JPH0615276U - 電気コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】非操作式ロック部を有するハウジングと、ロッ
ク部を有するハウジングの双方を交換的にウエハに装着
した際、２つのタイプのロック部の何れにも係合できる
ロック受部を有するウエハを提供することを主要な目的
とする。 【構成】ウエハのハウジング装着空間２６は非操作式ロ
ック部を有する一方のハウジングと、操作式ロック部を
有する他方のハウジングを交換的に装着できるよう定め
られていると共に、このウエハ２３には一方の非操作式
ロック部を有するハウジングの当該ロック部と係合する
為のロック受部２８と、他方の操作式ロック部を有する
ハウジングの当該ロック部と係合する為のロック受部３
２の双方が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は電気コネクタに係り、更に詳しくは非操作式ロック部を有する一方の ハウジングと、操作式ロック部を有する他方のハウジングを交換的に装着した時 、どちらのハウジングをもロックできる手段を有するウエハに関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知の通り多数の端子を有するハウジングと、同じく多数の端子を有するウエ ハを備え、ハウジングをウエハに装着することによってハウジングの端子とウエ ハの端子とを相互に電気接続する電気コネクタが多々用いられているが、通常こ のような電気コネクタに於いてはハウジングをウエハに装着し、ハウジングの端 子とウエハの端子とを完全に接続した時にハウジングをウエハにロック保持する ようにしている。

【０００３】 そして、上記のロック機構に着目すると、従来は２つのタイプがある。１つは 非操作式ロック機構であって、ハウジング側のロック部を、ウエハのロック受部 に対しフリクションで係合するものである。もう１つは操作式ロック機構であっ てハウジング側ロック部を、ウエハのロック受部に対しロックする時、及びアン ロックする時に指による外部操作を与えてハウジングをウエハにロック又はアン ロックするタイプである。

【０００４】 所で、従来技術に於いてはウエハに着目する時、非操作式ロック部を有するハ ウジングを受入れ、且つそのハウジングの非操作式ロック部と係合できるロック 受部を有する一つのウエハと、操作式ロック部を有するハウジングを受入れ、且 つそのハウジングの操作式ロック部と係合できるロック受部を有する他のウエハ とを別々に用いていた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】 上記従来技術によると次の問題点が在る。 その１つは、今、非操作式ロック部を有するハウジングと、その非操作式ロック 部と係合できるロック受部を有するウエハを用いているとして、その状態から種 々の理由によりハウジング側のロック部を操作式に切換えたとすると、ハウジン グを操作式ロック部のものに交換する他にウエハ自体も交換しなければならない 。 即ち操作式ロック部を受けるロック受部を有するウエハを別に用意しなければな らない。結局、種々の事情によりロック機構を変えたい場合、ウエハ自体も変え なければならないので、上述の切換えが容易にできない問題があった。

【０００６】 その２は、製作面でのことで、ハウジング側は２つのタイプが在るので２つの 製作金型を要するのは当然であるが、ウエハ側も２つの製作金型を要し、製造コ スト低下に限界を与えていた。

【０００７】

【目的】

従って本考案の目的とする所は、非操作式ロック部を有するハウジングと、操 作式ロック部を有するハウジングの双方を交換的に装着でき、而も上述２つのタ イプのロック部の双方に係合できるウエハを提供するにあり、これにより種々の 事情によりハウジングのロック手段を非操作式から操作式へ、あるいはその逆へ 切換えた時に、単にハウジングのみ交換し、ウエハ自体は何等交換せずに済む手 段を提供するにある。 加えて非操作式ロック手段をもつハウジングと、操作式ロック手段をもつハウジ ングに共用できるウエハとすることにより、製作面でもウエハ自体の金型が単一 で済み、製造コストの低下化を図り得る手段を提供するにある。

【０００８】

【課題を解決する為の手段】

上記目的を達成する為に本考案は次の技術的手段を有する。即ち実施例に対応 する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案は端子を有するハウジ ングと、上記ハウジングの端子に接続する為の他方の端子を有するウエハとより 成り、上記ウエハに対して上記ハウジングを装着し、上記２つの端子を互いに接 続した状態で、上記ハウジングをウエハに対してロック保持するようにした電気 コネクタに於いて； 上記ウエハ２３のハウジング装着空間２６は非操作式ロック部６を有する一方の ハウジング１と、操作式ロック部１５を有する他方のハウジング１０の双方を交 換的に装着できるように形成され、且つ上記ウエハ２３には上記一方のハウジン グ１を、このウエハ２３に装着した時、この一方のハウジング１の非操作式ロッ ク部６を保持する為のロック受部２８と、上記一方のハウジング１に代えて他方 のハウジング１０を、このウエハ２３に装着した時、この他方のハウジング１０ の操作式ロック部１５を保持する為のロック受部３２の双方が形成されている事 を特徴とする電気コネクタである。

