JPH06153231A - 色信号変調回路 - Google Patents

色信号変調回路

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JPH06153231A
JPH06153231A JP4287843A JP28784392A JPH06153231A JP H06153231 A JPH06153231 A JP H06153231A JP 4287843 A JP4287843 A JP 4287843A JP 28784392 A JP28784392 A JP 28784392A JP H06153231 A JPH06153231 A JP H06153231A
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color
color signal
mixer
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Yasuyuki Nagano
靖幸 永野
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Samsung Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は色信号変調回路に関し、記録時にカ
メラよりの映像をモニタした画面の垂直方向の粗さを低
減でき、かつ再生時の画面の垂直方向の色滲みを低減で
き、かつ回路数を削減できることを目的とする。 【構成】 第1の変調器43は、線順次色差信号を変調
する。第1の遅延回路46は、上記第1の変調器より出
力される変調色信号を1水平走査期間遅延する。第1の
混合器45は、上記第1の変調器より出力される変調色
信号と上記第1の遅延回路で遅延された変調色信号と混
合して補間型の順次同時化された磁気テープ記録用の変
調色信号を生成する。くし形フィルタ46,47は、上
記第1の混合器の出力する記録用の変調色信号より平均
型の順次同時化されたモニタ用の変調色信号を生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は色信号変調回路に関し、
ビデオカメラで得られた色信号を変調する色信号変調回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は固体撮像素子としてCCD(Char
g Coupled Device)を用いたカラービデオカメラの信号
処理系のブロック図を示す。同図中、レンズ系1により
被写体からの光がCCD2に入射され、ここで光電変換
された電気信号はCDS(Correlated Double Samplin
g)3で雑音を抑圧される。CDS3の出力信号はプリ
プロセス回路4で振幅を制御された後、Y/C分離回路
5で輝度信号と色信号とに分離される。このうち輝度信
号は輝度プロセス回路6でエンファシス等の補正処理を
行なわれて端子6aより出力され、一方色信号は色プロ
セス回路7でマトリクス演算及び変調等の信号処理を行
なわれて出力され変調色信号として端子7aより出力さ
れる。
【0003】図8はビデオテープレコーダの映像信号処
理系のブロック図を示す。同図中、端子8aより入来す
る複合映像信号は低域フィルタ8に供給され、ここで輝
度信号成分が抽出される。この輝度信号はプリエンファ
シス回路9で変調雑音の影響を受けにくくするために高
域を強調された後、FM変調器10でFM変調されて混
合器14に供給される。
【0004】一方、端子8aよりの複合映像信号は帯域
フィルタ11に供給され、ここで変調色信号成分が抽出
される。この変調色信号成分は平衡変調器12で低周波
数帯域に周波数変換され、低域フィルタ13で下測波帯
域の変調色信号成分が取出されて混合器14に供給され
る。混合器14より出力されるFM輝度信号と低域変調
色信号との混合信号は記録アンプで増幅された後、磁気
ヘッド16により磁気テープに記録される。
【0005】次に磁気テープから磁気ヘッド16により
再生された再生信号はプリアンプ17で増幅された後、
高域フィルタ18及び低域フィルタ21に供給される。
高域フィルタ18で抽出された再生FM輝度信号はFM
復調器19で輝度信号に復調され、デエンファシス回路
20で記録時のプリエンファシス回路9とは逆の特性に
より高域強調前の原信号に戻すことにより変調雑音を低
減されて混合器24に供給される。
【0006】一方、低域フィルタ21で抽出された再生
低域変調色信号は平衡変調器22で元の周波数帯域に周
波数変換された後、くし形フィルタ23で隣接トラック
からのクロストーク成分を除去されて混合器24に供給
