JPH06153237A - 信号変換装置 - Google Patents

信号変換装置

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JPH06153237A
JPH06153237A JP4303314A JP30331492A JPH06153237A JP H06153237 A JPH06153237 A JP H06153237A JP 4303314 A JP4303314 A JP 4303314A JP 30331492 A JP30331492 A JP 30331492A JP H06153237 A JPH06153237 A JP H06153237A
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JP
Japan
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signal
sampling frequency
frequency
mhz
conversion
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Application number
JP4303314A
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English (en)
Inventor
Tokuhito Ouchi
徳人 大内
Takeo Tsutsui
健夫 筒井
Yoshihiro Yamamoto
吉洋 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Oki Electric Industry Co Ltd
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、信号の標本化周波数変換に伴
う品質劣化を低減し得る。 【構成】 標本化周波数f1のコンポ−ネント信号(5
25ライン、60フィールド/s)を標本化周波数f1
のコンポーネント信号(625ライン、50フィールド
/s)に処理周波数f2のプロセッサ部6で処理して変
換出力する場合、バッファメモリ1で入力コンポ−ネン
ト信号から得られたY信号とR−Y/B−Y信号とをそ
れぞれf1で書き込み、読み出すときにはf2で読み出
して、プロセッサ部6に供給する。デジタルプロセッサ
部6は、Y信号とR−Y/B−Y信号とから、ライン数
を525から625に変換し、更にフィールド数/sを
60から50に変換処理したY信号とR−Y/B−Y信
号とをバッファメモリ2に供給して、f2で書き込み、
f1で読み出して合成して標本化周波数f1のコンポー
ネント信号(625ライン、50フィールド/s)に変
換出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は信号変換装置に関し、
例えば、ある処理用標本化周波数で処理している信号処
理部に異なる標本化周波数で得られている信号を供給す
る場合や、信号処理部の出力信号を異なる標本化周波数
の信号に変換出力する場合などに適用し得るものであ
り、例えば、テレビジョン信号の方式間の変換装置など
に適用し得る。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン方式間の変換装置が
使用されつつある。この方式間の変換においても画像品
質の劣化の無い回路構成方法などの研究開発が行われて
いる。例えば、現在普及されているテレビジョン方式の
色信号多重方式として、NTSC方式とPAL方式があ
る。NTSC方式は、走査線数は525本で、フレーム
数は30枚/sである。また、PAL方式は、走査線数
は625本で、フレーム数は25枚/sである。
【0003】これらの方式のコンポジット信号の標本化
周波数は色副搬送波周波数fsc(例えば、NTSCの
場合は約3.58MHz、また、PALの場合は約4.
43MHz)の4倍、つまり、NTSCの場合は14.
32MHzで、また、PALの場合は17.73MHz
に選ばれることが一般的である。また、この標本化周波
数14.32MHzのときのNTSC方式の走査線当り
の標本点数は910で、有効画素数は768である。ま
た、標本化周波数17.73MHzのときのPALの走
査線当りの標本点数は1135で、有効画素数は948
である。
【0004】また、PALに対して標本化周波数を1
4.32MHzとすることもでき、この場合の走査線当
りの標本点数は916で、有効画素数は768である。
【0005】一方、コンポーネント符号化方式におい
て、標本化周波数が輝度信号Yに対して13.5MHz
で、R−Y信号/B−Y信号に対して各6.75MHz
