知部18は、変更後のタイムシフト時刻を家電機器20へ送信する時点で、報知信号を送信部16へ出力する。
本実施の形態1では、上記の第1〜第6の報知タイミングにより、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することをユーザに報知することが可能である。なお、以下の説明では、第1の報知タイミングにおいてユーザに報知する例について主に説明する。
家電機器20は、入力操作部21、運転制御部22、送信部23、受信部24、記憶部25及び表示部26を備える。
入力操作部21は、ユーザによる入力操作を受け付ける。
運転制御部22は、電源がオンされた場合、タイムシフト時刻の演算の開始を指示するためのタイムシフト時刻演算開始信号を生成し、生成したタイムシフト時刻演算開始信号を送信部23へ出力する。上述したように、タイムシフト時刻演算開始信号は、家電機器20を識別するための識別情報、家電機器20が運転に要する期間を示す運転期間情報及び家電機器20が運転に要する電力を示す電力情報を含む。運転制御部22は、電源がオンされた場合、予め記憶されている識別情報、運転期間情報及び電力情報を読み出し、読み出した識別情報、運転期間情報及び電力情報を含むタイムシフト時刻演算開始信号を送信部23へ出力する。
送信部23は、種々のデータ、情報及び信号を機器制御装置10へ送信する。送信部23は、運転制御部22から出力されたタイムシフト時刻演算開始信号を機器制御装置10へ送信する。また、機器制御装置10によって送信されたタイムシフト時刻が修正された場合、送信部23は、修正後のタイムシフト時刻を含む確定信号を機器制御装置10へ送信する。
受信部24は、機器制御装置10によって送信された種々のデータ、情報及び信号を受信する。受信部24は、機器制御装置10によって送信されたタイムシフト時刻を受信するととともに、機器制御装置10によって送信された報知信号を受信する。
記憶部25は、受信部24によって受信されたタイムシフト時刻を記憶する。運転制御部22は、記憶部25に記憶されている運転開始時刻に基づいて、家電機器20の運転を制御する。すなわち、運転制御部22は、タイマを内蔵しており、現在時刻が記憶部25に記憶された運転開始時刻になると開始信号を出力し、家電機器20の運転を開始するよう制御する。
表示部26は、受信部24によって報知信号が受信された場合、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することを表示する。なお、表示部26は、タイムシフト時刻演算部14によって再度演算されたタイムシフト時刻と、タイムシフト時刻演算部14によって最初に演算されたタイムシフト時刻とを併せて表示してもよく、タイムシフト時刻演算部14によって再度演算されたタイムシフト時刻のみを表示してもよい。
また、第1の報知タイミングで報知する場合、表示部26は、再度演算されたタイムシフト時刻に基づいて特定される家電機器20の運転開始時刻の直前に、家電機器20の運転を開始することを表示する。第2の報知タイミングで報知する場合、表示部26は、再度演算されたタイムシフト時刻に基づいて特定される家電機器20の運転開始時刻に、家電機器20の運転を開始することを表示する。第3の報知タイミングで報知する場合、表示部26は、再度演算されたタイムシフト時刻に基づいて特定される家電機器20の運転終了時刻の直前に、家電機器20の運転を終了することを表示する。
第4の報知タイミングで報知する場合、表示部26は、再度演算されたタイムシフト時刻に基づいて特定される家電機器20の運転終了時刻に、家電機器20の運転を終了することを表示する。第5の報知タイミングで報知する場合、表示部26は、変更前(最初)のタイムシフト時刻に基づいて特定される家電機器20の運転開始時刻に、家電機器20の運転開始時刻が変更されたことを表示する。第6の報知タイミングで報知する場合、表
示部26は、最初のタイムシフト時刻が変更される際に、家電機器20の運転開始時刻が変更されたことを表示する。
次に、本実施の形態1における家電機器の動作について説明する。
図3及び図4は、本実施の形態1における家電機器の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS1において、入力操作部21は、ユーザによる電源の投入を受け付ける。
次に、ステップS2において、運転制御部22は、タイムシフト時刻の演算の開始を指示するためのタイムシフト時刻演算開始信号を生成する。運転制御部22は、予め記憶されている識別情報、運転期間情報及び電力情報を読み出し、読み出した識別情報、運転期間情報及び電力情報を含むタイムシフト時刻演算開始信号を生成する。運転制御部22は、生成したタイムシフト時刻演算開始信号を送信部23へ出力する。
なお、本実施の形態1では、予め記憶されており、電源がオンされることにより一意に決定される運転期間情報及び電力情報を読み出しているが、本発明は特にこれに限定されず、入力操作部21によって、ユーザによる運転期間情報及び電力情報の入力を受け付けてもよい。また、入力操作部21によって、ユーザによる運転条件の入力を受け付け、受け付けた運転条件に基づいて運転期間情報及び電力情報を特定してもよい。
