JP4757151B2 - 電気機器の制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、ホームサーバを介して家電などの電気機器を制御する電気機器の制御システムに関する。
照明装置、ビデオ、エアコンなどの最近の家電(家庭用電化機器)はマイクロコンピュータを内蔵して、インターネットなどの通信網に接続できる通信機能を備えた情報家電(以下、単に家電と称する)として普及してきている。このような家電では、ユーザ(電力需要者)が外出先などの外部から携帯電話などを利用し、通信網を通じて遠隔より制御することで照明装置を帰宅時間に合わせて点灯させたり、ビデオを録画予約したり、エアコンを帰宅時間に合わせて室内が希望温度になるように設定することができる。あるいは、ユーザは外出先などの外部からではなく、各家庭(ホーム)などからホームサーバを介してそのような家電を直接制御することもできる。このような家電は、一般的に電力会社(電力供給者)から各ユーザの家庭(屋内)に供給される電気(電力)を電源として運転される。また、そのような家電は、ユーザが瞬時に制御可能なように待機電力が供給されている。
このようにユーザが家電を制御する場合、電気の利用状況を監視して電気料金を算出したり、環境負荷を演算したり、電力会社で用意した電気料金メニューから割安なメニューをナビゲートする機能が知られている。さらに、分電盤のNFBを遠隔で制御する商品(e−分電盤など)も知られている。
そのように家電などの電気機器を遠隔より制御する場合、電気機器の使用頻度や消費電力を管理するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、電気機器として空気調和機を遠隔より制御する場合、省電力化を達成する制御システムも知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、商用電源からの電力と二次電池からの電力とを組み合わせて電気機器を運転させる場合、商用電源の電力消費を平準化する制御システムも知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2005−94526号公報 特開2002−10532号公報 特開2001−258176号公報
ところで、上記のようにユーザが電力会社から供給される電気を利用して家電を運転する場合、例えば一般家庭における個人のユーザは必ずしも安価な時間帯別料金の電気料金メニューを利用していないので、電気料金を低減することが困難であった。また、ユーザは一日の負荷を平準化させることを意識して電気を利用していないので電力会社の負荷平準化に貢献することができなかった。すなわち、ユーザが家電を運転する場合、電気の利用状況を監視したり、家電を制御するのは、ホームサーバなどを介して実行することができるが、電気料金メニューの時間帯別料金を意識しながら割安に運転したり、一日の負荷を平準化させることを意識して運転パターンを決定するには、各家電の起動時間、運転時間(稼動時間)、停止時間を個別に想定して、ユーザ自身の経験による判断により適度に制御するしかなかった。また、イベント(外出、旅行、出張など)が存在する場合には、これに合わせて各家電の運転パターンを個別に組んで実行するしかなかった。さらに、上記のような家電はいずれも情報家電としての機能を有しているので、待機電力が供給されているため、一定時間運転予定のない家電でも不要な電力を消費していた。したがって、従来においては電気機器を目的別に効率的に運転することができていなかった。
また、上記の特許文献1に記載されているような管理システムでは、電気機器をホームサーバを介してその使用頻度や消費電力を管理するだけで、家電を運転する場合に、家電の電気料金を低減するためのシステムについては考えられていない。さらに、上記の特許文献2に記載されているような制御システムにおいても、空気調和機をホームサーバを介してその省電力化を達成するだけで、特許文献1と同様に家電の電気料金を低減するためのシステムについては考えられていない。また、上記の特許文献3に記載されているような制御システムでは、商用電源および二次電池を組み合わせた電力で電気機器を運転させる場合に商用電源の平準化を図るだけで、上記と同様に家電の電気料金を低減するためのシステムについては考えられていない。
