JPH06151607A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH06151607A
JPH06151607A JP31661692A JP31661692A JPH06151607A JP H06151607 A JPH06151607 A JP H06151607A JP 31661692 A JP31661692 A JP 31661692A JP 31661692 A JP31661692 A JP 31661692A JP H06151607 A JPH06151607 A JP H06151607A
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forming
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wiring layer
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JP31661692A
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English (en)
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Kuniko Miyagawa
邦子 宮川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アスペスト比の大きい微細なコンタクト孔内
にAl合金を化学的作用により強制的に引き込み、コン
タクト孔内にAl合金を充填する。 【構成】 コンタクト孔内に金属を引き込む作用をする
Si膜を形成した後、上層配線となるほどGe濃度を濃
くしたAl−Ge合金またはAl−Ge−Cu合金を用
いてスパッタし、アスペスト比の大きい微細なコンタク
ト孔を埋め込み、かつ多層配線を形成する。 【効果】 Si膜がスパッタ中にAl−Ge合金と反応
することにより、微細なコンタクト孔にAl合金が埋め
込まれる。また、上層の配線層ほどGe濃度を濃くした
ことにより、スパッタ中の基板温度を下げて埋め込みが
行えるため、多層配線構造が形成できる。さらに、Cu
を含むAl−Si合金はエレクトロマイグレーション耐
性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に関し、詳しくは半導体装置のコンタクト孔(ス
ルーホールを含む)とその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造に際し、その配
線は、コンタクト孔にAl−SiまたはAl−Si−C
uの合金をスパッタ法で成膜し、パターニングを行な
い、水素アロイを行なって形成していた。しかし、この
方法によるときには、アスペクト比の大きいコンタクト
孔を埋め込めず、断線を起こすために、ポリシリコンま
たはタングステンのような他材料をコンタクト孔に埋め
込み、その後、Al−Si系合金をスパッタし、アロイ
する方法を用いるか、または、スパッタの際に基板温度
をあげて、Al合金を溶融状態にして、コンタクト孔に
流し込んで埋め込む方法が使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アスペクト比の大きい
コンタクト孔を埋め込むためにポリシリコンを用いる
と、ポリシリコンは半導体であるので、たとえ不純物を
高濃度に拡散させても、金属の場合に比べてコンタクト
抵抗が高くなるという問題があった。タングステンは、
高アスペクト比のコンタクト孔に埋め込むことができ、
材料自身の抵抗も低いが、Siとのコンタクト抵抗が、
特にp+ −Siに対して高い。しかも、タングステンが
Si基板へ食い込み、それによってリーク電流が生じる
ため、デバイスの電気特性が劣化するという問題があっ
た。
【0004】また、Al−Si系合金を溶融状態にして
コンタクト孔に埋め込む方法では、Al−Si系合金の
共晶温度が577℃と高いため、十分に溶融させてこれ
をコンタクト孔に埋め込むと、場所によって、Alがp
n接合をつき抜けてしまい、ジャンクションリーク電流
が増加するなど半導体装置の電気的特性への影響が出
る。また、微細なコンタクト孔では、コンタクト孔の入
口が合金で閉じられてしまい、コンタクト孔の内部まで
合金を完全に埋め込めない。さらにこの方法では、埋め
込みに際して基板温度を高温に保持するため、Al系配