例えば、家電機器20が洗濯乾燥機であれば、入力操作部21によって洗濯コース(標準コース、省エネコース及び時短コースなど)が選ばれることにより、その洗濯コースに対応した運転期間情報及び電力情報が特定できるので、ユーザが運転期間情報及び電力情報を入力する必要はない。要は、何らかの入力情報によって運転期間情報及び電力情報が特定できる場合は、ユーザが個々の情報を入力する必要はない。
また、家電機器20は、入力操作部21で入力された各情報を内部のメモリに記憶してもよい。ここで、入力操作部21で入力された情報が洗濯コースなどの運転条件からの変換を要する情報であれば、入力操作部21は、その洗濯コースに対応した運転期間情報及び電力情報が定められた変換対応テーブルを予め記憶しておく。
特に、家電機器20が洗濯乾燥機であれば、運転の最中に複数の工程(例えば、洗濯工程、脱水工程及び乾燥工程など)が順次行われるので、運転期間情報及び電力情報は複雑なものとなる。入力操作部21は、洗濯コース、洗濯衣類の重量、及び外気温等のセンサ結果ごとに複数の電力情報を記憶する。
次に、ステップS3において、送信部23は、運転制御部22から出力されたタイムシフト時刻演算開始信号を機器制御装置10へ送信する。
次に、ステップS4において、運転制御部22は、所定時間内にタイムシフト時刻を受信したか否かを判断する。なお、所定時間とは、機器制御装置10からのタイムシフト時刻の送信を待つタイムアウト時間であり、例えば5分に設定されている。ここで、所定時間内にタイムシフト時刻を受信しなかったと判断された場合(ステップS4でNO)、ステップS5において、運転制御部22は、システム異常をユーザに通知する。すなわち、運転制御部22は、運転制御システムに何らかの異常がある旨の表示画面を表示部26に表示する。
一方、所定時間内にタイムシフト時刻を受信したと判断された場合(ステップS4でYES)、ステップS6において、運転制御部22は、受信部24によって受信されたタイムシフト時刻を表示部26に表示するよう制御する。表示部26は、タイムシフト時刻を表示する。
次に、ステップS7において、運転制御部22は、入力操作部21に設けられた数値増減ボタンが押下されたか否かを判断する。数値増減ボタンが押下されると、表示部26に表示されているタイムシフト時刻を増減させることができる。ここで、数値増減ボタンが押下されていないと判断された場合(ステップS7でNO)、ステップS9の処理へ移行する。
一方、数値増減ボタンが押下されたと判断された場合(ステップS7でYES)、ステップS8において、運転制御部22は、数値増減ボタンの押下に応じて、表示部26に表示されるタイムシフト時刻の数値を変更するよう制御する。
次に、ステップS9において、運転制御部22は、入力操作部21に設けられたキャンセルボタンが押下されたか否かを判断する。キャンセルボタンが押下されると、運転制御部22は、表示部26に表示されているタイムシフト時刻をキャンセルする。ここで、キャンセルボタンが押下されたと判断された場合(ステップS9でYES)、ステップS13の処理へ移行し、運転制御部22は、直ちに家電機器20の運転を開始するよう制御する。
なお、本実施の形態1では、ステップS9においてキャンセルボタンが押下されたと判断された場合、直ちに家電機器20の運転を開始しているが、本発明は特にこれに限定されず、キャンセルボタンが押下されたと判断された場合、運転制御部22は、ユーザによる運転開始時刻の入力を受け付ける画面を表示するよう制御してもよい。この場合、入力操作部21は、運転開始時刻のユーザによる入力を受け付ける。
一方、キャンセルボタンが押下されないと判断された場合、すなわち、入力操作部21に設けられた確定ボタンが押下された場合(ステップS9でNO)、ステップS10において、運転制御部22は、確定したタイムシフト時刻を含む確定信号を機器制御装置10へ送信する。
次に、ステップS11において、運転制御部22は、確定したタイムシフト時刻を記憶部25に記憶する。
次に、ステップS12において、運転制御部22は、現在時刻が記憶部25に記憶されている運転開始時刻(タイムシフト時刻)になったか否かを判断する。ここで、現在時刻が記憶部25に記憶されている運転開始時刻になったと判断された場合(ステップS12でYES)、ステップS13において、運転制御部22は、家電機器20の運転を開始する。なお、運転制御部22は、入力操作部21によって運転条件が入力された場合、当該運転条件に従って家電機器20を運転する。
一方、現在時刻が記憶部25に記憶されている運転開始時刻になっていないと判断された場合(ステップS12でNO)、ステップS14において、運転制御部22は、変更後のタイムシフト時刻を機器制御装置10から受信したか否かを判断する。ここで、変更後のタイムシフト時刻を機器制御装置10から受信していないと判断された場合(ステップS14でNO)、ステップS12の処理へ戻る。
一方、変更後のタイムシフト時刻を機器制御装置10から受信したと判断された場合(
