JPH061509Y2 - フロントピラーの結合構造 - Google Patents

フロントピラーの結合構造

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JPH061509Y2
JPH061509Y2 JP11720188U JP11720188U JPH061509Y2 JP H061509 Y2 JPH061509 Y2 JP H061509Y2 JP 11720188 U JP11720188 U JP 11720188U JP 11720188 U JP11720188 U JP 11720188U JP H061509 Y2 JPH061509 Y2 JP H061509Y2
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JP
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front pillar
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panel
pillar
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JP11720188U
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智 伊原
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はボデーが上下に分割された自動車におけるフロ
ントピラーの結合構造に関するものである。
(従来の技術) 通常の自動車においては、第5図及び第6図に示すよう
に、フロントピラーaは上下一体構造であって、そのイ
ンナパネルb及びアウタパネルcの前縁部d、eとカウ
ルトップfのカウルトップサイドパネルg及びカウルト
ップインナパネルhの結合フランジ部i、jとをスポッ
ト溶接sによって結合している。
(考案が解決しようとする課題) ところが上記のようにフロントピラーaをカウルトップ
fに結合した場合、第6図にFで示す力に対しPで示す
結合部の剛性が不足するという問題がある。
なお、特開昭61-92965号公報には、ボデーが上下に分割
された自動車が開示されているが、前記結合部の剛性が
不足するという問題点に対しての解決策は何ら示されて
いない。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、ボデーが上下に分
割され、上部フロントピラーが下部フロントピラーに嵌
合された状態で締結子により結合される自動車におい
て、上部フロントピラー及び下部フロントピラーにおけ
るインナパネル前縁部を夫々車幅方向内方に屈曲させ、
これらインナパネル前縁部とカウルトップ構成部材とを
締結子により共締めする一方、上部フロントピラー及び
下部フロントピラーにおけるアウタパネル前縁部とカウ
ルトップ構成部材とを締結子により共締めしたことを特
徴とする。
(作用) 本考案によれば、第1図に示すように、上部フロントピ
ラー1及び下部フロントピラー2におけるインナパネル
前縁部3a、4aを夫々車幅方向内方に屈曲させ、これらイ
ンナパネル前縁部3a、4aとカウルトップ構成部材(図示
する例ではカウルトップインナパネル)5とを締結子6
により共締めしており、この締結部Qでフロントピラー
7に作用する力Fに対抗することができると共に、上部
フロントピラー1及び下部フロントピラー2におけるア
ウタパネル前縁部8a、9aとカウルトップ構成部材(図示
する例ではカウルトップインナパネルとカウルトップサ
イドパネル)5、10とを締結子11により共締めしてお
り、この締結部Rでもフロントピラー7に作用する力F
に対抗することができる。このように車幅方向において
間隔を置いた2箇所の締結部Q、Rでフロントピラー7
をカウルトップ12に結合しているので、その結合部の剛
性は従来例に比較して格段に向上する。
(実施例) 本考案の実施例を第1図ないし第4図に基づき説明す
る。
ボデーは上下に分割され、ボデー上部に上部フロントピ
ラー1、カウルトップアウタパネル13、カウルトップア
ウタフロントパネル14、カウルトップサイドパネル10が
属して、夫々はスポット溶接で一体結合されている。ボ
デー下部には、下部フロントピラー2、カウルトップイ
ンナパネル5が属して、両者はスポット溶接で一体結合
されている。
ボデー上部においては、第2図及び第4図に示すよう
に、上部フロントピラー1のインナパネル3に1対のナ
ット部15、16が設けられると共にその前縁部3aが車幅方
向内方に屈曲している。この前縁部3aにはボルト孔22が
設けられている。又上部フロントピラー1のアウタパネ
ル8には、前記ナット部15、16と同芯の1対のボルト孔1
7、18が設けられると共に、その前縁部8aがカウルトップ
サイドパネル10の後縁部10aにスポット溶接によって結
