JPH06151459A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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Publication number
JPH06151459A
JPH06151459A JP32624592A JP32624592A JPH06151459A JP H06151459 A JPH06151459 A JP H06151459A JP 32624592 A JP32624592 A JP 32624592A JP 32624592 A JP32624592 A JP 32624592A JP H06151459 A JPH06151459 A JP H06151459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
source
metal thin
drain electrodes
insulating
Prior art date
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Pending
Application number
JP32624592A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Otani
智彦 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタガ型の薄膜トランジスタにおいて、ソー
ス・ドレイン電極間に不要な金属シリサイドが形成され
ないようにする。 【構成】 絶縁基板11の上面全体に下地絶縁膜12を
堆積し、その上面全体にソース・ドレイン電極形成用の
金属薄膜13を堆積し、その上面のソース・ドレイン電
極形成領域に対応する部分にフォトレジストパターン1
4を形成する。次に、フォトレジストパターン14をマ
スクとして金属薄膜13および下地絶縁膜12を連続し
てエッチングする。この場合、2つのソース・ドレイン
電極15間における下地絶縁膜12上に金属薄膜13の
一部が残ったとしても、この部分における絶縁下地層1
2をエッチングして除去しているので、絶縁下地層12
上に残存した金属薄膜13を完全に除去することができ
る。したがって、2つのソース・ドレイン電極15間に
おける絶縁基板11上に不要な金属シリサイドが形成さ
れることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスタガ型等の薄膜トラ
ンジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばスタガ型の薄膜トランジスタは、
一般に、図2に示すような構造となっている。すなわ
ち、ガラス等からなる絶縁基板1の上面にはクロムやア
ルミニウム等からなる2つのソース・ドレイン電極2が
所定の間隔をおいてパターン形成されている。2つのソ
ース・ドレイン電極2の相対向する側の各上面およびそ
の間の絶縁基板1の上面にはシリコン半導体薄膜3がパ
ターン形成されている。シリコン半導体薄膜3および2
つのソース・ドレイン電極2を含む絶縁基板1の上面全
体には酸化シリコンや窒化シリコン等からなるゲート絶
縁膜4が形成されている。シリコン半導体薄膜3の中央
部(チャネル領域)に対応する部分のゲート絶縁膜4の
上面にはクロムやアルミニウム等からなるゲート電極5
が形成されている。ゲート電極5両側におけるシリコン
半導体薄膜3はイオンを注入されてソース・ドレイン領
域となっている。
【0003】ところで、従来のこのような薄膜トランジ
スタを製造する場合には、まず図3(A)に示すよう
に、絶縁基板1の上面全体にスパッタ法によりクロムや
アルミニウム等からなるソース・ドレイン電極形成用の
金属薄膜6を堆積し、金属薄膜6の上面のソース・ドレ
イン電極形成領域に対応する部分にフォトリソグラフィ
法によりフォトレジストパターン7を形成する。そし
て、フォトレジストパターン7をマスクとして金属薄膜
6をエッチングすると、図3(B)に示すように、ソー
ス・ドレイン電極2が形成される。この後、フォトレジ
ストパターン7を剥離し、以下所定の工程を経ると、図
2に示すような薄膜トランジスタが製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような薄膜トランジスタの製造方法では、金属薄膜
6をエッチングしてソース・ドレイン電極(金属薄膜パ
ターン)2を形成する際に、図3(B)に示すように、
2つのソース・ドレイン電極2間における絶縁基板1上
に金属薄膜6の一部が残ってしまうことがあった。この
ような状態でシリコン半導体薄膜(3)を堆積してパタ
ーンニングした場合には、残存した金属薄膜6がシリコ
ンと反応することにより、図2に示すように、2つのソ
ース・ドレイン電極2間における絶縁基板1上に金属シ
リサイド8が形成され、結果として2つのソース・ドレ
イン電極2間に大きなリーク電流が発生し、トランジス
タ特性に大きな悪影響を及ぼすという問題があった。こ
の発明の目的は、金属薄膜パターン間に不要な金属シリ
サイドが形成されないようにすることのできる薄膜トラ
ンジスタの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、絶縁基板上
に絶縁下地層を堆積し、該絶縁下地層上に金属薄膜を堆
積し、該金属薄膜をドライエッチングして所定の金属薄
膜パターンを形成し、次いで前記絶縁下地層を少なくと
もその表面層が除去されるようにエッチングし、この後
シリコン半導体薄膜を堆積するようにしたものである。
【0006】
【作用】この発明によれば、金属薄膜をドライエッチン
グして所定の金属薄膜パターンを形成する際に、金属薄
膜パターン間における絶縁下地層上に金属薄膜の一部が
残っても、その後絶縁下地層を少なくともその表面層が
除去されるようにエッチングすると、絶縁下地層上に残
存した金属薄膜を完全に除去することができ、したがっ
て金属薄膜パターン間に不要な金属シリサイドが形成さ
れないようにすることができる。この場合、絶縁下地層
は酸化シリコンや窒化シリコン等の金属シリサイドを形
成しない物質によって形成されるので、金属薄膜パター
ン間における絶縁基板上に絶縁下地層の一部が残って
も、何等問題はない。
【0007】
【実施例】図1(A)〜(D)はそれぞれこの発明の一
実施例を適用したスタガ型の薄膜トランジスタの各製造
工程を示したものである。そこで、これらの図を順に参
照しながら、スタガ型の薄膜トランジスタの製造方法に
ついて説明する。まず、図1(A)に示すように、ガラ
ス等からなる絶縁基板11の上面全体にプラズマCVD
法等により酸化シリコンや窒化シリコン等からなる下地
絶縁膜12を堆積し、下地絶縁膜12の上面全体にスパ
ッタ法によりクロムやアルミニウム等からなるソース・