ステップS14でYES)、ステップS15において、運転制御部22は、記憶部25に記憶されている運転開始時刻を、受信部24によって受信された変更後のタイムシフト時刻に更新する。
次に、ステップS16において、運転制御部22は、報知信号を機器制御装置10から受信したか否かを判断する。ここで、報知信号を機器制御装置10から受信していないと判断された場合(ステップS16でNO)、ステップS12の処理へ戻る。
一方、報知信号を機器制御装置10から受信したと判断された場合(ステップS16でYES)、ステップS17において、運転制御部22は、家電機器20の運転を開始することを報知する表示画面を表示部26に表示するよう制御し、ステップS12の処理へ戻る。表示部26は、家電機器20の運転を開始することを報知する表示画面を表示する。
次に、本実施の形態1における機器制御装置の動作について説明する。
図5及び図6は、本実施の形態1における機器制御装置の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS21において、受信部11は、家電機器20から送信されたタイムシフト時刻演算開始信号を受信する。
次に、ステップS22において、タイムシフト時刻演算部14は、受信部11によって受信された運転期間情報及び電力情報と、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報とに基づいて、家電機器20が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転開始時刻をタイムシフト時刻として演算する。タイムシフト時刻演算部14は、演算したタイムシフト時刻を送信部16及びタイムシフト時刻記憶部15へ出力する。なお、電力料金情報取得部12は、定期的に電力料金情報を取得し、電力料金情報記憶部13に記憶する。
図7は、本発明の実施の形態1におけるタイムシフト時刻を説明するための模式図である。図7において、横軸は時間を表し、縦軸は電力料金(円/kWh)を表している。
タイムシフト時刻演算部14は、運転期間情報、電力情報及び電力料金情報(電力料金Y(t))に基づいて、家電機器20が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転予定期間Txを演算し、当該運転予定期間Txに基づいてタイムシフト時刻(運転開始時刻)を演算する。タイムシフト時刻演算部14は、下記の(1)式を用いて、家電機器20が運転された場合に課金される電気代を算出する。すなわち、タイムシフト時刻演算部14は、時間帯別の電力料金Y(t)に家電機器20が運転に要する電力P(t)を乗算した値を、運転開始時刻t1から運転終了時刻t2までの運転期間で積分することにより、課金される電気代を算出することができる。
Figure 0005899488
なお、電力P(t)は、特定期間のピーク電力で電気料金が決まる場合等、時間以外の要因で決定されることもある。また、電気代が最も安くなる複数の運転予定期間Txが抽出された場合、タイムシフト時刻演算部14は、複数の運転予定期間Txのうち、運転開始時刻が現在時刻taに最も近い運転予定期間Txを選択する。
図5に戻って、次に、ステップS23において、送信部16は、タイムシフト時刻演算部14によって演算されたタイムシフト時刻を家電機器20へ送信する。
次に、ステップS24において、受信部11は、家電機器20から送信された確定信号を受信する。確定信号は、家電機器20によって確定されたタイムシフト時刻を含む。家電機器20によって確定されたタイムシフト時刻は、送信部16によって送信されたタイムシフト時刻、又は、家電機器20によって修正されたタイムシフト時刻である。
次に、ステップS25において、タイムシフト時刻記憶部15は、タイムシフト時刻演算部14によって演算されたタイムシフト時刻、当該タイムシフト時刻を演算する際に用いた運転期間情報、及び当該タイムシフト時刻を演算する際に用いた電力情報を、受信部11によって受信された識別情報に対応付けて記憶する。なお、確定信号に含まれるタイムシフト時刻が、タイムシフト時刻演算部14によって演算されたタイムシフト時刻と異なる場合、タイムシフト時刻記憶部15は、確定信号に含まれるタイムシフト時刻を記憶する。
次に、ステップS26において、再演算判断部17は、現在時刻が、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている運転開始時刻(タイムシフト時刻)になったか否かを判断する。ここで、現在時刻が、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている運転開始時刻(タイムシフト時刻)になったと判断された場合(ステップS26でYES)、機器制御装置10の処理を終了する。
一方、現在時刻が、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている運転開始時刻(タイムシフト時刻)になっていないと判断された場合(ステップS26でNO)、ステップS27において、再演算判断部17は、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報を監視する。