そこで本発明は、ホームサーバを介して電気機器を制御する場合、電気機器を目的別に効率的に運転することができる電気機器の制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、複数の電気機器の運転時間などの運転条件を入力可能で、電力供給者から提供され電力需要者により選択された電気料金メニューの料金時間帯、騒音規制時間、家庭を離れる時間を示すイベント時間などの既設定条件を予め記憶し、前記電気機器を制御するホームサーバと、前記ホームサーバの制御により運転される前記電気機器と、前記電気機器が、常時電源が入っている必要がある家電、長期不在時には電源を切っておくことができる家電、時間に合わせて作業を完了したい家電、在宅中常時電源が入っている必要がある家電、騒音規制対象の家電などの動作パターンが似た家電が複数にグループ分けされて、それぞれ接続され、前記ホームサーバの制御に基づいて前記電気機器に電力を供給する分電盤と、を備え、前記ホームサーバは、入力された前記運転条件と、前記既設定条件とを比較、演算し、家電を最も割安な電気料金で運転し、かつ、前記騒音規制時間での運転を規制する運転パターンを算出し、算出した前記運転パターンにもとづいて前記分電盤から前記電気機器に電源を供給するよう制御する、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電気機器の制御システムにおいて、前記既設定条件は、複数の電気機器を運転する場合に予め指定された運転の優先順位のデータを含み、前記ホームサーバは、前記ホームサーバに前記運転条件が入力されたとき、前記運転条件と前記優先順位のデータとを比較、演算し、電力消費量が平準化されるように運転パターンを算出して前記電気機器を制御する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の電気機器の制御システムにおいて、前記ホームサーバは、算出された前記運転パターンに、一定時間運転予定がなく、かつ、長期不在時には電源を切っておくことができる家電がある場合は、当該家電への待機電力を前記一定時間遮断するよう制御する、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ホームサーバに電気機器の運転条件が入力されると、ホームサーバはこの運転条件と予め記憶されている運転条件以外の既設定条件とを比較、演算して、家電を最も割安な電気料金で運転し、かつ、前記騒音規制時間での運転を規制する運転パターンを算出して電気機器を制御する。したがって、電気機器を目的別に効率的に運転することができる。
また、電気機器は運転パターンが似たものが複数にグループ分けされて制御されるので、複数の電気機器を運転する場合に待機電力の遮断を可能とすることができる。
さらにまた、家電を最も割安な電気料金で運転し、かつ、前記騒音規制時間での運転を規制する運転パターンが算出されて、この運転パターンに基づいて電気機器が制御される。この結果、電気料金の低料金化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、電力消費量が平準化されるように運転パターンが算出されて、この運転パターンに基づいて電気機器が制御される。この結果、電力消費量の平準化(負荷平準化)を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、一定時間運転予定のない電気機器に対して待機電力の
供給が当該一定時間遮断されるため、待機電力の低減化を図ることができる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気機器の制御システム1を示す概略構成図である。この電気機器の制御システム1は、複数の電気機器5の運転条件を入力可能で運転条件と予め記憶されている既設定条件とを比較、演算し、家電を最も割安な電気料金で運転し、かつ、前記騒音規制時間での運転を規制する運転パターンを算出して電気機器5を制御するホームサーバ4と、このホームサーバ4の制御により運転パターンに基づいて運転される電気機器5と、ホームサーバ4の制御に基づいて電気機器5に電源を供給する分電盤6とを備えている。また、ホームサーバ4が通信網3に接続され、入力装置2(パソコンや携帯電話などの外部装置)から通信網3を介してホームサーバ4に運転条件が入力されるようになっている。なお、本実施形態では、入力装置2からホームサーバ4に運転条件が入力される場合(遠隔入力の場合)について説明するが、以下に説明する入力装置2からの入力と同様にして、ホームサーバ4において直接運転条件を入力すること(ホーム内での入力)もできる。
入力装置2の制御画面は、図2に示すように、時計機能を有して1日24時間(午前1時〜12時および午後1時〜12時)を基本として横軸に表示するとともに、現在時刻が 画面右側上部に表示可能に構成されている。まず、入力装置2の表示画面には予めホームサーバ4に既設定条件として記憶されている複数の電気料金メニューの中からユーザにより選ばれたメニューが「料金時間帯」として表示される。電力会社からは時間帯により電気料金が異なるいくつかの電気料金メニューが提供されているので、ユーザはこれらの電気料金メニューの中から割安なメニューを選択できるようになっている。図3は、電気料金メニューの一例を示し、午前8時(8:00)から午後11時(23:00)に至る昼間時間の時間帯に比較して、午後11時から午前8時に至る夜間時間の時間帯の電気料金が割安に設定される例を示している。