である525走査線/毎秒60フィールド系システムの
場合、走査線当たりの標本点数は858で、走査線当た
りの有効画素数は720である。
【0006】また、コンポーネント符号化方式として6
25走査線/毎秒50フィールド系システムの場合は、
走査線当たりの標本点数は864で、走査線当たりの有
効画素数は720である。
【0007】これらのテレビジョン方式間の変換を行う
変換装置の例を次に説明する。
【0008】図2は従来例のテレビジョン信号方式変換
装置の機能ブロック図である。この図2において、デジ
タルコンポーネント信号(Y信号、R−Y信号、B−Y
信号とが多重化された信号)は、デジタルプロセッサ部
16でライン数変換及びフィールド数変換などの信号処
理をされてデジタルコンポーネント信号又はアナログコ
ンポジット信号(例えば、NTSC信号)に変換して出
力することができる。また、アナログあるいはデジタル
コンポジット信号は、デコーダ部5においてコンポーネ
ント信号に変換された後に、デジタルプロセッサ部16
でライン数変換及びフィールド数変換などの信号処理が
なされてアナログコンポジット信号又はデジタルコンポ
ーネント信号を出力することができる。
【0009】この様な構成のテレビジョン信号方式変換
装置は、テレビジョン信号を扱う放送システムやテレビ
ジョン信号の編集システムなどにおいて使用されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のテレビジョン信号方式変換装置においては、デ
ジタルコンポーネント信号は標本化周波数が13.5M
Hz(f1)で生成されており、コンポジット信号(N
TSCやPAL)は標本化周波数が14.32MHz又
は17.32MHz(f2)で生成されている。
【0011】このため、一つの周波数f1(デジタルコ
ンポーネント信号の標本化周波数13.5MHz)のデ
ジタルプロセス部16で、ライン数(走査線数)の変換
や、フィールド数の変換を行おうとすると、標本化周波
数f2の入力コンポジット信号を標本化周波数f1(1
3.5MHz)の信号に変換しなければならない。
【0012】例えば、図2の従来の構成の場合は、周波
数f2のD/A変換器13で、アナログ信号のY信号と
R−Y信号とB−Y信号に変換後、続いて標本化周波数
f1(13.5MHz)のA/D変換器14でデジタル
信号のY信号とR−Y/B−Y信号とに変換することに
よって、周波数f1のデジタルプロセッサ部16で処理
を行うことができる。
【0013】しかしながら、この周波数f2のD/A変
換器13と標本化周波数f1(13.5MHz)のA/
D変換器14における変換の間にアナログ部での雑音の
混入や、量子化雑音が累加されるなどの影響によって、
変換後の信号の品質が悪くなり、この品質の劣化によっ
て画質が悪くなるという問題があった。
【0014】尚、上述の図2の構成においては、デジタ
ルプロセッサ部16を標本化周波数f1(13.5MH
z)に設定しているが、コンポジット信号用のf2(1
4.32MHz)に設定すると、上述のD/A変換器1
3とA/D変換器14は不要になるが、逆に標本化周波
数f1(13.5MHz)のコンポーネント信号を標本
化周波数f2(14.32MHz)のコンポーネント信
号に変換しなければならず、このときに、例えば上述の
D/A変換器13とA/D変換器14による変換を行う
ことによって、上述と同じ様にアナログ部での雑音の混
入や、量子化雑音が累加されるなどの影響によって、変
換後の信号の品質が悪くなり、変換品質の劣化によって
画質が悪くなるという問題が生じる。
【0015】更にまた、入力のコンポーネント信号又は
コンポジット信号を所望の形式(NTSCやPALな
ど)のコンポーネント信号やコンポジット信号に変換す
るための構成が複雑であるために、上述の様に雑音が混
入されやすいだけでなく、ハードウエア構成が複雑にな
り、従って、規模が大きくなるという問題もある。
【0016】この様な種々の問題があるので、テレビジ
ョン方式変換による信号の品質を劣化させることなく、
しかも簡単な構成で変換を実現できる効率的な変換装置
が望まれている。
【0017】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは、従来に比べ簡単な
構成で、しかも信号の標本化周波数変換に伴う品質劣化
を低減し得る信号変換装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の信号変換装置
は、以上の目的を達成するために、以下の各手段を備え
て実現した。
【0019】つまり、入力信号を処理用標本化周波数に
基づき処理して出力する信号処理手段と、上記信号処理
手段の入力側又は出力側の少なくとも一方の標本化周波
数変換用に備えるものであって、入力側用に備える場合