される。混合器24は再生された輝度信号と変調色信号
とを加算混合して端子24aより出力する。ここで、単
板式カラーカメラでは、1個の撮像素子CCDから、カ
ラー信号を得るため、白黒撮像素子の前面に色フィルタ
を配列する必要がある。このフィルタを通った光から得
られる色情報は、下記する如く線順次信号として出力さ
れる。ここでは、現在多く使用されている色差線順次方
式について述べる。
【0007】Cy(シアン),Ye(イエロー),Mg
(マゼンタ),G(グリーン)の4色フィルタを8画
素、1単位として配列する補色フィルタを図9に示し、
以下に動作の説明をする。垂直(上下)方向に隣接する
2画素に蓄積された電荷を各々加算したものを読み出
す。1フレームを構成する2つのフィールドで、それぞ
れ加算する組み合わせを変えて読み出すことにより、垂
直方向解像度の劣化を少なくしている。このようにし
て、CCD2から出力された信号は、図10(A),
(B)に示すようになる。図10(A)は偶数フィール
ドで、図10(B)は奇数フィールドを示す。ここで補
色Ye,Mg,Cyを原色R,G,Bで表すと、Ye=
R+G,Mg=R+B,Cy=B+Gとなる。CDS3
の出力信号を低域フィルタを通すことで各画素情報の和
となる。図11(A)のA1ラインは(Cy+G)+
(Ye+Mg),A2ラインは(Cy+Mg)+(Ye
+G)となり、A1ラインとA2ラインは、同一の成分
で構成されていることが分かる。これを原色表現すると
A1ライン、A2ラインとも2R+3G+2Bとなり、
輝度信号情報を表している。次に、CDS3の出力信号
を帯域フィルタを通すと、水平方向に隣接した画素間の
情報に生じる変化を出力する。この帯域フィルタの出力
信号を同期検波すると、A1ラインは(Cy+G)−
(Ye+Mg),A2ラインは(Cy+Mg)−(Ye
+G)となる。輝度信号と同様に原色表現すれば、A1
ラインは(2R−G),A2ラインは(2B−G)とな
る。2R−Gは色差信号のR−Y,2B−Gは色差信号
のB−Yを表している。このようにして、得られた色情
報は、線順次色差信号である。
【0008】上記の如くY/C分離回路5により得られ
た線順次色差信号は、1水平走査期間毎に2種類(R−
Y,B−Y)の情報が順次繰りかえして出力される。こ
の信号を変調して、直角二相振幅変調色信号を得るため
には同時に2種類の信号が必要となる。この2種類の信
号を同時に得るための信号処理が順次同時化である。図
11,図12夫々は従来の補間型の順次同時化方式の色
信号変調回路のブロック図、信号構成図を示す。図11
において、Y/C分離回路5から出力された色差線順次
信号が端子25aに入来し、1H(1水平走査期間)遅
延回路25で、1水平走査期間だけ遅延される。選択回
路26及び27で、1水平走査期間だけ遅れた信号と直
接入力した信号とを選択する。選択回路26,27は、
水平走査周期の半分の周期で切換制御され、互いに相反
する信号を選択する。図12(A)は端子25aの入力
信号、図12(B)は1H遅延回路25の出力信号、図
12(C),(D)は選択回路26,27夫々の出力信
号を示す。
【0009】変調回路28はR−Y信号を変調し、変調
回路29はB−Y信号を変調する。これらの搬送波は同
一周波数で互いに90度の位相差を有しており、これら
の変調信号を混合器30で加算することにより直角二相
振幅変調された変調色信号が得られ、帯域フィルタ3
1,不要周波数成分を除去されて平衡変調器12に供給
される。図12(F)は帯域フィルタ31の出力信号を
示す。
【0010】ところで、ビデオテープレコーダでは記録
時間の長時間化のためにガードバンドを設けず、アジマ
スを設けた一対の磁気ヘッドのヘリカル走査によって磁
気テープに記録を行なっている。また色信号は低域変換
して記録されるため再生時にアジマス効果があまりきか
ないので、PS(Phase Shift )方式又はPI(Phase
Inverter)方式によりクロストーク成分をくし形フィル
タ23で除去する構成としている。くし形フィルタ23
はNTSC方式の場合、1H遅延回路23aと混合器2
3bから構成されており、図12(E)に示す信号を供
給されると図12(G)に示す信号を出力する。
【0011】図13,図14夫々は従来の平均型の順次
同時化方式の色信号変調回路のブロック図、信号構成図
を示す。Y/C分離回路5から出力された色差線順次信
号が端子25aより入来し、1H遅延回路25によっ
て、1水平走査期間だけ遅延され、更に1H遅延回路3
3により1水平走査期間だけ遅延される。このように、
ここでは、入力(遅延していない)信号、1水平走査期
間遅延信号、及び2水平走査期間遅延信号の3種類が存