図2において例示された電気料金メニューの「料金時間帯」では、午後11時から午前8時に至る時間帯が最も割安の料金に設定され、午前8時から午前10時までおよび午後5時から午後11時に至る時間帯が普通の料金に設定され、午前10時から午後5時に至る時間帯が最も割高の料金に設定された例を示している。したがって、単純に最も安い電気料金で家電を運転したい場合は、上記の午後11時から午前8時に至る時間帯を選択することが望ましいことになる。
続いて、表示画面には「近所」が表示される。これは「騒音規制時間」を意味し、家電を運転することにより生ずる騒音が近所に与える迷惑を防止するために規制する時間であり、予めホームサーバ4に既設定条件として記憶されている時間帯が表示される。例示された「近所」では、午後11時から午前6時に至る時間帯が「騒音規制時間」に設定された例を示している。したがって、上記の午後11時から午前6時に至る時間帯での家電の運転は規制されることになる。
ここで、図4に示すように、設定した複数の家電は自動的に表示可能に構成されて、各家電は予めステータスが設定されている。そして、それらの家電の中からユーザがその都度運転したい家電(制御したい家電)として選択したもののみ、その運転時間が設定可能となるように構成されている。なお、図4に示した複数の家電は、あくまで一例を示したものである。
すなわち、ユーザが運転したい家電を選択して入力装置2に入力すると、制御画面にその家電名が順次に表示される。例えば、運転したい家電の例として、「洗濯乾燥機」、「炊飯器」、「ポット」、「エアコン」を入力すると、これらの家電名が順次に表示される。続いて、ユーザが各家電の運転時間を入力すると、これらは運転条件として制御画面に表示される(図示せず)とともに、通信網3およびホームサーバ4を通じて電気機器5内の対応した家電に記憶される。例えば、「洗濯乾燥機」の仕上がり時間、あるいは「炊飯器」の炊き上がり時間を入力するとこれらの時間が制御画面に表示されるとともに、電気機器5として接続されている「洗濯乾燥機」、「炊飯器」に運転条件のデータとしてそれぞれ記憶される。
また、上記のように電気機器5として複数の家電を運転する場合は、負荷平準化を目的とした運転の「優先順位」が予め入力により指定可能に構成されて、この「優先順位」のデータは通信網3を通じてホームサーバ4に既設定条件として記憶される。例えば、家電として「洗濯乾燥機」、「炊飯器」、「ポット」を選んでこれらの仕上がり時間を午前9時に設定したとすると、この時点での運転はその「優先順位」にしたがって制御される。このように各家電間に優先順位を指定して運転することにより、順位が高い家電が優先されて運転され、順位の低い家電は時間帯がずらされて運転されるようになるので、複数の家電が特定の時間帯に集中して運転されることがなくなり、負荷平準化を図ることができるようになる。
また、図2には表示されていないが、イベント(外出、旅行、出張など)の発生に伴う「イベント時間」が入力可能に構成されて、この「イベント時間」のデータは通信網3を通じて予めホームサーバ4に既設定条件として記憶される。この「イベント時間」は、ユーザが予定にしたがって、あるいは緊急の用事で家庭を離れる時間を示し、数時間から数日にわたる場合もある。この「イベント時間」は家電によってはこの間の運転が不要になるので、この時間帯にその家電の運転を停止させることが望ましく、これにより待機電力を低減させることができるようになる。
また、図2には表示されていないが、後述するように、電源を遮断しても問題のない家電で、一定時間運転予定のないものは、この家電名および一定時間のデータが通信網3を通じて予めホームサーバ4に既設定条件として記憶される。ホームサーバ4はそのデータに基づいて家電が接続されている分電盤6を一定時間遮断することにより、家電の待機電力を低減させることができる。なお、図2の制御画面には「メモ」の項目を設けることにより、時計機能を有したメモ記入用ボードとしても活用することができる。
上記のように入力装置2から入力された各家電の運転条件のデータは通信網3およびホームサーバ4を通じて各家電に記憶されるので、ホームサーバ4は各家電からその運転条件のデータを取り込んで、予めホームサーバ4に記憶されている電気料金メニューの「料金時間帯」、「騒音規制時間」などの既設定条件のデータと比較、演算することにより、家電を最も割安な電気料金で運転し、かつ、前記騒音規制時間での運転を規制する運転パターンを算出して各家電を制御する。そのようなデータの取り込みは、定期的にあるいは必要に応じて各家電をポーリングして行われる。例えば、洗濯乾燥機に例をとると、ユーザが5時に洗濯が仕上がるように時間を設定したとすると、ホームサーバ4は5時前に洗濯乾燥機に対してポーリングを行って洗濯時間はどれくらいになるかと問い合わせをする。これに対して洗濯乾燥機は洗濯量などを計って洗濯時間がどの程度になるかを推測して、この洗濯時間が例えば30分であるとホームサーバ4に返事する。この結果、ホームサーバ4は5時より30分前である4時30分に洗濯乾燥機に電源を入れるように制御して洗濯乾燥機の運転を開始させる。