次に、ステップS28において、再演算判断部17は、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報が更新されたか否かを判断する。ここで、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報が更新されていないと判断された場合(ステップS28でNO)、ステップS26の処理へ戻る。
一方、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報が更新されたと判断された場合(ステップS28でYES)、ステップS29において、タイムシフト時刻演算部14は、タイムシフト時刻を再度演算する。このとき、タイムシフト時刻演算部14は、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている運転期間情報及び電力情報と、電力料金情報記憶部13に記憶されている更新された電力料金情報とに基づいて、家電機器20が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転開始時刻を演算する。なお、ステップS29におけるタイムシフト時刻演算方法は、ステップS22におけるタイムシフト時刻演算方法と同じである。
図8は、本実施の形態1におけるタイムシフト時刻の再演算について説明するための模式図である。図8において、横軸は時間を表し、縦軸は電力料金(円/kWh)を表している。
まず、タイムシフト時刻演算部14は、受信部11によって受信された運転期間情報及び電力情報と、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報(電力料金Y(t))とに基づいて、家電機器20が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転予定期間Txを演算し、当該運転予定期間Txに基づいてタイムシフト時刻(運転開始時刻)を演算する。
その後、電力料金Y(t)が電力料金Y’(t)に更新された場合、タイムシフト時刻演算部14は、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている運転期間情報及び電力情報と、電力料金情報記憶部13に記憶されている更新された電力料金情報(電力料金Y’(t))とに基づいて、家電機器20が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転予定期間Tyを演算し、当該運転予定期間Tyに基づいてタイムシフト時刻(運転開始時刻)を演算する。
図8に示すように、電力料金Y(t)が電力料金Y’(t)に更新された場合、タイムシフト時刻が再度演算され、運転予定期間Tyが新たに演算される。その結果、タイムシフト時刻は、最初の13時から、16時に変更される。
図5に戻って、次に、ステップS30において、タイムシフト時刻演算部14は、タイムシフト時刻演算部14によって再度演算されたタイムシフト時刻と、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている最初に演算されたタイムシフト時刻とが同じであるか否かを判断する。ここで、再度演算されたタイムシフト時刻と、最初に演算されたタイムシフト時刻とが同じであると判断された場合(ステップS30でYES)、ステップS26の処理へ戻る。
一方、再度演算されたタイムシフト時刻と、最初に演算されたタイムシフト時刻とが異なると判断された場合(ステップS30でNO)、ステップS31において、送信部16は、タイムシフト時刻演算部14によって再度演算されたタイムシフト時刻を家電機器20へ送信する。
次に、ステップS32において、タイムシフト時刻記憶部15は、記憶されているタイムシフト時刻を、タイムシフト時刻演算部14によって再度演算されたタイムシフト時刻に更新する。
次に、ステップS33において、報知部18は、現在時刻が、変更後のタイムシフト時刻(運転開始時刻)の直前であるか否かを判断する。より具体的には、報知部18は、現在時刻が、変更後のタイムシフト時刻(運転開始時刻)の所定時間前(例えば、5分前)であるか否かを判断する。ここで、現在時刻が、変更後のタイムシフト時刻(運転開始時刻)の直前ではないと判断された場合(ステップS33でNO)、ステップS34において、再演算判断部17は、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報を監視する。
次に、ステップS35において、再演算判断部17は、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報が更新されたか否かを判断する。ここで、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報が更新されていないと判断された場合(ステップS35でNO)、ステップS33の処理へ戻る。