ドレイン電極形成用の金属薄膜13を堆積し、金属薄膜
13の上面のソース・ドレイン電極形成領域に対応する
部分にフォトリソグラフィ法によりフォトレジストパタ
ーン14を形成する。
【0008】次に、フォトレジストパターン14をマス
クとして金属薄膜13および下地絶縁膜12を連続して
エッチングする。すなわち、まず、CCl4とO2の混合
ガス等を用いてドライエッチングすると、図1(B)に
示すように、2つのソース・ドレイン電極(金属薄膜パ
ターン)15が形成される。次に、CF4とO2の混合ガ
ス等を用いてドライエッチングすると、図1(C)に示
すように、2つのソース・ドレイン電極15に対応する
部分以外の下地絶縁膜12が除去される。この場合、図
1(B)に示す工程において、2つのソース・ドレイン
電極15間における下地絶縁膜12上に金属薄膜13の
一部が残ったとしても、この部分における絶縁下地層1
2をエッチングして除去しているので、絶縁下地層12
上に残存した金属薄膜13を完全に除去することができ
る。この後、フォトレジストパターン14をレジスト剥
離液を用いて剥離する。
【0009】次に、全表面にプラズマCVD法等により
ポリシリコン薄膜を堆積した後パターンニングすると、
図1(D)に示すように、2つのソース・ドレイン電極
15の相対向する側の各上面およびその間の絶縁基板1
1の上面にシリコン半導体薄膜16が形成される。次
に、全表面にプラズマCVD法等により酸化シリコンや
窒化シリコン等からなるゲート絶縁膜17を堆積する。
次に、全表面にスパッタ法によりクロムやアルミニウム
等からなるゲート電極形成用の金属薄膜を堆積した後パ
ターンニングすると、シリコン半導体薄膜16の中央部
(チャネル領域)に対応する部分のゲート絶縁膜17の
上面にゲート電極18が形成される。次に、ゲート電極
18をマスクとしてイオンを注入すると、ゲート電極1
8の両側におけるシリコン半導体薄膜16がソース・ド
レイン領域となる。かくして、スタガ型の薄膜トランジ
スタが完成する。
【0010】このように、この薄膜トランジスタの製造
方法では、金属薄膜13をドライエッチングしてソース
・ドレイン電極15を形成する際に、図1(B)に示す
ように、2つのソース・ドレイン電極15間における絶
縁下地層12上に金属薄膜13の一部が残っても、図1
(C)に示すように、その後絶縁下地層12をエッチン
グして除去しているので、絶縁下地層12上に残存した
金属薄膜13を完全に除去することができる。したがっ
て、2つのソース・ドレイン電極15間における絶縁基
板11上に不要な金属シリサイドが形成されることがな
く、ひいては2つのソース・ドレイン電極15間に大き
なリーク電流が発生することがなく、トランジスタ特性
を向上することができる。なお、絶縁下地層12は酸化
シリコンや窒化シリコン等の金属シリサイドを形成しな
い物質によって形成されているので、2つのソース・ド
レイン電極15間における絶縁基板11上に絶縁下地層
12の一部が残っても、何等問題はない。また、このよ
うなことから、2つのソース・ドレイン電極15間にお
ける絶縁下地層12を全部ではなく少なくともその表面
層が除去されるようにエッチングするようにしてもよ
い。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、金属薄膜をドライエッチングして所定の金属薄膜パ
ターンを形成する際に、金属薄膜パターン間における絶
縁下地層上に金属薄膜の一部が残っても、その後絶縁下
地層を少なくともその表面層が除去されるようにエッチ
ングしているので、絶縁下地層上に残存した金属薄膜を
完全に除去することができ、したがって金属薄膜パター
ン間に不要な金属シリサイドが形成されることがなく、
トランジスタ特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)はそれぞれこの発明の一実施例
を適用したスタガ型の薄膜トランジスタの各製造工程を
示す断面図。
【図2】従来のスタガ型の薄膜トランジスタの一例の断
面図。
【図3】(A)、(B)はそれぞれこの従来のスタガ型
の薄膜トランジスタの各製造工程を示す断面図。
【符号の説明】
11 絶縁基板 12 下地絶縁膜 13 金属薄膜 14 フォトレジストパターン 15 ソース・ドレイン電極(金属薄膜パターン) 16 シリコン半導体薄膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に絶縁下地層を堆積し、該絶
    縁下地層上に金属薄膜を堆積し、該金属薄膜をドライエ
    ッチングして所定の金属薄膜パターンを形成し、次いで
    前記絶縁下地層を少なくともその表面層が除去されるよ
    うにエッチングし、この後シリコン半導体薄膜を堆積す
    ることを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
JP32624592A 1992-11-12 1992-11-12 薄膜トランジスタの製造方法 Pending JPH06151459A (ja)

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JP32624592A JPH06151459A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 薄膜トランジスタの製造方法

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JP (1) JPH06151459A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6229156B1 (en) 1996-10-28 2001-05-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Inverted thin film transistor having a trapezoidal-shaped protective layer
JP2006012878A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Renesas Technology Corp 半導体記憶装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6229156B1 (en) 1996-10-28 2001-05-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Inverted thin film transistor having a trapezoidal-shaped protective layer
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