運転される負荷としての各家電は、図4に示すように、運転パターンが似たものは同じグループに入るように、予めグループ分けされる。図4において、運転パターンaはユーザの在宅、不在に変らず常時電源が入っている必要のある家電で、「セキュリティ」、「冷蔵庫」、「浄化槽のブロアー」、「照明」、「留守番電話」、「温水器」などがあげられ、この中で「温水器」は長期不在時には電源を切っておくことができる家電(運転パターンa´)である。運転パターンbは時間に合わせて作業を完了したい家電で、「炊飯器」、「ポット」、「洗濯乾燥機」などがあげられ、この中で「洗濯乾燥機」は何分前(例えば、30分前)に作業を完了させることができる家電(運転パターンb´)である。運転パターンcは在宅中常時電源が入っている必要のある家電で、「温水便座」、「電磁調理器」、「テレビ」、「エアコン」、「食器洗い乾燥機」などがあげられる。運転パターンdは騒音規制対象の家電で「洗濯乾燥機」があげられる。運転パターンeは負荷平準化により、負荷の優先順位を設定できる家電で「温水器」、「炊飯器」、「ポット」などがあげられる。そして、各運転パターンa〜cにグループ分けされた各家電は、運転の性質上それぞれ共通の分電盤グループA〜Eに接続することができる。
以上のような構成から、図1の電気機器5は図4の運転パターンa〜c(運転パターンdの家電は運転パターンbに含まれ、運転パターンeの家電は運転パターンa、bに含まれている)のグループ分けに基づいて、複数の家電が分電盤グループA〜Eを通じて接続可能に構成されている。すなわち、電気機器5には、運転パターンaに対応した第1群の家電5Aが分電盤グループAを通じて、運転パターンa´に対応した第2群の家電5Bが分電盤グループBを通じて、運転パターンbに対応した第3群の家電5Cが分電盤グループCを通じて、運転パターンb´に対応した第4群の家電5Dが分電盤グループDを通じて、運転パターンcに対応した第5群の家電5Eが分電盤グループEを通じて、それぞれ接続可能になっている。ここで、図2で例示された家電では、「洗濯乾燥機」が第4群の家電5Dとして接続され、「炊飯器」および「ポット」が第3群の家電5Cとして接続され、「エアコン」が第5群の家電5Eとして接続されることになる。
図1の分電盤6は、図5に示すように、電気機器5の第1群の家電5A〜第5群の家電5Eにそれぞれ対応して、第1のスイッチSW1を有する第1の分岐回路6Aと、第2のスイッチSW2を有する第2の分岐回路6Bと、第3のスイッチSW3を有する第3の分岐回路6Cと、第4のスイッチSW4を有する第4の分岐回路6Dと、第5のスイッチSW5を有する第5の分岐回路6Eとが接続されている。分岐回路6A〜6Eはそれぞれ電気機器5の第1群の家電5A〜第5群の家電5Eに接続されて、各家電へ待機電力および電源を供給可能に構成されている。そして、分電盤6の各分岐回路6A〜6Eは各スイッチSW1〜SW5がホームサーバ4により制御されて必要に応じて遮断されると、電気機器5の対応した第1群の家電5A〜第5群の家電5Eへの待機電力および電源の供給を停止する。
このように分電盤6を構成することにより、電気機器5としての家電の中で一定時間運転予定のないもので電源を遮断しても問題のないものは、ホームサーバ4の制御に基づいて分電盤6のNFBが遮断されるので、その家電への待機電力の供給が停止されて待機電力の低減が図られる。そのように分電盤6のNFBを遮断する場合、ホームサーバ4と家電(電気機器5)および分電盤6の相互で図6に示すようなネゴシエーションを行う。
次に、本実施形態に係る電気機器の制御システム1により、電気料金の低料金化を目的として電気機器を運転する第1の制御方法について、図7のフローチャートを参照して説明する。ユーザは入力装置2の制御画面に予めホームサーバ4に既設定条件として記憶されている複数の電気料金メニューの中から選んだ契約しているメニューを「料金時間帯」として表示するとともに、予めホームサーバ4に既設定条件として記憶されている「近所」(「騒音規制時間」)を同様に表示した状態で、運転したい家電として例えば、「洗濯乾燥機」、「炊飯器」を選んで入力、表示させる(ステップS1)。選ばれた「洗濯乾燥機」は図1の電気機器5の第4群の家電5Dとして接続されているとともに、「炊飯器」は図1の電気機器5の第3群の家電5Cとして接続される。そして、「洗濯乾燥機」へは分電盤6の第4の分岐回路6Dから待機電力および電源が供給可能に、「炊飯器」へは分電盤6の第3の分岐回路6Cから待機電力および電源が供給可能になっている。ここで、上記の「料金時間帯」、「騒音規制時間」は、説明をわかり易くするために図2を参照して説明した前記と同じ内容に設定されているものとする。
次に、ユーザは図8に示すように「洗濯乾燥機」の運転と洗濯物の処理が早朝の午前6時30分に完了するように(洗濯時間は一例として30分とし、洗濯物の処理は、図4のとおり一例として30分とする)設定して入力装置2に入力、表示させるとともに、通信網3を通じて電気機器5の第4群の家電5Dとしてグループ分けされている「洗濯乾燥機」に運転条件として記憶させる。同様にして、「炊飯器」の運転時間を午前11時に完了するように(炊飯時間は一例として1時間とする)設定して入力、表示させるとともに、電気機器5の第3群の家電5Cとしてグループ分けされている「炊飯器」に運転条件として記憶させる(ステップS2)。
