JPH0615099Y2 - 下地具 - Google Patents

下地具

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JPH0615099Y2
JPH0615099Y2 JP5097488U JP5097488U JPH0615099Y2 JP H0615099 Y2 JPH0615099 Y2 JP H0615099Y2 JP 5097488 U JP5097488 U JP 5097488U JP 5097488 U JP5097488 U JP 5097488U JP H0615099 Y2 JPH0615099 Y2 JP H0615099Y2
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寛 竹森
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三晃金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、横梁等の構造材に、受金具等を、無溶接にて
簡易且つ迅速で、強固に取りつけることができる下地具
に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より、折板状の建築用板を取りつける受金具は、種
々の形状、構造のものが存在しているが、その受金具を
横梁等の構造材に取りつけるには、現在、殆ど溶接にて
固着している。その溶接作業は、その作業工程が多かっ
た。即ち、その現場に溶接機をセットし、実際の溶接作
業をし、その後その溶接箇所のスラグ落としをし、そこ
に防錆塗料を塗る等の作業手順が必要とされている。そ
の溶接作業は摂氏0度以下の場合や風がある場合等には
十分な溶接強度にならないことから作業できないし、雨
の日には感電等の危険が伴うことから作業できない等の
不都合があった。さらには、溶接作業員の熟練度の差に
よって一定の強度を確保することができない欠点もあっ
た。また、単に、ボルト・ナット等の固着作業では、何
れの作業員にても、一定の取付強度となる固着ができる
が、長期の使用では、振動等にて緩み、外れる大きな欠
陥もあった。
これらの諸事情から、簡易且つ迅速に取付ができ、しか
も強固で外れない受金具及び受金具取付部材の必要性が
望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を
重ねた結果、その考案を、長手方向に長尺な門形状部の
両側下端より外方に凹形被係止部を形成し、該凹形被係
止部上に適宜の間隔をおいて切欠きを形成した下地材
と、弾性コ字状屈曲部の先端に前記凹形被係止部に係止
可能な押圧係止部を形成したクリップからなる下地具と
したり、或いは長手方向に長尺な門形状部の両側下端の
一端に凹形被係止部を形成し、他端より挟持屈曲部を形
成し、その凹形被係止部に適宜の間隔をおいて切欠きを
形成した下地材と、弾性コ字状屈曲部の先端に前記凹形
被係止部に係止可能な押圧係止部を形成したクリップか
らなる下地具としたことにより、横梁等の構造材に、受
金具を、無溶接にて簡易且つ迅速で、強固に取りつける
ことができ、前記課題を解決したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第23図に基づいて
説明する。
本考案は、下地材AとクリップBより構成されている。
まず、請求項1の考案について述べると、その下地材A
は門形状部1の両側部の下端より外方に凹形被係止部
2,2が形成されている。該凹形被係止部2は、第3図
に示すように凹形状の円弧状に形成されている。或いは
V字状に形成されたり、有底V字状に形成されることも
ある。
該凹形被係止部2には、長手方向に適宜の間隔をおいて
切欠き2a,2a,…が形成されている。該切欠き2a
の大きさは、平面的にみて後述するクリップBの幅より
も僅かに大きく形成されている。
その切欠き2aは、下地材Aの長手方向の凹形被係止部
2に適宜の間隔をおいて形成されている。具体的には、
第10図に示すように、その切欠き2aを設ける箇所
は、下地材Aの門形状部1の凹形被係止部2,2に対し
てその切欠き2a,2aが食い違い状になるように形成
されている。その下地材Aの門形状部1の頂部は、門形
状部1の幅方向に傾斜状に形成された実施例も存在する
(第21図参照)。
クリップBは、弾性コ字状屈曲部3の上片の先端に前記
凹形被係止部2に係止可能な押圧係止部4が形成されて
いる。また、下片の先端にも押圧係止部4に対向する押
圧部4′が形成されている。その弾性コ字状屈曲部3
は、具体的には第2図に示すように、全体に丸みをお
び、偏平C字状に形成されている。その押圧係止部4は
弾性コ字状屈曲部3の先端より円弧状に屈曲形成されて
いる。また、弾性コ字状屈曲部3のいずれかの先端寄り
箇所より外方(上下方向)に膨出する彎曲状部3aが形
成されている。該彎曲状部3aは山形状に彎曲され、そ
の押圧係止部4とは反対側の屈曲部下面が、後述する構
造材8の取付面8a上面に略当接するような形状をなし
ている。その弾性コ字状屈曲部3には、外面には補強リ