【０００９】

【作用】

上記構成に基くと、一つのウエハ２３に対し、一方の非操作式ロック部６を有 するハウジング１を適用する時は、その一方のハウジング１をウエハ２３のハウ ジング装着空間２６に装着すれば、非操作式ロック部６がウエハ２３のロック受 部２８に係合し、ロックされる。 そしてその一方のハウジング１を取外し、上記と同じウエハ２３に対し、他方の 操作式ロック部１５を有するハウジング１０をハウジング装着空間２６に装着す れば、且つ操作式ロック部１５を指で外部操作すれば、操作式ロック部１５がウ エハ２３のロック受部３２に係合し、ロックされる。

【００１０】

【実施例】

次に添付図面に従い本考案の好適な実施例を詳述する。 図１，図２は非操作式ロック部を有するハウジング１を示したもので、これらの 図に於いてハウジング本体２には左右方向に沿って端子装着部３が形成されてい る。この端子装着部３には一点鎖線で示すように端子４が装着されている。そし て、このハウジング本体２を形成する上面５には非操作式ロック部６が形成され ている。即ちハウジング本体２の上面５の中央に、前部、後部間に亘って延びる 台部７が形成され、この台部７上に非操作式ロック部６が突出して一体形成され ている。この非操作式ロック部６は、前部側に於ける急斜面のロック面８と、後 部側に於ける緩斜面のガイド面９より成り、略台形の形を呈している。

【００１１】 続けて図３，図４は他方の操作式ロック部を有するハウジング１０を示したも ので、これらの図に於いてハウジング本体１１には左右方向に沿って端子装着部 １２が形成されている。この端子装着部１２には一点鎖線で示すように端子１３ が装着されている。そしてこのハウジング本体１１を形成する上面１４には操作 式ロック部１５が形成されている。即ちハウジング本体１１の上面１４の中央に は、前部、後部間に亘ってやや幅広の台部１６が形成され、この台部１６の略中 央の支持部１７を介して、その上にロック部形成板１８が台部１６に対して水平 に支持された状態で形成されている。そしてこのロック部形成板１８の後部側の 左右各々には左又は右へ突出した状態でロック体１９Ａ，１９Ｂが一体的に形成 されている。ロック体１９Ａ，１９Ｂの各々は、その前部側の壁面がロック面２ ０Ａ，２０Ｂとして形成されている。 そしてこのロック部形成板１８の前部には、垂直に立上って形成された操作ノブ ２１が設けられ、この操作ノブ２１を指でつまんでロック形成板１８のこの前部 を上方へ上げれば、後部側のロック体１９Ａ，１９Ｂが下方へ下がり、操作ノブ ２１を下方へ押せば、後部側のロック体１９Ａ，１９Ｂが上方へ上がるもので、 支持部１７が上記のロック部形成板１８の傾動を可能にする。 所で、台部１６の上面とロック部形成板１８の下面の間には、ウエハ本体２４の 上面２７が挿入される為の挿入間隙２２が形成されている。

【００１２】 次に図５，図６に従いウエハ２３を詳述する。 即ちウエハ２３はウエハ本体２４と、横並びに装着された端子２５より成り、端 子２５の一端はハウジング装着空間２６内に延びている。そして、このハウジン グ装着空間２６の大きさは、一方のハウジング１と他方のハウジング１０の双方 を交換的に過不足なく収容できる大きさに定められている。換言すれば、一つの ウエハ２３の一つのハウジング装着空間２６に過不足なく収容できるように、一 方、他方のハウジング１，１０の大きさが定められている。 さて、ウエハ本体２４の上面２７には、一方のハウジング１の非操作式ロック部 ６を受ける為のロック受部２８と、他方のハウジング１０の操作式ロック部１５ を受ける為のロック受部３２とが形成されている。