次に、ホームサーバ4は予めホームサーバ4に記憶されている「料金時間帯」、「騒音規制時間」などの既設定条件としてのデータを参照して設定された各運転時間が最適か否かを判断する(ステップS3)。すなわち、ホームサーバ4は「洗濯乾燥機」、「炊飯器」から運転条件のデータを取り込んで、予めホームサーバ4に記憶されている電気料金メニューの「料金時間帯」、「騒音規制時間」などの既設定条件のデータと比較、演算する。ホームサーバ4による各データの取り込みは、前記したように定期的にあるいは必要に応じて各家電をポーリングすることにより行う。
次に、ホームサーバ4は、運転条件と既設定条件との比較、演算の結果として、次のように家電を最も割安な電気料金で運転し、かつ、前記騒音規制時間での運転を規制する運転パターンを算出してユーザに提案する。まず、「洗濯乾燥機」の設定時間である午前6時30分完了であるのが、図4のb´の「何分前に完了してほしいか」という設定に「30」と設定してあるため、午前6時完了予定となる。しかし、予定の時間帯は、図2に示したように「騒音規制時間」に含まれるので、ホームサーバ4は否と判断して通信網3を通じてその旨を入力装置2に通知してこの時間帯での運転を停止させる処置をとる。同時に、ホームサーバ4は、図8に示すように同じ割安の時間帯内で1時間繰り下げた午前7時完了予定の時間帯へ移行(シフト)する最適な運転時間への変更(時間補正)を提案する。同様にして、「炊飯器」の設定時間である午前11時完了予定の時間帯は、図2に示したように、割高な時間帯なので、ホームサーバ4は否と判断して通信網3を通じてその旨を入力装置2に通知するとともに、図8に示すように、隣の普通の料金の時間帯内に1時間繰り上げた午前10時完了予定の時間帯へ移行する最適な運転時間への変更を提案する(ステップS4)。なお、より有利な時間帯が他にあったとしてもユーザの設定時間からあまりかけ離れた時間帯である場合は、ユーザの希望、都合などに合わないとみなして、このような時間帯は除外するように予めホームサーバ4に指示しておくことができる。
次に、ユーザはホームサーバ4からの提案を受けて、入力装置2の表示を見てその運転時間を確認(ステップS5)した後、ホームサーバ4に返事する。次に、ホームサーバ4はユーザが確認した運転時間のデータを再確認(ステップS6)した後、その運転時間を新たな運転条件のデータとして「洗濯乾燥機」、「炊飯器」に記憶させる(ステップS7)。
次に、ホームサーバ4は内蔵されている時計機能が午前6時半(「洗濯乾燥機」の午前7時運転完了予定の30分前)に達すると、ホームサーバ4を通じて電気機器5の第4群の家電5Dである「洗濯乾燥機」の運転を開始させるように制御する。次に、午前7時に達すると、図6にも示したように、「洗濯乾燥機」は自律的に運転を停止して、運転が終了したことをホームサーバ4に連絡する。同様に、ホームサーバ4は午前9時(「炊飯器」の午前10時完了予定の1時間前)に達すると、ホームサーバ4を通じて電気機器5の第3群の家電5Cである「炊飯器」の運転を開始させるように制御する。次に、午前10時に達すると「炊飯器」は自律的に運転を停止して、運転が終了したことをホームサーバ4に連絡する(ステップS8)。
以上のように電気機器5を制御した後、図9に示すように、入力装置2の制御画面をカレンダーに切替えてこのカレンダーに算定した電気料金の概算を表示するようにする。このように、入力装置2には予め必要に応じてカレンダーに切替える機能が備えられているものとする。ホームサーバ4は、分電盤6あるいは図示しない積算電力計から提供されるデータに基づいて、上記のような概算料金を算定して制御画面に表示する。図9の例示では、ある月の1日(月)の概算料金が220円になったものとして表示されている。また、その月の11日は、前記したような既設定条件に相当した「イベント時間」が予め設定された例を示している。このように「イベント時間」が設定された場合には、ホームサーバ4により対象となっている家電に接続された分電盤6の分岐回路が遮断される。これにより、その家電の待機電力を低減することができる。
以上のような本実施形態に係る電気機器の制御システム1による電気料金の低料金化を目的とした第1の制御方法によれば、ホームサーバ4は「洗濯乾燥機」、「炊飯器」から運転条件のデータを取り込んで、予めホームサーバ4に記憶されている電気料金メニューの「料金時間帯」、「騒音規制時間」などの既設定条件のデータと比較、演算して家電を最も割安な電気料金で運転し、かつ、前記騒音規制時間での運転を規制する運転パターンを算出して、この運転パターンに基づいて「洗濯乾燥機」、「炊飯器」を運転するように制御するので、自動的に家電を最も割安な電気料金で運転することができ、ホームサーバを介して家電を運転する場合、電気料金の低料金化を図ることができる。したがって、特に一般家庭における個人のユーザは、安価な時間帯別料金の電気料金メニューを効率よく利用できるので、電気料金を低減することが容易となる。
