JPH06150653A - レベルシフト増幅回路 - Google Patents

レベルシフト増幅回路

Info

Publication number
JPH06150653A
JPH06150653A JP4293103A JP29310392A JPH06150653A JP H06150653 A JPH06150653 A JP H06150653A JP 4293103 A JP4293103 A JP 4293103A JP 29310392 A JP29310392 A JP 29310392A JP H06150653 A JPH06150653 A JP H06150653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
stage
elements
bias
side electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4293103A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichiro Kawashima
将一郎 川嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4293103A priority Critical patent/JPH06150653A/ja
Priority to US08/142,928 priority patent/US5453704A/en
Publication of JPH06150653A publication Critical patent/JPH06150653A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
    • H03K19/018507Interface arrangements
    • H03K19/018521Interface arrangements of complementary type, e.g. CMOS
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/018Coupling arrangements; Interface arrangements using bipolar transistors only
    • H03K19/01806Interface arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はレベルシフト増幅回路の改善に関
し、レベルシフト動作をする全インバータ素子をセルフ
バイアス駆動とし、その増幅率を高めて微小電位差をフ
ル振幅の出力信号に増幅することを目的とする。 【構成】 n個のインバータ素子INn,帰還素子r
と、バイアス素子R1,R2とが具備され、n個の各イ
ンバータ素子INnの入力部inと出力部outとの間に
帰還素子rが接続され、n個のインバータ素子INnの
各高電位側電極Pが第1の電源線VCCに接続され、第i
段〜第n段のインバータ素子IN1〜INnが直列に接
続され、第i段目のインバータ素子INiの低電位側電
極Nが第i+2段目のインバータ素子INjの出力部o
utに接続され、第n段目のインバータ素子INnの出力
部outと第2の電源線VSSとの間にバイアス素子R1,
R2が直列に接続され、第n−1段目のインバータ素子
INkの低電位側電極Nがバイアス素子R1,R2の直
列接続点qに接続され、第n段目のインバータ素子IN
nの低電位側電極Nが第2の電源線VSSに接続されるこ
とを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図9,10) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1,2) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図3〜6) (2)第2の実施例の説明(図7) (3)第3の実施例の説明(図8) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、レベルシフト増幅回路
に関するものであり、更に詳しく言えば、ICメモリの
セル電位の読出をするセンスアンプに適用可能な増幅回
路の改善に関するものである。
【0003】近年、各種情報処理の高速化の要求からI
Cメモリのセル電位の高速に読出をするセンスアンプが
開発されている。これによれば、メモリセルのセル電位
を高速に読出すため、微小電位差をレベルシフトして出
力するラッチ型,カレントミラー型のセンスアンプが適
用される。しかし、カレントミラー型のセンスアンプで
はある入力条件範囲でないと、その増幅率が低下をし実
用的ではない。また、ラッチ型では信号ラッチ機能によ
り、信号電位差が大きくなり、これをリセットする期間
が必要となる。
【0004】そこで、レベルシフト動作をする全インバ
ータ素子をセルフバイアス駆動とし、その増幅率を高め
て微小電位差をフル振幅の出力信号に増幅することでき
る回路が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図9,10は、従来例に係るレベルシフト
増幅回路の説明図( その1,2)をそれぞれ示してい
る。
【0006】例えば、電子情報通信学会’92春全国大
会C−567に見られるようなレベルシフト増幅回路
(以下第1のレベルシフトアンプという)は、図9に示
すようなワードデコーダ1,メモリセル2,書込み回路
3及びセンスアンプ4から成る記憶装置等において、セ
ル電位の読出をするセンスアンプ4に適用される。ま
た、センスアンプ4は電源線VCCと接地線GNDとの間に
直列に接続されたp型の電界効果トランジスタTP,n
型の電界効果トランジスタTN1,TN2,その出力電圧を
反転増幅するCMOSインバータIN及びn型の電界効
果トランジスタTN2のゲートGに基準電圧を供給する基
準電圧発生源4Aから成る。
【0007】また、一般にCMOSインバータINはそ
の入力電位範囲が非常に狭いが増幅率が大きい。従っ
て、CMOSインバータINの入力電位をメモリセル2
から出力電位に合わせることが必要となり、第1のレベ
ルシフトアンプでは基準電圧発生源4Aからn型の電界
効果トランジスタTN2に供給される基準電圧に基づいて
入力レベルの合わせ込み(調整)をしている。
【0008】また、電子情報通信学会’研究報告会IC
D90−42,VoL90に見られるようなレベルシフト
増幅回路(以下第2のレベルシフトアンプという)は、
図10において、セル電位の読出をするカレントミラー型
センスアンプ5と、その電位を増幅する閾値自己整合型
CMOSインバータ6及びp型の電界効果トランジスタ
TP11 〜TP13 から成る。カレントミラー型センスアン
