JPH06150517A - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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Publication number
JPH06150517A
JPH06150517A JP4316403A JP31640392A JPH06150517A JP H06150517 A JPH06150517 A JP H06150517A JP 4316403 A JP4316403 A JP 4316403A JP 31640392 A JP31640392 A JP 31640392A JP H06150517 A JPH06150517 A JP H06150517A
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JP
Japan
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disk
spindle
spindles
mounting
disk drive
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Pending
Application number
JP4316403A
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English (en)
Inventor
Yuji Yokota
勇二 横田
Minoru Tsuruta
稔 鶴田
Kazuto Yamamoto
一人 山本
Toru Wakazawa
徹 若沢
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Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 3.5インチフロツピーデイスクドライブユニツトと、
5.25インチフロツピーデイスクドライブユニツトと
を1つの装置内に配してなるデイスク駆動装置であつ
て、前記3.5インチフロツピーデイスクドライブユニ
ツト側スピンドルと、前記5.25インチフロツピーデ
イスクドライブユニツト側スピンドルとを共通のモータ
で駆動し、一方のデイスクドライブユニツトにおいてリ
ード/ライト動作中に、他方のデイスクドライブユニツ
トにてデイスクのクランプ動作が行なわれた場合、前記
一方のスピンドルの速度変動が所定範囲内となるよう
に、前記他方のデイスクドライブにおけるデイスククラ
ンプ速度及び前記スピンドルに連結されたロータの慣性
質量を設定したデイスク駆動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデイスクに対して情報の
記録または再生を行うデイスク駆動装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の記録再生装置として、フレキシ
ブルな磁気デイスク、所謂フロツピーデイスク(以下F
Dと称す)に対して情報の記録または再生を行うフロツ
ピーデイスクドライブ(以下FDDと称す)がある。
【0003】近年OA危機の発展は目覚ましいが、これ
に伴い外部記憶装置としてのFDDも小型化、大容量化
が進んでいる。またこれらに使用されるFDも8イン
チ、5.25インチ、3.5インチFDが規格化され、
現在広く普及している。
【0004】一方、パーソナルコンピユータ等は2台の
FDDを使用する場合が多いが同じFDDを2台併設す
ると、大きなスペースを取ること、及びそれぞれのFD
DにおいてFDを駆動する駆動モータが電力を消費する
ため、電力消費が大きくなること等の欠点がある。
【0005】これらの欠点を解消するものとして、特開
昭58−211375号で同一のFDDについて単一の
駆動モータを駆動源として共用してFDの回転駆動を行
うデユアルFDDが提案されている。また異なる規格の
FDを同一の駆動装置で記録再生したいというニーズに
対して特開平3−165388号では異種のFDすなわ
ち5.25インチFDと3.5インチFDを単一の駆動
源を共用して単一の装置で駆動可能にするFDD装置が
提案されている。
【0006】
【発明の解決しようとする問題点】しかしながら上述の
ようなデユアルFDDにおいては、5.25インチFD
駆動機構と3.5インチFD駆動機構を例えばベルト等
の連結手段にて連結し、単一の駆動源にて両駆動機構を
回転駆動する構成がとられるが、例えば3.5インチF
Dを回転駆動して記録/再生(リード/ライト)してい
る最中に5.25インチFDをクランプすると、クラン
プする際の衝撃により3.5インチFD駆動機構が回転
変動を生じる。そのためリード/ライトデータに異常を
来す恐れがある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】このような問題点を解
決するために、本発明におけるデイスク駆動装置によれ
ば、互いに種類の異なるデイスクを駆動する第1及び第
2の駆動機構を1つの装置内に配してなるデイスク駆動
装置であつて、前記第1及び第2の駆動機構にそれぞれ
配され、それぞれ前記第1及び第2の駆動機構へと挿入
されたデイスクを回転駆動するための前記第1及び第2
のスピンドルと、前記第1及び第2のスピンドルに共通
の回転駆動手段と、前記第1及び第2の駆動機構にそれ
ぞれ挿入されたデイスクを前記第1及び第2のスピンド
ルへとそれぞれ装着する前記第1及び第2の駆動機構内
に配された第1及び第2の装着手段と、前記第1及び第
2の駆動機構にそれぞれ配され、前記各デイスクに対し
て情報の記録または再生を行うヘツドとからなり、前記
第1及び第2の装着機構の装着手段の前記デイスクを前
記スピンドルへと装着する速度と、前記第1及び第2の
スピンドルの少なくとも一方の慣性質量との関係を所定
の関係に設定する如く構成する。
【0008】また本発明におけるデイスク駆動装置によ
れば、互いに種類の異なるデイスクを駆動する第1及び
第2の駆動機構を1つの装置内に配してなるデイスク駆
動装置であつて、前記第1及び第2の駆動機構にそれぞ
れ配され、それぞれ前記第1及び第2の駆動機構へと挿
入されたデイスクを回転駆動するための前記第1及び第
2のスピンドルと、前記第1及び第2のスピンドルに連
結された共通の回転駆動手段と、前記第1及び第2の駆
動機構にそれぞれ挿入されたデイスクを前記第1及び第
2のスピンドルへとそれぞれ装着する前記第1及び第2
の駆動機構内に配された第1及び第2の装着手段とから
なり、前記第1または第2の装着手段が動作されたと
き、その装着動作による負荷変動の前記各スピンドルへ
の伝達を所定値以下に抑制する抑制手段とを備えた構成
とする。
【0009】
【作用】これによつて、一方のFDたとえば3.5イン
チFDを回転駆動してリード/ライトしている最中に
5.25インチFDをクランプしてもクランプする際の
衝撃により3.5インチFD駆動機構に回転変動を起こ
すことがなく、常に信頼性の高いリード/ライトを行う
ことができる。
【0010】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好ましい実
施例を装置内の構成から順を追って説明する。なお、本
発明の実施例は、記録媒体として図13に示す3.5イ
ンチFDと図14に示す5.25インチFDに対して情
報の磁気記録再生を行うFDDに向けられたものである
ので、本発明の実施例を容易に理解できるように、実施
例のFDDの説明に入る前に、図13に示すFDと図1
4に示すFDの説明を行う。
【0011】図13に示した3.5インチFD200は
比較的硬い合成樹脂からなるカセット201中にフレキ
シブルな磁気ディスク202を回転可能に収容して構成
されている。磁気ディスク202の中央には磁性体の金
属から成るセンターハブ203がそのフランジ部203
cを接着するなどして固着されている。センターハブ2
03はカセット201の下面の中央に形成された円形の
開口部201aを介して露出される。そして、センター
ハブ203の中央には後述するチャッキング時にスピン
ドル軸58(図7)が嵌入するほぼ正方形の穴203a
が形成され、穴203aの近傍にはチャッキング時に後