在する。入力された信号と2水平走査期間遅延された信
号は、混合器34で加算平均される。この平均色差信号
は、2倍の振幅成分を持っているため、1H遅延回路2
5の出力側に振幅を2倍とする回路32を挿入し、混合
器34出力信号と振幅を合わせる。この平均色差信号と
1水平走査期間遅延信号は、選択回路26,27で選択
される。選択回路26,27は、1水平走査周期の半分
の周期で互いに相反する信号を選択する。図14(A)
〜(F)は端子25aの入力信号、1H遅延回路25の
出力信号、1H遅延回路33の出力信号、混合器34の
出力信号、選択回路26の出力信号、選択回路27の出
力信号を夫々示している。
【0012】選択回路26,27夫々の出力する色差信
号は変調回路28,29及び混合器30により直角二相
振幅変調され、帯域フィルタ31で不要周波数成分を除
去され、図14(G)に示す如き信号とされる。またく
し形フィルタ23は図14(G)に示す信号を供給され
ると1H遅延回路23aの出力信号が図15(H)に示
す如くなり、混合器23bより図14(I)に示す信号
が出力される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図11の補間型の順次
同時化方式では、カメラで撮った映像をモニタ表示する
ため、帯域フィルタ31出力を選択回路34で選択して
出力する場合に垂直解像度が粗くなる。これは図12
(E)から分るように同一成分が2H期間繰り返されて
いるためであり、横縞模様は垂直方向に妨害を受けた表
示画面となる。しかし、この信号を一旦磁気テープに記
録して再生する場合にはくし形フィルタ23により垂直
方向の粗さが低減される。
【0014】図13の平均型の順次同時化方式では、帯
域フィルタ31の出力信号の垂直方向の解像度の粗さを
図11の方式より見掛け上低減している。しかし一旦磁
気テープに記録して再生すると、再生信号がくし形フィ
ルタ23を通るため、図14(I)に表わされる如く垂
直方向の色の滲みが大きいという問題があった。本発明
は上記の点に鑑みなされたもので、記録時にカメラより
の映像をモニタした画面の垂直方向の粗さを低減でき、
かつ再生時の画面の垂直方向の色滲みを低減でき、かつ
回路数を削減できる色信号変調回路を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の色信号変調回路
は、線順次色差信号を変調する第1の変調器と、上記第
1の変調器より出力される変調色信号を1水平走査期間
遅延する第1の遅延回路と、上記第1の変調器より出力
される変調色信号と上記第1の遅延回路で遅延された変
調色信号と混合して補間型の順次同時化された磁気テー
プ記録用の変調色信号を生成する第1の混合器と、上記
第1の混合器の出力する記録用の変調色信号より平均型
の順次同時化されたモニタ用の変調色信号を生成するく
し形フィルタとを有する。
【0016】また、磁気テープより再生された変調色信
号を上記第1の変調器で記録前の周波数帯域に周波数変
換し、周波数変換された変調色信号を上記第1の遅延回
路及び第1の混合器で構成されるくし形フィルタに供給
して隣接トラックからのクロストークを除去する。ま
た、線順次色差信号を1水平走査期間遅延する第2の遅
延回路と、上記線順次色差信号と第2の遅延回路で遅延
された色差信号とを互いに相反し1/2 水平走査周期で切
換選択する第1及び第2の選択回路と、上記第1及び第
2の選択回路夫々が出力する色差信号を互いに90度位
相の異なる搬送波で変調する第2及び第3の変調器と、
上記第2及び第3の変調器夫々の出力する変調色信号を
混合して補間型の順次同時化された磁気テープ記録用の
変調色信号を生成する第2の混合器と、上記第2の混合
器の出力する記録用の変調色信号より平均型の順次同時
化されたモニタ用の変調色信号を生成するくし形フィル
タとを有する。
【0017】また、磁気テープより再生された変調色信
号を上記第2の変調器に供給するよう第1の選択回路で
選択し、磁気テープより再生されて上記第2の遅延回路
で遅延された変調色信号を上記第3の変調器に供給する
よう第2の選択回路で選択し、上記第2及び第3の変調
器夫々で各変調色信号を記録前の周波数帯域に周波数変
換した後、第2の混合器で混合して隣接トラックからの
クロストークを除去する。
【0018】
【作用】本発明においては、磁気テープ記録用の変調色
信号をくし形フィルタでモニタ用の変調色信号とするた
め、記録時のモニタ画面の垂直方向の粗さを低減でき、
補間型の順次同時化された変調色信号が磁気テープに記
録されるため再生時の垂直方向の色滲みを低減でき、変
