JPH0615183Y2 - ピンチバルブ - Google Patents
ピンチバルブInfo
- Publication number
- JPH0615183Y2 JPH0615183Y2 JP1989054614U JP5461489U JPH0615183Y2 JP H0615183 Y2 JPH0615183 Y2 JP H0615183Y2 JP 1989054614 U JP1989054614 U JP 1989054614U JP 5461489 U JP5461489 U JP 5461489U JP H0615183 Y2 JPH0615183 Y2 JP H0615183Y2
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- JP
- Japan
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- iron core
- movable iron
- fixed
- coil
- tube
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、流体が流通する可撓性材料からなるチユーブ
を挟み付けまたはその挟付力を除去することにより流路
を閉じまたは開くようにしたピンチバルブに関する。
を挟み付けまたはその挟付力を除去することにより流路
を閉じまたは開くようにしたピンチバルブに関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 従来、この種のピンチバルブとしては、チユーブの外周
の一側にソレノイドを配設し、その可動鉄心を圧縮コイ
ルばねの弾力により固定鉄心から離間する方向に移動付
勢して、チユーブの外周の他側に配設した固定の挟圧体
との間で挟み付けることによつてチユーブを閉じ、ソレ
ノイドを励磁して可動鉄心をばね力に抗して固定鉄心に
吸着することによつてチユーブを開くようにしたものが
公知であるが、チユーブを可動鉄心で片側からのみ押し
付ける構造であるために、チユーブのその片側が大きく
変形させられて高い応力が生じることとなつて、早期に
破損しやすく、また、片側からのみ押すのであるから可
動鉄心のストロークを大きく取る必要があり、このた
め、コイルの起磁力を大きくする必要があつて消費電力
が大きく、また、可動鉄心を固定鉄心に吸着する際の吸
着音が大きくて騒音が問題となる欠点があつた。
の一側にソレノイドを配設し、その可動鉄心を圧縮コイ
ルばねの弾力により固定鉄心から離間する方向に移動付
勢して、チユーブの外周の他側に配設した固定の挟圧体
との間で挟み付けることによつてチユーブを閉じ、ソレ
ノイドを励磁して可動鉄心をばね力に抗して固定鉄心に
吸着することによつてチユーブを開くようにしたものが
公知であるが、チユーブを可動鉄心で片側からのみ押し
付ける構造であるために、チユーブのその片側が大きく
変形させられて高い応力が生じることとなつて、早期に
破損しやすく、また、片側からのみ押すのであるから可
動鉄心のストロークを大きく取る必要があり、このた
め、コイルの起磁力を大きくする必要があつて消費電力
が大きく、また、可動鉄心を固定鉄心に吸着する際の吸
着音が大きくて騒音が問題となる欠点があつた。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するための手段として、本考案のピ
ンチバルブは、ソレノイドのコイルの中心孔の略中央部
に固定鉄心を固定してその固定鉄心の両側に一対の可動
鉄心を摺動自由に嵌装し、一方の可動鉄心に突設した摺
動杆を固定鉄心及び他方の可動鉄心に形成した中心孔を
貫通して突出させ、その摺動杆の先端と、他方の可動鉄
心に、流体が流通する可撓性材料からなるチユーブを間
に挿通して対応する一対の挟圧部を設け、その各挟圧部
に、各可動鉄心を固定鉄心から離間する方向に移動付勢
しつつその各挟圧部を互いに接近する方向に移動付勢す
るばね体を装着した構成とした。
ンチバルブは、ソレノイドのコイルの中心孔の略中央部
に固定鉄心を固定してその固定鉄心の両側に一対の可動
鉄心を摺動自由に嵌装し、一方の可動鉄心に突設した摺
動杆を固定鉄心及び他方の可動鉄心に形成した中心孔を
貫通して突出させ、その摺動杆の先端と、他方の可動鉄
心に、流体が流通する可撓性材料からなるチユーブを間
に挿通して対応する一対の挟圧部を設け、その各挟圧部