線が多層をなす場合、最下層のAl系配線にのみ適用で
きるが、下層に形成されているAl系配線層を流動化さ
せられないため、第2層以上の配線層には適用できない
という問題があった。
【0005】本発明の目的は、コンタクト孔底部に下地
膜として形成したSi膜によりAl合金をコンタクト孔
内に引き込んでコンタクト孔内を完全に充填した半導体
装置及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置は、少なくとも2段以上に
上下に積層された積層体を有する多層配線構造の半導体
装置であって、相対的に下層の積層体は、拡散層を含む
第(n−1、ただし、n>2以下同じ)配線層と、第
(n−1)層間絶縁膜を介して第(n−1)配線層上に
設けられた第n配線層と、第(n−1)層間絶縁膜に設
けられ第n配線層から第(n−1)配線層に達するコン
タクト孔と、コンタクト孔を充填する第(n−1)導電
体層とからなり、相対的に上層の積層体は、前記積層体
の第n配線層を最下層とし、該第n配線層上に第n層間
絶縁膜を介して設けられた第(n+1)配線層と、第n
層間絶縁膜に設けられ第(n+1)配線層から第n配線
層に達するコンタクト孔と、コンタクト孔を充填する第
n導電体層とからなり、前記第(n−1)導電体層の素
材は、第n配線層の共晶温度より低い金属であり、第n
配線層の素材は、第n導電体層の共晶温度より低い金属
であるものである。
【0007】また、前記第n導電体層を形成する前記金
属は、少なくともGeとSiとを含むAl合金であるも
のである。
【0008】また、前記第n配線層の素材は、前記第
(n−1)導電体層を形成する金属であるものである。
【0009】また、前記第(n−1)導電体層の素材
は、前記第n配線層よりGeを多く含む金属であるもの
である。
【0010】また、前記層間絶縁膜の上面は、概略平坦
であるものである。
【0011】また、前記第n配線層の上面における少な
くとも前記コンタクト孔より露出した領域は、導電性の
バリア膜を有するものである。
【0012】また、少なくとも前記コンタクト孔より露
出した前記層間絶縁膜の側面は、前記バリア膜を有する
ものである。
【0013】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、少なくとも2段以上に上下に積層された積層体を有
する多層配線構造の半導体装置を製造する半導体装置の
製造方法であって、相対的に下層の積層体の製造工程
は、拡散層を含む下層の配線層を形成する工程と、下層
の配線層全面に層間絶縁膜を形成する工程と、前記下層
の配線層に達するコンタクト孔を前記層間絶縁膜に形成
する工程と、前記コンタクト孔の側面及び前記コンタク
ト孔の形成により露出した前記下層の配線層の上面を含
む全面に、Si膜を形成する工程と、前記Si膜の表面
に、少なくともGeを含む第1のAl合金のスパッタリ
ングを行い、前記第1のAl合金の表面移動により前記
Si膜の全面を覆う前記第1のAl合金膜を形成し、前
記第1のAl合金膜と前記Si膜との合金化反応によ
り、前記コンタクト孔の内部を含む全面に、少なくとも
GeとSiを含む前記第1の導電体層となる第2のAl
合金膜を形成する工程と、前記コンタクト孔の内部に、
前記第1の導電体層である前記第2のAl合金膜を残留
させ、かつ前記第1の導電体層である前記第2のAlの
合金膜からなる上層の配線層を形成するエッチング工
程、あるいは前記コンタクト孔の内部にのみ前記第1の
導電体層である前記第2のAl合金膜を残留させた後
に、全面に前記第1の導電体層である前記第2のAl合
金膜より共晶温度の高い前記上層の配線層となる第3の
Al合金膜を形成して、前記第3のAl合金膜からなる
前記上層の配線層を形成する工程とを有するものであ
り、相対的に上層の積層体の製造工程は、前記下層積層
体の上層配線層を下層の配線層として用い、その全面に
新たな層間絶縁膜を形成する工程と、前記下層積層体の
上層配線層に達する新たなコンタクト孔を前記新たな層
間絶縁膜に形成する工程と、前記新たなコンタクト孔の
側面及び、前記新たなコンタクト孔の形成により露出し
た前記下層積層体の上層配線層の上面を含む全面に、新
たなSi膜を形成する工程と、前記新たなSi膜の表面
に、前記第1の導電体層を形成するためにスパッタリン
グされた第1のAl合金膜よりも共晶温度の低いAl合
金のスパッタリングを行い、前記新たなSi膜の全面を
覆う第4のAl合金膜を形成し、前記第4のAl合金膜