プ5はp型の電界効果トランジスタTP51 ,TP52 及び
n型の電界効果トランジスタTN51 〜TPN55から成り、
閾値自己整合型CMOSインバータ6はp型の電界効果
トランジスタTP61 ,TP62 及びn型の電界効果トラン
ジスタTN61 〜TPN65から成る。
【0009】ここで、カレントミラー型センスアンプ5
はレベルシフト機能を兼ね、また、その後段の電源線V
CCと出力部との間に接続されたp型の電界効果トランジ
スタTP13 が、その出力電位と閾値自己整合型CMOS
インバータ6の入力電位を合わせ込みをしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例によ
れば、メモリセル2のセル電位を高速に読出すため微小
電位差をレベルシフトして出力するセンスアンプ4が用
いられる。これは、データ読出し信号線(ビット線)を
大きな電位で駆動すると、そのリセット時間が多く要す
るからである。
【0011】このため、図9,10に示すようなラッチ
型,カレントミラー型のセンスアンプ4,5が適用され
る。しかし、カレントミラー型のセンスアンプ5では入
力信号の平均電位がおよそ電源線VCC−1〔V〕以下で
あって接地線GND+1〔V〕の範囲でないと、その増幅
率が低下をし実用的ではない。従って、入力部にレベル
シフト回路タを挿入する必要があり、この部分にディレ
イ(信号遅延)を生ずるという問題がある。
【0012】また、ラッチ型では信号ラッチ機能により
信号電位差が大きくなり、これをリセットする期間が必
要となる。これを原因にディレイを生じさせるという問
題がある。さらに、これらの回路では、CMOSインバ
ータINの出力振幅が電源線VCCから電源線VSSのフル
振幅まで増幅されておらず、また、基準電圧の発生には
CMOSインバータINの他に基準電圧発生源4A等が
必要となり、真のセルフバイアス駆動が採られていな
い。
【0013】なお、CMOSインバータINは入出力を
ショートしたときに、その入力,出力電位によるセルフ
バイアスが最大入力感度を発揮し、この電位を入力レベ
ルに設定をすることが重要である。
【0014】これにより、ラッチ型,カレントミラー型
のセンスアンプ4,5を採用した記憶装置では、その高
速読出しに係る信頼性の向上の妨げとなる。本発明は、
かかる従来例の問題点に鑑み創作されたものであり、レ
ベルシフト動作をする全インバータ素子をセルフバイア
ス駆動とし、その増幅率を高めて微小電位差をフル振幅
の出力信号に増幅することが可能となるレベルシフト増
幅回路の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1(a)〜(c)は、
本発明に係るレベルシフト増幅回路の原理図(その1)
であり、図2(a),(b)は、本発明に係るレベルシ
フト増幅回路の原理図(その2)をそれぞれ示してい
る。
【0016】本発明の第1のレベルシフト増幅回路は、
図1(a)に示すように、n個のインバータ素子INn
〔n=i,…j,…k,n〕,帰還素子rと、バイアス
素子R1,R2とが具備され、前記n個の各インバータ
素子INnの入力部inと出力部outとの間に帰還素子
rが接続され、前記n個のインバータ素子INnの各高
電位側電極Pが第1の電源線VCCに接続され、前記帰還
素子r及び第1の電源線VCCに接続された第i段〔i=
1〜n−2〕〜第n段のインバータ素子IN1〜INn
が直列に接続され、前記第i段目のインバータ素子IN
iの低電位側電極Nが第i+2段目のインバータ素子I
Nj〔j=i+2〕の出力部outに接続され、前記第n
段目のインバータ素子INnの出力部outと第2の電源
線VSSとの間にバイアス素子R1,R2が直列に接続さ
れ、前記第n−1段目のインバータ素子INk〔k=n
−1〕の低電位側電極Nがバイアス素子R1,R2の直
列接続点qに接続され、前記第n段目のインバータ素子
INnの低電位側電極Nが第2の電源線VSSに接続され
ることを特徴とする。
【0017】また、本発明の第2のレベルシフト増幅回
路は図2(b)に示すように、2n個のインバータ素子
An,Bn,〔n=i,…j,…k,n〕,帰還素子r
と、複数のバイアス素子Rm,〔m=1〜m〕とが具備
され、前記2n個の各インバータ素子An,Bnの入力
部inと出力部outとの間に帰還素子rが接続され、前
記2n個のインバータ素子An,Bnの各高電位側電極
Pが第1の電源線VCCに接続され、前記帰還素子r及び
第1の電源線VCCに接続された一方の側の第i段〔i=
1〜n−1〕〜第n段のインバータ素子A1〜Anが直
列に接続され、前記帰還素子r及び第1の電源線VCCに
接続された他方の側の第i段〜第n段のインバータ素子
B1〜Bnが直列に接続され、前記一方の側の第i段目
から第n−1段目までのインバータ素子Ai〜Ak〔k
=n−1〕の各低電位側電極Nが他方の側の第i段目か
ら第n−1段目までのインバータ素子Bi〜Bkの各低
電位側電極Nにそれぞれ接続され、前記バイアス素子R
mの1組が直列に接続され、かつ、該バイアス素子Rm
の直列回路が、一方の側の第j〔j=i+2〕段目のイ
ンバータ素子Ajから第n段目のインバータ素子Anの
出力部outと他方の側の第j〔j=i+2〕段目のイン
バータ素子Bjから第n段目のインバータ素子Bnの出
力部outとの間にそれぞれ接続され、前記第i段目から
第n−1段目までの各インバータ素子Ai〜Ak,Bi
〜Bk同士が接続された各低電位側電極Nの接続点がバ
イアス素子Rmの各直列接続点qにそれぞれ接続され、
前記一方の側の第n段目のインバータ素子Anの低電位
側電極Nと他方の側の第n段目のインバータ素子Bnの
低電位側電極Nが第2の電源線VSSに接続され、前記第
n−1段目のインバータ素子Ak,Bk同士を接続した
低電位側電極Nの接続点が他のバイアス素子Rmを介し
て第2の電源線VSSに接続されることを特徴とする。
【0018】さらに、本発明の第3のレベルシフト増幅
回路は、本発明の第1,第2のレベルシフト増幅回路に
おいて、前記第i段目〔i=1〜n−2〕のインバータ
素子INi,Ai,Biの低電位側電極Nと第i+2段
目のインバータ素子INj,Aj,Bj〔j=i+2〕
の出力部outとの間に図2(a)に示すように、平滑回
路11が接続されることを特徴とする。
【0019】なお、本発明の第1〜第3のレベルシフト
増幅回路において、前記インバータ素子INn,An,
Bnが図1(b),(c)に示すような電界効果トラン
ジスタT1,T2又はバイポーラトランジスタQ1,Q
2から成ることを特徴とし、上記目的を達成する。
【0020】
【作用】本発明の第1のレベルシフト増幅回路によれ
ば、図1(a)に示すように、n個のインバータ素子I
Nn,帰還素子rと、バイアス素子R1,R2とが具備
され、第i段目のインバータ素子INiの低電位側電極
Nが第i+2段目のインバータ素子INj〔j=i+
2〕の出力部outに接続される。