一方、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報が更新されたと判断された場合(ステップS35でYES)、ステップS29の処理へ戻る。
現在時刻が、変更後のタイムシフト時刻(運転開始時刻)の直前であると判断された場合(ステップS33でYES)、ステップS36において、送信部16は、報知信号を家電機器20へ送信する。
このように、最初に演算されたタイムシフト時刻が変更された場合、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することがユーザに報知されるので、ユーザは最初に演算された
タイムシフト時刻が変更されることを認識することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また再度演算されたタイムシフト時刻が、最初に演算されたタイムシフト時刻と異なる場合、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することがユーザに報知されるので、ユーザは最初に演算されたタイムシフト時刻が変更されることを認識することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、時間毎に変化する電力料金を示す電力料金情報が変化した場合、タイムシフト時刻が再度演算されるので、現在の電力料金に応じたタイムシフト時刻を決定することができる。
なお、本実施の形態では、表示部26に表示することにより、最初に演算されたタイムシフト時刻が変更されたことをユーザに報知しているが、本発明は特にこれに限定されない。例えば、音声により、ユーザに報知してもよい。この場合、報知タイミングになると、例えばブザー音を出力し、最初に演算されたタイムシフト時刻が変更されることをユーザに報知する。
また、表示部26に表示される表示内容、例えば変更後のタイムシフト時刻を点滅表示してもよく、運転開始時刻に近づくにつれて点滅周期を徐々に増加させてもよい。また、例えば音声によりユーザに報知する場合、運転開始時刻に近づくにつれて音声出力の音量を徐々に大きくしてもよい。これにより、最初に演算されたタイムシフト時刻が変更されることをより確実にユーザに報知することができる。
また、表示部26は、家電機器20の運転終了後に、変更後のタイムシフト時刻を表示してもよい。
また、送信部16は、第1〜第6の報知タイミングにおいて、ユーザの所有する携帯端末(例えば、携帯電話機)に、最初に演算されたタイムシフト時刻が変更されることを表す情報を送信してもよい。この場合、最初に演算されたタイムシフト時刻が変更されることが、携帯端末の表示部に表示される。
また、本実施の形態1では、家電機器20の運転制御部22がタイマを内蔵しており、現在時刻が記憶部25に記憶されている運転開始時刻(タイムシフト時刻)になったか否かを判断しているが、本発明は特にこれに限定されない。運転制御部22がタイマを内蔵していない場合は、現在時刻がタイムシフト時刻記憶部15に記憶されている運転開始時刻(タイムシフト時刻)になった場合に、機器制御装置10の送信部16が、家電機器20の運転を開始するための起動信号を家電機器20に送信してもよい。このとき、受信部24によって起動信号が受信されると、運転制御部22は、家電機器20の運転を開始する。
また、再演算判断部17は、家電機器20の運転が開始されることをユーザに報知した後、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報が更新されたとしても、タイムシフト時刻演算部14に対し、タイムシフト時刻を再演算するよう指示しなくてもよい。これにより、家電機器20の運転が開始又は終了されることをユーザに報知した後は、タイムシフト時刻が変更されることがなくなる。
また、再演算判断部17は、家電機器20の運転が開始されることをユーザに報知した後、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報が更新されたとしても、現在時刻からタイムシフト時刻までの期間が所定時間以内である場合は、タイムシフト時刻演
算部14に対し、タイムシフト時刻を再演算するよう指示せず、現在時刻からタイムシフト時刻までの期間が所定時間より長い場合は、タイムシフト時刻演算部14に対し、タイムシフト時刻を再演算するよう指示してもよい。なお、所定時間は、例えば15分であるが、本発明は特にこれに限定されず、30分及び1時間など任意の時間に設定することができる。
また、タイムシフト時刻を再度演算し、タイムシフト時刻を変更する場合、ユーザに対して、タイムシフト時刻を変更してもよいかを確認してもよい。図5のステップS30において、再度演算されたタイムシフト時刻と、最初に演算されたタイムシフト時刻とが同じであると判断された場合、表示部26は、ユーザに対して、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更してもよいか否かを確認するための表示画面を表示する。また、タイムシフト時刻を変更する場合のユーザに対するタイムシフト時刻の変更の要否確認を行うか否かを予め設定してもよい。