と前記新たなSi膜との合金化反応により前記新たなコ
ンタクト孔の内部を含む全面に少なくともGeとSiと
を含む第2の導電体層となる第5のAl合金膜を形成す
る工程と、前記新たなコンタクト孔の内部に前記第2の
導電体層である前記第5のAlの合金膜を残留させ、か
つ前記第2の導電体層である前記第5の合金膜からなる
上層の配線層を形成するエッチング工程、あるいは前記
新たなコンタクト孔の内部にのみ前記第2の導電体層で
ある前記第5のAlの合金膜を残留させた後に全面に前
記第2の導電体層である前記第5の合金膜より共晶温度
が高い第6のAl合金膜からなる上層の配線層を形成す
る工程とを有するものである。
【0014】また、少なくとも2段以上に上下に積層さ
れた積層体を有する多層配線構造の半導体装置を製造す
る半導体装置の製造方法であって、相対的に下層の積層
体の製造工程は、拡散層を含む下層の配線層を形成する
工程と、下層の配線層全面に層間絶縁膜を形成したの
ち、全面にフォトレジスト膜を形成し、エッチバックを
行い、前記層間絶縁膜の上面を概略平坦化する工程と、
前記下層の配線層に達するコンタクト孔を前記層間絶縁
膜に形成する工程と、前記コンタクト孔の側面及び、前
記コンタクト孔の形成により露出した前記下層の配線層
の上面を含む全面に、Si膜を形成する工程と、前記S
i膜の表面に、少なくともGeを含む第1のAl合金の
スパッタリングを行い、前記第1のAl合金の表面移動
により前記Si膜の全面を覆う前記第1のAl合金膜を
形成し、前記第1のAl合金膜と前記Si膜との合金化
反応により、前記コンタクト孔の内部を含む全面に、少
なくともGeとSiを含む前記第1の導電体層となる第
2のAl合金膜を形成する工程と、前記コンタクト孔の
内部に、前記第1の導電体層である前記第2のAl合金
膜を残留させ、かつ前記第1の導電体層である前記第2
のAlの合金膜からなる上層の配線層を形成するエッチ
ング工程、あるいは前記コンタクト孔の内部にのみ前記
第1の導電体層である前記第2のAl合金膜を残留させ
た後に、全面に前記第1の導電体層である前記第2のA
l合金膜より共晶温度の高い前記上層の配線層となる第
3のAl合金膜を形成して、前記第3のAl合金膜から
なる前記上層の配線層を形成する工程とを有するもので
あり、相対的に上層の積層体の製造工程は、前記下層積
層体の上層配線層を下層の配線層として用い、その全面
に新たな層間絶縁膜を形成した後、全面にフォトレジス
ト膜を形成し、エッチバックを行い、前記新たな層間絶
縁膜の上面を概略平坦化する工程と、前記下層積層体の
上層配線層に達する新たなコンタクト孔を前記新たな層
間絶縁膜に形成する工程と、前記新たなコンタクト孔の
側面及び、前記新たなコンタクト孔の形成により露出し
た前記下層積層体の上層配線層の上面を含む全面に、新
たなSi膜を形成する工程と、前記新たなSi膜の表面
に、前記第1の導電体層を形成するためにスパッタリン
グされた第1のAl合金膜よりも共晶温度の低いAl合
金のスパッタリングを行い、前記新たなSi膜の全面を
覆う第4のAl合金膜を形成し、前記第4のAl合金膜
と前記新たなSi膜との合金化反応により前記新たなコ
ンタクト孔の内部を含む全面に少なくともGeとSiと
を含む第2の導電体層となる第5のAl合金膜を形成す
る工程と、前記新たなコンタクト孔の内部に前記第2の
導電体層である前記第5のAlの合金膜を残留させ、か
つ前記第2の導電体層である前記第5の合金膜からなる
上層の配線層を形成するエッチング工程、あるいは前記
新たなコンタクト孔の内部にのみ前記第2の導電体層で
ある前記第5のAlの合金膜を残留させた後に全面に前
記第2の導電体層である前記第5の合金膜より共晶温度
が高い第6のAl合金膜からなる上層の配線層を形成す
る工程とを有するものである。
【0015】また、前記Si膜の形成に先だって全面に
導電性のバリア膜を形成する工程と、前記新たなSi膜
の形成に先だって全面に導電性のバリア膜を形成する工
程とをさらに備えるものである。
【0016】また、前記層間絶縁膜の形成に先だって少
なくとも前記拡散層の上面にシリサイド層を形成する工
程を更に備えるものである。
【0017】
【作用】図1は、Al−Ge合金の相図である。Al−
Ge合金は、GeのAlに対する固溶限界2.8原子%
のときの共晶点が424℃であり、この共晶点は、Al
−Siに比べ低く、溶融し易い。したがって、Al−S
i系合金の場合よりも低い温度でスパッタしても、Al