調回路及び遅延回路及び混合器を記録時と再生時とで共
用することにより回路数を削減できる。
【0019】
【実施例】図1は本発明回路の第1実施例のブロック図
を示す。同図中、図7及び図8と同一部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。図1において、端子41
には線順次色差信号が供給され、記録時には選択回路4
2は端子41よりの信号を選択して変調器43に供給す
る。変調器43は記録時に端子44aより供給される図
2(A)に示す構成の色差信号で搬送波の平衡変調を行
なう。上記搬送波は記録色信号処理回路のAPC(自動
位相制御)回路で生成されており、R−Y信号の変調時
に対してB−Y信号の変調時に位相が90度遅れてい
る。ここで得られた変調色信号は混合器45に供給され
ると共に1H遅延回路46で図2(B)に示す如く1水
平走査期間遅延されて混合器45に供給されて加算混合
され、図2(C)に示す構成の直角二相振幅変調された
変調色信号が得られる。この変調信号は図12(E)に
示す補間型の順次同時化で得られる変調色信号と同一構
成であり、変調器12で平衡変調されて低周波数帯域に
周波数変換され、低域フィルタ13で下測波帯域の変調
色信号成分が取出され、記録アンプで増幅された後、磁
気ヘッド16により磁気テープに記録される。
【0020】更に、混合器45の出力信号は混合器46
に供給されると共に1H遅延回路47で図2(D)に示
す如く1水平走査期間遅延されて混合器46に供給され
て加算混合され、図2(E)に示す構成の変調色信号が
得られる。この変調色信号は図14(G)に示す平均型
の順次同時化された変調色信号と同一構成であり、この
信号は通常の記録時にカメラで撮った映像をモニタ表示
するために選択回路48で選択され端子49より出力さ
れる。またカメラの出力信号を外部のビデオテープレコ
ーダに記録する場合は選択回路48で混合器45の出力
する補間型の順次同時化された変調色信号を選択して出
力する。
【0021】次に、再生時には磁気ヘッド16の再生信
号はプリアンプ17で増幅された後、選択回路42で選
択されて変調器43に供給される。再生時に変調器43
は端子44bより入来する搬送波を用いて再生変調色信
号を元の周波数帯域に周波数変換する。上記搬送波は再
生色信号処理回路のAPC回路で生成された信号であ
る。元の周波数帯域に変換された変調色信号は混合器4
5及び1H遅延回路46で構成されるくし形フィルタで
図2(G)に示す構成とされ、かつ、クロストークを除
去され選択回路48で選択されて端子49より出力され
る。
【0022】図3は本発明回路を用いたカメラ一体型ビ
デオテープレコーダのブロック図を示す。同図中、図
1,図7及び図8と同一部分には同一符号を付し、その
説明を省略する。また、図3の回路の記録時の信号経路
を不要部分を削除して図4に示し、再生時の信号経路を
不要部分を削除して図5に示す。図3において、タイミ
ング信号生成回路51は離散的な信号を出力するCCD
2の他回路との垂直及び水平同期等のタイミングをとる
ためのタイミング信号を発生しており、このタイミング
信号はCCD2,CDS3,プリプロセス回路4,Y/
C分離回路5及び選択回路52夫々に供給される。
【0023】VXO(電圧制御水晶発振器)54の発振
周波数は色副搬送波周波数fsc(NTSC方式では3.58
MHzで水平走査周波数fH の227.5 倍)の4倍つまり
4f scであり、この発振周波信号は分周器55で水平走
査周期の整数倍に分周されて位相比較器56に供給され
る。記録時には図4に示す如く輝度プロセス回路6より
選択回路57を通して輝度信号が同期信号分離回路58
に供給されており、ここで分離された水平同期信号が位
相比較器56に供給され、位相比較器56は分周器55
の出力信号を水平周期信号と比較して位相誤差信号を生
成する。この誤差信号は選択回路59を通して低域フィ
ルタ61に供給され、ここで積分された位相誤差信号を
VXO54に供給することによりAFC回路を構成して
いる。
【0024】一方、VXO54の出力する発振周波信号
は移相回路62で1/4 分周されてf scとされた後、色副
搬送波となる基準の信号と、これより位相を90度遅ら
せた信号とが取り出されて選択回路52に供給される。
選択回路52はタイミング信号に制御されて色差信号の
R−Y信号変調時に基準の色副搬送波を選択し、B−Y
信号の変調時に90度遅れた色副搬送波を選択する。選
択回路52の選択した色副搬送波は記録時に選択回路6
3で選択されて変調回路43に供給され、変調回路43
で色副搬送波が色差信号によって変調される。ここで得
られた変調色信号は帯域フィルタ64で不要周波数成分