【0021】このため、図1(b)に示すような電界効
果トランジスタT1,T2又はバイポーラトランジスタ
Q1,Q2から成るインバータ素子INnの利得(ゲイ
ン)が最大となる帰還素子rが設定されると、セルフバ
イアス増幅回路が構成される。また、該インバータ素子
IN1の低電位側電極Nに、第3段目のインバータ素子
IN3の出力電圧が供給されることから、該インバータ
素子IN1の入力信号レベルの近傍にセルフバイアス電
位が設定される。さらに、第2段目のインバータ素子I
N2の低電位側電極Nに、第4段目のインバータ素子I
N4の出力電圧が供給されることで、第2段目のインバ
ータ素子IN2の入力信号レベルの近傍にセルフバイア
ス電位が設定される。
【0022】また、第n−1段目のインバータ素子IN
kの低電位側電極Nに、バイアス素子R1,R2で分割
される第n段目のインバータ素子INnの出力電圧が供
給されることで、該インバータ素子INkの入力信号レ
ベルの近傍にセルフバイアス電位が設定される。なお、
第n段目のインバータ素子INnの低電位側電極Nが第
2の電源線VSSに接続されることで該インバータ素子I
Nnの入力信号レベルの近傍にセルフバイアス電位が設
定される。
【0023】これにより、全インバータ素子IN1〜I
Nnがセルフバイアス電位により駆動され、第1段目の
インバータ素子IN1の入力部inに入力された小振幅
の信号を最終段(第n段目)のインバータ素子INnの
出力部outにおいて、フル振幅(第1,第2の電源線V
CC,VSS間の電圧振幅)の出力信号SOUT として得るこ
とが可能となる。また、各インバータ素子INnの低電
位側電極Nの接続方法により正帰還回路が構成され、当
該増幅回路の増幅率を高めることが可能となる。
【0024】また、本発明の第2のレベルシフト増幅回
路によれば、図2(b)に示すように、2n個のインバ
ータ素子An,Bn,帰還素子rと、複数のバイアス素
子Rm,とが具備され、第i段目から第n−1段目まで
の各インバータ素子Ai〜Ak,Bi〜Bk同士が接続
された低電位側電極Nの各接続点がバイアス素子Rmの
各直列接続点qにそれぞれ接続される。
【0025】このため、第1のレベルシフト増幅回路と
同様に電界効果トランジスタT1,T2又はバイポーラ
トランジスタQ1,Q2から成る2n個のインバータ素
子An,Bnの利得(ゲイン)が最大となる帰還素子r
が設定されると、セルフバイアス増幅回路が構成され
る。また、該インバータ素子A1,B1の低電位側電極
Nに、第3段目のインバータ素子A3,B3の出力電圧
を,例えば、2個のバイアス素子Rm,Rmにより分割
した電圧が供給されることから、該インバータ素子A
1,B1の入力信号レベルの近傍にセルフバイアス電位
が設定される。さらに、第2段目のインバータ素子A
2,B2の低電位側電極Nに、第4段目のインバータ素
子A4,B4の出力電圧がバイアス素子Rm,Rmによ
り分割した電圧が供給されることで、第2段目のインバ
ータ素子A2,B2の入力信号レベルの近傍にセルフバ
イアス電位が設定される。
【0026】また、第n−1段目のインバータ素子A
K,Bkの低電位側電極Nに、第n段目のインバータ素
子An,Bnの出力電圧をバイアス素子Rm,Rmによ
り分割した電圧が供給されることで、該インバータ素子
Ak,Bkの入力信号レベルの近傍にセルフバイアス電
位が設定される。なお、第n段目のインバータ素子A
n,Bnの低電位側電極Nが第2の電源線VSSに接続さ
れることで該インバータ素子An,Bnの入力信号レベ
ルの近傍にセルフバイアス電位が設定される。
【0027】これにより、全インバータ素子A1〜A
n,B1〜Bnがセルフバイアス電位により駆動され、
第1段目のインバータ素子A1,B1の入力部inに入
力された相補性の小振幅の信号を最終段(第n段目)の
インバータ素子An,Bnの出力部outにおいて、フル
振幅(第1,第2の電源線VCC,VSS間の電圧振幅)の
相補性の出力信号SOUT として得ることが可能となる。
また、本発明の低電位側電極Nの接続方法により第1の
レベルシフト増幅回路と同様に、正帰還回路が構成さ
れ、当該相補型のレベルシフト増幅回路の増幅率を高め
ることが可能となる。
【0028】さらに、本発明の第3のレベルシフト増幅
回路によれば、第i段目のインバータ素子INi,A
i,Biの低電位側電極Nと第i+2段目のインバータ
素子INj,Aj,Bjの出力部outとの間に,例え
ば、図2(a)に示すような容量素子Cと抵抗素子Rか
ら成る平滑回路11が接続される。
【0029】このため、容量素子Cと抵抗素子Rとによ
り、第i+2段目のインバータ素子INjの出力電圧が
平滑化され、その出力電圧を第i段目のインバータ素子
INiの低電位側電極Nに供給することが可能となる。
【0030】これにより、各インバータ素子IN1〜I
Nkに供給されるセルフバイアス電位の安定化が図ら
れ、高信頼度のレベルシフト増幅回路を構成することが
可能となる。
【0031】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図3〜8は、本発明の実施例に係るレ
ベルシフト増幅回路の説明図である。
【0032】(1)第1の実施例の説明 図3は、本発明の第1の実施例に係るレベルシフトアン
プの構成図であり、図4は、本発明の各実施例に係るイ
ンバータの説明図である。また、図5,6は第1の実施
例に係る動作を説明する入出力電圧特性図(その1,
2)をそれぞれ示している。
【0033】例えば、メモリからデータを読み出すセン
スアンプに適用可能なレベルシフトアンプは、図3にお
いて、5個のインバータ素子(以下単にインバータとい
う)IN1〜IN5と、5個の帰還抵抗rと、2個のバ
イアス抵抗R1,R2から成る。
【0034】すなわち、5個のインバータIN1〜IN
5はn個のインバータ素子INnの一例であり、n=5
の場合である。なお、インバータIN1〜IN5が図4
(a)に示すように、n型の電界効果トランジスタTN1
〜TN5及びp型の電界効果トランジスタTP1〜TP5から
成る。例えば、5個のインバータIN1〜IN5の各高
電位側電極Pの一例となるp型の電界効果トランジスタ
TP1〜TP5のソースSが第1の電源線(以下単に電源線
という)VCCに接続され、第1段〜第5段のインバータ
IN1〜IN5が直列(縦列)に接続される。
【0035】さらに、第1段目のインバータIN1の低
電位側電極Nの一例となるn型の電界効果トランジスタ
TN1のソースSが第3段目のインバータIN3の出力部
outに接続され、第2段目のインバータIN2のn型の
電界効果トランジスタTN2のソースSが第4段目のイン
バータIN4の出力部outに接続される。また、第3段
目のインバータIN3のn型の電界効果トランジスタT
N3のソースSが第5段目のインバータIN5の出力部o
utに接続される。
【0036】なお、第4段目のインバータIN4のn型