−Ge合金は、基板上で流動化を起こし、アスペクト比
の大きいコンタクト孔(スルーホールを含む)に流れ込
む。さらに、下地膜をSi膜とすることで、Al−Ge
がスパッタ時にSiと合金化反応を起こすために、濡れ
性が向上して、高アスペクト比のコンタクト孔を安定し
て埋め込むことができる。また、Al−Ge合金は、相
図からわかるように、Al中のGeの濃度を変えること
により、融点を変化させることができるため、上層のコ
ンタクト孔埋め込みを行うにしたがい、Geの濃度を高
くして融点を下げることにより、多層配線構造を形成す
ることが可能となる。
【0018】また、少なくともSi膜の下の全面または
コンタクト孔の底にバリア膜を形成することにより、S
iの吸い出し防止を強化する作用がある。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図2(a)〜(c)は、本発明に係る半導
体装置の製造工程の一実施例を示す断面図である。
【0020】図において、本発明に係る半導体装置は、
少なくとも2段以上(図2の実施例では2段)に上下に
積層された積層体を有する多層配線構造のものである。
以下、上層の積層体と下層の積層体の製造工程に分けて
説明する。
【0021】図2に示すように、下層の積層体を製造す
るには、まず図2(a)に示すように、Si基板101
上に、Nウェル102、Pウェル103、ゲート104
に加えて、下層の配線層としての、p+ 拡散層105、
+ 拡散層106及びポリサイド配線107を形成す
る。次に、厚さ0.8μmをもつ層間絶縁膜としての酸
化膜108をCVD法などで形成し、酸化膜108をエ
ッチングして、p+ 拡散層105、n+ 拡散層106、
ゲート104及びポリサイド配線107に達する径0.
25−0.5μmのコンタクト孔109を形成する。
【0022】次に図2(b)に示すように、コンタクト
孔109の側面及び、露出したp+拡散層105、n+
拡散層106、ポリサイド配線107の上面に、バリア
膜としてのTi膜110を室温で200Å、引続きTi
N膜111を基板温度200℃で1000Åスパッタ成
膜し、その後、窒素雰囲気中でランプアニールを620
℃で30秒間行なう。次に基板の全面にSi膜112を
50Å、LPCVDで基板温度600℃で形成する。
【0023】次に図2(c)に示すように、基板温度を
350℃にあげて、2.5重量%Geを含んだAl−G
e合金をスパッタし、基板上でSl−Geを流動化さ
せ、また、下地のSi膜112と合金化反応を起こさせ
て、それぞれの深さ及び大きさの違うコンタクト孔10
9を埋め込む。このときのAl−Geのスパッタパワー
は0.9〜7.0kW、スパッタレートは0.1μm/
minである。この基板全面にスパッタ成膜されたAl
−Ge合金をパターニングして上層の配線層113を形
成する。
【0024】次に上層の積層体の製造工程について説明
する。上層の配線層113を下層の配線層として用い、
450℃で30分シンタリングしたのち、下層の配線層
として用いた配線層113を含めた基板表面に、層間絶
縁膜であるプラズマ酸化膜114を1000Å、BPS
G115を1μm堆積し、リフローさせて層上面を概略
平坦化し、層間絶縁膜114及びBPSG115をエッ
チングして、下層の配線層113に達するコンタクト孔
116を形成する。
【0025】下層の積層体の場合と同様にして、コンタ
クト孔116の側面及び、露出した配線層113の上面
に、TiN膜117とTiN膜118とをそれぞれ20
0Å、1000Åスパッタしてバリア膜を形成する。次
にSi膜119を50Å、基板温度460℃にしてバリ
ア膜上に成膜する。その後、Geを第1配線層(p+
びn+ 拡散層105,106等)より多い5重量%含ん
だAl−Ge合金を用いて、第1配線層の成膜温度より
低い基板温度300℃でスパッタ成膜を行い、コンタク
ト孔116を埋め込み、上層の配線層120を形成す
る。
【0026】埋め込まれたコンタクト抵抗(図3)及び
スルーホール抵抗(図4)は、Al−Siでスパッタ成
膜した場合と同程度であり、また、ジャンクションリー
ク電流は観測されなかった。
【0027】また、本発明においてAl−Ge合金の代
わりにCuを含んだAl−Ge−Cu合金を用いても同
様の効果が得られ、かつ、Cu添加によるエレクトロマ
イグレーション耐性が向上する効果もある。また、層間
絶縁膜の形成に先立って少なくとも拡散層の上面にシリ
サイド層を形成してもよい。