ブ3bが必要に応じて設けられている(第4図参照)。
押圧係止部4の幅方向(第15図,第16図において左
右方向)一端又は両端は、外方に広がるように広がり縁
4aが形成されている。第5図に示すように、広がり縁
4aは広がりが曲線的に次第に大きくなるように形成さ
れたり、第6図に示すように、ラッパ状に広がって形成
されたり、さらには、第7図に示すように、その肉厚部
が断面円弧状に形成されることもある。このように、広
がり縁4aが形成された場合には、その凹形被係止部2
の両端は突切り状に形成されている。また、その押圧係
止部4の両端の断面は突切り状をなし、門形状部1の凹
形被係止部2の両端が先端より丸みを帯びて弧状端縁2
bが形成されることもある。
次に、請求項2の考案を述べると、該考案は、門形状部
1の両側の凹形被係止部2,2において、一端(第19
図,第20図において右側)には、前述したクリップB
を係止する凹形被係止部2が形成され、その他端(第1
9図,第20図において左側)には、挟持屈曲部5が形
成されるものである。具体的には、門形状部1の両側方
向の他端縁より下方且つ、門形状部1の中心に向かって
屈曲片5aが形成され、該屈曲片5aの端より上側内向
きに円弧状に屈曲された押圧端縁5bが連続形成されて
いる。その屈曲片5aは、断面円弧状に形成されたり
(第18図参照)、断面L形状に形成されたり(第19
図参照)、或いは断面円形状に形成される実施例(第2
0図参照)が存在する。また、挟持屈曲部5は長手方向
に連続したり(図面参照)、或いは適宜の間隔をおいて
切欠きが設けられていることもある。そして挟持屈曲部
5は、後述する構造材8の取付面8aの端縁に挟持且つ
嵌合可能に設けられている(第19図,第20図等参
照)。
図中Cは受金具であって、山形部6と底部7とから形成
されている。実施例では、第1図に示すように、山形部
6と底部7とが交互に連続され、その最外側の山形部
6,6の外側に底部7,7が設けられていたり、或い
は、山形部6の1山でこの両側に底部7,7が形成され
ていることもある。その山形部6は、頂片6a及び脚片
6b,6bよりなり該頂片6aには剣先ボルト等の固着
具6cが設けられている。また、頂片6aの幅方向(第
23図左右方向)の略中央に段部6dが形成されること
もある。その脚片6b,6bの幅方向両端より外方に傾
斜状に形成されたり、或いは垂下状に形成されている。
8は構造材で、上面に平端状の取付面8aを有し、具体
的にはH形鋼,I形鋼等の形鋼が使用されている。
Dは屋根,壁等の外囲体であって、山部9と谷部10と
からなり、その具体的な実施例としては、第1図に示す
ように、隣接する建築用板D,Dの山部9,9にキ
ャップ材Dが被嵌され外囲体Dが施工されている。
また、建築用板D,Dの山部9,9に下馳部9a,
上馳部9bが各々形成され、隣接する建築用板D,D
の下馳部9aに上馳部9bが馳締されて外囲体Dが施
工される実施例もある(第23図参照)。さらに隣接す
る建築用板D,Dの山部9,9を重合させて、外囲
体が施工される実施例も存在する(第22図参照)。1
1は嵌合用吊子、12は馳締用吊子である。
〔作用〕
請求項1の考案においては、受金具C付き下地材A又は
下地材Aを構造材8の取付面8a上に載置する。次にク
リップBを、その切欠き2a箇所の取付面8aにクリッ
プBを嵌入し(第13図乃至第15図参照)、そのクリ
ップBを取付面8a上で長手方向に摺動させ(第13図
参照)、クリップBの押圧係止部4の広がり縁4aを凹
形被係止部2の端に重なるように摺動し(第16図参
照)、最終的にはクリップBの押圧係止部4が凹形被係
止部2に重合して係合させる(第13図鎖線部参照)。
請求項2の考案においては、下地材Aの狭持屈曲部5を
構造材8の取付面8aの幅方向の他端の端縁に係止し
(第18図参照)、下地材Aを取付面8a上に載置し、
門形状部1の一端を形成した凹形被係止部2にクリップ
Bの押圧係止部4を、前記請求項1の考案と同様にして
係合し、受金具Cを構造材8に固着する。
〔考案の効果〕
請求項1の考案においては、長手方向に長尺な門形状部
1の両側下端より外方に凹形被係止部2,2を形成し、
該凹形被係止部2,2上に適宜の間隔をおいて切欠き2
a,2a,…を形成した下地材Aと、弾性コ字状屈曲部
3の先端に前記凹形被係止部2に係止可能な押圧係止部
4を形成したクリップBからなる下地具としたことによ
り、まず第1に下地材Aを構造材8上に簡易且つ迅速に
固着することができるし、第2に下地材Aを固着するク
リップBを取りつけるときに大きな力が不要であり、取
付後においてクリップBが変形したり、固着力が低下す
ることを防止できる効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、先ず、受金具C付き
下地材Aを構造材8に取付面8aを載置して、クリップ
Bを、下地材Aの切欠き2a箇所に広げ、該箇所の縁に
係止をする。その後に、別材よりなるクリップBの押圧
係止部4にて挟持することによって、受金具Cを構造材
8に固着できる。従って、従来のような溶接作業ではそ