の電界効果トランジスタTN4のソースSがバイアス素子
R1,R2の直列接続点qに接続され、第5段目のイン
バータIN5のn型の電界効果トランジスタTN5のソー
スSが第2の電源線(以下接地線という)VSSに接続さ
れる。
【0037】また、インバータIN1〜IN5を図4
(b)に示すように、npn型のバイポーラトランジス
タQ11〜Q15及びpnp型のバイポーラトランジスタQ
21〜Q25から構成しても良い。図4(b)において、例
えば、両タイプのバイポーラトランジスタのエミッタE
同士が接続されて出力部に接続され、その各コレクタC
が電源線VCCや接地線VSSに接続され、そのベースB同
士が接続されて入力部inに接続される。
【0038】なお、5個の帰還抵抗rは帰還素子rの一
例であり、各インバータIN1〜IN5の入出力部間に
接続される。例えば、帰還抵抗rはn型の電界効果トラ
ンジスタTN1及びp型の電界効果トランジスタTP1から
成るCMOSインバータのゲート・ドレイン間に接続さ
れ、また、それがnpn型のバイポーラトランジスタQ
11及びpnp型のバイポーラトランジスタQ21から成る
相補性トランジスタのベース・エミッタ間に接続され
る。他の4個の各インバータIN2〜IN5について
も、同様にその入力部inと出力部outとの間に帰還抵
抗rが接続される。
【0039】さらに、2個のバイアス抵抗R1,R2は
バイアス素子R1,R2の一例であり、それが直列に接
続されて、第5段目のインバータIN5の出力部outと
接地線VSSとの間に接続される。なお、その直列接続点
がqであり、該バイアス抵抗R1,R2の抵抗比は、直
列接続点qの電位が1/√2(VCC−VSS)となる値に
設定する。
【0040】ここで、図3において、N〜Nは各ノ
ードの信号レベルであり、例えば、信号レベルNは第
1段目のインバータIN1の入力レベル,すなわち、メ
モリセル等から読出すセル電位に依存するレベルであ
る。また、信号レベルNはインバータの入出力電圧特
性において、第1段目のインバータIN1の出力レベル
であり、第2段目のインバータIN2の入力レベルとな
る。さらに、信号レベルNは第2段目のインバータI
N2の出力レベルであり、第3段目のインバータIN3
の入力レベルとなる(図5(a)参照)。
【0041】同様に、信号レベルNは第3段目のイン
バータIN3の出力レベルであり、第4段目のインバー
タIN4の入力レベルとなる。また、信号レベルNは
第4段目のインバータIN4の出力レベルであり、第5
段目のインバータIN5の入力レベルとなる(図5
(b)参照)。なお、信号レベルNは第5段目のイン
バータIN5の出力レベルである(図6(a)参照)。
また、信号レベルNはバイアス素子R1,R2の直列
接続点qの信号レベルであり、第5段目のインバータI
N5の出力電圧をバイアス素子R1,R2により分割し
た電圧である。
【0042】このようにして、本発明の第1の実施例に
係るレベルシフトアンプによれば、図3に示すように、
5個のインバータIN1〜IN5,帰還素子rと、バイ
アス素子R1,R2とが具備され、第1段目のインバー
タIN1のn型の電界効果トランジスタTN1のソースS
が第3段目のインバータIN3の出力部outに接続さ
れ、第2段目のインバータIN2のn型の電界効果トラ
ンジスタTN2のソースSが第4段目のインバータIN4
の出力部outに接続される。
【0043】また、第3段目のインバータIN3のn型
の電界効果トランジスタTN3のソースSが第5段目のイ
ンバータIN5の出力部outに接続され、第4段目のイ
ンバータIN4のn型の電界効果トランジスタTN4のソ
ースSがバイアス素子R1,R2の直列接続点qに接続
され、第5段目のインバータIN5のn型の電界効果ト
ランジスタTN5のソースSが接地線VSSに接続される。
【0044】このため、各インバータIN1〜IN5の
利得(ゲイン)が最大となるように帰還抵抗r=数〔K
Ω〕程度を設定すると、セルフバイアス増幅回路が構成
される。また、第1段目のインバータIN1のn型の電
界効果トランジスタTN1のソースSに、第3段目のイン
バータIN3の出力電圧が供給されることから、該イン
バータIN1の入力信号レベルの近傍に、図6(b)に
示すようなN=VCC/4程度のセルフバイアス電位が
設定される。
【0045】さらに、第2段目のインバータIN2のn
型の電界効果トランジスタTN2のソースSに、第4段目
のインバータIN4の出力電圧が供給されることで、第
2段目のインバータIN2の入力信号レベルの近傍に、
同様に、N=VCC√2/4程度のセルフバイアス電位
が設定される。第3段目のインバータIN3のn型の電
界効果トランジスタTN3のソースSに、第5段目のイン
バータIN5の出力電圧が供給されることで、第3段目
のインバータIN3の入力信号レベルの近傍に、同様
に、N=VCC/2程度のセルフバイアス電位が設定さ
れる。
【0046】また、第4段目のインバータIN4のn型
の電界効果トランジスタTN4のソースSに、バイアス素
子R1,R2で分割される第5段目のインバータIN5
の出力電圧が供給されることで、該インバータIN4の
入力信号レベルの近傍に、同様に、N=VCC√2/2
程度のセルフバイアス電位が設定される。なお、第5段
目のインバータIN5のn型の電界効果トランジスタT
N5のソースSが接地線VSSに接続されることで該インバ
ータIN5の入力信号レベルの近傍に、電源線VCCのセ
ルフバイアス電位が設定される。
【0047】これにより、全インバータIN1〜IN5
がセルフバイアス電位により駆動され、初段のインバー
タIN1の入力レベルをメモリセルの出力レベルに合わ
せ、順次,レベルシフト増幅することにより、最終的に
電源線VCC,接地線VSSのフルスイングまで増幅をする
ことが可能となる。すなわち、第1段目のインバータI
N1の入力部に入力された小振幅の信号を最終段のイン
バータIN5の出力部outにおいて、フル振幅(電源線
VCC,接地線VSS間の電圧振幅)の出力信号SOUT とし
て得ることが可能となる。
【0048】また、各インバータIN1〜IN5のn型
の電界効果トランジスタTN5のソースSの接続方法によ
り正帰還回路が構成され、当該増幅回路の増幅率を高め
ることが可能となる。このことで、高利得(ハイゲイ
ン)のレベルシフト増幅回路のように1段で増幅する場
合に比べ、入力信号の切り換わりに対する反応性(レス
ポンス)の向上が図られ、当該増幅回路の高速化を図る
ことが可能となる。
【0049】(2)第2の実施例の説明 図7は、本発明の第2の実施例に係るレベルシフト増幅
回路の構成図である。図7において、第1の実施例と異
なるのは第2の実施例では、インバータ縦列接続回路が
1組を成し、相補性の入力信号をレベルシフト出力する
ものである。
【0050】すなわち、メモリから相補性のデータを読
み出すセンスアンプに適用可能なレベルシフトアンプ