【００１３】 先ず非操作式ロック受部２８について述べると、非操作式ロック部６をもつハ ウジング１をウエハ２３のハウジング装着空間２６に装着し、端子４と端子２５ を完全に接続した状態となる時の非操作式ロック部６の位置に対応させて、この 突出した台形状のロック部６が嵌合する為の受溝２９を上面２７に形成する。こ の例では非操作式ロック部６はハウジング１の略中央の後部側に近い方に一つ設 けられているので、受溝２９も上面２７に一つ形成されている。そして受溝２９ の前部壁の中央から上面２７の前端縁にかけて中央スリット３０が形成されてい る。この中央スリット３０によって二分された上記の前壁３１部分がロック受面 として機能するものである。

【００１４】 続いて操作式ロック受部３２について述べると、操作式ロック部１５をもつハ ウジング１０をウエハ２３のハウジング装着空間２６に装着し、端子１３と端子 ２５を完全に接続した状態となる時の操作式ロック部１５の位置に対応させて、 即ちロック部形成板１８の後部に於ける左右各々に突出したロック体１９Ａ，１ ９Ｂの位置に対応させて、ロック体１９Ａ，１９Ｂが係合する為のロック受体３ ３Ａ，３３Ｂを上面２７に突出して一体的に形成する。 この実施例では操作式ロック部１５は左右２つのロック体１９Ａ，１９Ｂとして 示されているので、それに対応させて左右２つのロック受体３３Ａ，３３Ｂより 成る例を示してある。 そして各ロック受体３３Ａ，３３Ｂの後部壁がロック受面３４Ａ，３４Ｂとして 構成され、前部に向かって緩やかな斜面となる部分がガイド面３５Ａ，３５Ｂと して構成されている。

【００１５】 次にこの単一のウエハ２３に対して非操作式ロック部６を有するハウジング１ を装着し、ハウジング１をウエハ２３に対してロックする状態を図７，図８に従 い説明する。即ちハウジング１の後部側からウエハ２３のハウジング装着空間２ ６に当該ハウジング１を装着していくと、先ず非操作式ロック部６の緩斜面のガ イド面９がウエハ２３の上面２７の前端縁に当り、この部分を若干押し上げる。 この際受溝２９に連なる中央スリット３０が形成されているので、フリクション が生ずるけれども台形状の非操作式ロック部６はロック受部２８の受溝２９に向 かって進む。即ちハウジング１の挿入が進行される。そして端子４と端子２５が 完全に接続した時、非操作式のロック部６がロック受部２８の受溝２９内に嵌合 する。この時ロック面８がロック受面３１に当応するようになり、不測の外力に よってハウジング１がウエハ本体２４から外れる事が防止される。 逆に、意図的にこのハウジング１をウエハ２３から外すには、ハウジング１を前 部側へ引けば、ロック面８がロック受面３１に当り、この部分を若干押し上げる 。この際中央スリット３０が形成されているのでフリクションが生ずるけれども 台形状の非操作式ロック部６をロック受部２８の受溝２９から外すことができる 。

【００１６】 このように非操作式ロック部６はウエハ本体２４に対しフリクションで係合し ているものであるが、種々の事情によりハウジング側を操作式ロック部１５のハ ウジング１０とし、操作式のロック手段でウエハに対しハウジングをロックする 必要が生じた場合について、図９，図１０に従い説明すると、ハウジング本体１ １の後部側から、図７，図８で示した同一のウエハ２３のハウジング装着空間２ ６に対して当該ハウジング本体１１を挿入する。挿入を開始すると、操作式ロッ ク部１５の挿入間隙２２中にウエハ本体２４の上面２７が入ってくる。さて、更 に挿入を続けると、操作式ロック部１５のロック部形成板１８の後部の左右のロ ック体１９Ａ，１９Ｂの各々が、ウエハ２３のロック受部３２の左右のロック受 体３３Ａ，３３Ｂに当るが、ロック受体３３Ａ，３３Ｂの前部は斜面のガイド面 ３５Ａ，３５Ｂとして形成されているので、ガイド面３５Ａ，３５Ｂに案内され て、ロック部形成板１８は支持部１７を中心として後部側が次第に持上げられる ように傾動する。この時、この傾動をより容易とする為に、操作ノブ２１を指先 で押下してロック部形成板１８を後部が持上がるように傾けてもよい。所で、端 子１３と端子２５とが完全に接続し終ると、操作式ロック部１５のロック部形成 板１８の左右のロック体１９Ａ，１９Ｂがロック受体３３Ａ，３３Ｂを乗り越え るので、ロック体１９Ａ，１９Ｂは下方へ下がって常態に復し、ロック体１９Ａ ，１９Ｂの各々がロック受体３３Ａ，３３Ｂにロックされる。即ちロック体１９ Ａ，１９Ｂのロック面２０Ａ，２０Ｂがロック受体３３Ａ，３３Ｂのロック受面 ３４Ａ，３４Ｂに面対しロックされる。 逆にこの操作式ロック部１５を有するハウジング１０をウエハ２３から取外すに は操作ノブ２１部分を下方へ押下し、左右のロック体１９Ａ，１９Ｂがロック受 体３３Ａ，３３Ｂから外れるようにロック部形成板１８を傾け、そのままハウジ ング１０を引出せばよいものである。