【0028】以上、実施例では、上下2段に積層された
積層体の組合せについて説明したが、各組の積層体の組
合せについては、3段以上に組合せたときに、相対的に
上段の組と下段の組とについても全く同様に適用され
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
気特性が劣化せず、しかも微細でコンタクト径や深さの
違うコンタクト孔を一度に埋め込むことができる。ま
た、Geの濃度を変えることにより、多層配線構造を形
成することが可能である。本発明を用いれば、埋め込み
用の高融点金属などの材料を使用せず、従来のスパッタ
法で微細コンタクト孔の埋め込みが可能であるため、将
来の微細デバイス製作に従来の製造プロセスをそのまま
使用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を説明するAl−Geの相図であ
る。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法の一実施例を示
す断面図である。
【図3】本発明によりAl−Ge−Si合金で埋め込ま
れたコンタクト孔のコンタクト抵抗を示す特性図であ
る。
【図4】本発明によりAl−Ge−Si合金で埋め込ま
れたコンタクト孔のスルーホール抵抗を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
101 Si基板 102 Nウェル 103 Pウェル 104 ゲート 105 p+ 拡散層 106 n+ 拡散層 107 ポリサイド配線 108 酸化膜 109 コンタクト孔 110 Ti膜 111 TiN膜 112 Si膜 113 第2配線層(Al−Ge−Si膜) 114 プラズマ酸化膜 115 BPSG 116 コンタクト孔 117 Ti膜 118 TiN膜 119 Si膜 120 第3配線層(Al−Ge−Si膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/3205 21/336 29/784

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2段以上に上下に積層された
    積層体を有する多層配線構造の半導体装置であって、 相対的に下層の積層体は、拡散層を含む第(n−1、た
    だし、n>2以下同じ)配線層と、第(n−1)層間絶
    縁膜を介して第(n−1)配線層上に設けられた第n配
    線層と、第(n−1)層間絶縁膜に設けられ第n配線層
    から第(n−1)配線層に達するコンタクト孔と、コン
    タクト孔を充填する第(n−1)導電体層とからなり、 相対的に上層の積層体は、前記積層体の第n配線層を最
    下層とし、該第n配線層上に第n層間絶縁膜を介して設
    けられた第(n+1)配線層と、第n層間絶縁膜に設け
    られ第(n+1)配線層から第n配線層に達するコンタ
    クト孔と、コンタクト孔を充填する第n導電体層とから
    なり、 前記第(n−1)導電体層の素材は、第n配線層の共晶
    温度より低い金属であり、第n配線層の素材は、第n導
    電体層の共晶温度より低い金属であることを特徴とする
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第n導電体層を形成する前記金属
    は、少なくともGeとSiとを含むAl合金であること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第n配線層の素材は、前記第(n−
    1)導電体層を形成する金属であることを特徴とする請
    求項1、又は請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第(n−1)導電体層の素材は、前
    記第n配線層よりGeを多く含む金属であることを特徴
    とする請求項1、請求項2、又は請求項3記載の半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 前記層間絶縁膜の上面は、概略平坦であ
    ることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、又
    は請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第n配線層の上面における少なくと