の作業工程が多く、具体的にはその現場に溶接機をセッ
トし、実際の溶接作業をし、その後その溶接箇所のスラ
グ落しをし、そこに防錆塗料を塗る等の作業手順が必要
とされていたり、その溶接作業は摂氏0度以下の場合や
風がある場合等には十分な溶接強度にならないことから
作業できないし、雨の日には感電等の危険が伴うことか
ら作業できない等の不都合があったが、本考案ではその
ような気象条件に関係なく、この取付作業は、門形状部
1を、受金具Cを設けた箇所の底部7位置の取付面8a
に載置し、クリップBを適宜摺動させて係止することの
みで簡単に取付ができ、前記の欠点を解決したものであ
る。さらに、ボルト・ナット等の固着具にて固着する手
段による施工とは異なり、クリップBを打設して挿入係
止することのみであり、実際には瞬時に行うことができ
る。
特に、本考案のクリップBが、まず構造材8に取りつけ
られるのに、構造材8の取付面8aの板厚分のみ開き、
次いで、そのクリップBは、凹形被係止部2の板厚分の
み開いて凹形被係止部2に押圧係止部4が係合される。
このように取付時に変形量が僅かとなることから、クリ
ップBは弾性限度を越えることもなく、歪みが生ぜず、
そのクリップBの弾性コ字状屈曲部3の強固なる弾圧に
て下地材Aを構造材8の取付面8aに取りつけることが
できる大きな効果がある。
さらに、押圧係止部4は凹形被係止部2に係止すること
となり、該係止構成が、凹形係止であるため、クリップ
Bが外方(構造材8の長手方向に直交す方向)に容易に
脱落することが殆どなく、さらに押圧係止部4と押圧部
4′は、弾性コ字状屈曲部3にて所定の挟持力を保持し
ており、凹形被係止部2と取付面8aとの取付強度が一
定となり、これはいずれの作業員が行っても実現できる
ものであり、常に一定の取付精度を確保することができ
る利点がある。
また、請求項2の考案においては、長手方向に長尺な門
形状部1の両側下端の一端に凹形被係止部2を形成し、
他端より挟持屈曲部5を形成し、その凹形被係止部2に
適宜の間隔をおいて切欠き2a,2a,…を形成した下
地材Aと、弾性コ字状屈曲部3の両先端に前記凹形被係
止部2に係止可能な押圧係止部4を形成したクリップB
からなる下地具としたことにより、下地材Aを構造材8
に固着するときに、下地材Aの幅方向一側よりのクリッ
プBの取付にて施工を完了でき、施工が短時間にでき、
部品数を減すことができるものである。
特に、本考案のクリップBは、一方は挟持屈曲部5にて
挟持固定し、他方のみをクリップBにて固定するもので
あり、構成を簡単にできるのみならず、取付施工をより
簡易且つ迅速にできる利点がある。
その他の構成は請求項1の考案と同等であり、これと同
一の効果を発揮しうる。
なお、凹形被係止部2の長手方向の少なくとも一端に広
がり縁4aを形成すれば、そのクリップBを凹形被係止
部2に極めて重合しやすく、取付がしやすくできる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、その第1図
は本考案にて施工した外囲体の縦断正面図、第2図は第
1図の縦断側面図、第3図は本考案の要部断面図、第4
図は本考案の要部斜視図、第5図は第4図V−V矢視断
面図、第6図,第7図は第5図とは別の実施例の押圧係
止部の断面図、第8図は下地材の斜視図、第9図は第8
図IX−IX矢視断面図、第10図は下地材の平面図、第1
1図は受金具付き下地材を構造材に載置する状態断面
図、第12図,第13図はクリップを取りつける状態の
平面図、第14図は第13図P−P矢視断面図、第15
図,第16図はクリップの取付工程を示す要部断面図、
第17図は本考案の別の実施例の要部斜視図、第18図
は第17図の下地材の取付状態を示す断面図、第19
図,第20図は要部断面図、第21図は本考案の別の実
施例の要部斜視図、第22図,第23図は外囲体の実施
例の縦断正面図である。 A……下地材、1……門形状部、 2……凹形被係止部、2a……切欠き、 3……弾性コ字状屈曲部、4……押圧係止部、 5……挟持屈曲部、B……クリップ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に長尺な門形状部の両側下端より
    外方に凹形被係止部を形成し、該凹形被係止部上に適宜
    の間隔をおいて切欠きを形成した下地材と、弾性コ字状
    屈曲部の先端に前記凹形被係止部に係止可能な押圧係止
    部を形成したクリップからなることを特徴とした下地
    具。
  2. 【請求項2】長手方向に長尺な門形状部の両側下端の一
    端に凹形被係止部を形成し、他端より挟持屈曲部を形成
    し、その凹形被係止部に適宜の間隔をおいて切欠きを形
    成した下地材と、弾性コ字状屈曲部の先端に前記凹形被
    係止部に係止可能な押圧係止部を形成したクリップから
    なることを特徴とした下地具。
JP5097488U 1988-04-18 1988-04-18 下地具 Expired - Lifetime JPH0615099Y2 (ja)

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