さらに、本実施の形態では、タイムシフト時刻演算部14は、再演算判断部17によってタイムシフト時刻を再度演算すると判断された場合、タイムシフト時刻を再度演算しているが、本発明は特にこれに限定されない。電力需要管理(DSM:Demand Side Management)システムにより、電力会社からタイムシフト時刻演算部14によって最初に演算されたタイムシフト時刻が直接変更される場合、報知部18は、最初に演算されたタイムシフト時刻を変更することをユーザに報知してもよい。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2に係る機器制御システムについて説明する。図9は、本発明の実施の形態2に係る機器制御システムの構成を示すブロック図である。図9に示す機器制御システム100’は、機器制御装置10’及び家電機器20を備える。なお、実施の形態2における機器制御システムの全体構成は、図1に示す実施の形態1における機器制御システムの全体構成と同じである。なお、実施の形態2に係る機器制御システム100’において、実施の形態1に係る機器制御システム100と同じ構成については説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
機器制御装置10’は、受信部11、電力料金情報取得部12、電力料金情報記憶部13、タイムシフト時刻演算部14’、タイムシフト時刻記憶部15、送信部16、再演算判断部17’及び報知部18を備える。
再演算判断部17’は、タイムシフト時刻演算部14’によって演算されたタイムシフト時刻に基づいて特定される家電機器20の運転開始時刻から運転終了時刻までの運転予定期間内に他の家電機器の運転が予定される場合、タイムシフト時刻を再度演算すると判断する。
タイムシフト時刻演算部14’は、再演算判断部17’によってタイムシフト時刻を再度演算すると判断された場合、運転予定期間が他の家電機器の運転が予定される期間を含まないように、タイムシフト時刻を再度演算する。このとき、タイムシフト時刻演算部14’は、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている運転期間情報及び電力情報と、電力料金情報記憶部13に記憶されている更新された電力料金情報とに基づいて、運転予定期間が他の家電機器の運転が予定される期間を含まず、かつ家電機器20が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転開始時刻を演算する。
次に、本実施の形態2における機器制御装置の動作について説明する。なお、本実施の形態2における家電機器の動作は、実施の形態1における家電機器の動作と同じであるので説明を省略する。
図10及び図11は、本実施の形態2における機器制御装置の動作について説明するためのフローチャートである。
ステップS41〜S46の処理は、図5に示すステップS21〜S26の処理と同じであるので説明を省略する。
タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている運転開始時刻(タイムシフト時刻)になっていないと判断された場合(ステップS46でNO)、ステップS47において、再演算判断部17’は、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている他の家電機器のタイムシフト時刻を監視する。
次に、ステップS48において、再演算判断部17’は、他の家電機器のタイムシフト時刻がタイムシフト時刻記憶部15に新たに記憶されたか否かを判断する。ここで、他の家電機器のタイムシフト時刻がタイムシフト時刻記憶部15に新たに記憶されていないと判断された場合(ステップS48でNO)、ステップS46の処理に戻る。
一方、他の家電機器のタイムシフト時刻がタイムシフト時刻記憶部15に新たに記憶されたと判断された場合(ステップS48でYES)、ステップS49において、再演算判断部17’は、家電機器20の運転開始時刻から運転終了時刻までの運転予定期間と、他の家電機器の運転開始時刻から運転終了時刻までの運転予定期間とが重複するか否かを判断する。なお、運転予定期間は、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されているタイムシフト時刻と運転期間情報とに基づいて特定される。ここで、家電機器20の運転予定期間と、他の家電機器の運転予定期間とが重複しないと判断された場合(ステップS49でNO)、ステップS46の処理に戻る。
一方、家電機器20の運転予定期間と、他の家電機器の運転予定期間とが重複すると判断された場合(ステップS49でYES)、ステップS50において、再演算判断部17’は、家電機器20の運転に要する電力と、他の家電機器の運転に要する電力との合計電力が、許容電力より小さいか否かを判断する。なお、許容電力とは、予め契約により定められている契約電力である。当該契約電力を超えると家全体のアンペアブレーカが落ちることになる。ここで、合計電力が許容電力より小さいと判断された場合(ステップS50でYES)、ステップS46の処理に戻る。