に、各可動鉄心を固定鉄心から離間する方向に移動付勢
しつつその各挟圧部を互いに接近する方向に移動付勢す
るばね体を装着した構成とした。
また、コイルが各別に通電と非通電とを制御し得る2個
のコイルで構成されて、各可動鉄心を各別に固定鉄心に
吸着可能となつているとともに、両挟圧部の間に、その
両挟圧部が前記チユーブを挟んで全閉するまで接近する
のを許容し、かつ、それ以上の接近方向への移動を規制
するストツパを設けた構成としても良い。
のコイルで構成されて、各可動鉄心を各別に固定鉄心に
吸着可能となつているとともに、両挟圧部の間に、その
両挟圧部が前記チユーブを挟んで全閉するまで接近する
のを許容し、かつ、それ以上の接近方向への移動を規制
するストツパを設けた構成としても良い。
考案の作用及び効果 本考案は上記構成になり、コイルへの非通電時には、ば
ね体の弾力により、両挟圧部が、各可動鉄心を固定鉄心
から離間する方向に摺動させつつ互いに接近して、その
間に挿通したチユーブを両側から挟み付けてチユーブを
閉じ、これによつて流体の流通が停止し、コイルに通電
すると、両可動鉄心がばね体の弾力に抗して固定鉄心に
吸着され、両挟圧部が、各可動鉄心の移動に伴い直接に
または摺動杆の移動を介して互いに離間する方向に移動
して、チユーブの挟付力が除去され、チユーブが流体圧
で開いて流体が流通するものであつて、チユーブを両側
から挟み付けるようにしたから、チユーブが両側におい
て均等にしかも小さな変形量で変形させられることとな
つて、生ずる応力が小さく抑えられ、チユーブの長寿命
化を計ることができ、また、各可動鉄心のストロークが
短くて済むから、コイルの起磁力が小さくて済んで消費
電力を低減することができるとともに、可動鉄心の吸着
音が小さく抑えられて騒音の発生が防止でき、また、吸
着方向が互いに逆向きで衝撃力が相殺されるから、可動
鉄心の吸着に伴う衝撃の発生も防止することができ、ま
た、ソレノイドの構造自体も、コイルの中心孔の略中央
部に固定鉄心を固定してその両側に嵌装した可動鉄心を
固定鉄心に吸着するようにした比較的簡単な構造であつ
て、安価に製造し得る効果がある。
ね体の弾力により、両挟圧部が、各可動鉄心を固定鉄心
から離間する方向に摺動させつつ互いに接近して、その
間に挿通したチユーブを両側から挟み付けてチユーブを
閉じ、これによつて流体の流通が停止し、コイルに通電
すると、両可動鉄心がばね体の弾力に抗して固定鉄心に
吸着され、両挟圧部が、各可動鉄心の移動に伴い直接に
または摺動杆の移動を介して互いに離間する方向に移動
して、チユーブの挟付力が除去され、チユーブが流体圧
で開いて流体が流通するものであつて、チユーブを両側
から挟み付けるようにしたから、チユーブが両側におい
て均等にしかも小さな変形量で変形させられることとな
つて、生ずる応力が小さく抑えられ、チユーブの長寿命
化を計ることができ、また、各可動鉄心のストロークが
短くて済むから、コイルの起磁力が小さくて済んで消費
電力を低減することができるとともに、可動鉄心の吸着
音が小さく抑えられて騒音の発生が防止でき、また、吸
着方向が互いに逆向きで衝撃力が相殺されるから、可動
鉄心の吸着に伴う衝撃の発生も防止することができ、ま
た、ソレノイドの構造自体も、コイルの中心孔の略中央
部に固定鉄心を固定してその両側に嵌装した可動鉄心を
固定鉄心に吸着するようにした比較的簡単な構造であつ
て、安価に製造し得る効果がある。
また、コイルが各別に通電と非通電とを制御し得る2個
のコイルで構成されて、各可動鉄心を各別に固定鉄心に
吸着可能となつているとともに、両挟圧部の間に、その
両挟圧部がチユーブを挟んで全閉するまで接近するのを
許容し、かつ、それ以上の接近方向への移動を規制する
ストツパを設けた構成とすると、両コイルを非通電状態
として、両挟圧部でチユーブを挟んで閉じた状態から、
いずれか一方のコイルに通電して一方の可動鉄心を固定
鉄心に吸着すると、その可動鉄心とともに移動する挟圧
部が、ストツパに当たつて定位置に停止している他方の
挟圧部から一定距離離間してチユーブが両挟圧部の間で
半開きの状態となり、次に、他方のコイルにも通電して
他方の可動鉄心を固定鉄心に吸着すると、ストツパに押
し付けられていた他方の挟圧部が反対側の挟圧部から離
間する方向に移動して、チユーブが完全に開くように作
用させることができ、チユーブを全閉、半開及び全開の
3段階に制御することができる。
のコイルで構成されて、各可動鉄心を各別に固定鉄心に