なお、上記の制御方法において、電気料金の安い時間帯へ移行する場合には、電気料金の高い時間帯から安い時間帯へ移行するパターン(時間優先)と、電気料金の高い時間帯から普通の時間帯を飛び越して安い時間帯へ移行するパターン(料金優先)との選択を行うことができる。あるいは、両方のパターンをホームサーバからユーザに提案してユーザにいずれかを選択させるようにしてもよく、さらに、予めいずれかのパターンを実行するように設定させておくこともできる。また、移行する時間の幅を任意に設定することができ、さらに、移行は運転の完了前のみ許可するように設定することができる。
次に、電気料金の低料金化および負荷平準化を目的として電気機器を運転する第2の制御方法について、図10のフローチャートを参照して説明する。この第2の制御方法のように、電気料金の低料金化および負荷平準化を目的として電気機器を運転する場合には、第1の段階として電気料金の低料金化に適した時間帯への移行が行われ、次に第2の段階として負荷平準化に適した時間帯への移行が行われた後に運転が開始される。
ユーザは入力装置2の制御画面に予めホームサーバ4に既設定条件として記憶されている「料金時間帯」、「近所」(「騒音規制時間」)を表示した状態で、運転したい家電として例えば、「洗濯乾燥機」、「炊飯器」、「ポット」を選んで入力、表示させる(ステップS10)。「洗濯乾燥機」は図1の電気機器5の第4群の家電5Dとして、「炊飯器」および「ポット」は図1の電気機器5の第3群の家電5Cとしてそれぞれ接続される。そして、「洗濯乾燥機」へは分電盤6の第4の分岐回路6Dから、「炊飯器」および「ポット」へは分電盤6の第3の分岐回路6Cから待機電力および電源がそれぞれ供給可能になっている。ここで、上記の「料金時間帯」、「騒音規制時間」は、説明をわかり易くするために図2を参照して説明した前記と同じ内容に設定されているものとする。
次に、ユーザは図11に示すように「洗濯乾燥機」の運転と洗濯物の処理が午前9時に完了するように(洗濯時間は一例として前述の第1の制御方法と同様に30分とし、洗濯物の処理は、図4のとおり一例として30分とする)設定して入力、表示させるとともに、通信網3を通じて電気機器5の第4群の家電5Dとしてグループ分けされている「洗濯乾燥機」に運転条件として記憶させる。同様にして「炊飯器」の運転時間を午前9時に完了するように(炊飯時間は一例として1時間とする)設定するとともに、「ポット」の運転時間を午前10時半に完了するように(沸かし時間は一例として30分とする)設定して入力、表示させて、通信網3を通じて電気機器5の第3群の家電5Cとしてグループ分けされている「炊飯器」および「ポット」に運転条件として記憶させる(ステップS20)。
次に、ホームサーバ4は、第1の段階として、予めホームサーバ4に記憶されている「料金時間帯」、「騒音規制時間」などの既設定条件としてのデータを参照して設定された各運転時間が電気料金の低料金化に最適か否かを判断する(ステップS30)。すなわち、ホームサーバ4は「洗濯乾燥機」、「炊飯器」、「ポット」から運転条件のデータを取り込んで、予めホームサーバ4に記憶されている電気料金メニューの「料金時間帯」、「騒音規制時間」などの既設定条件のデータと比較、演算する。
次に、ホームサーバ4は、運転条件と既設定条件との比較、演算の結果として、次のように電力消費量が平準化されるように運転パターンを算出してユーザに提案する。まず、「洗濯乾燥機」の設定時間である午前9時完了であるのが、図4のb´の「何分前に完了してほしいか」という設定に「30」と設定してあるため、午前8時30分完了予定となる。しかし、予定の時間帯よりも割安の時間帯内で午前8時完了予定の時間帯へ移行する最適な運転時間への変更(時間補正)を提案する。次に、「炊飯器」の設定時間である午前9時完了予定の時間帯よりも割安の時間帯内で1時間繰り上げた午前8時完了予定の時間帯へ移行する最適な運転時間への変更を提案する。同様にして、「ポット」の設定時間である午前10時半完了予定の時間帯よりも割安の時間帯内で2時間半繰り上げた午前8時完了予定の時間帯へ移行する最適な運転時間への変更を提案する(ステップS40)。
次に、ユーザはホームサーバ4からの提案を受けて、入力装置2の表示を見てその運転時間を確認(ステップS50)した後、ホームサーバ4に返事する。次に、ホームサーバ4はユーザが確認した運転時間のデータを再確認(ステップS60)した後、その運転時間を新たな運転条件のデータとして「洗濯乾燥機」、「炊飯器」、「ポット」に記憶させる(ステップS70)。