は、上記処理用標本化周波数と異なる標本化周波数で得
られている入力信号を上記処理用標本化周波数と同じ標
本化周波数の信号に変換して、上記信号処理手段に供給
する入力側用メモリ手段を備え、出力側用に備える場合
は、上記信号処理手段の出力信号を上記処理用標本化周
波数と異なる標本化周波数の信号に変換して出力する出
力側用メモリ手段を備えることを特徴とする。
【0020】
【作用】この発明の信号変換装置(例えば、テレビジョ
ン信号変換装置)によれば、信号処理手段の処理用標本
化周波数(例えば、コンポーネント符号化方式のテレビ
ジョン信号の場合の13.5MHz)と異なる標本化周
波数(例えば、コンポジット信号の場合の14.32M
Hz又は17.73MHz)で得られている信号を、入
力信号とする場合には、入力側メモリ手段での信号周波
数の変換(例えば、14.32MHzから13.5MH
zへの変換)によって信号処理手段の処理用標本化周波
数(例えば、13.5MHz)にあった信号に変換して
供給することができる。
【0021】つまり、この入力側メモリ手段は、例え
ば、バッファメモリ(例えば、FIFOメモリなど)に
入力信号を元の標本化周波数で書き込み、読み出すとき
には信号処理手段の処理周波数で読み出すことによっ
て、読み出した信号を信号処理手段で最適に処理するこ
とができる。尚、FIFOは、Fast In Fas
tOutを表す。
【0022】また、入力信号の標本化周波数が信号処理
手段の処理用標本化周波数と同じ場合は、入力側メモリ
手段は必要ない。
【0023】更に、信号処理手段の出力信号をこの処理
用標本化周波数と異なる標本化周波数の信号に変えたい
場合(例えば、入力信号の標本化周波数と同じ標本化周
波数に変えたい場合)には、出力側メモリ手段で、目的
とする標本化周波数の出力信号に変換出力する。
【0024】この場合の出力側メモリ手段も、例えば、
例えば、バッファメモリに信号処理手段の出力信号を、
この処理周波数で書き込み、読み出すときには目的とす
る信標本化周波数で読み出すことによって実現すること
ができる。
【0025】更にまた、入力信号及び出力信号の標本化
周波数が信号処理手段の処理用標本化周波数と異なる標
本化周波数で取り込み、そして出力する場合は、入力側
メモリ手段と出力側メモリ手段の両方を備えることによ
って、標本化周波数の変換を実現することができる。
【0026】以上の様な構成で、メモリ手段上のデジタ
ル処理での所望の標本化周波数への信号に変換できるの
で信号品質の劣化を低減することができる。しかも、主
にメモリなどから構成されるためハードウエアを簡単に
させることもできる。
【0027】この様な構成によって、例えば、テレビジ
ョン信号の方式変換を行う変換装置などに適用すること
によって、画質の劣化の低減や装置構成の簡易化に寄与
させることができる。
【0028】
【実施例】次にこの発明の信号変換装置をテレビジョン
信号変換装置に適用した場合の好適な一実施例を図面を
用いて説明する。
【0029】図1はこの一実施例のテレビジョン信号変
換装置の機能ブロック図である。
【0030】この図1において、従来の図2と同じ機能
の部分は、同じ符号を付与している。そして、この一実
施例のテレビジョン信号変換装置は、バッファメモリ
1、2と、画素数変換部(D−D)3と、A/D変換器
4と、デコーダ5と、デジタルプロセッサ部6と、エン
コーダ7と、D/A変換器8と、多重分離器(DEMU
X)9と、多重器(MUX)10と、スイッチS1〜S
5とから構成されている。
【0031】そして、このテレビジョン信号変換装置に
は、デジタルコンポーネント信号と、デジタルコンポジ
ット信号とアナログコンポジット信号とが被変換信号と
して供給されている。そして、変換後の信号としてデジ
タルコンポーネント信号又はアナログコンポジット信号
を出力することができる。これは、従来の図2の場合と
同じ条件としている。
【0032】但し、デジタルコンポジット信号は特に断
らない限りにおいて、一例として入出力共にNTSCと
して説明する。
【0033】ここで、更に前提条件として、入力コンポ
ーネント信号の1ライン当りの標本点数は、525ライ
ン、60フィールド/sのシステムにおいては858で
あり、625ライン、50フィールド/sのシステムに
おいては864である。そして、有効画素数は上記両シ
ステム共に720である。
【0034】また、コンポジット信号(NTSC)の1
ライン当りの標本点数は910であり、有効画素数は7
68である。標本化周波数14.32MHzのPALの
場合は1ライン当りの標本点数は916で、有効画素数
は768として説明する。
【0035】(1)コンポーネント信号入力に対するコ
ンポジット信号出力への変換例 ここで、図3の標本点数変換のタイミングチャートを参