吸着可能となつているとともに、両挟圧部の間に、その
両挟圧部がチユーブを挟んで全閉するまで接近するのを
許容し、かつ、それ以上の接近方向への移動を規制する
ストツパを設けた構成とすると、両コイルを非通電状態
として、両挟圧部でチユーブを挟んで閉じた状態から、
いずれか一方のコイルに通電して一方の可動鉄心を固定
鉄心に吸着すると、その可動鉄心とともに移動する挟圧
部が、ストツパに当たつて定位置に停止している他方の
挟圧部から一定距離離間してチユーブが両挟圧部の間で
半開きの状態となり、次に、他方のコイルにも通電して
他方の可動鉄心を固定鉄心に吸着すると、ストツパに押
し付けられていた他方の挟圧部が反対側の挟圧部から離
間する方向に移動して、チユーブが完全に開くように作
用させることができ、チユーブを全閉、半開及び全開の
3段階に制御することができる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図に基づいて
説明する。
説明する。
図において、1は、弾性材料からなる2本のチユーブa
を紙面の表裏方向に挿通して収容するとともに、ソレノ
イドの取付体を兼ねた収容体であつて、この収容体1の
上面に、チユーブaの開閉を行うソレノイド3が取り付
けられ、このソレノイド3は、有底筒形の外部鉄心4内
に、コイル5を巻装したコイルボビン6が収容されて、
上面に板状鉄心7が被着され、コイルボビン6の中心孔
6a内に、案内筒9がその上下両端を板状鉄心7及び外
部鉄心4の底板の中心孔7a、4aに通して嵌着され、
この案内筒9内のコイル3の長さ方向の中心と対応する
位置に、固定鉄心10が嵌着されているとともに、固定
鉄心10の上下両側に一対の可動鉄心11a、11bが
摺動自由に嵌装され、上側の第1可動鉄心11aの下面
に突設された摺動杆12が、上記の固定鉄心10及び下
側の第2可動鉄心11bに夫々形成された中心孔13、
14を貫通して第2可動鉄心11bの下面側に突出して
おり、この摺動杆12の先端に、上記のチユーブaの挿
通方向と直角方向を向いた左右一対の取付板15が突設
されて、夫々の上面に丸棒状の第1挟圧棒16aが溶接
で固定されているとともに、下側の第2可動鉄心11b
の下端部にも、左右一対の取付板17が突成されて、夫
々の下面に、上記の第1挟圧棒16aと上下に対応する
ようにして同じく丸棒状の第2挟圧棒16bが溶接で固
定されており、この左右両側において上下で対をなす第
1挟圧棒16aと第2挟圧棒16bの間に、夫々チユー
ブaが挿通されており、下側の第1挟圧棒16aの取付
板15と収容体1の底板の間、及び、上側の第2挟圧棒
16bの取付板17と外部鉄心4の底板の間に、夫々、
圧縮コイルばね19a、19bが装着されて、その弾拡
力により、第1可動鉄心11aと第2可動鉄心11bを
固定鉄心10から離間する方向に摺動させつつ、第1挟
圧棒16aと第2挟圧棒16bが互いに接近する方向に
移動付勢されている。
を紙面の表裏方向に挿通して収容するとともに、ソレノ
イドの取付体を兼ねた収容体であつて、この収容体1の
上面に、チユーブaの開閉を行うソレノイド3が取り付
けられ、このソレノイド3は、有底筒形の外部鉄心4内
に、コイル5を巻装したコイルボビン6が収容されて、
上面に板状鉄心7が被着され、コイルボビン6の中心孔
6a内に、案内筒9がその上下両端を板状鉄心7及び外
部鉄心4の底板の中心孔7a、4aに通して嵌着され、
この案内筒9内のコイル3の長さ方向の中心と対応する
位置に、固定鉄心10が嵌着されているとともに、固定
鉄心10の上下両側に一対の可動鉄心11a、11bが
摺動自由に嵌装され、上側の第1可動鉄心11aの下面
に突設された摺動杆12が、上記の固定鉄心10及び下
側の第2可動鉄心11bに夫々形成された中心孔13、
14を貫通して第2可動鉄心11bの下面側に突出して
おり、この摺動杆12の先端に、上記のチユーブaの挿
通方向と直角方向を向いた左右一対の取付板15が突設
されて、夫々の上面に丸棒状の第1挟圧棒16aが溶接
で固定されているとともに、下側の第2可動鉄心11b
の下端部にも、左右一対の取付板17が突成されて、夫
々の下面に、上記の第1挟圧棒16aと上下に対応する
ようにして同じく丸棒状の第2挟圧棒16bが溶接で固
定されており、この左右両側において上下で対をなす第
1挟圧棒16aと第2挟圧棒16bの間に、夫々チユー
ブaが挿通されており、下側の第1挟圧棒16aの取付
板15と収容体1の底板の間、及び、上側の第2挟圧棒