述する駆動ピン59(図7)が嵌入するほぼ長方形の穴
203bが形成されている。
【0012】カセット201には中央開口部201aの
他に、記録再生時に後述する磁気ヘッドが磁気ディスク
202に摺接するために長方形の開口部201bが形成
されている。また、この開口部201bを開閉するため
の開口部201dを有したシャッタ201cがカセット
201に付設されている。
【0013】一方、図14に示した5.25インチFD
210は中心に円形の穴212aが形成された磁気ディ
スク212をエンベロープ211中に回転可能に収容し
て構成されている。エンベロープ211の中央には円形
の開口部211aが形成されており、この開口部211
aを介して磁気ディスク212の穴212aの周縁部が
露出される。またエンベロープ211には磁気ディスク
212の磁気ヘッドを摺接させるための開口部211b
とインデックス検出用の穴211cなどが形成されてい
る。
【0014】次に、前述の3.5インチFD200と
5.25インチFD210に対して情報の磁気記録再生
を行う本発明の実施例のFDDの構成について説明す
る。
【0015】図1は本発明のFDD全体の外観を示して
いる。このFDD本体1は前述した3.5インチFD2
00に記録再生を行うFDDと、5.25インチFD2
10に記録再生を行うFDDを合体したものとして構成
されている。符号2で示すものは外装カバーであり、F
DD本体1の前面にはフロントパネル3が取付けられて
おり、該パネル3には、3.5インチFD200を挿入
するための挿入口4と該ディスクを排出するためのイジ
ェクトボタン5および5.25インチFD210を挿入
するための挿入口6と該ディスクを排出するためのイジ
ェクトボタン7が設けられている。また、該フロントパ
ネル3にはそれぞれのFDDの動作状態を表示する表示
LED(発光ダイオード)8、9が取付けられている。
【0016】図2は、図1に示す外装カバー2を取り除
いた状態での上面図であり、図3はその正面図である。
この実施例では、5.25インチFDD部は通常の姿勢
から裏返しにした状態に配置されており、3.5インチ
FDD部はその5.25インチFDD部上に載った状態
に配置されている。図2、図4、図7を用いて最初に
3.5インチFDD部から説明する。
【0017】3.5インチFDD部のベース11は、
5.25インチFDD部のベース10に、該ベース11
に設けられた3つの取付け部12をそれぞれネジ13で
ベース10に固定することにより、固定されている。該
ベース11は立ち上げ部11a、11b、11cをプレ
ス加工にて形成した箱状の金属プレートから成り、諸機
構が搭載されている。
【0018】ベース11内には3.5インチFD200
の挿入、排出と記録再生位置へのロード、待機位置への
アンロードの際、3.5インチFDを案内するためのカ
セットガイド14が該ベース11に対して昇降可能に装
着されている。該カセットガイド14は3.5インチF
D200を案内し、保持するのに適した形状をしてお
り、その両側にはガイドピン(図示せず)が設けられて
いる。一方、ベース11の両側にはカセットガイド14
のガイドピン(図示せず)が上下にスライド可能に嵌合
する垂直ガイド溝(図示せず)が形成されており、該カ
セットガイド14は該垂直ガイド溝に沿って上下方向、
待機位置、記録再生位置に移動可能に装着されている。
【0019】カセットガイド14上に設けられた垂直軸
15にはシャッタレバー16が揺動可能に軸支されてい
る。このシャッタレバー16は3.5インチFD200
の挿入に連動して該3.5インチFD200のシャッタ
201cを開閉するためのものであり、その先端部の下
面にはシャッタ201cの端縁に係合可能なシャッタピ
ン17が設けられている。また、前記シャッタレバー1
6は、カセットガイド14との間に張架されたバネ18
によって図2中時計方向に付勢されている。カセットガ
イド14にはシャッタレバー16の3.5インチFD非
挿入時の位置を規制するためのストッパ19が形成され
ており、また、シャッタレバー16には3.5インチF
D挿入時の位置を規制するためのストッパ20が設けら
れている。
【0020】図4は図2に示すディスク装置からカセッ
トガイド14を外した状態を示す拡大平面図である。カ
セットガイド14の下側には、該カセットガイドの左右
位置を規制すると共に、該カセットガイドを昇降させる
ためのカム部を有するスライドプレート21が装着され
ている。該カム部はスライドプレート21の両側の立ち
上がり部22(左右2ケ所づつ)に形成されている。こ
のスライドプレート21はベース11内に前後左右の所
定の範囲でスライド可能に装着されている。
【0021】ベース11の底面のほぼ中央に後述する円
盤状のプーリ23が配置されており、該プーリ23はベ
ルト24を介して3.5インチFD200を回転駆動す
るスピンドル25に連結している。前記スライドプレー
ト21は前記プーリ23、ベルト24、スピンドル25
を避けるように中央部を切り欠いた形状をしており、そ
の左右には前記ベース11に設けた4本の位置決めピン
26a、26b、27a、27bと係合する長穴28
a、28b、29a、29bが形成されている。これら
の長穴により、スライドプレート21は所定距離前後に
移動可能である。スライドプレート21はベース11と
の間に張架されたスライドバネ30により図4中矢印B
方向に常時付勢されていると共に、後述するラッチレバ
ー31と係合可能であり、ラッチ状態においては、前記
スライドバネ30に抗して後方位置(図4に示す位置)
に保持される。
【0022】前記スライドプレート21の両側の立ち上
がり部22(左右2ケ所づつ)には前記カセットガイド
14を昇降させると共に該カセットガイドの上下位置に
応じてスライドプレートに位置を決めるカム溝(図示せ
ず)が形成されている。該カム溝(図示せず)と前記ガ
イドピン(図示せず)との係合によって、スライドプレ
ート21が後方にあるときにはカセットガイド14は待
機位置に保持され、前記ラッチレバー31が解除されて
該スライドプレートが前記スライドバネ30により矢印
A方向に移動するとカセットガイド14を記録再生位置
へ下降させるように構成されている。3.5インチFD
200を記録再生位置から待機位置を経て排出する際に
は、前記スライドプレート21に取付けられた前記イジ
ェクトボタン5を押し込み操作し、該スライドプレート
を後方位置へ移動させて前記ラッチレバー31をバネ力
で戻り回転させ、その回転力で3.5インチFD200
を前方に排出する。
【0023】前記ラッチレバー31はベース11に設け
られた軸32を中心に回動可能に装着されており、該ラ
ッチレバーと該ベースとに係合されたバネ33によって
反時計方向に常時付勢されている。このラッチレバー3
1には部分円弧状部の係合縁31aと係合縁31bが形
成されている。ラッチ状態では、スライドプレート21
に形成された係合部21aが前記係合縁31bに係合さ
れ、該スライドプレートはスライドバネ30に抗して後
方位置に保持される。また、前記ラッチレバー31には
3.5インチFD200の前端部に当接する押し出しア
ーム部31cが一体に設けられている。この押し出しア
ーム部31cはカセット排出時にはバネ33の付勢力を
受けて3.5インチFDを押し出すイジェクタとして機
能する。前記ラッチレバー31のラッチ状態において、
3.5インチFD200が挿入されると、該カセットの
前端が前記押し出しアーム部31cに当接し、該カセッ
トの押し込みによってラッチレバー31がバネ33の付
勢力に抗して時計方向に回動すると、前記スライドプレ
ート21の前記係合部21aがラッチレバー31の前記
係合縁31bから離脱して、該スライドプレート21は
スライドバネ30により矢印B方向に移動し、3.5イ
ンチFD200は記録再生位置に装着状態になる。ま
た、移動したスライドプレート21は前記ラッチレバー
31の係合縁31aに係合し所定位置に係止される。
【0024】図4において、前記挿入口近傍にはカセッ
トの挿入を検出するメディアインスイッチ34とライト
プロテクトスイッチ35が配置されており、その反対側
には記録媒体の種類を検出するHD検出スイッチ36が
配置されている。これらのスイッチは前記表示LED8
および後述するインデックス検出用ホール素子338を
含めて1つのPCB(プリント回路基板)37に接続さ