は、図7において、例えば、10個のインバータIN11
〜IN15 ,IN21 〜IN25 ,帰還抵抗r及び9個のバイ
アス抵抗R1〜R9から成る。
【0051】10個のインバータIN11 〜IN15 ,IN2
1 〜IN25 は2n個のインバータAn,Bnの一例であ
り、n=5の場合である。また、10個のインバータI
N11〜IN15 ,IN21 〜IN25 の各高電位側電極P,例
えば、当該インバータINを電界効果トランジスタで構
成する場合には、p型の電界効果トランジスタのソース
Sが電源線VCCに接続される。
【0052】さらに、非反転信号を増幅する側(一方の
側)の第1段〜第5段のインバータIN11 〜IN15 が直
列に接続され、また、反転信号を増幅する側(他方の
側)の第1段〜第5段のインバータIN21 〜IN25 が直
列に接続される。
【0053】なお、非反転側の第1段目から第4段目ま
でのインバータIN11 〜IN14 の各低電位側電極Nが反
転側の第1段目から第4段目までのインバータIN21 〜
IN24 の各低電位側電極Nにそれぞれ接続される。ここ
で、その各接続点をN1〜N4とすると、当該接続点N
1〜N4がバイアス素子R1とR2,R3とR4,R5
とR6,R7とR8の各接続点となる直列接続点q1〜
q4にそれぞれ接続される。また、非反転側の第5段目
のインバータIN15の低電位側電極Nと反転側の第5段目
のインバータIN25の低電位側電極Nが接地線VSSに接続
される。
【0054】なお、帰還抵抗rは第1の実施例と同様
に、各インバータIN11 〜IN15 やIN21 〜IN25 の入
出力部間に接続される。また、各インバータIN11 〜I
N15 やIN21 〜IN25 の利得(ゲイン)が最大となるよ
うにr=数〔KΩ〕程度とする。
【0055】さらに、9個のバイアス抵抗R1〜R9は
複数のバイアス素子Rmの一例であり、m=9の場合で
ある。例えば、第1,第2のバイアス抵抗R1,R2と
が直列に接続されて、第3段目のインバータIN13 の出
力部outとインバータIN23の出力部outとの間に接続
される。なお、この直列接続点がq1である。
【0056】また、第3,第4のバイアス抵抗R3,R
4とが直列に接続されて、第4段目のインバータIN14
の出力部outとインバータIN24 の出力部outとの間に
接続される。なお、この直列接続点がq2である。ま
た、第5,第6のバイアス抵抗R5,R6とが直列に接
続されて、第5段目のインバータIN15 の出力部outと
インバータIN25 の出力部outとの間に接続される。な
お、この直列接続点がq3である。
【0057】さらに、第7,第8のバイアス抵抗R7,
R8とが直列に接続されて、第5段目のインバータIN1
5 の出力部outとインバータIN25 の出力部outとの間
に接続される。なお、この直列接続点がq4であり、該
直列接続点q4に第9のバイアス抵抗R9が接続され、
その抵抗R9の他端が接地線VSSに接続される。
【0058】このようにして、本発明の第2の実施例に
係るレベルシフトアンプによれば、図5に示すように、
10個のインバータIN11 〜IN15 ,IN21 〜IN25 ,
帰還抵抗r及び9個のバイアス抵抗R1〜R9が具備さ
れ、第1段目から第4段目までの各インバータIN11 〜
IN14 ,IN21 〜IN24 同士が接続された各低電位側電
極Nの接続点N1〜N4が各バイアス抵抗R1〜R8の
各直列接続点q1〜q4にそれぞれ接続される。
【0059】このため、第1の実施例と同様に、10個
のインバータIN11 〜IN15 ,IN21 〜IN25 の利得
(ゲイン)が最大となる帰還抵抗rが設定されると、セ
ルフバイアス増幅回路が構成される。また、該インバー
タIN11 ,IN21 の低電位側電極Nに、第3段目のイン
バータIN13 ,IN23 の出力電圧を,例えば、バイアス
素子R1,R2により分割した電圧が供給されることか
ら、該インバータIN11,IN21 の入力信号レベルの近
傍にセルフバイアス電位が設定される。
【0060】さらに、第2段目のインバータIN12 ,I
N22 の低電位側電極Nに、第4段目のインバータIN14
,IN24 の出力電圧がバイアス素子R3,R4により
分割した電圧が供給されることで、第2段目のインバー
タIN12 ,IN22 の入力信号レベルの近傍にセルフバイ
アス電位が設定される。
【0061】同様に、第3段目のインバータIN13 ,I
N23 の低電位側電極Nに、第5段目のインバータIN15
,IN25 の出力電圧がバイアス素子R5,R6により
分割した電圧が供給されることで、第3段目のインバー
タIN13 ,IN23 の入力信号レベルの近傍にセルフバイ
アス電位が設定される。
【0062】また、第4段目のインバータIN14 ,IN2
4 の低電位側電極Nに、第5段目のインバータIN15 ,
IN25 の出力電圧をバイアス素子R7,R8により分割
した電圧が供給されることで、該インバータIN14 ,I
N24 の入力信号レベルの近傍にセルフバイアス電位が設
定される。なお、第5段目のインバータIN15 ,IN25
の低電位側電極Nが接地線VSSに接続されることで該イ
ンバータIN15 ,IN25 の入力信号レベルの近傍にセル
フバイアス電位が設定される。
【0063】これにより、2段先の出力電圧をバイアス
抵抗R1とR2,R3とR4,R5とR6,R7とR8
でそれぞれ平均化された電圧により、電源電圧を供給す
ることが可能となる。このことで、全インバータIN11
〜IN15 ,IN21 ,IN25 がセルフバイアス電位により
駆動され、第1段目のインバータIN11 ,IN21 の入力
部inに入力された相補性の小振幅の信号を最終段(第
5段目)のインバータIN15 ,IN25 の出力部outにお
いて、フル振幅(電源線VCC,接地線VSS間の電圧振
幅)の相補性の出力信号SOUT として得ることが可能と
なる。
【0064】また、各インバータIN11 〜IN15 ,IN2
1 ,IN25 の低電位側電極Nの接続方法により第1の実
施例と同様に正帰還回路が構成され、当該増幅回路の増
幅率を高めることが可能となる。
【0065】(3)第3の実施例の説明 図8は、本発明の第3の実施例に係るレベルシフトアン
プの構成図である。図8において、第1,第2の実施例
と異なるのは第3の実施例では、平滑回路11が接続さ
れるものである。
【0066】例えば、第1の実施例に係るレベルシフト
アンプの変形タイプとして図8に示すように、第1段目
のインバータIN1の低電位側電極Nと第3段目のイン
バータIN3の出力部outとの間に平滑回路11が接続
される。また、平滑回路11は動作周波数にもよるが数
〔kΩ〕程度の抵抗R1と数〔pF〕の容量C1から成
る。同様に、第2段目のインバータIN2の低電位側電
極Nと第4段目のインバータIN4の出力部outとの間
に抵抗R2,容量C2が接続される。また、第3段目の