一方、合計電力が許容電力以上であると判断された場合(ステップS50でNO)、ステップS51において、タイムシフト時刻演算部14’は、タイムシフト時刻を再度演算する。このとき、タイムシフト時刻演算部14’は、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている運転期間情報及び電力情報と、電力料金情報記憶部13に記憶されている更新された電力料金情報とに基づいて、家電機器20の運転予定期間と、他の家電機器の運転予定期間とが重複することなく、かつ家電機器20が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転開始時刻を演算する。
ステップS52〜S55の処理は、図5及び図6に示すステップS30〜S33の処理と同じであるので説明を省略する。
現在時刻が、変更後のタイムシフト時刻(運転開始時刻)の直前ではないと判断された場合(ステップS55でNO)、ステップS56において、再演算判断部17’は、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている他の家電機器のタイムシフト時刻を監視する。
次に、ステップS57において、再演算判断部17’は、他の家電機器のタイムシフト
時刻がタイムシフト時刻記憶部15に新たに記憶されたか否かを判断する。ここで、他の家電機器のタイムシフト時刻がタイムシフト時刻記憶部15に新たに記憶されていないと判断された場合(ステップS57でNO)、ステップS55の処理に戻る。
一方、他の家電機器のタイムシフト時刻がタイムシフト時刻記憶部15に新たに記憶されたと判断された場合(ステップS57でYES)、ステップS58において、再演算判断部17’は、家電機器20の運転開始時刻から運転終了時刻までの運転予定期間と、他の家電機器の運転開始時刻から運転終了時刻までの運転予定期間とが重複するか否かを判断する。ここで、家電機器20の運転予定期間と、他の家電機器の運転予定期間とが重複しないと判断された場合(ステップS58でNO)、ステップS55の処理に戻る。
一方、家電機器20の運転予定期間と、他の家電機器の運転予定期間とが重複すると判断された場合(ステップS58でYES)、ステップS59において、再演算判断部17’は、家電機器20の運転に要する電力と、他の家電機器の運転に要する電力との合計電力が、許容電力より小さいか否かを判断する。ここで、合計電力が許容電力より小さいと判断された場合(ステップS59でYES)、ステップS55の処理に戻る。
一方、合計電力が許容電力以上であると判断された場合(ステップS59でNO)、ステップS51の処理に戻る。
現在時刻が、変更後のタイムシフト時刻(運転開始時刻)の直前であると判断された場合(ステップS55でYES)、ステップS60において、送信部16は、報知信号を家電機器20へ送信する。
図12は、本実施の形態2におけるタイムシフト時刻の再演算前の運転予定期間について説明するための模式図であり、図13は、本実施の形態2におけるタイムシフト時刻の再演算後の運転予定期間について説明するための模式図である。図12及び図13の上図において、横軸は時間を表し、縦軸は電力量を表し、図12及び図13の下図において、横軸は時間を表し、縦軸は電力料金(円/kWh)を表している。
図12に示すように、家電機器20の最初に演算されたタイムシフト時刻(運転開始時刻)を6時とし、運転予定期間Txを6時から12時までとする。その後、他の家電機器の運転開始時刻が6時に設定され、運転予定期間が6時から12時までに設定されたものとする。
この場合、6時から12時までの間で、家電機器20の運転に要する電力と、他の家電機器の運転に要する電力との合計電力が許容電力以上となっており、家電機器20の運転予定期間Txを変更する必要がある。
そこで、タイムシフト時刻演算部14’は、タイムシフト時刻記憶部15に記憶されている運転期間情報及び電力情報と、電力料金情報記憶部13に記憶されている電力料金情報(電力料金Y(t))とに基づいて、家電機器20の運転予定期間と、他の家電機器の運転予定期間とが重複することなく、かつ家電機器20が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転予定期間Tyを演算し、当該運転予定期間Tyに基づいてタイムシフト時刻(運転開始時刻)を演算する。
図13に示すように、タイムシフト時刻演算部14’は、他の家電機器の運転予定期間以外の期間内において、家電機器20が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転予定期間Tyを演算し、当該運転予定期間Tyに基づいてタイムシフト時刻(運転開始時刻)を演算する。その結果、家電機器20の再演算後の運転予定期間Tyは15時