照しながら説明する。この図3では625ライン、50
フィールド/s系システムのコンポーネント信号を、N
TSCのコンポジット信号への変換の例を示す。
【0036】入力デジタルコンポーネント信号は多重分
離器(DEMUX)9で輝度信号Yと、R−Y/B−Y
信号とに分離され、それぞれバッファメモリ1に周波数
f1(13.5MHz)で書き込まれる(図3
(A))。このバッファメモリ1から読み出すときには
周波数f2(14.32MHz)で輝度信号YとR−Y
信号/B−Y信号を読み出し(図3(B))、スイッチ
S1〜S2を介してデジタルプロセッサ部6で走査線数
及びフィールド数(フレーム数)を、処理周波数f2
(14.32MHz)で変換して、画素数変換部(D−
D)3に輝度信号YとR−Y信号/B−Y信号とを供給
する。
【0037】そして、画素数変換部(D−D)3は、処
理用標本化周波数f2(14.32MHz)で有効画素
の補間を行い、有効画素数720を768に変換し(図
3(C))、スイッチS4〜S5を介してエンコーダ7
に輝度信号YとR−Y信号/B−Y信号とを供給する。
この画素数変換部(D−D)3はデジタルローパスフィ
ルタなどで実現することができる。そして、入力される
周波数f2はクロック周波数などとして使用される。
【0038】そして、エンコーダ7は、輝度信号YとR
−Y信号/B−Y信号とから周波数f2(14.32M
Hz)で処理し、デジタルコンポジット信号に変換しD
/A変換器8に供給する。そして、このD/A変換器8
は、デジタルコンポジット信号を周波数f2(14.3
2MHz)で変換しアナログのNTSCのコンポジット
信号に変換して出力する。
【0039】以上の様にして、625ライン、50フィ
ールド/s系システムのデジタルコンポーネント信号か
らNTSCのアナログコンポジット信号を得ることがで
きた。
【0040】(2)コンポジット信号入力に対するコン
ポーネント信号出力の変換例 次にNTSCのアナログコンポジット信号がA/D変換
器4に供給されると、標本化周波数f2(14.32M
Hz)でデジタルコンポジット信号に変換し、スイッチ
S3を介してデコーダ5に供給される。そして、デコー
ダ5は、入力デジタルコンポジット信号から、周波数f
2(14.32MHz)でデコード(復調)して輝度信
号YとR−Y信号/B−Y信号とを生成し、それぞれス
イッチS1〜S2を介してデジタルプロセッサ部6に供
給する。
【0041】そして、デジタルプロセッサ部6は、62
5ライン、50フィールド/sのコンポーネント信号を
得るために、走査線数及びフィールド数(フレーム数)
の変換を周波数f2(14.32MHz)で行い、画素
数変換部(D−D)3に供給する。
【0042】そして、画素数変換部(D−D)3は周波
数f2(14.32MHz)を取り込み、そして、画素
を間引きして有効画素数768から720に変換した輝
度信号Yと色差信号R−Y/B−YとをスイッチS6、
S7を介してバッファメモリ2に供給し、周波数f2
(14.32MHz)で書き込む、そして、読み出すと
きには周波数f1(13.5MHz)で読み出し、多重
器10に供給する。多重器10は周波数変換された輝度
信号Yと色差信号R−Y/B−Yとから多重を行い周波
数f1(13.5MHz)で標本化されたデジタルコン
ポーネント信号を出力することができる。
【0043】以上の様にして、入力のNTSCのアナロ
グコンポジット信号から625ライン、50フィールド
/s系システムのデジタルコンポーネント信号を得るこ
とができた。
【0044】(3)コンポーネント信号入力から異なる
コンポーネント信号への変換例 次に525ライン、60フィールド/s系システムのデ
ジタルコンポーネント信号が多重分離器(DEMUX)
9に供給されると、多重分離を行い、輝度信号Yと、色
差信号R−Y/B−Yへ分離してバッファメモリ1に供
給する。そして、バッファメモリ1は供給される信号を
周波数f1(13.5MHz)で書き込み、読み出すと
きには、周波数f2(14.32MHz)で読み出し、
スイッチS1〜S2を介してデジタルプロセッサ部6に
供給する。
【0045】そして、デジタルプロセッサ部6は供給さ
れる輝度信号Yと色差信号R−Y/B−Yとから、処理
周波数f2(14.32MHz)で処理し、走査線数を
525ラインから625ラインに変換し、更にフィール
ド数を60フィールド/sから50フィールド/sに変
換して得られた輝度信号Yと色差信号R−Y/B−Yと
をスイッチS6〜S7とを介してバッファメモリ2に供
給する。
【0046】そして、バッファメモリ2は供給される輝
度信号Yと色差信号R−Y/B−Yとをそれぞれ周波数
f2(14.32MHz)で書き込み、読み出すときに
は周波数f1(13.5MHz)で読み出して、多重器