インバータIN3の低電位側電極Nと第5段目のインバ
ータIN5の出力部outとの間に抵抗R3と容量C3が
接続され、第4段目のインバータIN4の低電位側電極
Nとバイアス抵抗R1,R2の直列接続点qとの間に抵
抗R4,容量C4が接続される。
【0067】このようにして、本発明の第3の実施例に
係るレベルシフトアンプによれば、図8に示すように、
第1の実施例に係るレベルシフトアンプに容量素子C1
〜C4や抵抗R1〜R4から成る平滑回路11が接続さ
れる。
【0068】このため、第1の容量C1と第1の抵抗R
1とにより、第3段目のインバータIN3の出力電圧が
平滑化され、その出力電圧を第1段目のインバータIN
1の低電位側電極Nに供給することが可能となる。同様
に、第2の容量C2と第2の抵抗R2とにより、第4段
目のインバータIN4の出力電圧が平滑化され、その出
力電圧を第2段目のインバータIN2の低電位側電極N
に供給することが可能となる。
【0069】さらに、第3の容量C3と第3の抵抗R3
とにより、第5段目のインバータIN5の出力電圧が平
滑化され、その出力電圧を第3段目のインバータIN3
の低電位側電極Nに供給することが可能となる。なお、
第4の容量C4と第4の抵抗R4とにより、バイアス抵
抗R1,R2で分割される電圧が平滑化され、その出力
電圧を第4段目のインバータIN4の低電位側電極Nに
供給することが可能となる。
【0070】これにより、各インバータIN1〜IN5
に供給されるセルフバイアス電位の安定化が図られ、高
信頼度のレベルシフト増幅回路を構成することが可能と
なる。
【0071】なお、本発明の各実施例ではn=5段の場
合,すなわち、1段の増幅で入力信号が√2倍になる例
を説明したが、n=7,9…と段数を増加することで、
入力信号の6倍,8倍…に増幅可能なレベルシフト増幅
回路を構成することが可能となる。このことで、メモリ
セルの読出し電圧の微小化に十分対処することが可能と
なる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のレ
ベルシフト増幅回路によれば、n個のインバータ素子,
帰還素子と、バイアス素子とが具備され、第i段目のイ
ンバータ素子の低電位側電極が第i+2段目のインバー
タ素子の出力部に接続される。
【0073】このため、各インバータ素子の利得(ゲイ
ン)が最大となる帰還素子を設定することにより、セル
フバイアス増幅回路が構成され、全インバータ素子がセ
ルフバイアス電位により駆動され、第1段目のインバー
タ素子の入力部に入力された小振幅の信号を最終段のイ
ンバータ素子の出力部において、フル振幅の出力信号と
して得ることが可能となる。
【0074】また、本発明の第2のレベルシフト増幅回
路によれば、2n個のインバータ素子,帰還素子と、複
数のバイアス素子とが具備され、第i段目から第n−1
段目までの各インバータ素子同士の低電位側電極を接続
した接続点がバイアス素子の各直列接続点にそれぞれ接
続される。
【0075】このため、第1のレベルシフト増幅回路と
同様に2n個のインバータ素子のゲインが最大となる帰
還素子を設定すると、セルフバイアス増幅回路が構成さ
れ、全インバータ素子がセルフバイアス電位により駆動
され、第1段目のインバータ素子の入力部に入力された
相補性の小振幅の信号を最終段のインバータ素子の出力
部において、フル振幅の相補性の出力信号として得るこ
とが可能となる。
【0076】さらに、本発明の第3のレベルシフト増幅
回路によれば、第i段目のインバータ素子の低電位側電
極と第i+2段目のインバータ素子の出力部との間に容
量素子と抵抗素子から成る平滑回路が接続される。
【0077】このため、第i+2段目のインバータ素子
の出力電圧が容量素子と抵抗素子とにより平滑化され、
その出力電圧を第i段目のインバータ素子の低電位側電
極に供給することが可能となる。なお、当該インバータ
素子の低電位側電極の接続方法により正帰還回路が構成
され、当該増幅回路の増幅率を高めることが可能とな
る。
【0078】これにより、各インバータ素子に供給され
るセルフバイアス電位の安定化が図られ、高信頼度のレ
ベルシフト増幅回路を構成することが可能となる。この
ことで、ICメモリのセル電位の読出をする高信頼度の
センスアンプ等の提供に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレベルシフト増幅回路の原理図
(その1)である。
【図2】本発明に係るレベルシフト増幅回路の原理図
(その2)である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るレベルシフトアン
プの構成図である。
【図4】本発明の各実施例に係るインバータの説明図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施例に係る動作を説明する入
出力電圧特性図(その1)である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る動作を説明する入
出力電圧特性図(その2)である。
【図7】本発明の第2の実施例に係るレベルシフトアン
プの構成図である。
【図8】本発明の第3の実施例に係るレベルシフトアン
プの構成図である。
【図9】従来例に係るレベルシフト増幅回路の説明図
(その1)である。
【図10】従来例に係るレベルシフト増幅回路の説明図
(その2)である。
【符号の説明】
11…平滑回路、 INn,An,Bn〔n=i…,j,k,n〕…インバ
ータ素子、 r…帰還素子、 R1,R2,Rm〔m=1〜m〕…バイアス素子、 P…高電位側電極、 N…低電位側電極、 VCC…第1の電源線、 VSS…第2の電源線、 q…直列接続点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H03K 5/02 A 7402−5J 6741−5L G11C 11/34 331

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個のインバータ素子(INn〔n=
    i,…j,…k,n〕),帰還素子(r)と、バイアス
    素子(R1,R2)とが具備され、 前記n個の各インバータ素子(INn)の入力部(i
    n)と出力部(out)との間に帰還素子(r)が接続さ
    れ、前記n個のインバータ素子(INn)の各高電位側
    電極(P)が第1の電源線(VCC)に接続され、 前記帰還素子(r)及び第1の電源線(VCC)に接続さ
    れた第i段〔i=1〜n−2〕〜第n段のインバータ素
    子(IN1〜INn)が直列に接続され、 前記第i段目のインバータ素子(INi)の低電位側電
    極(N)が第i+2段目のインバータ素子(INj〔j
    =i+2〕)の出力部(out)に接続され、 前記第n段目のインバータ素子(INn)の出力部(o