    も前記コンタクト孔より露出した領域は、導電性のバリ
    ア膜を有するものであることを特徴とする請求項1、請
    求項2、請求項3、請求項4、又は請求項5記載の半導
    体装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記コンタクト孔より露出し
    た前記層間絶縁膜の側面は、前記バリア膜を有するもの
    であることを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも2段以上に上下に積層された
    積層体を有する多層配線構造の半導体装置を製造する半
    導体装置の製造方法であって、 相対的に下層の積層体の製造工程は、 拡散層を含む下層の配線層を形成する工程と、 下層の配線層全面に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記下層の配線層に達するコンタクト孔を前記層間絶縁
    膜に形成する工程と、 前記コンタクト孔の側面及び前記コンタクト孔の形成に
    より露出した前記下層の配線層の上面を含む全面に、S
    i膜を形成する工程と、 前記Si膜の表面に、少なくともGeを含む第1のAl
    合金のスパッタリングを行い、前記第1のAl合金の表
    面移動により前記Si膜の全面を覆う前記第1のAl合
    金膜を形成し、前記第1のAl合金膜と前記Si膜との
    合金化反応により、前記コンタクト孔の内部を含む全面
    に、少なくともGeとSiを含む前記第1の導電体層と
    なる第2のAl合金膜を形成する工程と、 前記コンタクト孔の内部に、前記第1の導電体層である
    前記第2のAl合金膜を残留させ、かつ前記第1の導電
    体層である前記第2のAlの合金膜からなる上層の配線
    層を形成するエッチング工程、あるいは前記コンタクト
    孔の内部にのみ前記第1の導電体層である前記第2のA
    l合金膜を残留させた後に、全面に前記第1の導電体層
    である前記第2のAl合金膜より共晶温度の高い前記上
    層の配線層となる第3のAl合金膜を形成して、前記第
    3のAl合金膜からなる前記上層の配線層を形成する工
    程とを有するものであり、 相対的に上層の積層体の製造工程は、 前記下層積層体の上層配線層を下層の配線層として用
    い、その全面に新たな層間絶縁膜を形成する工程と、 前記下層積層体の上層配線層に達する新たなコンタクト
    孔を前記新たな層間絶縁膜に形成する工程と、 前記新たなコンタクト孔の側面及び、前記新たなコンタ
    クト孔の形成により露出した前記下層積層体の上層配線
    層の上面を含む全面に、新たなSi膜を形成する工程
    と、 前記新たなSi膜の表面に、前記第1の導電体層を形成
    するためにスパッタリングされた第1のAl合金膜より
    も共晶温度の低いAl合金のスパッタリングを行い、前
    記新たなSi膜の全面を覆う第4のAl合金膜を形成
    し、前記第4のAl合金膜と前記新たなSi膜との合金
    化反応により前記新たなコンタクト孔の内部を含む全面
    に少なくともGeとSiとを含む第2の導電体層となる
    第5のAl合金膜を形成する工程と、 前記新たなコンタクト孔の内部に前記第2の導電体層で
    ある前記第5のAlの合金膜を残留させ、かつ前記第2
    の導電体層である前記第5の合金膜からなる上層の配線
    層を形成するエッチング工程、あるいは前記新たなコン
    タクト孔の内部にのみ前記第2の導電体層である前記第
    5のAlの合金膜を残留させた後に全面に前記第2の導
    電体層である前記第5の合金膜より共晶温度が高い第6
    のAl合金膜からなる上層の配線層を形成する工程とを
    有するものであることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 少なくとも2段以上に上下に積層された
    積層体を有する多層配線構造の半導体装置を製造する半
    導体装置の製造方法であって、 相対的に下層の積層体の製造工程は、 拡散層を含む下層の配線層を形成する工程と、 下層の配線層全面に層間絶縁膜を形成したのち、全面に
    フォトレジスト膜を形成し、エッチバックを行い、前記
    層間絶縁膜の上面を概略平坦化する工程と、 前記下層の配線層に達するコンタクト孔を前記層間絶縁