合されている。そして前記前縁部8aと前記後縁部10aと
の接合部にはボルト孔19が設けられている。
ボデー下部においては、第3図及び第4図に示すよう
に、下部フロントピラー2のインナパネル4に1対のボ
ルト孔20、21が設けられると共にその前縁部4aが車幅方
向内方に屈曲している。この前縁部4aはカウルトップイ
ンナパネル5にスポット溶接で結合され、且つこの結合
部にはナット部23が設けられている。又下部フロントピ
ラー2のアウタパネル9には、前記ボルト孔20、21と同
芯の1対のナット部24、25が設けられると共に、その前
縁部9aがカウルトップインナパネル5の端部5aにスポッ
ト溶接によって結合されている。この結合部にはナット
部26が設けられている。
カウルトップ12の上部構造体と下部構造体とはボルトを
用いて結合される(第4図にはこれに用いるボルト孔が
示されているが、詳細な説明は省略する。)。
上部フロントピラー1の下端部と下部フロントピラー2
の上端部とは、第1図に示すように嵌合された状態で、
1対の特殊ボルト27、28を用いて結合される。この際、
前記ボルト孔17、18、ナット部24、25、15、16が利用され
る。
上部フロントピラー1及び下部フロントピラー2におけ
るインナパネル前縁部3a、4aとカウルトップインナパネ
ル5とは、前記ボルト孔22及びナット部23を利用すると
共にボルト(締結子)6を用いて共締めされる。このよ
うにしてフロントピラー7のインナパネル部はカウルト
ップ12に結合される(第1図はこの締結部をQで示
す。)。又上部フロントピラー1及び下部フロントピラ
ー2におけるアウタパネル前縁部8a、9a、カウルトップ
インナパネル5の端部5a及びカウルトップサイドパネル
10の後縁部10aの4者は、前記ナット部26、ボルト孔19
を利用すると共にボルト(締結子)11を用いて共締めさ
れる。このようにしてフロントピラー7のアウタパネル
部はカウルトップ12に結合される(第1図にこの締結
部をRで示す。)。
このようにしてフロントピラー7は車幅方向において間
隔を置いた2箇所の締結部Q、Rでカウルトップ12に結
合しているので、その結合部の剛性は大となり、力Fに
対して十分な対抗力を有することになる。なお、フロン
トピラー7及びカウルトップ12が上下に分割された構造
であるので、上記実施例に示すように、上部フロントピ
ラー1におけるアウタパネル8の前縁部8aとカウルトッ
プサイドパネル10の後縁部10aとをスポット溶接で予め
結合しておくことが可能となり、又下部フロントピラー
2におけるインナパネル4の前縁部4a及びアウタパネル
9の前縁部9aとカウルトップインナパネル5とをスポッ
ト溶接で予め結合しておくことが可能となる。
(考案の効果) 本考案によれば、カウルトップに対する結合剛性の高い
フロントピラーの結合構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における結合部の横断平面図、
第2図はその上部構造体の横断平面図、第3図はその下
部構造体の横断平面図、第4図はその分解した状態での
全体の斜視図、第5図は従来例の分解した状態での斜視
図、第6図は第5図のVI−VI線断面図である。 1……………………上部フロントピラー 2……………………下部フロントピラー 3a……………………インナパネル前縁部 4a……………………インナパネル前縁部 5……………………カウルトップインナパネル 6……………………締結子 7……………………フロントピラー 8a……………………アウタパネル前縁部 9a……………………アウタパネル前縁部 10……………………カウルトップサイドパネル 11……………………締結子 12……………………カウルトップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボデーが上下に分割され、上部フロントピ
    ラーが下部フロントピラーに嵌合された状態で締結子に
    より結合される自動車において、上部フロントピラー及
    び下部フロントピラーにおけるインナパネル前縁部を夫
    々車幅方向内方に屈曲させ、これらインナパネル前縁部
    とカウルトップ構成部材とを締結子により共締めする一
    方、上部フロントピラー及び下部フロントピラーにおけ
    るアウタパネル前縁部とカウルトップ構成部材とを締結
    子により共締めしたことを特徴とするフロントピラーの
    結合構造。
JP11720188U 1988-09-06 1988-09-06 フロントピラーの結合構造 Expired - Lifetime JPH061509Y2 (ja)

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JPH0238380U JPH0238380U (ja) 1990-03-14
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