【００１７】 このように非操作式ロック部６をもつハウジング１も、操作式のロック部１５ をもつハウジング１０も、この考案のウエハ２３によれば、単一用意するだけで 、上記２つを装着でき、且つ装着状態をロックできるので、種々の事情によりウ エハに対するハウジングのロック手段を切換えたい場合、ハウジングのみ交換す ればよい。ウエハはそのまま同一のものを用いることもできる。従ってウエハと して、非操作式ロック部をもつハウジングと、操作式のロック部をもつハウジン グ用の２つを用意する必要がないので、ウエハ製造には単一の金型でよく全体の 製造コストの低下に寄与できる。

【００１８】 而して上記の例ではウエハ２３の本体２４に非操作式ロック部６を受けるロッ ク受部２８を中央に１つ形成する例を示したが、非操作式ロック部６を有するハ ウジング１の上記ロック部６が２つある場合には、図１１〜図１４に示すウエハ の他例の如くロック受部２８を左右に２つ形成してもよい等、ウエハ２３の本体 ２４に形成するロック受部２８及び３２に関してはハウジング１，１０のロック 部６，１５の形状、形成位置、個数に対応した形状、形成位置、個数とすること ができるものである。

【００１９】

【効果】

以上詳述した如く請求項１項記載の考案によれば、非操作式ロック部を有する ハウジングをウエハに装着した時でも、操作式ロック部を有するハウジングを上 記と同一のウエハに装着した時でも、その単一のウエハにて上記２つのハウジン グをロックできる利点を有する。従って使用時に於ける種々の要求により非操作 式ロック部を有するハウジングから、操作式ロック部を有するハウジングへと使 用を切換える際、それを容易に実施できる。且つ単一のウエハにて済むので、ウ エハ自体の製造は金型も単一で済むので製造コストの低下化に寄与できる。 更に請求項２項記載の考案によれば、非操作式ロック部、又は操作式ロック部、 あるいはウエハのロック受部も、共々本体の上面に形成するものであり、上面は 比較的広い面積をもつので、上記の設計が容易となる。 加えて請求項３項記載の考案によれば、非操作式ロック部を有するハウジングの 当該ロック部も、操作式ロック部を有するハウジングの当該ロック部も、動作性 が確実であり、ウエハに於ける２つのロック受部も上記２つのロック部と共動し て確実に各ハウジングをロックできるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】非操作式ロック部を有するハウジングの斜視図
である。