れている。さらに、PCB37は後述するPCB52に
ケーブルで接続されている。
【0025】再び図2を参照すると、ベース11内には
ヘッド移動手段が設けられている。このヘッド移動手段
は、上下一対の磁気ヘッドと、該ヘッドを支持するヘッ
ドキャリッジ43と、該ヘッドキャリッジ43を案内す
るガイドバー48と、前記ヘッドキャリッジ43を所定
位置に移動させるリードスクリュー40と、該リードス
クリュー40を回転駆動させるステッピングモータ38
と、から構成されている。
【0026】この構成を詳細に説明すると、ステッピン
グモータ38は、ほぼコの字状のSTモータブラケット
39に固定され、ステッピングモータ38の出力軸はリ
ードスクリュー40が連結されている。該リードスクリ
ューの他端は前記STモータブラケットに取付けられた
ピボット軸受により回転自在に軸支されている。また、
前記STモータブラケット39はベース11に対して複
数のピン41により前後方向に調整可能に支持されてお
り、調整後はネジ42により固定される。前記リードス
クリュー40のリード溝にはヘッドキャリッジ43に一
体に設けられたリードピン44が係合している。前記ヘ
ッドキャリッジ43には下側ヘッド(図示せず)が前記
ヘッドキャリッジ43に板バネ45を介してヘッドアー
ム46に支持されている。押圧バネ47は下側ヘッド
(図示せず)に対して前記上側ヘッド(図示せず)を押
圧するためにヘッドアーム46を押圧している。ガイド
バー48はベース11にネジ49で固定され、ヘッドキ
ャリッジ43を軸支している。
【0027】また、基準トラック位置を検出するトラッ
ク00検出機構として、前記ヘッドキャリッジ43には
羽根50が一体に設けられており、該羽根50に対応し
てホトカプラーから成るトラック00センサ51が配置
されている。該トラック00センサ51は他の回路部品
と共にPCB52の片方の面に取付けられる。該PCB
52は前記ベース10にネジ53で一方を固定される
が、他方は前記ベース10に固定した側板54から突設
した2本の腕55a、55bに挟まれて保持されてい
る。また、該PCB52上には角穴56が開けられてお
り、該角穴56の中心の下で、前記ベース10上には穴
57が開けられている。該角穴56と穴57はPCB5
2の位置調整を行うものであり、例えば偏心ピンのよう
な調整治具により前記PCB52はネジ53を回転中心
にして所定距離前後に移動可能となる。それによりトラ
ック00センサ51の位置調整が可能となる。
【0028】図4、図7において、スピンドル25に
は、スピンドル軸58が結合されており、該スピンドル
軸58は前記ベース11に固定された軸受(図示せず)
により回転可能に支持されている。また、前記スピンド
ル25には駆動ピン59が上下移動可能に支持されてい
る。前記スピンドル25はプラスチックマグネットで一
体に成型されており、その表面および裏面が着磁されて
いると共に、前記インデックス検出用ホール素子338
と対向する位置にインデックス信号用マグネット60に
埋め込まれている。これにより、前記3.5インチFD
200の穴203aにスピンドル軸58が嵌入し、穴2
03bには駆動ピン59が嵌入し、かつプラスチックマ
グネットの表面の磁力によりチャッキングされる。また
プラスチックの裏面の磁力が前記ベース11に作用し、
その吸引力により前記スピンドル軸58と前記ベース1
1に固定された軸受(図示せず)とのスラストガタを吸
収している。
【0029】図4において、符号61、62、63に示
すものは、前記ベース11の一部を切り起こした突起で
あり、前記3.5インチFD200の中央部の円形開口
部201aの周辺部が変形した場合、前記ベルト24等
に接触しないように位置決めするためのものである。
【0030】図4、図7において、前記プーリ23はD
Dモータのロータ64に固定されている。該DDモータ
は、前記ベース10と前記ベース11との間に配置さ
れ、前記ベース10に固定されたハウジング65に保持
されたベアリング(図示せず)と、該ベアリングに回転
可能に支持されたスピンドル66と、前記ベアリングの
内輪と結合し、回転可能に支持されたロータ64と、前
記ハウジングに保持されたステータ(図示せず)と、モ
ータPCB67と、該ステータと対向して前記ロータに
固定された駆動マグネット(図示せず)と、前記ロータ
64の外周に固定されたイナーシャーリング68と、か
ら構成されており、前記スピンドル66を回転駆動する
と共に、その回転駆動力をロータ64、プーリ23、ベ
ルト24を介してスピンドル25に伝達している。該プ
ーリ23とスピンドル25とは同一の直径である。
【0031】前記イナーシャーリング68はDDモータ
の回転変動を少なくする機能を持つものであり、例え
ば、前記3.5インチFD200を記録再生している最
中に5.25インチFD210をクランプした場合、そ
のクランプ動作の負荷でDDモータの回転が変動したと
してもイナーシャーリング68の慣性質量が大きいため
前記スピンドル25の回転変動は無視できるほど小さ
く、3.5インチFD200の記録再生前の動作になん
ら影響を与えないものである。前記モータPCB67は
前記PCB52にケーブルで接続されている。
【0032】次に、5.25FDD部を説明する。図5
は図2の裏面を見た状態の図であり、図6は背面図であ
る。図5、図7において、前記ベース10はプレス加工
にて形成した金属プレートから成り、諸機構が搭載され
ている。
【0033】ベース10上には後述するクランプ機構を
取付けるための取付板70がネジ71により前記ベース
10に固定されている。該取付板70とベース10との
間で側板54の近傍には前記5.25インチFD210
の挿入、排出の案内のためのスペースを取るためのガイ
ド(図示せず)が設けられている。
【0034】前記ベース10上の側方には各センサが取
付けられるセンサPCB72がネジ73で前記取付板7
0に固定されており、このセンサPCB72にはライト
プロテクトの有無を検出するライトプロテクト検出用ホ
トトランジスタ74が配置され、これに対向する位置に
ライトプロテクト検出用LED(図示せず)が前記モー
タPCB67上に接続配置されていると共に、前記5.
25インチFD210の挿入を検出するメディアイン検
出用ホトトランジスタ75が接続配置され、これと対向
する位置にメディアイン検出用LED(図示せず)が前
記PCB52上に接続配置されている。さらに、前記表
示LED9が接続されていると共に、前記取付板70に
取付けたインデックス検出センサホルダ76に固定され
たホトトランジスタ77からのリード線78も接続さ
れ、各検出用センサを集約接続している。前記ホトトラ
ンジスタ77と対向配置されたLEDは前記モータPC
B67上に接続配置されている。このセンサPCB72
は前記PCB52にケーブルで接続されている。
【0035】図5において、符号87で示すものは前記
取付板70に植設された軸であり、該軸87にラッチレ
バー88が旋回可能に支持されており、該ラッチレバー
88と前記取付板70との間にはバネ89が張架され、
ラッチレバー88を常時時計方向に付勢している。ま
た、該ラッチレバー88には、挿入される5.25イン
チFD210の端部と当接する立ち上げ部90と、媒体
未挿入状態において前記イジェクトプレート79を後方
位置に保持するように前記係合縁82と係合するスライ
ド縁91と、および媒体挿入状態において、前記イジェ
クトプレート79の前記係合縁82と係合する係合縁9
2が形成されている。
【0036】図5、図8(図5のA−A断面図)、図9
(図5のB−B断面図)において、前記イジェクトプレ
ート79には一対の平行する立ち上げ部93、94が形
成されている。前記立ち上げ部93、94の間には2個
のコロ95、96が回転可能に支持されている。該コロ
95、96の軸部95a、95b、96a、96bは立
ち上げ部93、94に形成した溝93a、94aに嵌入
し、コロ96は前記取付板70に当接し、コロ95はコ
ロ96に当接している。またイジェクトプレート79に
はラック86が形成され、これにオイルダンプ機構によ
る回転ピニオン式のダンパ85が噛合されており、これ
によってイジェクトプレート79の動作が緩動されるよ
うになっている。
【0037】図5、図8(図5のA−A断面図)、図9