(MUX)10に供給する。そして、多重器(MUX)
10は輝度信号Yと色差信号R−Y/B−Yとを多重し
て625ライン、50フィールド/s系システムのデジ
タルコンポーネント信号を出力することができる。
【0047】以上の様にして、525ライン、60フィ
ールド/s系システムのデジタルコンポーネント信号か
らバッファメモリ1、2やデジタルプロセッサ部6など
を使用して625ライン、50フィールド/s系システ
ムのデジタルコンポーネント信号を得ることができた。
【0048】(4)コンポジット信号入力から異なるコ
ンポジット信号への変換例 次にNTSCのアナログコンポジット信号が供給される
と、A/D変換器4は周波数f2(14.32MHz)
サンプリングしてデジタルコンポジット信号を得て、ス
イッチS3を介してデコーダ5に供給する。
【0049】そして、デコーダ5は供給されたNTSC
のデジタルコンポジット信号を、周波数f2(14.3
2MHz)でデコード(復調)して輝度信号Yと色差信
号R−Y/B−Yとに分離出力し、スイッチS1〜S2
とを介してデジタルプロセッサ部6に供給する。デジタ
ルプロセッサ部6は供給される輝度信号Yと色差信号R
−Y/B−Yとから、処理周波数f2(14.32MH
z)で、例えば、PALのコンポジット信号を得るため
に、走査線の変換と、フィールド数/sの変換を行う。
つまり、走査線数を525ラインから625ラインに変
換すると共に、フィールド数を60フィールド/sから
50フィールド/sに変換して、スイッチS4〜S5と
を介してエンコーダ7に供給する。
【0050】エンコーダ7は、変換された輝度信号Yと
色差信号R−Y/B−Yとから、周波数f2(14.3
2MHz)でエンコード(変調)してPALのデジタル
コンポジット信号を得て、D/A変換器8に供給する。
そして、D/A変換器8は供給されるPALのデジタル
コンポジット信号から、周波数f2(14.32MH
z)でD/A変換を行いPALのアナログコンポジット
信号を得ることができる。
【0051】以上の様にして、入力のNTSCのアナロ
グコンポジット信号から、周波数f2(14.32MH
z)でA/D変換、デコ−ド、走査線数変換、フィール
ド数変換、エンコード、D/A変換などを行いPALの
アナログコンポジット信号を得ることができた。但し、
PALの標本化周波数を一例として14.32MHzと
して処理した。
【0052】以上の一実施例によれば、デジタルプロセ
ッサ部6とA/D変換器4とデコーダ5とエンコーダ7
とD/A変換器8とが処理周波数f2(14.32MH
z)で処理される構成の場合に、標本化周波数がf1
(13.5MHz)で標本化されて得られている入力コ
ンポジット信号を多重分離して得られた輝度信号Yと色
差信号R−Y/B−Yとをバッファメモリ1にf1で書
き込み、読み出すときにはデジタルプロセッサ部6の処
理周波数f2で読み出してデジタルプロセッサ部6に供
給しているので、信号品質の劣化なくデジタルプロセッ
サ部6に供給することができる。
【0053】また、デジタルプロセッサ部6の出力の輝
度信号Yと色差信号R−Y/B−Y信号とはバッファメ
モリ2に供給され、周波数f2(14.32MHz)で
書き込まれ、読み出すときにはそれぞれの信号を周波数
f1(13.5MHz)で読み出して、合成してデジタ
ルコンポジット信号を得ているので、標本化周波数f1
(13.5MHz)の信号に品質を劣化させることなく
出力することができる。 しかも、この一実施例におい
ては、コンポジット信号の標本化周波数であるf2(1
4.32MHz)を主に使用して、入力コンポーネント
信号の取り込みのためのバッファメモリ1と、最終出力
側のバッファメモリ2にだけ周波数f1(13.5MH
z)を使用しているので、上述の従来の図2の機能構成
に比べ簡単な構成で実現することができる。
【0054】従って、図1の構成のテレビジョン信号変
換装置によれば、上記(1)〜(4)に示した組み合わ
せでデジタル処理しているので信号品質の劣化を最小限
に抑えることができ、しかも構成も従来の図2の構成に
比べ簡単にさせることができる。
【0055】尚、テレビジョン信号変換装置の構成とし
て、上述の一実施例の図1の構成に限るものではない。
例えば、図1においては、デジタルプロセッサ部6の処
理周波数をコンポジット信号の標本化周波数f2(1
4.32MHz)に設定して処理したが、これに限定す
るものではない。
【0056】例えば、コンポーネント信号の標本化周波
数f1(13.5MHz)にデジタルプロセッサ部6の
処理用標本化周波数を設定することもできる。この場合
はバッファメモリ1及び2の接続位置を変更することに
よって実現することができる。
【0057】つまり、デコーダ5の出力直後にバッファ
メモリ1を接続して、ここで標本化周波数f2(14.