    膜に形成する工程と、 前記コンタクト孔の側面及び、前記コンタクト孔の形成
    により露出した前記下層の配線層の上面を含む全面に、
    Si膜を形成する工程と、 前記Si膜の表面に、少なくともGeを含む第1のAl
    合金のスパッタリングを行い、前記第1のAl合金の表
    面移動により前記Si膜の全面を覆う前記第1のAl合
    金膜を形成し、前記第1のAl合金膜と前記Si膜との
    合金化反応により、前記コンタクト孔の内部を含む全面
    に、少なくともGeとSiを含む前記第1の導電体層と
    なる第2のAl合金膜を形成する工程と、 前記コンタクト孔の内部に、前記第1の導電体層である
    前記第2のAl合金膜を残留させ、かつ前記第1の導電
    体層である前記第2のAlの合金膜からなる上層の配線
    層を形成するエッチング工程、あるいは前記コンタクト
    孔の内部にのみ前記第1の導電体層である前記第2のA
    l合金膜を残留させた後に、全面に前記第1の導電体層
    である前記第2のAl合金膜より共晶温度の高い前記上
    層の配線層となる第3のAl合金膜を形成して、前記第
    3のAl合金膜からなる前記上層の配線層を形成する工
    程とを有するものであり、 相対的に上層の積層体の製造工程は、 前記下層積層体の上層配線層を下層の配線層として用
    い、その全面に新たな層間絶縁膜を形成した後、全面に
    フォトレジスト膜を形成し、エッチバックを行い、前記
    新たな層間絶縁膜の上面を概略平坦化する工程と、 前記下層積層体の上層配線層に達する新たなコンタクト
    孔を前記新たな層間絶縁膜に形成する工程と、 前記新たなコンタクト孔の側面及び、前記新たなコンタ
    クト孔の形成により露出した前記下層積層体の上層配線
    層の上面を含む全面に、新たなSi膜を形成する工程
    と、 前記新たなSi膜の表面に、前記第1の導電体層を形成
    するためにスパッタリングされた第1のAl合金膜より
    も共晶温度の低いAl合金のスパッタリングを行い、前
    記新たなSi膜の全面を覆う第4のAl合金膜を形成
    し、前記第4のAl合金膜と前記新たなSi膜との合金
    化反応により前記新たなコンタクト孔の内部を含む全面
    に少なくともGeとSiとを含む第2の導電体層となる
    第5のAl合金膜を形成する工程と、 前記新たなコンタクト孔の内部に前記第2の導電体層で
    ある前記第5のAlの合金膜を残留させ、かつ前記第2
    の導電体層である前記第5の合金膜からなる上層の配線
    層を形成するエッチング工程、あるいは前記新たなコン
    タクト孔の内部にのみ前記第2の導電体層である前記第
    5のAlの合金膜を残留させた後に全面に前記第2の導
    電体層である前記第5の合金膜より共晶温度が高い第6
    のAl合金膜からなる上層の配線層を形成する工程とを
    有するものであることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記Si膜の形成に先だって全面に導
    電性のバリア膜を形成する工程と、 前記新たなSi膜の形成に先だって全面に導電性のバリ
    ア膜を形成する工程とをさらに備えることを特徴とする
    請求項8、又は請求項9記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記層間絶縁膜の形成に先だって少な
    くとも前記拡散層の上面にシリサイド層を形成する工程
    を更に備えることを特徴とする請求項8、請求項9、又
    は請求項10記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100338109B1 (ko) * 1995-01-05 2002-11-20 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의금속배선제조방법
JP2006147756A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Sony Corp 高周波トランジスタの設計方法、および、マルチフィンガーゲートを有する高周波トランジスタ

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