(図5のB−B断面図)において、前記取付板70上に
一対の平行する立ち上げ部97、98が形成されてお
り、該立ち上げ部97、98には軸99が取付けられ、
センターコーンアーム100に形成された取付部101
が該軸99に嵌合し、該センターコーンアーム100が
旋回可能に軸支されている。該センターコーンアーム1
00の一方の端部には前記コロ95と係合するカム部1
02、スライド部が形成されており、センターコーンア
ーム100の他方の端部にはセンターコーン104が支
持されている。また、前記軸99にはバネ105が取付
けられ、該バネ105は前記取付板とセンターコーン1
00の間に張架され、センターコーンアーム100を図
8中反時計方向に付勢している。図9の実線はクランプ
状態における関係位置を示し、想像線は非クランプ状態
における関係位置を示している。センターコーンアーム
100にはクランプ時に前記5.25インチFD210
を押圧するスタビライザB250が取付けられている。
【0038】図5、図8(図5のA−A断面図)、図9
(図5のB−B断面図)、図10(図5のC−C断面
図)において、前記センターコーンアーム100の端部
にはセンターコーン104が支持されているが、このセ
ンターコーン104は前記取付板70に取付けたセンタ
ーコーンガイド板106に固定したガイド軸107を基
準に上下に移動可能である。前記センターコーン104
の内部には、前記ガイド軸107と嵌合するホルダ10
8が収容されており、該ホルダ108の外周にはベアリ
ング109を介して、センターコーン104を回転可能
に支持している。また、該ホルダ108の周囲にはスプ
リング110が配されるとともにセンターコーン圧板1
11が載置され、該センターコーン圧板111の上で前
記ホルダ108に固定した止め輪112により若干の隙
間を有して挟みこまれている。これによってセンタコー
ン104は円錐バネ110により常時下方へと付勢され
ている。また該センターコーン圧板111は前記センタ
ーコーンアーム100に形成した腕部113、114に
より挟みこまれて支持されている。
【0039】また図10aは5.25インチFDが挿入
され、未だセンタコーン104がクランプ動作に入らな
い初期状態を示す。このときFDはスピンドル66の中
心位置出し基準66bに対して偏心した状態にある(挿
入動作のたびに偏心量は異なる)。
【0040】図10bはセンターコーン104がクラン
プ動作に入り、センターコーン104のテーパ部115
により中心位置出しを完了した状態を示している。この
ときはまたスピンドルの回転を妨げる程の大きな負荷は
与えていない。
【0041】図10cはクランプ状態であり、センター
コーン104が円錐バネ110の圧縮による弾性でスピ
ンドルへとディスクを挟んで圧接されたクランプ状態を
示している。センターコーン104は円錐バネ110に
よる一定の圧力でスピンドルへと圧接される。このとき
スピンドルへと大きな負荷が印加されることになる。
【0042】図10dは図10cにおけるE部の拡大図
で、スピンドルへとセンターコーン104の圧接による
力F1が加えられている。
【0043】従来はこの力F1によってスピンドルの回
転が変動し、リード/ライト動作に悪影響を及ぼしてい
たが、本発明によれば、後述の手段によってこの問題を
解決している。
【0044】図7、図8(図5のA−A断面図)、図1
0(図5のC−C断面図)において、前記センターコー
ン104に対向してスピンドル66が配置されている。
【0045】図10(図5のC−C断面図)において、
前記センターコーン104には前記5.25インチFD
210の磁気ディスク212の穴212aに嵌入し、該
磁気ディスクの中心位置出し(芯出し)をするテーパ部
115および前記スピンドル66の磁気ディスク載置部
66aに磁気ディスクを押圧する押圧部116が一体に
形成されている。
【0046】図5、図11(図5のD−D断面図)にお
いて、前記取付板70に一対の平行する内側立ち上がり
部118が形成され、その外側にも一対の平行する立ち
上がり部120が形成されている。該内側立ち上がり部
118と外側立ち上がり部120との間にはパッドアー
ム122に形成された立ち下がり部123が挟みこまれ
ており、該立ち下がり部に形成した突起部(図示せず)
と前記内側立ち上がり部118に形成した穴部(図示せ
ず)との係合によりパッドアーム122は回動可能にな
っている。この反対側も同様な構造である。前記パッド
アーム122には切り曲げ部124が形成されており、
該切り曲げ部124にはバネ125が支持され、このバ
ネ125は取付板70とパッドアーム122の間に張架
され、該パッドアーム122を常時時計方向に付勢して
いる。このパッドアーム122の一方の端部には腕部1
26が形成されており、他方の端部127には、クラン
プ時前記5.25インチFDを押圧するスタビライザー
A128が取付けられている。また、該スタビライザー
Aに対向する位置に突起部10dが前記ベース10上に
形成され、前記5.25インチFD210にスタビライ
ザーA128が確実に押圧するようにしている。該端部
127の上には後述するヘッドキャリッジに一体に形成
された腕部が当接し、非クランプ時でのヘッドの位置を
規定している。
【0048】図5、図11(図5のD−D断面図)、図
12(図5のE−E断面図)において、前記イジェクト
プレート79の立ち上がり部84には前記パッドアーム
122の腕部126と係合し、パッドアーム122を上
げ下げするカム部129、保持部130、131が形成
されている。
【0049】図5において、ベース10内にはヘッド移
動手段が設けられている。このヘッド移動手段は、上下
一対の磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを支持するヘッドキ
ャリッジ137と、該ヘッドキャリッジ137を案内す
るガイドバー142と、前記ヘッドキャリッジ137を
所定位置に移動させるリードスクリュー134と、該リ
ードスクリュー134を回転駆動するステッピングモー
タ132とから構成されている。詳細に説明すると、ス
テッピングモータ132はほぼコの字状のSTモータブ
ラケット133に固定され、ステッピングモータ132
の出力軸にはリードスクリュー134が連結されてい
る。該リードスクリュー134の他端は前記STモータ
ブラケット133に取付けられたピボット軸受により回
転自在に軸支されている。また、前記STモータブラケ
ット133はベース10に対して複数のピン135によ
り前後方向に調整可能に支持されており、調整後はネジ
136により固定される。前記リードスクリュー134
のリード溝にはヘッドキャリッジ137に一体に設けら
れたリードピン138が係合している。前記ヘッドキャ
リッジ137には下側ヘッド(図示せず)が固定されて
おり、該下側ヘッドに対向して上側ヘッド(図示せず)
が前記ヘッドキャリッジ137に板バネ139を介して
ヘッドアーム140に支持されている。符号141で示
すものは、前記下側ヘッド(図示せず)に対して前記上
側ヘッド(図示せず)を押圧するためにヘッドアーム1
40を押圧している押圧バネである。また、前記ヘッド
キャリッジ137を案内するためのガイドバー142が
設けられており、該ガイドバー142の前後に移動自在
にヘッドキャリッジ137を軸支している。また、基準
トラック位置を検出するトラック00検出機構として、
前記ヘッドキャリッジ137には羽根143が一体に設
けられており、該羽根143に対応してホトカプラーか
ら成るトラック00センサ144が配置されている。該
トラック00センサ144はトラック00ホルダ145
に取付けられている。該トラック00ホルダ145はト
ラック00ホルダ145に固定されたガイドピン146
によりベース10に対して調整可能であり、調整後はネ
ジ147で固定される。また、前記ヘッドキャリッジ1
37には前記パッドアーム122に当接し、上側ヘッド
の位置を規制する腕部148が一体に形成されている。
【0050】図2、図5、図15、図16において、前
記PCB52には、3.5インチFDD部のリード、ラ
イト回路および5.25インチFDDのリード、ライト
回路およびそれぞれのコントロール回路、トラック00
センサ51が片方の面に集約されて搭載されている。図
15に示す従来例のシステムでは3.5インチFDD、