次に、第2の段階として、前述したようにユーザは例えば「洗濯乾燥機」、「炊飯器」、「ポット」の順序で運転の「優先順位」を予め入力して指定することにより、この「優先順位」のデータが通信網3を通じてホームサーバ4に既設定条件として記憶されている(ステップS80)ので、次に、ホームサーバ4は(ステップS70)に記憶されている「洗濯乾燥機」、「炊飯器」、「ポット」の運転条件のデータと、「優先順位」のデータとを比較、演算して、負荷平準化の点から上記運転条件が最適か否かを判断する。そして、ホームサーバ4は、図11に示したように変更された「洗濯乾燥機」の午前8時完了予定の時間帯、「炊飯器」の午前8時完了予定の時間帯、「ポット」の午前8時完了予定の時間帯は、午前7時半から8時の時間帯がともに重なるので、上記の「優先順位」に基づいて、「洗濯乾燥機」はそのままの時間帯に残して、「炊飯器」を割安な時間帯でさらに30分繰り上げた午前7時半完了予定の時間帯へ移行するとともに、「ポット」を普通の時間帯にはなるが30分繰り下げた午前8時半完了予定の時間帯へ移行する最適な時間帯へ変更して、この新しい運転条件のデータを再記憶する(ステップS90)。
次に、ホームサーバ4は内蔵されている時計機能が午前6時半(「炊飯器」の午前7時半完了予定の1時間前)に達すると、ホームサーバ4を通じて電気機器5の第3群の家電5Cである「炊飯器」の運転を開始させるように制御する。次に、午前7時半に達すると、「炊飯器」は自律的に運転を停止して、運転が終了したことをホームサーバ4に連絡する。同時に、ホームサーバ4はこの午前7時半に電気機器5の第4群の家電5Dである「洗濯乾燥機」の運転を開始させるように制御する。次に、午前8時に達すると、「洗濯乾燥機」は自律的に運転を停止して、運転が終了したことをホームサーバ4に連絡する。同時に、ホームサーバ4はこの午前8時に電気機器5の第3群の家電5Cである「ポット」の運転を開始させるように制御し、午前8時半に達すると、「ポット」は自律的に運転を停止して、運転が終了したことをホームサーバ4に連絡する(ステップS100)。
以上のような本実施形態に係る電気機器の制御システム1による電気料金の低料金化および負荷平準化を目的とした第2の制御方法によれば、第1の段階としてホームサーバ4は「洗濯乾燥機」、「炊飯器」、「ポット」から運転条件のデータを取り込んで、予めホームサーバ4に記憶されている電気料金メニューの「料金時間帯」、「騒音規制時間」などの既設定条件のデータと比較、演算して上記家電を電気料金の低料金化に適した時間帯へ移行した後、第2の段階としてホームサーバ4は上記家電の「優先順位」に基づいて上記家電を負荷平準化に適した時間帯へ移行して運転するように制御するので、自動的に家電を最も割安な電気料金で、しかも負荷を平準化して運転することができ、ホームサーバを介して家電を運転する場合、電気料金の低料金化を図るとともに負荷平準化を図ることができる。したがって、ユーザは、一日の負荷を平準化させることが容易となるので、電力会社の負荷平準化に貢献することができる。
なお、第1の実施形態および第2の実施形態の例では、ホームサーバ4を通じて各家電を制御する方法で説明したが、これに限らず、分電盤6の各分岐回路を通じて、電気回路を利用して各家電を制御することも可能である。
次に、電気料金の低料金化および負荷平準化、さらに待機電力の低減化を目的とした第3の制御方法について説明する。前記の第1および第2の制御方法において、電源を遮断しても問題のない家電で、一定時間運転予定のないものは、この家電名および一定時間のデータを通信網3を通じて予めホームサーバ4に既設定条件として記憶しておく。例えば、図4の運転パターンcの家電は長期的に家庭に不在の場合は、電源を遮断しても問題のない家電なので、予めホームサーバ4に例えば、「電磁調理器」、「テレビ」、「エアコン」などの家電名と一定時間(例えば、1か月)のデータを既設定条件として記憶しておく。これに基づいて、ホームサーバ4は上記家電の第5群の家電5Eが接続される分電盤6の第5群の分岐回路6Eを制御して上記家電に供給される待機電力を一定時間遮断させる。これにより、その一定時間は上記家電の待機電力の削減を図ることができる。
以上のような本実施形態に係る電気機器の制御システム1による電気料金の低料金化および負荷平準化、さらに待機電力の低減化を目的とした第3の制御方法によれば、予めホームサーバ4に一定時間運転予定がない家電として例えば、「電磁調理器」、「テレビ」、「エアコン」などの運転パターンcの家電名と一定時間のデータを既設定条件として記憶しておくことで、ホームサーバ4は上記家電が接続されている分電盤6の分岐回路6Eを一定時間遮断するように制御するので、ホームサーバ4を介して家電を運転する場合、電気料金の低料金化を図るとともに負荷平準化を図ることができ、さらに待機電力の低減化を図ることができる。