    ut)と第2の電源線(VSS)との間にバイアス素子(R
    1,R2)が直列に接続され、 前記第n−1段目のインバータ素子(INk〔k=n−
    1〕)の低電位側電極(N)がバイアス素子(R1,R
    2)の直列接続点(q)に接続され、 前記第n段目のインバータ素子(INn)の低電位側電
    極(N)が第2の電源線(VSS)に接続されることを特
    徴とするレベルシフト増幅回路。
  2. 【請求項2】 2n個のインバータ素子(An,Bn,
    〔n=i,…j,…k,n〕),帰還素子(r)と、複
    数のバイアス素子(Rm,〔m=1〜m〕)とが具備さ
    れ、 前記2n個の各インバータ素子(An,Bn)の入力部
    (in)と出力部(out)との間に帰還素子(r)が接
    続され、前記2n個のインバータ素子(An,Bn)の
    各高電位側電極(P)が第1の電源線(VCC)に接続さ
    れ、 前記帰還素子(r)及び第1の電源線(VCC)に接続さ
    れた一方の側の第i段〔i=1〜n−1〕〜第n段のイ
    ンバータ素子(A1〜An)が直列に接続され、前記帰
    還素子(r)及び第1の電源線(VCC)に接続された他
    方の側の第i段〜第n段のインバータ素子(B1〜B
    n)が直列に接続され、 前記一方の側の第i段目から第n−1段目までのインバ
    ータ素子(Ai〜Ak〔k=n−1〕)の各低電位側電
    極(N)が他方の側の第i段目から第n−1段目までの
    インバータ素子(Bi〜Bk)の各低電位側電極(N)
    にそれぞれ接続され、 前記バイアス素子(Rm)の1組が直列に接続され、か
    つ、該バイアス素子(Rm)の直列回路が、一方の側の
    第j〔j=i+2〕段目のインバータ素子(Aj)から
    第n段目のインバータ素子(An)の出力部(out)と
    他方の側の第j〔j=i+2〕段目のインバータ素子
    (Bj)から第n段目のインバータ素子(Bn)の出力
    部(out)との間にそれぞれ接続され、 前記第i段目から第n−1段目までの各インバータ素子
    (Ai〜Ak,Bi〜Bk)同士が接続された各低電位
    側電極(N)の接続点がバイアス素子(Rm)の各直列
    接続点(q)にそれぞれ接続され、 前記一方の側の第n段目のインバータ素子(An)の低
    電位側電極(N)と他方の側の第n段目のインバータ素
    子(Bn)の低電位側電極(N)が第2の電源線(VS
    S)に接続され、 前記第n−1段目のインバータ素子(Ak,Bk)同士
    を接続した低電位側電極(N)の接続点が他のバイアス
    素子(Rm)を介して第2の電源線VSS)に接続される
    ことを特徴とするレベルシフト増幅回路。
  3. 【請求項3】 請求項1,2記載のレベルシフト増幅回
    路において、前記第i段目〔i=1〜n−2〕のインバ
    ータ素子(INi,Ai,Bi)の低電位側電極(N)
    と第i+2段目のインバータ素子(INj,Aj,Bj
    〔j=i+2〕)の出力部(out)との間に平滑回路
    (11)が接続されることを特徴とするレベルシフト増
    幅回路。
  4. 【請求項4】 請求項1,2及び3記載のレベルシフト
    増幅回路において、前記インバータ素子(INn,A
    n,Bn)が電界効果トランジスタ(T1,T2)又は
    バイポーラトランジスタ(Q1,Q2)から成ることを
    特徴とするレベルシフト増幅回路。
JP4293103A 1992-10-30 1992-10-30 レベルシフト増幅回路 Withdrawn JPH06150653A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4293103A JPH06150653A (ja) 1992-10-30 1992-10-30 レベルシフト増幅回路
US08/142,928 US5453704A (en) 1992-10-30 1993-10-29 Sense amplifier with positive feedback and self-biasing to achieve full voltage swing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4293103A JPH06150653A (ja) 1992-10-30 1992-10-30 レベルシフト増幅回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06150653A true JPH06150653A (ja) 1994-05-31

Family

ID=17790467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4293103A Withdrawn JPH06150653A (ja) 1992-10-30 1992-10-30 レベルシフト増幅回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5453704A (ja)
JP (1) JPH06150653A (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2725085B1 (fr) * 1994-09-26 1997-01-17 Matra Mhs Dispositif d'interfacage de signaux logiques du niveau btl au niveau ttl et cmos
US5691654A (en) * 1995-12-14 1997-11-25 Cypress Semiconductor Corp. Voltage level translator circuit
US5666069A (en) * 1995-12-22 1997-09-09 Cypress Semiconductor Corp. Data output stage incorporating an inverting operational amplifier
US5963053A (en) * 1997-10-09 1999-10-05 Pericom Semiconductor Corp. Self-biasing CMOS PECL receiver with wide common-mode range and multi-level-transmit to binary decoder
US6424571B1 (en) * 2001-05-01 2002-07-23 Micron Technology, Inc. Sense amplifier with data line precharge through a self-bias circuit and a precharge circuit