を除去されて混合器45及び1H遅延回路46に供給さ
れる。
【0025】NTSC−VHSフォーマットで記録を行
なう場合、VCO(電圧制御発振)回路65は周波数1
070fH で発振し、その発振周波信号を分周及び位相
推移回路66で1/4 分周して90度ずつ推移して周波数
267.5 (227.5 +40)fHの4種類の信号を選択回路
67に供給し、ここで順次選択した信号を搬送波として
平衡変調器12に供給する。また、VCO65の発振周
波信号を分周器68で1/1070分周した後、選択回路69
で選択して位相比較器71に供給し、同期分離回路58
で得た水平同期信号を選択回路72で選択して位相比較
器71に供給して上記分周器68よりの信号を位相誤差
信号を生成する。この位相誤差信号は低域フィルタ73
で平滑されてVCO65に供給されAFCループを構成
している。
【0026】再生時には低域フィルタ21の出力する再
生低域変換色信号は選択回路42で選択されて変調器6
3に供給される。また、VXO54には選択回路59で
選択された直流電源80の出力電圧が供給され、VXO
54はフリーラン状態である。この発振周波信号を位相
推移回路62で1/4 分周した周波数fscの色副搬送波が
選択回路72で選択されて位相比較器71に供給され
る。この位相比較器71には選択回路69で選択された
再生変調色信号が供給されており、位相比較器71の出
力する位相誤差信号が低域フィルタ73を通してVCO
65に供給されVCO65の発振周波数が制御されジッ
タが補正される。
【0027】また、デエンファシス回路20より出力さ
れる再生輝度信号を低域フィルタ81で不要高域成分を
除去した後、選択回路57より同期分離回路58に供給
され水平同期信号が分離される。サイドロック検出回路
82は水平同期期間のVCO65のサイクル数をカウン
トし、そのカウント数が所定の範囲を越えると、補正パ
ルスを出し、VCO65に供給する位相誤差信号のレベ
ル調整を行い、VCO65を所定の周波数で発振するよ
うにする。
【0028】このように、磁気テープ記録用の変調色信
号をくし形フィルタ46,47でモニタ用の変調色信号
とするため、記録時のモニタ画面の垂直方向の粗さを低
減でき、補間型の順次同時化された変調色信号が磁気テ
ープに記録されるため再生時の垂直方向の色滲みを低減
でき、変調回路及び遅延回路及び混合器を記録時と再生
時とで共用することにより回路数を削減できる。
【0029】図6は本発明回路の第2実施例のブロック
図を示す。同図中、図1及び図11と同一部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。図3において、端子
41に入来する線順次色差信号は図12と同一構成の1
H遅延回路25及び選択回路26,27に供給され、変
調器28,29及び混合器30により直角二相振幅変調
された変調色信号が生成され補間型の順次同時化が行な
われる。このとき変調器28,29は端子28a,29
aより入来する互いに位相が90度異なる搬送波を用い
る。
【0030】この変調信号は変調器12で平衡変調され
て低周波数帯域に周波数変換され、低域フィルタ13で
下測波帯域の変調色信号成分が取出され、記録アンプで
増幅された後、磁気ヘッド16により磁気テープに記録
される。更に、混合器30の出力信号は混合器46に供
給されると共に1H遅延回路47で1水平走査期間遅延
されて混合器46に供給されて加算混合され、変調色信
号が得られる。この変調色信号は図14(G)に示す平
均型の順次同時化された変調色信号と同一構成であり、
この信号は通常の記録時にカメラで撮った映像をモニタ
表示するために選択回路48で選択され端子49より出
力される。またカメラの出力信号を外部のビデオテープ
レコーダに記録する場合は選択回路48で混合器30の
出力する補間型の順次同時化された変調色信号を選択し
て出力する。
【0031】次に、再生時には磁気ヘッド16の再生信
号はプリアンプ17で増幅された後、選択回路42で選
択される。選択回路26は選択回路42出力を変調器2
8に供給し、選択回路27は1H遅延回路25出力を変
調器29に供給する。変調器28,29夫々は端子28
b,29b夫々より供給される搬送波を用いた平衡変調
により再生変調色信号を元の周波数帯域に周波数変換す
る。元の周波数帯域に変換された変調色信号は混合器3
0で加算混合されてクロストークを除去され、選択回路
48で選択されて端子49より出力される。
【0032】この実施例では記録時に変調前の色信号を
1H遅延回路25で遅延し、また再生時に低域変換され
た再生変調色信号を1H遅延回路25で遅延するため、