以上、この発明の実施形態について説明したが、具体的な構成は、本実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。例えば、電気料金メニューの種類、騒音規制時間の時間帯などの具体的内容は、必要に応じて適宜に選択、設定、変更することができる。また、運転したい家電の運転時間(稼働時間)などは家電の仕事量(例えば、洗濯乾燥機においては洗濯物の量、食器洗い乾燥機においては食器の量など)などに応じて判定することにより、運転パターンを変更することも可能である。また、待機電力の低減化を図るためには、長期間運転予定のない家電に限らずに、一日の短期間に運転する洗濯乾燥機、炊飯器などの家電でも起動時間、運転時間、停止時間などの運転条件を、ホームサーバにより定期的にあるいは必要に応じてポーリングして確認することで、同様に適用することができる。さらに、本文で説明した第2の制御方法においては、電気料金の低料金化および負荷平準化をともに満足するような制御方法について説明したが、どちらか一方を優先させるように制御することもできる。例えば、負荷平準化を優先させたいユーザに対しては負荷平準化を優先させて電気機器の制御を行うようにすることが可能である。これにより電気料金の低料金化よりもむしろ負荷平準化の方にウエイトをおいて電気機器を制御したい場合には、このような負荷平準化を優先させる選択が効果的となる。このような例では、電気料金の低料金化については二次的に考えるが、できるだけ電気料金の低料金化が図れるようなメニューあるいは料金時間帯の選択を行うことが望ましいことは言うまでもない。また、本実施形態ではパソコンや携帯電話などの入力装置から遠隔入力によりホームサーバーに運転条件を入力して電気機器を運転する例で説明したが、これに限らず各家庭などからホームサーバにおいて直接運転条件を入力して電気機器を運転する場合にも適用することができる。
本発明の実施形態に係る電気機器の制御システムを示す概略構成図。 本発明の実施形態に係る電気機器の制御システムの入力装置の画面の表示例を示す概略図。 本発明の実施形態に係る電気機器の制御システムの入力装置の画面に表示される電気料金メニューの一例を示す概略図。 本発明の実施形態に係る電気機器の制御システムで運転する電気機器のグループ分けの説明図。 本発明の実施形態に係る電気機器の制御システムの分電盤の構成例を示す配線図。 本発明の実施形態に係る電気機器の制御システムのホームサーバと電気機器および分電盤相互で行われるネゴシエーションの説明図。 本発明の実施形態に係る電気機器の制御システムにより電気機器を運転する第1の制御方法を説明するフローチャート。 第1の制御方法を説明する制御画面の表示例の概略図。 第1の制御方法で得られる制御画面の表示例の概略図。 本発明の実施形態に係る電気機器の制御システムにより電気機器を運転する第2の制御方法を説明するフローチャート。 第2の制御方法を説明する制御画面の表示例の概略図。
符号の説明
1 電気機器の制御システム
2 入力装置
3 通信網
4 ホームサーバ
5 電気機器
5A 第1群の家電
5B 第2群の家電
5C 第3群の家電
5D 第4群の家電
5E 第5群の家電
6 分電盤
6A 第1の分岐回路
6B 第2の分岐回路
6C 第3の分岐回路
6D 第4の分岐回路
6E 第5の分岐回路
SW1 第1のスイッチ
SW2 第2のスイッチ
SW3 第3のスイッチ
SW4 第4のスイッチ
SW5 第5のスイッチ

Claims (3)

  1. 複数の電気機器の運転時間などの運転条件を入力可能で、電力供給者から提供され電力需要者により選択された電気料金メニューの料金時間帯、騒音規制時間、家庭を離れる時間を示すイベント時間などの既設定条件を予め記憶し、前記電気機器を制御するホームサーバと、
    前記ホームサーバの制御により運転される前記電気機器と、
    前記電気機器が、常時電源が入っている必要がある家電、長期不在時には電源を切っておくことができる家電、時間に合わせて作業を完了したい家電、在宅中常時電源が入っている必要がある家電、騒音規制対象の家電などの動作パターンが似た家電が複数にグループ分けされて、それぞれ接続され、前記ホームサーバの制御に基づいて前記電気機器に電力を供給する分電盤と、を備え、
    前記ホームサーバは、入力された前記運転条件と、前記既設定条件とを比較、演算し、家電を最も割安な電気料金で運転し、かつ、前記騒音規制時間での運転を規制する運転パターンを算出し、算出した前記運転パターンにもとづいて前記分電盤から前記電気機器に電源を供給するよう制御する、
    ことを特徴とする電気機器の制御システム。
  2. 前記既設定条件は、複数の電気機器を運転する場合に予め指定された運転の優先順位のデータを含み、
    前記ホームサーバは、前記ホームサーバに前記運転条件が入力されたとき、前記運転条件と前記優先順位のデータとを比較、演算し、電力消費量が平準化されるように運転パターンを算出して前記電気機器を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気機器の制御システム。
  3. 前記ホームサーバは、算出された前記運転パターンに、一定時間運転予定がなく、かつ、長期不在時には電源を切っておくことができる家電がある場合は、当該家電への待機電力を前記一定時間遮断するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電気機器の制御システム。
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