US6483347B1 (en) * 2001-07-11 2002-11-19 Micron Technology, Inc. High speed digital signal buffer and method
US7301370B1 (en) * 2003-05-22 2007-11-27 Cypress Semiconductor Corporation High-speed differential logic to CMOS translator architecture with low data-dependent jitter and duty cycle distortion
US20080100371A1 (en) * 2006-10-26 2008-05-01 Fabrice Paillet Dual rail generator
US20080143408A1 (en) 2006-12-19 2008-06-19 Fabrice Paillet Pulse width modulator
US7456667B2 (en) * 2006-12-22 2008-11-25 Taylor Stewart S Electrical signal duty cycle modification
US8513997B2 (en) * 2010-09-30 2013-08-20 St-Ericsson Sa RF duty cycle correction circuit
US8729962B2 (en) * 2011-12-15 2014-05-20 Qualcomm Incorporated Millimeter wave power amplifier
US9455712B2 (en) * 2014-08-01 2016-09-27 Qualcomm Incorporated Fast voltage domain converters with symmetric and supply insensitive propagation delay
US10461738B1 (en) * 2018-05-31 2019-10-29 Qualcomm Incorporated Comparator architecture and related methods
JP7277220B2 (ja) * 2019-03-29 2023-05-18 株式会社ジェイテクト 電源回路及び電源装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4794282A (en) * 1985-03-21 1988-12-27 Brooktree Corporation TTL to CMOS voltage level translator
US4916337A (en) * 1989-03-07 1990-04-10 Integrated Device Technology, Inc. TTL to CMOS logic level translator
US4978870A (en) * 1989-07-19 1990-12-18 Industrial Technology Research Institute CMOS digital level shifter circuit
US5045730A (en) * 1989-12-22 1991-09-03 Gte Laboratories Incorporated Electrical circuitry providing compatibility between different logic levels
US5113097A (en) * 1990-01-25 1992-05-12 David Sarnoff Research Center, Inc. CMOS level shifter circuit

Also Published As

Publication number Publication date
US5453704A (en) 1995-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0827272B1 (en) Operational amplifier
US4697112A (en) Current-mirror type sense amplifier
US4479202A (en) CMOS Sense amplifier
JPH06150653A (ja) レベルシフト増幅回路
US5640356A (en) Two-stage differential sense amplifier with positive feedback in the first and second stages
US5325328A (en) Sense amplifier output circuit used in semiconductor memory devices
JP3208149B2 (ja) 差動増幅器及び増幅方法
US5894233A (en) Sense amplifiers including bipolar transistor input buffers and field effect transistor latch circuits
US4785259A (en) BIMOS memory sense amplifier system
US3399357A (en) Wideband transistor amplifier with output stage in the feedback loop
KR960005746B1 (ko) 멀티플렉서 회로
KR100419015B1 (ko) 전류 센스 증폭기
US4658160A (en) Common gate MOS differential sense amplifier
JPH04500447A (ja) クロスオーバ電流の減小したbi―cmosクロック駆動器
US4980578A (en) Fast sense amplifier
JPH08307224A (ja) 演算増幅回路
JPS60170091A (ja) センス回路
JP3085769B2 (ja) 差動増幅回路
JPH0785682A (ja) 差動増幅回路
JPH06334508A (ja) 半導体論理回路
KR950005094Y1 (ko) 데이타 감지 증폭기 회로
US6784735B2 (en) High switching speed differential amplifier
JP4414560B2 (ja) センスアンプ
JP3037077B2 (ja) 半導体集積回路装置
KR960003811B1 (ko) 바이씨모오스 증폭기

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104