5.25インチFDDのコントロール回路を別々に設け
ているが、図16に示す本実施例のシステムでは2つの
コントロール回路を1つにまとめている。該コントロー
ル回路は、3.5インチFDD、5.25インチFDD
のコントロール回路を1つのICに集約している。図2
の符号149は電源コネクタを示し、符号150はホス
トシステムと信号を授受を行うインターフェースコネク
タを示す。前述と同様に、3.5インチFDD部の電源
コネクタ、インターフェースコネクタ、および5.25
インチFDD部の電源コネクタ、インターフェースコネ
クタを集約して1つのPCBに設けている。
【0051】次に、動作について説明するが、3.5イ
ンチFDD部については既存の3.5インチFDDと同
じなので説明を省略する。
【0052】前記5.25インチFD210を前記パネ
ル3の前記挿入口6から挿入するとその前端が前記ラッ
チレバー88の立ち上げ部90に当接する。さらに、押
し進めると、その挿入力により、該ラッチレバー88は
バネ89に抗して、反時計方向に回動する。5.25イ
ンチFD210が装着位置近傍にくると、ラッチレバー
88のスライド縁91と前記イジェクトプレート79の
係合縁82との係合が外れ、イジェクトプレート79は
前記イジェクトバネ83の引っ張り力によって図5中矢
印B方向に前記ガイドピンと案内溝81で規制される位
置まで移動する。このイジェクトプレート79の移動に
伴いイジェクトプレート79に転動可能に保持されてい
るコロ95、96も転動しながら、図9の2点鎖線で示
す位置から実線で示す位置まで移動する。この移動に際
しては、前記ダンパ85の作用により急激な移動が避け
られる。同時にコロ95は前記センターコーンアーム1
00のカム部102に当接し、カム作用によりセンター
コーンアーム100を押し上げ、その後はスライド部1
03に当接している。前記イジェクトプレート79の移
動後、ラッチレバー88はその係合縁92が前記イジェ
クトプレート79の係合縁82と係合し、所定位置に係
止される。
【0053】前記センターコーンアーム100のカム部
102側が押し上げられると、前記軸99を中心に前記
バネ105に抗してその反対側が押し下げられる。その
押し下げによりセンターコーンアーム100に形成した
腕部113が押し下げられ、それに連動して前記センタ
ーコーン圧板111を介して前記ホルダ108が固定さ
れたセンターコーンガイド板106のガイド軸107に
沿って降下する。前記ホルダ108の降下によりセンタ
ーコーン104のテーパ部115が前記5.25インチ
FD210の磁気ディスク212の穴212aを介して
センターコーン104に対向して配置されたスピンドル
66の内側開口部に嵌入して芯出し、さらに前記センタ
ーコーン104の押圧部116が磁気ディスク212の
穴212aの円周近傍を前記スピンドル66の磁気ディ
スク載置部66aに押圧して位置決めして固定する。
【0054】図11、図12に示すように、前記イジェ
クトプレート79の移動に伴い前記パッドアーム122
の腕部126は前記イジェクトプレート79の立ち上が
り部84に形成された保持部131からカム部129を
経由して保持部130に移動してイジェクトプレート7
9の立ち上がり部84に対する規制が解除されるため、
バネ125の押圧力によりパッドアーム122の先端が
降下し、スタビライザーA128が5.25インチFD
210を押圧する。このパッドアーム122の降下に連
動してパッドアーム122に前記ヘッドキャリッジ13
7の押圧バネ14により圧接していたヘッドキャリッジ
137に一体に形成された腕部148も降下し、その結
果前記下側ヘッドに上側ヘッドが磁気ディスク212を
介して圧接し、磁気ディスク212に情報を記録再生可
能とする。
【0055】前記5.25インチFD210の排出に際
しては、操作者が前記イジェクトボタン7を押すと、前
記イジェクトプレート79が図5中矢印A方向に前記イ
ジェクトバネ83に抗して移動する。さらに、押し続け
ると、前記ラッチレバー88の係合縁92と係合してい
たイジェクトプレート79の係合縁82がラッチレバー
88のスライド縁91と係合して移動が規制される。
【0056】一方、このイジェクトプレート79の移動
に伴い、イジェクトプレート79上に転動自在に支持さ
れた前記コロ95とセンターコーンアーム100のスラ
イド部103との係合が外れ、図8中、前記軸99を中
心に前記センターコーンアームバネ105により、スラ
イド部103を有する左端部が下がり、反対に、前記セ
ンターコーン104を支持している端部が持ち上げられ
る。これにより、センターコーンアーム100の前記腕
部114が前記センターコーン圧板111を持ち上げる
と共に、センターコーン圧板111は前記ホルダ108
に固定した止め輪112を持ち上げる。これにより、ホ
ルダ108は前記ガイド軸107に案内されながら、持
ち上げられ、結果として、センターコーン104は上昇
して、前記5.25インチFD210の磁気ディスク2
12に対するクランプが解除される。
【0057】前記イジェクトプレート79の移動に伴
い、前記イジェクトプレート79の立ち上がり部84に
形成された保持部130と係合して規制された前記パッ
ドアーム122の腕部126は前記バネ125に抗し
て、カム部129により押し下げられ、保持部131に
位置規制される。これにより、パッドアーム122のス
タビライザーA128は持ち上げられ、前記5.25イ
ンチFD210に対する押圧が解除される。それと共
に、該パッドアーム122に当接している前記ヘッドキ
ャリッジ137の腕部148も持ち上げられ、前記磁気
ディスク212に対する上下ヘッドの挟持が解除され
る。
【0058】次に、図17、図18、図19を参照して
クランプ機構の他の実施例を説明する。これらの図面中
前述の実施例と同一の機能を持つものは同一の符号で示
してある。
【0059】図17、図18(図17のH−H断面
図)、図19(図17のG−G断面図)において、前記
取付板70上にほぼコの字状の立ち上げ部151が形成
されており、該立ち上げ部151には軸99が取付けら
れており、センターコーンアーム100に形成された取
付部101が該軸99に嵌合し、該センターコーンアー
ム100に旋回可能に軸支されている。また、前記イジ
ェクトプレート79には一対の平行する立ち上げ部15
2、153が形成されている。該立ち上げ部152の間
に2個のコロ95、96が回転可能に支持されている。
該コロ95、96の軸部95a、95b、96a、96
bは立ち上げ部152、153に形成した溝152a、
153aに嵌入し、コロ96は前記取付板70に当接
し、コロ95はコロ96に当接している。
【0060】前記センターコーンアーム100のほぼ中
央部に該センターコーンアーム100から切り曲げて一
体に形成したカム部材154が形成されており、該カム
部材154には前記コロ95と係合するカム部155、
スライド部156が形成されており、センターコーンア
ーム100の端部にはセンターコーン104が支持され
ている。また、前記取付板70にはほぼコの字状のバネ
取付け部材157が固定されており、該バネ取付け部材
157にはバネ158が取付けられ、該バネ158の一
端はバネ取付け部材157に、他端はセンターコーンア
ーム100との間に張架され、センターコーン100を
図18中時計方向に付勢している。
【0061】前述の実施例では、イジェクトプレート7
9はイジェクトプレート79の案内溝81と前記取付板
70に植設されたガイドピン80とにより図5中矢印A
B方向に移動可能に3か所で支持されているが、この実
施例では、図17に示すように、イジェクトプレート7
9はイジェクトプレート79の案内溝81と前記取付板
に植設されたガイドピン80とにより図17中矢印AB
の方向に移動可能に2か所で支持されており、該イジェ
クトプレート79の浮き上がりを防止するために、前記
取付板70に形成した係合片159にイジェクトプレー
ト79を係合させている。また、前記ガイドピンの1つ
の代わりとして、イジェクトプレート79の一部に突出
部160を形成して、前記取付板70に摺接させてい
る。
【0062】次に、この実施例の動作について説明す
る。前記5.25インチFD210を前記パネル3の前
記挿入口6から挿入すると、その前端が前記ラッチレバ