32MHz)からf1(13.5MHz)に変換する。
更に、画素数変換部(D−D)3をf1(13.5MH
z)で処理させ、そして、出力側ではバッファメモリ2
をエンコーダ7の入力の直前に接続することによって、
ここで標本化周波数f1(13.5MHz)からf2
(14.32MHz)に変換することができる。
【0058】また、以上の一実施例において、デジタル
コンポーネント信号の代わりにRGB系のコンポーネン
ト信号を取り込むために、例えば、アナログのRGB信
号をそれぞれA/D変換して、デジタルRGB信号を生
成し、この信号をマトリックス回路で輝度信号Yと、R
−Y信号/B−Y信号とを生成し、これらの信号をバフ
ァメモリ1に供給することによって実現することができ
る。そして、これに伴い、出力をRGB信号で出力する
場合は、バッファメモリ2の出力の輝度信号Yと、R−
Y信号/B−Y信号とをそれぞれD/A変換し、この信
号をマトリックス回路で処理してRGB信号を出力する
ことができる。
【0059】更に、以上の一実施例においては、テレビ
ジョン信号の方式変換に関わる変換装置の構成について
説明したが、この発明は上述の一実施例に限定されるも
のではなく、他に音声信号やファクシミリ信号などの変
換にも適用することができる。
【0060】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明の信号変換装置
によれば、ある処理用標本化周波数で処理する信号処理
手段と、標本化周波数変換用の入力側メモリ手段又は出
力側メモリ手段を備えるので、メモリ手段上のデジタル
処理で所望の標本化周波数の信号に変換できるので従来
に比べ信号品質の劣化を低減することができ、しかも、
主にメモリなどから構成されるためハードウエアを簡単
にさせることができる。従って、例えば、テレビジョン
信号の方式変換を行う変換装置などに適用することによ
って、画質の劣化の低減や装置構成の簡易化に寄与する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の信号変換装置をテレビジョン信号変
換装置に適用した場合の一実施例の機能ブロック図であ
る。
【図2】従来例のテレビジョン信号変換装置の機能ブロ
ック図である。
【図3】一実施例の標本点数変換の動作タイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1、2…バッファメモリ、3…画素数変換部(D−
D)、5…デコーダ、6…デジタルプロセッサ部、7…
エンコーダ。
フロントページの続き (72)発明者 山本 吉洋 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本放 送協会内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を処理用標本化周波数に基づき
    処理して出力する信号処理手段と、 上記信号処理手段の入力側又は出力側の少なくとも一方
    の標本化周波数変換用に備えるものであって、 入力側用に備える場合は、上記処理用標本化周波数と異
    なる標本化周波数で得られている入力信号を上記処理用
    標本化周波数と同じ標本化周波数の信号に変換して、上
    記信号処理手段に供給する入力側用メモリ手段を備え、 出力側用に備える場合は、上記信号処理手段の出力信号
    を上記処理用標本化周波数と異なる標本化周波数の信号
    に変換して出力する出力側用メモリ手段を備えることを
    特徴とする信号変換装置。
JP4303314A 1992-11-13 1992-11-13 信号変換装置 Pending JPH06153237A (ja)

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