16bの取付板17と外部鉄心4の底板の間に、夫々、
圧縮コイルばね19a、19bが装着されて、その弾拡
力により、第1可動鉄心11aと第2可動鉄心11bを
固定鉄心10から離間する方向に摺動させつつ、第1挟
圧棒16aと第2挟圧棒16bが互いに接近する方向に
移動付勢されている。
本実施例はこのような構造になり、ソレノイド3のコイ
ル5への非通電時には、第1図及び第3図に示すよう
に、圧縮コイルばね19a、19bの弾拡力により、両
挟圧棒16a、16bが、両可動鉄心11a、11bを
固定鉄心10から離間する方向に摺動させつつ互いに接
近して、その間に挿通したチユーブaを上下両側から挟
み付けてチユーブaを閉じ、これによつて流体の流通が
停止し、コイル5に通電すると、第2図及び第4図に示
すように、両可動鉄心11a、11bが圧縮コイルばね
19a、19bの弾力に抗して固定鉄心10に吸着さ
れ、下側の第1挟圧棒16aが摺動杆12の下動に伴つ
て下動し、また、上側の第2挟圧棒16bが第2可動鉄
心11bの上動によつて直接に上動して、両挟圧棒16
a、16bの対応間隔が開き、これによつてチユーブa
の挟付力が除去されて、チユーブaがそれ自身の弾性復
元力と流体圧によつて開いて流体が流通する。再びコイ
ル5を非通電状態とすると、両圧縮コイルばね19a、
19bの復元弾拡力で両挟圧棒16a、16bが接近し
てチユーブaが閉じられる。
ル5への非通電時には、第1図及び第3図に示すよう
に、圧縮コイルばね19a、19bの弾拡力により、両
挟圧棒16a、16bが、両可動鉄心11a、11bを
固定鉄心10から離間する方向に摺動させつつ互いに接
近して、その間に挿通したチユーブaを上下両側から挟
み付けてチユーブaを閉じ、これによつて流体の流通が
停止し、コイル5に通電すると、第2図及び第4図に示
すように、両可動鉄心11a、11bが圧縮コイルばね
19a、19bの弾力に抗して固定鉄心10に吸着さ
れ、下側の第1挟圧棒16aが摺動杆12の下動に伴つ
て下動し、また、上側の第2挟圧棒16bが第2可動鉄
心11bの上動によつて直接に上動して、両挟圧棒16
a、16bの対応間隔が開き、これによつてチユーブa
の挟付力が除去されて、チユーブaがそれ自身の弾性復
元力と流体圧によつて開いて流体が流通する。再びコイ
ル5を非通電状態とすると、両圧縮コイルばね19a、
19bの復元弾拡力で両挟圧棒16a、16bが接近し
てチユーブaが閉じられる。
このように本実施例では、チユーブaを上下両側から挟
み付けるようにしたから、チユーブaが上下両側におい
て均等にしかも小さな変形量で変形させられることとな
り、生ずる応力が小さく抑えられて、チユーブaの長寿
命化が計られる。また、各可動鉄心11a、11bのス
トロークが短くて済むから、コイル5の起磁力が小さく
て済んで消費電力が低減される。なお、このコイル5の
起磁力については、ソレノイドの可動鉄心によりチユー
ブの片側のみを押し付ける構造であつて、可動鉄心のス
トロークを大きく取る必要があつた従来のものの起磁力
に比べて、15%程度低下させることができるのが、実
験により確認されている。さらに、この可動鉄心11
a、11bのストロークが小さくて済むことにより、可
動鉄心11a、11bの吸着音が小さく抑えられ、ま
た、吸着方向が上下逆向きで衝撃力が相殺されるため、
吸着に伴う衝撃の発生が防止される。
み付けるようにしたから、チユーブaが上下両側におい
て均等にしかも小さな変形量で変形させられることとな
り、生ずる応力が小さく抑えられて、チユーブaの長寿
命化が計られる。また、各可動鉄心11a、11bのス
トロークが短くて済むから、コイル5の起磁力が小さく
て済んで消費電力が低減される。なお、このコイル5の
起磁力については、ソレノイドの可動鉄心によりチユー
ブの片側のみを押し付ける構造であつて、可動鉄心のス
トロークを大きく取る必要があつた従来のものの起磁力
に比べて、15%程度低下させることができるのが、実
験により確認されている。さらに、この可動鉄心11
a、11bのストロークが小さくて済むことにより、可
動鉄心11a、11bの吸着音が小さく抑えられ、ま
た、吸着方向が上下逆向きで衝撃力が相殺されるため、
吸着に伴う衝撃の発生が防止される。
なお、上記実施例の、摺動杆12の先端の取付板15、
及び、第2可動鉄心11bの下端部の取付板17に、丸
棒状の挟圧棒16a、16bを溶接で固定する構造に代
えて、夫々の取付板15、17に、第5図に示すよう