ー88の立ち上げ部90に当接する。さらに、押し進め
ると、その挿入力により該ラッチレバー88はバネ89
に抗して、5.25インチFD210が装着位置近傍に
くると、ラッチレバー88のスライド縁91と前記イジ
ェクトプレート79の係合縁82との係合が外れ、イジ
ェクトプレート79は前記イジェクトバネ83の引っ張
り力によって図17中矢印B方向に前記ガイドピン80
と案内溝81で規制される位置まで移動する。このイジ
ェクトプレート79の移動に伴いイジェクトプレート7
9に転動可能に保持されているコロ95、96も転動し
ながら、図19の2点鎖線で示す位置から実線で示す位
置まで移動する。この移動に際しては、前記ダンパ85
の作用によりインクプレート79の急激な移動が緩動さ
れ、センターコーンアーム100が緩やかに回動し、結
果的にセンターコーン104がスピンドル66へと緩や
かに係合される。したがって回転するスピンドル、モー
タに対して回転変動を最小限に抑えることができる。こ
のとき、コロ95は前記センターコーンアーム100の
スライド部156に当接しているが、前記イジェクトプ
レート79が移動するためコロ95は前記センターコー
ンアーム100のスライド部156から外れる。それに
より前記センターコーンアーム100は前記軸99を中
心に、バネ158により図18中時計方向に旋回する。
これにより前述したクランプ動作が行われる。
【0063】前記5.25インチFD210の排出に際
しては、操作者が前記イジェクトボタン7を押すと、前
記イジェクトプレート79が図17中矢印A方向に前記
イジェクトバネ83に抗して移動する。さらに、押し続
けると、前記ラッチレバー88の係合縁92と係合して
いたイジェクトプレート79の係合縁82がラッチレバ
ー88のスライド縁91に係合して移動が規制される。
【0064】一方、このイジェクトプレート79の移動
に伴い、イジェクトプレート79上に転動自在に支持さ
れた前記コロ95がセンターコーンアーム100のカム
部155のカム面に沿ったカム作用によりセンターコー
ンアーム100を押し上げる。それによりセンターコー
ンアーム100は前記軸99を中心に図18中反時計方
向に回動し、その結果、センターコーンアーム100の
前記腕部114が前記センターコーン圧板111を持ち
上げると共に、センターコーン圧板111は前記ホルダ
108に固定した止め輪112を持ち上げる。これによ
り、ホルダ108は前記ガイド軸107に案内されなが
ら、持ち上げられ、結果として、センターコーン104
は上昇して、前記5.25インチFD210の磁気ディ
スク212に対するクランプが解除される。
【0065】この実施例では、センターコーンアーム1
00は常にバネ158によりクランプ方向に付勢されて
おり、イジェクトプレート79の移動によりその係合を
外すだけでクランプ動作が可能となり、前述の実施例に
比べて力のロスが少ない。
【0066】次に本発明の特徴部分であるところの、一
方のFDDがリード/ライト中に他方のFDDにFDが
挿入されてスピンドルへとクランピングされたときの負
荷変動に対する対策について説明する。
【0067】FDがスピンドルへとクランプされる際、
スピンドルへと一時的に負荷がかかり、これがスピンド
ルの回転を乱し、リード/ライト動作に悪影響を及ぼす
ことは前述の通りである。
【0068】そして本発明において問題としている3.
5インチFDDと5.25インチFDDのデユアルFD
Dにおいては、特に5.25インチFDが大きいこと、
そのクランプ方式がスピンドルへとデイスクを圧接する
機構であるために、クランプ時の負荷が大きいこと等の
理由もあつて、3.5インチFDを回転駆動して記録/
再生(リード/ライト)している最中に5.25インチ
FDをクランプした際の衝撃により3.5インチFD駆
動機構が回転変動を生じ、リード/ライトデータに異常
を来すことが最も懸念される。
【0069】図21は、3.5インチFDを回転駆動し
てリード/ライト動作を行っている最中に5.25イン
チFDをクランプした際の衝撃により、スピンドルモー
タに生じた回転変動と、後述する本発明の構成によつて
クランプ動作による瞬時回転変動ISV(%)を抑制し
た回転変動特性を示す特性曲線図である。
【0070】従来のように、何等対策を施していない装
置においては、3.5インチFDを回転駆動してリード
/ライト動作を行っている最中に5.25インチFDを
クランプした際の衝撃により、同図の曲線xに示すよう
に、初期に定常回転速度に対して±10%程度の回転変
動が生じており、これはリード/ライトエラーを引き起
こす原因となる。因みに、曲線xで示す装置は、イナー
シヤIを0.4kg−cm2 、クランプ速度vを0.5
m/secとした場合を示すものである。
【0071】この問題を、本発明によれば、イナーシヤ
リング68による慣性質量の増加、センターコーンアー
ム100すなわちセンターコーン104を上下動するイ
ジエクトプレート79を制動し、その動作を緩衝させる
ダンパ85によつてクランプ速度を制御することによつ
て解決するものであるが、これらのパラメータを設定す
る際、操作性、FDを装着してモータを起動してから定
常回転速度に到達するまでの起動時間を劣化させること
なく、最適な設定を行っている。
【0072】以下その設定について実験結果及び理論解
析に基づいて詳細に説明する。
【0073】まず5.25インチFDDにおいてクラン
プ動作を行った際の衝撃が、デイスク回転用のスピンド
ルモータの瞬時回転速度変動(以下ISVと称す)を引
き起こす際の家庭を理論的に説明する。
【0074】クランプ時、センターコーンがスピンドル
に当接したときの力をF1、力F1によつて発生する、
スピンドルモータの回転を停止しようとするトルクをτ
とすると、 τ=μrF1 ……………………… μ……スピンドルの軸受けによつて決まる変換係数 r……クランプ半径
【0075】尚、センターコーンの質量をm、センター
コーンがスピンドルに当たる直前の速度すなわちクラン
プ速度をv、それが時間Δt後に当たって0になつたと
すると、 F1=(v−0)・m/Δt………
【0076】またτは次のようにも表すことができる。
スピンドルモータのイナーシヤをIとすると、 τ=I・dω/dt ……………… ω……角速度
【0077】そしてこのdω/dtがISV(瞬時速度
変動)になる。
【0078】上式より、dω/dtを小さくする
ためにはτを小さくすればよく、τを小さくするために
は、クランプ速度vを小さくすればよい。またτが一定
ならば、Iを大きくすればよい。
【0079】尚、vを小さくすることは、F1の変動周
波数を下げることになり、この変動周波数をスピンドル
モータのサーボ帯域以下にすれば、サーボによるISV
抑制効果が期待できる。
【0080】ここでISVをどこまで小さくすれば十分
であるかを考えるに、ISVによつてリード/ライト動
作に不都合が生じる理由は、FDではその角トラツクが
複数のセクタに分割され、それらのセクタに順番にアド
レスを付与し、データを書き込んで行くようになつてい
るが、デイスクの回転変動が大きいと、各セクタ内に記
録すべきデータが納まらずに他のセクタに跨がって書込
んでしまつたり、他のセクタに書き込むべきデータを書
込んでしまう等の誤動作を生じることに発している。そ
して通常のFDDでは、たとえばISO規格の規定を見
ても、スピンドルモータの瞬時回転速度変動ISVは±
2.5%以下に抑える必要がある。すなわちこの値以内
にISVを抑えておけば、FDフオーマツト上からもリ
ード特性の点から見ても何等問題は生じない。すなわち
この条件を満たすv,Iにしなければならない。
【0081】ISVを小さくするには、クランプ速度v
を小さくすればする程良く、Iは大きければ大きいほど
よいが、実際にv,Iは種々の要因によつて制限を受け
る。すなわち、クランプ速度vは小さい程スピンドルモ
ータに与える回転変動は小さくなるが、vを小さくする
ために、クランプ時の制動力を上げすぎると、それに打
ち勝つイジエクト時の操作力が必要となり、操作ボタン
が重くなり、操作性を著しく低下させることになる。こ
のため実験的に1.5kg程度が限界であると思われ
る。vの最小値vはこの条件から規定されることにな
る。
【0082】またイナーシヤすなわち慣性質量Iは大き
い方がISVは小さくなるが、イナーシヤを大きくする