1H遅延回路25をCCDで構成する場合、変調色信号
を遅延するものに比してCCDの段数が小さくて済む。
【0033】
【発明の効果】上述の如く、本発明の色信号変調回路に
よれば、記録時にカメラよりの映像をモニタした画面の
垂直方向の粗さを低減でき、かつ再生時の画面の垂直方
向の色滲みを低減でき、かつ回路数を削減でき、実用上
きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明回路の第1実施例のブロック図である。
【図2】図1の回路各部の信号構成図である。
【図3】図1の回路を用いたカメラ一体型ビデオテープ
レコーダのブロック図である。
【図4】図3の記録時を説明するための図である。
【図5】図3の再生時を説明するための図である。
【図6】本発明回路の第2実施例のブロック図である。
【図7】カラービデオカメラのブロック図である。
【図8】ビデオテープレコーダの映像信号処理系のブロ
ック図である。
【図9】補色フィルタの構成を示す図である。
【図10】CCD出力信号の構成を示す図である。
【図11】従来回路のブロック図である。
【図12】図11の回路各部の信号構成図である。
【図13】従来回路のブロック図である。
【図14】図13の回路各部の信号構成図である。
【符号の説明】
25,46,47 1H遅延回路 26,27,42,48 選択回路 28,29,43 変調器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線順次色差信号を変調する第1の変調器
    と、 上記第1の変調器より出力される変調色信号を1水平走
    査期間遅延する第1の遅延回路と、 上記第1の変調器より出力される変調色信号と上記第1
    の遅延回路で遅延された変調色信号と混合して補間型の
    順次同時化された磁気テープ記録用の変調色信号を生成
    する第1の混合器と、 上記第1の混合器の出力する記録用の変調色信号より平
    均型の順次同時化されたモニタ用の変調色信号を生成す
    るくし形フィルタとを有することを特徴とする色信号変
    調回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の色信号変調回路におい
    て、 磁気テープより再生された変調色信号を上記第1の変調
    器で記録前の周波数帯域に周波数変換し、 周波数変換された変調色信号を上記第1の遅延回路及び
    第1の混合器で構成されるくし形フィルタに供給して隣
    接トラックからのクロストークを除去することを特徴と
    する色信号変調回路。
  3. 【請求項3】 線順次色差信号を1水平走査期間遅延す
    る第2の遅延回路と、 上記線順次色差信号と第2の遅延回路で遅延された色差
    信号とを互いに相反し1/2 水平走査周期で切換選択する
    第1及び第2の選択回路と、 上記第1及び第2の選択回路夫々が出力する色差信号を
    互いに90度位相の異なる搬送波で変調する第2及び第
    3の変調器と、 上記第2及び第3の変調器夫々の出力する変調色信号を
    混合して補間型の順次同時化された磁気テープ記録用の
    変調色信号を生成する第2の混合器と、 上記第2の混合器の出力する記録用の変調色信号より平
    均型の順次同時化されたモニタ用の変調色信号を生成す
    るくし形フィルタとを有することを特徴とする色信号変
    調回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の色信号変調回路におい
    て、 磁気テープより再生された変調色信号を上記第2の変調
    器に供給するよう第1の選択回路で選択し、 磁気テープより再生されて上記第2の遅延回路で遅延さ
    れた変調色信号を上記第3の変調器に供給するよう第2
    の選択回路で選択し、 上記第2及び第3の変調器夫々で各変調色信号を記録前
    の周波数帯域に周波数変換した後、第2の混合器で混合
    して隣接トラックからのクロストークを除去することを
    特徴とする色信号変調回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60140990A (ja) * 1983-12-27 1985-07-25 Nec Home Electronics Ltd カメラ一体型ビデオテ−プレコ−ダ
JPS63144680A (ja) * 1986-12-08 1988-06-16 Canon Inc 再生装置

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