に、角に丸みを付けた方形断面の挟圧部21を一体に形
成したり、あるいは、第6図に示すように、半円形断面
の挟圧部22を一体に形成するようにしても良い。
及び、第2可動鉄心11bの下端部の取付板17に、丸
棒状の挟圧棒16a、16bを溶接で固定する構造に代
えて、夫々の取付板15、17に、第5図に示すよう
に、角に丸みを付けた方形断面の挟圧部21を一体に形
成したり、あるいは、第6図に示すように、半円形断面
の挟圧部22を一体に形成するようにしても良い。
第7図及び第8図は他の実施例を示し、ソレノイド3a
が、各別のコイルボビン6a、6bに巻装された一対の
第1コイル5aと第2コイル5bとを、環形鉄心24を
間に挟んで、固定鉄心10の中心を境として上下に重ね
て収容し、第1コイル5aと第2コイル5bに夫々通電
することにより、第1可動鉄心11aと第2可動鉄心1
1bとを各別に固定鉄心10に吸着し得るようになつて
いるとともに、収容体1の左右の側板25の第1挟圧棒
16aと第2挟圧棒16bの間の位置に、両挟圧棒16
a、16bがチユーブaを挟んで完全に閉じる位置まで
接近したときに、それらの端部に当たることによつて、
それ以上の第1挟圧棒16aの上動及び第2挟圧棒16
bの下動を規制するストツパ26が取り付けられてお
り、第1コイル5a及び第2コイル5bがともに非通電
状態の場合は、第7図に示すように、両圧縮コイルばね
19a、19bの弾拡力により両挟圧棒16a、16b
が互いに接近してチユーブaを挟んで閉じ、次に、上側
の第1コイル5aに通電すると、第8図の実線に示すよ
うに、上側の第1可動鉄心11aが固定鉄心10に吸着
され、摺動杆12が下動するのに伴つて第1挟圧棒16
aが一定距離下動し、ストツパ26に当たつて停止して
いる上側の第2挟圧棒16bから離間して、チユーブa
が両挟圧棒16a、16bの間で半開きの状態となり、
次に、第1コイル5aに通電したまま下側の第2コイル
5bにも通電すると、同図の鎖線に示すように、第2可
動鉄心11bが固定鉄心10に吸着されて上側の第2挟
圧棒16bが上動し、両挟圧棒16a、16b間が大き
く開いて、チユーブaが完全に開き、チユーブaを全
閉、半開及び全開の3段階に制御することができる。
が、各別のコイルボビン6a、6bに巻装された一対の
第1コイル5aと第2コイル5bとを、環形鉄心24を
間に挟んで、固定鉄心10の中心を境として上下に重ね
て収容し、第1コイル5aと第2コイル5bに夫々通電
することにより、第1可動鉄心11aと第2可動鉄心1
1bとを各別に固定鉄心10に吸着し得るようになつて
いるとともに、収容体1の左右の側板25の第1挟圧棒
16aと第2挟圧棒16bの間の位置に、両挟圧棒16
a、16bがチユーブaを挟んで完全に閉じる位置まで
接近したときに、それらの端部に当たることによつて、
それ以上の第1挟圧棒16aの上動及び第2挟圧棒16
bの下動を規制するストツパ26が取り付けられてお
り、第1コイル5a及び第2コイル5bがともに非通電
状態の場合は、第7図に示すように、両圧縮コイルばね
19a、19bの弾拡力により両挟圧棒16a、16b
が互いに接近してチユーブaを挟んで閉じ、次に、上側
の第1コイル5aに通電すると、第8図の実線に示すよ
うに、上側の第1可動鉄心11aが固定鉄心10に吸着
され、摺動杆12が下動するのに伴つて第1挟圧棒16
aが一定距離下動し、ストツパ26に当たつて停止して
いる上側の第2挟圧棒16bから離間して、チユーブa
が両挟圧棒16a、16bの間で半開きの状態となり、
次に、第1コイル5aに通電したまま下側の第2コイル
5bにも通電すると、同図の鎖線に示すように、第2可
動鉄心11bが固定鉄心10に吸着されて上側の第2挟
圧棒16bが上動し、両挟圧棒16a、16b間が大き
く開いて、チユーブaが完全に開き、チユーブaを全
閉、半開及び全開の3段階に制御することができる。
第1図は本考案の一実施例のチユーブが閉じた状態の断
面図、第2図はそのチユーブが開いた状態の断面図、第
3図はそのチユーブが閉じた状態の部分側断面図、第4
図はそのチユーブが開いた状態の部分側断面図、第5図
及び第6図はチユーブの挟圧部の変形例の断面図であ
り、第7図は他の実施例のチユーブが閉じた状態の断面
図、第8図はそのチユーブが開いた状態の断面図であ
る。 3、3a:ソレノイド、5:コイル、5a:第1コイ
ル、5b:第2コイル、10:固定鉄心、11a:第1
可動鉄心、11b:第2可動鉄心、12:摺動杆、16