とスピンドルモータのスタートタイム(モータ起動から
呈上回転状態に達するまでの時間)が長くなるため、立
ち上がり特性が低下する。
【0083】したがつて通常FDを装填してからリード
/ライト開始までに許容される立ち上がり時間としての
規定値0.5sec以下という条件を満たす範囲内にお
いて規定される最大値がイナーシヤIの最大値というこ
とになる。
【0084】次にクランプ速度v,スピンドルモータの
イナーシヤ(主にイナーシヤリング68による)I,イ
ジエクトプレート79の操作力,スピンドルモータのス
タートタイムの関係を考慮して、イナーシヤI及びクラ
ンプ速度すなわちダンパ85の制動力を決定するに至っ
た実験方法及び実験結果を図20の特性曲線及び表1,
表2を参照しながら説明する。
【0085】(a)イジエクトプレート79のダンパ8
5の制動力を固定してISVを測定した結果を表1に示
す。表1はイナーシヤリングの大きさを変化させてイナ
ーシヤを変化させ、ISVを測定したもので、イナーシ
ヤが大きいほどISVは小さくなる。モータ起動時間
0.5sec以下の制限があるため、イナーシヤIは無
制限に大きくすることはできず、実験の結果、図20に
示すように1.8kg−cm2 程度が適当と考えられ
る。そして以後はイナーシヤ1.8kg−cm2 に固定
して以下の説明を行う。
【0086】(b)イナーシヤを1.8kg−cm2
固定してダンパの減衰力すなわち制動力を変化させてI
SVを測定した結果を表2に示す。表2はダンパによる
減衰力が大きい程すなわちクランプ速度が遅い程ISV
が小さくなることがわかるが、減衰力を大きくすると結
果としてイジエクトプレートの押圧力が大きくなり、イ
ジエクトボタンが重くなるため、操作性の面から見た押
圧力の限界を1.5kg以下でISVが±1.5%以内
という条件から、クランプ速度0.1m/sを実現する
ダンパが選択されている。
【0087】図20は上述の各条件を特性曲線によつて
示したもので、左側縦軸はISV(瞬時回転速度変動)
を、右側縦軸はスピンドルモータ起動時間を、横軸はイ
ナーシヤを表すものである。
【0088】同図において曲線a〜dは、それぞれクラ
ンプ速度vをパラメータとし、vを異ならせたときのI
SVをそれぞれ示すものであり、曲線eはスピンドルモ
ータの起動時間を示すものである。またfはISVの許
容限界すなわちISV=±2.5%のラインを示すもの
である。
【0089】同図から明らかなように、ISVが±2.
5%とならず、スピンドルモータ起動時間が0.5se
c以下となり、さらにボタン押圧力が1.5kg以下と
なるクランプ速度すなわち表2より0.1m/s以上で
ある条件は、クランプ速度v=0.1m/sの曲線a
と、ラインfと、起動時間曲線eによつて囲まれる範囲
内であれば良いが、実際にはクランプ速度v=0.44
より大きいクランプ速度はv=0.5まで実験したが、
同図からクランプ速度v=0.44が限界であり、実際
の設定範囲は図の斜線部分の範囲ということになる。
【0090】したがつて設定可能範囲のイナーシヤは
1.2kg−cm2 〜 2.7kg−cm2 、クランプ
速度vは0.10 〜 0.44m/sとなる。
【0091】上記本発明の構成を施した結果、図21に
曲線yで示すように、3.5インチFDDにおいてFD
を回転駆動してリード/ライト動作を行っている最中に
5.25インチFDDでFDのクランプ動作を行つて
も、その衝撃がイナーシヤリング68、イジエクトプレ
ート79すなわちセンターコーンアーム100を制動す
るダンパ85によつて十分に吸収され、ISVが±1.
5%以内に抑えられることがわかる。尚図21はデイス
ク1回転分の期間におけるスピンドルモータの回転変動
を示している。因みにこのときのアナーシヤIは1.8
kg−cm2 、クランプ速度vは0.1m/secであ
る。
【0092】このように、本発明によれば単にスピンド
ルモータのISVの変動を小さくするためにスピンドル
等の回転部分のイナーシヤを大きくし、クランプ速度を
遅くするというのではなく、イジエクト操作ボタン等の
操作性を十分考慮してクランプ速度を設定し、且つスピ
ンドルモータの起動時間を十分考慮してイナーシヤを設
定しているため、操作性、デイスクの起動特性、ISV
すべての点で最適なデイスク駆動特性を実現することが
でき、3.5インチFDDにおいてリード/ライト動作
が行われている最中に5インチFDD側でデイスクのク
ランプ動作を行ってもスピンドルのISVの変化を十分
に抑制することができ、常に良好なリード/ライト特性
を得ることができる。
【0093】
【発明の効果】以上述べたように、本発明におけるデイ
スク駆動装置によれば、複数のデイスクドライブユニツ
トを単一の装置内に備えたデイスク駆動装置において、
特に3.5インチFDDと5.25インチFDDのよう
に異種のデイスクドライブどうしを組み合わせ、その駆
動系の一部を兼用した装置において、一方のドライブユ
ニツトにおけるクランプ動作等による他方のドライブユ
ニツトへの影響を防止し得るようにし、特に3.5イン
チFDDでリード/ライトしている最中に5.25イン
チFDをクランプしてもクランプする際の衝撃により
3.5インチFD駆動機構に回転変動を起こすことがな
く、常に信頼性の高いリード/ライトを行うことができ
る。
【表1】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のFDD全体の外観を示す斜視
図である。
【図2】図2は、図1から外装カバーを取り除いた状態
で示す平面図である。
【図3】図3は、FDDの正面図である。
【図4】図4は、図2で示すディスク装置からカセット
ガイドを外した状態を示す拡大平面図である。
【図5】図5は、図2の裏面を見た状態の平面図であ
る。
【図6】図6は、図5を背面から見た背面図である。
【図7】図7は、駆動機構を示す側面図である。
【図8】図8は、図5のA−A断面図である。
【図9】図9は、図5のB−B断面図である。
【図10】図10は、図5のC−C断面図で、クランプ
動作を説明するための図である。
【図11】図11は、図5のD−D断面図である。
【図12】図12は、図5のE−E断面図である。
【図13】図13は、3.5インチFDの構造を示す底
面図である。
【図14】図14は、5.25インチFDの構造を示す
平面図である。
【図15】図15は、従来例のシステムの回路ブロック
図である。
【図16】図16は、本実施例のシステムの回路ブロッ
ク図である。
【図17】図17は、他の実施例の図2の裏面を見た状
態の平面図である。
【図18】図18は、図17のG−G断面図である。
【図19】図19は、図17のH−H断面図である。
【図20】図20は、イナーシャ及びクランプ速度を決
定するための特性図である。
【図21】図21は、ディスクのクランプ動作によるI
SVの変動を示す特性図である。
【符号の説明】
200 3.5インチFD 201 カセット 202 磁気ディスク 210 5.25インチFD 212 磁気ディスク 1 FDD本体 2 外装カバー 3 フロントカバー 4 挿入口 5 イジェクトボタン 6 挿入口 7 イジェクトボタン 10 5.25インチFDD部のベース 11 3.5インチFDD部のベース 14 カセットガイド 21 スライドプレート 23 プーリ 31 ラッチレバー 43 ヘッドキャリッジ 40 リードスクリュー 51 トラック00センサ 52 PCB 25 スピンドル 64 DDモータのロータ 66 スピンドル 67 PCB 70 取付板 79 イジェクトプレート 87 ラッチレバー 93 立ち上げ部 94 立ち上げ部 95 コロ 96 コロ 100 センターコーンアーム 104 センターコーン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】従来のように、何等対策を施していない装
置においては、3.5インチFDを回転駆動してリード
/ライト動作を行っている最中に5.25インチFDを
クランプした際の衝撃により、同図の曲線xに示すよう
に、初期に定常回転速度に対して±50%程度の回転変
動が生じており、これはリード/ライトエラーを引き起
こす原因となる。因みに、曲線xで示す装置は、イナー
シヤIを0.4kg−cm2 、クランプ速度vを0.5