【図２】図１のＡ−Ａ線に沿い、且つ装着される端子４
を一点鎖線にて示した断面図である。

【図３】操作式ロック部を有するハウジングの斜視図で
ある。

【図４】図３のＢ−Ｂ線に沿い、且つ装着される端子１
３を一点鎖線にて示した断面図である。

【図５】ウエハの斜視図である。

【図６】図５のＣ−Ｃ線に沿い、且つ装着される端子２
５を一点鎖線にて示した断面図である。

【図７】ウエハに対し非操作式ロック部を有するハウジ
ングを装着した所を示す斜視図である。

【図８】図７のＤ−Ｄ線に沿い、且つ端子４，２５を一
点鎖線にて示した断面図である。

【図９】ウエハに対し操作式ロック部を有するハウジン
グを装着した所を示す斜視図である。

【図１０】図９のＥ−Ｅ線に沿い、且つ端子１３，２５
を一点鎖線にて示した断面図である。

【図１１】ウエハの他例を示す平面図である。

【図１２】図１１のＦ−Ｆ線断面図である。

【図１３】図１１のＧ−Ｇ線断面図である。

【図１４】図１１の正面図である。

【符号の説明】

１ 非操作式ロック部を有するハウジング ２ ハウジング本体 ３ 端子装着部 ４ 端子 ５ 上面 ６ 非操作式ロック部 ７ 台部 ８ ロック面 ９ ガイド面 １０ 操作式ロック部を有するハウジング １１ ハウジング本体 １２ 端子装着部 １３ 端子 １４ 上面 １５ 操作式ロック部 １６ 台部 １７ 支持部 １８ ロック部形成板 １９Ａ，１９Ｂ ロック体 ２０Ａ，２０Ｂ ロック面 ２１ 操作ノブ ２２ 挿入間隙 ２３ ウエハ ２４ ウエハ本体 ２５ 端子 ２６ ハウジング装着空間 ２７ 上面 ２８ ハウジング１の非操作式ロック部６を受ける
為のロック受部 ２９ 受溝 ３０ 中央スリット ３１ ロック受面 ３２ ハウジング１０の操作式ロック部１５を受け
る為のロック受部 ３３Ａ，３３Ｂ ロック受体 ３４Ａ，３４Ｂ ロック受面 ３５Ａ，３５Ｂ ガイド面

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 端子を有するハウジングと、上記ハウジ
   ングの端子に接続する為の他方の端子を有するウエハと
   より成り、上記ウエハに対して上記ハウジングを装着
   し、上記２つの端子を互いに接続した状態で、上記ハウ
   ジングをウエハに対してロック保持するようにした電気
   コネクタに於いて；上記ウエハ２３のハウジング装着空
   間２６は非操作式ロック部６を有する一方のハウジング
   １と、操作式ロック部１５を有する他方のハウジング１
   ０の双方を交換的に装着できるように形成され、且つ上
   記ウエハ２３には上記一方のハウジング１を、このウエ
   ハ２３に装着した時、この一方のハウジング１の非操作
   式ロック部６を保持する為のロック受部２８と、上記一
   方のハウジング１に代えて他方のハウジング１０を、こ
   のウエハ２３に装着した時、この他方のハウジング１０
   の操作式ロック部１５を保持する為のロック受部３２の
   双方が形成されている事を特徴とする電気コネクタ。
2. 【請求項２】 上記一方のハウジング１の非操作式ロッ
   ク部６と、他方のハウジング１０の操作式ロック部１５
   は、各々ハウジング本体２とハウジング本体１１の上面
   ５，１４に形成されていると共に、ウエハ２３のロック
   受部２８ともう１つのロック受部３２もウエハ本体２４
   の上面２７に形成されていることを特徴とする請求項１
   記載の電気コネクタ。
3. 【請求項３】 上記一方のハウジング１の非操作式ロッ
   ク部６は、このハウジング１の上面５上に於いて前後方
   向に沿って形成された台部７上に突出して形成され、前
   部側の急斜面のロック面８と後部側の緩斜面のガイド面
   ９より成り、他方のハウジング１０の操作式ロック部１
   ５は、このハウジング１０の上面１４上に於いて前後方
   向に沿って形成された台部１６上の支持部１７に支承さ
   れたロック部形成板１８に形成され、このロック部形成
   板１８の後部側の左右に各々突出して形成されているロ
   ック体１９Ａ，１９Ｂより成り、ロック体１９Ａ，１９
   Ｂの各々の前壁がロック面２０Ａ，２０Ｂとして形成さ
   れて成り、これに対するウエハ２３の非操作式ロック部
   ６を受ける為のロック受部２８は、このウエハ本体２４
   のハウジング装着空間２６に一方のハウジング１が装着
   され、２つの端子４，２５が互いに接続完了した時、非
   操作式ロック部６が位置する位置に対応してウエハ本体
   ２４上に形成された受溝２９より成り、受溝２９の前部
   壁がロック受面３１として形成されていると共に、操作
   式ロック部１５を受ける為のロック受部３２は、このウ
   エハ本体２４のハウジング装着空間２６に他方のハウジ
   ング１０が装着され、２つの端子１３，２５が互いに接
   続完了した時、操作式ロック部１５が位置する位置に対
   応してウエハ本体２４上に形成されたロック受体３３
   Ａ，３３Ｂより成り、ロック受体３３Ａ，３３Ｂの後壁
   がロック受面３４Ａ，３４Ｂとして形成されている事を
   特徴とする請求項１，２に記載の電気コネクタ。