から21時までとなり、家電機器20の再演算後のタイムシフト時刻(運転開始時刻)は15時となる。
これにより、家電機器20の運転予定期間と、他の家電機器の運転予定期間とが重複しなくなり、家電機器20の運転を行うことができる。
したがって、タイムシフト時刻に基づいて特定される電気機器の運転開始時刻から運転終了時刻までの運転予定期間内に他の電気機器の運転が予定される場合、タイムシフト時刻が再度演算されるので、消費電力を分散させることができ、電力需要の平準化を図ることができる。
なお、本実施の形態2では、家電機器20の運転予定期間と、他の家電機器の運転予定期間とが重複した場合、先にタイムシフト時刻を決定した家電機器20のタイムシフト時刻を再演算しているが、本発明は特にこれに限定されない。例えば、各家電機器に対して優先度を付与し、家電機器20の運転予定期間と、他の家電機器の運転予定期間とが重複した場合、家電機器20の優先度と、他の家電機器の優先度とを比較し、他の家電機器の優先度が家電機器20の優先度よりも高い場合に、家電機器20のタイムシフト時刻を再演算してもよい。なお、他の家電機器の優先度が家電機器20の優先度よりも低い場合は、家電機器20のタイムシフト時刻を再演算することなく、他の家電機器のタイムシフト時刻が再演算される。
本発明に係る機器制御装置及び機器制御方法は、ユーザの利便性を向上させることができ、電気機器の運転開始時刻又は運転終了時刻を制御する機器制御装置及び機器制御方法に有用である。
10,10’ 機器制御装置
11 受信部
12 電力料金情報取得部
13 電力料金情報記憶部
14,14’ タイムシフト時刻演算部
15 タイムシフト時刻記憶部
16 送信部
17,17’ 再演算判断部
18 報知部
20,30,40 家電機器
21 入力操作部
22 運転制御部
23 送信部
24 受信部
25 記憶部
26 表示部
100,100’ 機器制御システム

Claims (6)

  1. 一の電気機器が運転された場合に課金される電気代が最も安くなる運転開始時刻又は運転終了時刻を示すタイムシフト時刻を演算するタイムシフト時刻演算部と、
    前記タイムシフト時刻演算部によって演算された前記タイムシフト時刻を変更するか否かを判断する変更判断部と、
    前記タイムシフト時刻を変更された時にその旨をユーザに報知する報知部とを備え、
    記タイムシフト時刻演算部によって演算された前記タイムシフト時刻に基づいて特定される前記一の電気機器の運転開始時刻から運転終了時刻までの運転予定期間内に他の電気機器の運転が予定され、且つ前記一の電気機器の運転に要する電力と前記他の電気機器の運転に要する電力の合計電力が予め定められた許容電力以上である場合、前記変更判断部は、前記他の電気機器のタイムシフト時刻を変更することなく、前記一の電気機器の前記タイムシフト時刻を再度演算すると判断し、
    前記タイムシフト時刻演算部は、前記変更判断部による判断結果にしたがい、前記一の電気機器の前記タイムシフト時刻を再度演算する、
    電気機器制御装置。
  2. 前記報知部は、前記再度演算されたタイムシフト時刻に基づいて特定される前記一の電気機器の運転開始時刻の直前に、前記一の電気機器の運転を開始することをユーザに報知することを特徴とする請求項1記載の電気機器制御装置。
  3. 前記報知部は、前記再度演算されたタイムシフト時刻に基づいて特定される前記一の電気機器の運転終了時刻の直前に、前記一の電気機器の運転を終了することをユーザに報知することを特徴とする請求項1または2記載の電気機器制御装置。
  4. 時間毎に変化する電力料金を示す電力料金情報を取得する電力料金情報取得部をさらに備え、
    前記変更判断部は、
    前記電力料金情報取得部によって取得される前記電力料金情報が変化し、且つ、現在時刻から前記一の電気機器の前記タイムシフト時刻までの期間が所定時間より長い場合、前記一の電気機器の前記タイムシフト時刻を再度演算すると判断し、
    前記電力料金情報取得部によって取得される前記電力料金情報が変化した場合であっても、現在時刻から前記一の電気機器の前記タイムシフト時刻までの期間が前記所定時間以内である場合は、前記一の電気機器の前記タイムシフト時刻を再度演算しないと判断することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気機器制御装置。
  5. 前記報知部は、前記タイムシフト時刻演算部によって再度演算された前記タイムシフト時刻と、前記タイムシフト時刻演算部によって最初に演算された前記タイムシフト時刻とを併せて表示することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気機器制御装置。
  6. 前記報知部は、前記一の電気機器の運転を終了した後に、前記再度演算されたタイムシフト時刻をユーザに報知することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電気機器制御装置。
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