m/secとした場合を示すものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若沢 徹 埼玉県秩父市大字下影森1248番地 キヤノ ン電子株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに種類の異なるデイスクを駆動する
    第1及び第2の駆動機構を1つの装置内に配してなるデ
    イスク駆動装置であつて、 前記第1及び第2の駆動機構にそれぞれ配され、それぞ
    れ前記第1及び第2の駆動機構へと挿入されたデイスク
    を回転駆動するための前記第1及び第2のスピンドル
    と、 前記第1及び第2のスピンドルに共通の回転駆動手段
    と、 前記第1及び第2の駆動機構にそれぞれ挿入されたデイ
    スクを前記第1及び第2のスピンドルへとそれぞれ装着
    する前記第1及び第2の駆動機構内に配された第1及び
    第2の装着手段と、 前記第1及び第2の駆動機構にそれぞれ配され、前記各
    デイスクに対して情報の記録または再生を行うヘツド
    と、からなり、前記第1及び第2の装着機構の装着手段
    の前記デイスクを前記スピンドルへと装着する速度と、
    前記第1及び第2のスピンドルの少なくとも一方の慣性
    質量との関係を所定の関係に設定したことを特徴とする
    デイスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 互いに種類の異なるデイスクを駆動する
    第1及び第2の駆動機構を1つの装置内に配してなるデ
    イスク駆動装置であつて、 前記第1及び第2の駆動機構にそれぞれ配され、それぞ
    れ前記第1及び第2の駆動機構へと挿入されたデイスク
    を回転駆動するための前記第1及び第2のスピンドル
    と、 前記第1及び第2のスピンドルに連結された共通の回転
    駆動手段と、 前記第1及び第2の駆動機構にそれぞれ挿入されたデイ
    スクを前記第1及び第2のスピンドルへとそれぞれ装着
    する前記第1及び第2の駆動機構内に配された第1及び
    第2の装着手段と、からなり、前記第1または第2の装
    着手段が動作されたとき、その装着動作による負荷変動
    の前記各スピンドルへの伝達を所定値以下に抑制する抑
    制手段と、を備えたことを特徴とするデイスク駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記抑制手段は、前
    記第1または第2の装着手段の前記デイスクを前記第1
    または第2のスピンドルへと装着する動作を緩衝する緩
    衝機構と、前記第1及び第2のスピンドルに設けられ、
    所定の慣性質量を得るためのロータとからなることを特
    徴とするデイスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記第1及び第2の
    装着手段が動作されたとき前記スピンドルの回転速度の
    変動が±2.5%以内、前記回転駆動手段による前記ス
    ピンドルが起動時間が0.5秒以内となるように、前記
    ロータの慣性質量が設定されるとともに、前記緩衝手段
    の前記第1または第2の装着手段への制動力が設定され
    ていることを特徴とするデイスク装置。
  5. 【請求項5】 第1のデイスクと、前記第1のデイスク
    より大きい第2のデイスクをそれぞれ駆動する第1及び
    第2のデイスクドライブユニツトを1つの装置内に配し
    てなるデイスク駆動装置であつて、 前記第1及び第2のデイスクドライブユニツトにそれぞ
    れ配され、挿入された第1及び第2のデイスクをそれぞ
    れ回転駆動するための前記第1及び第2のスピンドル
    と、 前記第1及び第2のスピンドルに共通のモータと、 前記第1及び第2のデイスクドライブユニツトにそれぞ
    れ挿入されたデイスクを前記第1及び第2のスピンドル
    へとそれぞれ装着する前記第1及び第2の装着手段とを
    備え、 前記第1のデイスクドライブユニツトが前記デイスクを
    回転している状態で、前記第2のデイスクドライブユニ
    ツト内において前記第2の装着手段が動作されたとき、
    前記第1のスピンドルの速度変動が所定範囲内となるよ
    うに、前記第2の装着手段の前記デイスクを前記スピン
    ドルへと装着する速度を設定したことを特徴とするデイ
    スク駆動装置。
  6. 【請求項6】 第1のデイスクと、前記第1のデイスク
    より大きい第2のデイスクをそれぞれ駆動する第1及び
    第2のデイスクドライブユニツトを1つの装置内に配し
    てなるデイスク駆動装置であつて、 前記第1及び第2のデイスクドライブユニツトにそれぞ
    れ配され、挿入された第1及び第2のデイスクをそれぞ
    れ回転駆動するための前記第1及び第2のスピンドル
    と、 前記第1及び第2のスピンドルに共通のモータと、 前記第1及び第2のデイスクドライブユニツトにそれぞ
    れ挿入されたデイスクを前記第1及び第2のスピンドル
    へとそれぞれ装着する前記第1及び第2の装着手段とを
    備え、 前記第1のデイスクドライブユニツトが前記デイスクを
    回転している状態で、前記第2のデイスクドライブユニ
    ツト内において前記第2の装着手段が動作されたとき、
    前記第1のスピンドルの速度変動が所定範囲内となるよ
    うに、前記第2のスピンドルに連結されたロータの慣性
    質量を設定したことを特徴とするデイスク駆動装置。
  7. 【請求項7】 第1のデイスクと、前記第1のデイスク
    より大きい第2のデイスクをそれぞれ駆動する第1及び
    第2のデイスクドライブユニツトを1つの装置内に配し
    てなるデイスク駆動装置であつて、 前記第1及び第2のデイスクドライブユニツトにそれぞ
    れ配され、挿入された第1及び第2のデイスクをそれぞ
    れ回転駆動するための前記第1及び第2のスピンドル
    と、 前記第1及び第2のスピンドルに共通のモータと、 前記第1及び第2のデイスクドライブユニツトにそれぞ
    れ挿入されたデイスクを前記第1及び第2のスピンドル
    へとそれぞれ装着する前記第1及び第2の装着手段とを
    備え、 前記第1のデイスクドライブユニツトが前記デイスクを
    回転している状態で、前記第2のデイスクドライブユニ
    ツト内において前記第2の装着手段が動作されたとき、
    前記第1のスピンドルの速度変動が所定範囲内となるよ
    うに、前記第2の装着手段の前記デイスクを前記スピン
    ドルへと装着する速度及び前記第2のスピンドルに連結
    されたロータの慣性質量を設定したことを特徴とするデ
    イスク駆動装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記第1のスピンド
    ルの前記速度変動が±2.5%の範囲内となるように、
    前記第2の装着手段の装着速度及び前記ロータの慣性質
    量が設定されていることを特徴とするデイスク駆動装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記第2の装着手段
    の装着速度及は0.1〜0.44m/sec、前記ロー
    タの慣性質量は1.2〜2.7kgcmの範囲内で設定
    されていることを特徴とするデイスク駆動装置。
JP4316403A 1992-10-30 1992-10-30 ディスク駆動装置 Pending JPH06150517A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5522761B1 (ja) * 2013-03-04 2014-06-18 Necインフロンティア株式会社 ディスクアレイ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5522761B1 (ja) * 2013-03-04 2014-06-18 Necインフロンティア株式会社 ディスクアレイ装置

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