a:第1挟圧棒、16b:第2挟圧棒、19a、19
b:圧縮コイルばね、21、22:挟圧部、26:スト
ツパ
面図、第2図はそのチユーブが開いた状態の断面図、第
3図はそのチユーブが閉じた状態の部分側断面図、第4
図はそのチユーブが開いた状態の部分側断面図、第5図
及び第6図はチユーブの挟圧部の変形例の断面図であ
り、第7図は他の実施例のチユーブが閉じた状態の断面
図、第8図はそのチユーブが開いた状態の断面図であ
る。 3、3a:ソレノイド、5:コイル、5a:第1コイ
ル、5b:第2コイル、10:固定鉄心、11a:第1
可動鉄心、11b:第2可動鉄心、12:摺動杆、16
a:第1挟圧棒、16b:第2挟圧棒、19a、19
b:圧縮コイルばね、21、22:挟圧部、26:スト
ツパ
Claims (2)
- 【請求項1】ソレノイドのコイルの中心孔の略中央部に
固定鉄心を固定して該固定鉄心の両側に一対の可動鉄心
を摺動自由に嵌装し、一方の前記可動鉄心に突設した摺
動杆を前記固定鉄心及び他方の前記可動鉄心に形成した
中心孔を貫通して突出させ、該摺動杆の先端と、前記他
方の可動鉄心に、流体が流通する可撓性材料からなるチ
ユーブを間に挿通して対応する一対の挟圧部を設け、該
各挟圧部に、前記各可動鉄心を前記固定鉄心から離間す
る方向に移動付勢しつつ該各挟圧部を互いに接近する方
向に移動付勢するばね体を装着したことを特徴とするピ
ンチバルブ - 【請求項2】前記コイルが各別に通電と非通電とを制御
し得る2個のコイルで構成されて、前記各可動鉄心を各
別に前記固定鉄心に吸着可能となつているとともに、前
記両挟圧部の間に、該両挟圧部が前記チユーブを挟んで
全閉するまで接近するのを許容し、かつ、それ以上の接
近方向への移動を規制するストツパを設けたことを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のピンチバル
ブ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989054614U JPH0615183Y2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | ピンチバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989054614U JPH0615183Y2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | ピンチバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02145364U JPH02145364U (ja) | 1990-12-10 |
JPH0615183Y2 true JPH0615183Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=31576832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989054614U Expired - Lifetime JPH0615183Y2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | ピンチバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615183Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7104275B2 (en) * | 2002-04-01 | 2006-09-12 | Emerson Electric Co. | Pinch valve |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6037495Y2 (ja) * | 1977-08-12 | 1985-11-08 | 旭可鍛鉄株式会社 | ピンチバルブ |
-
1989
- 1989-05-12 JP JP1989054614U patent/JPH0615183Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02145364U (ja) | 1990-12-10 |
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